06/04/19 03:15:36 eq+Xbjeo
Add(仁木健)
正しくは、椋本夏夜&伸童舎の作品である。
装丁とイラストのために文章が挟まっている。
だがやはり物語について述べなければいけないだろう。
ライトノベルとしては王道的な、それ故に魅力的な設定を元に、
作者の独自色があまりにも強く出る文章とストーリーは、
絵と装丁デザインの良さを存分に引き出す。
魅力的なキャラ、混迷した世界を表すかのような寒すぎる主人公の台詞、
そのどれもが文章が刺身で言うところのツマであることを印象づけてくれる。
読み終えたとき、その内の幾人かはこう思っただろう。
金返さなくていいから、作者だけ変えてくれ、と。