07/01/13 17:44:45
Nobel Prize OE ―― Novel Surprise! Oh,Yeah!!
「燃えあがる緑の木」シリーズは、ギー兄さんと両性具有など、
センセーショナルなキーワードで注目を集めた大作。
その後も「魂の問題」と真正面から向き合いながら、
「さようなら、私の本よ!」では、三島と戦後の問題を中心に
大江自身の小説家としての人生とだぶらせて総括しながら、
デビュー作「奇妙な仕事」に回帰するという複雑な構成を持った小説。
「後期の仕事(レイト・ワーク)」三部作のあと、
果たして大江はどこに向かってゆくのだろうか―。