06/10/07 12:30:55 ScAax/tI
>>597
会津学鳳のF1が素晴らしかった。旋律の横の流れと、縦のハーモニーのバランスの
取れた、「歌わせる」ポリフォニー演奏で、テンポの揺らし方やクレッシェンドの
付け方等、絶妙だった。意外と言っては失礼だが、高橋先生がここまでゲレーロの
譜面を深く読み込んでいることに感心させられた。自由曲は名前の読み方も分からん
作曲家の曲で、ネッチョリとした曲をネッチョリと演奏。それらしい雰囲気は出たが、
ソロがもっとスカッと声出さないと、効果半減だと思う。
G3はどこがやってもソコソコできる曲、喜多方のはお手本のような盛り上げ方。
自由曲はカライの「スタバート・マーテル」で、縦横とも端正にキチンと揃えた、
綺麗に響く演奏。シュプレッヒェンで叫ぶところとの対比が効果的だった。ハモって
いるか、喋っているかだけの単純な曲なので、テナーの弱いの隠すのに好都合だったw
郡山東のF2はフレーズを細切れにする解釈で、メンデルスゾーンらしいニュアンスの
出ない、様式面に誤解のある演奏。先生が代わって音色は綺麗に整ったが、自由曲の
三善晃も細部にこだわり、全体を見通した曲の設計がない。
前任者の大雑把だが正攻法の音楽作りが、懐かしく思い出される。
安積男声はM1で、柔らかい声質は良いがハモリに溺れすぎ。でもモラレスを聴けて
満足。自由曲はトルミスの「大波の魔術」、指揮者が充分に練り上げ、計算した効果を
実現するだけの技術が生徒にあった。ただ、混声では出せたフォルテが出せなかった。
安積女声のF1は、アゴーギグの工夫だけで聴き入らせる知的な演奏。
自由曲も喉の力を抜いた、頭声の美しい声とハーモニー。ソツなく美しいが、
山場のない、聴かせドコの良く分からない演奏とも感じられた。