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愛なるカズさんへ from Daisuke Matsui
僕にとっての「カズ」といえば、'93年のドーハの時、日本代表の青いユニフォームを着て戦う姿でした。
当時はまだ小学生でしたが、強烈な印象をうけました。2000年に僕は京都でプロ生活を始めることになり、
最初の日、カズさんが「おう、よろしくな」と気軽に声をかけてくれて、こっちは、一瞬小学生の時の気持ち
に戻って「おお、カズさんや~」と、感動しました。
カズさんも僕たちと同じく寮で生活していたので、それ以来、ピッチの内外で自然と「つるむ」ことが多かった。
毎朝練習のためにカズさんを部屋によびにいくと、その日のファッションについて必ず「今日の服どう?」と聞かれるので、
「いいんじゃないっすか」と答える毎日でした(笑)。
身近でみるカズさんは、私生活まで含めて、プロのサッカー選手のお手本そのもので、
特にアイシングやマッサージなど自分の体のケアには、本当に真剣に取り組んでいました。デビュー1年目で
自分のサッカーを一から作り直さなきゃいけない時期に、カズさんのような存在がすぐそばにいてくれたことは、
僕にとっては、幸運なことだったと思ってます。プレイヤーとしてのカズさんを見ていて、いつも凄いと
感じたのは、シュートの巧さでした。シュート練習でも全部決まる。僕はよくカズさんに「シュートはコース」
と言われたものです。試合になれば、どんな苦しい状況でも「いつかは必ずカズさんが点をとってくれる」と
信じていたし、まさに“エース”の存在感でした。