05/04/28 02:00:24 X89qKaZz
うざいかもしれませんが、「embrace」の感想をのべさせ下さい。
先ず、可笑しい話なんですが、「embrace」の主人公(語る人)を理想の相手
だと思わせて下さい。(間違っても藤原君とは思わないで下さいね。)
私は自分の体がキライなんです。子供の頃とか自分の心臓の音が怖くて眠れなかったり、
血を見ると倒れたり、痛いことがとても怖くて、体が邪魔で(死にたい訳ではない)
魂だけの存在になりたいと思っていて、それに女性だから特に体が厭で厭で消えてしまいたい
と思いながら、真っ暗な部屋で泣いてたんですよ。訳も解らない不安に、、
すると、その人が先客で「隠れてないで出てこいよ」と云う。その人の姿は
真っ暗で良く見えなくて、優しい声だけがする。私は躊躇いながら、その人の
腕の中へ飛び込んでしまった。私は恋愛とか望まないし、子孫も残したくないから
男の人が怖い。でもその腕の中は何もかも越えた優しさと命の温もりだけが
そこにある。その人は男としてとか女としてとかでなく、命そのもを愛して
くれた。醜い本音と云うのは誰の中にもある本能の欲求、それすらもキスひとつ
で昇華させてくれる。そして命の無い世界で、自分の体が疎ましくて、心音が
怖くて泣いてる私を「僕と同じ様に生きているもの」としを探しに来てくれた。
私が突然幽霊になってしまっても、その人はとにかく私を探してくれる。その人
は視力を無くしても体中の細胞フル動員で私を見ようとしてくれる。
こんな風な愛し方をしてくれる人、居ないと思っていてでも探していて、見付かった。
嬉しくて嬉しくて泪が止まらない。こんな唄を聴いたの始めて。何と云うか、
自分の鼓動とその人の鼓動が重なったみたい。すると、その人の命がとても
愛しくて鼓動を聴いて眠っていると、自分の存在が許されているみたいで、
その人の命の鼓動が愛しいように、嗚呼、自分もこの人と同じだと感じると、
生きているのはいいな。手足が自由で心臓が脈打ってるって素晴らしいな、と
そして私はその人の為にも一緒に心臓を鳴らし続けていたいな、と思ったのでした。