05/04/11 00:44:11
いまの人たちは知ることもないが、
コニー・ウィリスの日本初紹介が「わが愛しき娘たちよ」
だったはず。現代フェミニズム作家として
紹介されてました。「航路」での男性陣の比較的軽い
(主人公の学生時代の先生は別格として)扱われ方を見ると、
ふと、この名作「わが愛しき娘たちよ」を思い出します。
それにしても、女性作家の作品って怖いのが多い気がします。
キャサリン・マクリーン「雪だるま効果」とか
ムーア「美女ありき」とか。ティプトリーの
「そして目覚めると、私は肌寒い丘にいた」は
キーツの「つれなき美女」とあわせて読むと怖さが増します。
この詩をベースに、よくぞこんな人類レベルの恐怖を
描けるるもんだよなあ、などと。