07/01/27 09:34:50 uCCRieGP
『最近の若者は現実と空想の区別がつかない』
巷でよく言われる常套句であるが、果たしてそれは真実なのだろうか?
いや『現実と空想の区別がつかない』という部分ではなく『最近の』という部分が、である。
『ドン=キホーテ』が、そのころ粗製濫造されていた御都合主義的騎士道物語を読みすぎて、
現実逃避にふけるスペインのキモオタどもを、セルバンテスが皮肉ったパロディ文学であることはあまり知られていない。
明代の中国では、『西遊記』『水滸伝』『三国志演義』などの燃え系ライトノベルや『紅楼夢』『金瓶梅』『桃花扇伝奇』などの萌え系ライトノベルがいくつも出版され、
それら萌え燃えラノベにはまって現実に帰ってこれない士大夫や庶民がおおぜい発生し、社会問題化したという。いや、マジで。
そして、ゲーテの『若きヴェルテルの悩み』が大ヒットした後には、ヴェルテルの服装をまねることが流行し、
中にはヴェルテルをまねて自殺する者も多く現れる始末だった。
しかし、つま小スレ住人はこう語るだろう。
―まとめサイトを見よ。我々は最古にして最強のラノベ『新訳聖書』をすでに褒めちぎった。
あれこそ『現実と空想の区別がつかない』人間のためにある!!
あのラノベ以上に、世界を動かしたものはない!!
ふっ(嘲笑)、なんて狭い世界を生きているのだろうか?
毒電波を受信したパラサイトシングル童貞ニートの一生を書き綴った、ただただ古臭いだけの駄作がナンバーワン?
寝言は寝て言え。