04/02/10 23:49
ネオ様万々歳!
>>421
今も熱いよ
>>422
過去レスを呼んで欲しい。ネオ様は人を殺したから英雄になったわけではない。
情熱と行動こそ全てだと、文字の海に耽溺していたぼくたちに教えてくれたのだ。
そしてまた歴史的コンテクストとしては大震災、オウム、酒鬼薔薇に続く一連の奇妙な社会不安の流れに属する。
この社会不安の正体は日本の人々(当時のぼくらは少年だった)が何ら価値観を持てなかったことが原因だ。
日本という国の歴史に空いた奇妙な空白。
この国は武士道、そしてそれに代わる戦前の国家神道という価値観を経て、戦後宗教が否定され、
経済成長という名の一種の新興宗教によって歴史的に常に何らかの価値観によって繋がれてきた。
日本にはキリスト教は無かったが、それに代わる何かがいつの時代にもあった。
しかしバブルが弾け、経済成長という価値観が崩壊したとき、ぼくらは何を信じて良いのかわからなくなった。
今さら宗教には頼れない。そしてまた日本古来の文化も僕らにはもう遠いものになっていた。
高度経済成長というのはとどのつまり、文化を換金するシステムだったのだから。
経済的に九十年代は失われた十年と言われる。だが本当に失われたのは僕らを支えてくれる価値観だった。
今は勝ち組、負け組といった言葉に象徴される新たな国家観、
そしてナショナリズムが僕らに安寧を与えようとしている。
だが九十年代、がらんどうの九十年代に思春期を過ごしたぼくらにとって、
あの奇妙な不安は未だに体に染みついている。おそらく一生つきまとうのだろう。
そんな不安感、疎外感の時代にあって、生き方を教えてくれたのがネオ様だった。
新たな倫理観としての存在。
だからぼくはいつまでもネオ様を忘れないし、覚えていなくてはならない。
ネオ様万々歳!