04/09/24 01:27:29 5ZPHloCT
2004-09-24(金)[00:07]X文庫の応募規定について教えて下さい。
Q.講談社のホワイトハート大賞が、X文庫新人賞に変わり、作品の募集形態も、随時
受け付けに変わりました。発表も、有望な者、受賞者のみ連絡ということです。こうい
う変化は、何を意味するのでしょう。いい作品なら、即デビューということですが、か
えって、いろいろ難しい点があるようなきがします。
A.主として版元の経済的な理由(経費節減)だろうと思います。
募集が半年に1度とか1年に1度ですと、どうしても作品の応募は〆切間際に殺到し
がちです。そうすると、量的に多すぎて編集部だけでは選考に手が足りなくなり、外部
の編プロなり評論家なりに選考を委託しなければならず、そこで外注人件費が発生しま
す。
そういう費用を投入するのに見合っただけ本が売れてくれれば良いのですが、売れ行
きが落ちてくれば、どうしても経費節減を考慮せざるを得ません。
その場合、随時受け付けにして〆切を設定しなければ、ある特定時期に応募が集中す
ることがなくなり、五月雨的に作品が届くようになります。
そうすれば外注に出さなくても、何とか編集部だけで売れそうな作品を選考すること
が可能になります。
また、〆切がある場合の弊害として、間際に書き上げて推敲する間もなく発送という
作品(当然、内容的にも不出来な誤字脱字だらけのものが圧倒的多数を占めます)が相
当数どさっと届いて目を通す編集者を気分的に腐らせるのですが、そういう事態も阻止
できます。
こういう一石二鳥のメリットがあるので、応募する側にしても良いことだろうと思い
ます。(ゲスト回答:若桜木虔)