【詩の祭典】 企 画 ス レ 【詩板革命】at POEM
【詩の祭典】 企 画 ス レ 【詩板革命】 - 暇つぶし2ch734:名前はいらない
06/12/07 05:09:39 K9A9gp6v
「封印された価値論・次の一手」

あなたのガラスのネックレスは何色だろうか。
そして、どんな形で光るだろうか、湖畔の朝に。
何気ない装飾品も、身に着ける人で、
宝石よりも大切なものになる、場合も有り得る。

注)石器時代の鏃などもまたその類か。プラグマティズムの美学は案外遠望が利くのかもしれない。

735:名前はいらない
06/12/07 11:02:02 Ab0cLxXD
「犬」

頑張った 頑張ったヨ俺
でもムリカモシレナイ
だって
枕 におう モン
ちくしょー オマエと犬

736:名前はいらない
06/12/08 02:18:17 xEW8e2kQ
>>734
「石器時代の鏃」という表記は論点先取りかもしれない。
「矢尻」が正確か。

737:名前はい
06/12/08 10:10:37 zIvNp13m
高瀬川
 詩をうなりながら
すすむ
 お前 お前 お前 お前
歩く
 昨日
寒さを覆い
 
 水のしたたり
つらら

         葉 ガラス
   ぽちゃん ぽっちゃん 

                   ぽちゃん

  海・・・・

の写真

夕暮

かうめい

                     チン



738:名前はいらない
06/12/10 19:03:01 lHQm46un
「あおいの事件簿・梅と毒薬編」

「あおいさん、遂に、殺人事件ですか!」
「樹里金さん、いえ、自殺ということよ、警察の発表では」
「樹里金君、今度も君の出番は無そうだな、ハッハッハッ」
「等々力さん、どうしてここに?」
「いずれにしても、しっかり遺書もあることだしな」
「ん?」
「どうしたの、樹里金さん?」
「それは、そのー、仏が作り置きした梅酒じゃないか。それが何か?」
「等々力さん、ちょっと」
「何だね、高が梅酒に?」
「日付を見て下さい」
「ん?○月○日。うーん、まだ仕込んだばかりか。で、それが?」
「等々力さん、この味」
「ん?いたって普通の梅酒じゃないのか?」」
「ベースです、ベースを見て下さい」
「わしにはさっぱり」
「あら、樹里金さん、これは泡盛なのね?」

739:名前はいらない
06/12/10 19:04:24 lHQm46un
「あおいの事件簿・梅と毒薬編・そのニ」

「あおいさん、それですよ、泡盛!」
「一体、何のことだね、樹里金君?」
「いいですか、等々力さん、梅酒とは普通、ホワイトリカーで作るものですよね」
「フム、フム」
「それをあえて割高な泡盛で作るということは…」
「樹里金さん、スペシャル?スペシャルなのおおお?」
「あおいさん、特製梅酒を楽しみにしている人間が果たしてその熟成を待たずして自殺などするものでしょうか?」
「あたしなら、決して自殺など…。ということは、あっ!」
「あおいさん!」
「樹里金さん!」
「樹里金君!」
「そうなんです、等々力さん!」
「うーん、この仏は自殺ではないということか…」

740:名前はいらない
06/12/11 05:17:08 J0ICLphJ
「あおいの事件簿・梅と毒薬編・その三」

>「うーん、この仏は自殺ではないということか…」
→「するとこの仏は自殺ではないということか…」

「あおいさん、幾ら等々力警部のセリフでもねえ」
「樹里金さん、わたしとしたことが。でも」
「気が付かない、執筆中は?」
「何のことかしら、樹里金さん?」
「そう、ことに酔っている時にはね、あおいさん!」
「樹里金さん、どうしてそれを?」
「第七番です」
「第七番?」
「あおいさん、ぼくは百年待ちました!」
「それはあなたの勝手じゃありませんか?」
「百年前の今月今夜、それは何時のことなのか!」
「樹里金さん、年代的には大体1900年あたりですわねえ」
「ああ、空白の十年間…。あおいさん、ぼくは、ぼくは」
「あら、樹里金さん、アルパッチンのマネなんかして。フフフ」
「うーん、あおいさん、今日は脳がどうかしているようです」
「服装も変ですわ、樹里金さん。金田一というよりロビンフッドで」
「愛しのあおいさん、ぼくには林檎を!そして、コートにはスミレを!」
「樹里金さん、覚悟を決めてね!」
「あおいさん、どうして、どうして?」

今や樹里金の頭の上には真っ赤な林檎が一つ。
しんと静まる森の中、あおいはきらりと弓を引き絞る。
嗚呼、二人の運命はこのあと如何に?

741:名前はいらない
06/12/11 06:00:20 J0ICLphJ
「あおいの事件簿・梅と毒薬・完結編」

「樹里金君、どうやら今度ばかりは君の推理が正しかったようだな」
「やったあ!樹里金さん、おめでとう!」
「おめでとうって、あおいさん、おめでとうって何ですか?」
「だって、樹里金さん、お仕事が見つかったんじゃありませんか!」
「いや、そうかあ、あおいさん、いや、確かにそうだなあ」
「おいおい、天下の名探偵樹里金ともあろうものが、まったく」
「警部さん、樹里金さんはね、他人のことには興味があっても自分のことは何も知らない人なんですわ」
「いやあ、あおいさん、本当に恐縮です」
「よし、わかった!今夜は樹里金君の就職祝いだ、パーッと行こう!」
「等々力さん、それは困ったな。あのー、一足早い船便はありませんか?」
「何を言ってるのお、樹里金さん。さあ、まずはこの梅酒で乾杯よ!」
「おっ、あおいさん、待ってました!女大統領!さあさあ、樹里金君もやりたまえ」

再び、あおいの沖縄が始まった。
ことほど左様に泡盛の誘惑は逃れ難い。
とはいえ、羽化登仙もほどほどに、
メーデン・アガンだと樹里金は想う。
しかし、樹里金のその想いは、
すぐに離島での有機農経営へと飛んでいく。
まずは資金が必要だ、生け花よりも、まずはそれだと。
「手を切るな!」
突然の等々力の掛け声ではっと我に帰る樹里金。
舞台ではあおいの「赤城の山」が山場を迎えているのであった。(完)

742:名前はいらない
06/12/16 05:59:11 BJyD+3Ek
「Mobile」

変わり行く時代には
私は振り返る
私の自由の意志で
振動するのがそれだから。


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