つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレ 2at MAGAZIN
つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレ 2 - 暇つぶし2ch94:イラストに騙された名無しさん
06/02/13 22:23:05 zUq+T8q4
『ある日、爆弾がおちてきて』 古橋秀之 電撃文庫

電撃を代表する作家第一位!
つま小スレ作家別紹介数第一位!
品薄率第一位!
もっと売れて欲しいライトノベル作家第一位!
ラ板的影響力がある作家第一位!
ラ板的評価が高い作家第一位!
コアな支持を持つ作家第一位!
2005年下半期ライトノベル板大賞受賞作!
                  (2006年1月 ラ板調べ)

表題作を含む七編を収録。
第2回電撃ゲーム小説大賞・大賞受賞作家が送る珠玉の短編集。
上記のコピーの通り熱い支持を受けている。
しかし残念ながら売り上げは今一つ振るわず、一般的な知名度はあまり高くない。
そういう意味では、目に露わな「落ちてきた爆弾」というよりは、隠れた名作、
「埋もれたる爆弾」とでも呼ぶべき存在となっている。
是非この機会に一読をお奨めする。

95:イラストに騙された名無しさん
06/02/13 22:32:00 vEgOHrPD
つまらない小説ではなく、売れない小説になっている件について。

悪意ある見方をするならば、宣伝乙。

96:イラストに騙された名無しさん
06/02/13 22:39:47 nstME6Vv
>94
ここは褒めちぎるスレであって、お奨めするスレじゃないと思うんだが...。
事実や評価よりも、自分が受けた心からの感動を熱い思いで語ってほしいよな。

97:イラストに騙された名無しさん
06/02/13 22:54:41 F3/l/L0g
>>94
> 「埋もれたる爆弾」
それは地雷とか呼ぶやつではなかろうか。

98:イラストに騙された名無しさん
06/02/13 23:13:00 TijFfC50
>>97
不発弾は地雷じゃない。
爆発的につまらなかったんじゃなく、ごく普通につまらなかったんだろうさ。

99:イラストに騙された名無しさん
06/02/13 23:31:28 E4XGg3M7
>>92
作品については貶してしかいないな、悪いけどつまらん。

100:イラストに騙された名無しさん
06/02/13 23:36:47 MkPcfrZn
>>88
このスレで紹介される小説は基本的に次のどれかだと思うんだ

1:筆者(このスレに書きこんでる人)がSUGEEEEつまらないと思った小説
2:筆者がつまらないと思ったわけでは無く面白い訳でも無いけどネタは豊富だと思った小説
3:筆者は面白EEEて思ってるけど、冷静に考えてみると一般的には受けないだろうと思われる小説
4:売れてはいるが、ラノベ板的にはつまらないとされてる小説

それと、面白い(つまらない)と好き(嫌い)は必ずしも一致しないと思うんだ
例えば、 「ぼくと魔女式アポカリプス」読んだ感想はすごい好みの話だったんだ
でもね、>>74-75を書いてこのスレに投下したんだ

何が言いたいかと言うと、貴方にとっては面白いかもよ?後、つまらなくても買う価値は有るかもよ?
という事です・・・>>9とか見ると目から鱗が落ちるかも!

101:イラストに騙された名無しさん
06/02/13 23:42:28 CsiyJ3Pr
>>100
俺がシリアスレイジ書いた理由は2+3だな。
「俺自身好きでおもしろいと思ってるけどネタは豊富だと思う小説」
そして俺が次に書こうと思ってるのはヤマグチノボルの描きかけのラブレター。これも愛ゆえ、だ。

102:イラストに騙された名無しさん
06/02/13 23:56:25 njkY5eAU
天涯少女シノで書きたいんだが、どうにも適当な言葉が出てこない。
誰かあの作品の素晴らしさを語れる人はいないだろうか……

103:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 05:37:40 HXtpoINr
前スレのサイバーミステリの2回目を書いた時は、
4+ラノベ板での評価をちょっと上げたかった、というところか。

バレスレに2作とも書いたほど好きなんだよな、本当。

104:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 08:33:17 +BnUMI/h
並以上の作品さらすと、たんなる宣伝文に成り果てるか
無理やり駄目だった探しした上にまたいいふうに言い換えるっていう
二重の無理になるからイマイチになるよな。

105:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 09:53:46 MNAbZP4d
あーネタ氏以外の諸君。
雑談はどっか別の廃スレでやってくれんか?

106:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 10:46:42 8eNnuJ1i
>>74-75
「ぼくと魔女式アポカリプス」買っちまったぜ!!

107:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 10:55:14 ECdCNyZu
「お留守バンシー」 小河正岳 電撃文庫

見所はひとつ。言うべきこともひとつ。

「幼女のオパーイを吸うため、白髪ジジイが走るッ!」

・・・これは平成という混沌が生み出した、禁断の書物である・・・。

108:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 11:03:55 54w/LgVL
褒めれるようになってから出直してこい。

109:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 11:22:36 MNAbZP4d
イラストに惹かれて買ったのはいいが肝心の中身は
スレリンク(magazin板)
精神的、経済的損失を恐れるあまり買えなかった本
スレリンク(magazin板)
ラノベ板住人なら、糞ラノベは焼却するだろ!!
スレリンク(magazin板)
    ライトノベル=低俗小説?   
スレリンク(magazin板)
ライトノベルって死にかけてるの?
スレリンク(magazin板)
ラノベは屑です。
スレリンク(magazin板)
ライトノベルの面白さが理解出来ない
スレリンク(magazin板)


でだ、糞スレ供養を兼ねて、この辺を使うというのはどうだろう<雑談

110:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 11:50:04 DZywr/nJ
こういうスレって俺様ルールを押し付ける自治厨が出ると途端につまらなくなるよな

111:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 12:48:02 E8sFwIT1
>>110
つまらなかったら面白い別のスレに行けばいいじゃない

スレを良くしようとする為の言動を、
「自分が場所考えずにしゃあしゃあ雑談したいがためだけに」
自治厨とかほざいて理屈抜きに追放しようとするバカが出だすのが
良スレの糞スレ化の始まりなんだよ。

112:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 12:48:52 pQHcx+7g
>>110
俺様理論で恐縮ですが。
自治厨が出るようになった後、自治厨に対する文句をたらたら垂れ流す
やつが出るとスレも末期症状なわけですな。

113:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 12:50:31 u22l7T6r
いいからネタ出せ。
俺は地雷を踏んだことが無いのでネタが無いんだが。

114:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 12:53:13 IfB6ZAD3
前スレのdat ください。

115:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 13:14:58 utG/HLlL
>>114
62のは消えてたか。同じくゾヌの他所に再うpした。

URLリンク(eload.run.buttobi.net)


116:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 14:24:27 MNAbZP4d
不快に感じたなら済まない。 >>110

だが、たとえば
ラノベは屑です。
スレリンク(magazin板)

こういう完全に止まってる糞スレを消化してしまうのに、回転の速いここの
雑談を利用するのも手だと思うんだ。
そうすれば、このスレはネタが並んで、スレ自体のクオリティっつーか
読み応えも上がると思うんだよね。 インデックスやマトメサイトも良いけど
ラ板の内部で処理できるのなら、その方が手軽で一石三鳥ぐらいあるし。

117:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 15:48:55 hxuhRizL
>>116
ちょっと待て。そこは毎年地雷賞の投票と集計に使われてるスレじゃねーか。
止まってない止まってない。
地下スレでひそひそ雑談するのも面白そうだが、使用状況はちゃんと確認しとけ。

118:1/2
06/02/14 16:13:42 MNAbZP4d
それはそれとしてレビューだ >>74にもあるが、ちと違った角度から…

「ぼくと魔女式アポカリプス」 (著:水瀬葉月/イラスト:藤原々々) 電撃文庫

  「 痛 さ 」
これがこの小説のメインテーマである。
第一に物理的な痛さ
 「包丁の先端がゴリゴリと前後に動いている(中略)彼女は肉を裂き、筋を切り、関節に達すると
  刃先を捻って白骨同士の結合を断つ」
これが魔女っ娘ヒロインの初魔法シーンである。なんというビビッドで美しい表現だろう。
ヒロインが自分の指を切断するという一見するとグロテスクなシーンが美しく、詩的に、格調高く
しかもリアルに描写されている。

第二に主人公の痛さ
 「この『普通』から脱却できる人間はいない。(中略)けれどもぼくに微かに残っている矜持は
  無駄な抵抗を止めることは許してくれない」
平凡を嫌う言動の痛さ。上滑りするセリフ回し。空疎な独白。素晴らしい人物描写力だ
これだけ「痛い」主人公を表現できる作者の感性には、読者は皆、驚嘆を覚えざるを得まい。

119:2/2
06/02/14 16:14:06 MNAbZP4d

第三に登場人物の痛さ
男言葉の隣の幼馴染、「お兄ちゃ」と呼んでくっついてくる妹、メガネの内気なヒロイン。
これだけベタな登場人物をあえて配し、正面からぶつけてくる作者の心意気に圧倒される。

第四に精神的痛さ
なんといっても、ラストシーンにおける「あの人」をピーしなければいけなくなるという切なさ、
主人公の悲しみが読者を打つ……しかし実は「あの人」では無く「この人」をピーしなければ
ならなかったのだ……しかししかし本当は「この人」では無く「その人」をピーしなければ……
……痛い。 なんつーか痛い。 クドイぐらい痛い。 これはもはや読者の痛みレベルに対する
挑戦と言って良いだろう。

最後に、最も痛いのは「魔法メガネっ娘が鎖に縛られて、肌も露な格好をしている」イラストで
本書を買ってしまった我々であろう。 作者の深謀遠慮は痛みをメタレベルまで引き上げること
に成功しているのである。

120:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 16:15:08 MNAbZP4d
>>117


すまん。
じゃーこっちはどうだ?

    ライトノベル=低俗小説?   
スレリンク(magazin板)

121:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 17:15:27 v143cvnm
自治厨って言葉は好きではないが、
多くのネタPartスレで繰り返される
始めの「スレ違い」
続いて「過去ログ嫁」
止めの「過去に散々議論した結果のルール」
以下ループ
って流れを見てると本当にウンザリしてくる
スレに漂う雰囲気・流れを守ろうとする動きが、守ろうとしたものを味気ないモノに堕とす
普通にヌルーでイイじゃん
良スレは良スレたらんとして良スレになるもんじゃ無いでしょ
基本的なことはテンプレに纏めて、後はスレの流れに身を任せるのが便所の落書きの楽しみ方じゃない?
時には横道に逸れるのもアリじゃないかと思うよ
妙なコテハンを有難がったりしない内は、本筋で変な流れにはならないだろうしね
もし、駄レスが嵩み駄スレに成り下がったとしても
それはスレに集まった人が作った結果だし、かつて良スレだった事には変わりが無いのだから
そん時はまた新ネタで楽しめばいいじゃん

何言ってるんだろうな、スルーしてくれ

122:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 17:24:16 NtFECsJo
同じようなこと考えて文章推敲してたら>>121に先を越された罠

123:話の流れをブッタ切って携帯から
06/02/14 18:06:17 j7R6/EAu
富士見ファンタジア文庫
『マテリアルゴースト』葵せきな

「半径2m範囲内」、それは僕と彼女が触れ合える秘密の領域……!?
美少女幽霊×死にたがり少年×巫女娘×横暴なツンデレ先輩の爽やかな日常生活を甘く描いた ファンタジック・ゴースト・ストーリー!の傑作。
そして、最も素晴らしいのは作者が、世の中に蔓延する自殺志願者を止めるためにこの作品を書いている事である。その作者のメッセージは、随所に主人公の「死にてぇ」という台詞から想像できる。

余談だが…この作品は、第17回ファンタジア大賞【佳作】をとっている。

124:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 18:52:02 scarqInF
>>121
実際に雑談やネタクレクレで破壊されたスレを一つでも見ていれば、
そんな楽観的ヨタ話は出来ないと思う。

増してや2ちゃんねるにおける「春」も間近だ。
今のうちに基本方針は固めておく必要があろう。

125:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 18:55:33 0xGoJFsd
なんにしても自分が正しい、だから自分の言う事聞けーみたいな奴は最ッ悪にウザいな。
特に自己正当化した上に他人を意図的に卑下しているヤツは最低だ。あえて誰とは言わんがね。
しかしこのバカは自分を何様だと思ってるんだ? ……まぁ、まったりやろうぜ

126:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 19:19:00 qheRKVby
>>471
もしよろしければkwsk

>>469
スレ違い、過去に議論した結果できた決まり、
俺は間違ってない、以下ループ 。

本当ウンザリ。
スレの雰囲気の為に決めたものなのに、それに固執して
決まりそのものを雰囲気の悪化の要因にする奴。
ヌルーでイイじゃん。なぜできない?
自然に分かれていくし、そうでなければまた統合するだけだ。
それもまた住人の意思。
お前みたいなのを自治厨と言うんだ。

127:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 19:22:31 pBW2yEEE
>>126
未来予知!?

128:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 19:24:27 YbODKM3H
>>126
そんな先まで議論が続くことに絶望した!

129:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 19:26:58 qheRKVby
超・誤爆。

130:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 19:45:45 v143cvnm
何か、自分ルール語りしちゃってスマソ
スレのルールについて話があがり始めてたので、
あんまキチキチな感じにならなければいいな~と思い書きなぐってしまいました

このスレ好きですよ~
久々に良いスレ出会いました

131:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 19:59:37 sghzUHnG
このスレの住人が持っていることが望ましい能力

Lv1
長所を見抜く能力
どんな作品だって長所があるはずだ!

Lv2
短所を長所にすり替えてみせる能力
前スレ604を例として
ベタベタ→王道、伏線がない→意外性のある

Lv3
どんな地(ryも恐れずに進む勇気


追記
投稿が面白くなかったならば都合がいいじゃないか
このスレタイにふさわしく
つまらなかったなら褒めちぎってみせるんだ!

132:1/3
06/02/14 20:17:37 utG/HLlL
『激突カンフーファイター』 清水良英 富士見ファンタジア文庫

我々の愛好する類の小説が、「ライトノベル」の一言で総括されるようになったのはここ数年の出来事だ。
固有の名を得たということは書籍ジャンルの一成員と認知された証だから、素直に喜ぶべきではあるが、
喜ぶばかりでもいられない。名は体を表し、体は名に縛られるのだ。
送り手も受け手も「ライト」という単語に流されすぎではないだろうか?
様式美の名の下に使い回されるプロット、カタログ化されたヒロイン達。読者は読解の努力も求められず、
気に入ったキャラに萌えながら台詞と地の文の重要そうなところを飛ばし読みするだけで事足りる。
与えられるものを享受しつづけるだけでそれなりに快楽を得られるのが今日のライトノベルだ。
そんな潮流を決定付けたのは、もしかしたら本作『激突カンフーファイター』だったのかもしれない。

>「溝口さんは、ブリーフ派だったのですか! 知りませんでした。
> 署長からはなにも聞かされていなかったもので」
>「署長にはワシが口止めをしておいたのだ。ブリーフと刑事の仕事能力には何ら
> 関係ないからな。あえて公言することじゃないだろう?」

>そう言いながらポケットから出して見せたのは警察手帳。シースルーシャツの
>胸ポケットから出したため溝口の左乳首は、晴れて真打ち昇進だ! 
>マリエは真打ち昇進おめでとうと心の中でささやいた。
 
本作は全編通してこんな調子である。ストーリーの随所にギャグが仕込まれるのではなく、
ギャグの息継ぎで時々ストーリーが進むのだ。飛ばし読みして話の筋だけ追うような楽しみ方は
通用せず、お手軽に萌えさせてくれるようなヒロインは存在しない。
個々のギャグは非常に高い水準にあるにせよ、あまりに間断無く立て続けに繰り出されるため、
過剰摂取の拒絶反応で本を投げ出す確率は決して低くない。
これは著者の力量不足か、はたまた富士見書房の愚挙なのか?
私にはどちらも違うように思える。きっと彼らは(辞書的な意味での)確信犯なのだ。

133:2/3
06/02/14 20:18:29 utG/HLlL
印刷や出版が今ほどの爛熟を遂げていなかった時代、読書は富裕知的階級の特権だった。
また、かつての我が国の国語教育においては、教師の朗読する漢文の読み下し文を
子供達がひたすら後を追って読むというスタイルが一般的であったという。
意味も説明されぬまま読み続けるのは苦行であったろう。だが彼らは読んだ。
意味など分からなくとも、読み終えた自分はより優れた自分になっていると信じて。

このように読書とは、ある種の崇高さと不可分な行為であり、
一度開いた書物はそこから何かを得るまで労苦を伴っても読み続けるべきものだった。……過去の話だ。
著者・清水と富士見書房は、そんな失われつつある『読書』の聖性を取り戻そうとしたのではないだろうか。
ここで主語に出版社まで加えるのにはそれなりの根拠がある。
富士見書房は本作の出版より2ヶ月ほど遡った2000年11月に富士見ミステリー文庫を立ち上げている。
これはミステリ作品の犯人・トリックの推理という形で、ライトノベル読者に能動的な読書態度を
根付かせる試みだったのだろう。
そして翌年1月、本作がファンタジア長編小説大賞準入選の肩書きと共に出版される。
前述したとおり、読みきろうという強い目的意識を持ち、投げ捨てたくなる衝動を相殺しうる
自分なりの楽しみ方(※)を見つけなければ読了すら難しい本だ。
本作は、言うなれば“試しの書”なのだ。我々読者に対する悲愴なる問いを投げかけていたのである。

 労苦を伴う読書に耐える気概があるか?

 消費者ではなく読書人であり続けられるか?


134:3/3
06/02/14 20:19:21 utG/HLlL
それに対し我々はどう答えたのか……ここでは言うまい。以下事実のみを記す。
作者、清水良英は本作以降沈黙を保ち、新作を発表していない。
2003年12月、富士見ミステリー文庫リニューアル。「L.O.V.E」をキャッチフレーズにミステリ色を薄め、
学園ラブコメ等のジャンルを拡大させる。

この富士ミス路線変更を、富士見の堕落だ敗北だと揶揄する者がいる。
果たして真に堕落し敗北したのは誰だったのか……

本作の巻末、編集部による解説の末尾にこんな一節がある。
>『激突カンフーファイター』は世に出ました。この作品が、きっと富士見ファンタジア文庫の
>新世紀を告げる一冊になるとわたしは信じています。
>清水良英という異才を世に出した作品として、この作品がみなさんに末永く愛されることを。
>そして、これが出発点としていつまでも記憶されることを。
>こんな勝手なわたしの思い込みに、読者のみなさんがもし賛同してくださるなら、それは現実となります。

無自覚のまま通り抜けてしまった選択の時をいまさら悔いても仕方がない。
時代の趨勢に良し悪しを論じても詮無いことだ。
だが私はここを読むたび、我々が選べなかったIFの世界に想いを馳せる。
同時代に生きた者としてそのくらいの感傷は許されるだろう。
 


        ※私の場合、岩崎美奈子バージョンの挿絵を妄想することで乗り切りました。

135:132-134
06/02/14 20:21:30 utG/HLlL
想いを馳せた結果、ヴィクトリカタンハァハァできねぇ世界なんぞ願い下げだという結論に至りました。

というか、ごめんなさい。またしても完全敗北です。
カンフーファイターの内容自体はほとんど褒めちぎれなかった。
誰か真正面からヤツを褒めちぎってみせてくれ……

136:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 20:24:10 6cwXN5fk
カンフーファイターはあのイラストだからいいんじゃねーか


137:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 20:26:27 utG/HLlL
いや、しろー大野が最高の人選であることは言うまでもないことでw

138:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 21:46:59 uXRBHgCq
>>125
つ[//] ←鏡

スレの事も考えずに自分の感情だけで喚きたてる、
大義すらない香具師が一番ウザい。
お前が何様だドアホ。

139:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 21:48:48 LoZ/hf6b
いやーまー こっちでやろうぜ。
つかやってるぜ

    ライトノベル=低俗小説?   
スレリンク(magazin板)


140:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 21:52:19 /7eQXJqS
ここの住人は全員このスレのために生きてるんか。知らんかったな。

141:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 23:07:34 7pqrHXTM
このスレって雑談禁止なの?

142:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 23:37:06 0gsOj7UT
>>141
まだスレの方向性が決まってないけど、あんまりスレ違いなのとか
 議論とか運営とか内緒話とかは >>139 って感じで他は良いんじゃない?

143:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 23:42:47 ox46Z3i5
>>125は2ちゃんに向いてない

144:イラストに騙された名無しさん
06/02/14 23:48:23 0gsOj7UT
あえて釣られてやるが…
>>143
 だーら >>139に行こうな?な?な?

145:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 01:09:21 m+vdl7H0
>>118-119
うは、今日買ってきた俺も楽しみでしょうがないぜ!キャラ紹介まで主人公の作られた痛さが染み出てるのもたまらない。

地雷だったら褒めちぎろう、面白ければそれでもいい、今日も僕らは前へ行く。
足元見ないで踏み進む。帰ってこれたら儲け物、土産話は冒険譚。
行こう、まだ見ぬ地雷原を目指して。

ついつい痛いポエムまでできちまったよ

146:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 01:50:51 MQlHyDed
前スレの最後でふいんき壊れてたんじゃないの

147:114
06/02/15 03:38:00 bdKSv5Ta
>>115
thx

148:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 03:44:28 vslUcQ5n
投下されるまで静かにwktkするのが最良かと……

149:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 12:27:28 Qg2Z0wz9
ところで 『火目の巫女』の作者関係無い、内容の褒めちぎりは誰かお願い出来ない?
>>63
は嘘らしいし

150:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 13:06:02 P4vv5Yo+
>>149
「らしい」って事は読んでないのか?
ちとスレ主旨と外れすぎだと思うが。

151:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 14:20:27 ooDGnWPt
今回の電撃新人は電撃スレではなかなか評判いいよな。そのせいか、
どんな褒めちぎりがきてもある意味安心して買える。

152:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 14:45:07 +o1MRmXw
>>151
バンシーと狼は読了。
ホンマに新人かって思うくらい上手いわ両者とも。
安心して買えるんだけど、このスレ的にはあんま有難くないなw

153:魔法戦士リウイ
06/02/15 18:04:02 1NA3e/Np
著者の水野良はグループSNEに所属
グループSNEと言えばTRPGの国内普及に多大な功績が有る団体です
彼らはTRPGで自分達が楽しむ様子を録音し、それを文に起し、
これをリプレイと称して戦うコンピュターゲーム誌等に掲載しました
これが大変な好評を博し、国内のTRPG認知度は飛躍的に増加することになりましたが、
当時は海外のゲームが主流で、初心者にとってそれは敷居の高さを感じさせるものでした
そこで彼らは新たな道を舗装し指し示しました
日本人の日本人による日本人の為の本格TRPG
フォーセリアと名付けられた世界で繰り広げられる冒険の日々
ソードワールドです

世界の設定を務めたのは著者である水野良
いわばこの世界の神であり、神話の語り部
国内のTRPGに火を点けた誌上リプレイでゲームマスターを務め
それを元に書き上げられた{ロードス島戦記}は彼のデビュー作であるのと同時に、
ラノベの先駆け、聖典・教科書的存在と言っても的外れでは無いでしょう
その彼が聖地である角川=富士見から世に送る新たな教典
それが[魔法戦士リウイ]

高名な魔導師の子として良家で育ち、魔術を修めながらも、
裏通りでの酒と喧嘩を愛し、娼婦達の熱い眼差しを集める青年リウイ
魔術師らしからぬ頑健な肉体を持つ彼が、酒場で3人女冒険者達と出会う事から物語りは始まる
男嫌いの彼女達が引き起こした喧嘩に巻き込まれ、その挙句宗教上の理由で付き纏われるリウイ
度量に溢れる彼はツンデレに調教するのもアリか?と彼女達と冒険の旅に出る
巨乳で男勝りの戦士・清楚で気位の高い司祭・小生意気なロリ盗賊に咥え、
幼馴染の眼鏡っ子・奴隷の竜使いを交えて描かれる、ハーレム道中記
思春期の読者の為に、絵師を変更し、敢えてシンプルに描く心理描写
そして明らかになる驚愕のリウイ出生の秘密
国家規模の陰謀も未然に防ぎ、世界の危機に挑むリウイと仲間達
物語を彩る小道具や仕掛けも新たな教典に相応しく、世界を打ち砕く強力なモノが続出
神に愛されしリウイの魅力と潜在能力は、旧作の主人公たる英雄達が認めています
今後の超展開が更に期待出来るシリーズ

154:魔法戦士リウイ
06/02/15 18:06:43 1NA3e/Np
ロードス島RPGコンパニオンとか読んでた頃が懐かしい・・・orz

155:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 18:32:25 psvgTGI3
自分でかいといてガックリするなやw

…('A`)モウアノコロノミズノハ…

156:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 18:53:06 +570WJYD
>153
あらすじ分が多くてイマイチだった。
意外とあらすじと褒めちぎりのバランスって難しいんだよな。

157:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 21:37:07 aPbjfhKl
日本人の日本人による日本人の為の本格TRPG
フォーセリアと名付けられた世界ソードワールドの
世界の設定を務めた水野良presents [魔法戦士リウイ]

巨乳で男勝りの戦士、清楚で気位の高い司祭、ロリ盗賊
の、3ツンデレトリオに加え、幼馴染の眼鏡っ子、奴隷の竜使い
を交えて描かれる、ハーレム道中記
他レーベルの主人公も認めたリウイの旅はまだつづく!
とまとめてみたよ>>153

158:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 22:24:04 jwGI9cdk
みんな、何を言ってるんだ!?
『剣の国の魔法戦士』は名作だぞ!!

159:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 22:35:12 gVMxlVXw
『火目の巫女』ってあとがきに横読みで
どうみても精子です。本当にありがとうございました。
を挿入した崇高な作者なことしかしらない。

160:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 22:53:50 xJNbLlw+
>>159
> 『火目の巫女』ってあとがきに横読みで
> どうみても精子です。本当にありがとうございました。
> を挿入した崇高な作者なことしかしらない。


これって作者が意識的にやったわけ?

161:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 23:01:28 qFujZAYS
>>159-160
雑談スレに行ってくれ

答えの詳細が現行スレのそこにあるから

162:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 23:02:33 vu6WJzDk
URLリンク(shamrock.nobody.jp)

どうみても意識的です。
本当にありがとうございました

163:イラストに騙された名無しさん
06/02/15 23:03:31 QG7Q4iEO
>>159-162

ゆーどー
    ライトノベル=低俗小説?   
スレリンク(magazin板)


164:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 00:04:21 5w76LGpW
>153
>著者の水野良はグループSNEに所属
正確には元だよ。キウイ始める少し前に独立してる。

165:1/2
06/02/16 01:39:18 HfQ3M/Da
『タイピングハイ! さみしがりやのイロハ』 長森浩平 角川スニーカー文庫

本作を一言で表すならば、ハードボイルドサイバーパンク子作り小説である。
主人公が比較的饒舌に心情を語るため厳密な定義の枠内には収まらないものの、
彼のドライな感性と偽悪的な振る舞いはいかにもハードボイルド的だ。

にもかかわらず本作の萌え攻勢には容赦がない。
しょっぱなに登場するのは声を無くしたフォログラフィックアイドル、次いで縞ぱん幼女、
ツンデレお嬢な子作りパートナー、強制なごみ系猫娘と続き、主人公にだけくだけた一面を見せる
生徒会長と無口有能な副会長がたたみかける。
また、主人公が入学することになるローズフィート学園なる教育機関は、徹底して「学園」と呼ばれ続け、
「学校」という一般名詞が存在しないかのような世界が描かれている。
勘の良い方はお気づきだろうが、これらはみなメディアミックスを視野に入れた戦略と推測できる。
特に後者は特殊媒体への移植時に設定上の齟齬を出さない冴えたやり方である。
ここまで商業的な配慮を巡らせた上で、作者・長森浩平は存分に作家性を表現した。

ともすればちぐはぐに思える日常の萌え描写で、情緒に欠落を抱えた主人公の社会への違和を
追体験させられた読者は、やがて「神ならぬ人の身で『知性』を造り出すことの困難」という
骨太なメインテーマと向き合うことになる。
これは生粋のSF者である作者のライフワーク、あるいは初期衝動とも言うべき重要テーマに違いない。
尊敬する作家の名を繋ぎ合わせたという彼のペンネームからもそれは容易に想像がつく。
神林長平、森岡浩之、上遠野浩平。
いずれ劣らぬ現代SFの名手だが、共通項はそればかりではない。
神林の雪風、森岡のアーヴ、上遠野の合成人間。
そう、彼らはみな人工・人外の知性を描く事に長けた作家ばかりである。
長森浩平というペンネームは、偉大な先達の後嗣たらんとする強烈な自負の表明なのだ。

166:2/2
06/02/16 01:40:17 HfQ3M/Da
さて、ライトノベル界における人外知性描写の名手と言えば秋山瑞人を思い浮かべる方も多いと思う。
かくいう私もそんな瑞っ子の一人だ。
だが秋山は姿を消した。
兄の死か乳の誘惑か、原因は判然としないが、本格的な新作をもう一年以上も書いていない。
秋山スレにたむろし虚ろに「EGFマダー?」と呟くファンの姿は、
今はもういない想い人を雨の空き地で待ち続ける少女のようだ。
そんな少女に残酷な優しさで、「お前は……ふられたんだ」と告げる少年こそが、
長森浩平その人なのかもしれない。

167:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 01:46:39 DaYUX//r
学園ワロスw

168:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 02:18:58 EycvPFHb
長森浩平って聞いても懐かしいエロゲしか連想できんかったよw

169:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 03:27:09 WgbR8UCL
>>165,>>168

>尊敬する作家の名を繋ぎ合わせたという彼のペンネームからもそれは容易に想像がつく。
本当にそうなのか?

褒めちぎり内容から見ると、小説の冒頭が「えいえんはあるよ」で始まってそうで怖い。

170:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 04:20:39 /mIYaZJb
>>165は茜スキーで長森浩平は瑞佳スキーって事ジャマイカ?

171:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 04:29:02 12YXT+PG
と言うかデビュー前はSS書きだったみたいだしな
やはり元ネタはエイエソ(ryだろう

172:1/3
06/02/16 04:37:48 EycvPFHb
「ぼくと魔女式アポカリプス」 (著:水瀬葉月/イラスト:藤原々々) 電撃文庫

>>74-75 >>118-119にて語りつくされた感がある本作ではあるが、その物語は
まだまだ語るに足るものとして不肖私めもここに書評させていただく。

 まず、すでに形式的でもあるが本作の簡単な説明をすると、
普通《ツマラナイ》の現実に無理矢理逆らい生きていた少年が、空気のようなクラスメイトの少女から
告白を受けるところから、少年が求めた『普通』でない非日常が始まるのである。
しかし、その非日常は少年が求めていたものとは異質のものだった。
作中の言葉を借りて言えば「逃れられない終焉」が始まるのである。

そう、この物語は終焉に向かって突き進むばかりの悲劇、しかし、その渦中で
必死にもがき苦しむ少年・少女の生き様《死に様》の哀しくも熱い壮大にし深遠な物語なのである。
 
 なぜここまで生と死や、鬱や哀しみを前面に押し出した物語になったのかと聞かれたら、
私なら「まずあとがきを読め」と答えるであろう。
 あとがきには、あまりに高尚・深遠な物語を手にとってしまった時の我々が衝動的にするであろう
奇行の数々を行った著者の記録が記されている。それも著者曰く「あまりの鬱っぷり」故のことだそうである。
新シリーズの立ち上げに苦労・苦悩し、一時は没原稿製造マシーンになってまで得た本書の刊行。
私は読了後にあとがきを読み、この作品のネガティブな現状の中で前進する主人公達が著者に重なって見えた程である


つまり、本作は著者の心情と深くリンクした作品故に、登場人物の心情もよりリアルに描かれた結果、
深遠にして壮大、生と死に直結した物語となっているのである!

173:2/3
06/02/16 04:39:40 EycvPFHb
 さてその内容であるが、先の説明のように、少年が告白を受けたところから物語は動き始める。
しかし、その始まりは漕ぎはじめた自転車のような緩やかな加速ではなく、
ターボエンジンが咆哮し、白煙上がるタイヤの悲鳴をあげつつ急発進するスポーツカーの如く、急展開で始まるのである


市街地に場違いなスポーツカーは度重なる信号無視の結果、事故で爆発四散して炎上するか、
勢い余ったピストンがエンジンヘッドを突き破り、ボンネットすら突き抜けて、空とお友達になるまで止まらない。
帰る車庫もないまま自壊するまで走り続けるしかないのだ。踏み込んだアクセルは戻らない。
 先の記述を言い換えよう、「告白を受けたところ」と言うよりも、
寧ろ「告白の瞬間」から運命は終焉へ爆走いや、暴走を始めたのだ。
そんなことにも気付かず、
そして甘酸っぱい、青春時代の代名詞かのような告白シーンが終わりもしない内から、唐突に血なまぐさい戦いが始まる


前触れ無く現れたクラスメートにヒロインは包丁で腹部を刺される。誰がどう見ても致命傷、助かりようも無い。
彼女の物語はここで終わり、彼の物語はここから始まった。
・・・そんな悲劇的プロローグと思わせるのも束の間、少女は致命傷から立ちあがり、タイトルどおりに魔女に変身する!
暴走エンジンは止まらない。フルブーストで加速を続けているのだ!自転車乗りの我々は既に因果地平の彼方《オイテ

ケボリ》!
 この時点では少年は一度だけ巻き込まれたかのように見えたが、そのありえない光景を目の当たりにした少年は魔女=

少女に興味を持つ。
問答無用、拒否権ナシで自宅へ連れ込み尋問するほどに。それはもう劇中で実妹が薬局にお使いを申し出るくらいの

勢いである。


174:3/3
06/02/16 04:41:40 EycvPFHb
ここにきて浮かび上がる性の問題。そう、本作は生だけでなく性にも深く考えさせる内容なのだ!
 その最大のポイントは、興味のあまり首を突っ込みすぎた少年が事故に遭い、諸事情で女性化した
上に突っ込んだ首も抜けなくなってしまう事件だ。女性化した主人公は、細かく記述されてはいないが色々と試したようである。
 また、作中では昂ぶった魔女が、自慰行為を始め、ついには少年の口に行為に使った指を突っ込むという暴挙にまで出る!
それも普段は内気で、いじめられっこで、ドモりで、メガネなヒロインが、だ。そのギャップが性的衝撃!色んな意味で想定外!
こんな展開されちゃ原動機ナシ自転車乗りなのにエンジンが止まらない!
 想定外と言えば、物語ラストの正体不明な敵と戦い、その正体が明かされる時がまさに最大の盛り上がりを迎える。
俗に言えば三国無双のような大量の敵をちぎっては投げの派手な殺陣を行う主人公。
人間を破壊する一撃一撃の血なまぐさい記述はここでも大活躍。
ヒロインに嘔吐すらさせるシナリオも自然に受け入れられるバイオレンス!
そんな緊迫感と爽快感入り乱れる熱い戦いが終わった後で、種明かしのカタルシスが待っている。
本当の敵は、最悪ながらも主人公が想定していた、読者にもよく分かる伏線を張られた人物でなく、
何のアリバイや伏線もない人物、しかももっと最悪なパターンであったのある!正に想定外!
読者がMMRしている間にもエンジンは超加速!またも自転車乗り達は因果地平の彼方へ突き放される!
とにかく、ありえない敵の正体、想定外過ぎて今度は本書が空とお友達になりかねない!

 そして、正体を悟られた敵に、更に最悪の事実を突き付けられ、紆余曲折しつつも敵を倒して物語は休止状態に入る。
そう、物語はまさに始まったばかりなのだ。血なまぐさい戦いで大切なものを沢山失った少年少女。
過負荷による潤滑不良で異音を発しはじめたエンジンは、あやるゆ喪失の末にある終焉にはまだたどり着いていない。

   ―あと幾度と無く自転車乗りを突き放し続けるだろうエンジンはまだ、とまらない。我々が買う限り!


熱くなって打ち込んでる内に朝になってしまった上に改行おかしいよorz

175:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 06:20:39 EAqaKm5s
>>ID:EycvPFHb
すごく読みたくなってきたー。これまでの紹介文ではなんともなかったのに。

176:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 08:28:24 QtKXpmgy
3/3の前半部分に萌えた。
ちょっくら(立ち)読んでくる(@益@ .:;)ノシ

177:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 09:40:30 nAjHQ5XA
>>172-174
買ってくるわ

178:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 10:31:20 XsnGCq1h
>>172
大作乙w

179:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 10:53:29 EHlyyKcv
>172
最初あらすじっぽくていまいちだなぁと思ったのだけど。
3とかスパークしすぎすげーw

>とにかく、ありえない敵の正体、想定外過ぎて今度は本書が空とお友達になりかねない!
ギガワロス。
犯人はA...のようだが実はB....と思わせておいてC....ってひっかっかったなバーカDだよーん。
って感じですごかったよな。これぞ本格って感じですよ!

180:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 11:41:56 Vnup0jAN
ぼくと魔女式アポカリプスか。
これほどまでにそれぞれ違った角度からの
レビューを受け付ける懐の深さ、
そして何よりこれほどまでに熱い「褒めちぎり」を
幾人にも書かせてしまう、その引力。
……ネ申だな。買ってこよっとw

181:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 12:08:10 PHlmQTPM
>読者がMMRしている間にも
おいおいw

>あやるゆ喪失
あんたが空とお友達になりそうだな

182:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 13:48:48 3B7MhfvI
だんだん気分がノっていくのが伝わってくる文章だなw

183:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 15:46:11 5rm77aQq
「ぼくと魔女式アポカリプス」 の各褒めちぎりを>>54-55のパターンに当てはめると
>>74-75が3(+4)で、>>118-119が1、>>172-174が2(+5)か
こうして見ると、>>74-75見て入手した人が一番ダメージ大きそうだなw
逆に>>118-119見て入手した人はそうでも無さそう
でも>>172-174が一番仲間を増やす事に成功してそうw
>>74-75が敏腕詐欺師、>>118-119が伝道者、>>172-174が凄腕煽動者に見えてくる
もちろんこのスレ的には良い意味だけど

184:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 16:00:23 pColzxVl
魔女式はフツーの凡作だぞ。むしろ結界士のフーガの方が地雷度は高い。

にしても今過去ログざっと見てたんだが、>138はどうも>125に心当たりがあるようだな。何が大義だ、馬鹿かコイツ?w
なんか他人の言葉をそっくりそのまま言い返す事しかできない低脳ッぷりとか、前スレにも沸いてなかったか?
まぁ聞いてやるからちょっと語ってくれよ。お前の言うスレへの考えとか、その大義w とやらについて。んん?

185:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 16:06:13 K3PHDqe6
魔女式は地雷の意味が違う感じな気がしたなぁ
されど罪人は竜と踊るの五巻みたいな

186:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 16:08:58 PBaQv/3T
せっかく作品の話になってんだから荒れる話題蒸し返すなよ。
ここは君らの勝ち負けの場ではない。

187:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 16:09:43 VWQFL8Fl
>>184
なんでわざわざ二日前の掘り返してしまうん?
なんでそういう事を書いてしまうん? 心の中にしまっておけない?

ついでに138に語る気があるなら↓でな。184も↓でどうぞ。
ライトノベル=低俗小説?   
スレリンク(magazin板)

188:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 16:10:14 PHlmQTPM
またヴァカが湧いたな
わざわざ蒸し返すあたり明らかに私怨逆切れ臭い

>>184
校舎裏かこっちでやりな坊や

    ライトノベル=低俗小説?   
スレリンク(magazin板)

189:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 16:25:36 c2z6MAPu
ま、まて。ここで俺が華麗にスルーして別の話題振るってやっから、みんなもちつけ。










ぬるぽ

190:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 16:28:24 lrYsVyxf
↓華麗にスルー

191:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 17:02:31 KQ5Ua2iG
ガッ














                                                         なんてやっちゃいけないよ

192:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 17:10:07 KT0qGwdS
「ぬるぽ」  (著:名無しさん/イラスト:山崎 渉) 2chログ

 たったの3文字、たったこれだけ、文章というにはあまりにも短すぎた言葉の中に、
闇鍋のように沢山の意味が詰め込まれている欲張りな作品である。
単なる荒らし文句でもあり、言葉に詰まった時の心の叫びでもある。
時には場を和ませる癒しのオーラを発することもある。

だがそこにはすべてがあるようでいて、その実、中身といえるものはなにも無かったのだ。
なぜなら、それは壮大な前フリでしかない。誰も知らないようでいて、誰もがその結果を知っている。


そう、全ては「ガッ!」の為に行われた予定調和の狂言でしかなかったのだ!
「ガッ!」の後に続く物語は誰も知らない。スレッドという白紙の未来を決めるのは
デ ィ ス プ レ イ の 前 の あ な た 達 で す !

193:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 17:16:17 KQ5Ua2iG
ぬるぽで書くとは・・・お見逸れいたしやした。


山崎 渉って誰っすか?

194:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 17:20:16 7k7EKtoo
>>192
GJ
イラストレーターに噴いた。
アレのせいで忘れられがちだが、山崎渉って実在の漫画家なんだよな

195:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 17:24:50 gzK3ZRZF
>>192
お茶噴いたじゃねーか!!ww
これからも(ry

196:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 18:54:32 QtKXpmgy
>>193
みさくらなんこつクラスの絵師。

197:184
06/02/16 19:26:05 4GUc6rix
>188
っせーなわかってるよ。一気に読んだから二日前のログだって気付かなかったんだ。
偉そうな口叩くなこのグズ野郎

198:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 19:52:48 hHOfv4i7
前スレで希望が出てた「シルフィ・ナイト」に挑戦してるんだが難しいなこれ…



199:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 20:14:16 qdRI7Qdx
>>197」 (著:184/イラスト:無)

私が>>197を読み終えた時、私の頭の中には「すばらしい」の一言しか思い浮かびませんでした。
>>197とは、それほどまでに圧倒的な文才と表現力でもって構築された作品なのです。

この作品はたった3行で完結しており、しかも、1行目は本編への導入部ですので意味を成してはいません。
すなわち、184は起承転結をなんとたったの2行全てで表現してしまったのです。
誰もが考えもしなかった斬新な発想を大胆を取り入れた184、私は184がこの世界において新たな革命をもたらしたと断言します。

ではそろそろこの作品を順を追って読んでいって見ましょう
この物語は主人公の「っせーなわかってるよ。」という台詞から始まります。
大抵の凡作家が「うるせーな」としてしまうところを、「っせーな」としたのは見事でしょう。
これにより主人公の性格がすぐに把握できるということがまず一つ、
更に何より勢いが生まれたことで、すでに読者は物語に取り込まれてしまうのです。

そして物語中盤、主人公の「一気に読んだから二日前のログだって気付かなかったんだ。」という悲しげな独白。
主人公が、自らの罪を認めることで新たな一歩を踏み出そうとするその決意が痛いほどに胸を刺激して止みません。
確かに主人公が不注意がこの事態を引き起こしたことは事実なのです。
しかし、この独白には「そこまで責任を感じることなんてないんだ」と読者である我々ですら
主人公の肩を持ってやりたくなるほどに悲しげで、憂いに満ちあふれています。

更に盛り上がりは最高潮を迎え、最後に主人公が吐き捨てる「偉そうな口叩くなこのグズ野郎」
果たしてこの台詞に落涙を抑えられた読者はどれだけいたのでしょうか?私は不覚にも涙をこぼしてしまいした。
こうして大きな感動と爽やかな余韻を残しつつも、この壮大なサーガは終焉を迎えます。

いかがだったでしょうか。シナリオやキャラはもちろん、全体の演出力、世界観、台詞回しから細かな設定まで、
どれをとっても本当にすばらしい、私はこの革命的作品を「すばらしい」としか形容できないことに力不足を感じざるを得ません。
まだこの日本においてこれほどのエナジーを感じさせてくれる文章を書く作家がいたとは。
184の今後に大きく期待したいと思います。(敬称略)

200:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 20:30:42 7k7EKtoo
>>199
全米が泣いた
イラストなしということは御影先生に強力なライバル出現御影

201:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 20:45:06 ViP4e2ix
このスレの進化がすげぇw

202:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 20:47:16 s86To5hT
>>198
俺の家では古本で買ってきて、最後まで読めずにダストシュート行きだったよ。
こんなのがスレがたつって知ってたら取っておいといたのに。

203:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 21:03:15 clG4IWTe
>>202
ほんは たいせつに

204:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 21:04:11 jAdbMVUq
>>199
茶噴いたwwwwwwwwwwwwww
ネタのレベル高すぎwwwwwwwwwwwwwww

205:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 22:09:46 Nsx0OVn9
何でも褒めるスレになってきたな

206:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 22:13:37 b9jZbb5a
>>199
たった二行をそこまで長文にできるのがすげぇ

207:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 22:15:07 Bq0XXFD3
冒頭だけ読んで読書感想文を一本仕上げるサイト思い出した

208:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 22:19:04 QtKXpmgy
>>207
でも、結構出来るよな、そのくらいならw
スレイヤーズ一巻のプロローグだけで十枚はいけるw

209:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 22:21:31 yccs9s5R
スレ違い雑談もこっちでどぞー

    ライトノベル=低俗小説?   
スレリンク(magazin板)

210:イラストに騙された名無しさん
06/02/16 22:25:51 mt56+Y7t
>>209
わざわざ待ってたのか?

211:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 00:04:17 37F3t8ed
おまいらだいすきだ

212:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 00:12:20 1hN4eUpC
べ、別にそんなこと言われても嬉しくないんだからっ!

213:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 00:17:54 9MSoLPdS
野郎に言われてモナー

214:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 00:26:32 JT6nSw/7
>>213は男きらいなレズっ娘


215:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 00:27:34 0o4KwcZt
( ゜∀゜)=3 ムッハー

216:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 00:47:10 2fnRqfcq
鋼鉄の白兎騎士団で頼む

しにそう

217:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 01:04:57 HmzeVlgm
>>172-174の褒めちぎりが神がかってるww

218:1/2
06/02/17 01:05:33 mvoq8Aur
「電蜂 DENPACHI」(著:石踏一榮/イラスト:結賀さとる/富士見ファンタジア文庫)

ゲームを愛好する者ならば、時間を忘れ、ゲームの世界に没入した経験は一度ならずあるだろう。
ひととき現実を離れ、架空の世界で「ロールプレイング」する快感は、時ならず人を虜にする。
―だが、もし「ゲームのような世界」が、現実を浸蝕しだしたとしたら?
第17回ファンタジア長編小説大賞〈特別賞〉を受賞した本作は、
「ゲームのような戦い」に放り込まれた少年少女たちのサバイバルを描いた物語である。

作者が本作で一貫して描き続けるのは、「現実」と「ゲーム」の相克である。
ベルトを剣とし、炎や雷を操り、ゲームのように現実の世界で戦う少年少女たち。
それらを媒介するのが、ケータイという至極「現実的な」アイテムである。
そして、ケータイを破壊された者は「死ぬ」―死体を残さず消滅し、
周囲の人間の記憶からも抹消されるという「非現実的な」ルール。この設定が実に秀逸だ。
最初、彼らを「ゲームのような戦い」へと導いたのは、他ならぬケータイであった。
だが、「ケータイの破壊=死亡(消滅)」というギミックは、「非現実的な」世界への導入であった
はずのケータイが、いつの間にか彼らと「現実」を繋ぐ唯一の架け橋となっているかのようである。
死体も残さず消滅する彼らは、まさにゲームの登場人物の如く、そこに「現実」の生は無い。
このような設定が、徐々に進行する「現実」への「ゲーム」の侵攻を実に象徴的に描いている。

219:2/2
06/02/17 01:06:07 mvoq8Aur
だがしかし、並の作家ならば、前述のようなギミックで現実感の崩壊を描いただけで満足するだろうが、
本作の作者は、その文章技巧によって、さらなる現実感の崩壊を、読者の前に現出させてのけた。
その酩酊感に溢れた文体は、それを読む読者の現実感すらをも喪失させるかのごとくである。
本文から、象徴的な一文を抜粋しよう。

「結局は光也の行いがこのゲームに自分がハマっていることになることを彼は自覚していない―」

我々は日本語であらゆるものを認識し、理解する。我々の「現実」は、日本語の上に成り立っているものだ。
作者が挑んだのは、まさにそれを土台から崩壊させることであった。
この幻惑の文体は、我々読者の言語感覚を麻痺させ、我々の認識する「現実」をも揺るがしかねない。
新人にして、言語というものを魔術的に操るこの才能に、我々は感嘆するしかないだろう。
まっこと、恐るべき新人である。

220:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 02:00:34 O6GgVUdH
>>218-219
力作だろうが、褒めてる様には見えない…

221:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 06:14:02 nYRWpKWj
要ユーモア

222:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 12:55:20 MgqGTv2M
>219
漏れ的には普通に面白かったんだけどなぁ。デンパチ(´・ω・)

223:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 13:19:15 5V4NhqG3
褒めてるようには見えないが、

>「結局は光也の行いがこのゲームに自分がハマっていることになることを彼は自覚していない―」

山田っぽくてワロスw

224:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 14:58:01 BNtKXpYd
>>223
それ自分もオモタw
第二の山田なら別な意味で買いたいんだがw

225:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 19:42:45 cNHgP8A/
>>218だけ読むと何か面白そうに見える

226:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 20:01:46 vIMjn6Go
リアル鬼ごっこを体験済みの人なら、>>219の文意も難なく読み取れただろう。
そう、山田本とは読解力を鍛え上げるための教材なのだ。
従来の偏狭な文法に囚われず、闊達な日本語を身に付けろと山田は強弁する。
腕立て伏せが辛いのは当たり前……
走り込みが苦しいのは当たり前……
素振りで腕がだるくなるのは当たり前……
ならば、悪文を読んで吐き気を催すのもまた当たり前ではないか。
地道なトレーニングが実を結ぶように、悠介レトリックはシュールな読解力を齎す。
もしあなたが翌日寝込んでしまったとしても、それは言わば活字による筋肉痛なのだ。
リア鬼を乗り越えた時、読者が迎えるのはメタモルフォーシスのような超回復を味わって経験する。

─「声に出して読みたい山田語」(民褒書房)序章より

227:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 21:45:36 yPqgaRi1
富野由悠季「ガーゼィの翼」ログアウト冒険文庫・全5巻

かの名作アニメ「機動戦士ガンダム」の総監督が書き下ろした冒険ロマン。
異世界バイストンウェルを舞台とする物語は富野自身のライフワークとも言える。

主人公、千秋クリストファ(クリス)はバイクを走らせている最中に白鳥のような光を目にし、
バイストンウェルへと召喚される。異世界ファンタジーの王道とも言える展開である。
しかし富野は一筋縄では行かない。召喚されると同時にクリスは二人に分離し、
そのまま現実世界にももう一人のクリスが残ったままなのである。

バイストンウェルで英雄に祭り上げられたクリスは新たな人生を切り開いていく。
二人のクリスは互いに愚痴ったり助言したりするが、
これはまさに現代人の分裂ぶり、精神の不健全さを鋭く突いた社会派の描写と言える。

そう、この作品のテーマは病理である。
富野は現代人の病んだ情念を凝縮しこの5冊に叩き込んでいる。
その文章は読者の脳を激しく圧迫し、休憩を挟まず通して読むのは困難なほどである。
むしろ1冊目で投げ出しても誰も責めはしないであろう。
読んだ人間に粗筋の説明を求めても必ず言葉に詰まる、それほど高密度な物語なのだ。

228:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 21:54:35 D80y6qDV
オーラバトラー戦記も辛かった・・・
NTRもあって、当時リアル厨房だった俺の心に深い傷を刻んでくれたよ


229:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 22:54:52 Z9Sj9WTC
富野作品は癖なんてレベルじゃすまないからなw

はい、信者です!(゚∀゚)

230:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 23:06:35 Oiz2dO6L
リーンの翼も極上のSM小説ですよ
ヤエー!

231:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 23:16:58 JGSrEpsw
アニメのガンダムがヌル杉て途方にくれる

232:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 23:27:09 6Mw4K3Py
スレ違い雑談もこっちでどぞー

    ライトノベル=低俗小説?   
スレリンク(magazin板)

233:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 23:41:07 c5x3Osgw
準入選とか佳作よりも審査員特別とか奨励賞の方が面白いと思う俺は地雷スキーなんすかね?

234:イラストに騙された名無しさん
06/02/17 23:50:30 9MSoLPdS
ぼくと魔女式アポカリプス 水瀬葉月

この本の表紙は帯がなくてもパンツがしっかり隠れています
初版が買えなくても大丈夫という安心設計
イラストレーターさん、やるね!
内容については、ほかにもたくさんのかたのレビューがあるので
断腸の思いで割愛しますが、どんどん先を読みたくなる、
先が気になる展開にページをめくる手がどんどん早くなっていきました。
最後のほうは気がせいてしまって駆け足で読んでしまう・・・
そんなパワーのある作品でした。

それはともかく、そのうち誘導のレスがすれ違いレスのTOPにたちそうな勢いだな・・

235:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 00:25:19 imJG6qhK
いかにここの職人がの熟練度が凄くても、おそらく褒めちぎるのは不可能であろう。
飛火野版イース。

236:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 00:34:01 vH6vkSiv
なんか、このスレ終ってきてるね
やたらに誘導入って
行った先に何があるかと言えば、自治気取りの粘着会合
なんだそりゃ?
まんま>>121の状況
ネタが投下されて、それに関係した話で何人かが少し語ったらスレ違い扱い
今迄、ネタの投下したりして楽しんできたけど
すっかり醒めた
手術は成功した、患者は(ryってならなきゃいいね

どうぞこのレスも嘲笑っておくんなまし

237:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 00:36:20 Qlb5j+Gg
そんなレスする暇あったら褒めちぎってくれよ

238:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 00:36:58 4lUaJ1Qg
まー、どこにでも雑談を嫌う人はいるわけで・・・。

239:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 00:39:13 OeY1KQsx
褒めちぎる対象が無くなるってのは、ラノベ界にとっては幸甚じゃないか。

240:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 00:45:02 /ZcLgy+M
「飛火野版イース」
PCゲー=エロゲー、ネットゲーという認識が強まっている今日この頃。
しかしかつては家庭用ハードを遥かに凌ぐスペックを有する
PCだからこそ成し得る名作ソフトが多々発売された時代があった。

その中でも特に有名なソフト「イース」をノベライズ化したのが飛火野AKIRAである。
同氏は後にイースと並ぶ大作ソフト「エメラルドドラゴン」のノベライズも担当、
皆の楽しみを奪わない為あえて内容に触れたりはしないが
その経歴だけで小説イースがどれ程素晴らしい内容であるか判って頂けるだろう。

随分前の作品なので新刊購入は難しいが大売れした反動か
古書店はしごすればごく稀にではあるが見つけることができるので是非一読を

241:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 01:09:12 0fnpT5be
>>236
考え抜いたネタをたかだか厨の雑談のよりどころ程度に扱われて満足な
プライドのないエセ職人は消えていいよバイバイ。

242:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 01:10:41 0wO2qwZK
プライド・・・

243:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 03:00:31 k0Azepq3
>>241-242
いや、この手の話こそ、あっち向きだと思う訳だが


244:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 11:06:54 O/uWhsPc
雑談ニモマケズ
議論ニモマケズ
ツマラナイらのべヲ タダタダカッテハ
キカイノヨウニホメチギル
ソンナヒトニワタシハナリタイ

245:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 11:17:09 o/NV/CjZ
>>232
???

246:ラノベ的には地雷だと思うんで
06/02/18 15:39:46 75nt7QU9
「飛翔せよ、閃光の虚空へ!」キャサリン・アサロ
この小説の白眉は、なんといってもカバーにある。
URLリンク(www.sff.net)(デカいので注意)
早川書房の「若い層にも海外SFに親しんでほしい!」という心の叫びが、イヤッッッてほ
ど伝わってくる、素晴らしい表紙ではないだろうか?
ここに描かれているのは、銀河に君臨するスコーリア王圏の女王にしてサイボーグ戦士
のソースコニー・バルドリア。
こんな美少女が敵方の世継ぎと恋に落ちる、スペオペ版ロミオとジュリエットといえば、
興味を持つ方も結構いらっしゃるのではなかろうか。
だが、ひとつ考えてみてほしい。
そんなアリガチなハナシなら、わざわざ海外小説を訳さなくても、すでにあるライト
ノベルの数々を読んでいれば事足りる。
この小説がそれら国産小説と一線を画しているところは、主人公の年齢設定にある。
実はこのヒロイン、見た目は若いが実年齢は48歳、しかもバツニ!
勿論酸いも甘いも噛みわけつつ恋愛したい若さも持っている年齢であるからして、「戦闘
マシーンだった少女が、初めて抱いた恋愛感情に身もだえする」或いは「何世紀も生きて
悟りの域に達した外見美少女の戦士が、かつての甘い記憶を思い出す」みたいな萌え展
開などあるはずもなく、繰り広げられる恋愛模様はまさにハーレクイン。
これは正に、「若者に、大人だって恋愛したいんだ、という気持ちを分かってもらおう!」と
いう早川の素晴らしい心遣いと言えるのではないだろうか?

URLリンク(www.sff.net)
作者自身も「I love it.」とカバーを絶賛、まさに早川渾身の企画である!

247:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 18:05:28 84sxUtFm
>>246
単にイラストがミスマッチなだけでは?
早川はそういう作品を量産しているけど。

248:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 18:36:06 o0v9cKhu
>>246
あー、俺もそれ踏んだわ……最後まで読んでられなかった。

249:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 18:49:17 Sxmr2GZ/
>246
いや、あれは立派な戦略核地雷だった。表紙と設定は凛々しい戦闘系美少女なのにその中身は……。
障害を負った婚約者を捨ててすぐに、若いツバメを連れこみ、見知った男をコネ採用させ、二国間の外交を微笑みながらシカトしてラヴ・ゲーム。しかもサディストの敵将に拉致監禁拷問凌辱の経験アリ。
兄貴は兄貴で気に入った自国民の婚約相手のいる美女拉致ってメイド扱いして飽きたら放逐&完全放置。
ここら辺を重視して>246は再チャレンジ!

250:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 18:53:16 4wunMr9z
>>249
ゴメン、それだけで読みたくなるw

251:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 18:54:41 EWPH53i9
やべえ
むしろ>>249を読んで猛烈に欲しくなったw

明日本屋か大きめのブックオフさがしてみるか

252:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 19:17:11 VL2Svr36
>>249
あなたの煽りが最高

253:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 20:08:03 UH/OmjQ+
我々にとって本当の地雷とはいかなる物であろうか?

この作品はその永遠の題材に清々しい答を出してくれたと言えるであろう

ROOM NO.1301

本書は主に色恋沙汰を主軸に物語が展開していく。

254:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 20:08:51 UH/OmjQ+
主人公の周辺には当然の如く魅力ある異性が続々と登場するのだが、その後が本書が最近のライトノベルとは一画を線する要因となっている。本書が扱っている恋愛とは、優しい幻想にオブラートに包まれた物ではなく、

255:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 20:12:40 UH/OmjQ+
あくまで現実に近づこうとドロドロした気持悪い部分を強調している。設定こそありえないものだがその物語の展開は、我々の恋愛に対しての幻想を破壊するのに十分な力を持っている。
これこそ最高の地雷と言えるであろう

ROOM NO.1301

一度お試しになっては?

256:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 20:15:40 d99SXbPP
三レスに分ける意味が判らない。10点。

257:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 20:18:43 UH/OmjQ+
ぬるぽ

258:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 20:39:44 qTBll+R9
>>257
ガッ

259:イラストに騙された名無しさん
06/02/18 21:50:53 CtBYPpVm
「電蜂 DENPACHI」(著:石踏一榮/イラスト:結賀さとる/富士見ファンタジア文庫)
第17回ファンタジア長編小説大賞〈特別賞〉受賞作。
あらすじは>>218-219氏に譲り、ここでは別の観点からの褒めちぎりを試みる。

電話でドンパチ、略して電蜂なゲーム「invate」に参加してしまった高校生光也。
表紙で剣を持っている少年であるが、実は彼は主人公ではない。
あとがきにあるとおり、この小説の主人公はゲームそのものである。
作者は、主人公を引き立たせるためにそれ以外のキャラはごく薄い味付けにとどめるという、ラノベらしからぬことをやってのけた。
当然、主人公であるゲームの魅力に読者の目は釘付けである。
情報があふれかえり、何に注目してよいかわからない現代において、「主人公以外に見るべき点がない(見なくて良い)」というこの小説は
単音で構成された音楽のごとく、一種の清涼剤、癒しと感じられるだろう。
ところで主人公の魅力とはなんだろうか? 大ヒットを飛ばしたラノベを例にとると、以下の通りである。
リナ=インバースの場合…冒険ファンタジーの主人公なのに美少女魔道士(え、少年剣士じゃないの?)。
ブギーポップの場合…主人公なのに出番が少なく、事件を終わらせるだけの存在(え、解決のために動き回るんじゃないの?)。
キーワードは「AなのにB」である。それまでにない斬新さ、意外性。
新しいということはすなわち古いものを越えていくこと。そのカタルシスが、読者を本の世界に引き込むのである。
本作の主人公もまた、そのような魅力を放っている。
なんと、ゲ ー ム な の に ル ー ル が 明 示 さ れ な い という斬新さを持つのだ。
光也はゲームルールを読まないし、提示されているルールから考えると「?」となるキャラは出てくるし、ケータイが某邪神像のごとくどこまでも追いかけてくるのも謎。
ゲームを題材にした作品というと、ゲームのルールを提示し、そのシステムの中でキャラクターたちが駆け引きや謎解きをしていくものが一般的である
(ルールが提示されない場合、キャラの謎解きや掛け合い、あるいは世界観を楽しむ作品となる)が、
ルールもキャラクターもはるか彼方に放り投げたこの作品は、到底一般などという言葉では語れない。まさしく特別賞にふさわしい。

260:イラストに騙された名無しさん
06/02/19 12:03:04 fCseiezi
地雷除去人に勧められて踏んだ初めての地雷
それはリアル鬼ごっこで、私は四歳でした
その狂ったように変な日本語はとても新しく斬新で
こんな素晴らしい地雷を踏める私は
きっと特別な存在なのだと感じました
今では私が地雷除去人
住人に勧めるのはもちろん攻撃天使
なぜなら彼もまた、かつての人類が製造した貴重な前時代遺産であり、
失われた技術によって通常の三倍で弾丸を射出するからです

261:イラストに騙された名無しさん
06/02/19 12:08:31 pelGTN0E
これだ!! これが見たかった!! ああ すごくいい

住人死んじゃったよ>>260 虫みたいに

ははは やっぱりな 馬鹿なROMだ
敗北(ほろび)が始まったのだ 心が踊るな

非道い人だ あなたは
 何奴(どいつ)も此奴(こいつ)も連れて回して 一人残らず地獄に向かって進撃させる気だ

つま小とはそれだ 地獄はここだ
職人は無限に奪い 無限に奪われるのだ 無限に亡ぼし 無限に亡ぼされるのだ
そのために私は野心の昼と諦観の夜を越え今ここに立っている

見ろ 敗北が来るぞ 勝利と共に

262:イラストに騙された名無しさん
06/02/19 19:40:12 UHTksR3o
「学校の階段」
>櫂末 高彰
>
>まず本書の簡単なあらすじである。
主人公の少年が筋肉を偏愛する集団に囲まれ絡まれて、
自分らの集団に入り仲間になれと言われている所を表紙の少女に救われる。
その後主人公は成り行きで少女が部長を努める奇人集団「階段部」へと強制的に仮入部。
まるで意味が無く無駄の塊で、それどころか周囲の迷惑にすらなる活動に一度は抜け出してしまう。
しかし奇人共の熱意に動かされたのか、
エースの一言で潜在的変態要素の蓋がお空の彼方へと弾けトンだのか、
正式に入部を決意する。


263:イラストに騙された名無しさん
06/02/19 19:42:49 UHTksR3o
そして主人公は周囲の評価を気にする事無く、
奔放に校内を走り回るようになる。
>そんなある日、主人公は「階段部」をツブそうという眼鏡ッ娘の謀略で
キャラが立ってない同級生とレースをする事になり、
まぁ、その、何だ。
色々あってハッピーエンドになる。


264:イラストに騙された名無しさん
06/02/19 19:44:30 UHTksR3o
>これだけを見ればありがちな熱血学園ストーリーに思えるが、
だからこそ胸の奥にどこか懐かしい、
アツイオモイが蘇って来るだろう。
また、学園生活と平行して語られる従姉四人姉妹達との
ハートウォーミングな物語も見逃せない。



265:イラストに騙された名無しさん
06/02/19 19:46:59 UHTksR3o
>登場するキャラクター達も、ハイセンスな奇人集団長、
床研きに固執する最速王、壁に固執するジャンピング少女、
心理とラインに固執するゴミ担当、クラスで浮く程の熱血馬鹿、
ツンデレ眼鏡ッ娘風紀委員長。
何の説明も無く主人公を溺愛するOL長女、ヒスを起こしてヤンキーに変身な次女、
DQN×→活発な三女、自己中電波四女。
そして、これなんてエロゲ?の主人公等とバリエーションも多彩であり、
我々の心を次々と狙い射ちをしてくるが、
ラノベ初心者でも読みやすいようにキャラクターのキャラ立てを薄くしているのである。
新人ながら、この技量と心配りは驚きと言えよう。
>様々な魅力が詰ったこの一冊、是非とも読んで貰いたいと思う。


266:イラストに騙された名無しさん
06/02/19 19:53:56 luMbPTDr
長い。1レスに纏めろ。

267:イラストに騙された名無しさん
06/02/19 20:05:08 xfYMJQ9i
似たようなIDで似たようなことしやがってw

268:イラストに騙された名無しさん
06/02/20 00:09:58 l+Sxf6As
携帯からだとこうなるのかね?

269:イラストに騙された名無しさん
06/02/20 08:47:56 n7v2J9X/
自分の携帯は、メールは長文OKだけど(半角10000字)、
こういう書き込みは半角512字以内。
携帯だと何処のメーカーもそうなのかは知らないけど。

270:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 00:05:25 r9mWDpy+
第3回スニーカー大賞がくれた傑作
それは『ラグナロク 黒き獣(著・安井 健太郎)』で、私はリア厨でした
その構成は激しくスピーディーで、こんな素晴らしい小説を受賞させたスニーカー編集部は
きっと特別な存在なのだと感じました。
今では私がワナビ。愛読書はもちろんされど罪人は竜と踊る
なぜならラボたんもまた、特別な存在だからです

271:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 02:14:39 SeCCP15b
王道、それは偉大なる作家たちによって作り上げられ、
数多の読者たちに愛されてきた物語のパターン。

今回紹介させていただく「はにかみトライアングル」は
まさに王道を極めたライトノベルなのであります。
物語は主人公が助けたネコ、鶴、桜の木が女の子の姿となって、
昔話の王道である「恩返し」に来る事から始まります。
もちろん萌え小説の王道にのっとり3人とも美少女。
ネコミミ元気娘に巨乳おっとりお姉さん、老人口調のロリっ子。
これはまさに萌えキャラクターの王道と言えるでしょう。
さらにラブコメの王道、「密かにに主人公に思いを寄せる幼馴染」を加え、
4人で主人公の妻の座をめぐって上へ下への大騒ぎ。これぞハーレム物の王道パターン。
しかし恋愛に障害が発生するのはラブストーリーの王道。
美少女達との涙の別れ、主人公に迫る命の危機と言う王道的困難。
しかし主人公はこの困難を愛の力で見事に乗り越えるのです。
これを王道と言わずして何と言いましょう。
お分かり戴けましたでしょうか。
この「はにかみトライアングル」こそはラブコメの王道にして萌え小説の王道、
まさにライトノベルの王道なのであります。
ラノベファンならずとも必読の一冊と言っても過言ではないでしょう!



嘘はついてないよな?

272:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 02:28:27 O3UBP0iS
>>271
まったくそのとおりだ
なのになぜか金返せと思ってしまう

273:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 03:39:50 5E9OoI4f
>>271
この小説を読む方へ
是非はにかみトライアングルということばがどこで出てくるかな?
誰がその台詞を吐くのかな?と頭に置いてみてください。

274:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 03:56:17 QdpzNu1L
本小説を一言で表すならまさに【近親相姦】

近親相姦
近親相姦

なんて魅力的な響きだろう、母を、姉を、妹を、父が、兄が、弟がその肉欲のなすがままに快楽を貪ることのなんと美しいことか!
この小説はそんな近親相姦の結果に生まれた少女「未来」と「未来」の母の弟の純愛を描いた一種のラブコメバトル物である。
なんだその程度かとガッカリした諸君、安心なされ・・・その他多数のサブヒロインが淫らな過去と熟れた体をひっさげて貴方をお出迎えする、

そう
ここはパラダイス!

電源文庫「灰色のアイリス全1~4巻」

275:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 04:29:54 5E9OoI4f
電源っ文庫ってのに笑った!

276:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 06:09:55 WTAv88iL
>>274
全然その程度か・・・どころか開いた口が塞がらないんだけど

277:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 11:04:30 r298S1cy
褒めちぎられてたんで、禁書目録読んでみた。
すげえ。
境界とクロニクルと戯れ言を足して7で割った感じだね。

278:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 11:06:46 vF4SNbHi
割りすぎ割りすぎwww

279:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 11:15:26 DATR02sA
ほら、お酒をそのままグイグイ飲むにはキツい、という人のために
思いっきり色々混ぜたり湯・水・氷入れたりして
若年層に大人気なカクテルみたいに口当たりがいいんですよ。

ということで。

280:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 11:28:38 aYt3lH2u
フルメタルパニック、いっぱい本が出てる。
すごい!

281:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 11:43:28 Bj41kSLj
MMR×{(奈須+川上+西尾)÷6]=禁書目録です。

282:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 12:15:37 UEt90hdv
それは
・文体(奈須)
・設定(川上)
・口調(西尾)
という比率でいいですか?

283:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 12:19:06 YLWRnfDn
>・文体(奈須)
おわっとるジャマイカ

284:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 12:33:08 LDcjgLER
くどくて読みにくい分繰り返して読めるし
内容が薄い為、飛ばし読みしても大丈夫

繰り返し読みたい人にもサッと読みたい人にもオススメ

285:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 12:36:23 QdpzNu1L
>>276
オナネタに不敏してるなら一読の価値はあるかもよ★

286:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 13:10:21 PUdeqB9O
何故にMMRを×とするのか。

287:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 13:17:53 NuHqgOVh
乗法だろ。

288:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 13:57:12 YmAHVwKe
なんですってー!

289:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 14:08:48 Z4Jrpj/d
帯に「キバヤシ氏も驚愕」と入ってれば売り上げ倍増

290:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 14:24:06 g9jb2Mcv
>282と>287からすると、文体設定口調すべてにMMRがかかっているということになるな。

...なんか恐ろしい書物なきがする。SANが減りそうな類の。

291:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 14:24:56 IXeHy7A5
>>289
ΩΩΩな、なんだってー!!

292:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 14:31:44 Z4Jrpj/d
>>274を読んで灰色のアイリスに、とても興味が湧いた
アイリスの花言葉は「あなたを大切にします」らしいが、それが灰色
なんだか退廃的な匂いが漂ってるなw
書店逝ってくる

293:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 14:32:14 r298S1cy
ΩΩΩ・・・・・・・・・・・・オギャンオス!

294:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 14:53:36 34FyIudN
>>290
魔術や科学の妙な薀蓄が、MMRチックなんだ。

295:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 15:16:50 gv1sZ6rf
禁書目録はJCっぽい話だからな、エロゲとか根暗な話ややたらと
凝った設定にエクスタシーを感じる人向けでは無い。主人公の能力も
なんつーかこう限定的な状況で頭使ってどうにかするというものでは
なくなんとかなっちゃう的なモノだし。

つまり人生や社会の壁に直面して負け犬道入ったヲタやラノベファンの
世代には基本的にウケない構成をしてる訳だな、ぶっちゃけ。
ただそういう奴らにウケる作品のような「澱み」というかすえ臭い
というか日本人的謙遜姿勢というか、読者にまで気を使わせるような
そういった「半歩下がって見せる事により妥協の余地を見出してやる」
的なつまらない小細工が無いのも事実。良くも悪くも率直な訳だな。

また少年誌にありがちな燃焼系の要素が毎回含まれる訳だが、これも
結構ありきたりだったり人によっては思うだろう。けどネタなんて大抵
出尽くしてる世の中で某小辞典のようにやたらめったら引っ張るような
事はせずにとりあえず主人公を酷い目に合わせてサクッと解決してみる
作中の登場人物の秘められた残忍さはあまり無いのではないか。

つまり昨今、技巧に凝り過ぎて、また技巧だけ見て技巧があるから
評価するといった風潮の中で、それとは正反対の素直な作品であると
いう事だな。良くも悪くも王道ではあるし、初心に帰ってグダグダな
技巧的強迫観念を一旦外したい人は、主人公の右手でその煮えたぎった
脳味噌を撫で回してもらうのも良いのではないだろうか。

296:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 17:24:15 AH+vT4h3
>>295
褒めているのか貶しているのか、微妙に分からない
評価具合がなかなか良い感じだな。
購買意欲をそそる様な文章だけが、このスレの趣向じゃない事を
物語ってくれている。

ところで、褒めてんの? 貶してんの? ホントのところどっちよ?

297:イラストに騙された名無しさん
06/02/21 23:28:42 gv1sZ6rf
>>296
え・・・その・・・えーっと・・・あの・・・私は・・・好き、ですよ?
え?褒めてるか貶してるか、ですか?えーーと・・・
あの、これってどっち答えても・・・このスレだと・・・その・・・・
うぅ・・・・自爆です

298:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 01:01:19 noj+dvjF
禁書目録、出るの早い、うえお並、マジオススメ!

ふふ……将来は判らないがナー……

299:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 01:18:48 9XdPwTlp
『総理大臣のえる!』 あすか 正太 角川スニーカー文庫

エネルギー、食料、軍備、核、諸外国との外交などなど、
様々な問題を抱えた現代日本。

ある日突然総理大臣に就任した十四歳の少女、
のえるが放つたった一つの冴えたやり方とは─。

停滞する日本に活を入れ、明日への斬新な提言を行う社会派小説。

300:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 01:19:35 9XdPwTlp
『いつもどこでも忍々ニンジャ』 阿智太郎 電撃文庫

「問おう、あなたが私のマスターか─」

草影忍軍最後のくノ一・涼葉が、四百年の刻を越えて
平凡な高校生・春日マコトの前に現れたその日から、
彼の運命は激烈な転変を迎える。

迫り来る宿敵・血桜忍軍との果てしない闘争の日々。
怨讐に燃える血桜が次々と送り込む刺客との死闘。
戦いの中に芽生える友情、そして恋。

そして闘いの果てに待ち受ける驚愕の真実とは……。

光あるところに影がある。
まこと栄光の影に数知れぬ忍者の姿があった。
命をかけて歴史をつくった影の女たち。
だが人よ 名を問うなかれ。
闇にうまれ 闇に消える。
それが忍者のさだめなのだ。

301:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 01:20:32 9XdPwTlp
『マリア様がみてる』 今野緒雪 コバルト文庫


 姉妹の契りから全ては始まる。

「その時が来たら、私はロザリオをお受けします」

 正気にては大業ならず

 山百合は姉(シ)グルイなり。


 美しく、残酷に。
 元号が明治から三回も改まった平成の今日、私立リリアン女学園内。
 天下の法度にそむき挙行される演劇、
 その第1巻に登場するは、
 恐るべき因果の果てに対峙する、
 2人の美しき乙女であった…!

 少女小説界最後の巨人が
 産み落とした禁断の小説に、
 イラストに騙された名無しさんが挑む
 残酷無残姉妹劇、開幕す!

302:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 01:24:58 XS4owvRy
褒めちぎれ褒めちぎれ!!!
コピペ改変スレじゃないッつーの!!

303:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 01:25:47 o3cMnWRx
>>298
何でそんな不吉な事を言うかな。

304:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 01:55:11 zbzLDByN
速さが強みになるのはあるよな
ほどほどにでも面白ければ何となく出ると買って読んじゃう

305:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 02:51:33 IIq+jYeW
「パートタイムプリンセス3 トリプルラヴァーズ」 神代創 (MF文庫J)

主人公はごく普通の高校生。だがある日突然、異世界のお姫様と精神ががたびたび入れ替わるようになってしまう。
お互いの意思を伝え合う手段は書置きのみ。その交換日記にも似たやり取りを交わすうちに、二人は心惹かれあっていく。
出会うことのない二人の交流を描いたパートタイムプリンセスは、心躍るけれどどこか切ない物語だった。
続いて出た2巻では、恋のライバルと精神が入れ替わってしまう。
姫と会えることはうれしいが、その姿で姫に近づくことはライバルを利することになってしまう。葛藤を抱える主人公。
さらにこの巻では、姫だけでなく空手少女な幼なじみや幼い容姿の侍女とも良い雰囲気となり、複雑な恋愛模様となっている。

そして、全ての決着の期待を受けて出たのが第3巻「トリプルラヴァーズ」である。
最終巻であるこの巻では、今まで主人公を苦しめてきた敵との入れ替わりが起こる。
事件の黒幕との入れ替わりである。普通にやっても盛り上がること請け合いだ。
しかし作者は手を抜くことはなかった。
その敵が老人である事をいかし、主人公に腰痛や、思うように動いてくれない体を体験させるのだ。
そして主人公は感じる。あいつもつらかったのかな?
なんと老人介護の精神にあふれた小説だろう。
さらに見所なのが、主人公と姫の恋の行方である。2巻で複雑に絡み合った関係をどう解いていくのか?
ここでも作者は大胆だった。なんと何も進展させなかったのである。
そう、1巻、2巻とつみあげてきた二人にはもはや何も必要ない。そのことを暗に示しているのだ。
そしてそれは異世界の存在についても言える。
戦闘状態に突入していた2巻のライバルや、その戦闘中に主人公をかばい傷つき倒れた侍女がどうなったのか?
全ては読者の想像に託されている。これ以上の自由な表現方法があるだろうか。
そして事件の幕は下りる。1巻のときに感じた寂寥感はもはやない。

306:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 03:31:48 jKstBGIa
>>305
人間一生に一度はなぜかもてる時期が来る、というメッセージを込めた
すばらしい小説なんだろうなぁ

307:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 07:27:42 63pog1dV
『神種 ―シェンシード― 』 渡辺仙州 GA文庫

学園のアイドルでもあるツンデレな女の子が評するに、主人公の性格は「正義の味方」。
そんな彼が路地の奥でバラバラの死体を見つけた所から物語の歯車は異音を奏で始めます。
そして繰り返される正体不明の犯人による殺人。主人公と急に仲良くなり始めたカレー好き(かどうかは知らないが)の友人。
平凡な家庭から移り住むことになった古びた洋館。そこで再開する幼い日の思い出の少女。
そして同時に物語へと絡みだす過去の記憶。友人と遊びつつも見上げた屋敷の窓から見えた、あの日の少女の無表情な顔。
その彼女がかつていつも彼を見下ろしていた二階の場所。開かずの間となった今はいない当主の部屋。
閉じ込められた地下室。部屋一面に書き殴られた怨嗟の文字。
やがて明かされる事件の犯人は―

懐かしくも心躍る同人界の夜明けのラッパがGenerationを超えてラノベ界に鳴り響く。

「兄さんのことが好きなんです。この世でいちばん愛しています」


ボクらが待っていた「すべて込み」の新伝奇ムーブメント、ここに開幕。

308:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 07:46:27 D63LqSyO
>>307
雰囲気はとても伝わりました
煽り文の過剰なまでの例の菌糸類ワードがワロスw


309:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 07:46:41 B08v3Zwv
>>307
…マジか、これw
きのこ劣化コピーを愛してやまない俺にはたまらん。

310:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 08:14:50 qlXQQ1Xv
どうみても茸です、本当にありがとうございました

と言いたくなるところだな、探してくるか・・・

311:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 09:13:11 eRXNfKXr
>>307
君が月姫とFateを足して考えたネタではないのか?

312:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 09:42:39 48yyBD4e
最近あらすじ解説多いね。
でも…>307は気になる…
上手い煽り文だな、買いたくなるし。


313:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 11:03:40 YaeyjAzz
GA文庫って他も地雷くさい感じがする…

314:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 11:16:41 IW1J6Vw4
新人以外は中堅どころばっかなんで内容自体は安定してるぞ。
今月分は一冊、挿絵が超地雷だったりするが、コレは絵師のせいというより編sy(r

315:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 11:30:38 IW1J6Vw4
GAの舞台裏、川崎康弘のサイト覗くと怖いことが書いてある。

316:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 11:37:07 k9NOMRRy
『神種 ―シェンシード― 』 渡辺仙州 GA文庫

この小説の魅力を伝えたければ登場人物を挙げるだけでいい。

実は天才ハッカーな女顔の主人公(おさげつき)、窓から侵入して無理矢理自分のポスターを貼るグラビアアイドルな
幼馴染、主人公のおかげで更生した元不良の親友、主人公と同い年なのに大財閥の当主となって再会した
幼馴染(男)、その妹でグラビアアイドルのポスターを見て冷たくなる幼馴染、見かけは十歳の少女なのに
中身は…なマッドサイエンティスト

なんとも新鮮な魅力にあふれたキャラクターたちではないか。
もし、これらの言葉に惹かれるものがある人には購入を薦める。
そこにはきっとあなたを驚かせる結末が待っている。

317:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 11:41:05 Ljl0O31X
BBSに書いてた編集が一人しかいない様子って奴か?>GA文庫

318:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 12:01:17 rR5KHoXN
新レーベルGA(川崎康宏著)のガジェットポップは良かったよ。
まず、主人公が中年の恐妻家という萌要素を排除した設定。
そして、ストーリーには関係ない所までキッチリ書かれているメカ設定からもわかる重厚な世界設定。
ラノベによくあるラブコメ要素皆無、ハーレムなんてもってのほか。
ストーリーも、物見遊山で城を抜け出した王女を命がけで助ける騎士の物語で、
交戦状態にはいった敵国を倒すための帝国一番槍になるまでの話。
新レーベルだけ合って、気合いの度合いが違う。


319:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 13:08:27 4eFLLEo5
レーベルの話はこっちでねー

GA文庫総合スレッド
スレリンク(magazin板)


320:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 13:09:33 rR5KHoXN
>>319
そこに書き込むと、アンチと勘違いされるよ。

321:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 13:14:00 4eFLLEo5
そういう場合はこっち

ライトノベルレーベル指導スレ
スレリンク(magazin板)


322:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 13:14:35 PBJgA9dR
>>319
318は褒めてるのでこのスレで合ってる。

>313のIDは俺的にネ申

323:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 21:11:02 LmGk2743
あんポン痰

324:イラストに騙された名無しさん
06/02/22 21:52:38 Ux/QxdoS
「イカ星人」北野勇作、徳間デュアル文庫

一言で言うと、これはラノベの革命である。
主人公の妻が、男性上位でセックスすると終わった後の重みがいいのよね、なんて言う
ラノベが未だかつてあっただろうか?
徳間デュアル文庫が現在他レーベルの後塵を拝しているのは、一重にこの超ラノベ的
小説の売り出し方を間違えたからだということを、私は微塵も疑わない。

325:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 00:02:54 ThDUKW0N
いきなりトンデモナイところへ飛びすぎではないかw

326:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 10:14:15 CKeLMdvu
論理の飛躍こそ無理褒めにもっとも必要な物だな。

327:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 11:28:53 dQZYiutO
妻のセリフを帯に書いてたらバカ売れしたかもな(w

328:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 13:09:47 BYYl1OlV
勇作ならしかたないなw

329:1/2
06/02/23 14:53:11 CiY9xMy6
『サンダーガール!』 鈴木鈴/電撃文庫

ライトノベルにおける女性キャラは、物語の重要なファクターとなることが多い。
実際、多くの作品でストーリーの鍵を握っているのは男性ではなく女性なのだ。
では、登場人物を女性で固めるといったいどういう物語になるのだろうか。
その問いに果敢にも挑んだのが本作である。
この物語の主人公は女子高生、ヒロイン役の友人も女子高生、ついでにライバルも女子高生。
ストーリーの中核は、見事に女性キャラだけで占められているのだ。
一応男性キャラも登場はするのだが、影を操る能力者にふさわしく出番の割に影が薄いので問題ない。
これによって戦う少女たちの物語を、我々は心行くまで堪能することができるのだ。

ここで凡百の作家なら、各キャラクターの個性を際立たせると称して
単なる記号の積み重ねで登場人物の人となりを造形してしまうのが関の山だろう。
しかし、作者である鈴木鈴氏の溢れんばかりの才能はその月並みな設定を許さない。
「下から読んでも鈴木鈴」の名は伊達酔狂では無いのである。
ここで作者は、各キャラクターから記号という記号を完全に排除するという驚くべき英断を行った。
等身大の少女を書く上で、記号というものは只の足枷でしかないからだ。
この物語には、ツンデレも妹キャラも幼馴染もセクシーお姉さんも登場しない。
めくるめく百合展開や湯煙香るサービスシーンなど言語道断。
繰り返すが、等身大の少女の物語に過度の装飾など不要なのである。
作者のストイックなまでの小説に対する情熱が、この設定から読み取れはしないだろうか。

330:2/2
06/02/23 14:54:11 CiY9xMy6
さて、本作の表テーマが「少女たちの物語」であるならば、裏のテーマはずばり「日常」である。
本作の主人公・神野メイが物語の舞台となる町に引っ越してくるときから、物語は始まる。
気づいた方もいるだろう。これは、少女が新たな環境で日常を一から作り上げる物語なのである。
実際、この小説の前半部分の大半を費やして、作者は入念に新しい日常を描写している。
新しい家。新しい通学路。新しい学校。そして、新しい友達。
当たり前のことかもしれない。しかし、その当たり前のことこそ、人が生きる上で何より大切なのだ。
電波な登場人物が大立ち回りを演ずる近頃のライトノベルが忘れているものが、ここにある。

また、本作における超能力の役目を果たすタケミカヅチを始めとする「天魂(まがたま)」も、
古事記より伝わる神々に作者独自の斬新な設定を投入したのが見事に功を奏して、
非常に生き生きとした躍動感溢れる「キャラクター」として活躍している。
それでありながら物語の主題はあくまで少女達の日常。
非日常の存在を交えながら当たり前の日々を描く作者の力量には、ただただ感服するのみなのである。

そして初夏に吹く風のようなゆるやかなテンポを保ちながら、物語は終盤へと進んでいく。
本作の真の敵とも言える異形の怪物との戦いが、いよいよ始まるのである。
そこまで読み進めることで、我々は作者の才能の真髄を思い知ることとなる。
普通、伝奇アクションの類は「日常を壊す非日常と戦う」というのが王道パターンである。
しかし、本作はそのセオリーには当てはまらない。ならばどういうことか。
そう。「日常の一部であり不可分な存在である非日常と戦う」のである。
日常と非日常。本来、その間に明確な境界線など存在するはずがない。
にも関わらず多くの作家がそれらを区別して書くのは、単にその方が明快で描きやすいというだけだ。
作者はそのご都合主義に疑問を投げかける。そして巻き起こる反駁を自らの筆力をもって捻じ伏せる。
日常パートから何の滞りも違和感もなく異形なるものとの戦いへと移行する、その計算しつくされた
絶妙かつ完璧なストーリーテリングこそ、鈴木鈴の真骨頂というべきだろう。
そして戦いは終わり、さわやかな余韻を残しつつ物語は一旦幕を閉じるのである。

331:+α
06/02/23 14:55:09 CiY9xMy6
最後に。
鈴木鈴氏は、「前半はコメディ、後半は鬱バイオレンス」として知られる「吸血鬼のおしごと」の作者である。
一巻の地点で明るい話でも今後鬱展開に移行するのでは、という心配をする向きもあるかもしれない。
しかしそれは杞憂だ。作者本人が、後書きでバイオレンスには一切重点を置かないと公言しているのだ。
来月には待望の第二巻も発売される。もはや躊躇う理由はない。
あなたが本作を手に取る時は、レジへと運ぶその時だ。

332:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 20:04:05 kgLQcWwz
>>329-331
普通に褒めてるようにしか読めないww
GJ

333:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 20:06:19 ThDUKW0N
くそ、これのどっから危険臭を感じ取れというんだ…

334:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 20:09:57 j3490LJz
>古事記より伝わる神々に作者独自の斬新な設定を投入したのが見事に功を奏して

>さわやかな余韻を残しつつ物語は一旦幕を閉じるのである。

俺の地雷センサーによればこのあたりに爆薬の反応が!

335:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 20:26:30 NviRhqot
>>334
>実際、この小説の前半部分の大半を費やして、作者は入念に新しい日常を描写している。
>日常パートから何の滞りも違和感もなく異形なるものとの戦いへと移行する

隊長! ここら辺も冷静に考えれば怪しいです!

336:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 20:36:00 NI61DOob
褒めちぎり文からどんな地雷かを推理するのも面白いな。

337:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 20:37:54 j3490LJz
でも実際にどんなものなのかは、自分で踏んでみないと確かめられないんだよね。

338:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 20:57:25 FW9fH96r
うむ、俺の中じゃサンダガは普通に良作だった。
あからさまな地雷を期待して買うと肩透かしを食らうかも。

339:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 21:13:01 EFWuinG9
地雷度合いはせいぜいがサンダラくらいだよな

340:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 21:15:20 bKLw3b9y
>>338-339
地雷を楽しみにして読み始めたのに……

341:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 21:15:36 DCsPeQhV
ちょっと待ったちょっと待った!

>>あからさまな地雷を期待して買うと

地雷とは、期待して買うものだったのかー!

342:イラストに騙された名無しさん
06/02/23 21:29:48 FW9fH96r
>341
このスレが立ってからそういう傾向が強まりましたw
けど、ネタにするため自ら望んで踏みに行った地雷への褒めちぎりは、
図らずも踏んでしまった時の怨念まじりの褒めちぎりには及ばないな。

343:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 00:46:04 qNCdaBiC
地雷を公言しつつ魅力的に錯覚させる
怖ろしいスレだぜw

344:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 01:25:10 dFDXWPBX
このスレのせいで、魔女式アポカリプスの売り上げ5冊ぐらい伸びたと思うよ

345:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 01:25:24 T754jJa6
ときどきこのスレに書かれる=地雷、ということを忘れそうになる、

つか、忘れて買いに走る

346:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 04:07:41 ncuP3Ujh
このスレにおける地雷処理とは埋め戻しの事に他ならない。
あからさまな地雷すらカモフラージュする擬装処理
寧ろ進んで地雷を踏む度胸
何度でも地雷を踏む耐久力
本当に素晴らしい地雷処理班達でつねw

347:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 07:38:09 it6MCjrI
もうなんでも褒めちぎってるなw

348:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 08:24:50 +KCjR3/G
>>344
アマゾンで品切れ起こしてるのはここのせいか!

349:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 09:34:17 IAIL2mJR
>>345
>>1
>・世間の評価が高い作品でも、あなたがつまらないと思えば紹介できますが、
> 多数のファンの反感を買うリスクをお忘れなく。

もともと地雷しか紹介しないスレでは無いし、
逆に地雷未満の不発弾すらも紹介されているんで注意しる。

地雷だと思ってた本も、このスレにネタとして書き込むために
読み返すと意外と面白く思えるあたりはファンタジー。
富士見ファンタジアの某作品なんて、スニーカー文庫よりも目に優しい大きな文字で書かれていて良かったし、
行間が広くて想像力を膨らませられて、とても面白かった気がしたもの。

350:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 09:54:09 R36iz4sP
このスレがある限り、どんな核地雷を踏もうが前向きに生きていける気がするw

351:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 10:24:57 ZcWZVMK9
このスレを参照に、マキゾエを友人に買わせてみた。
反応が楽しみだ。

352:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 10:36:21 PGpr1FTC
というか有る意味、このスレのせいで買って地雷じゃない作品こそが地雷という矛盾

353:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 12:27:36 dFDXWPBX
中途半端が一番扱いに困るよな

354:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 13:27:58 bYTAP2Tq
>>富士見ファンタジアの某作品なんて、スニーカー文庫よりも目に優しい大きな文字で書かれていて良かったし、
>>行間が広くて想像力を膨らませられて、とても面白かった気がしたもの。

う、うまいねキミ。

355:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 13:42:52 bSFcbfBC
『RE:凪野アオイ 超高速機動粒子炉船 春一番』
著:原口美奈子 イラスト:AKIRA / ファミ通文庫

本作は40路の新人作家、原口美奈子の堂々たるデビュー作である。
戦争継続を目的に、勝ちすぎず負けすぎない出来レースで人命が浪費される世界。
本作の特徴は40歳とも思えない、作者の斬新なSF的世界観にある。

超高速機動粒子炉船と呼ばれる、物語の主舞台ともなる艦艇は
僅か3人で運用を為されている自動化の進んだ艦である。
駆逐艦並みの快速性と戦艦並みの主砲。プラスチック並みの装甲。
そして大浴場。海軍といえばカレー。艦載戦闘機。
あらゆる男のロマンがここにある。

宇宙を飛び交う数千数万の戦闘機に乗り込むのは、数百年前に存在した
一人の天才パイロットのクローン達。
敵も味方も全く同じ遺伝子を延々コピーする様は遺伝子優位論に万歳と10回叫びたい。
人の努力など全く及ばない、生粋の天才だけが宇宙を駆ける様は読者を否応なしに陶酔へ誘う。

また、後書きで作者も絶賛するAKIRA氏の軍服デザインも特筆すべきものである。
ゴージラインや袖口にふんだんに飾り紐をあしらった奇抜なデザインは、
整備士を死の世界に誘ってやまない事は素人目にも明らかだ。
あえてそのようなデザインを採用する裏には、人命を軽視する戦争への
警鐘が多分に含まれているに違いない。

絶妙のコンビネーションを見せる原口氏とAKIRA氏。
この2人には決して歩調を乱すことなく常に共にあってほしいと切に願うものである。

356:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 15:27:43 NQ6OfqLs
>プラスチック並みの装甲
当たったら即死?

乙です

357:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 18:20:14 A3LevCAw
このスレって褒めればなんでもいいの?
特に注意もなくネタバレ的なこと書いても褒めてればありなの?

358:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 18:37:05 bBJJIFlA
俺はあんまりネタバレはしないつもりで考えてるけど、
それを読んだ人が読みたいと思うかどうかが重要だと思われ。

359:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 19:18:46 VAOL5Zcw
>>357
>>1 参照されたし

360:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 19:27:55 PGpr1FTC
しても特に問題はないが、
巧妙にネタバレせず、嘘もつかずに褒めちぎることが理想かもなw

361:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 19:29:33 12IxIgLB
ネタバレされたからって腹も立たない、むしろ読まずに結末知れてラッキー!くらいに
思える小説をチョイスするのが吉。

362:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 20:32:55 60VqYAmW
「シャンク!!ザ・ロードストーリー」 秋田禎信 スニーカー文庫

命がけのツンデレがここにある。
本作は秘儀盗賊の主人公が呪いで猫になった魔女を相棒とし
不死の魔法を求める冒険活劇である。
一見すると普通のライトノベルに思える。しかし、注意深い読者は気づくであろう。
これが極上のツンデレ小説であると。

この作品の魔女は他人を気にかけてはならず、他人のために力を使ってもいけないという
掟がある。ヒロインが猫の姿になっているのも他人のために魔法を使ったからなのだ。

はぐれてしまった主人公をうっかり心配し激痛に襲われたり、死んでしまった主人公を
生き返らせ手駒が必要だったからと自分に言い聞かせるものの死にかけるヒロイン。
そう、これは主人公に想いを寄せつつもデレると死んでしまうためツンでいるしかない
ツンデレに設定で説得力を持たせた小説なのである。 

新たな絵師に惑わされずレジに進め。猫耳ボクッ娘ツンデレ魔法少女が待っている。

363:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 21:33:21 6J1CEOwi
>>362
ちょっと買ってくるわ。


364:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 21:59:12 WImcQpNh
>362
また厄介なものを薦めてるなw


「お留守バンシー」小河正岳 電撃文庫

猫も杓子もメイドな世の中、吸血鬼の城にメイドを置くにはどうするか。
そこで嘆き女をメイドにすればイイではないか、というのが本作品の趣旨。
吸血鬼の執事・主婦・秘書を兼ねる万能メイドの彼女は、
主人公としてやや問題があると感じられるかもしれない。
だが彼女の足を引っ張るために存在するデュラハン(役立たず)、
サキュバス(貞淑)、ガーゴイル(ペンギン)、ゾンビ(案山子)は
主人公の能力をいかんなくそぎ落とし、
見事にジジイ勇者対メイドバンシーの対戦を実現させるのだ。
途中にロリ魔女らしい生物が見え隠れするようだが、アレのことは忘れてほしい。
実にしみじみとした佳作である。

365:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 22:17:16 kh2+7Rwz
このスレで絶賛されていたマキゾエ踏んだぞ。

きっちり地雷でした本当にありがとうございました。

366:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 22:34:35 m/2un1CZ
>>364
吸血鬼以外には考えられないが、御主人様の種族は一応不明。

367:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 23:12:13 mdZrEPLz
>>362
ひどく読みたくなった件

368:イラストに騙された名無しさん
06/02/24 23:29:02 +zKZjRNc
>>363
>>367

よーし、いいか? いいな? 一度しか言わないぞ?

>ヒロインが猫の姿
>猫耳ボクッ娘ツンデレ魔法少女

ここらへんをよーく読んでから
作者がかつてヒュキオエラ王子というものを創り出した秋田禎信だということを思い出せ。

まあ萌えるんだけどな、ブリアン。金髪だし。


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