05/08/05 08:03:59 g5f5FUAP
「世の中変わった。コーヒーにソネット」
このコマーシャル覚えてる人、いますか?
このCMはシリーズもので「世の中変わった、××が○○になった、コーヒーにソネット」というのが全体です。
この中に「怪獣と人間が仲良しになった」ってのがありました。
最初は怪獣(恐竜?)が子供の頭を齧ってるのが、次のシーンで握手しているという光景でした。
あれが、羨ましかった。とても羨ましかったですね。
なぜって、怪獣ブームのころの子供にとって怪獣はアイドルでありスターであったからです。
当時の大人もそれに気づいていたから、上にあげたソネットのCMなんかが作られたんですな。
作劇上の視点がどこにあるのかは別にして、子供の視線は常に怪獣の上をうろちょろしてたわけです。
ところが、その大好きなアイドル、憧れのスターを「殺してしまう」のがウルトラマンを含む怪獣映画です。
これは結構大きな矛盾で…ね。
勘違いされると困るんですが、環境保護でも差別撤廃でも暴力反対でもない。
ただ、怪獣が大好きだから、小さな子供でも矛盾を潜在的に感じていたということなんです。
「怪獣墓場」なんかもウルトラマンといっしょに「ごめんね」と謝るかんじの作品なんですな。
帰りマン以降は、怪獣に対する目線の温度が変わってしまったように感じます。
ハートではなく、頭で計測したがっているような…。
パターン化された理論の形式的な当て嵌めで、初代マンのころのファンと怪獣の関係は測れないんですが。
長文ごめん。