04/11/15 16:04:29 eegdQ46+
【つづき】
書く必要もないのだろうが、蛇足と思いつつも付け加えておく。
俺は、こうしてこの話を書きながら、思うのである。
「あのとき、W子からまさみのパンツ(多分)を受け取っていたらどうなっただろう?」
歴史に「もしも」が無いように、こんなことを考えても詮無いことであるが、
多分、人生変わっていただろう。良い方にか悪い方にかはわからぬ。
しかし、俺は今の人生に満足しているので、あのとき湧き起こる欲望にも負けず、
耐えてパンツを手に取らなかった己を褒めたいと思っている。
W子は3年のときのクラス替えで俺と別々になった後、
どうしようもないDQN(仮にPとしておく)と付き合うようになる。3年の一学期、
とあるマンションの屋上でPとW子が「やってた」だのという噂を耳にしたときには、
「おいおいW子よ、おまえ、Pとだけはやめとけ」と思ったものだ。
そう思ったが、俺が口出しする筋合いのものでもない。正直なところ、ヘタレの俺は、
人間のクズという名が相応しいPとは関わり合いになりたくなかったのである。
中学3年の夏休み、Pは他校の女生徒を強姦し、鑑別→年少の黄金コンボを決め、
中学の卒業式に参加することすらできなかった。卒業アルバムの集合写真には
Pの顔が丸枠でくくられて載っている。年少を出た後、Pは暴力団に入った。
W子は高校に入学するも、三日で退学。なぜかPのバシタ(女房)となって、17で出産。
しかし、Pは暴力団でも使えない奴だったようでクビ(?)になり、W子と離婚。
現在は、P、W子ともに消息不明である。調べる気も無いが。
考えてみれば、中2のときに俺がW子を受け入れ、お付き合いをしていれば、
W子の人生はもう少し違った物になっていたのではなかろうかと、
過干渉で非常識にも不遜ながら思う俺ではあった。でも、どうにもならんな、ちくしょう。
ああ、なんか湿っぽくなってしまったようだ。
すまん、こういうオチになるとは思わなんだが、全くのウソも書けない。