06/05/09 22:38:48 lVwOfAyt
わりとどうでもいいが、なぜツンデレが流行るのか考えてみた。
物語の基本構造は、欠落とその回復で成り立っている。
これは直観的に理解しやすく、同時に支持を集めやすい構造である。
わかりやすく例えると、「冒険して宝物を見つけました」「悪人を退治して平和になりました」
これらは全部欠落の回復の物語であるわけ。で、こと恋愛をその構造で考えてみると、
欠落=つき合っていない状態
欠落の回復=両想い
まあ、この形が一番基本だよね。そこで、欠落の落差が大きいほど物語のドラマ性は増すから、
欠落はただの付き合っていない状態じゃなく、一歩踏み込んで、嫌われている、あるいは無関心とする。
するとどうだろう? いつの間にかヒロインはツンデレになっているじゃないか。
そう、ツンデレとはもともとストーリー上の要請に過ぎなかったんだよ。
面白い話のヒロインにツンデレが多かったから、ツンデレ=面白いというすり込みが読者に起こったんだな。
ハルヒや茉衣子がツンデレなのは、谷川がツンデレ好きと言うより、その方が書きやすかったからだね。