07/02/03 22:04:19 dCFkyvm5
>>485
『黄色い花の紅』 スーパーダッシュ文庫 著:アサウラ/イラスト:Bou
この作品、第5回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞作である。
新人賞の大賞だから良作だろう。そんな風に考えるライトノベル読者は少ないだろう。
たくさん本を読んでいる人なら、尚更警戒するはずだ。
かの偉大なSF作家シオドア・スタージョンが「どんなものも、その90%はカスである」という言葉を残したように、
大賞だろうがそうでなかろうが、駄作である可能性は多分にあるのだ。
しかし逆に言えば、「残りの10%はそのために死んでもいい位である」という作品にめぐり合う可能性もあるわけだ。
だから、駄作との遭遇を恐れず、あらゆる本を読むべきだ。
それが良作に触れる、一番堅実で、一番近い道であると私は思うのだ。