06/07/17 22:54:46 1FJlPmFt
>97
うん、その感覚はよくわかる。
作家も作品もウフコックみたいな煮え切らない未熟さはあるんだけど、
それを補ってあまりある魅力があるのは俺も思う。好きな作品だし。
ただ、感性を抜いて分析しようとすると荒さが目立ってしまい、
他者に勧める際に言葉で説明できないのよ。
俺の頭と言語能力に問題がある気がするので、
誰かの言葉で説明してほしかったのです。サンクス。
>98
えーっと、ミクロな定義ではなく、スタンダードな定義として、
書評には個人的かつ私的なレベルではなく、複数人にとって、
何かしら価値なり意味なりが求められるのね。少なくとも。
そうでなければチラシの裏にでも書いとけばいいわけで。
んで、ラノベって完全に個人的な楽しみで消費するジャンルであって、
そこにはテーマもメッセージも究極的には必要としていない。
娯楽性さえあればファンはつくので商売として成立するからね。
だから「同好の士による個人的な感想の交換」は成立するけど、
「ジャンルのルールに基づいた分析的な視点の表明」は成立しないわけ。
ハードボイルドもバイオレンスも、実はちゃんと定義があるんだけど、
ライトノベルは定義どころかジャンルの意義すら定まっていないから、
ルールに基づいて共有する言論の表明、ないしは交換がないわけよ。
実際、ちゃんとした分析ルールがないから細かい部分の話をすると、
俺ルールを共有ルールだと勘違いして強弁する輩が出て荒れるじゃない。
ラノベ読者間の意見や感想交換は2ちゃんをはじめとして、
色々な場所で行われていて、俺もそれに参加して、楽しんでいるんだけど、
それはあくまでファン同士の趣味的かつ個人的な会話であって、
書評なんていう堅苦しいものには成りえないんじゃないかなと。