04/05/16 19:31 ZqbfBvYX
男は三日前に女を殺した時と同じように、夜の街を歩いている。
あの女は眠るように死んでいった、人を殺すというよりは眠らせたと、言う方が、
しっくりとくる。ただ、殺した後の女の身体は完璧に死体だった。
男は三日前に女を殺した路地に差し掛かった、あの日と何も変わらない、
あまりの静寂ぶりに、あの日の出来事が夢だと感じてしまいそうになる、
だが、確かに俺はあの女を殺した。
男はポケットから煙草を取り出し、火をつけようとした、
その時、男の脇腹に鋭い痛みが走った、男は後ろを振り返った、
「お前はあの時の、」男が言い終える前に今度は胸をナイフで刺された。
男はその場に倒れた、そして、永遠の眠りについた。