07/03/25 20:57:50 vmjr0pPt
SOS団全員と対面した佐々木はキョンからひとしきり紹介を受けた後に一行と別れる。キョンはそれだけで何も問題ないと思っていたが、
古泉はそこでハルヒがキョンの中学時代を初めとする過去の部分に無意識下の関心を寄せ、それがストレスとなって閉鎖空間を生み出
しているという。
佐々木とは何でもないと釈明するキョンだが、古泉は疲労もあって取り合おうとしない。ふと、『長門ユキの逆襲 予告編』の映像に見入
っている女子生徒にキョンは気づく。何やら夢見がちなその少女はこの春入学したばかりの一年生、樋野はづきと名乗る。
何やら少なからずSOS団に興味を示したらしいその女子に、キョンは懸案事項を増やす。翌日古泉が団活を休む。キョンはまた閉鎖空
間かと訝り、そこへ樋野が現れる。ハルヒは樋野を中に通し、早速面接を開始。その時点では特別変わった様子もなかったが、帰り際、
樋野はキョンに「わたしは違う世界からやって来た」と告げる。
家に帰るとなぜかハルヒが軒先にいる。家庭教師のために来たと言うが、どうにも解せないキョン。翌日、ハルヒにそのことを言うと、ハ
ルヒは昨日キョンの家になど行っていないという。訊けば訊くほどハルヒの機嫌を損ねそうだったので、放課後を待たずして部室に行くと
そこに樋野がいる。にこやかに笑う樋野。キョンは樋野に「違う世界」が何なのか、そしてなぜSOS団に入ったのか尋ねる。すると樋野は
「自分の世界に涼宮ハルヒを連れて行くため」だと言う。これまで様々な不可思議現象に立ち会ってきたキョンは、その言葉の真偽を判
断しかねる。
放課後、樋野は部室に現れず、古泉は相変わらず疲労状態のまま団活に復帰。古泉は佐々木とキョンの過去について問いただすが、
キョンは断固としてそれに答えようとしない。このことでキョンと古泉の間に小さな摩擦が生じはじめる。