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『神種 ―シェンシード― 』 渡辺仙州 GA文庫
学園のアイドルでもあるツンデレな女の子が評するに、主人公の性格は「正義の味方」。
そんな彼が路地の奥でバラバラの死体を見つけた所から物語の歯車は異音を奏で始めます。
そして繰り返される正体不明の犯人による殺人。主人公と急に仲良くなり始めたカレー好き(かどうかは知らないが)の友人。
平凡な家庭から移り住むことになった古びた洋館。そこで再開する幼い日の思い出の少女。
そして同時に物語へと絡みだす過去の記憶。友人と遊びつつも見上げた屋敷の窓から見えた、あの日の少女の無表情な顔。
その彼女がかつていつも彼を見下ろしていた二階の場所。開かずの間となった今はいない当主の部屋。
閉じ込められた地下室。部屋一面に書き殴られた怨嗟の文字。
やがて明かされる事件の犯人は―
懐かしくも心躍る同人界の夜明けのラッパがGenerationを超えてラノベ界に鳴り響く。
「兄さんのことが好きなんです。この世でいちばん愛しています」
ボクらが待っていた「すべて込み」の新伝奇ムーブメント、ここに開幕。