06/02/12 17:38:39 o6AwNEQ7
「やあボブ、どうしたんだい、そんな浮かない顔をして」
「ああ、聞いてくれよジョー。表紙買したラノベが予想外に詰まらなくてさ」
「なるほど、ラノベ読みなら一度は通る道だね」
「何かいい回避策ってないのかなあ?」
「つまり事前に面白い作品を知っておきたいと、そういう事だね?
OKOK。そんな君にお勧めなのが今回紹介するこれ『とある魔術の禁書目録』だ!」
「ワァオ、なんだかタイトルからして不可思議感が漂っているね!」
「先ずはこの作品の世界観の大きさからだ。超能力や魔術によるバトルものっていうのは
良くあるけれど、この作品ではその両方が同時存在している。何ともスケールの大きい
話だとは思わないかい?」
「凄い、主人公のどうでもいい心理描写だけがグダグダ続くような、セカイ系みたいな作
品とは一線を画すね。でもそれだと設定が多くて話がややこしくなったりするんじゃな
いのかい?」
「おっと、それは浅はかな考えだよボブ。ここで登場するのが主人公の能力『幻想殺し』
さ。―超能力だろうが魔術だろうが、それが異能の力であれば神様のシステムですら
打ち消す事が出来る能力―どうだい、わかりやすいだろう?」
「シンプルだね! でもその能力って最強なんじゃ?」
「おっと、またまた浅はかだよボブ。主人公のこの能力は、右手、しかも手首あたりまで
しか効果範囲がないんだ」
「考えられてるね! 最強主人公にうんざりしている僕にはおあつらえ向きだよ」
「そうだろう? 主人公はその制限をもろともせず、右手以外は普通の人間と変わらない
体にもかかわらず、もちまえの正義感と熱血で並み居る強敵に挑むんだ」
「あ、熱い、熱い展開だよジョー! 今すぐ買いにいってくるよ!」