06/07/27 11:33:49 2nlNs+TJ
Let's 音読
姉は血を吐く、妹は火吐く、可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。
ひとり地獄に落ちゆくトミノ、地獄くらやみ花も無き。
鞭で叩くはトミノの姉か、鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。
叩けや叩けやれ叩かずとても、無間地獄はひとつみち。
暗い地獄へ案内をたのむ、金の羊に、鶯に。
皮の嚢(ふくろ)にゃいくらほど入れよ、無間地獄の旅支度。
春が来て候(そろ)林に渓(たに)に、くらい地獄谷七曲がり。
籠にや鶯、車にゃ羊、可愛いトミノの眼にや涙。
鳴けよ、鶯、林の雨に妹恋しと声かぎり。
鳴けば反響(こだま)が地獄に響き、狐牡丹の花がさく。
地獄七山七谷めぐる、可愛いトミノのひとり旅。
地獄ござらばもて来てたもれ、針の御山の留針(とめばり)を。
赤い留針だてには刺さぬ、可愛いトミノのめじるしに。
音読したらトミノの地獄でぐぐる→背筋に冷や汗