2chライトノベル板大賞 2006下半期at MAGAZIN
2chライトノベル板大賞 2006下半期 - 暇つぶし2ch55:3/3
07/01/13 16:56:21 rGp1Yg6D
●2006年下半期ベストキャラクター賞

{{天野遠子&井上心葉}}(文学少女”と繋がれた愚者)
 本を食べる文学少女と、元・覆面美少女作家の文芸部コンビ。
 心葉におやつをねだる遠子先輩と、
 なんだかんだいっておやつを書いてあげる心葉のやりとりが良すぎる。
 琴吹ななせと心葉にしようかと悩んだけどこっちで。

{{高須竜児&逢坂大河}}(とらドラ3!)
 くっつきそうでくっつかない二人。
 竜虎の仲は今後進展していくのか!?

{{天野遠子&井上心葉}}


56:55
07/01/13 16:57:32 rGp1Yg6D
すんません>>55の一番下にある{{天野遠子&井上心葉}} はミスなのでカウントなしでお願いします。

57:1/2
07/01/13 16:59:03 eDwQDXe6
集計人さんおつかれです。
投票させて頂きます。

○<<BLACK BLOOD BROTHERS>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
ついに完全に目覚めたスロースターターあざの耕平。
ジローへのミミコの熱い想いには、涙腺が弛みかけました。
ジローとゼルマンの壮大なスケールで贈られるバトルの熱さ、陣内部長がミミコに残した一言。
素晴らしい。
クライマックスに入ってからの熱狂的な盛り上がりに関して評価が高い作家なので、今後の展開が最も楽しみです。

<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
極限の精神状態まで追い詰められた主人公・桜乃タズサの心理描写は鬼気迫るものでした。神掛かり的でした。
締めくくり方も素晴らしいとしか言いようがありません。
単純に質で言えば、今期最高だったと思って間違いないかと。

<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
生々しい筆致もさることながら終盤での遠子先輩の前向きな激励は、言葉では言い表せないくらい良かったです。
感動しました。
コメディ的にもシリアス的にも、非常に高い位置でバランスが取れている傑作だと思います。
遠子先輩にスポットが当たることが多いですが、ツンデレ琴吹さんの魅力も相当なものですよ。
彼女がデレ期に入るときが待ち遠しいばかり。
というか、もう入ってる。



58:2/2
07/01/13 17:00:20 eDwQDXe6
<<狼と香辛料Ⅲ>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
ホロとロレンスの裏を掻き合う会話は、非常に上質かつ洗練されていますね。
経済を扱ったストーリーがいつも新鮮に感じられますが、むしろホロとロレンスの軽快な会話や垣間見られる絆の強さが印象的。
この二人は最強のコンビ。
たまりません。
ホロのしっぽさわりたい。

<<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】
値が張るので注目度は低いのではないでしょうか。
しかし、上記の作品群に比較しても全く見劣りしない大傑作です。
軍事関連の描写の圧倒的な密度の濃さは相変わらずですが、人物と人物の繋がりを非常に深く踏み込んで描いているシーンの数々は、恐ろしくレベルが高いと思わされました。
高いのにこれからもずっと追い続けたいと思わされるシリーズ。


59:イラストに騙された名無しさん
07/01/13 17:12:23 66/DGB+n
>>57
BBBは長編と短編が出たから、正式タイトル
書いた方がよくない?

60:イラストに騙された名無しさん
07/01/13 17:34:21 eDwQDXe6
すいませんでした。本編6巻の方です。


61:イラストに騙された名無しさん
07/01/13 18:33:46 SKksoNim
<<きゅーきゅーキュート!>> 【著:野島けんじ/絵:武藤此人/レ:MF文庫J】
結果的に主人公がハーレム状態になってしまったり、なぜか女の子たちと仲良く
なってしまったりと、学園の男子から羨望の目でみられてしまうというお決まり
のパターンだが純粋な楽しいラノベとして楽しめた。

<<サンダーガール! 3 闇ノ宮>> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】
依坐としての自覚が生まれたメイと迷うナナミという、ふたりの立場が今まで
と逆になる展開に意表をつかれました。シリーズが進むにつれて面白くなって
いき期待大。


62:イラストに騙された名無しさん
07/01/13 21:43:04 PC2X13mn
さて、ついにこの季節になりましたか。祭りじゃ祭りじゃ。

<<文学少女と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡志穂/レ:ファミ通文庫】
このシリーズは何と言ってもラストがヤバイ。特にこの二巻のラストは読み終えたあと頭が吹っ飛ばされるような破壊力がある。
シリーズ自体も三巻目に突入し、衝撃の事実が明らかに。今、最も続刊を楽しみに待つシリーズ。

<<半分の月がのぼる空8>> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】
祝。シリーズ完結。もっとも、本編は去年に完結してて今年は後日談+短編集ですが。
しかし、この短編集に収録されている「雨」が素晴らしい。祐一と里香の学園祭の話です。祐一と里香の間にあるものを最高に感じ取れる作品だと思うので未読の方は是非読んでほしいです。

<<空ノ鐘が響く惑星で>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
祝。完結その2。パンプキンの活躍っぷりが凄まじいが、かっこいいのでよし。
480ページの厚さをもって一気に物語を展開させ、完結にもっていく方法に半ば強引さを感じるが、勢いと読み終えたあとのスッキリ感は今年一番ではないでしょうか。

<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS】
十八の島々とそこに住む人々の話を語る煌夜祭。二人の語り部が己の持ち話を次々と披露する。
今年一番の新人。短編集として読むと各話の出来のよさに驚嘆するが、長編として読むと作者の構成力に驚愕する。
この人の新作には期待したい。

<<ネコのおと>> 【著:長いので省略/絵:左に同じ/レ:富士見ミステリー文庫】
富士ミスの企画により、富士見の人気作家7人によるリレー小説。
この作品は「学級日誌」をバトンに各作家の持ちキャラが一日を過ごす話。
学級日誌には不思議な力があり、その日に書いたことが次の日には本当のことになる。その他諸々のルールを破ったものは死ぬ。
この学級日誌に振り回され、各作家の持ちキャラが四苦八苦する話である―
後半四人の実力の高さがよくわかる短編集でした。特にラストあざのは神クオリティを発揮したと思います。今年一番の問題作。

63:sage
07/01/13 22:01:32 C0dJT0e5
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
今期は正直いろいろあったけどこれに勝るものはないと思った。
正直1,2巻の完成度を超えられるか心配だったが8からの仕掛けが凄かったと思う。
寝る間を惜しまず7,8,9巻と続けて読んで非常に幸福な時間だった。
いろいろ書きたいが、なんかもったいないのでこんな所で。

<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】
銀盤が無ければ間違いなく一押しだった作品
正直ボイルドの話なんて、と思ったが引き込まれるように3冊読んでしまった
1,2巻もすばらしかったがやはり爆心地〈グラウンドゼロ〉たる3巻を押してみる。

で、今回は打ち止め。
なんかコレ2つを12月に読んじゃったものだから他の内容を覚えていない罠でした
あと挿絵の重要さを存分に感じて、ラノベってやっぱいいなぁと再確認した2冊

以上!!!

64:イラストに騙された名無しさん
07/01/13 22:04:00 xvwQlMLC
○ <<君の居た昨日、僕の見る明日 4 ―Round-about Runners―>> 【著:榊一郎/絵:狐印/レ:富士見ファンタジア文庫】
短編連作という形の中では最高クラスのシリーズだと思う。
切ない青春と萌えが適度に融合された一品。
最後二話本当に面白い。そしてここから最終巻にどうやってつなげるのか注目。

<<さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲>> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】
やっちんの独白+トーマスとの再開時の爆発でご飯三杯は(ry
なんちゃて伏線張りもなかなか面白い。
とりあえずDMでも藤森君じゃなくてこれを連載して(ry

<<マルタ・サギーは探偵ですか? 4 恋の季節>> 【著:野梨原花南/絵:すみ兵/レ:富士見ミステリー文庫】
本編も急展開。マルタの葛藤。バーチとの行方。
全てがスリリング。ここで寸止めはorz

<<機動戦士ガンダムSEED DESTNY ASTRAY (2)>> 【著:千葉智宏 原作:富野由悠季、矢立肇/絵:緒方剛志/レ:角川スニーカー文庫】
集計期間のノベライズとしては最高クラス。
熱い熱い熱い、これぞガンダム。
種死よりこっちを放送(ry

キャラ賞
{{アグニエシカ・グラバルティック・阿倍野}}(君の居た昨日、僕の見る明日)
サヨナラ逆転HR。
4巻の挿絵、口絵ともにハイレベル。
強いけど弱い俺の嫁。

{{真霜八千代}}(さよならトロイメライ)
意地っ張りで素直になれない。
その癖色々抱え込んで自爆する俺の嫁。

{{ドクトル・バーチ}}(マルタ・サギーは探偵ですか?)
ある種カリスマ性持った、希代の怪盗。
完全無欠に見えて何処か抜けたところもある俺の嫁。

65:62
07/01/13 22:07:31 PC2X13mn
イチオシ推薦はネコのおとでお願いします。では、ベストキャラクター賞に入ります。

{{パンプキン}}(空ノ鐘が響く惑星で)
最終巻で大活躍の末、このラノ人外キャラ部門でトップに輝いた素晴らしき道化。こいつのかっこよさには全国のラノベファンが痺れたはず。最後の最後までおいしいところをもっていきました。

{{天野遠子}}(文学少女シリーズ)
物語を食べちゃうほど愛している文学少女。清楚で純粋な女の子は良いですね。キャラとしての可愛さは勿論、この人の味覚的文学批評も面白い。

{{祐一&里香}}(半分の月がのぼる空)
祐一の苗字が漢字で出てこない……いっそ名前だけにしてしまえ。集計人さん、分かりますよね?
短編「雨」で見せられた二人の姿に感動と失笑。この二人には幸せな人生を歩んでもらいたいです。完結後が気になる作品と言う意味では半月が最も名作と言えるでしょう。

{{吉田茄矢}}(ネコのおと)
第六話から出現した作者自身。前話のあおりを受けてネコミミ&メガネ&メイド服という凄まじい姿で現れた。イラストレーターの挿絵がなかったのがなんとも残念。

{{ジネット}}(銀月のソルトレージュ)
昔々のお姫様。姉姫との因縁で大変な運命を背負うことになった人。真っ直ぐな彼女の生き様に主人公ともども胸を打たれました。

上には文字数制限上書けなかったので次点作品を。
次点はBBB、レインツリーの国、銀月のソルトレージュ。BBBはあざのだから来年辺りで爆発するだろうし、銀月は続刊祈願を込めて見送り。
レインツリーは私一人が投票しても後が続かないと判断したので見送りました。
心残りは銀盤とガーゴイル、円環少女、ウィザーズブレインの未読。特に銀盤は今年完結なので読み終わったとの後悔が予想できる……ガーゴイルも上下巻ででかい話をやったようだし、円環少女も盛り上がってるだろうしウィザーズブレインは言わずもがな……
断章のグリムは積読。上巻読破後の下巻への欲求がやばいことになるのはMissingで散々経験しましたから。

66:イラストに騙された名無しさん
07/01/13 22:26:55 fmCAYiHI
●大賞・イチオシ賞
<<七姫物語 第四章 夏草話>> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】
年に約1回の楽しみにしているシリーズw
読んでいると、そこで確かに生きている人々の息遣いが聞こえてくる気がし、
目の前に、四季を感じさせる世界が色鮮やかに浮かんでくる気がします。
様々な思惑や策謀が入り乱れているのに、読み終わると不思議と気持ちいい心地になる、そんな物語。
続刊、いつまでも待ちます。

<<銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言>> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】
今期一番の掘り出し物。久々に、「気持ちいいまでのライトノベル」を読んだと思った。
通り一遍ではない萌えるキャラクターと、かなり綿密に設定が組まれているだろう独自の魔法、そして熱い展開がたまりません。
個人的にはお姉さんと幼なじみ萌え。続きも出せるようなので楽しみ。

<<未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】
任務のために主役である少年少女二人が各地を回る、また旅ものリプレイシリーズの最終巻。
これまでの巻に登場したキャラクターたちが最終巻で全員集合というのも、また旅ものの演出として小憎い。
ラスボスの、悪の立場からでない「頭まで納得できるけれども感情的に受け入れられない」理論に、
キャラクターたちが悩み、考え、答えを出していく。その様にベテランPLたちの本領発揮を見た。
そしてGMが用意した、このゲームの根幹であるシステムをギミックとして大胆に取り入れたシナリオと、
相変わらずやばいんじゃないかと思わせるくらいにガチな戦闘には、読んでいてすごく興奮した。
「子どもが大人になる」という物語としての普遍的なテーマを意識的にシナリオに取り入れたのも秀逸。
ルージュをのぞけば、今期ベストリプレイ。

67:66
07/01/13 22:27:54 fmCAYiHI
○<<ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】
萌えて、燃え。笑って、泣いた。
生まれて初めて、読んでいて涙を流したTRPGリプレイにイチオシ賞を。

ベテランGM・PLたちと、TRPG初心者ではあるが演じることにかけてはプロである声優による、
キャラクターたちの軽妙で時にシリアスな掛け合い。
主人公の秘められた力を追ううちに深まっていく謎とドラマ。
そして実プレイでも参考にできそうな、工夫を凝らしたダンジョンやゲームギミック。
読み物としての要素と、ゲームとしての要素。これらがルージュシリーズではいい感じに組み合わさっていた。
でも、あくまで「良作」という範疇だった―2巻までは。

PCの決断によって、想定されていたシナリオとは別の方向に転がっていく展開。
それに柔軟に対応し、かつ戦闘で手加減をせず手に汗握る緊迫感を演出したGM。
極限の中、戦術とリソースを駆使して戦い、守るべき人々と仲間への想いをロールし切ったPLたち。
人の手ではどうすることもできない、まさに天の声ともいうべきダイスの出目。
そして、怒涛の展開を見事な文章とイラストで盛り上げた筆者と絵師。
全てが絡み合って、この珠玉のようなリプレイができたのだと思う。
2006年下半期というだけでなく、これまで読んだ中で最高のリプレイだった。
多分これからも、そうだと思う。こんなリプレイそう現れるわけがない。
こんなに素晴らしいリプレイをありがとうと、関わった全ての人たちに伝えたい。


以上、大賞は4作。残り1枠は棄権。
今期はリプレイの当たり年でした。というかルージュの衝撃がいまだに冷めない・・・

68:66
07/01/13 22:29:49 fmCAYiHI
●ベストキャラクター賞
{{アリス・マルカーン}}(銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言)
主人公の幼なじみ。
お互いに好意を持っていることをそれとなく察していて、冗談めかしたやり取りをかわして、
それでもちゃんと距離感をわきまえてべったりとくっつかないのが逆に萌えた。

{{フィオル・キセルメル}}(銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言)
自称「わりと極悪な魔女」萌え。
こんな可愛いお姉さん隣の家にいたらそりゃ憧れるよ。

{{ぼんくらーず}}(未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン)
空手バカ一代少女、「不死者風」を吹かせる永遠の少年、そしてスーパーソニック・スーパースターな少年。
「何考えてんだGM」という感想が思わず口をついて出る、各巻からの代表3人。通称「各巻のバカな方」
ぐだぐだになるかと思いきや、要所要所をしめて主役の2人を後押したのはすごかった。
まあ、全員バカなことには変わりないのですが。
侵食率のシンクロには笑ったw

69:66
07/01/13 22:30:57 fmCAYiHI
{{フォア・ローゼス}}(ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3))
あえて4人一組で。
まず、「主人公の秘められた力を利用すべく彼女の下に集まった、互いに敵対する組織の者たちが、
呉越同舟するうちに絆を深めていき、本当の仲間になって自らの意志で主人公に力を貸す」
というシチュエーションが非常にツボ。
そして4人のやり取りもとても面白い。
以前スレに書き込まれた、最終巻エピローグの予想はこんな風だった。
―ノエルが天然ボケでポカして、
トランがそれをフォローして、ついでに組織に勧誘して、
クリスがあわてて割り込んで、そのうちにノエルをほっぽいて二人で言い争いを始めて、
エイプリルが呆れてノエルをつれて先に行っちゃって、取り残された二人があわてて追って―
それは4人のいつも通りのやり取り。ものすごく想像ついた。
こんな光景が自然と目に浮かんでくる、そんな4人が大好きだ。

{{ジュライ}}(ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3))
新機軸、何と三下ザコ口調ヒロイン。
目新しければいいってもんじゃないだろうGM大好きだ!w

キャラ賞は以上2組3人。
・・・某中の人に投票しようかと思ったのは内緒だ。

70:イラストに騙された名無しさん
07/01/13 23:02:39 7jNZxvUh
○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
三作目ということで物語もクライマックスへの伏線がちりばめられている。
個人的に文学少女は様々な恋愛模様が出ているが、今回は友情にも焦点が当てられている。
キャラクターの味もどんどん深まってゆきとても美味しくいただけました。
願わくば、数ヶ月以内に新刊が出ますように。

<<マルタ・サギーは探偵ですか? 4 恋の季節>> 【著:野梨原花南/絵:すみ兵/レ:富士見ミステリー文庫】
マリアンヌとマルタの恋愛進展するかなぁと思ってみたが、読んでびっくり……というかどうすんねん!って思わず突っ込みたくなりました。
丁寧な心情描写がとっても好きな作品です。

<<断章のグリム III 人魚姫・上>> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】
個人的に魔女式と並んで電撃二大異能ノベルだと思います。
夜に一人で読んでると、ギシギシとか聞こえてきそうですごく怖いですな。
上下巻ですが、上だけでも楽しめるようになってると思います。

<<GOSICKⅥ>> 【著:桜庭一樹/絵:武田向日/レ:富士ミス】
ゴスロリ少女は素晴らしry……、形見箱って一体どんなものなんだ?とか思ってたんですが、
いや、いいね、俺も作ってみようか形見箱とかつい思ってしまいました。
これから第二次世界大戦に入っていくんだろうけど、どうかいつまでも二人が幸せでありますように。

71:62
07/01/13 23:16:46 J+VN9Uoh
空鐘をミスったので訂正を。
<<空ノ鐘の響く惑星で12>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
タイトル間違い+巻数抜けでした。これでお願いします。

ネコのおとイチオシし忘れる、空鐘ミスる、果てにはジネットと陣内を間違えるで恥ずかしいラ板大賞になってしまいました。

72:62
07/01/13 23:48:13 J+VN9Uoh
キャラ賞も訂正を……
{{裕一&里香}}(半分の月がのぼる空)
両集計人様、本当に申し訳ありません。

73:イラストに騙された名無しさん
07/01/13 23:57:44 Gnbm32K/
<<神様のおきにいり>> 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】
 ほのぼの妖怪モノでありながら、人間と妖怪の残酷な異質さというのもきちんと
見せているいうのがツボ。とにかく妖怪連中が面白い。珠枝様は勿論至高の存在。
決して、オレがロリ属性という嗜好の所為じゃない……と思いたい。

<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
中世が舞台のファンタジーで経済金融恋愛バトル。なんだこのカテゴリは(笑)
まさにラノベじゃなきゃ読めない作品。
で、ともかくホロが可愛いんだよぉ……。ヘタレでダメ男なロレンスも好きだけどね。
まぁ、そんな所にホロも惚れちゃっているんだろうね。巻を増す事に続きが気になる
シリーズモノの良作。

<<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
ラブコメだけの一点突破でここまで面白くできるとは。大河の涙を読んでしまっては
投票せずにはおれまい。キャラ同士の掛け合いが楽しく、また作者の軽妙な文章
センスにも惚れてます。

<<戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス>> 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】
ビバダメ人間! ガンバレダメ人間! ご都合主義極まれりな流れだけどとにかく流れが面白い。
これを読んでいるとくよくよしているのが本当に莫迦らしくなります。ドタバタ劇が好きなので
ツボ。ぶっ飛んだウィル子も可愛いしね。

<<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】
読みにくい。でも、それすら快感になっちゃうんだから凄いわ。メインのメイゼルの可愛さは
当然だけど、敵方も格好イイのはバトルモノならではなのかも。ぶっちゃけ、この巻は
エレオノールがメイン。というかメイゼル以上に惚れました。
読みにくいけど、カタルシスが得られる見せ場を作るのは本当に上手いと思う。

74:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 01:48:31 ClgVftOy
<<サンダーガール! 3 闇ノ宮>> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】
ナナミ×タカヤとクロノ×レイコと異性間のラブ要素がでてきてGOOD。
ほぼ全ての依坐が登場しこれからますます面白くなりそう

<<結晶物語 (3)>> 【著:前田栄/絵:前田とも/レ:ウィングス文庫】
この作者さんの作品は、今回始めて手に取りましたが掘り出し物を見つけた気分です。
BLを期待される方には期待はずれかもしれませんが、設定・登場人物・ス
トーリーの面白さは秀逸。
人らしからぬ凍雨(半分妖)の性格が、私は大好きです。


75:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 02:04:45 pclo0OqL
●大賞、イチオシ賞

○<<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】
女の子が頑張る話、ハードなところや百合妄想可能なところは銀盤に近いか、続きが出てほっとした。
ということで興味を持ったら読んで見てください、SF物なんでいつ打ち切りになるか怖いんです。
プレイヤーは頑張り、政府は陰険で、主人公チーム唯一の男キャラ(メカニック)は
主人公たちを勝たせるのに知恵を尽くしている傑作です。

<<ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】
台本も無いのに、いや台本が無いからこそ生まれた傑作。プレイヤーが声優力丸乃りこのノエル、
すぐ口論をする悪の幹部トランと神殿の期待の星クリス、外見美少女中身激渋なエージェントエイプリルによる冒険に悲劇が起きる。
セッション終了後に届いたという力丸のメールが更に泣かせる。

<<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
男装遠子先輩の過剰演技に笑った3巻よりも終盤の壮絶な展開に震えた2巻を。
霜と月光ではなく熱と稲妻で作られた、という一文がこの物語の鍵。

<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
地獄の底から這い上がり栄光を手にしたタズサが凄い。普段強気な分、落ちたときの落差が激しすぎ、読むのを中断してしまった。
超女前なガブリー、小悪魔可愛いキャンドルもいいけど、やはり這い上がる女タズサが凄い、だってリアに勝ったんだぜ。

<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】
完成度高すぎ、本当に新人?謎めいた二人の語り部、全く関係ないと思われた物語の数々、世界の中心で起こった戦争
そして愛が一つに収束していく様は美しい物語としか言いようがない。

次点
(マルドゥック・ヴェロシティ)登場人物の八割が死んだ凄い作品、タフな男の物語は心に残る。
(モノケロスの魔杖は穿つ)伊都の新刊だーー。やっぱこの人の作品はちょっとずれた面白さがあるよ。

76:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 02:05:51 pclo0OqL
それ以外の良作
ラジオガール、ジャストボイルド、七姫、タザリア、武器屋、空とタマ、マルタ、ネコのおと、ダブルクロス・オリジン
ダブルクロス・トワイライト、ソードワールド・Waltz、おりがみ、デモンベイン、ウィッチマズルカ、アルシャード・ガイア
カーリー、パラケルスス、桜乃きらほ、銃姫、ネクラ少女、フレイア、戦う司書、図書館内乱、アルスラーン、ジョン平
ナハトイェーガー、月の娘、くじびき勇者さま、人間ノック、シノ、BBB、マスラヲ、化物語

●ベストキャラクター賞

{{パンプキン}}(空ノ鐘が響く惑星で)
このカボチャいなければこの物語はずっと酷い結末になっていただろう、まさに裏の主人公
怪人ではなく芸人として第2の人生を生きてください。

{{天野遠子}}(文学少女シリーズ)
遠子先輩マジで愛しています、貴女の愛と情熱と優しさは私たちの心をなによりも強く射抜きます
貴女も苦しみを乗り越えたのでしょう、そんな貴女だからこそ私たちは惚れてしまったんです。

{{フォア・ローゼス}}(ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ)
最初はトラン単体にしようかと思ったが 、あの展開はこの4人だからこそ生まれたのだと思いギルドで投票
トランの決意、ノエルの願い、クリスの怒りと神懸っていた。

{{リア・ガーネット・ジュイティエフ}}(銀盤カレイドスコープ)
リア凄すぎだよリア、カラーイラストのあの目は怖すぎるよリア、あんな演技を直前にされたら死ぬしかないよタズサ
主人公の究極の目標として恥じない以上の強さだった。

{{マーガス&ジャン}}(七人の武器屋)
マーガス&イッコのヘタレと姐御カップルもいいが、やはりこの親友コンビが最高
だってシリーズ最後の挿絵が向かい合って涙ぐむ男二人だよ、ありえねえよ。

最凶姉姫リネア様、どこまでも善人なナジカ先生、究極変態チームカトル・カール、俺の嫁空口真帆にも投票したかった。

77:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 10:30:36 CUI6KYRt
●大賞、イチオシ賞

○<<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
なんで最新刊じゃないの?とも思いますが、読めないのです・・・受験で。
でも、読んでてもこの本にしたと思いマス。
その位好き!
<<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
<<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
こういうタイプの本がラノベ界に溢れたらいいなー・・・
とにかく漫才を繰り返す!みたいな。


●ベストキャラクター賞

{{八九寺真宵}}(化物語)
ベストキャラには投票しないつもりだったんですけど、これだけは!
小学生でこのキャラはもう憧れちゃいますよ。
でもマイナーかなぁ・・・



78:1/2
07/01/14 10:57:49 2ny6JzFM
<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>>
【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
 フィギュアスケートをここまで文章で熱く語れるとは思わなかった。
 またキャラの濃さも素晴らしかった。
 アスリートの厳しさと苦しみをちゃんと書かれているところも
 そこらの萌えノベルと一線を画していた。
 この作者の次回作に期待する。

<<タザリア王国物語 影の皇子>>
【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】
 一巻だけで、一スレ使い切った下期の話題作。
 いま流行のツンデレキャラを十把一絡にしてしまった
 リネア様!
 またスレのテンプレはネットのいろいろなところで
 取り上げられた。
 このテンプレをみればあ~ら不思議、あなたもリネア様と
 「様」をつけて作者スレに書き込むことになるでしょうw

<<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>>
【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】
 上期大賞を行っているときに読んだ。
 正直、ストーリーはそんなに凝ったものではないのだが、
 登場人物を絞込み、しっかりとした心理描写を丁寧に書き込んだ
 本当にこころにしみこむ佳作。


79:1/2→2/3
07/01/14 10:58:38 2ny6JzFM
○<<“文学少女”と繋がれた愚者>>
【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
 人間失格で上期の台風の目となった文学少女シリーズ。
 下期はさらに一作目を上回る衝撃を与えてくれた二作目、三作目!
 どちらを選ぶか迷ったが、竹田さん(一見萌えキャラ、正体は...黒)
 というキャラに惹かれてる自分としてはこっち「繋がれた愚者」です。



80:3/3
07/01/14 10:59:42 2ny6JzFM
<<〈氷と炎の歌3〉 剣嵐の大地 2>>
【著:ジョージ・R・R・マーティン/翻:岡部 宏之/絵:-/レ:早川書房】
 上期で「七王国の王座」を文庫刊行した、その三冊目
 七王国の王座
 王狼たちの戦旗
 剣嵐の大地
  という順番です。
 ストーリー、キャラ、設定、ボリューム、すべてにおいて最高峰!
 歴史ファンタジー(という枠を超えて)としてこれほどの興奮と驚きと
 面白さをもった本は正直いままで読んだ本の中でまさに一番です。

 グインサーガの初期部分とどうしても比べてしまうが、
 戦乱と陰謀、
 ドラゴンと魔法。
 恋と冒険。
 愛と憎しみ。
 生と死。
 そのすべてがこのシリーズに最高の形で描かれている。
 そしてその多彩な登場人物のなかでもっとも異彩を放っているのが、
 カタキ役のラニスター家の次男である不具者(成長障害のため小人と
 馬鹿にされている)ティリオン。
 もっとも愛に飢え、もっとも国のために働き、そしてもっとも家族や民から
 誤解され嫌われ憎まれ..
 剣嵐のクライマックス(1月刊行の剣嵐3)は、彼の気持ちが辛くてあまりに
 やるせなさ過ぎた。
 でもティリオン、面白すぎw。

次点はトラどら、レジキャス、ゼロ使、七姫物語、ROOMあたりのシリーズもの
安定してました。


81:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 13:08:50 PiQjRHml
<<さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲>> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】
長峰さんが大暴走。やっぱり何時も囚われの身のトーマスのほうがヒロインに会ってるような気が・・・
とりあえず物語りも徐々に収束しそうな雰囲気。
次巻以降急展開か!?

<<君の居た昨日、僕の見る明日 4 ―Round-about Runners―>> 【著:榊一郎/絵:狐印/レ:富士見ファンタジア文庫】
アグニにも萌えたが、ネレイドの中篇も最高。
ちょっぴり切ない気分だけど、前に進む事の大切さを教えてくれた。

<<殺×愛 5 ―きるらぶ FIVE―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】
第一部の楽しさは何処へ。
富士見版吸血鬼のおしごと。
でも痛いけど、鬱だけど、切ないけど、最後が気になる良作。

○ <<ポケットは犯罪のために>>【著:浅暮三文/レ:講談社ノベルス】
面白いって言葉一つに尽きると思う。
文章が特別上手かったり、読みやすかったり、癖があるわけじゃないけど
全てがいいバランスで絶妙な本。

82:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 13:40:44 +zXAv9aB
<<くじびき勇者さま 1番札 誰が小娘よ!?>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】
○<<くじびき勇者さま 2番札 誰がお荷物よ!?>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】

儲うぜーと言いたければ言え。
つーか、俺はもともとライトノベルの人じゃないから、
今年は、その手の本は、この2冊しか買って無いんだわ。
ま、手軽に楽しめる娯楽小説だと思うよ。

// 気象の続刊と、ろくごまるにの著作に投票したかったぜ orz

83:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 14:44:50 PiQjRHml
>>82
儲ウゼーとかは言わないが、気象の騒動外に持ち出す奴どうにかしてくれないか?
2ちゃん外にも持ち出してる馬鹿も居るから。
ウチのスレ紹介系ブログにもコピペなのか七瀬と富士見叩き無差別に爆撃されてるんだが。
(元気象ファンだから手の届く所では削除や削除依頼してるが)

84:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 14:55:00 pUKLkZDm
●大賞、イチオシ賞

○<<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
<<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
趣味で書いたというだけあって全編通してネタ会話であふれている。
読んでいて笑いが止まらない傑作。

<<ロケットガール 1 女子高生リフトオフ!>> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】
<<ロケットガール2 天使は結果オーライ>> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】
厳密には新刊とはいえないしイラストに違和感を覚えるが、面白さに変わりは無い。
夢のある話。ところで私を月に~の続編はまだですか。

<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
昨年の自分的掘り出し物シリーズ。間が抜けてて締めるところは締める遠子先輩が魅力的。
主人公の心葉君の周辺も不穏になってきて今一番次巻が気になる作品。

85:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 15:03:00 pUKLkZDm
●ベストキャラクター賞

{{阿良々木暦&神原駿河}}(化物語)
ツッコミ役の主人公、阿良々木君だが神原後輩を相手にしているときが一番面白い

86:1/3
07/01/14 16:44:56 sJFLzfnS
<<BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―>>
 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】

「萌え」とキャラで勝負する作品が多い最近のライトノベル界において、
「燃え」とストーリーで真っ向勝負ができる貴重な作品。
アニメ化されたことで本編の質が低下するかと危惧していたが、
むしろ質が上がっているのがすばらしい。
この巻でも、「このネタだけで一冊書けるだろう」というようなネタを3つも4つもつぎ込んで
えらい盛り上がりを見せている。続きが待ち遠しくて仕方が無い。

アニメ化直後で手に入りやすく、巻数がまださほど多くない今のうちにぜひ読んでみてほしい。


<<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>>
 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平
  /絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香
  /レ:富士見ミステリー文庫】

一見地雷に思えるが、実は、この本には富士ミス5周年のある仕掛けが隠されていたのだ。
この本では、三人目の水城の前と後で書かれている内容の雰囲気がガラリと変わっている。
詳しくは省略するが、前二人はラブコメであり、後は「ノート」の謎を追うミステリー(?)である。
つまり……
この本は、ミステリー(?)からLOVEへと転換した富士ミスの歴史をさかのぼっていたのだ!
そして、富士ミスの転換点となったスーパーブースト計画に対応しているのが、水城パートである。
「これからLOVEで行きます!」とかいきなり言われた当時の富士ミスファンの気持ちを、
水城パートを読むことでぜひ追体験してほしい。

とか妄想してしまうほど面白かったよ。ホントダヨ。


87:2/3
07/01/14 16:45:53 sJFLzfnS
<<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】

キャラ小説の極致にして極地。
魅力的なキャラたちの会話だけで十二分に楽しめる。
結局ハーレムものだとかストーリー性が薄いとかぜんぜん気にならない。

上下ともに良かったが、神原蕩れなので(下)で。


<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】

まず短い物語の雰囲気に魅かれ、そのうちに世界観に魅かれ、
そして次第に大きな話の流れに魅かれていった。
ここまで自然に、かつ見事に作品世界にのめり込むとは思っていなかった。
まさに新人離れした実力を感じた。

普段は新人もノベルスもあまり買わないが、純粋に買ってよかったと思えた。


○<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】

読みやすい文章、魅力的なキャラ、世界観にマッチした挿絵、安定した発刊ペース。
とびぬけた魅力は無くとも、あらゆる質が平均して高いまま完結させたのはお見事。
パラムン2部の終わらせ方に多少の不満があったので心配だったが、
予想外にして個人的ツボど真ん中の終わらせ方で大満足だった。

熱く語るタイプの作品ではないので感想は短いが、文句なしの今期ベスト作品。



次点は中賞に書くかも。つーかぜひみんなも次点を中賞に書いてほしい。
自分のベスト作品や未読作品が次点に挙げられていると感想が見てみたくなるんだ……

88:3/3
07/01/14 16:47:46 sJFLzfnS
●ベストキャラクター賞
{{陣内ショウゴ}}(BLACK BLOOD BROTHERS)
上司にしたいキャラ第一位。格好良すぎる。
バトルも良いが、こういう「非戦闘員のかっこよさ」が多く描かれているのも
この作品の大きな魅力の一つだと、今回しみじみ感じた。
ミミコは彼の期待に応えることができるのか?

{{吉田茄矢}}(ネコのおと)
作者にしてメインヒロイン。両面で大活躍を見せてくれた。
しかし、富士ミスのヒロインなのに主人公との間にLOVE寄せがないのはいかがなものか。
ちなみに、個人的には吉田本人が書く吉田茄矢よりあざのが書く吉田茄矢のほうが萌えた。

{{神原駿河}}(化物語)
変にストレートな言動がツボにはまった。
とにかくエロ会話が面白すぎる。
メインヒロインじゃないあたりもポイント。

{{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で)
作者やファンの愛情を一身に受け、すくすくと育った緑黄色野菜。
最終巻では成長しすぎてまるで主人公のようだった。
空鐘は脇キャラがどのキャラもすさまじく魅力的だったが、
特に笑いも燃えも感動も与えてくれた万能野菜に敬意を表して一票。

{{ヴォルケン}}(戦う司書と追想の魔女)
ついに出ました正義の主人公!巨大な悪を打ち倒せ!
……悪、強すぎる。
しかしコリオといいウインケニーといい……ゲフンゲフン。いや、なんでもない。

89:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 19:25:54 nbDEkeYV
<<サンダーガール! 3 闇ノ宮>> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】
この巻も鈴木鈴先生特有の痛快なバトルがあって満足な出来。
片瀬優先生の美麗なイラストも盛りだくさんの納得の一冊

<<オペラ・エリーゾ 暗き楽園の設計者>> 【著:栗原ちひろ/絵:THORES柴本/レ:角川ビーンズ文庫】
今巻で物語が大きく動き出します。
今までは謎を残しつつも安堵させてくれるような終わり方でしたが、今回は謎と不安を残しつつ次回作
に繋がる、といった感じでしょうか。 。
カナギと詩人の会話シーンは、悲しいような寂しいような……それでいて読んでいてとても心が温かく
なりました。



90:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 19:28:28 DvPP0A00
<<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>>
【著:作家の皆さん/絵:絵師の皆さん/富士見ミステリー文庫】
富士ミスにどっぷり浸かってる人には たまらない作品。積み重ねられた黒い歴史を感じます。
知らない人でも途中で投げなければ、楽しめると思います。あと、あざのは良く頑張った。すげー。感動し(r

<<化物語(上)>>
<<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/講談社BOX】
かるーい怪異のお噺。作中にくどいほど出てくるキャラの掛け合いが「これでもか!」、というほど
西尾テイストにあふれていてニヤ付く笑いが止まりません。書いてて楽しかったろうと思わせてくれます。
ところで、こよみヴァンプとメメくらげの載った化物語(中)が見付かりません。どこで買えますか?

<<メイズプリズンの迷宮回帰>> 【著:上遠野浩平/絵:斎藤岬/祥伝社 NON NOVEL】
どんな人間にだって命と同じくらい大切なものがある……
一作目から書かれ続けていることですが、今回はやけにストレートでした。ライトなのも悪くないです。

○<<ボトルネック>>【著:米澤穂信/絵:―/新潮社】
背中を押してくれる作品です。駅のホームとかビルの屋上とかそんなベクトルですが。
万人に勧められる正しさや明るさとは無縁の作品ですが、存在を知っておいてもらいたい。
心が弱っていたり、落ち込んだりしているときには読まないでください。くれぐれも。ええ。

91:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 20:19:34 UxG/Frq9
<<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】

作者は、今までに比べて軽めの内容にしたつもりらしいが全くもってそんなことはない。
興味がなさそうなふりして艶めかしい比喩表現でメイゼルを見ちゃう仁は如何なものか。
ロリに女子高校生に、清楚なエレオノールも参戦で、一体どうなるんでしょう。
とりあえずメイゼル食べたい。

<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】

デビュー作「~恋する爆弾」にも匹敵する密度を持った作品。
ヴォルケンとオリビアは対比的な位置にありながら極めて近い。
愛や正義という根源的な感情をひたすらに追い求める姿は力強く、しかし、悲しく切ない。
「本」という効果的なギミックを使った叙述トリックは今巻も健在で、
ハミュッツの悪役っぷりもパワーアップしている。
大満足の一冊。

<<マルドゥック・ヴェロシティ1>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】
<<マルドゥック・ヴェロシティ2>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】
<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】

スクランブルシリーズの前日談に当たるお話。
圧倒的筆力は健在。ボイルドが虚無へ、文字通り加速していく様が描かれている。
とにかく登場人物全員がカッチョイイ。
テンプレに近いキャラもいるが、特にカトル・カールの狂気もなかなか書けるものではない。
そして、ボイルドとウフコックのパートナーシップは何ともいえない。
想う心があったからこそ、別れなければならなかったという、切なく哀しい関係。
ヴェロシティを読んでからスクランブルを読むとまた違った見方が出来るのかもしれない。
文章に癖はあるものの、至極のエンターテインメントがこの中にはあった。


92:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 22:06:24 F9gzcUuF
●大賞、イチオシ賞
○<<くじびき勇者さま 1番札 誰が小娘よ!?>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】
理屈っぽいのに読みにくくない、テンポのいい文章。
キャラも魅力的で、さくさく先が読める。
お布施したいが2巻が近くに売ってないorz

<<さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲>> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】
つづみんもやっちんも可愛いけど、何よりトーマスを襲う比奈川が一番萌えた。
相変わらずの柿崎兄と暴走する長峰さんも最高。
そしてなにより「いぇい」に爆笑した。

<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
多分、このラで下半期最も有名になった作品。
とりあえず何も言わずに読め。

<<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】
ご愁傷さま二ノ宮くんの作者と同じとは思えないような出来と方向性。
なんというか心の奥にツンとくる良作。

●ベストキャラクター賞
{{パンプキン}}(空ノ鐘が響く惑星で)
正にテンプレ。
最後の最後で美味しいとこ全部持っていきやがってこの素敵カボチャめ。

>>83
編集の工作ですか?それとも七瀬本人ですか?
こっちへどうぞスレリンク(nanmin板)

93:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 23:23:10 q5vzDv74
○<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
毎回おなじみ祝・完結。
内容はと言えば実のところ馬鹿一のオンパレードな王道展開で、
オチの半分くらいは予測できたような代物だったりするけれど、
それまでの積み重ねがとても丁寧で、作品の土台がしっかりしていたので、
読み手側にさっくりそれを受け入れさせ、感動へ導く事ができたのは
紛れもなく作者の技量に寄るところだと思う。
作者と読者の両方に、ねぎらいの言葉を。長丁場お疲れ様。
 
<<鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1)>> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】
我らがカーベイたんの待望の新作。
少女マンガチックな世界観はキーリより濃くなっているものの、
非常に退廃的で少し狂っていてそれでいてどうしようもない
独特の雰囲気が非常に心地よく、短編連作形式の各話それぞれのまとまりも
キーリ同様に巧くできている。
これからの期待も込めて、一票を投じる。

<<BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
 
スロースターターあざの耕平、未だ健在なり。
今まで保留されてきた、敢えて見ないように目を背けてきた、
吸血鬼兄弟の宿命が、白日の元に晒される。
それに伴い、特区が、九牙が、ミミコの運命が、収束に向けて動き出す。
この話の盛り上がり方は、かつてのDクラッカーズを思い起こさずには居られない。
あのときの感動を、全身を駆け抜けるカタルシスを、きっと俺達はまた、味わえる。
今からwktkしつつ、一票。

94:イラストに騙された名無しさん
07/01/14 23:28:04 q5vzDv74
<<ペルソナ3 オワリノカケラ>> 【著:藤原健市/絵:福島成記/レ:ファミ通文庫】
地味だが、何気に良作ノベライズ。
下手に原作のストーリーラインを再現しようとせず、前日談として、
その上サブキャラである真田明彦を中心に据えた物語としたのが、何よりの勝因。
それでいて原作にあった各キャラクターの魅力や、ペルソナ召還をはじめとする
一連の戦闘の格好良さ、世界観など、よく表現できている。
小さな原作との齟齬など気にならないくらい、楽しめる。
ゲーム未プレイの人も、プレイ済みの人にも、等しく薦められる一冊。
 
<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】
この熱さは、暗さは、血の色は、どれをとっても前作を超えた。
待ち受ける悲劇的な結末を知りながらも、ページを捲る手を止めることが出来ない。
癖は強いがテンポの良い、引き込まれる文体に、押し寄せる戦いの波。
気の良い改造人間たち―09メンバーと、濃すぎる百鬼夜行の拷問部隊―カトル・カール。
両者の激突が、読者を爆心地へと否応なしに誘う。
そして、読者の誰もが予想し得ない、主人公ボイルドの「本当の」結末…
本当は3冊全部に投票したかったところだが、周囲に習って代表としてこの1冊に票を投じる。
 
 
 
いや、今期は本当に迷った。
他光っていたのは、デュラ×3、天使のレシピ2、とらドラ3、ジャストボイルド、レジン5、フルメタSA、
西尾デスノ、西尾ホリック、ポリフォニカ赤黒、TOYJOYPOPあたり。
 
後ここを読んで、ネコのおとは絶対買おうと思った。

95:イラストに騙された名無しさん
07/01/15 00:00:48 4RnIlbjB
○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】
我々とは微妙に違う科学体系を持った世界で花火(のようなもの)を研究する
科学者たちの話。お転婆女の子で研究者というのが個人的にツボ。
ストーリー的にも充実していて申し分なく、この巻の内容だけでも2分冊にして
も良かったのでは?と思えるほど。久しぶりに、このレーベルで楽しみなシリーズ
ができました。

<<彼女は帰星子女 4>> 【著:上野遊/絵:あかざ/レ:電撃文庫】
日本人と異星人ハーフとのラブコメもこれで終了。終盤はちょっと
詰め込みすぎだろ!とも思ったが、だらだら続くよりはこれが正解
かな。

<<流血女神伝 喪の女王4>> 【著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/レ:集英社コバルト文庫】
シリーズ何十作目かにしてこの展開か!これだけ書いていたら作者も主人公
に愛着が沸いてくるだろうに、本当に容赦ない。この割り切りの良さが、シ
リーズを長く続かせる秘訣なのか。

<<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
ツンデレ(素直クール)、猫耳、サブカル、眼鏡っこ、メタと
ライトノベルの定番をこれでもかと詰め込んでおきながら安っぽい感
じがしないのは、やはり作者の実力だなあ。


96:イラストに騙された名無しさん
07/01/15 00:28:45 0Sd8pbhr
<<マスケティア・ルージュ 公子の帝宮>> 【著:志麻友紀/絵:さいとうちほ/レ:角川ビーンズ文庫】
アレクに求婚されたジュリアが否応なくファーレン宮廷の権力闘争に巻き込まれていく展開に引き込まれて
いく。ユーグが過去の自分に決着をつけるためにジュリアを助けにヴィストへ向かう所がいい。アキテーヌ
では王妃と枢機卿の行動によっていよいよ歴史が大きく動き出した感じで楽しみ。

<<サンダーガール! 3 闇ノ宮>> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】
依坐としての自覚が生まれたメイと迷うナナミという、ふたりの立場が今まで
と逆になる展開に意表をつかれて面白かった。

<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
約3年間続いた「空の鐘の響く惑星で」も今巻で完結。
前巻に伏線はあったものの、最終巻まで飽きさせる事なく波乱続きの展開で楽しめ
ました。
最後のパンプキンの締めもよかった。

てわけで
{{パンプキン}}(空ノ鐘が響く惑星で)
いい役割だった。


97:イラストに騙された名無しさん
07/01/15 02:42:17 knVBYxg+
<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
1,2ときて3巻もはずさなかったモンスターシリーズ。
本作では、擦れ違いが生んだ逆境に、人生をかけた博打にでるロレンスの
奔走ぶりを楽しむお話。
相変わらず惹き付けてやまないのは世界観。
目を閉じると物語から街の喧騒が聞こえてくる、そんな一冊。

<<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
2巻にて、少しパワーダウンした感がありましたが盛り返し。
相変わらず、軽快なテンポとおバカなトークは健在。
「田村くん」と比べると、ストーリーの進みが遅く感じるのですが、
そこはそれ、きっとその内大きな爆弾を投下してくれるのでしょう。
新展開はないけども上質コメディをお届け!迷ったら買いな一品です。

<<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
完結ご祝儀。
12巻全体を通すと、話を膨らませ過ぎたかなぁと言う感じ。
しかし、とても気持ちの良い終わり方で、今まで読んできて良かった、と思えます。
次回作にも期待します。


98:イラストに騙された名無しさん
07/01/15 02:43:18 knVBYxg+
<<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】
テンポが良い訳でもなく、突出した何かがある訳でもない。
しかし、心に残る本。
最小限の登場人物と空間、限られたピースを見事にまとめ上げた、筆者の隠れた筆力。
予想外の秀作を、貴方に。

○<<紅 ~ギロチン~>> 【著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:スーパーダッシュ文庫】
戯言シリーズをギャルゲっぽくしたらこうなった、みたいなシリーズの第2弾。
設定が似ているといわれても、やはりおもしろい物はおもしろい。
本作では、サブヒロインの夕乃さんの甘えっぷりが見事。
年上萌えや、他の女性キャラへの牽制とか好きな人は、今すぐ本屋へ走って下さい。
もちろん同級生やロリ(メインヒロイン)も完備。

次点
鋼殻のレギオス:テンポ○。物語の進行×。もっと変化を。
レンタルマギカ:発刊ペース○。読みごたえ×。サブヒロインが正ヒロインより目立つ意欲作。絵師◎。
クジラのソラ:他の人におすすめはしないけど、バルドフォースっぽくて好き。

チラ裏
下期はシリーズ物が豊作で、単発物や新人が不作気味。
完結物が結構多かったので、2007年の新シリーズラッシュに期待です。

99:イラストに騙された名無しさん
07/01/15 18:25:22 gYjqrMk/
<<サンダーガール! 3 闇ノ宮>> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】
一番印象的だったのは、友情が感じられるシーンです。マナの涙で復活するナナミが
最高だと思いました。メイとナナミの絡みも面白いけれど、二人の架け橋となるマナ
がとてもいいです。

<<ハーレム・ナイト 瑠璃色の王冠>> 【著:井村仁美/絵:やまねあやの/レ:講談社X文庫ホワイトハート】
井村さんとやまねあやのさんの描く皇太子シェイク・アサドが魅力的です。
強引でかっこよくて王子様で人気があって、プレゼント好き?
圭一は気が強く、責任感が強いけど物語の中でイロイロな意味でビクビクしててギャ
ップがいい。

100:イラストに騙された名無しさん
07/01/15 19:14:31 F+Dnq7kw
<<化物語 下>> 【著:西尾維新/絵:vofan/レ:講談社BOX文庫】

主人公と登場ヒロインたちの会話のテンポのよさに、顔が凶悪なほどにやにやにやしてしまいます。キャラ重視のラノベの頂点のように感じられました。

101:イラストに騙された名無しさん
07/01/15 20:18:47 VBRMwug5
<<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】
今巻は当麻の敵に対するうざったい説教がなかったので楽しめた。

102:イラストに騙された名無しさん
07/01/15 21:38:32 GfP+WXuq
○<<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】
硬質な手触りでSF。でかい舞台に大きな風呂敷。
ドライだが熱く展開する戦闘。残酷な背景と先の展望、進化と介入者。
一巻から勿体ないくらいてんこ盛りだが、良くまとまっている。
こういうひろいものがあるから面白い。

<<ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭>> 【著:御影/絵:若月さな/レ:電撃文庫】
王子さまもお姫様も女の子の話。
ミステリーでメタフィクションでファンタジーの話。
骨格だけ挙げると奇妙だが、話は流れるように進む。
感情の描写が丁寧で、捨てがたい魅力がある小説。

<<ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~>> 【著:涼元悠一/絵:一美/レ:GA文庫】
異質な経歴に相応しい力量があるところを見せつけた。
要素のごった煮だが破綻させずにあしらっている。
是非ともシリーズ化して今後を背負っていただきたい。


{{枕井冬湖}}(クジラのソラ 01)
死なない程度に頑張れ。


103:1
07/01/15 22:37:19 Gq+GzM7b
<<学園キノ>> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】
パロディとしては傑作。内容は「キノの旅」の後書きを考えてくれればよい。
本編が大好きな人とシズに好感を抱いている人は読んではいけない。
なおこの作品には、ほかの作家のパロディも含まれている。それを探すのも面白い。
ふざけたノリが大好きな人は即買いである。

<<キノの旅 X the Beautiful World>> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】
同一作者ので、気が引けるがあえて一票。今回も、社会を皮肉った?短編が目白押しであるが魅了はそれだけではない。
黒星紅白のカバーイラスト、思わぬところにある後書き。
極めつけは半分以上のページをしめる中編である。ありがちな話ではあるが驚天動地の展開に乞うご期待!

<<断章のグリム II ヘンゼルとグレーテル>> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】
グロさと怖さで有名な作者が後書きで爆弾発言した作品。「スプーン1杯分のグロです」
本スレでは彼のスプーンの大きさが話題になった。徹底的なグロさを求めるならばこの本を推薦する。
あと、ヒロインのツンデレッぷりもいいよ!

<<ジャストボイルド・オ’クロック>> 【著:うえお久光/絵:藤田香/レ:電撃文庫】
典型的な未来ファンタジー(定義であれたくないのでSFとは言わない)+探偵もの
テキトーな性格だけどやるときにはヤル主人公。敵にも味方にもそして世界にもつらい過去がある世界。
「ハードボイルドではない」のだが、なぜか登場人物がかっこいい。

○<<“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店>> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】
かつてあった「週刊ストーリーランド」がわかる人には、それを思い出してくれれば説明は十分だと思う。(別にそのパクりというわけではないが)
曰く付きの骨董品を巡るドタバタ?劇。主人公の馬鹿さ加減やヒロインのキャラ立ちも良い。
一巻にして早くもフラグを立ててるのが気になるところだが。



104:2
07/01/15 22:38:02 Gq+GzM7b
次点「とある魔術の禁書目録 (11)」 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】
   禁書厨の俺だがミコトがでないのであえなく次点。
  「狼と香辛料 III」 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
   初めて力押しで解決しなかった点は特筆すべきだが、ほかに推薦したいのがあったので次点。
  「バッカーノ! 1934 娑婆編 Alice In Jails」 【著:成田良悟/絵:エナミカツミ/レ:電撃文庫】
   完結してから投票したいので、次点。

雑記
下半期において俺は懐古厨のような行動をとったので、新作のチェックは電撃だけになった。
それでもこれだけ迷ったのは幸運だった。


105:イラストに騙された名無しさん
07/01/15 23:15:50 Tyc6/rUm
<<アガルタ・フィエスタ! (3) アトランティス・アタック!>> 【著:三田誠/絵:双龍/レ:電撃文庫】
あいかわらずイセリアは味のあるキャラクターで
いい。

<<レンズと悪魔 I 魔神覚醒>> 【著:六塚光/絵:カズアキ/レ:角川スニーカー文庫】
イラストに惚れて買ったがキャラがとても良くて惹
かれる。


106:1/2
07/01/15 23:39:38 6HhW7G9F
○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
2006年の暮れぎりぎりに飛び出した、個人的には下半期の最優秀作。
キャラクター造詣のあざとさが見え隠れした2作目があまり好きでなかったので、いい方向に転がってくれてうれしかった作品です。
1巻から登場している芥川君を準主役において展開する物語は物語世界に徐々に闇を展開していきます。
また、こちらも1巻で登場した竹田さんの再登場、そして、あの一言。
今回はほんの少しずつの登場でしたが彼女の作り出す一瞬の冷たさがたまりません。
劇中での遠子先輩の芥川君ストーリーの解釈もお見事。今回も心の闇を救い出してくれます、独特の手法で。
そして、なによりも、シリーズとしての大きな進展が見られたのが好印象。
ラストシーン。エピローグの手紙。物語が進むにつれて薄々感づいてはいたけれど、実際やられると衝撃を感じなおさざるを得ない・・・・・・。
もうそろそろ、クライマックスが近いかな?

<<“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店>> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】
文学少女を読むまでは「これが一番かな」と感じていた作品。
週間ストーリーランドを見ているかのような作品で、目新しい設定でもありませんでしたが、普通に面白かったと思います。
4つのオムニバスはどれも毛色が微妙に違うので、「あれ、次はどうなるんだろう?」と言う期待が次々に生まれます。
ただ、ちょっとどんでん返しを狙いすぎかな、という気も。

<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】
見事なまでの一本ストーリーライトノベル。
読み始めて中盤くらいには話の大筋が見えてきて、まぁ、そのまま予測したとおりに話が進展するんで
意外な展開を好む人にとっちゃ物足りないものの、ほんのちょっぴり心がきゅんとしてしまうんですね。
ラジオに含まれた「見えない繋がり」というメタファーがよく生きた作品でした。


107:2/2
07/01/15 23:43:29 6HhW7G9F
<<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
今が旬の完璧な純ラブコメといえばやはりこれでしょう。
3巻になっても全く勢いが衰えません。
もう、手乗りタイガーがどんどんかわいくなってきて仕方がないw
最後の叫びは見事なまでにトラの咆哮でした。まったく素直じゃないんだから、二人ともw

<<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】
話として一番の見所は今まで少しずつ触れられていたものの、具体的に詳しく出てきたことのなかった仁の妹の話。
こちら方面に、少し話が進展して、だんだんと物語の構造が明らかになってきました。
そして、高潔さを図らずも失ってしまったエレオノールの心理表現にもなかなか目を見張るものがあります。
ただ、文章の読みにくさは相変わらずなのがちょっと残念。

次点は「文学少女と飢え乾く幽霊」。
なんだかんだいっても壮絶な鬱展開に衝撃。
ただ、やはり上記理由から、今回は投票を控えました。
あと、期待は「暗闇にヤギを探して」。
なんか、今年は紙をおいしそうに食べる少女たちをたくさん見た気がします。


108:イラストに騙された名無しさん
07/01/16 00:05:41 x7yGuyBE
<<ソルブライト 霊剣編>> 【著:えとう乱星/絵:甘塩コメコ/レ:GA文庫】
九州へ向かった「輝ける者達」の行動が紆余曲折あって面白かった。

<<かむなぎ 不死に神代の花の咲く>> 【著:沖垣淳/絵:睦月ムンク/レ:GA文庫】
ヒロインの千尋ちゃんが可愛くて可愛くてしかたなかった続刊希望


109:3/2(おまけ)
07/01/16 00:06:05 iyPYqzGu
あうあう、今年じゃなくて去年だ・・・・・・。

110:イラストに騙された名無しさん
07/01/16 06:38:27 iEaMskAy
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
圧倒的、他を寄せ付けない完璧な終わり方だった

<<半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter>> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】
短編集だけど、半月の雰囲気は健在
シリーズの完結に寂しさを覚えながら

<<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】
禁書厨の私だからいれざるをえない

<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
なによりも帯に噴いた

<<ムシウタbug 4th. 夢並ぶ箱船>> 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】
本編の雰囲気と違ってbugシリーズは常に明るくていいですね

111:イラストに騙された名無しさん
07/01/16 06:49:51 5ei4/8b3
>>110>>2を穴のあくまで読め

112:イラストに騙された名無しさん
07/01/16 21:30:03 dsXbuy4Y
<<花守>> 【著:越後屋鉄舟/絵:文倉十/レ:GA文庫】
和風の話が好きなので気に入りました。


113:イラストに騙された名無しさん
07/01/16 23:04:39 GIi2XuYj
<<デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 死人驛使>> 【著:蕪木統文/絵:金子一馬/レ:ファミ通文庫】
二転三転の状況に、結末まで目が離せない

<<ガーゴイルおるたなてぃぶ>> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】
吉永さん家のガーゴイルの番外編だが相変わらず面白い。

<<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】
インデックスかわいい。

<<リバーシブル 2.魔眼の砦>> 【著:水月昂/絵:方密/レ:角川スニーカー文庫】
聖夜のバトルゲームが熱い。





114:イラストに騙された名無しさん
07/01/16 23:21:29 0uxdnbuZ
●大賞・イチオシ賞
○<<タザリア王国物語 影の皇子>> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】
ルイズがど真ん中直球のストレートだとすれば、リネア様は魔球だ。
生半可なツンデレ好きで読む本じゃない。だけど、一度はまると抜け出せない。
まだイラストが出ていないが、死屍累々、がれきの中で血まみれで佇むツンデレ姫ってのが
俺のイメージだなw
いや、まっとうな戦記ものっぽいのも好きなんだけどな。

<<半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter>> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】
読みながら吐くほど泣いたシリーズの最終巻。
というか、本編は完結しててその後日談。
エンターテイメントなんだからやっぱりハッピーエンドじゃないとな、と、
某W月みたいなことを思ってみたり。
前回の大賞時にも同じことを書いたけれども、お前らは幸せになってくれ、と。いやむしろ幸せになりやがれ、と。

<<ゼロの使い魔 (10) イーヴァルディの勇者>> 【著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/レ:MF文庫J】
キキキキキキキキキキキスさせてくださいぃぃぃ!!
さすがにツンデレ分が薄くなってきて……と思っていたところに、
今までのツンデレとは違う、ルイズの小悪魔っぷりに撃沈。
ベタな本編も嫌いじゃないとはいえ、それまでのストーリーの余韻をぶっ飛ばす破壊力。

115:イラストに騙された名無しさん
07/01/16 23:21:41 0uxdnbuZ
<<灼眼のシャナ XIII>> 【著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/レ:電撃文庫】
「○○○を教えて」
狙いすぎだとは思うけど、それでも反応せずにはいられないw
とはいえ、できちゃったのはこのネタのためだけじゃない(と信じてる)し、
肝心の本編も動き出したために非常に次が楽しみ。

<<DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件>> 【著:西尾維新 原作:小畑健、大場つぐみ/絵:小畑健/

レ:集英社】
原作がありきで、小説ならではで、やっぱり西尾維新だなぁと思った作品。
最初からわかることが最後までわからなかったという読後感。
詳しく感想書くと怒られそうなんだよなw
デスノートのファンなら一読の価値はある。

投票とは関係ないと知りつつ、次点作品にも感想を。
とらドラ3! 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
偽乳特戦隊と絶叫告白がツボ。既刊4冊の中で、個人的には最高の出来だった。

GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜― 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】
エピローグのヴィクトリカがかわいすぎるんですが。

殺×愛 5 ―きるらぶ FIVE― 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】
ちょwwwwwしうたんwwwwwwwww
バカ騒ぎから一転、死屍累々の戦場へ……
こういう方向にいくであろうことは予想できたとはいえ、いきなりこれは……

116:イラストに騙された名無しさん
07/01/16 23:22:02 0uxdnbuZ
●ベストキャラクター賞
{{ビヨンド・バースデイ}}(DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件)
犯人。犯人なんだけど……(以下絶対ネタバレになるんで割愛)

{{逢坂大河&高須竜児}}(とらドラ!)
なんだかんだ言っても、お前ら二人はお似合いだよw

{{リネア}}(タザリア王国物語)
わたくしが誰かを殺すつもりなら~のくだりが最高。
これでこそリネア様。

{{縁遠丹闇}}(殺×愛)
にゃみちゃん……にゃみちゃん……・゚・(ノД`)・゚・

117:イラストに騙された名無しさん
07/01/16 23:30:00 2/E5HOa8
●大賞、イチオシ賞

○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】
19世紀。理系の研究室。電気工学に似た新技術の研究開発。
こう書くと地味な話を想像してしまうが、これは違う。とにかく主人公の王女エルフェールが出色。キ○○イ一歩手前なキャラが楽しすぎる。
ストーリーもいい。オーソドックスだが、研究開発の場で努力と辛酸と挫折を重ねた末に奇跡の成功、というロッキースタイルwな物語に惚れる。
他二作よりもマイナー作品かつ新シリーズなので、応援の意味もこめてイチオシにします。

<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
今期ついに完結。
努力で問題を乗り越えていく少女のスポ根という点は、よく考えてみると前出のユーフォリ・テクニカも共通。個人的好みか……w
百合もいいけど、やはり正統派な燃えストーリーが熱くていい。

<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 過去作のイメージから手をつけずにいたシリーズ。
ば、化けてる!
というのが最初の感想。モチーフ小説とからめるアイデアもさることながら、物語の構成が巧妙。3巻にきて怒濤の展開。続きが待てない、というヒキ。
完全にやられました。
この小説に出会えたのは、このスレのおかげ。感謝します。


118:イラストに騙された名無しさん
07/01/16 23:31:27 2/E5HOa8
●ベストキャラクター賞
{{エルフェール}}(ユーフォリ・テクニカ)
額が割れるまで土下座したり、生理ぐらい根性で止めるなどと堂々宣言したり、とにかく言動が異常。でもどこか間が抜けてて可愛らしい。
リナ・インバース以来の最強級と書いているブログをどこかで見掛けたが、確かにw


119:イラストに騙された名無しさん
07/01/16 23:38:39 WU7+30p8
<<リバーシブル 1. 黒の兵士>> 【著:水月昂/絵:方密/レ:角川スニーカー文庫】
実と非現実の狭間の危険なゲームがうまく書かれている。

<<機動戦士ガンダムSEED DESTNY ASTRAY (2)>> 【著:千葉智宏 原作:富野由悠季、矢立肇/絵:緒方剛志/レ:角川スニーカー文庫】
いわずと知れたガンダムシリーズのノベル、アニメよりいい。


120:Achtung!!
07/01/17 02:03:07 A7virjiN
>>113
一行感想だと、集計時にスルーされる可能性があるぞ
詳しくはこちら

イベント運営・感想スレッド part6
スレリンク(magazin板)


121:Achtung!!
07/01/17 02:03:41 A7virjiN
>>119
 >>120参照

122:Achtung!!
07/01/17 02:08:42 A7virjiN
 <注意事項>
 「荒し・多重投票対策」のため、次の場合集計人の判断により無効票とされる場合があります。
 ・一言だけの露骨に短い感想 (例:「○○最高!」「とても面白かった」等)
 ・明らかにコピペと思われるもの、他作品への中傷と取れるもの
 ・その他、集計人が不正な感想であると判断したもの

123:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 02:37:45 QvaIqcOF
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
あんまり豊作ではなかった下半期において俺が唯一良作だと思った作品。
毎回主人公と同じくらいに目立つ脇役だが、今回の芥川は一際目立っていた。
むしろ彼中心のお話。心葉と芥川の深い友情とななせの可愛さが絶好調。
ラストの衝撃的な終わり方は、クライマックスへと進みつつあることを教えてくれた。

すみませんが今回はこの一作品だけでお願いします。
2007年上半期が楽しみだ。

124:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 02:47:25 +ln3i1V1
●大賞・イチオシ賞

○<<斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲>>
「彼の生涯には、最初から最後まで、意味といえる物は一切なかった」
おかしいですよ、ラノベは下手したら子供も読むのにそれはないですよ。
無惨に踏みにじられた仲間、しかし彼らの死は無駄ではない!むしろ俺が無駄死ににさせない!!
そういう展開にどうしようもなく心を熱くさせる人は是非。
先に原作をプレイし、本作を読み、「デモンベインは彼らの遺志を背負って戦っていたのか!」と
感涙しながら原作をプレイし直させるほどの一品。

<<クジラのソラ 01>>
一巻の段階では話の片鱗しか見えていない状況。中身はロボコンでスポ根なんだけどなんか裏にスポーツの爽やかさとは
逆ベクトルの宇宙的恐怖が透けて見える…。これ全国大会で優勝しない方が良いんじゃないだろうな?と思わず勘ぐって
しまうのは穿ちすぎだろうか。続刊に期待なので是非見かけたらご一読を。

<<戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス>>
ひきこもり主人公が世界の覇権をかけたバトルロイヤルに挑む!(食費の問題で)戦わなければ生き残れない!!
前作「お・り・が・み」において、世界の命運をかけ戦った前主人公とその周囲の人材相手に
ひきこもりとコンピューターウィルスがどう渡り合うか楽しみ。

<<モノケロスの魔杖は穿つ>>
神話の失われた常夏の日本で、主人公は部員の魔女と騎士と共に王国を建国する。
しっかり作られてそうな世界観、設定、変なベクトルに魅力的なキャラ達(テンガロンハットに日本刀を携えた
ウェスタン忍者(武蔵の国在住)、乳寄せにボディビルダー的胸筋誇示で対抗する【主人公】、猫耳
黒魔法少女)これから風呂敷がどう広がるのか、そして畳む前に打ち切られたりしないか戦々恐々の作品。


125:124
07/01/17 03:14:21 +ln3i1V1
<<化物語 下>>
怪異に襲われその力の一端を手にした主人公がその力でもって同じく怪異に襲われた少女を救う。と書いたら退魔物
なんだけど言ってしまえば本筋は蛇足。キャラ造形と掛け合いが魅力の九割を占めているっぽい。
一応バトルも充実。高3の主人公が小五女子を気絶させたり後輩女子を殴ったりします。いいのか?
迷いに迷ったがせっかくだから俺はこの神原が神懸かって良いキャラになった下巻を選ぶぜ。

●ベストキャラクター賞
{{魔術師エドガー}}(斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲)
人類を背負って悪と戦う正義の味方にしては余りに粗野。巨大ロボに乗る奴は市街地を気にして戦えよ。
でも根は良い奴。子供好き。
{{桟敷原雫}}(クジラのソラ 01)
世界チャンピオンになり、宇宙へと旅だって行った天才パイロットのお兄ちゃんを追っかける
秀才キャラ。鍛えれば後半で化ける。しかしマジで優勝して大丈夫だろうか。
{{真名辺麻奈}}(モノケロスの魔杖は穿つ)
襲われてる自分を助けに来た主人公を囮にして逃げるヒロイン。
{{八九寺 真宵}}(化物語 上)
以上に語彙の豊富な小五。高3の主人公曰く「こいつと話してるときが一番楽しい」
いいのか?
{{千石 撫子}}(化物語 下)
無口中学生。笑い上戸。ハガキ職人。ビックリマンをDVDで見たらしい。強迫観念に襲われて蛇を
輪切りにせずにはいられない。いろいろと心配。


126:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 04:33:54 4yt5/7Ae
●2006年下半期ライトノベル板大賞

<<護樹騎士団物語 V 界梯樹のひみつ>> 【著:水月郁見/絵:鈴木理華/レ:トクマ・ノベルズEdge】
シリーズ最高傑作だった四巻からさほど間をおかずに出た五巻ですが品質は落ちていません。
一言でまとめると騎士が馬の替わりにロボットに乗る異世界ファンタジーなのですが、
いわゆるビルディングストーリーの王道を進んでおります。いちいち書くよりポイントを挙げます。
巡礼の少年。父との離別。城。火事。敵襲。美しい女中。漆黒の指揮官。陰謀家の紋章官。
しゃべる謎の黒猫。緊急避難。起ち上がる螺旋の騎士。爆発。飛び散る人間。開戦。逃げ惑う人々。
山賊。若き商人。戦争。決闘。騎士団。憧憬。試験。ツンデレ登場「蹴り殺すぞ」←いまこの辺り。
出版間隔が短く、作者がのって書いているのがわかります。六巻「幼年学校候補生」は来月下旬。

残りはまとめて書きます。

<<七王国の玉座Ⅳ 氷と炎の歌1>> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:菅原健/レ:早川SF文庫】
<<七王国の玉座Ⅴ 氷と炎の歌1>> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:菅原健/レ:早川SF文庫】
<<剣嵐の大地1 氷と炎の歌3>> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:鈴木康士/レ:早川書房】
<<剣嵐の大地2 氷と炎の歌3>> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:鈴木康士/レ:早川書房】

まずは、あらすじ

季節が崩れ、夏と冬が交替で何年も続く「七王国」。十五年ほど前に狂った王を退位させてから、
王国の大貴族たちは不安定な休戦状態を保ってきた。ところが、現バラシオン王の補佐官「王の手」アリン公が
急死してから状況が一変する。鉄の玉座を巡るゲームが北部総督スターク家の子供たちを巻き込んでゆく…
一方、南方の草原では七王国旧王家の末裔が玉座の奪回を狙っていた。王国の北側にある「壁」の向こうでは
死体が動きだし野生人が不穏な動きを。空には真っ赤な彗星がその姿を現していた。七王国に冬が訪れる…

127:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 04:35:02 4yt5/7Ae
特徴

『氷と炎の歌』は決まった主人公がいません。三人称で書かれていますが、視点を持つ主観人物が
8人居て(当初)それぞれの章が交互に描かれます。王国の様々な離れた場所で同時進行
している出来事が一冊に書いてあるのです。視点人物は絡み合い、また離れて、物語を紡ぎます。
ゆえに登場人物は膨大な数になりますが重要人物はやたらとキャラが立っているので非常に読みやすいです。

視点人物を簡単に紹介すると

エダード・スターク:七王国北部の領主。嫌々ながら新たな「王の手」に任命される巻き込まれ型主人公。
ケイトリン・スターク:エダードの妻。おはようからおやすみまで現実を見つめる冷静な主人公
ジョン・スノウ:エダードの私生児。北の壁を護る「夜警団」に入団。とんでもない目に合う修行型主人公。
サンサ・スターク:エダードの長女。次から次へと大変な目に合うオーソドックスなお姫様型主人公。
アリア・スターク:エダードの次女。これまたひどい目に合う貴種流離譚型主人公。
ブラン・スターク:エダードの次男。一番最初にひどい目に合う成長型主人公。
ティリオン・ラニスター:出てくる度にひどい目に合う現代型主人公。小人で醜男ですが気のいい男です。
デーナリス・ターガリエン:スタート地点が一番ひどかった王道主人公。最近は覇道疾走中。
文庫の一巻でこれだけ。巻が進むごとに増えていきます。
基本的にこの物語に出てくる人物はひどい奴かそうでなければひどい目に合うかのどちらかです。

128:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 04:37:23 4yt5/7Ae
出版形態

『氷と炎の歌』の翻訳は、まずはハードカバーで第一部が出ました。『七王国の玉座』上下巻です。
それが今期において文庫化(上下巻を5分冊)されました。大賞期間内に出た三冊(Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ)のうち、
二冊(Ⅳ・Ⅴ)を今回は挙げてあります。
第一部『七王国の玉座』ハードカバー上下巻は数年前の出版なので期間外。文庫のⅠ・Ⅱも期間外。
第二部『王狼たちの戦旗』上下巻も期間外。そして二年ぶりで出ました
第三部『剣嵐の大地』全三巻のうち期間内に出た1巻と2巻も大賞に挙げてあります。
なお『剣嵐の大地3』は今月上旬に発売されております。

検索してみると絶賛の声しか見えてこないので疑わしく思う方もいるでしょうが驚いたことに
本当に面白いのです。というかヤバいです。しばらく思考が抜け出せなくなってしまいます。

長文すいませんでした。

次点。
銀盤カレイドスコープ。煉獄のエスクード。戦う司書。ヤングガンカルバナル。円環少女。

129:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 04:39:13 4yt5/7Ae
●2006年下半期ベストキャラクター賞

 {{ウォルダー・フレイ}}(氷と炎の歌)
 家族の為、領民の為、そして正義と信念の為、一度は盟約を結んだ相手を
敵に回さねばならなくなってしまったフレイ遅参公の立場を考えるだに
頑張れと声をかけたくなってしまう。へー。へー。へー。ってトリビアかよ。

 {{グレガー・クレゲイン}}(氷と炎の歌)
 七王国最強の剣士。馬を駆る山。その名もマウンテン。今回も大活躍でした。
やはりこの人は戦っている時が一番生き生きとしていると思います。

 {{ジャノス・スリント}}(氷と炎の歌)
 金マント隊隊長の座を追われて、北の大地に追放されてしまった我らがスリント卿。
捨てる神あれば拾う神とは言ったもので。北の壁を守る「夜警団」でもたちまちに
人望が集まり、次期司令官になるところでしたが、なんと、ここでもまた陰謀で
その座をも奪われてしまいます。この人はなんでこうも毎回不運なのか。復活に期待。

 {{タイウィン・ラニスター}}(氷と炎の歌)
 トイレに座っていても絵になるいぶし銀。それがラニスター公。
少年王を助け、押し寄せる外敵をこっぱみじんに。おなかの怪我が気になる。

 {{ジョフリー・バラシオン}}(氷と炎の歌)
 鉄の玉座の唯一にして真の後継者。七王国の領主。国土の守護者。
エイゾール・アハイの再来にして脅威からの救世主たる少年王は
今回も輝いてました。世界が彼を放ってはおかないのだからしょうがないよね。

130:1/2
07/01/17 13:20:55 aWIJMzJz
○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】
ひさしぶりに、読み終わった後に幸せを感じた。
科学と言う変わったモチーフながら、話の展開としてはオーソドックスな少年マンガ風で、
襲い来る困難を主人公達の努力と根性で乗り越えていくといったもの。
ただし、この作品の魅力はそんなものではない。
キャラクター一人一人には愛を、シーンひとつひとつには技法を、
そしてなにより、その設定の練り込み具合には理系の学生としても納得させられるできだった。
続編が出ることが、なによりも希望。

<<オオカミさんと七人の仲間たち>> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】
まず最初は途中で投げた。地の文がうざくて。
ただどっかで「地の文は、『地の文』というキャラクターがいると思えばうざくないよ!」
といわれてそう思って読むとすらすらといけた。これが、なかなかのいいものだった。
まぁ、何がいいって一番はイラストで、それの元でキャラクター達が好き勝手動く感じで、
気づけば一巻を読み終え二巻を買いに車を出していた。
こう、主人公が可愛いね。どっちも。

131:2/2
07/01/17 13:22:33 aWIJMzJz
<<戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス>> 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】
わくわくする。一言でいったらそんな感じ。
主人公はヒッキーでニートで自殺志願者っつーどうしようもない主人公がこれまでかつていただろうか。
もしいたとしても、こんな風にわくわくする展開につながるような、そんな物語があっただろうか。
これは、そんな風なある意味いまにならないと出なかった物語である。
ただ、2巻への引きが正直結構きにならんでもなく、はやくでねぇかなぁと待ってるところですがでますよね?

<<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】
愉快痛快図書館活劇。
作者曰くは月9風。
連作短編集で、おそらく1話がドラマの1話に対応する感じ。
ただ、ところどころに、波乱の種がいつもあり、それが爆発したときの主人公'sの対応がまたなかなか面白い。
読んで損無しとりあえずどぞ。

<<鋼鉄の白兎騎士団 III>> 【著:舞阪洸/絵:伊藤ベン/レ:ファミ通文庫】
内乱編、とりあえず、完。
このシリーズのいいところは、なんといっても女の子がいっぱげふんげふん
いや、失礼。それ以上に、予想の斜め行く展開、魅力溢れる主人公、そしてその所属する鋼鉄の白兎騎士団。
1巻で予想の斜め上を行かれ、2巻で落とされ、3巻でそのキャラクター達の作るドラマにやられた。
近々知ったばかりだったので、本当は一巻こそ投票したかったけれども
しかたがないのでこの3巻を。いや、ほんといいものでした。

132:1/2
07/01/17 13:58:13 bcubim8l
○<<BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
人と吸血鬼の共存という特区の理想が崩れようとしていく中、破綻を望む者、防ごうとする者
皆いろいろ抱え傷つき、それでも己の血に従い吸血鬼も人も必死に生きてます、頑張ってます。
そんな彼ら彼女らの生き様が大好きです。

あと、次巻への引きがうまいです。これだけ次が待ち遠しくなる引きされると待つのが辛い(笑)

物語的はそろそろクライマックスかと思える盛り上がりにも思えますが
個人的にはやっと加速に入る段階じゃないのかなーとも思えます。
6巻分で、前作のDクラッカーズ3~4巻くらいまでのノリかなと感じているので
今後更なる盛り上がりが期待できるシリーズです。
ベタ萌えな展開に飽き飽きされている方にオススメです。

133:2/2
07/01/17 13:58:48 bcubim8l
<<ネコのおと>> 【著:富士見F&Mの精鋭?/絵:/レ:富士見ミステリー文庫】
イベントでの企画ネタから始まり、よくこんなもの出したなというのが本音w
新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平 とバラエティ溢れる作家が
本音と建前の間で生み出したリレー小説。
私は あざの 水城 築地 の3名の作品しか読んでなかったので正直買おうか迷いましたが、
それでも楽しめました。
2番手、3番手の時点でおいおい・・・と思えてしまいますが(でも水城は、あれである意味水城らしいともいえます)
それを立て直した後半4人の手腕は感心、ではなく感動もの。
特にラストのあざの氏には頭が下がります。

彼が自分のパートに書き記したとあるセリフ 私は至上の名言だと思います。


<<アルスラーン戦記12 暗黒神殿<>> 【著:田中芳樹/絵:丹野忍/レ:光文社】
前巻からたったの1年で続きが読めたという奇跡に1票をw
内容もカンを取り戻したのか、キャラの動きが良くなってきていると感じます。

蛇王の僕率いる悪鬼にちょっかいかけられつつも、改革から安定へむかおうとするパルス
激変する周辺国の動向や暗躍する蛇王陣営は、パルスの宮廷画家の思惑を超えていくのか?。
今後誰に死亡フラグが立つのか?
最近他人任せが多かったりと作家としてどうよ?と思ってた御大ですが
このままの出来でアルスラーンが進んでくれたら、ちょっと期待してもいいかなと思えました。

134:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 20:09:06 1wDO03xB
○<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
この戦う司書シリーズ、個人的には一巻から段々クオリティが落ちてきていたような気がしていました。
しかし、この巻では、一巻に負けず劣らぬ素晴らしい物語が展開されます。

ただひたすらに、あるものを求めて疾走するオリビア。
彼女は善人でも、正義の人でもありません。
目的のために犠牲を払うことに躊躇しません。
しかし、それでも、彼女の魂は、彼女の魂が求めるものは、決して汚れない。
踏みにじられ、消し去られようとしても、彼女の魂は、それを求めてやみません。
その何よりも強い魂が引き起こした、奇跡のような偶然の積み重ねの果てに、彼女が手にしたものは……!

そして、彼女を彩る脇役達も忘れることができません。
何の因果か、オリビアと逃避行を共にすることになった若き司書ヴォルケン。
オリビアと対照的に、どこまでも正義を求めた青年。
鉛の体を持つ、元人間のベンド=ルガー。
その悲しい想いが、オリビアを突き動かします。
前作の石油人間もそうですが、作者は鉛人間というキャラクターを本当に魅力的に昇華しています。
そして、悲しい母親レナス。
愛する息子が命に代えて助けたオリビアを、自らの存在をかけて導いた女性。
さらに、ハミュッツと楽園管理者の両親玉もいい味を出しています。

素晴らしい登場人物と、圧倒的なストーリー。
とにかく下半期、いや2006年イチオシの小説です。

135:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 20:16:41 RfAnAaL2
○<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】
おお、炸裂よ!  塵と灰に
                 ハ_ハ  
               ('(゚∀゚∩
地道な捜査で予想以上にハードボイルドな2巻もいいけど、やはり無機質な文体でボイルドが
虚無へと突き進む3巻は圧巻。結末はある程度予想できたのにここまで衝撃を受けるとは……。
名シーンは多々あるが、最期まで忠実だったオセロットが……( ´Д⊂ヽ


<<ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫>> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】
俺の好みにジャストフィット! ラノベというよりジュブナイル的な面白さだけど気にしない!
実は結構ひねくれてるのに、あまりそう感じさせないのは作者の素質ではないだろうか(アレ除く)
現代に魔法実在モノの最高峰になることを期待してます


<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】
とにかく上手い小説で感想書きにくくて困る。それだけ隙がないってことなんだけど。
個人的には連作もののミステリとして評価したい。


去年下半期はあまりラノベ読んでないから無投票も考えたけど、この3作はツボだったので投票します
今年はたくさん読もう


136:134
07/01/17 20:23:39 1wDO03xB
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
青春の苦々しさと、しかしそこにあるかけがえのない大切なもの。
それを思い出させてくれる佳作です。

「何故間違ってしまったのか」。
いつも、どうしても決定的なところでボタンを掛け違えてしまう芥川くん。
彼の苦悩を、文化祭の演劇を通して、武者小路実篤の『友情』を通して、
救い出そうとする文芸部の遠子先輩と、我等がヘタレトラウマ主人公心葉。
第一巻のメインキャラだった竹田さんも絡んで、そしていつものように琴吹さんもカラ回って、
物語は二転三転していく。

「文学少女の想像力」によって、絡み合った事態を解きほぐしていく遠子先輩は、
いつものように魅力的で、優しくて、儚げな強さを備えています。
そんな彼女に包まれて、心葉も一歩だけ、ほんの少し、でも確実な一歩を踏み出しました。
無駄なことなんて一つも無い、苦く、切ない青春のかけがえのないひと時。

ラストの強烈な引きを含め、次巻がとても楽しみな小説です。

137:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 20:23:50 p89zae18
●大賞・イチオシ賞

○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
萌えイラストのカバーを被ったスポ根ライトノベルの集大成。
頂点に届きそうな場所から一気に奈落の底に叩き落されるスポーツの怖さ、そこから再び頂点へと再び挑む展開はお約束ながらも熱い。
これのおかげでこの冬話題だったフィギュアスケートも面白くみることができました。


<<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】
逃げ込んだ倉庫には先客がいた…
主人公と先客との仁義はあるけどまるで子供な争いがとても愉快でした。
そして主人公の生い立ち等の独白やそこから最後までの話の流れはとても印象的でした。


<<ひと夏の経験値>> 【著:秋口ぎぐる/絵:濱元隆輔/レ:富士見ドラゴンブック】
TRPGを学生時代にやっていた自分にとってクリティカルな内容だった本作品。
主人公の悩みも友人達の悩みも経験者にとっては懐かしさやもどかしさを感じるものでした。
くだらなくも面白く過ごしたあの夏の日々を思い出させてくれた作品です。

138:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 20:24:36 p89zae18
<<鋼鉄の白兎騎士団 III>> 【著:舞阪洸/絵:伊藤ベン/レ:ファミ通文庫】
絶体絶命の状況に追い込まれた副団長。彼女を救うために主人公が出した策はとんでもないものだった。
最後までまったくその策の内容がでてこないこともあり緊迫した雰囲気が作中続いてとてもよかったです。
反乱編はこの巻で終わりですがこの後主人公達がどんな物語を紡いでいくのか楽しみな作品です。


<<僕と先輩のマジカル・ライフ>> 【著:はやみねかおる/絵:ゴツボ×リュウジ/レ:角川文庫】
一般レーベルですがライトノベルに近い作風を感じたので推挙しました。
03年に一般書籍で発売した本の文庫化。著者は児童文学で有名なはやみねかおる。
大学生活を営む主人公と不思議な先輩との周辺で起こるほんの少し不思議な事件を解いていく本格ミステリー。
その物語の微妙なさじ加減は作中でのキャラクターの立ち位置とあいまって面白くも懐かしい感覚を思い出してしまう。
気になる方はぜひ本屋であとがきの後の解説だけでも読んでみてください。



●ベストキャラクター賞

 {{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で (12))
彼は最初から最後までずっと己を貫き通しました。敵ながらも天晴れな戦士です。
でも最後のあれは反則w

139:1/2
07/01/17 20:41:11 8ubkd3YX
<<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】
前作以上に「月9」っぽくなった作品だと思う。
意味のない会話にも引き込ませるセンスやテンポの良さは絶妙。
ページをめくる手が止まらなかった作品。
一読の価値アリ。

<<レインツリーの国>> 【著:有川浩/絵:--/レ:新潮社】
作者が同じということで気が引けつつも投票。
ここまでくると言うことない。
怪獣とか変な機関とかがない分会話に割かれる割合が多く、あのテンポを沢山味わえて幸せ。
怪獣とかも有川さんの色で、好きなんだけど。
話の筋も考えさせる内容。感動的と書いておく。

<<半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter>> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】
短編集であるもののやっぱり半分の月、という感じ。
橋本さんのあの雰囲気は健在であり、半分の月を締めるに相応しい出来だと思う。
エピソードにありがちなグダグダ感はなく、後日談としてとても素晴らしかった。


140:134
07/01/17 20:52:16 1wDO03xB
<<GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜―>> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】
「たとえこころがはなれなくても、なんになるんだ。からだごと、側にいて守らなくちゃ。離れるときは、死ぬときだ」
少年は、少女を守るため、その手をしっかりと握る。

「歴史は動く。嵐はまたやってくる。だが、けして、けして大人に捕まってはならない……!
ただ、互いのために生きるのだ……!」
時代は混沌とし、暗い影がヨーロッパを覆う。

「だけどなにがあっても、信頼できる友達がそばにいたら大丈夫だよ。互いが、互いを守ることができるからね。
ぼくたちは、離れない。なにがあっても」
「そうだ。我々はけして離れまいよ……!」
少年は少女のために、少女は少年のために。

確かに、このシリーズはミステリーとしては、トンでもミステリーに入るでしょう。
トリックの説得力はありません。
しかし、小説の説得力はとてもあります。
少年が、少女が、時代に翻弄されながら、ともに手を取り合いながら大人たちに立ち向かっていくのです。
その心の揺れ動きのリアリティが説得的なのです。

141:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 20:54:31 H1UwXRrl
この板にいる奴らきもいな 
普通に考えて 

シャナかゼロの二択だろ

142:2/2
07/01/17 20:58:06 8ubkd3YX
<<デュラララ!!×3>> 【著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫】
成田さん独特の群像劇が今回も展開。
「バッカーノ!」も好きだがこっちの方が雰囲気が好きだ。
他の成田作品もだが、さまざまに絡み合う糸たちが分かれ、ねじれ、収束する様は素晴らしいと思う。

<<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】
「バッカーノ!」とどちらを採るか迷った作品。
どこまでいっても鎌池さんは鎌池さんだな、と再認識。
……どこの少年漫画ですか、これは。
そう思いつつも上条のセリフに燃えてしまう自分が好きだ。
人によってかなり意見が分かれるのは承知で推させていただく。

●2006年下半期ベストキャラクター賞
 {{マルタ・サギー(鷺井丸太)}}(マルタ・サギーは探偵ですか? )
個人的にかなり好き。
抜けてはいるが美味しいところは持っていく。
カードの使いどころとか絶妙です。
周りに迷惑かけつつ頑張って、と言いたい。

{{クレア・スタンフィールド(フェリックス・ウォーケン、ヴィーノ)}}(バッカーノ!)
何だろう、「最強」のキャッチコピーに惹かれたのか。
その無鉄砲さ(もといバカ)に惹かれたのか。
こういうヤツが居たら嫌だろうなー、と思いつつキャラクターとしては非常に好き。

143:134
07/01/17 21:12:11 1wDO03xB
<<皇帝ペンギンが翔んだ空>> 【著:祭紀りゅーじ/絵:Kアニキ/レ:電撃文庫】
この小説は、萌も無ければ、きっちりとまとまった優れた話の構成があるわけでもありません。
さらに言えば、ギャグもすべり気味ですし、文章が取り立てて上手いわけでもありません。
正直言って、人に勧められるものではないのかもしれません。

しかし、それでも好きなのです。
この小説に流れる、不思議と暖かい空気が。
それは、「空気感、季節感をしっかり書ける」といった意味での空気ではありません。
作品全体に流れる、温かい人のぬくもりが、何かとても私の琴線に触れるのです。

あまり評判がいい作品とは言えませんが、個人的には、やたら癒されたので一票入れます。

<<<ロケットガール2 天使は結果オーライ>> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】
厳密な意味では新刊ではありませんが、復刊記念に一票を。
そして、巻き込まれただけの感が強かった一巻よりも、宇宙への強い意志が見えた二巻に投票。
やっぱりロケットと宇宙は男のロマンだと思うんですよ、本当に。
そのロマンを仮託するの相手が、サイズが小さくてコストがかからんというので女子高生。
いいでしょ?ロマンでしょ?

キャラ賞はまたの機会に……

144:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 21:13:43 MsI38QKD
<<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】
なんとも青いし臭いし痛いしあざといし、普通なら恥ずかしくて読めないかもしれない典型なのに、
密室の中での攻防から展開していく構成に文章に無理なくテンポ良く詰め合わせるものだから、
いつのまにか異色の青春モノの良作と感じてしまうという魅力がありました。

<<学校の階段 3>> 【著:櫂末高彰/絵:甘福あまね/レ:ファミ通文庫】
これも青臭い話なのに、それ以上に階段部という設定勝ちを巻を追うごとにうまく消化させているから、
青春スポ根モノとしてますます面白くなっていると思いながら、お決まりの展開に安心しながら読める。
ライトノベルでスポ根モノで、いま一番好きかもしらん。

<<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
◎<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
ライトノベルでスポ根もので一番好きといえば「銀盤カレイドスコープ」だと今までは思っていたけれど、
7、8、9巻とトップアスリートの銀盤の上での意義がこれだけ壮絶に描かれていれば、これはもうスポ根ではないと気付いてしまいます。
一言感想が良ければただ「壮絶。」とでも書きたかったんですが……ただただ薦めたい壮絶な傑作ということです。

<<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
最後に「文学少女」で、繋がれた愚者ではなく飢え渇く幽霊です。
ネタを割らずには感想が書きにくくて大変ですが、最後の展開にはわなわなと震えてしまいました。
のどがつまるような物語だけど、のどを通りすぎてしまえば、なんとも血の通った物語となっていましたさ。

145:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 21:31:04 P7gA1OTn
>>141
ヒント・主催者

146:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 21:56:04 LiJP6ga1
いぬかみっ!10 に一票

147:Achtung!!
07/01/17 22:19:07 A7virjiN
>>141>>145
●大賞に関連しての雑談は、下記のスレッドへ。
 イベント運営・感想スレッド part6
 スレリンク(magazin板)


148:Achtung!!
07/01/17 22:24:35 A7virjiN
>>146
 <注意事項>
 「荒し・多重投票対策」のため、次の場合集計人の判断により無効票とされる場合があります。
 ・一言だけの露骨に短い感想 (例:「○○最高!」「とても面白かった」等)
 ・明らかにコピペと思われるもの、他作品への中傷と取れるもの
 ・その他、集計人が不正な感想であると判断したもの


149:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 22:58:52 6/pi40mK
○<<戦艦人間ハヤト 起動!白銀の宇宙戦艦!!>> 【著:大迫純一/絵:hippo/レ:HJ文庫】
<<戦艦人間ハヤト 脅威!メガナイクス!!>> 【著:大迫純一/絵:hippo/レ:HJ文庫】
穏やかな日常を送る主人公、そこへある日起こった異変。
異常な存在との接触、そして告げられる非情な現実。
自分が人間から逸脱したことを知った主人公は決意する。
迫り来る敵から、日常を守ると。
これは、一人の“戦士”の戦いの物語である。

タイトルはSFみたいだが、改造人間もの。そう、まんま仮面ライ○ーのノリ。
V3と空牙と龍騎を適当に見ていただけの人でもえらい燃えた燃えた。
日曜朝8時に見てみてーなーとけっこう思った。
2巻ではおやっさんポジションになるのかなという人も出て次巻も非常に楽しみ。

<<神曲奏界ポリフォニカ サイレント・ブラック>> 【著:大迫純一/絵:BUNBUN/レ:GA文庫】
<<神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック>> 【著:大迫純一/絵:BUNBUN/レ:GA文庫】
でか男とちび少女の組み合わせはいいですねー。
他の色に比べて萌え狙いキャラクターが少ないのもいいところ。
BUNBUNのイラストも素敵で、プレイヤー・ブラックのキラキラしてる二人とかのび太くんが印象に残った。
期間外だけどまぁぶるのちびキャラもとても可愛らしい出来でした。
イラストのことばかり言っているが、文章もうまくて読み易い。
これを読んで上のハヤトを買ったぐらい好きになった。
シェアードワールドものだけど読んでみてほしい。他の著者のも好評だから。

<<超鋼女セーラ>> 【著:寺田とものり/絵:Ein/レ:HJ文庫】
綺麗なお姉さんは好きですか? 私は大好きです。
強いお姉さんは好きですか? 私は大好きです。
実はロボなお姉さんは好きですか? これを読んでありかな、と思いました。
強くて純情で主人公ラヴなお姉さんということで護くんやのぎーさんなど好きな方におすすめ。
そういうものとして肩の力を抜いて読んで下さいな。
読む際の注意としては「番長能力者」というものを「Xメン的超能力者」みたいなもので、
とにかく凄いんだと理解し深く考えずスルーしてください。本編にあまり説明がないのです。


150:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 22:59:58 6/pi40mK
{{粟生島隼人}}(戦艦人間ハヤト)
必殺技は右主砲キックだ!

{{マナガ&マティア}}(神曲奏界ポリフォニカ ブラック)
熊パジャマとエプロンはいいですねー。

{{来栖セーラ}}(超鋼女セーラ)
黒髪ロングなロボ娘お姉さんいいねー。

{{ヴラッドレン3}}(超鋼女セーラ)
たとえ挿絵もないボスでも、巨大な鋼はかっこいい。
なぜこんなの推してるんだろうね自分!

{{ゴブリン}}(ネクラ少女は黒魔法で恋をする)
コードGだ! なんでネズミに萌えてるんだろうね自分!

あまり読んでない上にマイナーを推しているから凄い個性的な組み合わせだ…
ほぼ1票確定だろうか…

151:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 23:27:55 REqwOZHG
<<オーパーツ・ラブ SP ~あ・ら・か・る・と 5~>> 【著:ゆうきりん/絵:酒井ヒロヤス/レ:スーパーダッシュ文庫】
今巻もお馴染みの萌えるキャラクターが大活躍でした。

<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】
物語もいよいよ終盤に入ってきて結末が楽しみです。

<<クライム・ハウンド>> 【著:柊ハルヤ/絵:深遊/レ:スーパーダッシュ文庫】
フリッツが大活躍して見ごたえがあって面白い。

<<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】
禁書自体は好きだから入れるが相変わらず当麻がうぜえ死ねよ。

<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
3年に渡った渡瀬先生の長編シリーズもとうとう完結しました。
最終巻まで飽きさせる事なく緊迫した展開で満足しました。
ジェラルドとフェリオ・ウルクの会談での駆け引きや、メビウスに立ち向かう面々の様子、
神柱や死の神霊の謎など見所が満載です。
シリーズ通して細かい世界観と読者をすんなりと世界に引き込むナチュラルな文章使いがとてもよかったです。
キャラクターも生き生きと描かれ、役割がきっちりしていてストレートに入ってくる。
全体的にとても良質のSFファンタジーでした。
広義でのファンタジー小説が氾濫している中、これだけしっかりと設定を作りこんでいるのに窮屈さがない
小説は珍しいです。
シア・パンプキン・イリスとエンジュ・シルヴァーナとハーミットとかのサブストーリーも気にはなりますが、
作者が物語りの全てを描く必要はないのでこれで良いかなと思います。
広義でのファンタジー小説が氾濫している中、これだけしっかりと設定を作りこんでいるのに窮屈さがない
小説は珍しいです。
久しぶりに素直に面白いと感じるシリーズでした。
そして最後にパンプキン、かっこ良すぎですよ。まさに物語を彩る見事な道化師でした。

{{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で (12))
文句なし


152:イラストに騙された名無しさん
07/01/17 23:42:04 1DIQpBDQ
<<GOSICK VI 仮面舞踏会の夜>> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】
<ベルゼブブの頭蓋>と呼ばれる修道院から辛くも脱出した一弥とヴィクトリカは豪華列車に乗り込む。しかしそこには自らを仮の姿で名乗る奇妙な乗客たちが。そして列車内で起こる殺人事件。

大男の無骨な声が、低く、不吉に響いた。
『それなら、俺は―<死者>だ』
今、仮面舞踏会の夜が幕を開ける―。

「たとえこころが離れなくても、なんになるんだ。からだごと、側にいて守らなくちゃ。離れるときは、死ぬときだ。ただ、ぼくは、あの子のそばにいたいんだ…」

謎解きだけではなく、登場人物の心情の変化にもかなり魅かれる作品。
相変わらず一弥が格好良過ぎでヴィクトリカがカワユ過ぎた。
シリーズものとして今作も期待を裏切らない出来だったと思う。

<<レンタルマギカ 鬼の祭りと魔法使い(下)>> 【著:三田誠/絵:pako/レ:角川スニーカー文庫】
いつきの奮闘空しく、葛城みかんは姉の香とともに<人柱>にされた。そしてついに葛城家の「鬼の祭り」が開始される。
姿を見せた真の敵の前に、すれ違うばかりのみかんと香の想いが重なる―

「…あたしはね、お姉ちゃん」
「…わらわはな、みかん」

「お姉ちゃんのことが…」
「おぬしのことが…」

「「ずっと大嫌いで……」」

「「…ずっと大好きだったよ…」」

いつき達<アストラル>は「鬼の祭り」とその陰に潜む敵からみかんを救えるのか!?

上巻と繋がる鬼の祭り完結編。
驚愕の事実や交錯するばかりの登場人物たちの哀しすぎる想いには思わず涙した。
また、今回は久しぶりに、いつきの活躍が見られた気がする。

153:1/2
07/01/18 01:06:17 C155dSmO
ああ。投票するのはいいが―
別に、全票TRPGリプレイに入れても構わんのだろう?
                                   ──イベント運営・感想スレッド705


<<未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】
DXオリジンシリーズの最終巻。単に完結記念というだけでなく既刊の話題が伏線として最終話に収束していく快感、
ストーリー的なテーマと同時に、ゲームシステムの設計理念にまで挑戦する陰謀、
定番NPCの存在を逆手に取ったセッション展開の誘導に至るまで見所多数の傑作。
卓上ゲーム板で「ここまでの完成度を見せ付けるとユーザーが萎縮してしまって、プレイの参考としてはまずいのでは」
という意見まで飛び出すのもむべなるかな。

<<アルシャード・ガイア リプレイ 明日へのプロファイル>> 【著:矢野俊作、F.E.A.R./絵:ぽぽるちゃ/レ:ファミ通文庫】
作者つながりでもう一冊。
本作の注目すべき点は、主人公格である宮沢茉莉の父親、宮沢祥吾であろう。
キャラクター作成時のダイス目によってなんとも奇矯な人物になってしまったが
それが後半に明かされる彼の過去を引き立て、娘である茉莉の成長へと繋がっていく。
こういうキャラクターが、偶然と作為の狭間から生まれてくるのがTRPGの醍醐味だろう。
上記の「未来の絆」と同月発売だったため霞んでしまった観があるが、見逃すには惜しい作品。

<<ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】
今期のリプレイ作品を語るとなると、やはりこの一冊は外せないか。
複数人の意思と、ランダマイザによる偶然性が絡み合うリプレイだからこそのクライマックス。
後半の緊張感と落涙のエンディングは、まさに筋書きのないドラマの真骨頂だ。
最終巻がどうなるのかという不安と期待も含めて、このシリーズから目が放せない。
一方で、前半部分における市中探索のルールなど、ゲームとしての運営にも興味深いところが多い。
…あと、アルテアを「よ○ば」って呼ぶの禁止。


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