07/01/20 04:19:11 PiAiou1W
「お兄さ~ん、遊んでかない?」(メス豚が。近寄るんじゃねえ)
「ね~え、遊んでいこうよ。安いよ」(汚ねえんだよ、寄るなメス豚)
「……いくらだ?」(待ってろよ、今俺が押さえ込んでやるぜ)
「はい、一人300円になります。妹さんとお二人ですか?あっと、
すいません一匹小屋から抜け出てきまして。取り押さえるので少々お待ち下さい」
"家族で遊べる養豚ランド・ピギーズ"の経営者鈴木は、男女二人の客にそう言った。
(ん、この女、どこかで見たことがある。そうだ、この前中央総合病院で見たんだ。
産婦人科の前の椅子に座ってた女だ。こいつ、こんな可愛い顔して凄えこと
一杯やってるってわけか。やはりこいつメス豚だ。なんだ、それなら
遠慮することはない。さて、どう料理してやるか)鈴木はニヤリと哂った。
「あ~楽しかった。っていうか、凄かった。ホントに」女は言った。
「私も楽しみましたよ。はい、これお土産の特製チャーシューです。
レバーと腎臓なんかも全部入ってます。すぐにお使い下さいね」
「噂に聞いてた通り本当にあなたって上手なのね。テクニシャンってヤツ?」
「恐縮です」
「ほんの30分で私の兄さん一人解体して、こんな小さなボックスに詰めちゃうんだから。
それにしても私のコードネーム、何とかならない?"メス豚"ってちょっとねえ」
「すいませんね、養豚業者のセンスってことで勘弁して下さい。まあでも
養豚場からの臓器の運び屋としてこれ以上ふさわしい名前はありませんよ。
それより病院でお客さん達がお待ちでしょう。早く行ってあげなさい」