04/11/16 08:27:58
>>311
>ちょっとづつでも重力が働いてるんやったら、ちょっとづつ質量は減っていくんやろか?
力が働き続けるとエネルギーが消えていくと思っているのか?
317も説明してくれてるとおり、それは明らかな間違いだぞ。
普段人が生活で使う「エネルギー」というのは
「人間が便利に利用可能なエネルギー」という意味でのエネルギー。
「電池が切れる」というのはエネルギーがなくなったわけじゃなくて
人が電気エネルギーとして使えない形(熱エネルギーとか)に変わってしまっただけ。
注目しているエネルギー形態以外の状態にエネルギーが変化したために、
見失ってしまっているの。いろいろな変化に目を凝らせばエネルギーはどこにも行ってない。
全てのエネルギーの和は最初から一定。
それで。
力が物体になした仕事(物体に与えたエネルギー)というのは
力の大きさ×(力の働いている方向への)物体の移動距離。
太陽が地球の周りを回るときは、力の向きと移動方向が直角をなしているので
重力の位置エネルギーと地球の運動エネルギーの間のエネルギーのやり取りはゼロ。
もう少し詳しく言うと地球は太陽の周りを楕円運動しているけど、
その場合太陽に近づくときには位置エネルギーが減り運動エネルギーが増える。
でも太陽から遠ざかるときに位置エネルギーが増え運動エネルギーが減り、を繰り返す。
その間、位置エネルギーと運動エネルギーを足したものは常に一定の値を保つ。
(実際には太陽も地球の動きに合わせて運動しているが、
地球に比べ非常に重いので地球の運動の反作用を受けたぐらいではほとんど変化しない)