03/02/28 16:47
日経書評 「親日派のための弁明」 金完燮著
「革命的」と言っていい本だ。「韓国人に広がる反日感情の根本に歴史学者達の恣意的
捏造・歪曲があり、これに基づいた強力な反日イデオロギー策動がある」と言う序文から
して驚きだ。韓国では1910年の日韓併合条約は不法で存在しない。日本への抵抗運動
こそが韓国の正当性を象徴するが、著者は歴史を分析し「日本との合併だけが朝鮮の
文明開化と近代化達成の唯一最善の道であった」とし、当時の改革勢力に暗黙の合意が
あったと推測。「歴史歪曲は日本でなく韓国だと思う」とまで言い切る。日韓併合問題
に関して、従来の歴史観を修正する韓国人の著書も日本で出版されてはいるが、韓国
で出版され、ここまで韓国の歴史教育を否定する本は過去にない。本書は青少年有害
図書に指定。著者は一時、出国を禁止された。その事実が本書の与えた衝撃の大きさ
を示す。著者は80年の光州事件で全羅道庁に立て篭り国家偉功者顕彰を受けている。
雑誌記者等を経て資料を収集、本書を書き上げた。韓国では全否定の対象である「親日
派」という言葉を書名に使ったのも闘争的。歴史認識問題で常に軋轢を生じる日韓関係
に肯定・否定を問わず議論に一石を投じる書である事は間違いない。
序文抜粋(正論・02年6月号)
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金完燮が語る衝撃作『親日派のための弁明』の制作秘話
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未翻訳部分
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