06/08/08 03:27:04 +XVbJYDT
「公債」と同列に語られてもなあ・・・
982:無名画座@リバイバル上映中
06/08/08 04:22:31 G6fcKe7m
それでも、現代の私たちが『独裁者』を見ても、戦意高揚映画とは
受け取られないのではないでしょうか。当時はそういう意味合いも
含まれていたのかもしれませんが、ナチス・ドイツ―ヒトラーの野望
が崩壊して50年以上経った今日なお、『独裁者』が私たちの胸を打
つのは、当時の凡百の戦争プロパガンダ映画を超えた普遍的な
メッセージがあの作品に込められているからだと思います。
北朝鮮の金正日など、今日なお地上にある「独裁者」の存在全てに
対する批判の映画として受け取られるのです。
愚かな政治指導者の存在が原因で起きた世界各地の紛争、貧困
などのニュースを見るにつけ、私たちは暗い思いになりますが、チ
ャップリンはそんな私たちに希望と勇気を与えてくれます。
彼が『独裁者』の最後の床屋の演説で「Fight!」と呼びかけるのを、
「参戦せよ!」の意味で理解する人は今日いないと思います。
愚か者が政治権力を握って世界の平和を乱している現状に対して
悲観的になり、厭世的になるのではなく、問題意識をもって、自分
にできることから始めよう、という気にさせられるのです。
自分自身の人生に対して、勇気を奮い起こして、困難を乗り越えて
行こう。他者へのネガティブな感情に打ち克って、協力と対話の姿
勢を取ってアクションを起こそう。そういう意志としての「Fight!」であ
ると理解しています。
時代の制約を受けない芸術家はいないわけで、時代の制約を受け
てなお時代を超越したメッセージを己が作品に込めることのできた
作家こそが、偉大な芸術家として歴史に名を残し、その作品は今日
なお鑑賞に耐えるものとして受け取られています。
映画は特に、その時代の制約を受けながらも普遍性ある作品を残
そうとして、クリエイターがさまざまな権力や大衆の無関心と闘わな
ければならないメディアの最たるものではないかと思います。
983:ヒットラー大野
06/08/08 05:03:21 ggsI4c/H
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政治の本質はフィクションだ。
政治は演劇と同じ、国家が行うショーなのだ。
小さな嘘はすぐばれるが、大きな嘘は真実になる。
虚偽を創造する巨大なメカニズム、それが国家だ。
大衆共に壮大で甘美な夢を見させてやるのが我々の務め。
国家はそのためのドリームマシーンだ。
984:無名画座@リバイバル上映中
06/08/08 05:04:18 ggsI4c/H
“2つの極”はますます進む。
人類と社会のあらゆることが、未来には、両極端に分かれてしまう。
たとえばカネだ。一方には腐るほど大量のカネを持ち、広く高価な土地を持ち、
労せずして限りなく肥っていく階級が現われる。
だが少数の彼らが現われる一方、他方の極には、何をどうやっても
絶対に浮かび上がれない連中も現われるのだ。
それはカネだけの問題でもない。より正確にいえば、精神の問題だ。
限りなく心が豊かになっていく精神の貴族、精神の新しい中産階級が現われる半面、
支配者が笑えと言えば笑い、戦えといえば戦う
『無知の大衆』『新しい奴隷』も増えていくのだ。
985:無名画座@リバイバル上映中
06/08/08 09:26:07 CT7FnqyM
つまり9月までサヨウナラということだ。
986:無名画座@リバイバル上映中
06/08/09 00:22:26 kBVMv3Vg
>>982
>『独裁者』を見ても戦意高揚映画とは受け取れないのは-普遍的なメッセージが-込められているから
戦意高揚と感じない本当の理由は、日本では平和のために戦えなどとオダテられ、民衆の意思で戦争をした
経験がないと、「思い込んでいる」からだろう。
しかし日本でも民衆は、日露戦争では戦争を要求し、太平洋戦争では真珠湾攻撃に溜飲を下げた(是認し
た)。現在の日本人はそれを忘却しており、戦争なんてのは独裁者が勝手に起こすものとお気楽に考えてい
る。
いい気なものだ。
>愚かな政治指導者の存在が原因で起きた世界各地の紛争貧困など
いかにも映画ファンらしい幼稚な(純真無垢な)見方だが、そもそもヒトラーは民主主義
手続きで独裁的権力を獲得している。
そして現在の戦争は独裁者が起こすものではない。ブッシュは、イスラエルの首相は、
旧ユーゴ諸国の指導者は、全て民主主義で選ばれ国民の支持を得て戦争を起こした。そし
てテロを起こす人々とはまさに民衆そのものだ。
独裁者を見て、エエナア、なんて思うのは過去の戦争と現在の紛争の成り立ちを知らない、
純真な(間抜けな)映画ファンだけだろう。
987:無名画座@リバイバル上映中
06/08/09 09:01:25 08qpkkjL
>>986
ヒットラーが民主的手続きで政権とったけど、その維持に非合法手段を使ったのはどーした?
大体、日露戦争がどうして起こったかわかって書いてるのか?
988:無名画座@リバイバル上映中
06/08/09 15:05:52 JJtVDgrF
ID:kBVMv3Vgこいつは他スレでも叩かれて消えていった嫌われ者だ。
質問しても自分に都合の悪い事は全く無視して痛々しい持論を、だらだら
書き続ける。
最大の特徴はみんなを一段高いところから見下ろした書き方をするところ。
最初はみんなもまともに相手するが、都合の悪い質問や反論は無視するので
だれもあきれて反応しなくなり、暫く暴れてた後消えていく。
今回も上海のユダヤ人狩りなんて妄想を語ったりしてるが、反論は無視している。
放置がもっとも適切な対応だよ。
989:無名画座@リバイバル上映中
06/08/09 17:07:39 EETGOLpQ
次スレたてました。
スレリンク(kinema板)l50
990:無名画座@リバイバル上映中
06/08/09 17:47:55 kBVMv3Vg
>>988
>上海のユダヤ人狩りなんて妄想を語ったりしてるが反論は無視
そんなに旧日本軍の悪行を知りたいのですか?
既にアウトラインは抑えてある、スレ違いでもあるしどうしようかと思って
いたが・・。まあその内暇になったらどこかに書こう。
しかし自分で調べようという気はないのかね?
991:無名画座@リバイバル上映中
06/08/09 18:07:32 kBVMv3Vg
>>987
>日露戦争がどうして起こったかわかって書いてるのか?
センセイ、すみません、ボクチン知らなかったヨ。
・・・教えて、エライ人。
アトー、東京帝国大学国際政治学7博士の戦争すべし論リーク事件とかも
詳しくないのでよろしく。
992::無名画座@リバイバル上映中
06/08/09 21:44:03 yyXuG2Aj
「サーカス」の綱渡りシーン爆笑
猿の演技神
頭上を凝視しながらスナック菓子食べ続けるおっさん
に大受け
戦後のあまたのコメディ映画の笑いが
時代の流れとともに色褪せていくのに
80年も前の映画なのにこれだけ笑えるのは
すごい
と流れを無視し書いてみる
993:無名画座@リバイバル上映中
06/08/10 01:11:27 FWjzarGp
大野裕之の研究が足りない(特にチャップリンと戦争の関係)のは彼の先行研究者のためなのかもしれない。
大野は参照すべきチャップリン研究として、先行している岩崎昶、江藤文夫をあげ彼らは更に、G・サドゥールを参照している。
サドゥールはサイレント期映画研究の大家であり、1957年にチャップリン研究書を書き日本語訳も1966年に出ている。
サドゥールはチャップリンはアメリカのWW1参戦に対し批判的だったと見ており、公債募集のキャンペーンに参加した
のも不本意であったとする。「担え銃」の前半は前線の過酷さの告発で、後半には本来、米大統領まで主人公が捕獲す
るラストが存在し、全体が正に戦争プロパガンダ映画への皮肉になっている、と書いている。だがその根拠は何も明記
されておらず彼の印象なのであろう。独裁者に当時親ナチ的だったアメリカ社会がチャプリンを邪魔したか詳しく書い
ているが、映画の戦争への態度には何も触れていない。
フランスでリアルタイムにこの映画を見た彼には、戦争賛成が当たり前であり、書くまでもない事なのであろう。
岩崎昶は1973年に研究書を出し、「担え銃」についてサドゥールと矛盾する自伝の記述を知りながら、全体の雰囲気か
らやはり反戦映画が目的であったと判断し、ラストがカットされチャップリンには不本意であったが、結果として兵士
からその反戦的メッセージ故に支持されたと書いている。独裁者~殺人狂時代~ニューヨークの王様にかけてチャップ
リンが自由を求めて、ナチやアメリカと映画で戦ったという岩崎昶の記述は見事だ。しかしそこでは独裁者が、戦争賛
成であることは明記されていない。戦時中、戦争プロパガンダ映画を、自分でも作らざるを得なかった左翼映画人とし
て、映画人が愛国心から戦争賛成を訴えるのは当たり前であり、また醜い事でもありあえて触れなかったようだ。また
彼には戦前と戦後で、映画人の映画への態度が戦争賛成から反対へ180度転換するのは、身をもって体験しており何も
不思議はなかっただろう。そういう理由で独裁者→殺人狂時代へのチャップリンの戦争への態度の変化に何も触れなかっ
たのに違いない。
江藤文夫は1980年に批評を連載したが、映画評論は専門ではなくかなり堅苦しい。彼はほぼサドゥールに沿っているが独
裁者については純真に反戦映画であると感じているようだ。これは終戦時18歳で戦後8年かかって大学を出た彼の出自か
ら簡単に了解できる。
戦時中は熱心な軍国少年、戦後は反動で純真な平和主義者となり、その状態で1960年に初めて独裁者を見たのだ。彼に
とって優れた映画は全て戦争に反対するものであるという事には、何の疑問もないに違いない。
以上の3人を参照する限り、チャップリンは一貫して戦争に反対する平和主義者で、独裁者は反戦映画という事実に反した
解釈が大野の頭の中に生まれるのも無理はない。
しかし橋本勝や福川粛は、明確にその過ちを指摘しており、2005年にチャップリン再入門を出した大野裕之がそれら新し
い解釈を参照していないのは、彼の能力を疑いたくなる。
2chの愚かな子供たちも、おそらく1995年出版で入手しやすい江藤文夫の児童書でチャップリンへのイメージを膨らませたの
ではないだろうか。しかし現実は甘くないのである。
994:無名画座@リバイバル上映中
06/08/10 01:28:26 gv3Hp+2/
できれば「議論」の続きは別スレ立ててやってくれないか? 「チャップリンの戦争観」みたいなやつ。
べつに普通のスレにときどき議論持ち込んできても構わないからさ。
でないと>>992みたいなレスがうもれちゃうよ。
けっこう細かいシーンのこと書いてくれてるレスが他にも、ちょいちょいうもれちゃってるんだよ?
995:無名画座@リバイバル上映中
06/08/10 03:29:36 g2bZVdY6
うめ
996:無名画座@リバイバル上映中
06/08/10 03:37:01 xBF/nVaV
埋め
997:無名画座@リバイバル上映中
06/08/10 03:41:23 xBF/nVaV
997
998:無名画座@リバイバル上映中
06/08/10 03:42:39 xBF/nVaV
998
999:無名画座@リバイバル上映中
06/08/10 03:43:24 xBF/nVaV
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1000:無名画座@リバイバル上映中
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