07/01/30 16:45:34 /Gfkv2wm
電撃の新人賞は毎回全部買ってますが。
ケツバット以外は別に地雷臭はしないなあ。なんていうか、凡作臭がする。
まあ扉の外は応募時タイトルがアレだったからやってくれるかもしれんが。
ケツバットは大きく外すか中くらいに当てるかのどっちかのような。
400:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 17:17:27 CIep3vOs
俺が今感じているこれが地雷臭じゃなかったとしたら
これまでの人生全部を見直さなくちゃいけなくなる気がする
十日後が楽しみだ
401:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 18:23:21 +S5xPDOb
>>399
感覚がマヒしてるぞ……。
たまにはまともな作品も読まないと、逆に地雷を楽しめなくなるよ?
402:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 18:50:16 LSDZ1K+O
十三番目のアリスあたりから、電撃の萌えツンデレの御利益が消滅したような気がする
403:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 19:06:40 9BO9k4yg
>>397
すごいな、主人公クラスのスタンド使いが普通に居るぜ
404:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 19:16:16 O81oZgRu
>>397
刻人の怪力は、魔法の力なのかが気になる
405:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 19:28:12 ZNH6ApnQ
>>397
邪気眼の臭いがプンプンするぜーっ!
406:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 19:30:19 HMMnV82l
> 三女軋奈。生命を創り出す力を持っていた。
過去形?
407:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 19:48:11 ydcp5HIH
あらすじに妹が云々書いてあったから力を失なって~とかじゃない?
次男の"優しさ"って他と同列に扱うようなものかなぁ……
408:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 20:02:32 bWMns7Nh
>>397
これは非常にそそられる。
来月の十日は特攻決定。
409:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 20:02:56 Xiy1N1Fq
電撃がせっせと地雷を埋めているようだ
だが埋め方が素人だ
もっと巧妙な紹介文が欲しかったところだな
410:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 20:21:48 k4QAiTt4
どうみても爆弾だ
ブービートラップですらない、シロートでもわかる地雷に突っ込むつもりか!?
お前らはどいていろ。俺が地雷処理人としてのプライドで「ミミズクと夜の王」に突っ込む
アバヨ…!
411:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 20:28:27 iU6EDqKb
プライドの割に一番まともそうな奴を選んだなw
412:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 20:55:25 /q0dOglk
ほう・・・>>410がやられたか・・・。
だが奴は地雷をたった一つしか選べぬ腰抜けに過ぎん。
男性向けレーベルのッ!
新人の本全てを購入しているこの私がッ!
>>397全てを平らげて見せようぞッ!
ゴメンナサイ『天帝のはしたなき果実』ダケハカンベンシテクダサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ
アッー!
413:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 20:57:17 /q0dOglk
>>412
×>>397
○>>386
414:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 21:33:06 7pa45Tog
このスレで何人の地雷鑑定人が死んでいったのだろうか……。
スレはじまって以来の死者が、地雷に奪われたような気さえする。
415:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 23:26:14 wsb37nZC
ミミズクは一応まともそうなんだが
正直「ぁ」にここまでのプレッシャーを感じたのは初めてだ。
416:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 23:48:35 2Slg8D7q
ミミズクの絵師を調べると面白い
417:イラストに騙された名無しさん
07/01/30 23:51:07 GOz03LYR
聖剣伝説の人でしょ?
418:イラストに騙された名無しさん
07/01/31 09:14:48 ou7TqTNM
やべえ。期待大だぜ……
419:イラストに騙された名無しさん
07/01/31 10:29:53 E/8wz81n
LOMの人?
だったら、中身も外見も大好きなんだけどなー。
420:イラストに騙された名無しさん
07/01/31 11:35:22 cLSnQovs
>>411
いや、俺には410の気持ちがわかる。
ミミズクは相当な劇薬のように感じる。
中途半端なファンタジー志向がまた危うい。特効決定だ。
421:イラストに騙された名無しさん
07/01/31 11:43:25 Ay3K/Qyi
しゃぶしゃぶと焼肉と寿司とラーメンが
いっぺんに来てるのに、一つしか食わないってそりゃないよ!
422:イラストに騙された名無しさん
07/01/31 11:53:35 V7VHuO+P
>421
どっちかというとウケねらいの創作料理(※しかも新人料理人)ばかりだと思うぞ。
なので修正案 ↓
・新鮮しゃぶしゃぶ肉の寿司
・焼肉ラーメン(たれ風味)
・マグロの鉄板焼き
・こってりしゃぶしゃぶ
…どれかは美味しいかもしれないよ?
423:イラストに騙された名無しさん
07/01/31 12:00:16 kzgpxAj2
マグロの鉄板焼きはやり方次第では美味くなりそう
やり方次第では、ね
424:イラストに騙された名無しさん
07/01/31 16:23:33 tP4E2UYI
将太の寿司でそんなのがあったな>マグロの鉄板焼き
425:イラストに騙された名無しさん
07/01/31 18:37:01 4KoW+XWn
しゃぶしゃぶ肉の寿司も、牛刺しと考えれば。
焼肉ラーメンについては、炙りチャーシューと考えれば。
マグロの鉄板焼きはふつー。
こってりしゃぶしゃぶは中国の火鍋がそんな感じの料理。
どうやら、俺らの活躍すべき戦場は……無かったようだ。
そうだな、伍長?
「ハイでアリマス!」
よし、これより帰還する。帰るまでは戦場気分を味わっていいぞ!
(草原で花を摘む少女の映像とともにフェードアウト)
426:イラストに騙された名無しさん
07/01/31 23:47:11 APTkztGx
さて、誰か私のKnight(ryを褒めちぎれる勇者はいるかね?
俺は挫折したがorz
427:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 00:40:29 f242Kmgs
>>421
「なるほど、それもそうだな」
と真顔で全部混ぜて、元の皿/どんぶりに盛りなおされた様にも思える。
428:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 00:54:42 BKfmnSW1
私のKnightか。結局2巻から褒めちぎりそびれてるわ。
3巻も確保はしてあるけどどうなるかなぁ。
んで、まとめサイトで1巻の褒めちぎりを読み直してて気付いたんだけど、
初代スレ立ってからもう一年経ってんだね。
スレが立ったのが2006年の1月25日。
陰陽師で褒めちぎりデビューしたのが26日で、かのこん1巻は30日。
2月1日にかのこんの2巻が来て、3日にはもう私のKnightを褒めちぎっとる。
……なにこの変態的ハイペース。
429:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 02:30:31 J0xm5VFi
もう1年になるのか・・・時が経つのは早いな
一年前と言うと、仕事ではまってたころだなぁ
430:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 03:15:42 JnhdNVLa
>>401
というか、俺そんなにラノベを地雷だって思ったことないんだよね……
こりゃないわって思ったのは「火目の巫女」「GOSICK」「推定少女」くらいで。
ふーん、まあいいんじゃね? 程度の感想で終わらせたのはいくらでもあるけど。
今回の電撃新人からはその匂いがした。
431:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 03:21:20 MBOczv5H
「火目の巫女」「GOSICK」「推定少女」ってこのスレで扱われてるのと比べれば
全然まともな気がする…
432:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 03:43:24 GR926ZTl
一部ちょっとどうかしてるけど作品としては無難~良作あたりに入る、かね。
433:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 03:47:30 sh/zVwWe
つーかGOSICKは普通に良作の部類だろうに。
434:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 04:05:50 qeGKGKF/
きっと>>430はマインスイーパーとして英才教育をうけたんだよ。
だから地雷への耐性が一般人とは比べ物にならないくらい高いんだよ。
435:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 07:45:06 qAr+HnEu
そんな430でも、サインをつかめ!を手に取ればあら不思議。
読了後には作者に対して、非常に強い想いを抱いていることでしょう。
436:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 07:57:33 UwhtKzCo
>>433
ミステリだと思って読むと大型地雷だぜ
437:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 08:08:39 JnhdNVLa
>>433
いやあちょっと自分には合わなかったんですよ桜庭。
まあ合わなかったからって地雷扱いしたらアレですが、そんなこと言ったらどんな小説にもマニアはいるだろうし、
外の評価を一切遮断して「これは世間的に地雷に違いない」なんて断定できるほど分析できる力もないし。
だから極端に自分にダメだった=地雷って感じで使わせてもらってます、はい。
>>435
アレとかトリックなんたらとかは擁護意見を一個も聞いてないので回避してます。
進んで死地に飛び込むほど漢なわけでは……。
本棚見てて思い出したけど「絶望系」とか「ボクセカ」もアレだなあ。
もっと文才あればこのスレで褒めちぎりたいところだ。
438:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 09:39:31 hscCDG9r
桜庭の文章はあわない人にはとことんあわないだろうしな。
俺はGOSICK好きだが、異形コレクションで桜庭作品読んだときはさすがに浮いてると思った。
439:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 10:11:55 clmZU5Or
そんなあなたに「砂糖菓子」ハードカバーで復活のニュースをお届け
440:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 11:25:23 nOP9MvoM
しらふで褒めてくれる人間がいるような作品を
ここで褒めちゃいかんだろ。
441:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 13:43:44 RVUu1GeQ
>>436
デスノや文学少女とかについても
これはミステリじゃないとか噛み付いて暴れてくれるような
ミステリ厨の一般性皆無な評は
さすがにどうでもいいって感じ
442:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 14:06:41 hscCDG9r
>>441
文学少女はともかく、GOSICKとデスノはミステリで売ってたんだが。
443:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 14:09:19 RVUu1GeQ
>>442
富士ミスがミステリじゃなくなってるのは今更な話
デスノはミステリでは売ってなかったと思われ
444:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 14:35:22 UwhtKzCo
ラノベとしてはありだと思うがね >GOSICK
それ以前にID:RVUu1GeQはいつまでスレ違いな事で人に絡む気だろう
445:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 14:35:25 pJzXyE/C
446:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 14:40:09 RVUu1GeQ
最初に変に絡んでるのが誰かは棚上げで
人様の批判とは恐れ入る。
447:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 17:07:20 3FWbJYvk
というか、富士ミスにミステリー要素期待するやついないだろうし
デスノもミステリ、というよりもサスペンス的に書こうとしたらなんかミステリになってっただけで
448:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 18:02:42 Py9fSabg
GOSICKがミステリじゃないと申したか。
GOSICKはガチの本格ミステリだぞ。
なぜなら有名作のトリックをそのまま移入しているものが散見されるからだ。
ミステリをあまり読まない人にこそ勧めたいミステリといえる。
449:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 19:38:42 OWF2Oxq9
だれか、誰かこの流れを褒めちぎれる猛者はいないのか!
450:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 20:47:00 YDzNlHYZ
>>426の願いを誰かがかなえてやればこの流れもおちつくだろう……たぶん
ちなみに俺はその作品をうかつに「おもしろい!」と感じてしまった人間なので
残念ながら>>426の願いをかなえることはできないw
451:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 22:00:30 orLe8LN9
なんということだろう。
>>386以降空気の流れが変わってしまった。
それほどまでに>>386のインパクトは強烈だったのだ。
もはやこのスレは生ける屍たちの饗宴の場となってしまった。
それはまるでアラブ人とユダヤ人の聖地を賭けた終わりなき争いのようであり
あるいはたった一つの王座を巡る血で血を洗う権力闘争にも似ている。
すなわち人間の信念と信念のぶつかり合いという、人類の歴史の根源に今、我々も
直面しているのだ。
物語はとある青年>>399が>>386の瘴気に惑わされ、迷いの森に足を踏み入れた
ところから始まる。
「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。
おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。」
ニーチェの言葉にもあるように、地雷の暗黒面にとらわれた>>399は正常な方向感覚
を失っていたところ>>401の手引きにより助けられることとなる。
ここまではかつてのスレで幾度となく繰り返されてきた光景であり、スレ住民たちも
危機感を抱くことはなかった。
452:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 22:01:30 orLe8LN9
ところが>>430がとある落し物をしたときから運命は怒涛の展開を見せる。
(なお>>430は>>399の同一存在であるとする説が有力であるが現在の文献からは
断言することができない)
落としたものはいくつかあったが、それはその中の一つであった。
「GOSICK」
その異質なオーラに今まで数々の死闘を切り抜けてきた戦士たちが
黙っていられるはずがなかった。
まず、GOSICKは普通に良作じゃん派とやっぱ地雷だろ派の抗争が始まった。
永きに渡るこの抗争は、GOSICKはラノベだよ派とミステリでしょ派という
過激派を産んだことで、ミステリとしては許せないけど、ラノベとしては
そこそこだよ派の和平交渉も虚しく泥沼の東部戦線状態へと発展する。
この先の顛末は前述したとおりの地獄絵図である。
しかしこの愚かしい争いはそれ故に美しい。己が信ずるGOSICKのあるべき姿巡り、
ぶつかり、傷つきあう様は残酷さのなかに抗いがたい危険な魅力を秘めているのである。
流れ出る大量の血の香りは我々地雷職人のノスタルジーとサンチマンタリズムを
呼び覚まし、狂わせる。恐るべきはその中心に据えられたGOSICKの魔力である。
そんな運命の流れを誰が止めることができようか。
今の私に出来ることといえば、この光景を一遍の物語に託して後世へと伝えることだけである
453:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 22:03:14 orLe8LN9
長い間、歴史の移ろいを見続けてきた私の命ももう長くないようである。
よってこの書き込みをもって私の地雷職人としての最後の仕事とする。
まず、私の病態を解明するために、歴戦のマインスイーパーに私のknigh(ryの褒めちぎりをお願いしたい。
以下に、地雷についての愚見を述べる。
地雷の処理を考える際、第一選択はあくまで作品の褒めちぎりであるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には私自身の場合がそうであるように、発見した時点で
メディアミックスや増版をきたした進行症例がしばしば見受けられる。
その場合には、作者や編集部を含む全面褒めちぎりが必要となるが、
残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。
これからの地雷処理の飛躍は、作品以外の褒めちぎりの発展にかかっている。
私は、あなたたちがその一翼を担える数少ない職人であると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。
あなたたちには褒めちぎり道の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、地雷による悲しみがこの世からなくなることを信じている。
ひいては、私の屍を病理解剖の後、あなたたちの研究材料の一石として役立てて欲しい。
屍は生ける師なり。
なお、自ら地雷処理の第一線にある者が褒めちぎれず、処理不能の地雷で死すことを心より恥じる。
ラドム
454:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 22:04:45 9vhsBWdy
財前教授─っ!
455:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 22:07:08 Frq28inX
流れを褒めたwwwwwwwwwwww
456:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 22:48:32 0YJKC5HR
もしやかのこんの人か?w
違ったらすまんがGJ、鶏鍋ふいたwww
ところで最後のくだりってなんだっけ。
夏目漱石?
457:イラストに騙された名無しさん
07/02/01 22:54:17 h4Gi+QUL
白い巨塔だよ!
やべえ、むちゃくちゃ笑ったw
458:かのこんの人
07/02/02 00:05:05 MybU7q2v
いや、別人ですよん。こんな速度で書けてたまるか。
…くそぅ、ラドムがわからん!
459:イラストに騙された名無しさん
07/02/02 00:17:33 t4wDvLEO
このスレにはいったい何人の猛者がいるんだ…
460:イラストに騙された名無しさん
07/02/02 02:39:30 whBzhpz7
猛者なんていないよ・・・
ただちょっと・・・
そう、ちょっとだけ他人より地雷が好きな、そんなフツーの痛いラノベ読みがいるだけさ
461:イラストに騙された名無しさん
07/02/02 02:50:28 BiQKiqMF
そんな命知らずを勇者とか英傑とか言うんだぜ……。
462:イラストに騙された名無しさん
07/02/02 11:30:48 L1OzKirR
この現代にも英雄は残っていたんだな
463:イラストに騙された名無しさん
07/02/02 12:35:35 OxCAZpDD
真・十傑集が現れるのも時間の問題だな……
464:イラストに騙された名無しさん
07/02/02 12:59:08 flDhMmDD
英雄by富士ミス文庫
465:イラストに騙された名無しさん
07/02/02 17:49:37 kFhjRGce
俺たちは英雄でもなんでもないよ。
さあ、じゃあ、マキゾエを読む作業に戻ろうか・・・
466:イラストに騙された名無しさん
07/02/02 19:01:17 flDhMmDD
奇遇だな。今日二巻と三巻を一気買いしてきたぜ
467:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 00:28:54 xGlyqMq2
>>415
ワロタ
みんな楽しそうだな。このスレは毎年こうなのか
468:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 01:11:51 XAUskRHi
>>467
いつもというわけではない。
むしろこのスレ住民の職業柄、「つまらない」ことから荒れるのは日常茶飯事。
ただ、スレに混乱が発生すると、どこからともなく職人が現れて褒めちぎりだけを
武器に状況をひっくり返していく。
469:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 02:36:14 V8gZDj0C
かのこんの人とか451-453を書いた人の書いたラノベが読んでみたいなw
1年くらいじっくり時間かけて応募してみないか。本出たら絶対買うから。
470:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 03:42:59 RCherL6S
ワナビになったらラ板来れないだろ…常識的に言って…
471:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 04:47:22 I9RLrv3Z
ワナビじゃ無くて、作家になったらだろ。
彼らは夢を追いかけるチャレンジャーだかr
ごめん、褒めちぎるスキルが俺には足りないようだ。
472:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 17:18:36 0WCORA66
被害者と第三者の両陣営がもう止めろと絶叫しているのに
それでも自爆テロを止めようとしない過激派セクトの本拠地はここですか?
473:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 17:20:41 8dGFwiLR
本を出せたとしてもこのスレで告知したら続刊は無理だろうなw
474:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 19:11:32 W8ArT4b+
でもここは売れてる馬鹿一・厨作品を面白おかしく取り上げてるだけだろ。
初版の半分もはけないような深刻な事態に陥っている
不振作を取り上げる例はむしろ少ない。
475:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 19:17:29 dCFkyvm5
琴線に触れる何かがなけりゃ褒める事だって叶わない
476:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 19:25:19 JIZxFPQy
誰にも相手にされない作品はつまらない小説ですらない。
477:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 19:32:44 W8ArT4b+
そもそもつまらん小説を無理して誉めるネタスレなわけだが。
なにがしらかが琴線に触れたらつまらなくはないだろ。
478:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 19:38:20 rgvUrTEv
違うねぇ。
琴線に触れることが、=つまらなくない、に繋がるわけではないのさ。
479:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 19:55:33 W8ArT4b+
そもそもは売れてない小説を褒めちぎって買わせ、
「なるほど、これはすごくつまらない、よくぞあそこまで褒めた!」
と感激させるスレだったはず。
売れてる小説を面白おかしくこき下ろすなら
なんでこのライトノベル人気あるの?その19
スレリンク(magazin板)
つまらなかったライトノベル 9冊目
スレリンク(magazin板)
こっちだろ。
480:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 20:00:33 c91kovpv
このスレでも売れてる作品をとりあげることはあるが
こきおろしてはいないよね。
褒めどころが普通のレビューと明らかに違うだけ。
個人的には9割の人がつまらんと言う作品に愛を感じてしまった人が
突っ込みどころを隠さず(?)なんとかして褒めてやろうというのが
このスレの心意気だと思っている
481:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 20:12:29 WUa8AIIO
きっと俺のせいだろうな、死にたくなってきたorz
482:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 20:31:53 Zpwd5lgt
グダグダいう暇があったら、黄色い花の紅の一冊でも読もうぜ?
483:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 20:34:55 dCFkyvm5
俺、あれ堪能しちゃった
まあ全体的にかなりどうかしてるのは認めるけど
484:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 20:35:03 W8ArT4b+
>黄色い花の紅
もう読んだ。それほどつまらんとは思わなかった。
SDなら
・クライムハウンド
・ストーンヒートクレイジー
・神舟
このあたりがSDスレでも「すごくつまらない!」と評判高いぞ。
485:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 20:50:45 y60G8Zib
>かなりどうかしてる
未読の俺がまっしぐらになるような褒めちぎりを聞かせてくれないか?
486:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 21:06:35 TYe3fSBO
久しぶりに地雷処理をしようと思う
危険地帯はどこか教えてくれないか?
487:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 21:10:50 W8ArT4b+
ファミ通の今期新人たち。
我らの魂を燃えさからせる、すばらしい作品が目白押しだ。
488:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 21:11:39 JIZxFPQy
んで、またこの流れを褒める人が出るとか?
まさかな。
489:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 21:40:13 GToV5oAx
クライムハウンドと円卓生徒会は良作。
前者はわりときっちりした設定の中に、歩けない生物に与えられた足の如く煌めく
個性的な設定や能力があり、それがこの本に物理的な厚みを加えている。
後者は機会があれば小論文にして提出したいくらいだが受験勉強の真っ最中なので短く一言で。
S N E G ?
490:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 21:43:30 W8ArT4b+
>前者はわりときっちりした設定の中に、歩けない生物に与えられた足の如く煌めく
>個性的な設定や能力があり、それがこの本に物理的な厚みを加えている。
す、すげぇ……(ゴクリ
491:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 21:44:58 bXnU7xO1
蛇足なのかww
492:1/2
07/02/03 22:04:19 dCFkyvm5
>>485
『黄色い花の紅』 スーパーダッシュ文庫 著:アサウラ/イラスト:Bou
この作品、第5回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞作である。
新人賞の大賞だから良作だろう。そんな風に考えるライトノベル読者は少ないだろう。
たくさん本を読んでいる人なら、尚更警戒するはずだ。
かの偉大なSF作家シオドア・スタージョンが「どんなものも、その90%はカスである」という言葉を残したように、
大賞だろうがそうでなかろうが、駄作である可能性は多分にあるのだ。
しかし逆に言えば、「残りの10%はそのために死んでもいい位である」という作品にめぐり合う可能性もあるわけだ。
だから、駄作との遭遇を恐れず、あらゆる本を読むべきだ。
それが良作に触れる、一番堅実で、一番近い道であると私は思うのだ。
493:2/3(計算間違えた)
07/02/03 22:05:05 dCFkyvm5
その話はさて置き。
『黄色い花の紅』を一言で説明するならば、銃器アクションモノだ。
銃とアクションと言えば、マズルフラッシュ。硝煙。弾丸。鳩。銃を振るう人間達の生き様。
冷たい鉄塊と熱い人間達が織り成すドラマは、そういう類が好きな人にはたまらないだろう。
映画ならばジョン・ウーやリュック・ベッソンのそれなどが有名だろうか。
漫画やアニメなら、ガンスミス・キャッツ、ガングレイヴ、トライガン、ブラック・ラグーンなどが挙げられるだろう。
しかし、ライトノベル界ではどうだろうか?
上で偉そうなことを書いておきながらなんだが、私はあまり手広く本を読まないタイプなのでとっさには思いつかない。
銃を取り扱うライトノベルは沢山在るだろう。しかし銃に徹底的に焦点を当てた作品は、少ないと思うのだ。
(※1 冲方丁氏のマルドゥックシリーズは凄いと個人的に思っている)
(※2 深見真氏のヤングガン・カルナバルはかなり素晴らしいらしいが、未読なので触れないでおく)
(※3 よかったらおすすめ教えて)
そもそも、幾ら挿絵があるとは言えライトノベルが『小説』である以上、
どうやっても動画や漫画には叶わないと思うひとも居るのではないだろうか。
読者の想像する力と筆者の綴る文が見事に噛みあえば、それらにタメを張る素晴らしいアクションが出来上がるだろう。
しかしそれが出来なければ、90%のクズに成り下がる。
アクションが出来ても、銃器知識がてんで間違っているようではどうしようもない。
筆者と読者、その両方が鍛えられて初めてガンアクション小説は成り立つと私は思うのだ。
494:3/3
07/02/03 22:05:58 dCFkyvm5
その点、『黄色い花の紅』の著者、アサウラ氏は素晴らしい。
銃器を扱う上での基本知識、銃器を振り回すときに心がけなければならないこと、そして銃の種類、特徴。
アサウラ氏は、そう言った情報を徹底的に読者へ叩き込む鬼教官なのだ。
一挺の銃が出てくれば、軽く半ページから一ページほどを使って
その銃の生い立ち、形状、特徴、長所、短所。銃に関するあらゆることを教えてくれる。
小説という形態を取った教科書なのではないかと思うくらいだ。
また、氏の豊富な知識は肝心のアクションにも厚みを与えている。
今にも文字から、紙から、硝煙が香ってくるような錯覚を与えられた。
硝煙に混じって百合の花が香ってくる点も個人的にはよろしい。俺によし。
小説媒体におけるガンアクションとはなんであるか。それを考えさせる一冊。
興味の湧いた方は、是非今度本屋に立ち寄った時『黄色い花の紅』を手にとって欲しい。
それが、あなたにとっての残りの10%、「そのために死んでもいい作品」との、出会いになるかもしれない。
無理だ。自分の語彙の無さ文章力の無さを痛感させられる。
かのこんの人、やっぱすげーわ。
495:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 22:28:23 gzXRFx+d
いや普通に読みたくなったな
※3キノとかはダメなの?
496:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 22:52:52 UuxW8CwQ
>俺によし。
産まれて初めてリアルにコーヒー吹いた。
497:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 23:03:04 ZvK/o5bU
>>492乙
good for you
good for me
498:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 23:13:56 H/7SRw0C
>>492
Mmm good
499:イラストに騙された名無しさん
07/02/03 23:32:29 dCFkyvm5
>>495
個人的に銃よりも絵本的な雰囲気のほうが先に思い浮かぶので名前は挙げなかった。
けど、俺は好き。
500:初挑戦
07/02/03 23:44:04 ANeqJ4eq
「まほろばの門」という小説がある。いや、もはや絶版である以上「あった」と表現するのが正しいだろう。
作者は桑原忍。後にエルハザードの小説を手がけそれなりに売れた。そのおそらくはデビュー作であろう。
刊行されたのは確か90年代半ば以降であった。詳しいことはもはや忘却の彼方であるが、この小説には忘れられぬ物があった。
この小説は、ライトノベル(当時はそんな言葉無かった)の読者層を下のほうに広げようとした野心作であった。
現在、例えば悪魔のミカタにおける小学生のキャラクターは「大人びた子供」がせいぜいである。
しかしこの小説では、等身大の小学生(多少の美化は許されるべきだろう)が、活躍する。
ストーリーも、小学生にもわかる様あえて王道を丁寧に書いてある。
これは、ライトノベルの入門書として小学生に勧めることを前提に作られたファンタジーなのだ。
今ではブックオフですら発見は難しいが、見かけたら是非手にとってみることをお勧めする。
501:イラストに騙された名無しさん
07/02/04 00:52:14 xM60LrvO
桑原忍というと、青空盗賊団の作者でせうか?
続刊を待っていたんだが出なかった覚えが。今考えると若かったな、俺もと思う
502:初挑戦
07/02/04 01:54:59 hJCsZKSX
イエス>501
エルハザードはそれなりに面白かったが、最初見つけた時
「うわ。最近見ないと思ったらこんなところに!」
売れない芸人の地方ドサ周りを見てしまったような感慨があったw
503:イラストに騙された名無しさん
07/02/04 22:25:04 56HFkJKP
円卓生徒会
【全国から驚きと喜びの声】
3日で彼女が3人!自分に自信が持てました!
東京都 紅龍亜砂さん(16)
子供の頃からずっと気が弱くて、高校でもクラスの男子・磯田くんから
「メロンパン買ってこい」とパシられる毎日でした。
そのうちなぜか学校のアイドルで振るだけで相手が
奥州へ旅立って出家してしまうような猫娘(仮)にまでなじられるようになりました。
正直ムカついてたけど、力じゃ勝てないし、いっつも悔しい思いをしてきました。
イジメまでいかないけど、女子にまで完全にナメられてたし、
いつか見返してやりたいと思ってました。(中略)
そんなとき、誕生日にモーガン姉さんが送ってきてくれたんです。
箱詰めの猫娘を。
なんかよくわかんないけど何でも言うこと聞くようになってるし、会話するたびに驚きの連続です。
付属の剣押すと異世界にもいけますし。
あ、そうそう異世界でカレー作るとなんか4人ほどすっごい褒めてきたんですけどあれって惚れられたんですかね?(笑)
まあなんだかんだで家に帰るころには女の子が何人かついてきてビックリ。
これも…なんのおかげなんでしょう?
とにかくまだまだ愛人は増えそうだし、楽しみです。
504:イラストに騙された名無しさん
07/02/04 23:47:15 VJ9pxonS
乙
新しい誉めちぎり方だなw
505:イラストに騙された名無しさん
07/02/05 04:59:07 1tuIsBEs
>486
「ぷいぷい」以外の夏緑は比較的アレでヨサゲ。
これなんてゼロの使い魔?とか赤い背表紙とか。赤い背表紙は2巻を手に取れずにいる。
506:イラストに騙された名無しさん
07/02/05 11:59:02 ib3IlHql
その背表紙は、パイオニア(初めて読んだであろう編集)の血で
染まってるんだよ。
背表紙の色をパイオニアが決めたなら確定だ。
507:1/3
07/02/05 13:34:40 RkSCGgDu
>>471にインスパイアされてやってしまった。
『ワナビ』 著/未定 イラスト/未定
彼らは永遠に夢を追い続けるチャレンジャーであるとともに、
無限の可能性を未だ持ち得る、未完の大作家である。
我々は己の限界を顧みようともせずに、
挑戦を止めようとしない彼らを笑ってはいけない。
その精神は地雷原と教えていられながらも、
その場所を踏破せずには居られない我々に似ているのではないだろうか。
さらに彼らは完成していないが故に、
これから我々が胸を躍らせるような作品を完成させる可能性を残しているのだから。
一度考えて欲しい、現在のライトノベルを取り巻く状況を。
昨今ライトノベルレーベルの数はパイの大きさはさほど変わらないにもかかわらず、
増加している。
これにより弾数補充のためか生まれ落ちた時代が早すぎたために、
広く世に受け入れられることが無かった名手達の復活は喜ばしいことである。
では、新人の数は? もちろん増える。
このスレでもかなり話題になっているが、
もうすぐ発売される電撃文庫の新人だけで4人もいるのだ。
ファミ通文庫、富士見F&Mもそれぞれ4冊の新人を出している。
SD文庫に至っては一年間毎月新人を出し続けるプロジェクトを推し進めると言い放ち、
狂ったマシンガンのようになっている。
508:2/3
07/02/05 13:35:14 RkSCGgDu
しかし、ここで一つの疑問を感じないだろうか、
毎年、大量の新人が書店の棚に名作を埋めているにも関わらず途切れることが無い、
と言う不思議な事実に。
我々を歓喜させる著書を書き上げた作家は何故か短命に終わる。
しかし、その意志を受け継ぐかのように新たな名作が作られていくのだ。
石油を用いた高度経済成長期のような大量生産大量廃棄を行っているにもかかわらず、
この人材という資源は全く減っていないように思える。
膨大な人材の供給を支えているのは、
紛れもなく莫大な数の思念が渦巻くワナビと言う巨大な集合体である。
我々が毎年新たな感性に多量に出会うことができるのは、
ワナビの存在に因るところが大きいだろう。
様々なレーベルで選考委員を務める冲方丁氏は著作である、
『[冲方式]ストーリー創作塾』において、
業界の発展のためには人口増加が必要であり、
数人の天才よりも、千人の中堅作家、一万人の新人作家、百万人の同人作家である、
と述べた。
つまり下層を支えるワナビの存在は、
これからのライトノベル業界を左右すると言っても過言ではない。
509:3/3
07/02/05 13:36:28 RkSCGgDu
では、良き読者たる我々はどうすれば良いのだろうか?
ワナビが書き上げた名作が賞を取り、
認められ世に出回るのを座して待つだけで良いのだろうか?
答えは否である。
どんな傑作を書き上げられる才能を持った可能性があるワナビと言えども人の子、
様々な誘惑に負けて作品を書き上げる時間を消費してしまうおそれがある。
そう、例えばこのスレなどラ板の場違いなスレに現れる等と言った行為によって、
不朽の名作が世に出る機会を永遠に失ってしまうだろう。
だからこそ我々は心を鬼にしてこの言葉を使わなければならない。
「ワナビは巣に帰れ」
そして、我々は無視しつつも心の中で彼らにこう願い、誓うのだ。
「いつの日か書店の本棚を埋める日を夢想して、
今は空いた原稿用紙の升を埋めろ。
もし本当にお前の本が出たなら安心しろ。
徹頭徹尾、骨の髄まで褒めちぎってやんよ。
お前の本が書店の本棚に埋もれている限りな」
これが、ライトノベルを愛し地雷を愛でるこのスレの一住人である私にも可能な、
最善の方法だと信じる。
510:イラストに騙された名無しさん
07/02/05 14:52:09 0vZMG+fZ
「ワナビは巣に帰れ」の一言にそんな深い意味が…
511:イラストに騙された名無しさん
07/02/05 20:12:32 8SyKJJe+
なんか昔ラノベ作家が戦うスレで十傑集と地雷作家が戦うシーン読んだときのこと思い出した
512:イラストに騙された名無しさん
07/02/05 20:41:09 RWmPWGjX
>徹頭徹尾、骨の髄まで褒めちぎってやんよ。
結局、やっぱり地雷なのかw
513:イラストに騙された名無しさん
07/02/05 21:02:57 3NxoCgdh
I wannna be a star …
514:イラストに騙された名無しさん
07/02/05 22:06:58 yzLOxWcL
I wannna be a mine …
515:イラストに騙された名無しさん
07/02/06 12:52:47 0Nukg4V/
『レンタルマギカ ~魔法使い、貸します!』 三田誠 角川スニーカー
まず表紙、あらすじを見てこれは買いだと思った。
ぱらぱらとめくってみると主人公はどうやらへたれらしい。
そして眼帯。何かしら特別な力を秘めた眼を隠す為の眼帯。
これは自分にとってはなかなかの燃えツボだった。
期待をもってして読み始めたものだ。
魔術師、陰陽師、巫女さんなどなどが入り乱れた異種格闘技混戦、
各種美少女との交流、不気味に暗躍する男。
それまで活躍をしていなかったが絶体絶命のピンチに
イヤボーンの法則的に能力を発動させる主人公。
素朴な文体と改行の多さで読みやすい文章。
展開自体も良心的でわかりやすい。
レンタルマギカ―魔法使い貸します、
タイトルが反映されたシーンなども、一見淡々としているが
ここでようやくタイトルコール(とも違うけど)かと、ぐっときた。
二巻以降は読んでないため言及できないが
謎や伏線らしいものが張られていたようなのでその辺りにも注目である。
516:1/2
07/02/06 14:33:12 OJo4Dr/+
>>511
『十傑集と地雷作家が戦うシーン』 出典:ラノベ作家が戦うスレ
西暦20XX年
人類は存亡の危機にさらされていた。
かって人類が製造した貴重な前時代遺産であり、失われた技術によって通常の三倍で弾丸を射出する『攻撃天使』たちが目覚めたのである。
量産型記号兵器『マキゾエホリック』と乳型擬音発生兵器『かのこん』が各国の首都や軍事拠点を次々に壊滅させていく。
国連軍は敵戦艦に核兵器すら利用するものの、完璧超人魔法陣『風の聖痕』にはばまれてしまう。
―人類(おれたち)はもうオシマイだ。あんな地雷の塊にかなうはずがない―
そう、誰もが絶望に沈んだとき、伝説の勇者が立ち上がった。
その名も“十傑衆”
幾多の戦場を越えて不敗。最強の戦士。
彼らは逆転を期して命がけの大作戦を決行する。
――作戦名“リアル鬼ごっこ”
十傑衆は似非カバラ魔法陣『相刻のペンデュラム』を展開。完璧超人魔法陣『風の聖痕』を相殺する。
制空圏を奪還した人類は、残存勢力を結集して最後の反撃に討って出る。
迫力のドッグファイト。
しかし、十傑衆たちに残された最後のミサイルが敵母艦から外れてしまう。
――ここまでか。
みなに絶望が忍び寄る。
517:1/2
07/02/06 14:38:26 OJo4Dr/+
だが、そのとき。
「オレのがまだ残ってますぜ!」
>>511だった。
「>>511を援護しろ!」
ここに十傑衆と>>511、そしてスレ住人の心は一つになる。
迫りくる飛行地雷をかいくぐり、敵母艦へと向かう>>511
射程に入った。
ボタンを押す。
だが、ミサイルは発射されない。故障か? こんなときに?
ふと、>>511はコクピットに貼ってあった写真を見つめた。写真には>>511の家族が写っている。
「子どもたちに……愛していると、伝えてくれ」
そう言い残して、敵の巨大母艦『ロクメンダイス』に特攻をしかける>>511
敵の母艦は、轟音をあげて大破。
人類が勝ったのだ。
勝利にわく管制室。しかし、その隅で涙をこぼす少年がいた。
>>511の息子だ。
管制室に残っていた十傑衆の一人が、その少年の肩に手を置き、言う。
「彼は立派な地雷鑑定人だった―」と。
この作品は、十傑衆という英雄の物語であると同時に、命を賭して愛するものを救おうとした>>511のごとき名もない地雷鑑定人の物語でもあるのだ。
いや、むしろ、私はこう言いたい。
>>511だけでもない。ラノベを読むものはだれしも、十傑衆のひとりなのだと。
518:イラストに騙された名無しさん
07/02/06 16:10:50 mlrMEDVj
全米が泣いた
519:イラストに騙された名無しさん
07/02/06 16:19:37 lAamLBIv
>516-517
を読んだ後にSDスレを読んだら、まさにその続編の予告編が脳内再生。
ついに奴が帰ってくるとな?
「敵の巨大母艦は完全に沈んではいなかった―!」
520:1/2
07/02/06 17:16:18 +9eh174g
『十傑集と地雷作家が戦うシーン』 出典:ラノベ作家が戦うスレ 作者:不詳 訳:>>516 解説:>>516
この作品は、ラ板に伝わる最大の古典、『十傑集と地雷作家が戦うシーン』を
かの有名な地雷研究家>>516が独自の視点を加えつつ翻訳したものである。
原作があまりにも有名なため、多くの人はこの物語が「英雄“十傑衆”が
古代兵器“地雷”を操る“地雷作家”たちと戦い、みごと勝利した話」であることは知っているだろう。
しかし、実はその結末、つまり戦いに終止符を打ったのが十傑衆ではなく、
イラストに騙された名も無き一兵士であることはあまり知られていないのではないだろうか?
そう、この物語は奇妙なことに十傑衆に終始スポットを当てながらも、不意に重要な場面では
それ以外の人々が話の中心となっているのだ。(これに関してはこの物語が事実であるからなど、
さまざまな議論が行われているが、いまだ決着はついていない)
そして>>516はこのことに注目したのである。そう、彼はこれをこの物語は「十傑衆の物語」ではなく、
「名もない全ての地雷鑑定人の物語」であると主張したのだ。
さらに彼は忠実に翻訳する一方で、作中に数多く登場する古代兵器に詳細な注釈をつけている。
原作では作中では詳しく説明されていないため、普通の読者にはわかりづらいところであったが、
まさに地雷研究家である彼らしい配慮ではないか。
521:2/2
07/02/06 17:17:54 +9eh174g
そして結末部分ではイラストに騙された名も無き一兵卒、TS4->>511(これは最後にその兵士が
搭乗していた機体の型番である)に焦点を当て、膨大な表現の加筆をしている。
中にはこれは翻訳ではなく超訳だと批判する人もいるだろう。しかし、彼の伝えたかった
「名も無き人々にも物語がある」ということを伝えるために、あえて彼は翻訳の禁忌であるそれを行ったのである。
それによってこの物語は、彼のメッセージを伝えるとともに、エンターテイメント性をも獲得したのだ。
私は彼の批判を恐れないその行動と開拓精神に敬意を表したい。
その上、注目すべきは物語り部分だけではない。自ら執筆した解説にも目を見張るものがある。
これを読めばさらに深く彼の考えを理解することとなろう。
「翻訳ものはちょっと…」という方にもぜひ手にとってもらいたい。彼の筆力により、
きっとなんら違和感なく物語に没入できるはずである。
また、普段は解説を読まずに本を閉じてしまう方もこの解説はぜひ読んでもらいたい。
この解説なくしてこの一冊は語れまい。
最後に、私はこれをより多くの人に読んでもらいたいと考えている。
多くの鑑定人がその人生に希望と目標を見出すと信じて。
522:地雷研究家
07/02/06 17:25:38 OJo4Dr/+
というかクライマックスはメル欄のパロディだということは、ぼくたちだけの秘密だ。
523:イラストに騙された名無しさん
07/02/06 17:33:43 JYmqMHEO
>>511
それって↓の221とか420-424あたりの奴?
URLリンク(www.geocities.co.jp)
524:クライム 1/2
07/02/06 19:13:02 XLCOY7JO
上でオススメされていたのでクライム・ハウンド読んでみた。
このスレへのお礼もかねて、僭越ながら一本投下させていただく。
『クライム・ハウンド』スーパーダッシュ文庫 著:柊ハルヤ/絵:深遊
新人プロジェクトで刊行された未受賞デビュー組の中で
一際異彩を放つのが、この『クライム・ハウンド』である。
本作は、和と洋が入り混じる独特の世界観において、
十手―クロス・ハンドを使って戦う自警団クライム・ハウンドの物語だ。
このクロス・ハンドを使った活劇シーンは痛快で、
2chでも高評価を得ており、本書の見所の一つになっている。
とりわけ事件の黒幕(一人)に対して三人がかりで襲い掛かるシーンは、
シャブラニグドゥに挑むリナ=インバース御一行を想起させ、
手に汗を握って読まれた方も多いのではないだろうか。
しかし本書の見所は活劇だけではない。
本書には、個性的なキャラクターが多数登場する。
キレると目が据わる主人公は金槌で、
海に飛び込んだ途端に足がつるという茶目っけを発揮し、
女性初のクライムハウンドを目指すヒロインは着やせするタイプ。
カリスマ性はあるがなぜか女と長続きしない隊長に、
冷静沈着で変装の達人であり、口癖が「~ですぞ」の副隊長。
実に個性豊かなキャラクターが登場する本書であるが、
筆者はその中でも、主人公の友人であるデュリックスについて取り上げたい。
525:クライム 2/2
07/02/06 19:18:40 XLCOY7JO
(以下、ネタバレを含むので未読の方はご注意)
「~だぜぃ」「おらおらぁ」などが口癖の彼は喧嘩っぱやい性格で、
ダーティーなプレーもこなす悪ガキ系キャラである。
彼は少ない語彙力で確実に相手を挑発に乗せる高等技術を持っており、
活劇シーンでは戦力・演出両方の意味で欠かせない存在である。
活躍の例をあげると、彼はこしょうと辛子の目つぶしを室内で使用し、
仲間から大顰蹙をくらったあげく懲りずにもう一発放って失敗。
敵にサーベルで頭をかち割られるシーンがある。
珍プレー大賞はいただきである。
そのうえ、気絶したふりをしながら物真似で主人公の窮地を救うという
ファインプレーもこなすのだから只者ではない。
このように個性的で魅力的なキャラクターたちが織り成す物語が、
面白くならないことがありえるだろうか。
筆者はこの作品の続編を熱望してやまない所存だ。
未読の諸兄らにはぜひとも定価で購入していただき、
この作品の面白さ・素晴らしさを世に広める一翼を担ってほしい。
筆者はうっかりブックオフで購入してしまい、
いま悔恨の思いをかみ締めている真っ最中である。
526:イラストに騙された名無しさん
07/02/06 19:28:21 9XsRQ3EI
地雷とともに
新兵が続々補充されているようだ
とりあえずGJだ>>524-525
527:イラストに騙された名無しさん
07/02/06 21:32:30 cadGjRvA
いよいよ明日、一部地域では電撃早売りが始まる。
>>386にて明かされた恐怖の一群が、書店に並ぼうとしているのだ。
俺、この新刊どもを読み終わったら褒めちぎり文を書こうと思うんだ……。
528:イラストに騙された名無しさん
07/02/06 21:37:52 fzAYSHEC
ふう。いよいよ明日、か
この戦場から帰ってこれたら・・・
いや、なんでもない。
一足先に行く。じゃあな
529:イラストに騙された名無しさん
07/02/06 22:48:02 QyxOFvEY
馬鹿、一人で何でも抱え込むなよ。
俺も行くぜ、死ぬときは一緒だ。
530:イラストに騙された名無しさん
07/02/06 22:57:38 LCsBkx6P
俺、明日「狼と香辛料」4巻を見つけたら自分の店を開くんだ・・・
531:イラストに騙された名無しさん
07/02/06 23:55:48 19UBaCHG
ははは。似合わないよな。この俺が客商売なんて…
532:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 00:04:38 EZn7ZVrP
伝説の彼が再臨しますよ、みな心して待ちましょう。
集英社:スーパーダッシュ文庫 新刊情報
3/23 カラオクルス/ 中村九郎 (不明) 978-4-08-630350-7
533:1/4
07/02/07 00:22:42 0AuYQvZQ
『麗しのシャーロットに捧ぐ ヴァーテックテイルズ』
尾関修一 富士見ミステリー文庫
※帯は初版のものを参考にしました。
※本文を読む上で問題にならない程度のネタバレを含みます。
人の脳はギャップという物に弱いらしい。
例を挙げると、不良が雨の日捨て猫に見せた優しさ。
昨今流行になっているツンデレなど、その最たる物だろう。
では、楽しそうな音楽でグロ画像を流す、逆に怖そうな音楽でポップなものを見せる。
こう言った同時に与えられるギャップに対して人の脳はどうなるだろうか?
答えは処理するのに時間がかかって頭がいたくなったり吐き気を催すのである。
それではこの作品はどうだろうか。
帯には同時にデビューした富士見系の3作品とあわせて、
4つの原石として売り出されている中で、深淵のブラックオニキスと冠されてる。
深淵のフォントにも凝り、ホラーっぽさを強調しつつ、
惹句も今からホラーを始めますよと言ったように、
愛と狂気、恐るべき悪意に恐怖と言った魅力的な言葉が踊る。
表紙を飾るのは半分の月がのぼる空でおなじみの山本ケイジ氏による、
可愛らしいメイドさん。
挿絵にも、氏渾身のキュートでポップでクールな登場人物が描かれる。
しかし、富士ミスが仕掛けたギャップがこの程度のはずがない、
これは所謂、イラストに騙された名無しさんを作るためのハニートラップでしかない。
534:2/4
07/02/07 00:23:15 0AuYQvZQ
帯に再び注目すると最後まで読み終えたときとある。
通常のライトノベルにおける最後というのは大抵あとがきになる。
しかし、この本だけは違うのだ。
富士見ミステリー文庫編集部による珠玉の解説が付属しているのである。
この解説を読むことによって、この作品に仕組まれた恐るべき真の悪意に気付くのだ。
この小説は決して夜一人で読まないでください。
短い文章である、しかしここに込められた悪意は途方も無いものだ。
よく考えて欲しい、帯には最後まで読み終えたときと書いてある。
しかし、実際には読むときの注意が最後に書かれているのだ。
注意書きが一番最後にあるのだから、
順に最初から読んできた人にとっては、
ソフトバンク携帯の広告に仕込まれた小さな注意書きとも取れる悪意を覚えるだろう。
しかし、全ての人が順に読むとは限らない。
私のようにあとがき、解説から読んでしまう人間も世の中には大勢いる。
その場合、この解説に込められた悪意は増幅する。
最後まで読み終えたときと宣告していたにもかかわらず、
最後を読んでしまう禁を犯した愚か者を罰するためであろう。
怖がらせるという意図を明確にしこちらのハードルを引き上げるのだ。
始めから順に読めば洋館、人形師、悪魔、骸魔術、球体関節、メイド、夜行性、
姉妹百合etcの十分なゴシックホラー要素に満ちた話を味わうことができただろう。
そうに違いない。絶対そうだ。間違いない。そうだと言ってくれ。
535:3/4
07/02/07 00:24:04 0AuYQvZQ
しかし、解説を先に読んでしまうことで、全ての意識はこの小説を怖がることに向かう。
実はここに落とし穴があるのだ。
これが富士見ミステリー編集部が仕掛けた罠。
ここに気付くことで、ちぐはぐだった全てのピースが見事に合わさる。
実はイラストの選択も編集部の作為的な悪意だったと思えてくる。
全ては読者を怖がらせないため、怖がることなく全てを読ませるためなのだ。
何故、そんなことを編集部が行うのか?
あまりにも怖いものや、嫌展なものを書くと次に買ってもらえないからだろうか?
No、そんなことをあの編集部が行うはずがない。
御影?
No、問題作が問題作でないと言う構造は似ているが違う御影。
答えは、隠された真の恐怖を喚起するために用意されたのだ。
編集部は大量のページを生け贄に捧げることで、
私たちにより鮮明に恐怖を植え付けようとした。
そこには狂気と称すにふさわしいまでに計算された執拗な陰湿さが伺える。
ここで解説をもう一度読むことにより、初めて対比された恐怖が浮かび上がるのだから。
最初に示された前提こそが違和感の原因であり罠なのだ。
536:4/4
07/02/07 00:25:04 0AuYQvZQ
読者は一つの、そして大きな疑問を抱くだろう。
何故、この解説を書いた編集者はこんなに怯えているのか?
答えは明白だ。
解説に記されている文を一部抜粋しよう。
富士ミス編集部があるビルは怪談ネタに事欠かない。
五感の情報と物語の情報が混交し始める
物語で起きていることは自分に起きていることと変わらなくなる。
そう、真の恐怖を語っているのは、実は編集者だったのだ。
彼が実際にどんな体験をしたかについては各自、自分の目で確かめて欲しい。
この作品が選考にかけられた夜に編集者が味わった恐怖、
統合失調症です、と林先生が言ってくれそうな狂気を追体験することができる貴重な作品。
悪意によって張り巡らされた罠とギャップ、構成の妙を是非とも味わって欲しい。
紹介文の構造上、多少のネタバレを含むことになったが、
そのようなことでこの作品の価値は減ることはないだろう。マジお勧め。
537:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 00:30:03 Vcw80fVg
ぜんぜん本文のネタバレしてねーじゃねえかw
538:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 09:29:28 JnEd9tb2
面白かったw
539:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 12:47:09 iU7bRRtf
このスレみて、ストレンジロジック買っちまったよ。第七の空母との併せ技で
俺、爆死確定。
いまから読んでくる(ゴクリ
540:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 13:01:08 ck+ceOHh
しかしまあ随分前のを……
俺姉に転んだから爆死感共有は出来んが、頑張れw
541:1/2
07/02/07 14:21:33 39XQhJOT
『付喪堂骨董店 』
御堂 彰彦 電撃文庫
マジックアイテムというものはファンタジー系の物語における小道具としてはかなりメジャーなものだろう。
その例としてギルガメッシュが用いたという魔剣「エクスカリパー」を思い浮かべる人もいれば「勝ち戦の君」
の装備一式を思い浮かべるものもいるだろう。だが、その使用者がアイテムの使い方や機能を良く知らなかっ
たらどうなるであろうか?
この小説にはアンティークという名のマジックアイテムが登場するが、登場人物たちは偶発的にこのアン
ティークを手にし、多くの場合そのアンティークに振り回されることとなる。
たとえばここに一人の男がいる。彼はアンティークをその腕に宿しており、その力によって人を癒すことが
できた。その医療行為は自らの命を削ることであったが彼はその力を振るい続け、ある時一人の少女を助けた。
そして身寄りのない少女を哀れに思った彼は自らの住居に少女を住まわせることにした。
ここまではファンタジー小説としてよくある展開である。だがこの話においては、「彼は自らの力について
完全には理解していない」という明確な違いがあり、このために彼は自身の死の間際に自分の腕を切り、
腕の力を使って人々を救うようにという頼みをその少女にする。細かい話はネタバレになるので省略させて
もらうが、その依頼を受けた少女は彼の腕を切り、その力でまず彼を、その次に人々を救おうとする。
しかし誰一人救えないばかりか死を撒き散らす結果となり、最終的には魔女として自身も殺されるという
悲劇的な最後を迎えることとなる。
542:2/2
07/02/07 14:22:15 39XQhJOT
以上の物語を聞いてどう思っただろう?おそらく多くの人は「自分には関係ない」というような感想を持った
のではないだろうか?だがこれは我々に対する警句でもあるのだ。今、我らの前にあるものをもう一度見てほしい。
これは一見プラスチックの塊に見えるがその動作原理を理解しているものがどれだけいるだろうか?おそらく
多くの人々はただ「ディスプレイ」という名前を持つこの物体に関して映し出される像に関してしか興味が
ないのではないだろうか。
そう、「高度に発展した科学技術は魔法と区別が付かない」というクラークの第三法則からもわかる通り、
我々もまた「電化製品」という名のアンティークを保有しているのだ。だからこそぜひとも知ってほしい、
この登場人物たちがアンティークを用い、到達した結果を。
その身にアンティークを宿した男と罪を抱いた少女、そして彼らの関わる者たちとアンティークが紡ぐ四つの物語、ここに開幕。
嘘を書かずに褒めちぎるのって意外と難しいな。というかイマイチ褒めてないような気が…
とりあえず電撃の新刊を買って経験値を稼いでくる。きっと読み終わったころには誰かが褒めちぎってくれるだろうし。
543:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 15:56:35 jIRY4UPQ
前半見る限り、昔話みたいな印象を受けたぜ。
544:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 16:28:35 t9QqQvMZ
上で挙げられてるエピソードが昔話→現代っていう流れの話。
残りはオール現代。
545:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 17:56:57 QC7aBK+j
世界平和は~を読了。
読み終わった瞬間壁に叩きつけていた。紛れもなく一級品の駄作。
さあ次は扉の外だ―!
546:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 18:02:46 b5hDgpuC
>>545
ここは褒めちぎりスレです
547:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 18:07:37 jIRY4UPQ
>>545
褒めちぎってください。
548:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 18:23:25 teQ/uKT4
駄作(一般人で言うところの面白かった)か。
回避だな。
549:545
07/02/07 18:35:40 QC7aBK+j
すまん、ネタバレ解禁前だからあんな言い方しか出来なかった。
あらためてネタバレ無しで褒めちぎる。
タイトルからわかる通り、家族の絆こそが至上という素晴らしい物語。
家族間の距離が広がっている昨今、若者に是非とも読ませたい名作だった。
550:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 18:46:34 jIRY4UPQ
ここでは、
良作→クソ作品。
駄作→良作品。
で、デフォなのか。
551:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 18:47:21 t9QqQvMZ
それに当てはまらない本音もあるから、ひろゆきの言う「嘘を嘘と─」的な能力が必要。
552:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 19:00:57 jIRY4UPQ
おk。その都度判断する。
553:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 19:23:35 dmM+P+CQ
俺、明日の試験最終日を終えたら本屋に直行するんだ……
554:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 19:35:46 zuME0qnh
>>552
IDが微妙に地雷……
555:530
07/02/07 20:36:23 VDdP+yQQ
やった・・・早売りの4巻をゲットした・・・これでここともおさらばだぜ・・・
へへへ・・・みんな、悪く思うなよ・・・ん?下に何か・・・
つかのこん1-6
う・・・もう一度・・・故郷の空の下で・・・あいつと・・・
556:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 21:23:07 6Lmj8+n4
>>555
ジョニィ―――ッ!
557:イラストに騙された名無しさん
07/02/07 23:15:19 a0uDNEAi
おれ、この本読み終えたら、ようやく故郷に帰れるんだ。
558:イラストに騙された名無しさん
07/02/08 01:08:13 3AnUeBwK
何だその洗脳される寸前の捕虜みたいな待遇は
559:イラストに騙された名無しさん
07/02/08 01:13:21 IEnc8a3i
<<>557 アンノウン急速接近!ブレイク!ブレイク!>>
560:イラストに騙された名無しさん
07/02/08 03:02:50 vaO5t1Nk
>集英社:スーパーダッシュ文庫 新刊情報
>3/23 カラオクルス/ 中村九郎 (不明) 978-4-08-630350-7
作者スレより。
み、みんな逃げろ・・・これは素人が手を出していいもんじゃねぇ・・・
数多の地雷処理職人たちを吹き飛ばし、薙ぎ倒し、再起不能にした究極の地雷『ロクメンダイス』・・・
その作者が帰ってきやがった・・・このスレは一体どうなってしまうのだろう・・・
561:イラストに騙された名無しさん
07/02/08 03:44:15 rhnjBy3O
退くな! 踏みとどまれ!このスレの住人たち! 我が同胞よ!
諸君の目の中に、俺をも襲うだろう恐れが見える。恐れは俺とて同じだ
地雷鑑定人の勇気がくじけ、戦友をも見捨てる日が来るかもしれぬ
だが今月ではない!
地雷作家の時代が訪れ、鑑定眼から光が失われこのスレが終わるかもしれぬ
だが今月ではない! 今月は読み耽る月だ!
かけがえのないすべての名作にかけて、踏みとどまって読破するのだ
極東の鑑定人たち!
562:1/2
07/02/08 04:48:53 sndrS3Hv
戦争の前の不気味な静けさと一部熱病のような慌しさが漂ってるな
まあこれでも読んで落ち着いて、笑ってくれ
されど罪びとは竜と踊る
浅井ラボ
この作品は第7回スニーカー大賞で奨励賞を受賞した作品である。
内容はひねくれ者のガユスと、その相棒で、非常識極まりない美貌の狂戦士ギギナが
咒式という魔法で様々な依頼を解決していくファンタジー冒険活劇である。
この作品の一番の見所は魅力的なキャラクターによる爆笑必至な掛け合いだが、
ここまで有名なヒット作になったのはなぜ18禁指定されないのかが
不思議だと言われるほどのきわめて直接的な性描写などに一端があるだろう。
巻を増すごとに次第に過激になっていくそれらはオタク、特に性体験の無い
一部の人々の心にネオアドリア海よりも深い傷を刻みつけ、浅井スレでは
「>>1鬱」「>>1鬱ー」「新年、明けまして初鬱」「鬱オメ。」「鬼は外 福は鬱」
といった童貞たちの叫びと考察とエロで満たされている。
563:2/2
07/02/08 04:49:35 sndrS3Hv
この作品の最大の見所であるキャラクターの掛け合いは見事の一言に尽きるが
それはまるで川上稔の言葉遊びのように緻密で成田良悟のキャラクターのように軽妙で
竹宮ゆここの掛け合いのように絶妙に書かれている。
そしてそれらは短編一本をそれだけで成り立たせるという実績と勢いを持って
読者を笑いの世界へと誘っていく。
さらにこれらの見所はキャラクターの印象付けを強くすると共にそのキャラの作りを
深く濃くすることに成功し、そのキャラへの愛着がつきやすくしている。
しかしそれらは上記の性描写などがキャラへの愛着によって増幅され、
読者を更なる鬱世界へと連れ込んでいく恐ろしい罠になっている。
一部の上記の物に耐性の無い人々にとってはウツボカズラのごとき
恐ろしい罠になっているが、耐性が有ってむしろそれらが大好物ですといった人々には
これ以上無い極上のエンタテインメントになっている。
この作品は耐性の無い人々にはとても危険な作品である。
しかしそれらを受け入れられる人々にとっては世に二つと無い至上の作品となっている。
そんなの気にしないぜ!むしろご褒美だといった人々は、
ぜひ一度お読みになってください。
564:イラストに騙された名無しさん
07/02/08 10:10:10 1wA3iKKd
>>561
指輪物語、王の帰還、か。
565:イラストに騙された名無しさん
07/02/08 14:25:24 sLr7fq//
>562
フツーの褒めちぎりだな。長所じゃなくて短所褒めないと。
欝は短所とは断言しにくいしな……。それにハァハァする奴も多いし。されどって人を選ぶ地雷だが、
褒めちぎりに向いてないんだよなー
ここはやはり、「往年のRPGウィザードリーを大幅にパクリ……もとい、カバーした世界観は
ウィズ好きの心に何らかの感慨を呼び起こす事必至!」とか言うべきか? 難しいな……
566:イラストに騙された名無しさん
07/02/08 15:29:35 K+cTdwRM
「ウィザードリーを大幅に~」や「D&Dを大幅に~」は既に欠点でも短所でも無い気がする
567:イラストに騙された名無しさん
07/02/08 17:01:14 b1RivtN4
というか>>562は未読な人に「お、なんかおもしろそうじゃん。エロなんかぜんぜんOKだぜ」
って油断させといてどん底に叩き落とそうとしてるんじゃないか?
そのためにあえて一番重要な部分を明言しないで普通に長所を誉めてるんだと思うが
568:イラストに騙された名無しさん
07/02/08 17:44:58 MmjofcgQ
>>565
>ウィザードリーを大幅にパクリ……もとい、カバーした
たまに見かけるけど、俺はそういう言い回しはあまり好きじゃないな。
文面から対象作品を貶める悪意を感じさせちゃいかん、と思う。
569:イラストに騙された名無しさん
07/02/09 00:54:35 tJkQAyVI
うおお。扉の外を猛烈に褒めちぎりたい……。
文才が欲しい。
570:イラストに騙された名無しさん
07/02/09 01:07:45 tJkQAyVI
あと扉の外も後書きがかなりイイ感じだった。
ここに挙がる本ってそういう傾向にあるよなあ。
571:イラストに騙された名無しさん
07/02/09 01:41:42 osya+yr1
そんなこと言われたら、読むしかないじゃないか!
572:イラストに騙された名無しさん
07/02/09 18:05:40 9/j5ka89
扉の外は…アレだ。穿った見方をすると
疎外感を感じている、クラスの中で浮いている連中をターゲットに
皆と違う俺だけど。最後に得するのは俺なんだ。俺って特別なんだウハハハハー。って感情移入させる作品
これなんてハーレム?
573:イラストに騙された名無しさん
07/02/09 18:13:43 jUFwTKQj
>>562
本を貶めるならともかくとして読者を貶めちゃダメだろ。
574:イラストに騙された名無しさん
07/02/09 18:51:41 X4h1OaLx
本だって貶めちゃダメだぞ。
バカにするスレではない。
575:イラストに騙された名無しさん
07/02/09 19:23:29 s/Akqez6
ここは褒めちぎりスレ。地雷なんて存在しないんです><
扉の外は怖くて手が出せなかったけどさ
576:イラストに騙された名無しさん
07/02/09 19:34:26 tJkQAyVI
結局、蓋を開けてみれば電撃四つで褒めちぎりたくなったのは扉だけだったなあ。
ケツバットや世界平和は、俺としては普通に良作、それなりに良作の範囲だった。
世界平和に関して言えば嫌いな人はすごく嫌いなんだろうけどね。
577:イラストに騙された名無しさん
07/02/09 19:39:55 w4TIFwg4
ケツバットは電撃の名付けミスだな。狙ってるにしても
狙う方向を間違ってる。
紹介文も、もうちょっと褒めちぎりスキルを上げないと。
578:イラストに騙された名無しさん
07/02/09 20:31:52 Te/kX6hA
アレだ、褒めちぎりを書く際にamazonなりbk1なりのリンクを張れば活性化に……ならねえか。
579:330 ◆E3JqaAFq5o
07/02/09 23:16:28 H2WYqZvs
突然ですが失礼します。
☆★☆ 【イラストに騙された名無しさん大賞 2006下半期】開催のお知らせ ☆★☆
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
ライトノベルに「地雷」と呼ばれる特殊な"概念"がある!
書店から買って帰ったライトノベルを読書の最中(さなか)
地雷の文章・ストーリー・キャラクターは最初から最後までだだ滑りしていたのである
読了までの時間は予想以上に伸びていた
精妙なる理性の調節が出来なければ読者の意識はあらぬ方向へ飛んで行ったろう
地雷、踏んだことありませんか?
つまらない・面白くない・読んでて死にそう─そんなライトノベルを読んでしまったことはありませんか?
お金を無駄にしましたよね。
時間を無駄にしましたよね。
労力を無駄にしましたよね。
辛いですか?悲しいですか?それとも怒りに燃えていますか?
そんなあなたの魂の叫びを聞かせてください。
悔しさを叩きつけてください。
憎しみの声を聞かせてください。
地雷の踏みすぎはあなたの精神の健康を損なう恐れがあります。
吐き出して癒されましょう。
そして悲痛な叫びを共有しましょう。
投票開始は2007年2月10日(土) 00:00:00から。
投票の対象となるのは『ライトノベル』及び『ライトノベルに関係する事象』です。
下記のスレで詳細を確認の上、奮ってご参加下さい。このスレの皆さんには特に期待しています。
会場はこちら!↓
スレリンク(magazin板)
580:イラストに騙された名無しさん
07/02/09 23:38:16 oZ3aNlFx
ミミズクと夜の王を表紙買いしてきた。
このスレのお世話にならないことを祈る
581:イラストに騙された名無しさん
07/02/09 23:41:00 3GqUPEeU
電撃スレじゃ評判良いみたいだからなー。
ラノベっぽくない、という意見が多いみたいだけどラノベだろうが一般文芸だろうが
どうでもいい俺にゃ関係ないし。
俺もミミズクにチャレンジしてみよう。
582:イラストに騙された名無しさん
07/02/10 01:19:12 IDRFRWtN
御影と同じで地雷じゃないことが最大の地雷とかいう微妙な作品でしたよ?
583:565
07/02/10 01:30:58 sxEKQS7+
>566・568
いや、悪意はねーよ? トリブラスレでヘルシングやトライガンのネタ振るのと同じだろ
>567
だとしたら失敗してるとしか
それはさておき電撃新人四作品に特攻するぜ。でも電撃は最終選考通過作とか
奨励作の方が地雷率高いんだよなー
584:イラストに騙された名無しさん
07/02/10 01:33:57 Yi3r4tTH
>最終選考通過作とか奨励作の方が地雷率高い
そりゃー、だって金賞や銀賞とかから洩れた程度のレベルですよ。
言うなれば『お情け』だぜ。
585:イラストに騙された名無しさん
07/02/10 10:16:13 e6doCz9h
逆に考えるんだ。
凡百の老害審査員が、既存の枠組みには収まらない奔放なアイデアについていけず、若さへの嫉妬ゆえに落選させた作品群だと考えるんだ。
けっ、お行儀のいい“秀才”ばかり集めても時代は築けないんだよ。
俺は新時代の旗手となる“異才”たちと共に行くぜ!
地雷源にな!
586:イラストに騙された名無しさん
07/02/10 10:53:19 2609Sre8
電撃は奨励賞で時雨沢っつードジョウを手に入れちまったからな。
五年以上経っても二匹目は見つかっていないようだが。
ま、このスレ的にはありがたいことだ。
587:イラストに騙された名無しさん
07/02/10 11:36:59 h/jIa388
時雨沢は最終選考な。
それから876とか岩田とか鎌池はみんな奨励賞以下なんだが
588:イラストに騙された名無しさん
07/02/10 12:12:45 2609Sre8
>>587
確認しないで書いたら間違っていたか……。
しかしその三人は、売り上げはともかく個人的には(ry
589:イラストに騙された名無しさん
07/02/10 12:27:40 U5DhXopR
売り上げがいいなら別にいいじゃん
鎌池は拾い物だったなあ
590:イラストに騙された名無しさん
07/02/10 12:56:04 Qf+VqduQ
扉の外の文章完成しました。
ネタバレ解禁後に晒します。
591:イラストに騙された名無しさん
07/02/10 13:06:27 Lnv+m5O5
wktk
592:イラストに騙された名無しさん
07/02/10 20:30:14 2609Sre8
よし、扉と世界平和の褒めちぎり完成。扉は590の後に投下するかな。
解禁後にどれだけ褒めちぎりが並ぶか、今から楽しみだ。
593:イラストに騙された名無しさん
07/02/10 23:17:55 AVm8dK9L
『私のKnightになってよネ! 3』ファミ通文庫 著:佐藤了/絵:石田あきら
読者の想像を超えた展開で住人の度肝を抜いた1巻から1年。とうとうこの物語も完結を迎えた。
1巻はツンデレ。2巻は妹。そして3巻では婚約者ときちんとツボを押さえているが、このツボと
いうのは一歩間違うとワンパターンと同義となってしまう。
ところのがこの作者は1巻で「衝撃の展開」で幾多のツンデレ小説と一線を画し、、2巻ではただの
妹ではなく、「押しかけ妹」という着想の斬新さを見せた。
では3巻の「婚約者」はどうであったのか?正直、残念ながら「婚約者」という記号を生かし切った
とは言えないだろう。
しかし、作者は完結に当たって小さな衝撃の絨毯爆撃という手法で1巻を越えることを選んだのだ。
それがどんな衝撃なのか、それはネタバレであるだろうからここでは語るまい。
ただ一場面をここに示そう。このスレの住人にはこれで伝わるハズだ。
「そんな!」
沙恵が悲鳴を上げる。
「封印が、解けかけている……!?」
「
594:590
07/02/11 00:00:32 EpoMEbx+
『扉の外』
本書は電撃文庫新時代の到来を告げる記念碑的作品である。
諸君らは覚えているであろうか。第一回電撃ゲーム小説大賞「金賞」が高畑京一郎氏であったことを。
まさにゲーム小説にふさわしいテーマとメッセージ性を持った作品であった。
『扉の外』にはそれに通ずるものがある。
1閉鎖空間に閉じこめられた者達のドラマ
2戦略性を要するゲーム的要素
3人ならざる者に支配される不条理さ(しかしそれは人が人を支配するより合理的であることが皮肉である)
4文書という媒体で思考実験をしている点
5原題と発売時のタイトルが違う点
ここでは4について考察する。他の読者から指摘されているように本書は「囚人のディレンマ」について取り扱っている。
しかし、それだけではない。
情報というものの有用性。小社会においても支配者が存在するという原始共産制の否定。何処まで逃げてもつきまとう人間関係。
作者の土橋氏はこれに正面から向かい合っている。これほどのテーマ性を持った小説が電撃から出ることは異常なことである。
ところで、原題が『もしも人工知能が世界を支配していた場合のシミュレーションケース1』であったということはご存じだろうか。
「ケース1」
すなわち続編が存在するのである。同氏の今後の動向に期待したい。
「ハードカバー」若しくは「イラスト無し路線」のきっかけとなった御影瑛路氏のようにならないことを切に願う御影
595:まる見え風 1/2
07/02/11 00:17:49 tDR3ZV8Z
『扉の外』(土橋真二郎 電撃文庫)
皆さんは電撃小説大賞を御存知だろうか?
ライトノベル界隈で絶大なシェアを誇る電撃文庫。その新人賞である。
今回は、今年度の金賞受賞作である『扉の外』を紹介しよう。
なお、あらすじは上にある褒めちぎりや電撃スレを読んで頂きたい。
「扉の外? ああ読んだよ。あれは興味深い小説だったね」
そう言うのは、電撃文庫を創刊から全て読んでいるという驚異の男、
ブンコー・エレキトリック氏(46歳)だ。
「電撃の缶詰にあったタイトルを見た瞬間、ピンと来るものがあってね。
ケツバット以上に目を引かれたよ」
扉の外の投稿時のタイトルは、『もしも人工知能が世界を支配していた場合のシミュレーションケース1』。
何でもありが信条の電撃文庫らしい、奇抜なタイトルだ。
では、肝心の内容についてブンコー氏に聞いてみよう。
「扉の外を一語で表すとしたら、そうだなあ、―これなんてエロゲ? だな」
と言うと?
「作中、いくつかのエロゲチックポイント(注:ブンコー氏の造語)がある。
一つ。主人公が同級生の少女と性交渉を持つ。周りに他のクラスメイトがいる状態で、だ。
しかし彼らが主人公たちに干渉することはなく、衆人環視の元でも問題無くギシアンできるのさ」
電撃文庫の主要読者である、青少年へのアピールは完璧らしい。
「二つ目は地の文。体言止めやぶつ切れの文章が多い。
また文章の視点も、『主人公寄りの三人称視点』というやつだ。
これは灼眼のシャナ等ライトノベルでもよく見られるが、エロゲーにもわりと多い。
土橋はどういう文章が少年少女にウケるのかよく勉強しているようだ」
では、三つ目はどうなのか。
取材陣が尋ねると、―次の瞬間!!!!!
596:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 00:18:50 kFJupr8c
>594
箇条書き部分を読んで「4からなにやら爆薬の匂いが」と思ったらやっぱり
そこがポイントかw
597:まる見え風 2/2
07/02/11 00:19:12 tDR3ZV8Z
なんとブンコー氏は、テーブルの上の扉の外に振り上げた拳を叩きつけたのだ!!
「最後は、そう、―ストーリーそのものさ。
主人公たちはシェルターから脱出するにはするが、その先は無い。迷路の行き止まりみたいなものだ。
主人公とヒロインのツンデレ少女が、二人で立ち尽くす。
そして出す結論が、『たったひとつの真実は、私たちがここにいる。それだけなのかもしれない』。
ハッ! 何も解決しちゃいない!」
ブンコー氏は声を荒げたが、また元のニヤニヤ笑いを始めた。
「しかし、解決させないことがこの場合正解なのさ。判るかい?」
そう言われても、判るわけがない。
「作者の土橋は、俺たち全国一千万のワナビに二重の挑戦状を叩きつけたのさ。
『こんな終わり方でも金賞は取れる』。そして、『お前らにこの続きが書けるかい?』だ。
俺は今、亜実タンが氷室に寝取られる続編と蒼井陵辱モノの続編を書き始めている。
書き上げたらどこかにうpするつもりだ」
にわかにブンコー氏の語りが熱を帯びてきた。
それにしてもこのオヤジ、ノリノリである。
「扉の外は、間違い無く今期随一の物語だ。ミミズクも世界平和も、ケツバットも目じゃねえな。
俺も二ヵ月後の次回大賞締め切りに向けて、エロゲ千時間マラソンの修行を始めている。
次の大賞では、必ず大賞を受賞してやる。そしてパーティーの席で土橋に言ってやるのさ。
『よおマイフレンド。てめぇのメッセージ、確かに受け取ったぜ』ってな」
以上、電撃文庫研究家兼ワナビのブンコー・エレキトリック氏でした。
598:590
07/02/11 00:21:38 EpoMEbx+
>>597
>>「作者の土橋は、俺たち全国一千万のワナビに二重の挑戦状を叩きつけたのさ。
『こんな終わり方でも金賞は取れる』。そして、『お前らにこの続きが書けるかい?』だ。
流水大説みたいだ
599:1/2
07/02/11 00:22:59 tDR3ZV8Z
『世界平和は一家団欒の後に』(橋本和也 電撃文庫)
ラ板住人諸氏は、『セカイ系』という単語を聞いたことくらいはあると思う。
wikipediaから引用すると、
『主人公らの人間関係・内面的葛藤・行動等が社会を経ずに世界に直接影響する作品』である。
代表的なものとして、涼宮ハルヒ等がある。
この『世界平和は一家団欒の後に』は、金賞受賞作だけあって非常に見るべき所が多い。
特に注目したいのが、セカイ系へのアンチテーゼとしか思えない設定とストーリーである。
この世界では、世界の危機は一山いくらでそこら中に転がっている。
主人公属する星弓一家(現在七人)は家族全員が人知を超越した能力を備えており、
それでもって世界の危機を解決し続けている。
他人にバレたらどうなるというわけではなく、彼らにとって世界の平和を守ることこそが日常である。
主人公である長男星弓軋人は、七年前に三女軋奈を誤って殺してしまったというトラウマを持っている。
そのことが原因で、軋人は二度ほど家族喧嘩をするハメに陥る。
一度目は弟の次男刻人と。二度目は妹の四女美智乃と。
どちらとの喧嘩も世界の平和を揺るがすような事態になってしまうのだが、
心理的にはともあれ物理的にはあっさりと解決する。
そして軋人は、「世界を救うなんてアホなことは、俺と、俺の家族を救った後ですればいい」
とトラウマを乗り越えるのだ。
600:2/2
07/02/11 00:25:02 tDR3ZV8Z
『親しい人を救うことでセカイを救う』のがセカイ系だが、
『世界を救うことで自分と親しい人を救う』と発想を逆転させたのが、この『世界平和~』である。
その過程において、胸躍るような冒険譚や心ときめかせる恋愛譚は不必要、邪魔でしかない。
世界平和は労せずして守れるのが星弓家。
家族間に恋愛感情などエロ漫画でもないのに有り得ない。
故に作者は、ストイックなまでに軋人の内面描写に力と文章を割いた。
昨今のライトノベルでは珍しいほどの内面描写は、
感情移入した読者に感動を与えること間違い無しである。
セカイを救うのに、何も風が聖痕だったり禁書が目録で幻想を殺す必要なんか無い。
作中ヒロインのツンデレ(not家族)が出てきても、巨人が暴れる夢の中で彼女とキスをする必要も無い。
ただ、家族と自分を守りさえすれば世界は救える。ついでにツンデレヒロインもゲットできる。
セカイ系の新天地を開拓するこの小説に、私はマキゾエホリックを読んだ時の感動を思い出した。
あの時と同じように、私は読了後感動のあまり体の震えが止まらず、本を何度も落としてしまった。
家族の喧嘩と和解というテーマだけで一冊の長編を書き、金賞を受賞した驚異の男、橋本和也。
『世界平和~』の続編が夏には出版されるそうだが、小心者の私にはとても買えそうにない。
十傑衆に後を託し、私はこの褒めちぎりを残して去ることにする。
601:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 00:25:33 NWEy0Xf5
書店員「まずはワナビを落ち着かせることが先決だと思いました」
ワナビに残された道は待つことしかない。
そして3ヵ月後、そこには素晴らしい3次落ち作品の姿が!
と、ここでネタばらし。
実はこの金賞、ターゲット以外すべて仕掛け人。
「もうあんな悔しい思いはこりごりだよ」
ほっと胸をなでおろすワナビであった。
602:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 01:02:15 699svioJ
ゼロの使い魔の褒めちぎりは無いのー?
603:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 01:06:30 h/Ju6ads
お前が舵を取れ
604:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 01:06:35 D6vRZ5u2
>>595
>一つ。主人公が同級生の少女と性交渉を持つ。周りに他のクラスメイトがいる状態で、だ。
>しかし彼らが主人公たちに干渉することはなく、衆人環視の元でも問題無くギシアンできるのさ」
ほほほ、ほんとですか~!
605:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 01:25:36 FugcS0Rg
扉の外、個人的にはなかなか好みだったのだが
最後のオチがあんまりだったので一つ褒めちぎりたい
しかしエロゲーのヒロイン紹介&個別攻略のような文章しか思い浮かばないんだ
606:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 01:33:23 D6vRZ5u2
本当に>>604のシーンがあるなら買いますよ~!
607:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 01:34:29 699svioJ
>>603
まだ1しか読んでないんだ。
608:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 01:38:06 KlW2E5w9
>>606
褒めちぎりの基本は嘘をつかないことだからな。実際あったし。
609:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 07:44:25 QS/ElRYY
こう……味付けひとつで猛毒にも胃腸薬にもなるようなブツだな、この二つ
世界平和のほう、ちょっと面白そうに見えた
610:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 09:35:18 ohFzeQZz
>>609
俺も読みたくなった。
>>599-600を読む限り、古典的な再生の物語に見える……
611:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 09:50:50 dfjpTw6X
>>600
>セカイ系の新天地を開拓するこの小説に、私はマキゾエホリックを読んだ時の感動を思い出した。
>あの時と同じように、私は読了後感動のあまり体の震えが止まらず、本を何度も落としてしまった。
この部分が特に素晴らしいw
612:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 09:52:13 vqNW/dY6
素晴らしい褒めちぎりっぷり。乙であります。
ギシアンの部分だけで本屋に直行しようと体が動きました
613:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 12:49:46 WI7j+eWe
>>600
「本を落とした」じゃなくて「本を叩き落した」だろwwww
614:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 18:33:07 cEWeU7fc
ていうか、ミミズクも世界平和も扉の外も、ロクメンなんたらみたいな万に一人しか擁護しないようなタイプの地雷じゃなくて、
性癖が合う人には合うんだろうが、合わない人には強烈なウンコみたいな作品だしなあ。
世界平和は>>610の言葉を借りれば古典的な再生の物語そのものだと思うし。
上記の理由で他人にはオススメできないけどね。
615:590
07/02/11 19:14:47 EpoMEbx+
>>614
それには同意する。
616:イラストに騙された名無しさん
07/02/11 22:17:24 SlqJpegc
>>610
>その過程において、胸躍るような冒険譚や心ときめかせる恋愛譚は不必要、邪魔でしかない。
ここらにへんにやばい臭いを感じるが、その辺どう思いましたか?
617:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 01:42:46 ZXpC8hUD
なんでウンコが大賞を取れるの?
618:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 01:49:01 aBfAWM1k
>>617
ワナビ乙
619:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 02:17:36 dlinV4li
>>617
その考えでいる限り一生デビューは無理
620:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 02:26:41 gj9iw++K
大賞とるなら、作品のいい部分が審査員に認められたってだけじゃないかと思うのだが。
だからミミズクも扉の外もケツバットも、いい部分が認められただけの話。
きっと。多分。
621:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 02:37:00 0PLndQgn
ミミズクとケツバットは褒めちぎられて無いじゃないか。
ミミズクは読んでつまらなかったら褒めちぎりに来ます。
622:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 03:10:04 ZXpC8hUD
じゃあウンコの中にも光るものがあればいいってことか
623:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 03:22:16 5+OkNk1Y
ミミズクは何が辛いって、あまりに普通なんだありゃ
どこにでもある寓話系の一般書籍
面白かったら普通に褒められるし、地雷だったら望むところなんだが
面白くもつまらなくもないつーのは、話題性の面では不利なんかね?
624:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 03:25:59 nIWDe+Lf
>>622
ウンコかどうかは、お前が判断すること。
大賞かどうかは、電撃が決めること。
「何で」なんて疑問はお前の嗜好の問題。
そろそろスレ違い。ここは褒めちぎるスレだぜ?
ミミズク褒めちぎってみるべきだぜ?
625:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 09:36:59 mQMM03ia
ケツバットについては、「ケツバット」なんてタイトルに入れた奴が
一番悪い気がするんだ。
タイトルはつけたのは編集なのか、本人なのかで大分俺は評価を変える。
626:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 10:20:41 CKrdhmDV
>>597
>>俺は今、亜実タンが氷室に寝取られる続編と蒼井陵辱モノの続編を書き始めている。
そんな無駄なことやってるから、いつまでたってもワナビなんだよ。
627:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 11:25:04 ogDtRJGR
>>626
ワナビうんぬんはネタだぜ、ネタ。
このスレにいるつもりなら、もうちょっと余裕を持たないと
いろいろ辛いと思うんだぜ。
628:1/3
07/02/12 12:42:28 kvBd856X
『ゼロの使い魔』 ヤマグチノボル
私はあまり積極的に新しいジャンルに手を出すほうではない。
自分の好きな本を何度も読み返して満足する人間なのだ。
しかしそんな私でも飽きが来る時は来る。そこで最寄の書店に足を向けたのだが……
並んでいるライトノベルの中で一際目を引くものがある。
本書、『ゼロの使い魔』である。
それも当然、一巻から十巻までが平積みされ、帯には累計160万部突破の大人気シリーズと書かれている。
かく言う私も『ゼロの使い魔』のことは知人からその評判を聞き及んでいた。
曰く、ルイズたんハァハァ、と。そして既にアニメ化され、第二期も計画されているという。
私としてはそこまで評判のライトノベルを読まないわけにはいかない。
こうして私はゼロ魔の一巻を入手し、読み終えた。
さて、大まかにこの作品のあらすじを書き記すと、
高校二年生の主人公が魔法の存在が当たり前の異世界に召喚されドタバタをやらかすコメディ、ということになる。
見て分かるとおり、王道である。当然、主人公は不思議な能力に目覚める。
そしてこれはラブコメである。主人公の身の回りの同年代の人物は殆どが女性である。
魔法はへっぽこのツンデレヒロイン、グラマラスな色情狂、寡黙な読書家、自分を慕ってくれるメイドさん、など一通りそろえられている。
しかしそんな王道だらけの設定の中で、主人公にはその思考形態に異常性が感じられる。
629:2/3
07/02/12 12:43:01 kvBd856X
物語の導入、主人公が異世界に飛ばされるのは、主人公がノートパソコンを修理して家に帰る途中のことである。
そこに所謂異世界へのゲートが現れる。ちなみにノートパソコンの使い道は出会い系サイトである。
この主人公、妙に出会い系にこだわる。異世界に飛ばされても重要なのは出会い系である。
もちろん異世界に出会い系サイトは無いので、自分の世界に戻った暁には出会い系サイトを活用しまくるのであろう。
この出会い系にこだわる主人公は、本書を読む上で重要なファクターとなるのだが、それは後述する。
突然現れた異世界へのゲート、宙に浮かぶ楕円形のぴかぴかしたもの、を見て主人公はそれを鏡のようなものと形容する。
なぜそれを主人公は鏡だと思ったのだろうか。鏡とは景色を反射するものである。
もしかしたらゲートには覗き込む主人公の姿が映っていたのかもしれない。それならば不思議は無い。
次に主人公は「これはなんの自然現象だろう」と考える。通常の人間ならば、鏡が宙に浮いているとすれば、それはマジックやドッキリの類を想像する。
なんらかのトリックがあるべきと考えるのが普通である。支えるものが無いのに宙に浮かぶ物体。
常人ならば、たとえ何らトリックが無いことを確認しても目の前のそれを自然現象とは思い込めないであろう。
さらに驚くべきは、その「宙に浮かぶ鏡のようなもの」をくぐりたくなったという主人公の思考である。
常識の範疇で考えて鏡とはくぐれるものではない。つまり主人公は鏡の中に何かがあると考えている異常な人間ということになる。
630:3/3
07/02/12 12:43:48 kvBd856X
鏡の中の世界とは童話などでは比較的ありふれた素材である。
よって鏡をくぐろうとする主人公は、未だに童話の類を信じている人種ということになる。
ここで主人公が出会い系にこだわっていたことにも納得が行った。
身近な人の存在よりモニタの向こうの存在を重視し、鏡の向こうに別の世界があることを望んでいる。
主人公は典型的な引きこもりの特徴というものを属性として持たされたキャラクターだったのだ。
それを念頭において読んでみると、王道だらけの設定と先の読める展開には重要な意図が隠れていることが分かる。
それは「安心して読める」ということである。ゼロ魔の世界は鬱や不幸など存在しないハッピーな世界だ。
たまに戦争なんて単語も出るが、そんなものは魔法学校で生活する主人公たちには何の関係も無い遠い世界の話である。
異能力に目覚めた主人公の辞書に努力や失敗といった言葉は無い。
女たらしの男を成敗し、学園の問題を解決し、ルイズたち魅力的な女の子と良好な関係を築いていく。
たとえ腕が折れようとも関係ない。拾ったばかりのロケットランチャーも使いこなしてみせる。
その爆風や破片すら問題にならない。ただし噴射ガスにだけは気をつける。
ハラハラドキドキすら存在しない世界。起こること全てが予定調和。もちろん読者に気分の悪い展開などあるはずもない。
『ゼロの使い魔』は、ラノベ界に蔓延する安直な不幸や鬱といった要素に一石を投じ、それらを読んで疲れた人々の神経を癒すためのものだったのだ。
引きこもりの特徴を備え感情移入のしやすい主人公。どこでも見られる王道設定。先の読める展開。それは全て計算しつくされたものだったのである。
未来に何が起こるか分かる、それはなんと平和で癒されることなのだろう。続きを読む必要すら感じられない。
まさに一を見て十を知るということを教えられるライトノベルであった。
631:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 14:05:41 nIWDe+Lf
褒めてるのかこれwwwwワロタwwwww
632:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 15:34:25 INlS/adk
>>628-630
力作乙であります
確かにそうかもしれない。己のみの快楽を求める人間に都合のいいお話を書く。
そう考えてみればヤマグチノボルは一流の作家なのだろう。ヲタをノせることに関しては、だが。
633:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 15:37:55 FZtTJjnX
何を言ってるんだ。
ゼロは予定された調和を人々に与える事で、地雷と鬱と過剰な刺激の
狭間で彷徨う多くのラノベ読みに、平穏と安らぎを与えたんだ。
主が従者に与える試練、戒め、許し、この繰り返しはまさに数ある聖書の一説に
似てはいないか?
ゼロは飽和したラノベ中でもがき苦しむラノベ読みに与えられた聖書、その存在は福音、
反復と模倣への疑いからの魂の解放を約束した契約の書。
完結した暁には幾人ものラノベ読みに至福が訪れるだろう。
もう彼らは、ラノベの些細な描写や記号の変化で悩み苦しむ事は無い。
ただ目の前にあるラノベを純粋に楽しみ、受け入れる事ができる、天国の住人となるだろう。
さあ、あなたも福音の証人になってみない?
634:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 15:58:37 yaMhvyHC
さすがゼロはカオスの権化だな。
もっと見せてくれ!あなたの主観に満ちた世界を!
635:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 16:58:14 k5ohm+kR
そういえばあの冒頭で出てきたノートPCってどうなったんだろ
636:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 17:13:08 owZHG86w
>>625
受賞時の題がそのまま副題になってる
編集はあれでもがんばったんだ
637:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 17:41:06 Bmb6GSrv
>>636
作者センスNEEEEEEE!
638:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 18:15:38 AS5+ixkf
リアル鬼ごっこみたいなかっこいいタイトルつければ手に取りやすいのに
639:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 18:18:08 owZHG86w
リアルケツバット
640:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 19:04:53 RDp2EvuS
寧ろリアルじゃないケツバットってどんなのだ
641:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 21:24:11 57QEssve
>>628-630
最高www
642:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 21:30:00 mIGwZF0T
ヴァーチャルケツバット
・・・それは素振りじゃろうか?
643:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/12 22:02:29 0PLndQgn
つうか副題なんぞつけなければよかったのに…。
作者が粘ったんだろうか。
644:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/13 12:13:56 aDiQ1RrM
>>630
>続きを読む必要すら感じられない。
バロスwwwww
最高です
645:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/13 13:18:07 BAQzXI6J
>>624
ミミズク、つまらないとは言い切れないが、電撃はこれを大賞にしちゃ駄目だろと思う。
文学とか、そっちら辺の権威を意識して見えていやらしく思える。
でも一応投下。
褒めちぎっていないかも。
『ミミズクと夜の王』 紅玉伊月
少女ミミズクの無垢で空疎な明るさが、痛々しくも優しく心を抉る物語。
平易な文章で綴られた本作品は、海燕新人文学賞受賞品に加筆修正を加え、先ごろ出版された。物語の舞台は魔物の棲むとある森。寓話的な世界観の中ににじむ強い孤独は、女性作家ならではの繊細さと包容力に満ちた空気て一種独特な魅力を放つ。
序盤、森をさまようミミズクの姿が表すように、登場人物はみな心に傷を抱えた者ばかり。だが、彼等が主人公・ミミズク、そして彼女が恋する夜の王ことフクロウと交わり、己の中の葛藤と相対し克服してゆく中に、作者は挫折と絶望に折れた心の再生を描ききっている。
このような傑作を手にした私たちは幸福である。本作に見られるような瑞々しさ溢れた若き人材を見出す事こそ、歴史ある海燕新人文学賞の存在意義といえるのではないだろうか。
新たなる才能の誕生を祝いたい。そして、次作が心から待ち望まれる作家がここにいると、私は声を大にして言いたい。
646:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/13 15:32:01 X4CyT4Ml
>>645
海燕なんたらのwikiを見たが、どういう褒めちぎりか理解できなかった。
パクリと言いたいのか? それとも海燕みたく賞がなくなると?
647:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/13 16:21:44 1B8Nw/iq
種目が違うと言う話だろう。
新体操の競技会で優勝がフィギュアのアサダマオになってしまった
よーな感覚。だと思うが実際は良くワカラン。
648:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/13 16:26:59 BAQzXI6J
>>646>>647
まあそんな感じ、
海燕ならこういう話を好みそうだなあと。
審査員が書きそうな推薦文をやってみたというか、
どうも巧く褒めちぎれなかったなあ、スマン……orz
649:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/13 19:38:00 RtOwX5DR
ミミズクは面白いつまらないというより、明らかに色が違うもんなあ……
日本ファンタジーノベル大賞あたりが良かったんじゃないかと。
650:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/13 19:59:19 qRZB4Q2Z
ヤマグチノボルは理不尽にキャラ殺したりするの大好きだからな。
このまま普通に終わるのかは微妙な気がする。
651:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/13 20:11:45 uEbOUqBb
ミミズクまだ読んでないんだが
リングテイルみたいな感じ?
652:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/13 22:09:23 ac8NeXPi
>>649
日本ファンタジーノベルとか、あの手のラノベではない賞じゃ無理だろうな。
出来云々じゃなくて、ラノベ関係じゃないとファンタジー系のやつは拾ってくれないし。
そういう意味では電撃でもどこでも受け皿になるのはいいと思うが……
内容はまた別の話な。
653:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/13 23:19:21 WM1w6JEb
>>651
その通り。
少女漫画。
ていうか、ハイジのおんじをイケメンにするという素晴らしい作品。
654:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/16 16:20:37 HSbzHKF5
あげてみる
655:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/16 18:02:22 BEEzFRew
無理矢理褒めるのと無理矢理貶すのは紙一重だな
656:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/16 19:05:55 GXqy4TE3
各所で話題のミミズクを褒めちぎろうとしたが、読みきる前に早々と力尽きたので
俺には正確なものが書けない……
後は頼んだぜ……
657:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/16 19:11:23 GgdO9PAL
どんな本かと検索したら普通に褒めちぎりが出てきて吹いた
658:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/16 20:37:41 BSAV5wZv
ミミズクは普通に悪くねえぞ?
特によくもないが。
659:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 02:49:50 ERcNfmj5
やっと攻撃天使が手に入ったんだ。
これを読み終わったら俺、地雷除去人になるよ。
そして地雷を踏み続けて、いつか十傑衆になってみせる。
だからそのときには一緒に失われた技術によって通常の三倍で弾丸を射出してくれないか?
660:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 09:05:41 9DaG5NrS
>>659
ええ、わかったわ。
必ず……必ず生きて帰ってきてね。
約束よ?
あたし、いつまでもあなたを待っている。
なぜなら私もまた、かっての人類が製造した貴重な前時代遺産だから!
661:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 14:57:28 r5zJWweL
『化け物語』著:西尾維新
「青春をおかしくするのは゛つきもの″だ!」(アオリ文より)
まずは、会話文に注目!
他のマンガやゲームネタを心ゆくまで詰め込んだ掛け合いは
まさにオマージュとしての芸術で、爆笑必至だ。
そして、やはり個性豊かな登場人物達だ。
ツンデレ・委員長・ロリ・元気な後輩・妹属性など
一見ありがちだが、確実に有名作品郡を襲踏したキャラクターが勢揃いしている。
特に、主人公に多くを助言する「忍野メメ」なる人物はの発言は
京極のレンガ本主人公が降臨したかのような大変重みのある言葉ばかりだ。
物語的にも、怪奇現象的なバトルシーンが各章に一つずつ用意されており
読者を飽きさせない作りになっている。
また、主人公の特異体質を一切明かさないと言う、斬新なアイディアは
他の追随を許さないほどだ。
何より、あとがきで著者本人が「この作品は趣味で書いた」と公言するほど
著者の脳内世界が溢れ出している。
また、趣味の作品を刊行した出版社の英断には拍手喝采したくなる。
この作品はまさに ネ申 といえる。
662:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 18:48:00 uuz7eNPt
なんて事だ。
この褒めちぎり、普通に褒めちぎっているようにしか見えないのに
何故か端々から隠しきれない激情のような物が噴出している……
合わない人間にはとことん合わないからな。その憎…じゃなくて感動は分かる。
663:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 18:51:40 TUiU4YWh
字間から歯軋りが聞こえてきそうだぜ。
664:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 18:54:48 WPdp3Sa+
タイトルが微妙に間違っているあたりに抑えきれない感情がにじみ出ているといえよう
665:1/2
07/02/17 19:35:53 Wl/QFQSk
『サバキの時間 SLEEPLES SHEEP'S JUGDE』
本保智 角川スニーカー文庫
ライトノベルの中には法廷ものと言う一つのジャンルが存在する。
今回紹介する『サバキの時間』も広義で言うとこれに含まれる。
法廷と言われて小難しい話を延々と垂れ流されるんじゃないかと思われるかもしれないが、
安心してこの本を手にとって欲しい。
この話は法廷よりも、逃げ出した輩を捕まえることに重きを置いているのだ。
従って、権力を持った存在が敵を追いかけ捕まえる爽快感を味わえる。
このアクションによりおもしろみを持たせるためにこの作品は様々な趣向を凝らしている。
まず舞台背景として、裁判官は閻魔様、捕まえる相手は幽霊。
主人公側の存在であるサバキは輪廻護法官で、検察官兼警察官に近いと言えるだろう。
この構成に巻き込まれる主人公兼ヒロインは鈍臭くて貧乳で、
運の悪さが追手内洋一に対抗できる悪運の持ち主な女の子の伊吹綾香。
閻魔様の裁きによって連れて行かれる地獄や輪廻転生が変わったりする。
その罪の重さを決めるのはカルマの量であり、
綾香はカルマが死んでる人より酷かったりする。
実はこれが彼女の不運の原因である。
ちなみにサバキはこのカルマから切り離されている。
これが後々、重大な設定となるに違いない。
666:2/2
07/02/17 19:36:51 Wl/QFQSk
では、みんなお待ちかねの武器や特殊アイテムに移ろう。
もちろんサバキが使うのは十手と鎖、キレたときには鎌も使う。
さらにサポート役としてサバキのお供に20cmの美女ももれなく付いてくる。
また特殊アイテムは<冥界刑具>、これの使用にはカルマを代償とする。。
サバキはカルマから切り離されているため、カルマを増やして使用するものは使えない。
では注目のラインナップ、その一部を紹介しよう。
<先手必勝>は大きめの指輪型のもので、簡単に言うと強化型メリケンサックだ。
対象目視しながら叫んで使うと手が光り始めて攻撃力があがる。
超絶不運な綾香がなぜサバキも重症をおうような相手に立ち回れるのか?
その秘密は<三度目の正直>にある。
これも指輪であり、埋め込まれた石の色が青→黄→赤
とダメージを受ける度に代わり最後に破壊されるのだ。
ダメージを身代わりする度にカルマが増え、
一度装備すると壊れるまで外せないうえに、量産が効く素晴らしい製品と言える。
綾香のカルマを解消するどころかさらに増強する効果も見逃せない。
不幸な少女がじたばたさせられるガール・ミーツ・ボーイ。
綾香は無事自分のカルマを解消し、幸せな未来を手にできるのだろうか?
魅力的な設定と特殊アイテムにあふれる、期待の新シリーズである。
667:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 19:37:22 aHroxGMX
>>661
普通に面白い作品を褒められてもなあ……。
出版社の英断というか、化物語は創刊間もない講談社BOXのなかでも売れ筋だし。
668:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 19:40:35 2ddJh2Fy
誰にでも面白いと思われなきゃ気がすまないってか?
西尾厨ってばかじゃねえの
669:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 19:49:06 67CqQE03
>>668
馬鹿にバカって言うなよ。
理解出来る頭じゃないんだからさ。
670:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 20:37:07 TUiU4YWh
>>667
擁護は一切禁止だ坊主。
671:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 21:43:42 muhlNsi+
2を読め。
化物語は確かに売れているが、それはこの場では関係ない。
672:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 22:08:16 3jxWW0ta
まあ売れと筋は褒めちぎれないってルールがあるなら、過去の褒めちぎりのいくつかは違反ってことになるなw
673:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 22:32:30 4D2A+Dx/
>>672
まあふつうは売れ筋を褒めちぎろうとしてもなかなか難しい(普通の褒め評に成り下がってしまうことが多い)
から売れ筋の本のネタはあんまり出てこないけどなw
それを信者が釣り出されるほどの魔力をもった褒めちぎり文に仕上げるとは凄いぜw
まあ>>667の
>褒められてもなあ
が「褒めちぎられてもなあ」という表現になってないことからすると
単に>>667が>>661の中に仕込まれた毒をまったく読み取れてないだけな可能性もあるけどな
674:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/17 22:35:53 B/ZK8Y/G
>>673
いや、667の二行目を見る限り「俺様の愛する面白い作品を貶すなよこのバカ」っていう意味だと思うぞ
675:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/18 00:53:22 l2CJ1i6u
>>667
俺も好きな作品がこのスレで褒めちぎられて動揺した事があるが
それを乗り越えた後は、盲目的な信者から脱して
柔軟な思考と寛容な心とポジティブな姿勢を持った読み手に成長したぞ。
おまいも頑張れ。
676:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/18 01:07:05 PzBY6RN2
好きな作品ができると、たいていこのスレでそのタイトルが見られる俺は(ry
677:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/18 01:19:03 Eiqrw/GF
>676
しらふでこのスレで活躍できるじゃないか。
678:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/18 02:11:32 cUdGzfkR
>>676
読み手が多ければそれだけ絶賛を得る機会は多くなる。
私は君の嗅覚を羨ましく思うよ。
679:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/18 02:34:05 iWFCQjv2
>>676
俺も俺も
680:名無しさん@公民館でLR変更検討中
07/02/18 05:35:38 Tx/h167e
>675
オレは好きな作品が褒めちぎられるともっとやってくれと思う。やっぱさ、
作品の価値ってのはいかに人の記憶に残るかであって、記憶に残らなかったら駄目だろう
……でもマキゾエは勘弁な!