07/06/30 06:41:27
自転車のペダルを踏んで、一人で南米大陸を横断した大阪府枚方市内の冒険野郎が８月１３日、ドライブ旅行中の徳島県下で、道を聞いた地元の暴力団員に殴り殺された。
知らせで駆けつけた家族は、「人類未踏の密林より、国内の方が危険なのですか。」と涙を流していた。
同日午前０時５０分頃、徳島県海部郡日和佐町の県道で、枚方市●●●、溶接業中西秀人さん（３１）が、徳島市●●●町２丁目、暴力団●●会組員森●●（２２）に「城山へ行く道を教えてくれ」とたずねたところ、「聞き方が悪い」と、突然殴られて倒れた。
さらに、森が中西さんの胸、腹などを蹴り続けているのに近所の人が気づいて牟岐署に１１０番した。
同署員が駆けつけた時には中西さんは死んでおり、その場に立っていた森を傷害致死の疑いで緊急逮捕した。
同署の調べでは、中西さんは四国一周のドライブ旅行中で、現場から数百㍍離れた県道に車を止め、宿への道をたずねる人を探して夜道を歩いていた。
偶然現場近くの知人宅に乗用車で組長を送り、組長が帰るのを待っていた森に声をかけたらしい。
調べに、森は「しつこく道を聞かれたのでカッとなってやった」と答えている。
中西さんは昭和５４年３月から約５ヶ月間かけ、単独でペルーからブラジル側へ６５００キロの南米大陸を、アマゾン川沿いに横断した。
途中、標高約４０００㍍のアンデス越え、アマゾン源流の踏破など、冒険家の一人に挙げられている。