06/07/31 18:08:05 AUtpl1ZX
黎明の定演、行ってきた。
2時に始まり、終演が5時過ぎ。正味の演奏時間も2時間を超えていたか?
最後のアンコール曲「瑠璃色の地球」でも声が嗄れること無く、最高音を
余裕持って引っ張っていた。
演奏内容は、全体に充実していた。
鈴木作品二つが良い。「良寛」は非常に澄んだ、透明感のある音で、ある意味
宗教的な精神性の高さが良く表現されていた。
「火へのオード」は、黎明らしい、団結力と集中力を感じる好演。知情意兼ね
備えていた。昨年のコンクール自由曲は凄かったな。
ただ、所々入りのタイミングが合っていなかったり、強音を張ってしまったり
(特にソプラノ)と、若干の疵もあった。精度を高めて行けばCDは期待できるかも。
コンクール曲かと思われる委嘱曲は未完成のため、課題曲を演奏していた。
もう一つの委嘱作品「SPOT」はイタリアの若い作曲家の作品。合唱とピアノ
の他、ソプラノ、メゾのソロと打楽器、語り、若干の演技とダンス(?)が入る
舞台作品であることを意識した創り。「訳わかんねえ」と言われかねないごちゃ
ごちゃして、しかも結構長い曲だったが、意外と飽きなかった。
合唱とピアノの質に比して、語りとダンスが水準に達していなかったのが残念。
男の子が演っていた死神の仮面は、某少年誌の漫画のパクリに見えた。真面目な
ステージと企画ステージを混同してはいかん
企画ステージは、よくある演出。昨年もだったが、声が小さく感じるなあ。
ソプラノに上手い子が数人居るらしいことが、(周りの声が小さいので)解った。
企画ステージだから、一人二人の声が飛び出すのは良いだろう。
それを他のステージで感じさせないのは、流石。
最後に男子! 腹筋やれ。腹筋。一日千回!