おかしな■大江健三郎 PART39■二人組at BOOK
おかしな■大江健三郎 PART39■二人組 - 暇つぶし2ch730:吾輩は名無しである
07/04/08 12:01:21
大江って常に注目される大きな存在なんだね

731:吾輩は名無しである
07/04/08 12:02:39
教科書検定:岩波書店と大江健三郎氏らが抗議文
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)

大江氏と岩波書店、沖縄戦めぐり検定で文科省に抗議
URLリンク(www.asahi.com)

「集団自決」検定に抗議 岩波書店と大江健三郎さん
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)

岩波書店・大江さん抗議/高校教科書検定
URLリンク(www.okinawatimes.co.jp)

732:吾輩は名無しである
07/04/08 12:23:23
大江スレは常時ageで

733:吾輩は名無しである
07/04/08 12:23:58
Nobel Prize OE ―― Novel Surprise! Oh,Yeah!!

734:吾輩は名無しである
07/04/08 13:07:01
大江ファンの人たちに質問。
取替え子を読んだんだが、
吾郎がヤクザに襲撃されたときに市民がデモで起こしておけば
吾郎は死なずにすんだとか意味深なことを言ったり、
(女性問題が原因なら理屈の通らない話だ)
警察官の弟なんて人物が唐突に出てきて「自殺だったと思う」と
わざわざ言わせたり、
コギトが鉄球で足を潰されたり、
牛の皮をかぶせられる制裁?を加えられたり、
なんかもう、明らかに吾郎=伊丹十三の死に闇の勢力が
関わっていることを匂わせる内容なんだけど、
その辺、大江ファンの間ではどういう解釈になってるの?

735:吾輩は名無しである
07/04/08 13:52:46
『取り替え子』を読んだのはだいぶ前なんで見当違いになってるかもしれないが
具体的な「闇の勢力」を想定するような内容じゃなかった気がするよ。
日本の土着的な共同体の中の影の部分、それがヤクザだったり村の国士(?)たちだったりという形で個別に表れる
その影の部分と古義人や吾郎は、根っこの部分でわかちがたく結びついている
だから「闇の勢力が吾郎を殺した」みたいな週刊誌の記事的な話にはどうしてもならない
鉄球のエピソードなんてほとんどカフカ的というか幻想的な印象を受けるけど
それは客観的なリアルというよりも心理的なリアルが描かれてるから
鉄球を落としに来た人たちのモデルを現実に探そうとしてもムダなんだろうな

というような感じで読みました。

736:吾輩は名無しである
07/04/08 20:38:11
>>735
うーん、そういう一般論的な話なんだろうか。
現実に義理の兄が不可解な死を遂げているのに、
そんな一般論でかたずけられるものなのかなぁ。
鉄球の話はもちろん現実に起こったことではないだろうけど、
そういう恐怖を大江が「心理的なリアル」に感じざるを得ない
現実のなにかがあったんじゃないだろうか。

吾郎に田亀をたくされた古義人が、
それを具体的に公にすると自分の命も危ないから、
小説という形で後世にメッセージを託した、
いわば取替え子という小説自体が田亀になっているという
そういう二重構造になった小説なのかと俺は解釈したんだけど。

737:***
07/04/08 21:15:55
>>736
おお、俺も同意見だったよ!読んだのは数年前だが同じ印象うけた。
ただ、大江氏の性格から言って「具体的に公にする」のを
恐れない気がするから「違うかな」と思い直したが。

738:吾輩は名無しである
07/04/08 21:48:26
馬鹿に馬鹿にぴったりぴったんこの小説もどきを読んでれば

いいお

739:吾輩は名無しである
07/04/08 21:55:19
鉄球で足を潰されるという比喩は
本多勝一による一方的で暴力的な攻撃のことのようにも読めるよ。

740:吾輩は名無しである
07/04/08 22:08:15
この暴力のメタファーは強烈だよね。
単なるメタファーとも思えない感触がある。
右翼あるいは暴力団あるいは保守的な村人・・・

741:吾輩は名無しである
07/04/08 22:12:22
大江文学って、文学的装飾で頭の善し悪しの区別をつけられないように誤魔化している気がしちゃう
初期がわかりやすかった。との批判は言い得てるんじゃないかと。。

742:吾輩は名無しである
07/04/08 22:33:28
>>737
自分の命より家族の事を案じたのかもね。光さんのことがあるから。
牛の皮をかぶせられる話はどう読んだ?
俺は被差別部落を連想した。
俺は関西在住なんだが、最近こちらでは同和がらみの
事件が次から次へと明るみに出ていて、どうしても
それを連想してしまうんだよなぁ。
あと、古代ローマに罪人に牛の皮をかぶせて犬に襲わせて
かみ殺させる処刑方法があって、それでペテロだったか
パウロだったかが殺されたって話を読んで事があって、
それとも関係あるのかなと思ったんだけど。

743:吾輩は名無しである
07/04/08 23:34:39
いろいろなメタファーを読み取ってくみたいな、
まあそういう読みも面白いんかもね。
おいらはあまりそういうことはすっ飛ばしちゃうけど。

744:吾輩は名無しである
07/04/08 23:49:46
>>742
でも、大江自身が裏の政治に深く関わってるんじゃないの?

もしかして、普通に読めば、そのような読みになってたのかもしれないけど
(あまりにだから牛の皮の部分が不自然だから)だれもそのような反応を示すもの
なかったから俺の意識の奥のほうに押し込めてたような気がするけど、それは俺の
読みが浅いというか他人に影響された読みになってしまっていたとして恥ずかしくおもうな。

745:***
07/04/09 00:22:45
>>742
「牛の皮をかぶせられる話」だが、俺も「被差別部落」的なものを連想した。
そのうち解答に繋がる話が出てくるかなと読み流してたら、そのまま終わって
しまった気がする。結局なんだったんだ? それに「アレ」ってなんなの?
まだ続編読んでないんだけど、そっちに出てくるのかな?

>>744
「裏の政治」とかって何よ?考え過ぎだろww

746:吾輩は名無しである
07/04/09 00:30:43
>>745
裏の政治とは
>>736が言っているような、伊丹が死んだ理由?

747:吾輩は名無しである
07/04/09 00:33:07
>>745
裏の政治とは
>>736が言っているような、伊丹が死んだ理由? のような
>>736が言っている組織的に裏で動いているなにか。

748:***
07/04/09 02:21:17
>>746 747
もう少し具体的に書いてくれ

こんなのあった
URLリンク(www.asyura2.com)

749:吾輩は名無しである
07/04/09 02:58:57
うーんそんな風に具体的な事項に引き寄せて読むのは、自分はあまりすきじゃない読み方だなー
作品を矮小化しているように感じるので
大江が具体的な経験やニュースから発想して小説をつくっていくのは確かだと思うけど、
最終的に出来上がった作品は発端となった事項とは別次元のものになってると思う
それを逆向きに解析しても何も得られないんじゃあるまいか

でも『取り替え子』がはっきりしたモデルを持つ小説なのも確かなので
小説の“隠された現実”を探るような読みも避けられないのかな…うーん

確か続編では古義人が評論家の「アレ」の解釈に怒って
その評論を焼いたりしてたような

750:吾輩は名無しである
07/04/09 03:34:44
>>749
もちろん、その続編の読みの話を皮肉って、>>744で「読み」と言ったんだよw

あの小説を一連の普通の人間の心理として読めたのかな?

あの「アレ」にたいしての解釈の怒りだって、唐突に感じなかった?
実名で評論家の名前が載ってたけど、本当にそのような評論がされたの?

まぁ、人工的に作られた心理のパッチワークのような気がして。

心理学的なひとつひとつの心理のパッチワーク。

だから、一連の流れの心理を心理学に還元できないみたいな。

で、それを一連の人間のやることとして読めたのかなとおもって。


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