05/12/31 08:25:32 b9IqI7rH
ここはとある公園
たまたま通りかかったら女の子が隅っこの方でで泣いてるではないか。
「えーん、えん・・・」
「お譲ちゃん、なんで泣いてるの?」
女の子がチラっとこちらを見た。
「お兄ちゃんが・・ヒック・・お兄ちゃんが・・・」
目に涙をためながらそう言う女の子の腕には
ぐったりとした子猫が抱えられていた。
「お兄ちゃんがその猫ちゃんになんかしたの?」
「うん・・・。お兄ちゃんがね、この猫をね、そこの池で溺れさせちゃったの・・・」
なんということだろう。
「そりゃ、かわいそうだね・・・」
「でも、いつまでも泣いてるわけにはいかないでしょ。
ほら、飴ちゃんをあげるから元気を出して」
「だって・・・」
相変わらずうるんだ目をした女の子は口を尖らせる。
「お兄ちゃん・・・今日は、私にやらせてくれるって言ったんだよ・・・」
女の子は再び泣き出した。