06/01/17 11:31:39
諸々の事情により、ドイツ語で読んだ。
気になったところを質問。
* 「アルファヴィル」で働いていた二人は「カミレ(Kamille)」と「グリレ(Grille)」という名前だったのか、それとも「カモミール(カミツレ)」と「こおろぎ」とかそういう名前だったのか?
* そのうちの「グリレ(仮)」は関西弁でしゃべっている、という描写があったが、作中の会話はやはり関西弁でなされていたのか?
* 「アルファヴィル」の事務所で「カオル」と「マリ」が話している最中「カミレ(仮)」が茶々を入れて「カオル」に追い払われる、という場面があるが、そこで「カミレ(仮)」は「ゴメン」というような意味のことを言って去っていく。あれは日本語で何と言っているのか?
(この「ゴメン」相当の科白は、監視カメラの分析中にももう一回でてくる)
久し振りに村上春樹を読んだけど、普通に面白かった。
ただ翻訳だったので妙な嫌味がなかった、というのはあるかも知れない。
そのぶん日本語での面白さというのも割引かれたはずだけれども。
例えば >>1 にある「キンタマの腐った云々」は、
「変態(pervers)サイコは半殺し(zu brei hauen: 鉛色になるまでなぐる)にするべきね」
となっていて、「キンタマ」のインパクトとミニマルにまとまった野卑さがないため、
普通に読み飛ばしてしまう科白になってる。
あと気付いた限りで変だったのは、
「サザンオールスターズ」が "Southern Old Stars" になってたことと、
「アサイ エリ」は "Eri Asai" なのに 「スガ シカオ」 は "Sugashikao" になってたこと。
それから一箇所だけ「カオル」が「カオリ」になってた。これば誤植でしょう。
わざとなら、最初のはベタすぎてちょっと笑えますが、まあ、どうでもいいんでしょうね。