06/02/05 03:02:19 Rk1ceeMh
誰かわたしたちの田村くんを褒めちぎってくれないか?
たぶんこれアウトの人いると思うけど
…俺には文才が無いんだ orz
467:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 03:06:06 bYskoFc1
今手元になくて、内容とか割とうろ覚え状態でも書いてOK?
468:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 03:12:05 oUqahBch
>>467
それじゃダメじゃね?ファンの人たちに失礼かも。
まー、褒めるために好きじゃない作品をもう一度
じっくり読むのもアレだがw
469:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 03:13:05 3SIDsbEX
>>466は2chラ板大賞に喧嘩を売った
すまん、俺には書けんorz
470:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 03:14:48 xLPas7Dt
いじってみたい気はするけど俺の中じゃ名作なんで書く資格がないや。
471:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 03:17:00 bYskoFc1
>>467
分かった。内容については一切触れず、当時俺が思った事を+αで書くとしようw
472:その1
06/02/05 03:41:25 bYskoFc1
スーパーダッシュ文庫【イレギュラー 血まみれの女神】 著 狭山京輔
……不思議である。全く持って不可思議である。
ページを開き、文章に目を走らせ、そこに込められた意味を読み解く。
それは行動だったり、背景だったり、抽象だったり、実体だったりと実に様々だ。
しかし、一般的な教育を受け、ある程度の教養を得ていさえすれば大抵は脳が理解してくれる。
~に用が出来たので、~に行く。~が、~したので、~した。
つまりはそういう事だ。丁寧に文章を追っていけば、苦もなく行える単純な作業。
……だがおかしい。どういう事なのだろう。
「……あれ、こいつらなんでコッチにいるんだ?」
筆者はそう思ってしまった。
断じて、そのシーンは後に真相を明かす倒置法などではなく、順序立てて展開された然るべきシーンなのだ。
そんなシーンが幾度となく続く。自然とページを逆送させてしまう指。
詰まる所、筆者は完全に置いてけぼりを食らってしまったのだ。
……ここまで読むと、まるで作者や作品を批判しているようだがとんでもない。
筆者はこの作者を素晴らしいと思う。凄いと思う。
諸君らはオリンピックの100m走でブッチギリ優勝を決めた選手を非難するだろうか?
死角へ死角へと、蜘蛛のような歩法で敵を翻弄し打倒する遠野志貴を卑怯だと罵るだろうか?
473:その2
06/02/05 03:42:43 bYskoFc1
つまりはそういう事……悪いのは作者でも、この作品でもなく、彼についていけなかった筆者なのだ。
周りなど目もくれず、ただ自身の道をひた走る。そうして評価された人間がどれほど居た事か。
そして、評価された人間は評価した人間が居るのだ。
つまり、彼らと同種の人間。もしくは、ある一定の水準を越えた人間だ。
残念ながら、筆者はその人物足り得なかった。この作品を評価し尽せなかった。
だが、世には60億を超える人類が居る。この中には、きっと筆者とは違った評価を下せる誰かが居るはずだ。
……それはこの文章を見たアナタかもしれない。
人づてに、この内容を聞いたキミかもしれない。
さあ、手を伸ばそう。自分こそが、選ばれし人類であると信じて。
信じる心は力となる。その力が、きっと未だ見ぬ境地を数多の人類に晒してくれるはずなのだ。
最後に、この作品を描いた作者へと、筆者最大の賛辞を送ろう。
そう、彼こそ……現代のピカソなのだ
474:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 03:46:26 bYskoFc1
うっわ、改めてみると…………('A`)シニソウ
475:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 04:22:40 gk8MhBv3
>>460-462あたり
なつかしいな・・当時は地雷なんて概念を持ち合わせていなかったんだが
あの小説たち(FFII、イースI,II)はだめだった・・・
当時はスニーカーと富士見の本を見つけると買いあさってたから
そんな本もまぎれこんだりしたな。あとガンヘッドとかも
まあエロさがなければ捨ててたな
476:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 05:57:46 aNRvoUDM
…褒めちぎっていないではないか
477:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 06:20:11 gk8MhBv3
ガンヘッド 会川 昇
この作品は映画『ガンヘッド』のプレストーリーである
しかしこの作品の魅力は、そんなところにはない
美しい外見を保つために整形を繰り返し、主人公に軽く「整形の跡が見えてるぜ、気をつけな」
と言われる美しい女性や、主人公を挑発し体をはってまでうまく操ろうとする冷血美女など、
魅力的な女性陣の存在だ
特に後者に対して主人公は劣情を抱き襲いかかるのだが(注:カラーイラスト参照のこと)・・・
おっと、これ以上書くとこの作品の一番すばらしいところをばらしてしまうことになってしまう
とにかく彼女たちの存在なくして私はこの作品のことを覚えていることはなかっただろう
彼女たちの活躍の前にはガンヘッドという存在もアクションシーンもかすんでしまうかもしれない
478:477
06/02/05 06:43:58 gk8MhBv3
あ、ガンヘッドのプレストーリーではあるんだけど、300年ほど前の話なんでよろしく
(amazon書評より)
479:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 08:22:20 N9oFfUpM
みんながこんなにも飛火野耀を記憶していたことに感動を憶えた。
イースとかエメドラとか…オサーン多いな。
俺も青春の思い出として、何かを褒めちぎりたいところだ。
聖エルザとか魔群惑星とか神々の血脈とか異次元騎士カズマとか…。
まぁ、でもつまらなくはなかったな。とんでもなかったけど。
480:1/2
06/02/05 08:46:39 XXpsbMmE
「休日の朝からだらだらとライトノベルを読んだりラ板に入り浸っているみんな!
元気かなー? 今日も素敵すぎる作品をみんなに紹介するよ!」
「今日はこれだね、お姉さん。『オーバー・ザ・ホライズン 僕は猫と空を行く』」
「そう、それよコギ斗くん。エキサイト翻訳すると『地平線の上で』となるこの作品。
ワンピースの裾が魅惑的な表紙(URLリンク(www.dengekiya.com))が目印だね」
「ていうかなにこれ。 猫? 猫と言い張る気なの、この黒い物体。ヒゲもなくない?」
「中途半端に利いたデフォルメがなんとも愛らしいよね。
でもコギ斗くん、覚悟なさい。こんなのは始まりに過ぎないんだから。
えっと、内容は要約すると『いつか飛行機に乗ってやる』と夢に燃えながら
整備士として働く少年が、ミーツ・ガールして陰謀劇に巻き込まれる航空ロマンよ。
このまま映画にすることもできるくらいシンプルなストーリーで、ヒロインよりも可愛い
喋る猫イワノフくんが最高。あと物語の鍵となる幻の新鋭機まで言及すればもう話すことがないね」
481:2/2
06/02/05 08:47:28 XXpsbMmE
「お姉さん、なくなったら困るよ。誉めるポイントがないじゃないの」
「心配いらないって。コギ斗くん、ちょっとパラパラめくって見て?」
「んー……? ちょっ、おまっ、待てよお姉さん! 本気でなによ、これ!?」
「ね? あの表紙と見比べても絵師が同一人物なのか見紛うばかりの素晴らしい挿絵でしょう?
思わず『シルフィ・ナイト』の表紙絵詐欺を連想するけど、ちゃんと同じ人だし、
それにすぐそれどころじゃなくなるから安心しなさいな」
「いや、あの、亜空間から引っ張り出してきたようなオブジェがあるけど、まさかこれストーブ?」
「わたしたちの住む世界とは異なるワールドだってことを一目瞭然にしてくれるテクニックね」
「少し前に読んだ躍動感溢れるイラストの『シリアス・レイジ』よりも凄すぎて、
まじめなシーンでも笑わずにいられるかちょっと自信がないんスけど……」
「あのね、それはドキドキハラハラするシーンでも安心して寛げるようにって配慮なの。アンダスタン?」
「なるほどー、確かにこれなら緊迫感という名のストレスを覚えることなく読めるねー」
「コギ斗くんみたいに無意識で感想が棒読みになる威力、正に感覚をオーバーするホライズン。
『スカイワード』や『僕はイーグル』の続きが出ないことを嘆いているあなたも体験してみてはいかが?」
「ついでに猫好きにもオススメだね! いやマジで」
482:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 09:56:37 sddSg5ov
>いや、あの、亜空間から引っ張り出してきたようなオブジェがあるけど、まさかこれストーブ?
マジで見てみたい・・・
483:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 10:20:39 dvxJDflT
聖エルザは細々とスレが続いてるのに驚いた
484:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 10:25:49 TVhbOJHF
>>480-481
うおーん。めっちゃ興味をそそられる。
485:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 11:03:46 1vNkQWPs
いやこれ表紙も十分キテるぞ……。
女の子がガウォークみたいに見える。
486:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 13:07:08 yXkOOZB7
ああ、ヒゲはないのに眉毛はある不思議猫か。
因みに、カラー口絵のヒロインはすばらしく斬新な体型してるぞ。
487:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 13:11:29 bYskoFc1
>>476
うおー、済まない_| ̄|○
ほら、夜中で眠かったから……って言い訳したくても、酒入ってる状態でも
良いの書いてる人居るから出来ないぜ……。
アレだ、こういうのを地雷って言うんですよ……みたいな感じでヒトツ……。
488:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 13:24:32 TVhbOJHF
>>486
ホントやね。「腰」が無い
489:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 14:03:12 tPuiOGYm
『僕らA.I』 川上亮 富士見ミステリー文庫
主人公の亮は祖父が肺ガンで死亡した後、祖母の頼みを聞いて2人で恐山に出かけるのだ。
これが本編のストーリーである。
旅先で思い出される入院中の祖父のこと。
仙台にて楽しそうな祖母の描写。
そして、恐山・・・・。
家族とは何かを痛烈に問いかけるこの話は涙無しでは読みすすめられない。
これだけの話をわずか12ページに凝縮した作者の卓越した技法に感嘆するしかない。
この話を読む前に前説というか前書きにおいて『妹が「父さま!」と言って胸に飛び込んできたり、
姉が下着姿でベッドにもぐりこんできたり』という脳が溶けるような話を読まなければならない。
前書きは退屈かもしれないが、家族をテーマにした240ページにおける前振りをすることにより
12ページの本編がより感動出来るのである。
また「事実は小説より奇なり」という格言を実証するかべく
事実を元にした本編が空想小説である前書きを凌駕していくところが秀逸だ。
まさしく計算されつくした構成といえるのではないだろうか。
ここで私は気づいた。この構成はミステリーに通ずるものがある。
だから、富士見ミステリー文庫から出たのかと。
富士見ミステリー文庫の真髄が濃縮されたかのような
前説240P,本編12Pの問題作を読んで涙して下さい。
387ですが、前回短くてネタとして分かりづらいのでリベンジ。
解説すると凡作の本編に対して後書きが神だったのを皮肉るというネタですのであしからず。
490:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 14:18:33 GyhlnjNs
佐藤ケイのLAST KISSの褒めちぎりやってみたかった……。
でも手元にない。
491:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 14:27:38 eNRMJYQm
誰か、マキゾエホリック頼む・・・
未熟な俺には褒めちぎれない
492:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 14:32:14 Jd09qNFF
ずっと上のほうにリクが出ていたので書いてみる。
【シャープ・エッジ 著・坂入慎一/電撃文庫】
これほどまでに安心して読めるラノベを私は他に知らない。
つまるところ、ナイフ主人公の少女と魔女を巡る戦いの話であるが、その戦闘についてはまさに圧巻。
中ボスクラスの敵だろうと即殺。 さらに多勢の敵に自宅を狙われても瞬殺。
ラスボス戦においては若干の傷を負うが、それでも最後まで敵を圧倒し続ける姿には一種の頼もしさすら沸くことであろう。
つまるところ、『まさに主人公の独壇場』という言葉が相応しい。
また、電波系ロリっ娘魔女も端々に登場し、ストーリーにおける微妙な謎や伏線の提起を残していってくれるため、
戦闘シーンばかりで主人公らへ感情移入しにくくとも、それすらも忘れさせてくれるのだ。
単純な戦闘かつ、無駄な不安感の無いセガール映画的爽快感を得たい人にはもってこいの一冊。
493:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 14:50:28 8QqLNyr4
誰か、タイラーを褒めちぎってくれ。
古本屋に無料で引き取られたから手元に残ってないよ。
494:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 18:10:45 4tnZ5MAc
名探偵に薔薇を?
495:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 18:21:42 y3KIZUcK
懐かしいな
小人地獄って言う架空の毒の特性をめいっぱい活用したトリックだった。
496:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 18:24:26 4tnZ5MAc
あれはライトノベルなんだなやっぱw
497:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 18:33:08 bElYdZpS
名探偵に薔薇をは幼心に震え上がった気がするが…地雷か
498:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 18:34:00 bElYdZpS
すまん あげてしまった
499:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 18:54:28 y3KIZUcK
前編はよしとする。後編は地雷。
500:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 19:51:01 p48tskcD
『ラグナロクオンライン 旅立ちのアコライト』貝花大介 ファミ通文庫
人気オンラインゲーム「ラグナロクオンライン」のノベライズである。
筆者である貝花大介は既に「月姫」「妖精伝承」などのノベライズも手がけており、
安心して購入することが出来るだろう。
さて、肝心の内容の方になるが、元となったゲームにはストーリーというものが存在
しない。当然ながら、内容は作者のオリジナルストーリーと云うことになる。
その内容は、まさにゲームを抜き出したかのようである。
キャラクターを操作するプレイヤー全てが主役である原作に相応しく、多くのキャラ
クターが登場し活躍する。レベルがまだ低い主人公達の活躍があまり画かれないのは、
全ての登場人物が主役であることを如実に表現しているのだ。
原作に於ける、高レベルプレイヤーと初心者層の格差を真摯に捉えた意欲作と言えよう。
なおイラストレーターには公式絵氏であるMONSTER GOGO氏を採用しており、原作ゲーム
プレイヤーがついつい買ってしまうのも恐ろしいところである。しかし私は敢えて、こ
の小説の肝は文の方にあると声を大にして述べたい。
501:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 19:55:08 N70SMW+z
そ ろ そ ろ 本 命 行 こ う か ?
つ【灼眼のシャナ】
502:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:11:00 3SIDsbEX
>>501
落ち着け。まだ早い。傷は浅いぞ
503:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:16:24 Os/9Nr5b
>>501
巻数も多いし、方々でよく名を聞くんで手を出そうと思ってたんだが・・・
地雷か?地雷なのか!?
504:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:18:32 +h6iT+o4
(´-`).。oO(灼眼のシャナってここで取り上げられるようなものだったのか......)
(´-`).。oO(iTMSスレで奨められてアニメ未見で曲は買っちまったが........)
505:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:19:47 rbYKX0UC
>>503
つ 人それぞれ
506:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:23:26 MkQPpML7
富士見ミステリー文庫『フォルクローロの記憶 あの空に届いた約束』by伊藤馨太郎
これも結構……
古い作品だけど
507:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:26:26 285+aMRu
次スレが建ったあかつきには
テンプレにあ(ryを明記しておくべきか
508:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:26:44 VwfyKKMS
>>501
いってくれ
509:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:31:35 MkQPpML7
『シャナ』もイイが『A/Bエクストリーム』も捨てがたい
510:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:32:19 3SIDsbEX
>>507
その際はどうか俺が苦労して作ったAAを使ってくれ
511:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:32:44 4tnZ5MAc
シャープエッジは淡白な文体にも触れてほしかったw
512:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:33:01 fJJVJWr9
じゃあ俺古事記
513:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:39:45 fs7qoC4y
『涼宮ハルヒの陰謀』谷川流 角川スニーカー文庫
涼宮ハルヒシリーズの現時点での最新刊である。
この小説の本文は前半と後半の2パートから構成されている。
間に劇中劇として、主人公がプレイするギャルゲーのお使いイベントが300ページにも渡って
淡々と描写されるが、ギャルゲー好きでなければ飛ばしても一向に構わない。
前半の内容は、要約すれば「俺の長門」の一言に尽きる。もっとも、そんなことを言っておきながら
その後のギャルゲーの中ではずいぶんあんまりな扱いをするのだが、まあゲーム中のことなので
あまり目くじらを立てても仕方あるまい。
後半部分では表題どおりハルヒによる陰謀(というにはあまりにもかわいらしい小さな企みなのだが)
が用意されている。
精神をリフレッシュさせるには2種類の方法がある。
一つは精神の活性化であり、もう一つは精神の休息である。
スポーツなどでストレスを解消させるのが前者であり、リゾート地などに赴き頭を空っぽにして
休めるのが後者に当たる。
思うにライトノベルとは、この双方どちらかを満たすように書かれているのではないだろうか。
精神の減退を感じたときにはアクションやミステリなどを読んで頭を活発に働かせ、疲れたとき
には罪も毒もない話を読んで心を休める。
そして精神を回復し、また明日の日常へと回帰することが出来るのだ。
『涼宮ハルヒの陰謀』には南国の趣きがある。この小説を読んだとき、あなたは沖縄で感じたもの
にも似た、ほどよい精神の弛緩を感じるだろう。
そこには「何もない」があるのだ。
514:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:57:29 kmtbAWS1
メガネ外したまま流し読みしたら、あまり字が読めないし眼が滑るよな
いま流し読みしてたらこんな文章に見えた
涼宮ハルヒの陰毛………『俺の肛門』………ギャルゲー
……涼宮ハルヒによる陰毛(というにはあまりにもかわいらしい小さな…
…精神の……ストレスを解消……
515:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 20:58:47 A/UYnjlr
悪m・・・特攻野郎共
2/10前後の地r・・・メイ作候補リストを作ってきたぜ
抜けてるのあるかもしれないが、そこは本屋でフィーリングに任せろ!
富士見ミステリー文庫
「SHI-NO ―シノ―黒き魂の少女」 著:上月雨音/イラスト:東条さかな
「かりん 増血記 恥じらいダイアリー(1)」 著:甲斐透/原作・イラスト:影崎由那
「遠く6マイルの彼女」 著:ヤマグチノボル/イラスト:松本規之
「らぶとラブる!? 恋愛ジャンクション」 著:早見裕司/イラスト:桐野霞
電撃文庫
"新" 「お留守バンシー」 著:小河正岳/イラスト:戸部 淑
"新" 「哀しみキメラ」 著:来楽 零/イラスト:柳原 澪
"新" 「狼と香辛料」 著:支倉凍砂/イラスト:文倉 十
"新" 「火目の巫女」 著:杉井 光/イラスト:かわぎしけいたろう
「灼眼のシャナXII」 著:高橋弥七郎/イラスト:いとうのいぢ
「半分の月がのぼる空6 life goes on」 著:橋本 紡/イラスト:山本ケイジ
「キーリVIII 死者たちは荒野に永眠(ねむ)る(上)」 著:壁井ユカコ/イラスト:田上俊介
「アスラクライン(3) やまいはきから」 著:三雲岳斗/イラスト:和狸ナオ
「麒麟は一途に恋をする5」 著:志村一矢/イラスト:椎名 優
「F エフII」 著:坂入慎一/イラスト:凪良(nagi)
「座敷童にできるコト(4)」 著:七飯宏隆/イラスト:池田陽介
「想いはいつも線香花火(3)」 著:一色銀河/イラスト:ゆい
「奇蹟の表現III 竜<ドラゴン>」 著:結城充考/イラスト:KEI
「ぼくと魔女式アポカリプス」 著:水瀬葉月/イラスト:藤原々々
"新"てついてるのは電撃大賞からの作品
信じられるか?わずか数日後には褒めちぎれそうなモノがこんなにあるんだぜ?
ラノベでwktkするのなんて久しぶりだぜ・・・昔とは理由が違うけどな!
516:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:00:14 qsqvYZtO
おいおい。全部地雷候補なのかよ。
517:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:02:10 qDlEPU4T
ただ単に新作全部上げられても面白くも何ともないわけで
518:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:02:50 OOxS1C80
しかしある程度以上の内容の作品は人によっては賛否両論になるんじゃいの?ここで扱うのは自他ともに認める糞作品をほめちぎるスレではないの?
519:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:04:18 GyhlnjNs
>>515
主観満載の未読地雷リストじゃなく、
実際に読んで地雷だと思った奴について「褒めちぎった」ネタを披露してくれ。
ここは地雷だと言って叩くスレじゃないんだ。
520:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:05:22 22aJqJt2
【灼眼のシャナ】著:高橋弥七郎 イラスト:いとうのいじ
面白いのに何故か売れないA/B。
そんな作者の新シリーズってかこっちがメインに。
大筋をたどればヘタレ主人公がロリツンデレのヒロインに助けられ…
というよくある話だ。
構成力の高さは素晴らしく、10巻に関してはラ板ランキング3位というだけに
最高のエンターテイメント小説と断言しても構わない。
しかし、何故だか批判も多いのだ。
ここは、発売日三日前から本屋を回ってゲットしている私が
褒めちぎってやるしかないようである。
もっとも多い批判は、「戦闘シーンがわからん」というものである。
独特の回りくどい記述でコアなファンの心をしっかりキャッチしたA/B。
そのせいで、アクション描写の分かりにくさは他に類をみない。
分かりやすさを目指したというシャナでも
作者の嗜好の残滓を読み取ることが出来る。
具体例を挙げることは控える。が、
本を片手に実際に動いてみて始めて分かる
華麗なる剣捌きの描写などがその典型であろう。
また、最初ほとんど技を使えなかったヒロインの
恐るべき成長速度も目に余る。
記述等から、最低二年ほどは戦闘を繰り返してきたはずのヒロインであるが
主人公と一緒にいる、ただそれだけで数多の技を編み出すその底知れない
潜在能力は、ご都合主義と評してしまえばそれまでだが
熱い展開により勢いをつけるものとして
読者をより一層作品世界へと吸い込むのだ。たぶん。
521:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:05:59 22aJqJt2
また、流し読みをしている人に多いようだが、設定が分かりにくい、という批判も根強い。
フレイムヘイズ、存在の力等の独自設定や、武士の名乗りのように長い
登場人物の前口上。(天壌の劫火、アラストールのフレイムヘイズ。炎髪灼眼の打ち手、名前はシャナ)
この手の人物が10人以上登場するとなれば、混乱すること間違いない。
また、このシリーズは、三角関係みてニヤニヤという、私のように歪んだ読みも出来る。
吉田さん、という女の子とヒロインのSF(成長しないふくらみ)少女シャナが
拙い言葉でののしりあい、競い合う図は、多くのロリ嗜好人間を生み出したであろう。
そのせいで、バトルと日常のバランスが崩れ、9巻のメイドさんに
感情移入できない、という事態まで引き起こすのである。
そして、もっとも許せないのは、誤字脱字の多さである。
2~3ヶ月に一冊のハイペース刊行のため、メインキャラの名前を間違えるという致命的ミスを犯し
多くの読者を白けさせたのは記憶に新しい。
これら多くの欠点をカバーしているものが二つある。
それは挿絵ののいじ氏とSFである。
特に、短編集である0巻においては、多くのファンに
「も、もうちょっとでいいから左側を……」と言わせるほどの
ハイクオリティなカラーの口絵(皮肉ではなく)。
そして何より、現代においては幻の、
高校生にして肉体年齢12歳ぐらい、つるぺたかつツンデレ
という極上の設定が、イラストとの相乗効果によってあなたを廃人にする日も近い。
まあ俺はシャナ好きなんだが、最近の間延び具合とアニメの微妙さに嫌気がさして書いた。
イラスト買い推奨。ロリ嗜好推奨。回りくどい文章中毒者推奨。
設定好き推奨。みてるほうが恥ずかしい恋愛嗜好者推奨。
522:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:09:56 vm3uczaq
>>520-521
スレタイ嫁
523:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:12:32 OOxS1C80
アニメの微妙さとか板違いもいいとこだろ。原作関係ねーし
524:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:13:47 GyhlnjNs
どう見ても誉めてなく叩きです。
本当にありが……たくないや。
525:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:15:24 OOxS1C80
こいつは褒めるふりしてただ叩いてるだけだろ。
526:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:15:31 CO5rEsAc
もっとオブラートに包もうぜ
527:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:41:10 JMdcPq59
こんたに長文書いてる皆が頭良さそうに見える
528:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 21:46:48 refiAxwP
灼眼のシャナ(高橋弥七郎)
鳴かず飛ばずのA/Bエクストリームを打ちk、……中断し、
エロg、……巷で大人気の絵師を導入した学園ラブコメアクション伝綺小説である。
この作品の肝は、巻によってまるっきり作品のカラーが違うように見せて、
その実すべての根底に『弥七郎節』が存在するところだろう。
最初の内はアクションバトルが中心だったが、
徐々に一人の男を二人の女が奪い合うラブコメにシフトしていった。
そして、番外編は溢れるほどの弥七アクションで構成されている。
だが、毛色の違うその全てがバカ売れなのである。アニメ化されるほどに。
特に番外編は、ラブコメの本編以上に面白いと某所で絶賛されるほどだ。
風の聖痕の熱さ、まぶらほのイラスト人気の双方を兼ね備えた傑作、灼眼のシャナ。
惜しむらくは、あとがきの面白さが同文庫の長谷川氏に及ばぬことであろうか。
529:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 22:05:07 CNMeHlny
>惜しむらくは、あとがきの面白さが同文庫の長谷川氏に及ばぬことであろうか。
おいw
530:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 22:06:40 A/UYnjlr
>>516
何が言いたいかは解る、ただこれだけは言わせて
読んだこと無いキーリ以外は今月の電撃新刊のシリーズ物は絶対新品で買う気無い
>>517
そいつは悪かった、数日後に面白い事多分してやれるから
今日は喪前様が面白い事してくれよ
>>518
地雷と叩いてはいないわけで、517が言ってる通りただの新刊リスト、言いたい事はわかるがな
ところで、他人に批判レスばかりつけている喪前様のネタはいつ出来ますか?
読んだこと無いし、出来れば佐藤ケイのLAST KISSの褒めちぎり希望
地r・・・メイ作として心に残っている部分だけで良いですから、お願いしますよ
531:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 22:06:50 3SIDsbEX
>風の聖痕の熱さ、まぶらほのイラスト人気の双方を兼ね備えた傑作、灼眼のシャナ。
ワロタw
532:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 22:10:06 A/UYnjlr
失礼、518じゃなくて
>>519
だ
533:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 22:10:15 285+aMRu
>>523-525
過去ログ読んで来い
534:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 22:10:16 OOxS1C80
あの後に中々いいのがきたな
535:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 22:11:51 g2qQmroq
無責任男は普通に面白いと思う、問題はリメイクの真だろう
そういうわけで
「真・無責任シリーズ」 吉岡平 ファミ通文庫
あの名作と言われた宇宙一の無責任男シリーズのリメイク作である
あまりにも詰め込みしすぎ、荒削りたと反省した作者が今持てる技術で書き直したのがこの作品である
呼んだ人が口々に言うのは
「(内容が)薄くなって、色々(変なところ)増えてる」
である、私に言わせてもらうと
「最初から濃縮してあった濃い目のジュースを飲みやすく(水で薄めて)、今風に(適当に、怪しく)味付けしてみました」
といった感じである
実際に読み比べてみればよくわかるだろう、初期の頃の詰め込みすぎて混沌とした文章が整然とされ、増えた空白と、怪しい味付けによって面影の無いほどに変容したキャラクターが文章の中で暴れまわっている(生粋の軍人だったはずのクライバーンが借金取りになり、理想
の艦長と総舵手の関係が、今話題の801になって居るのも見逃せない、他のキャラクターも今風に、面影が無いほど変わっている、全て説明したいところだが、長くなるのでここでは割愛)
そして、問題の内容の薄さだが、なんと初期シリーズで一巻に詰め込んであった内容をすべて書くのに6巻かかったのだ、初期の無責任男シリーズがどれだけ詰め込んだ、濃い内容であったのがお分かりだろう
このことにより、勢いがあり、短い時間で一気に読めると言う作者の作品の特徴に一段と磨きがかかっている、読むときには、出来ることなら6冊用意して一気に読むことをお勧めする。
いきなり6冊も出されても困ると嘆きになるかもしれないが、安心してほしい、引き込まれてしまえば6冊などあっけないほどに読み終えてしまうだろうから・・・
536:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 22:29:23 mTVxeVtE
URLリンク(www5f.biglobe.ne.jp)
つまらない小説
537:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 22:41:31 Jd09qNFF
>>536
私怨かよ、と思ったが凄いなこれは。代名詞に注訳ついた小説とかはじめて見たw
でもまぁ趣味のネット小説だし、俺も確かに面白いとは感じないけど
これはこれで構わないかと。
538:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 22:46:16 0KlarB63
リニューアル版で、「内容が薄くなって、色々変なところ増えてる」と批判が寄せられることもありますが、
現時点で自分にとって最高の表現を見せることも、小説家として真摯な一つの姿ではないでしょうか。
539:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 22:55:37 kM436gm6
>>537
私怨だと思う。
そこ、掲示板に粘着嵐がずっと常駐してて
掲示板変更を何度掛けても繰り返すから、最後はアク禁されてたし。
540:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 23:18:01 3SIDsbEX
>>536の小説が意外と面白い件について
ネット小説は結構読むほうだから言うけど、これよりひどいのなんて星の数より多いね
541:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 23:39:59 SdM/1BZt
展開がタルいというアマ特有の業病はあるけどね。
このタルい描写こそが作者の書きたかった部分だろうし。
542:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 23:49:28 1WsKCZYZ
>>540
いや、ネット小説は非道くないのを見つけるほうが・・・
ネットの素人小説読み出してから、ようやくプロの腕ってのが理解出来たよ
543:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 23:52:33 fWWwxykE
素人でもちゃんと最後まで書ききれるならたいした物だ。
とか思っちゃう駄目な俺。
544:イラストに騙された名無しさん
06/02/05 23:58:43 +aHJyDAE
>543
いや、それは解らんでもないw
545:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 00:01:41 jY9IyEfn
途中で飽きて新シリーズ始めるんじゃねぇ、とはよく思う
546:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 00:07:35 luTOOgOl
あるあるwww
途中で終わられるとオチがつかないから最悪だよな
547:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 00:10:54 mdR5DSpH
本題に帰ろうぜ。
548:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 00:35:33 W4SbIhko
というか、褒めちぎらない連中はここらに行ってくれ。
なんでこのライトノベルが人気あるの?その8
スレリンク(magazin板)
ライトノベルの面白さが理解出来ない
スレリンク(magazin板)
つまらなかったライトノベル 6冊目
スレリンク(magazin板)
どうしてライトノベルは差別されるのか?総合 part2
スレリンク(magazin板)
ライトノベル作家はアマの域からでれてない。
スレリンク(magazin板)
途中で読むのを止めた長編作品
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打ち切られるラノベを追悼するスレ
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売れなくなったライトノベル書きって・・・
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落ち目だしそろそろ消えちゃうだろうなと思う作家
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精神的、経済的損失を恐れるあまり買えなかった本
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ラノベ板住人なら、糞ラノベは焼却するだろ!!
スレリンク(magazin板)
ライトノベル~僕・私のやって欲しくない事BEST3~
スレリンク(magazin板)
ラノベは屑です。
スレリンク(magazin板)
549:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 01:00:09 1+3k8sES
ネット小説か。
錬金術師ゲンドウでも褒めちぎってみるかな。
550:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 01:03:10 MLBeKu1N
ネタスレなんだからネタを投下しようぜ。
とはいっても最近忙しくて本を読む時間が無い。
誰かかわりにテスト受けてくれないかなあ……。
551:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 01:17:14 92Regg92
このスレが過疎るのは幸せなことと思え
552:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 02:32:14 MBVQFlhQ
俺最近ようやく自分の事が「冗談が通じないやつ」だと気付いたんだけど
このスレ見てるとみんな優しいなー^^とか思っちゃう。
素直な視点で見るとみんなすげー大人じゃね?
あれ?「みんなすげー大人」って評価は素直じゃないのかな。
ところで月と貴女に花束をはマダー?
(最初は普通に違和感なく読めてたので是非「褒めちぎって」もらいたい)
553:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 02:46:11 5UjNjkJV
URLリンク(yuuki812.hp.infoseek.co.jp)
スレ違いどころか、板違いで本当に……本当に申し訳ないんだが……
誰かエロゲの銀色やった事のある人で、いや、やった事のない人でも良いから
このSSを褒めちぎってみせてくれ。
……マジ本当に、心の底からお願いします。
俺にはどう足掻いても無理だった……。
554:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 02:53:49 KgzQ8CmD
>>552
>>176を参照してくれ
俺は、近い将来訪れるであろう破滅を予想させつつも懸命にがんばる
主人公たちの行動にひきこまれたよ、「月と~」は
実は最後まで読んでないんだけど、きっと悲劇的な結末を迎えつつも
心温まるエピソードで最後を締めるんだろうな、と思ってる
いつか、最後まで全部読みたいと思ってるよ
555:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 03:04:20 MBVQFlhQ
>>554
おお、見逃してた。ありがとう。
>>176
なんだか温かい気持ちになれたよ。
ネタをネタと(ryって言われちゃうかな…。
でもね、きちんと読み終わらないまま、「~remains」や、
あまつさえ「麒麟は一途に恋をする」まで揃えちゃった俺としては、
なんだか救われたような、自分を認めてもらえたような、そんな気持ちになれたんだ。
このスレの住人はきっと皮肉や地雷を踏んでしまった自分への自虐で書いてる人が殆どだと思うけど
自分の好きな(好きだった)作品が「褒めちぎられてる」のを見て、素直に嬉しいよ、俺は。
そこにどんな裏の意図があったとしても、いいんだと思うよ。それが嘘偽りない評価なんだから。
これからもこのスレには期待してる。
556:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 03:06:05 QrrISRKo
>>553
板違いだとわかってんなら書くんじゃねーよ、ボケ。
557:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 03:59:15 7gWWVhQK
ものすごい勢いでレスがついてるみたいだから
しばらくぶりにのぞいてみたが、かなりクオリティ落ちてきてるな。
ケチつけたいだけなら他スレに行けと言いたい。
558:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 04:27:10 LPYMQhyD
これまでのペースでネタが量産されてきたのが異常だったんだよ。
ラ板らしくマターリいこうぜ。
新刊の時期になりゃそれなりに賑わうだろうし。
559:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 05:02:17 0GGQUyzI
やはり,攻撃天使で沸いたにもかかわらず未だに祭り上げられない天華無敵は,
かなり偉大なのかもしれない。
というわけで,どなたかよろしく。
560:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 07:14:16 Md3Co4W/
とりあえず突っ込み入れる時はまろやかにしようぜお前ら。カレーに入れた蜂蜜のごとく。
ところでインドではカレーにハチミツって入れるのか? いや心底どうでもいいな
561:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 08:25:03 X67rICWR
インドじゃなくてもカレーにはちみつは入れないと思うんだけど・・
562:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 08:37:28 wyPd7kw0
>>561
つハウスバーモントカレー
563:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 08:40:34 mdR5DSpH
雑談したいだけの人は雑談スレ行ってくれませんか?
●スレを立てるまでもない質問・疑問・雑談143●
スレリンク(magazin板)
564:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 08:48:09 wyPd7kw0
↑一晩中貼りついてるやつが率先してネタを出せよ。
565:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 12:27:18 x/u7Xvb1
個人的には、ネタスレとして2ちゃん内で消化するだけに留まらず、mixiのレビュー機能で存分に嫌みったらしいレビューをしてくれたら、と思う。
実際に漏れはやってるし。
566:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 13:49:16 almztz49
なにいってるんだ。ここは皆純粋な気持ちで褒めてるんだぜ?
嫌らしい気持ちはないぞ。わざわざミクシで言う必要なんてないと思うな。
(棒読み)
567:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 13:55:08 lphIXRg7
つか、このスレの外にある一般サイトで同じ事をしたら
そこにあるのは悪意だけだろうw
568:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 15:33:13 JempI8Ne
RE:凪野アオイ 超高速機動粒子炉船 春一番
著:原口美奈子 ファミ通文庫
このスレで1-2をあらそう人気作家、あとがき王長谷川へ果敢に挑んだ新人作家の物語である。
今やすっかり減ってしまったベタベタなスペオペで、着任から艦載機でのドッグファイト、艦隊決戦まであり、大盤振る舞いの展開だ。
その王道を行く展開で感動に打ちひしがれながら、あとがきをめくると
驚愕の事実が!
ちゃんと本編を噛みしめてからあとがきを読まないと、楽しみは半減する。
今すぐ買って読むべきだ。
さぁ、書店へ急げ!
569:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 17:29:25 onxVHltC
>>568
普通にPOPとして使えそうだw
570:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 18:46:07 Nex5JqJ2
>>519
そこをあえて未読ながら褒めちぎる。
「火目の巫女」 著:杉井 光
当スレにおいて作者の人間性は高く評価されている。
では、この作家はどのような人物か、少し光を当ててみよう。
URLリンク(makimo.to) (652参照)
要するに、卓上ゲーム板(及びTCG板、創作文芸板)でコテハンを名乗っている。
また、かの長谷川大先生がこの板で絶え間なく語り続けられる賛辞をお聞き下さったように、
とても、その……ふ、ふれんどりぃかもよ?
571:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 19:49:52 lGe+3+Mz
講談社ノベルスはやっぱ板違いだよなあ?
あのレーベルもかなり……。
572:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 19:55:56 E0WO1hd4
ネタになると思って、マキゾエホリックを買ってしまったんだ。
で、今第2章の半ばなんだが、
コイツはヤベェー!! 褒め讃えるポイントが多すぎるぜ!!
573:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 20:02:31 onxVHltC
>>570
むぅ・・・つまり
教育学者としての一面をも持ち
教育によって自らの理想世界の実現を目指して
食事の有効性に着目し日々実験に取り組まれておられる方なのですね
そればかりか研究のための貴重なアイディアをなんと無料で大手掲示板に
公示なさることで広く一般大衆がその成果を享受できるように配慮されて
いるのですね。アイディアこそが研究の命なのになんて心の広い方なのでしょうか!
このような人格者であり斬新なアイディア持つ御方の研究の集大成である処女作であり、
また独善を避け先人達の業績に敬意をはらうべくある先駆者の代表的な著作の
骨格をベースにした著作であることもタイトルで暗示なさっている。
これを期待せずにはいられるだろうか
ごめんなさい俺は持ってないんで明日買ってきますw
>>571
あ(ryなのでたぶん無問題
574:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 20:09:53 I71g3++K
>>570
つーか、梨娘の詳細キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!
575:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 20:12:13 KpDQ5pG8
鈴木鈴作品がまだ紹介されていないのは意外。
576:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 20:22:11 t4/tmYIx
このスレでほめられていたのでかのこんの2巻をかってしまいました。
今から読んでみます。
577:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 21:00:53 RNfcnuEI
「ネコの風景」 著:鈴木鈴 電撃HP Vol20掲載
今では電撃HP Vol20といえば「撲殺天使ドクロちゃん」
初掲載の本として知られていますが
もう一人ドクロちゃんが載っていたことを知っていますか?
それが鈴木鈴先生の「ネコの風景」のヒロイン ドクロちゃんこと
たけのみやつつじ(武乃宮躑躅)ちゃんです。
小柄で眼鏡をかけたつつじちゃんはいじわるなクラスメイトに
「タケノミヤドクロ ナニソレ ビジュアルバンドのボーカル?
今夜は俺の曲を聞いてくれ『ミッドナイトしゃれこうべ』」
などとからかわれては顔を赤くするのです。
こんなにかわいらしいつつじちゃんとちょっぴりいじわるな友達との
学校生活を読みたかったら
URLリンク(www.amazon.co.jp)
578:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 21:09:13 IN5Zw719
>572
少なくともオレには絶対ムリ。褒め称える所なんてなさすぎる。あれには一分の隙もない。
たった今読み終わった所だが脳が焦げてる。もうすぐ意識を失うだろう
579:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 21:22:02 GWuqKQoF
>>578
褒め讃える所がない…………
普通に面白いのかよorz
俺はてっきり、同レーベルのハルヒシリーズ、というより谷川流をインスパイヤリスペクツな作品だとばかり思ってたよ。
焦げる程に面白いのかぁ……ヽ(*´∀`)ノ買ってくる
580:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 21:28:41 P9FEk2kW
『シリアスレイジ』著:白川敏行 絵:やすゆき 電撃文庫
この物語を語る上で欠かすことが出来ないのは、主人公守谷篤志が志す「変異種採集者」という職業を取り巻く環境と戦い。そして、彼に心を寄せる幼馴染み美雪と、篤志と同じく変異種採集者を志す医学部の金の卵と呼ばれる栞が作り出す三角関係の行く先……などではない。
確かに、一巻および二巻のラストで語られるほほえましいエピソードは、例えるならばカレーを食べた後に来る甘酸っぱさのように印象づけてくれるスパイスとして作用しているだろう。
だが、上記のようなアクションやラブコメは明らかにパンチ力が無いと思わざるを得ない。
アクション? いや、アクションを読みたいならばA/Bエクストリームや機甲都市伯林あたりでも読んでおけばいい。
三角関係? いや、それが望みならばAstralや空の鐘が響く惑星ででも読んでおけば問題ない。
そう、二巻で登場したレギュラーキャラ蓮堂……彼がこの小説における篤志の相手役なのである。
その理由は三巻まで我慢して読んでもらえれば自ずとわかろうが、かいつまんで説明すると
・栞に対して異常なほどの敵対心を燃やす
・篤志に対し厚い信頼を寄せているにもかかわらず、単独行動している彼を気にしすぎる
・他のチームメイトと会話している篤志に対してジェラシーを感じる
・篤志を大切な身内に紹介している
他にも多々、このような行動が見受けられる。そう、蓮堂は守谷篤志に対して好意を寄せているのだ。
三角関係やツンデレ、百合なんかを凌駕した、男性向けのボーイズラブ小説。ボーイ・ミーツ・ボーイの物語が、ここにある。
581:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 21:29:54 P9FEk2kW
しまった、改行調節するの忘れてた。読みづらかったらゴメン_| ̄|○
582:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 21:57:55 IN5Zw719
>579
逆。逆。
あまりにつまらなさすぎて褒め称える事が絶対不可。真のつまらなさの前には
それを褒めちぎる事など不可能という好例。なんつーかジョジョに16ページ連続で殴られた気分
583:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 21:59:01 NiG+rwIe
「放課後退魔録」 岡本賢一 角川スニーカー文庫
よくライトノベルには出てくる、魔力で動いたり、妖力で動いたりする奇想天外な機械。
それらは主人公の周りで「密かに」組み上げられている。
しかし、現実ではそんな事は在り得ない。
遥か未来でならあるかもしれないが、今現在そんなオカルティックな原理は存在しない。
氏はその答えを大宇宙に求めたのだ!
さて、氏の心意気はさておき物語の紹介に移ろう。
物語は登場人物にとって、つまらない日常から始まる。
そしてローテンションなまま進んでゆく。
この、物語の目的というか重要なポイントを巧妙に隠した・若しくはさらりと流す作風は非常に秀逸である。
長々と続くこの流れによって読者は、この話はこのような日常を描くものなのであろう、と錯覚するのだ。
しかしその予想は裏切られる。
中盤に差し掛かるや否や、物語の歯車は超高速で回転を始めるのだ。
明かされる驚くべき真実。否、そうではない。
流れが変わったことにより物語は“読者を驚かせないための”ヴェールを剥がされて真の姿を現したと言えよう。
主人公とヒロインに降りかかる悲劇的な運命、そして主人公の悲壮な決意。
私は未だ3巻までしか読了していないが、余りの感動にキーを叩かずにはいられなかった。
この時点で、主人公は報われてはいない。より悲壮な決意を固めたところである。
私は最終的にこの主人公が報われる事を望む。もう完結している話なので望んだところで致し方ないのだが。
最後に付け加えると、この物語、3巻終了時に一旦打ち切られている。
岡本氏の余りの創造性にイラストレーターの黒星紅白氏が筆を折ったのだ。
公式には同時期に進めていたサモンナイト3の仕事が忙しい、となっているが。
数ヶ月の後、立ち直った黒星氏が再び筆を取り、物語は再開される事となった。
因みに4巻の帯には「新展開スタート」とあるが、4巻は最終巻である。
あー、だいぶ前に捨てちまったからうろ覚え。4巻は読んだ事ない。
584:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 21:59:26 Dl/4jgNG
だれか「うさ恋。」やってください。
585:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 21:59:42 uOT/Y5p4
>>579
待て、「誉め讃える所がない」という褒めちぎかもしれん!
586:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 22:13:10 luTOOgOl
>>580
>彼に心を寄せる幼馴染み美雪
買うわ
587:1/2
06/02/06 22:34:21 2Ga9hQV/
イリスの虹/七月隆文
胸をうつような……所謂、感動的なストーリーを得意とし、「Astral」「フィリシエラ~」で読者も売上も切なくさせた奇才、今田隆文。
昨年初頭、七月隆文と名を改め出版された「白人萠乃」シリーズでは新境地を開拓、読者をアッと驚かせた作者が、
満を持してホームグラウンドとも言えるせつない系の話に、
今まさに全盛を迎えている能力バトルの要素をミックスしたのがこの「イリスの虹」という作品だ。
この小説を読み始めてまず目につくのは、この作品のボス的存在、『ハーピー』が主人公に向け呟いた台詞―
「これは、ゲームですの」というものである。
なるほど、まさしく本作品は、さまざまなゲーム的要素に満ち溢れている。
例えば今作のヒロインで戦闘担当である帚は、ある事情によって「力」を行使した後、
首にかけたペンダントの先についた瓶の中に納まっている液体を飲む必要があるのだが、
それを「ライフゲージ」に例えたり、
物語の序盤で、主人公の友人がハーピーに『喰われ』てしまうという悲劇的イベントがあるのだが、
それを救い出すためのタイム・リミットとして、なぜか「三日間」と明確な日数が定められていたりと、
まさに「数字化されていないと理解できない」というゲーム世代の子供たちに読みやすいように配慮していると言えるだろう。
588:1/2
06/02/06 22:35:37 2Ga9hQV/
となると、ラストバトルで帚がなんの伏線も張らずに一見唐突にパワーアップしてハーピーを粉砕するのも、
まるでゲームのムービーシーンを見ているようではないか。
しかし、ここまでゲーム世代に擦り寄った内容にも関わらず、作者は一つ爆弾を投げ込むことも忘れない。
前述したとおり、タイム・リミットは「三日間」とあったはずだが、
冷静になって作中での経過期間を数えて見ると、なんと「四日間」過ぎている恐れがあるのだ。
一見、希望に満ち溢れた主人公と帚の会話を読む限り、友人たちも救われ、普段の日常が戻ってきたように見える。
―しかし、事件が解決したのちの文中を読む限り、
友人達の存在は「いる『だろう』」というものこそあれ、「そこに『いた』」というものは一切ないのだ!
なるほど、作中で四日間経っているということは、作中のルールに従えば友人達は結局救えなかったということになるが、
その疑問に対する明確な答えは、未だぼかされたままである。
これは作者から投げかけられた、「何ごともゲームのように数値化して推し量れるものではないんだよ」というメッセージなのだろうか、それとも……?
果たして作者がどのような意図でこのような、ストーリーを破綻しかねないギミックを仕組んだのか―
その答えは、4月に発売される第2巻にこそある筈だ。
2巻の発売が発表されても、さも当然とばかりに不気味な沈黙を保つ作者スレの住民とともに、私も2巻を手にする日を静かに待ちたい。
だめだー、難しいなあ。あんな面白い文が書けるこのスレの先人に感服。
589:572
06/02/06 22:37:30 E0WO1hd4
マキゾエホリック読了。
>>582のような意見もあるが、俺にとっては褒めるとこだらけの傑作だった。
つーわけで今から書いてみる。
590:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 22:37:47 CzFCJQej
>>571
モノによってはラノベと呼べるだろう。西尾維新などその最たるもの。
まあ、あ(ryの原則に乗っ取ればなんでもラノベなんだが。
591:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 22:39:34 kf1gUkh7
>>587-588
なかなかGJ
592:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 22:40:29 P9FEk2kW
>>586
そこで買うの決めるのかよ
593:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 22:44:24 t4/tmYIx
俺もマキゾエ褒めていい?
594:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 22:53:51 MDQA6TMo
ん?マキゾエって西尾の作品じゃないのか?現物見たことないけど。
クビキリサイクル系列の続編かと思った。まぁあれは根刮ぎで完結してるけど。
595:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 22:55:46 8L38Pr80
マキゾエの人気に嫉妬
596:1/2
06/02/06 23:15:47 E0WO1hd4
マキゾエホリック(東亮太)
第十回スニーカー大賞<奨励賞>のこの作品は、ライトノベルの縮図、
否、アニメやマンガ、ゲームまで含んだ娯楽メディアの集大成と呼べるかもしれない。
まずタイトルが『マキゾエホリック』である。
これは語感といい字面といい、明らかに西尾維新『戯言シリーズ』を意識している。
なんと本編を読むまでもなく、『良いものはパク、……インスパイアする』という
現代らしいシステムを、作者が利用していると分かってしまうのだ。
『使えるものは使い尽くす』という、作者の新人らしからぬ貪欲さが伺えるではないか。
そして内容だが、これはサブタイトルにもある『記号』という単語に集約される。
作者は、娯楽メディアで頻繁に使われるキャラクターの特徴を『記号』と称することで、
なんとも大胆な構成の話を書くことに成功したのだ。
597:2/2
06/02/06 23:19:34 E0WO1hd4
具体的には、主人公の高浪藍子は「転校生」で、転校初日に同じ学校の男子と衝突する。
ここまでなら凡庸なラブコメかと思われそうだが、ここからが一味違うのだ。
藍子は登校ルートの公園で怪人と「改造人間」の戦いに巻き込まれ、
そこに「勇者」が乱入し、さらには「巨大ロボット」までもが現れ、怪人は逃げ去る。
さらにその後学校へ行けば、「魔法少女」が巨大ナマズを退治いてして、
……とまあ、クラスメイト30名全員が、『記号』という名の特徴を有していたのだ。
例を追加すると、「超能力少女」や「マッドサイエンティスト少女」や「アサシン少女」もいる。
何故そんな人外ばかりが一つのクラスに集まっていたのか?
答えは、それが『記号』だからだ。
記号には野暮な解説など不必要。存在するから記号なのだと、
作者はキャラの口を使い、舞台説明として語っている。
なんとも合理的な話ではないか。文中でキャラの名前が分からなくなっても、
記号を把握していれば、問題なく物語を読み進めることが出来るのだ!
作者は『記号』化により、ライトノベルに新たな境地を見せてくれた。
たとえキャラの書き分けが出来なくても、主人公の一人称語り口に魅力が無くても、
『記号』化すればライトノベルとして成立するのだ、と。
月花の志村イズム、いわゆる『ベタ』の正当なる継承者を、私は見てしまった。
いや、継承し、さらには極限まで無駄を削ぎ落とし洗練させている。
キャラクターに魂など不要! と言わんばかりの作者の挑戦を、今後生暖かく見守っていきたい。
598:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 23:29:22 oKU+IKLx
「うさ恋。」 野村美月 (ファミ通文庫・全5巻)
マンガには少女マンガ、少年マンガ、青年マンガのように多種多様なものがある。
では、ライトノベルはどうだろうか?
小説と手同じようなカテゴライズは可能である。だが、そこに決定的に欠けている
ものがあるのに誰もが気づいていなかった。そう、彼女1人を除いては。
活字媒体であるライトノベルは、どうしても年齢層も高くなりがちである。
ではその年齢層を広げるにはどうすればいいだろうか?
野村美月はここでひとつの方法をとった。
わかりやすい平易な文章と、お伽噺のようにどこまでも優しいストーリー。
夢見る少女が夢に描くような世界をそのまま文字にする。
そこにあるのは、今まで小説という世界に手を延ばしていない幼い少女たちにも
読みやすいひとつの文学。
少女コミックやちゃおといった、小学生向けの少女マンガと同じカテゴリーは
今までのライトノベル界にはなかった。野村美月ここに着目したのだ。
とはいえ、読み慣れた読者の目にはあくまでも稚拙にしか見えないかもしれない。
だが思い出して欲しい。昔読んだジュブナイルとも言えないほどの児童文学を。
あの時の思いを呼び起こされはしないだろうか。これはそういうはじめて文学に
触れた時の新鮮さを思い出させてはくれないだろうか。
これが、コバルトやホワイトハートのような少女向けレーベルではなく、ファミ
通文庫から発売されたというのもまた意味深い。決して少女向け作品であるから
といってレーベルを限定する必要もないのだ。
599:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 23:34:48 RNfcnuEI
「亜空電神サイヴァリオン」 出海まこと 青心社
登場する少女たちを萌えのパーツとみなして、
徹底的に人間性を排除しているところが、この作品の名作たる所以だね。
乳と尻のついた肌色のオブジェ。
エロティシズムの具象っていうのかな、
人間らしさの一つとしてのエロティシズムではなく、
エロティシズムのエキスから造形された物体だよね、もはや。
いや、すばらしい。荒唐無稽なシナリオ、空虚な台詞の連続が、
彼女たちのエロティシズムをさらに精錬して、
何かによってたつエロスではなく、エロスそのものを具現化しようとしてるのかもね!
深い! すごい深いシナリオだよ!
600:イラストに騙された名無しさん
06/02/06 23:48:11 wyPd7kw0
>出海まこと 青心社
この時点で他に何か期待するようなものがあったのだろうか・・・
601:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 00:04:42 Ge0tLTZc
だからこそコピペで対処されてんだろ
602:よーし俺もマキゾエしちゃうぞー
06/02/07 00:37:48 vbmEvr3I
【マキゾエホリック】 東亮太 角川スニーカー文庫
豪快、且つ、大胆。
マキゾエホリックは、軽快でPOPな表紙からは想像もつかない程硬派なライトノベルだ。
女子供お断り、軟弱な男もお断り。
この小説は真の漢にしか読み解くことが許されないばかりか、半端な心構えのものが手を
出そうものなら、精神に深い傷を負いかねない危険な代物だ。
しかし、危険であるからこその逆説的な魅力がそこにある。
そして、その魅力こそがマキゾエホリックの最大の存在理由である。
さて、未読の諸君のために、ネタバレをしないように料理に例えて説明してみよう。
漢のマキゾエ風ごった煮。
まず、鍋を用意して、お湯を沸かし、ダシを取る。
昆布、鰹節、煮干し、豚骨、鶏ガラを鍋一杯に放り込み、ひたすら煮る。煮る。煮る。
アク? そんなもの気にしない。
ダシが出たら、ニンジン、椎茸、ネギ、里芋、ジャガイモ、タマネギ、等の野菜を適当に
切って、鍋の中に放り込む。
何? 皮がついたままだし、でかすぎる? そんなの気にしない、気にしない。
そして、魚は輪切りにして鍋に放り込み、とにかく煮る。
何? ウロコ取ってないし、内臓も取ってない? だから、漢なら細かいことは気にするな。
肉は牛、豚、鶏、羊を塊のまま放り込んでとにかく煮る。ひたすら煮る。
何? アメリカ牛の背骨が入ってる? 大丈夫、大丈夫、死にはしないよ。……すぐには。
味付けは醤油たっぷり、みそたっぷり、塩たっぷりに、タバスコたっぷり。砂糖たっぷり。
隠し味に……隠すなんてけちくさいこと言わないで、赤ワインをどばどばどば!
これで完成!
煮上がったら、鍋から直接召し上がれ。
603:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 01:02:32 jqrY2mT/
>>583
4巻で激しく報われております
岡本の微妙にダメっぽいDB的強さインフレが好きな俺はきっとマゾなんだろうなァ…
そんな俺でも「る」は褒めがいがあると思うんで書いてみる
604:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 01:03:05 XFIqv/Qc
ふと思いついたテンプレ
主人公がバカすぎ=対象年齢が感情移入しやすい
ベタベタ=王道
伏線がない=意外性のある
起伏がなくてダラダラ=まったりとした穏やかな
主人公強すぎ=カタルシスがある
・・・羅列するとハードルが高くなるのでここらでやめておく。
605:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 01:54:01 9DZtwcyI
>>604
それを積み上げていくと自動的に褒めちぎるスクリプトが簡単に出来上がりそうだ。
606:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 02:24:24 TotArMhR
>>596-597
キャラの徹底的な記号化か。
ストーリーと文章の巧さ次第で、もの凄く面白くなりそうなんだけどな……
とりあえず明日辺り踏みに行くとしようwww
607:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 02:45:10 Yhq1Vbb0
>>602
褒めてないな。
608:578
06/02/07 03:05:34 mVtq18LK
あれを褒めちぎる事のできたお前らはすげェ。尊敬するぜ。俺は脳を焼かれて
自動的に電源がシャットダウン、ついさっき再起動したばかりだ。
>>602はこの上もなく正確だ。やめておけ、今なら間に合う、地雷を踏むな606!
609:1/2
06/02/07 04:59:00 31vmdke6
『シリアスレイジ (1)』 白川敏行 電撃文庫
既に>>580で優れた考察がなされた本作に対し、一巻しか読んでいない身で
口を挟むのもあつかましい限りではあるが、あえて蛇に足を生やす愚をお見逃し願いたい。
読解の一助に新たな視点を提示できれば幸いである。
>完璧超人な主人公がマッドサイエンティスツのサポートアイテムを
>フル装備して何の葛藤もなく大活躍してモテモテなお話でした
かつてどこかでこう揶揄したように、私は本書に良い印象を持っていなかった。
複数人物の内面に出入りする「神視点」タイプの三人称描写でありながら、
地の文までもが、主人公・守屋篤志を礼賛するのである。
主人公は心技体ともに卓抜した絶対善。彼に組せぬものは愚鈍で卑俗な小物。
人格的に見所のあるふうに描かれる敵対者は結局主人公に恭順するか、
またはほとんど主人公と絡まぬままに自決し、最後に残る一人は救いようのない悪として打倒される。
もはやどこかのプロパガンダ小説を読んでいるような感覚であった。
著者・白井はなぜこうも露骨な書き方をしたのか?
手がかりは主人公の名に隠されていた。
守屋篤志 もりやあつし
その音の響きが妙にひっかかる。私はほんの思いつきでアナグラムを試みた。
するとどうだろう、樹林式ノイズリデューサーを使うまでもなく、有意の文字列が現れたのである!
・moriya atsusi > amori yatsusi > あもりやつし > 天降り窶し
「天降り(あもり)」は文字通り天から降りること、特に神霊が地上に降臨することを指す。
天孫降臨神話の舞台である九州には地名として残る言葉である。
「窶し(やつし)」は動詞「やつす」の名詞形で、みすぼらしく姿を変えることだ。
驚くべきことに、超人的な主人公が劣等生を装って事に臨むという本作の基本構造が、
あらかじめ主人公の名前の中に編みこまれていたのである。 (↓に続く)
610:2/2
06/02/07 05:01:15 31vmdke6
だがこれだけで即断するのは危険だ。
更なる確証を得るため、今度は主人公が秘していたもう一つの名を同様にアナグラムした。
・sinohara atsusi > tsui no asihara > 終の葦原
またしても樹林式ノイズリデューサーの出番はなかった。
「終」は終焉、「葦原」は豊葦原の瑞穂の国、すなわち我々の暮らす日本国そのものを指すのだろう。
もはや間違いない。白井は意図的に言霊を織り込んでいる。
言霊の幸うわが国において、元来、言葉の「コト」と事柄の「コト」に区別はなかった。
白井が主人公に篠原姓を用いさせなかったのは、国の終焉を暗示する禍言(マガコト)を含んだ
名を封じることで、国の終焉という禍事(マガコト)を回避させるためだったのである。
(実際、ヒロインらに篠原篤志という名を知られた主人公は、大学生活の平穏を喪失した)
主人公の名にこめられた言霊、その内に見え隠れする神代の世界観。
ここまで来れば露骨な主人公礼賛の正体もみえてくる。
本作は記紀神話の迂遠なるパロディなのである。
絶対の強さを持って読者の前に登場し、後援者の助けを借りて八面六臂の活躍を見せる主人公は、
天津神の加護のもと国を平らげた天孫一族の暗喩であろう。
王権の正当性を喧伝するための史書を模しているのだから、プロパガンダ小説のような読後感は
むしろ必然、神の末裔たる主人公に神視点の地の文が擦り寄るのもまた必然なのだ。
米国一国主義がまかり通り、歴史認識・教科書問題が叫ばれる昨今、白井が敢えて
このような書をものした意図はどこにあるのか、皮肉だとしたらその矛先はどこへ向けられているのか?
我々はいま一度考えてみる必要があるのかもしれない。
※MMRの会話形式に仕立てようとして挫折したことは内緒だぜ?
611:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 07:29:39 uZYvXew0
本屋で、あらすじとあとがきとカラーページを見て
「なんかオモロそうだな」と、一応買ってみたはいいが、
読まずに積んである本のタイトルが、ここに挙げられてるのを見つけると
なんとも言えない不可思議な感情が込み上げてくる
現在、コノスレ話題の未読積み:4冊
どれから手を出そうか……
612:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 08:28:47 Pv+zw/aW
>>602
これだけ読むとネギまというよりあるある学園っぽいな
613:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 09:10:57 zHCkAu2F
そんなかわいいもんではないんだがな
614:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 10:16:24 7huvc1Ea
あるある夢境学園とかそっち系ってことか。
615:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 10:18:18 hh26xrxy
>>609
読んでないけどネタにするってみっともないな・・・
とりあえず3巻まで読んでみ。
616:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 10:22:51 wh6zlaa0
>>615
>読んでないけどネタにするってみっともないな・・・
1巻でも読んでいれば十分でないの?そもそも1巻の感想なんだし。
>とりあえず3巻まで読んでみ。
儲うざい
617:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 10:23:58 rQ3gVcEI
>614
いや、そんなもんじゃない。むしろ異次元。別世界。
素人の小説でたまにあるだろ、既存のキャラクターを寄せ集めてごった煮にしたの。
有名所ではアレとかソレとか。そういう感じで書いて思いッッッ切りハズした感じ
618:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 10:26:37 hh26xrxy
>>616
ん?信者なんかじゃなくもっと素晴らしい褒めちぎり方にシフトするって話だがw
1巻しか読んでない上に褒めてすらいない、本編と何も関係ない悪口と
無関係な作品のコピペ改変に終始してるようじゃ話にならんよ。
619:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 10:32:09 IIvJePyk
ここに4冊くらい紹介したけど、やっぱ愛がないと書けないね。
善し悪しに付けインパクトのある作品じゃないと書くのが大変。
620:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 10:34:44 rQ3gVcEI
ちっ。オレはまだ三冊だ。
なんかいい地雷ねえかなあと頭を悩ます日々
621:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 10:39:58 DmTZphSA
>617
素で
「あるある学園なんて そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
って感じ。
新木タンは方向が正でも負でも、ネタになるパワー無いから……
622:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 11:11:21 /AjXD+YR
真 無責任艦長タイラー 無責任提督タイラー 吉岡平 ファミ通文庫
昔読んだ小説をもう一度読みたいと思ったことはありませんか?
名作ほどそう思うのですが、残念ながら過去の書籍は無くなっていたり店に置いて無かったりとあまりお目にかかれません。
そこでこの本です!
過去にメディアミックスで大ヒットしたあのタイラーを始めの話から書き直しています。
この小説の単なるリメイクと違う所は、アニメから入った人でも入りやすいよう旧作のキャラが全て吉崎観音氏の絵により美形となっています。
ライトノベルでありがちな「絵は美形なのに話では普通の外見」では無く
旧作で醜悪な外見と描写されていたヒラガーや普通より下と描写されて鼻糞をほじくっていたタイラーも全て美形です。
性格もタイラーのベッドシーンや旧キャラをホモにするなど、旧作ファンでも楽しめるよう様々な改良が加えられています。
話もタイラーが旧作では味方の船を身代わりにして逃げた話が、その船がタイラーの為に身代わりになったと言う事になっていたり
旧作の卑怯なイメージが全て消え、実在の病原菌等の危険なネタも無くなり安心して見る事が出来ます。
名作の改善された復活に旧作ファンには絶望、、大変喜ばれております。
623:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 11:38:45 QdKhMez4
Dクラッカーズ 接触―touch― あざの耕平 富士見ミステリー文庫
富士見ミステリー文庫の初期に出された傑作ミステリーである。
これは一般的なミステリーへのアンチテーゼが多く隠されているのだ。
ウザイ上に事件解決に役に立たない探偵役・・・千絵。
主人公なのに目的も行動原理も性格も不明のままの・・・景。
そして解決編・バトルを通して全く解決されない謎。
伏線なのか作者のミスなのかよく分からない状況。
1冊読み終えた後に感じるなんともいえない消化不良な気分。それがミステリー!
富士ミス編集部はミステリーの新しい境地をこの作品にかけたのだろう。
ちなみに続巻では1巻の意味不明なところが実は伏線だったり、
主人公の過去や目的が明かされたり、ウザキャラが大活躍をしたりと
1巻で築き上げたミステリーな要素を消してしまうので、
ぜひ1巻を読んだあとは続巻を封印して読まないで欲しい。
624:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 11:44:16 wh6zlaa0
>>618
>ん?信者なんかじゃなくもっと素晴らしい褒めちぎり方にシフトするって話だがw
つまり君がもっとすばらしい褒めちぎり方をするって宣言?
ぜ ひ お 願 い し ま す
>1巻しか読んでない上に褒めてすらいない、本編と何も関係ない悪口と
何度も言うが最終巻まで読まないと褒めちぎっていけないのか?
過去にもそういう書評があったと思うのだが特に文句はなかったように思うが。
>無関係な作品のコピペ改変に終始してるようじゃ話にならんよ。
おもしろかったけどねぇ。
625:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 11:48:23 I3nKhERI
こうして関係ない談義やネタクレクレによって
良スレは悪化していくのであった。
と言う訳で自重汁。
626:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 12:02:59 YJgHcFfX
褒めちぎり文へのレスなら歓迎。
>623
俺も2巻以降を読んで、特にコレといった面白みの無い話と、あのココロがざわめくような感覚を引き換えにしてしまったのが残念で仕方が無いよwww
627:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 12:10:23 ZN2Tx4bG
>>623
いや、俺が思うに2巻までは読んでいいと思うな
3巻以降は決して読んじゃダメだな
628:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 13:13:57 hh26xrxy
『シリアスレイジ・3』著:白川敏行 絵:やすゆき 電撃文庫
本作は既に3巻までが出版されている電撃文庫の人気シリーズの一つである。
採集者を目指す主人公の活躍と恋愛模様を描く本シリーズであるが、「完璧超人編」の1巻、
「夢の超人タッグ編」の2巻という書評を先日拝読し、作者ならずとも非常に憤慨したもので
ある。
本シリーズより受ける印象は、最新刊である3巻によって大きく変化する。
主人公である守屋篤志は、この最新刊によって初めて世界の広さを知ると言っても過言ではない
であろう。
主人公たる守屋篤志こそが無敵・最強と評された過去2作の影は微塵もなく、先達である初対面の
採集者はおろか初対面の学生にすら劣等感を抱くシーンから物語が始まる。
主人公のパートナーである「医学部のお嬢」「金の卵」「学園のマドンナ」といった昭和を
思い起こさせるセンスで固められた称号を持つ神崎栞もまた、本作では自らを「ブリキの看板」
と卑下する事に作中終始する。
過去2作においては超人的な活躍を見せる主人公であるが、本作での目立った活躍としては
雪原を100メートル9秒台で駆け抜けた
事くらいであろうか。
挙句は単独で遭遇したヒグマに殺されかかり、スノーバイクでさっくり追いついたプロに命を
救われる始末である。
それ以外は、学生として試験を受けた後はプロの活躍を見ていたのみである。
629:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 13:14:08 c8+VYN/V
>>598
それ,天使のベースボールに置き換え可ですな
(実は書きかけて挫折w)
…って,内容に一言も触れてないやんw
成績表スレの野村評に微妙に近いというか,厨っぽく言い換えた感じがまたグッw
630:628・続き
06/02/07 13:15:29 hh26xrxy
前作でプロをも尻込みさせた神崎栞に至っては、特に目立った活躍は無い。
…もとい、野犬をサブマシンガンで始末してニヤニヤしていた。大活躍である。
評者はここに断言するが、過去2作は本作と対比させるために描かれた伏線に過ぎない。
本物の危機に際しては若干17歳に過ぎない主人公、守屋篤志の能力などたかが知れているのだ。
多少身体能力が優れていようとも、本物の死地をくぐった海千山千の大人達と肩を並べられる
はずもないという実にリアルな現実が描かれている。
ここで特筆すべきは、伏線に過ぎない1巻は単独の読み切りとして応募された作品であるという
点であると評者は強く主張したい。
読み切りである応募作がシリーズとなり巻を重ねる事となるのが電撃文庫の慣例である。
その慣例を念頭に入れ、1巻2巻とあり得ない程に主人公への礼賛を重ね、3巻で逆転現象を
起こさせる。
これは作者の緻密な計算に基く物であろう。
1・2巻が著しく不評であったために方針転換を試みたという事は、決してあり得ない。
不自然なまでに完璧かつ無敵であった非人間的な主人公は、本作によって人間へと回帰した。
後書きによれば既に4巻の発売も決まっているようで非常に喜ばしい限りである。
次巻でも、身体能力に優れたセミプロ・守屋篤志が本物のプロフェッショナルに感心する内容と
なるであろうと評者は信じ、本作への大きな期待をもって見守っていきたい。
631:609-610
06/02/07 14:08:00 31vmdke6
>hh26xrxyのひと
>褒めてすらいない、
これに関しては反省しておりまする。
どうも自分は作品の超曲解に夢中になるあまり、褒めちぎりというスレの本分を忘れてしまいがちで。
>本編と何も関係ない悪口と無関係な作品のコピペ改変に終始してる
……これ俺ですか?
>過去2作においては超人的な活躍を見せる主人公であるが、本作での目立った活躍としては
>雪原を100メートル9秒台で駆け抜けた 事くらいであろうか。
神は死んだw
篤志、そこまで凋落しますか。
632:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 14:24:51 I3nKhERI
>>629
雰囲気を楽しめる人間には
普通に誉め言葉と取れるところがまたなんともw
卓球シリーズが結構嫌いじゃない身としてはそう思う。
633:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 15:52:27 yh/9MzpL
>>622
旧作ファンとして、絶望す…大変喜ぶ為に読みたくなるじゃないか。
634:609-610
06/02/07 16:11:25 31vmdke6
うわ、本文中で作者名間違えまくってた。
×白井 → ○白川
お詫びして訂正いたします orz
635:598
06/02/07 20:23:56 GcMkJr0s
>>629
卓球、化粧、野球はそのまんまだとちょっと厳しいですが、悪父は置き換え可能ですね。
野村作品は主人公の年齢よりちょっと下くらいがターゲットになるようです。
636:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 20:29:06 9TFhvfjg
誰か……「殺竜事件」を……。
637:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 21:01:09 Ka118/7V
>>634
面白かったけど、アナグラムなんて全く関係ないことなんかは
ダメだと思うんだけど・・・。ある程度は作中の事実に基づいて
褒めちぎるべきでしょ。
638:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 21:23:33 rf+8mMqB
参考・グラナダのいいところ
※グラナダとはかつて週刊少年ジャンプで連載された『グラナダ―究極科学探検隊―』のこと。
その空気のようなつまらなさから下記のようなテンプレが作られた。
右下にページ番号がふってあって読みやすかった。
うんこやおしっこなど下品な言葉が出てこない。
萌えキャラやパンチらを出さず媚びていない。
主人公がマングースの時と同じ顔なので馴染み易い
墨汁でなく上質インクでペン入れされたようなので印刷してもムラがない
あと8冊のジャンプを集めるだけでグラナダの科学が全部解明するなんて考えたら凄い
打ち切りスレで住民の熱い注目を浴びることができる。
セリフにルビが振ってあって親切
作者名が平仮名で読みやすい某荒木などとは違い作者コメントで読点を落とす、無理やり漢字にする等
紙を目いっぱい使って地球の資源を無駄にしない努力をしている。
読まなくても漏れの人生に何のさしさわりもないところが凄くいい
一話目の巻末コメントから10週後の最後のコメントにキユ、道元を超える伝説誕生を期待できる
ウルトラレッド存続の救世主である。
自分も漫画家になれそうな気がしてくる。
すでに俺が信徒やめたくなってきてるとこ
誤字脱字がなかった
作画がレトロチック
燃やすとあたたかい
他の漫画が引き立つ
英語に訳すと英語の勉強が出来る
ゆびわがきれい
タイトルロゴをプロのデザイナーがデザインしてる
639:584
06/02/07 21:30:50 kcM+0ba/
>>598さん。
凄い!ありがとう。
途中で投げ出した作品だけど、もう一度読み直す勇気がでてきたよ。
本当に助かりました。感謝!
640:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 21:34:56 D08gswAJ
>>623の後半と
>>626>>627のレス
禿げワロタ。
641:609-610
06/02/07 21:56:28 234oM8gw
>637
アナグラム強引解釈くらいなら「無理矢理」の範囲内だと思って
書いたんだけどアウトだったかな。以後気をつけます。
ところで誰か『青葉くんとウチュウ・ジン』を~
642:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 22:08:56 LWesQNgf
前田珠子
643:マキゾエ1
06/02/07 22:13:24 MFlC7BeG
俺もマキゾエ書いてみる。つまらなかったらスルーしてくれ
マキゾエホリックは稀代の傑作である。傑作であるが故に選ばれた人間しか完読できない
考えてみて欲しい。現代では天才と称されるピカソ、ゴッホ等の芸術家は後の世になってようやく評価されるようになった
マキゾエも同様である。この作品の良さは凡人には理解できないほど抽象的で前衛的なものなのだ
マキゾエが傑作たる由縁は「既存概念の破壊と踏襲」にある
破壊と踏襲、一見すると矛盾しているようだが、この作品では見事に調和している
ではまず既存概念の破壊から考察していこう
通常、物語は起・承・転・結で構成される。
だがマキゾエでは起承転結などという古典的枠組みではとらえきれない
あえて既存の枠に無理やり当てはめるなら「転・転・転・結」と言えるだろう
息つく間もなく、怒涛のごとく沸き起こるイベント。増え続ける登場人物
登場人物は記号によってのみ表現され、人物の書き分け等とは一切無縁である
また、イベントのあまりの多さに、物語の核がどこにあるかもわからぬまま、読者は翻弄され続けるであろう。
だが安心して良い。登場人物の背景を知る必要は無い。名前も覚える必要は無い。イベントも深く考える必要は無い
ただ記号がわかればそれで良い。考えるのではなく、萌えを感じられれば勝ち組だ。
頭を全く使わないで読める親切な作品となっている
644:マキゾエ2
06/02/07 22:14:09 MFlC7BeG
では次に既存概念の踏襲について考察しよう
ライトノベルでは、しばしば登場人物に特殊な設定を与えられる。
この特殊設定を与えることで人物を記号化させることができ、「燃え」や「萌え」の概念を付与できる
大抵の作品では、人物の記号化とその人物の背景が関連し、ストーリーに深みをもたせるる
だがマキゾエではそれをさらに発展させ、記号化のみをおこない、人物の背景を描くということを省いている!
なんと潔いではないか!「こいつはこういう設定なんだよ、この設定のもとで楽しめやゴルァ」という作者の気概が伝わってくるようだ
また怒涛のイベントは、毛玉のように絡まった伏線へと昇華していく。
その伏線はあまりにからまりすぎて、常人には解くことはおろか、理解することすらできない
最後に全ての謎が強引に解ける様は、デウス・エクス・マキナもびっくりである
最後に、この作品を選考した編集部は先見の明があると言わざるを得ない。
読者置き去りの超展開はスピードが重視される情報社会を見事に反映し、
設定のみの記号化キャラ乱発は多様なニーズに見事に応えている
マキゾエは大作であるが故に、その真の意味を解読しようとするなら、続巻を買わなければならない。
商業的にもおいしく、また前衛的であるため芸術性にもあふれた傑作と言える
ただ、惜しむらくはその芸術性の高さ故に一般人の理解が得られないであろうことだ
645:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 22:17:23 MFlC7BeG
なんか日本語が色々変だ
スマン・・・かっとなってやった。だが反省はしていない
646:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 22:47:15 LmliBZk3
マキゾエは作者が京極の友人と聞いて興味はあったけど買う気はなかった。
けど、このスレで二人も三人も褒めちぎっているのを見ると別の興味が出てきた。
なんて恐ろしいスレなんだろう!
647:イラストに騙された名無しさん
06/02/07 23:53:44 zlXZJEaQ
このスレ見ると、某ポストモダン評論家あたりの文章がもうギャグにしか思えなくなってくるのは
自分だけでしょうか?
648:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 00:07:11 VHL9pVyk
ポストモダン評論家の文章は
もともとギャグdeathがナニカ?
とか噛み付いてみる観念論者。
すまん、関係ないっすね。
649:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 00:12:45 N4JS0JVb
「かのこん」をちょっと立ち読みしてみたんだけど、いきなり
ゆやん、ゆよんが出て笑っちまったw
あと尻尾太すぎだろw
650:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 00:15:40 rOZkdDCg
おまえら完璧にマゾだろw
今、一冊、すごいのを読み終えたんだが、
あまりにすごかったので、整理がつかん。
頭が冷えたら書き込む。
今書き込んだら「ギャワー」としか書けない
651:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 00:27:02 I5saPVXa
「ザ・サード 1/2」
大戦争により荒廃した惑星。その惑星を統治する三つ目の支配種族。
大戦の遺産とも言える異常な生態系とオーバーテクノロジー。
砂上戦車一両を相棒に、何でも屋を営む女主人公の火乃香が冒険を繰り広げるのはそのような世界観だ。
砂漠を渡る風、刻々と姿を変える砂の流紋、液状流砂の危険、夜の闇、人々の営みの暖かさ……
流麗な筆致で描かれるその世界観は賛嘆に値するが、ここでの話題はそのような些事ではない。
私がここで取り上げたいのは、特に「迷いの森の夢追い人」以降に顕著な三つの点である。
第一に注目すべきは、主人公である火乃香とその想い人であるイクスの関係である。
この二人は一巻で火乃香が惚れて以来、一切進展が無……もとい、なかなかじれったい関係を続けているが、
それは作者がイクスは(メル欄)であるが故の、異種族間の恋愛の困難を描きたいがためなのだと私は思う。
決して作者が火乃香にベタ惚れで自分のキャラ相手に嫉妬しているとか、イクスが書きにくくて嫌いだとか、
そのようなことがあろうはずもない。
652:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 00:28:01 I5saPVXa
「ザ・サード 1/2」
第二に注目すべきは、作者の主人公への愛である。
ただの日本刀一振りを携えた主人公に「―斬!」の一言と共に擬似ブラックホール生命体を、
サブキャラの因縁にまつわる、外伝用に用意されていたはずの悪役を、全て斬り、倒させてしまうその潔さと言ったら!
愛は盲目。まさにその言葉通りの行動を、作者は物語によって私たちに示してくれる。
第三に注目すべきは、やはり「あとがき」だろう。
かの有名な長谷川氏を例に挙げるまでもなく、ライトノベルにとってあとがきは重要なファクターだ。
「小泉(白アリ頭)純一郎首相なんて、それほどの個性も意味もない。なんなんだ、ありゃ?」
「この国の総理大臣を名乗る、あの某小泉を見ていると、政治不信の前に人間不信に陥りそうで、
ストレスたまりまくりです。関心のある政策に関しては唇を尖らせて大声を張り上げるくせに
(でも筋道だった議論はしない)、興味の無いことには虚ろな眼で官僚作文を棒読みするだけ。
勢いのいい時にはマスコミを利用するだけ利用して、弱ってくると新聞やテレビが真実を伝えていないとほざく」
上記は、作者のあとがきよりの引用である。
決して朝日新聞からの引用でもないし、反戦左翼団体のHPからの引用でもない。
……どうだろうか? この政治への義憤に溢れた、誹謗中……もとい、熱の篭もった弁舌は。
ライトノベルの主要な読者である中高生には政治について考えることも必要だとの、
作者の深いメッセージが窺える好例である。
このような美点に溢れた良作を買わずして、他に何を買うべきだろうか。
さあ、いざ書店へ!
653:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 00:34:16 I5saPVXa
初めて褒めちぎってみたが……どうだろう?
今まで踏んだ目立った地雷はだいたい紹介されていたので、まあ惰性で買ってるこれを。
本編は普通なんだが、特にこのあとがきが「大好き(行間を読んでくれ)」なんだよなー、俺。
654:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 00:38:05 WnBYbXpR
これ(ザ・サード)といいリアルバウトといい
作者が自キャラに萌えると碌な事にならないっていい例だな……
655:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 00:38:52 i1/wt+bz
悪くないかと。でも褒めちぎりという点では全然かと。
危うくすれば手に取りかねない褒めちぎり方をしてほしいな。
656:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 00:43:44 I5saPVXa
確かに褒めちぎれていない。
愛が無いと、つい筆が滑るんだよなー。
他の職人さん方は偉大だ……
657:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 01:03:09 3z1ia3lu
>643
お前はオレの心の代弁者だ
>650
その気持ちはものすげーよくわかる。
ギャワー
658:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 01:04:24 WOlRWfXL
ココロニィ アイガァ ナケレバァ ドンナニウツクシィ コトバモォ
アイテノムネニィ ヒビカナイィ
聖パウロの言葉より
心のともしびの時間です
659:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 01:10:11 JwuciuMq
キン肉マンかとオモタ
660:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 01:26:24 gRFIvQQo
>>654 暁の天使たちとかな。
作者スレでの通称、赤点。出来がね。
661:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 01:38:00 Xk9tRq2H
>654
温帯を忘れちゃいけない
662:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 01:45:55 G5pUZN7U
龍と魔法使い 榎木洋子 コバルト文庫
これはタイトルの通り、龍と魔法使いの物語である。
おおむね七巻あたりまでは、主人公の魔法使いと、龍の幼女のヒロインを中心にした冒険譚が繰り広げられる。
「恋気分いっぱい、夢小説(コバルト文庫のキャッチコピー)」の名に恥じず、コバルト読者が期待するのは、すなわち主人公とヒロインとのラブ。恋の成就とハッピーエンドであることは言うまでもないだろう。
しかし作者は、そんなありきたりのハッピーエンドでは物足りない解脱者であった。
まず主人公は、ヒロインにしてトータル五年以上にわたって独占し各国を連れ回してきた龍の幼女(金髪紫眼の美少女で主人公にツンデレラブ)を捨て置き、容姿端麗で性格温厚な天使族の美女をあっさりゲットする。
主人公補正がうなりをあげ、告白+結婚+初夜へとなだれこむ手際は、鮮やかと言って差し支えない。
主人公に恋をしていた龍の娘をおもんばかると、読者の心も引き裂かれんばかりである。
しかしここからが榎木節の真骨頂だったのだ。
後になって主人公は、己の器の矮小さに気づくのである。
一人の女にかまけるあまり、いくらなんでも龍の娘をないがしろにしすぎたのではないかと。
そして彼は、こちらの想像をはるかに超える超解答を龍の娘(と読者)に与えるのだ。
すなわち、「うちの奥さんが死んだあとに一緒になろう!」という荒技である。
彼は人間にしては寿命の長い魔法使いである。
龍もまた、長命にかけてはひけをとらない。
……これが心震わさずにいられるだろうか。
誰ひとり。誰ひとりとして不幸にならないのだ。
龍の娘は歓喜とともにそれを受け入れ、物語は大団円の終幕を迎える。
どうせなら全部ほしい。
これは男の嘘偽りない野望に真っ向から挑み、力業で肯定したコバルトの快作である。
663:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 01:47:57 rjq130xm
>>662 なんかすげー読みたくなってきたぞ・・
664:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 01:51:35 3z1ia3lu
幼女捨てる辺りで読むのやめたが、あの後そんな事になってたのか……。
榎木をちょっと見直した。
確かあの幼女、魔法で初夜のシーンとか覗くんだよな
665:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 01:54:29 s+8etYo5
暁の天使たち/クラッシュ・ブレイズ 著者:茅田砂胡
この著者はデルフィニア戦記という、どこかで見たような偽中世戦記モノながら
「禁車中読」=電車で読むと思わず噴出してしまうので止めとけ
という名作を生み、さらに
スカーレット・ウィザードという、これまたどこかで見たようななんちゃってスペオペながら
女王と海賊という2名の名キャラが爽快にアホ活躍する物語を生み出した。
で、この表題の近作2シリーズである。
この2シリーズのテーマは、上で出したモノの同窓会と思ってほしい。
「ウンコー」と叫んだだけでその場にいる人間がかつて共有していた頃の記憶により
大爆笑してしまう、そんな集まり。
それを著者は1つの学園惑星において、現役の学生たちに行わせているのである。
その試みはこれまでのところ大成功を納めている、といっていいだろう。
外見は美形の少年たち。
彼らを場末の温泉町で一言喋るたびに爆笑しているオジサンオバサンと
同じレベルに設定することで、著者は新しい境地へと達した。
その境地にはすでに複数の作家が到達しているが、
この著者がここまで来れるとは誰も予想しなかったであろう。
その境地を体験した読者達の感動の声が伝わる2ちゃんねるのスレッドは、
ぜひシリーズをすべて読了してから見に来ていただきたい。
666:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 02:03:48 GQ0G4qn9
>>287さんが「リバース・エンド」の1巻だけを書いていたので、
全巻に渡って書いてみたいと思います。
拙いながら書きましたので、どうかよろしく…↓
667:その1
06/02/08 02:08:06 GQ0G4qn9
お姉さん(以下「姉」)「さあ、みんな!元気に楽しくラノベを読んでいるかな?
このコーナーは、一般に地雷と称されている作品たちの中に埋没した良質な作品を皆さんにお届けする、通称“ラノベリサイクルコーナー”でーす!
ここでアシスタントを紹介します!はい、しゃべるニワトリのココ吉君でーす!」
ココ吉(以下「コ」)「おらぁ、おまいら!元気にやっとっかぁ!」
姉「今日は、『デウス・エクス・マキナ』というものについて考えてみようか?ところで、ココ吉君、『デウス・エクス・マキナ』って知ってる?」
コ「知らないなぁ。何じゃそりゃ?」
姉「まあ、『機械仕掛けの神』とか言う意味だけど、これに関係した作品を紹介しましょう!」
コ「なに、その作品って?」
姉「これよ!橋本紡の『リバーズ・エンド』!」
コ「あっ、橋本紡って言ったら『半分の月がのぼる空』の?」
姉「そうよ、この作品は『半月』の前の作品よ。」
コ「面白そう!ねえねえ早く読ませてよ!」
668:その2
06/02/08 02:08:53 GQ0G4qn9
姉「まあまあ、そうあせってはだめよ。まずは、この作品の登場人物たちが『デウス・エクス・マキナ』、つまり作者の偉大な力によって作られた流れに流されていることを忘れないでね。次に、あくまでこれはラブ・ストーリだと思ってね。」
コ「もったいぶらずに、早く読ませてよ!どれどれ…。 ええ?!これって一体?!」
姉「そう、それがこの作品に感じる力なの。何の不思議もないわ。」
コ「1巻に登場した主人公の友達、あっけなく死んじゃったよ?」
姉「つまり、偉大な神が早く次の展開に移りたかったのよ。」
コ「でも、2巻の死んじゃったクラスメート、やたら話題にも上らないんだけど…。」
姉「しかたないわ、偉大な神がその人に“空気フラグ”を立てたのだから。」
コ「3巻の意味分からんほのぼの展開もいらないんじゃ…。」
姉「偉大な神たる作者がほのぼのしたかったんでしょう。」
コ「でも、やっぱりあの変なSF展開は…。どうも唐突過ぎて…」
姉「しつこいわよ、あなた。偉大な神がどうしても入れたかったんでしょう…。」
コ「でも、でも!ヒロインがあまりにも空気で…、主人公があまりにヘタレで…。」
姉「ど、どーでもいいことよ!」
コ「でも、伏線が回収されていないんじゃ…。」
姉「うるさい!うるさい!うるさい!黙れ、糞ニワトリ!そーいう流れなの!!!」
コ「ひぃ!!」
姉「さあ、この『リバーズ・エンド』、1~5巻と後日譚がありとっても楽しめますよ!皆さんも、ぜひお試しあれ!!!」
コ「そ、そうだね!ぜひこのじら…、いや傑作を読んでお楽しみください!!」
669:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 02:26:12 3z1ia3lu
なんで五巻も出てんだ、それ
670:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 02:36:28 03EnoLUl
テンプレート追加。
デウスエクスマキナ
A.一般的な意味での御都合主義
B.作者の意志が透けて見える展開
C.作者と編集の頭を疑いたくなるようなイカれた黒幕
671:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 02:42:10 GQ0G4qn9
>>670
サンクス!
やはり、自分の書いたのを見ると…orz
672:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 03:09:53 amAUVFRb
バトルシップガール 電撃文庫 橋本紡
宇宙そこは最後のフロンティア…
この小説は上にも書かれているリバース・エンド等を書いた氏の作品で7作出ています
舞台は銀河連邦軍とクォート軍との戦争の中
軍属ではない主人公を偶然乗せたまま最新鋭鑑ナツミが2500人のクルーと共に敵地へとポゾンジャ、ワープしてしまいます
そこで起こる戦争、三角関係そして別れ
男なら一度は夢見る素人なのに流されて戦争に参加や幼馴染やAIの女の子等にモテモテの艦長
戦艦のロックを勝手に開けて主人公の部屋に入ってくるヒロインや「こんなこともあろうかと」なメカニックと
キャラクターも某機動戦艦で見たことのあるような人物だらけで誰でもはまれる懐の深さがあります
673:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 03:31:48 I3Uuxi9T
デウス・エクス・マキナといえば五代ゆうを思い出す
674:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 03:48:40 6TIADP3U
個人的にはよくわかる現代魔法を連想する>デウスエクスマキナ
675:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 05:22:15 GShOWEDK
デウス・エクス・マキナといえば小川一水を忘れて貰っちゃ困るぜ
676:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 06:10:27 5fCvrhND
元祖デウス・エキス・マキナ使い、
エウリピデスのことも、たまには思い出してやってください…。
終盤の超展開のせいでリアルタイムでは評判がいまいちなくせに、
後世にはそのご都合主義が斬新ということで評論家が褒めちぎる、
それが2500年前からの伝統ですよ?
ちなみに「機械仕掛け」とは「凝った舞台装置を使った派手演出」のこと。
神さま役の人をクレーンでを吊るとか、台車に乗せるとか、その程度。
,ィ, (fー--─‐- 、、
. ,イ/〃 ヾ= 、
N { \
ト.l ヽ l
、ゝ丶 ,..ィ从 |
\`.、_ __ ,. _彡'ノリ _,.ゝ、 | ∧
`ゝf‐ゞ゙ujヾ二r^ァuj< y=レヽ. l\ /
. |fjl、  ̄.リj^ヾ.)  ̄ ノ レ リ __| `
ヾl.`ー- べ!゙‐ ` ー-‐' ,ン \ つまり、紅白の小林幸子は
l f,.ニニニヽ u /:| _∠, デウス・エキス・マキナを
ト、 ヽ.__.丿 ,イ | / あらわしていたんだよ!
_亅::ヽ、 ー / i :ト、 ´ ̄|
-‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、 l/、 ,ヘ
ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l ∨
ヽl \\‐二ニ二三/ / /
677:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 06:43:43 /c3lqi23
なんだってーーーーー!!!(AAry
678:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 08:18:20 NXIeYXAQ
この世で最高のデウス展はウルトラマンである事を俺は信じて疑わない
679:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 09:31:32 7AJ4ecuw
で、結局>>667-668はリバエンの何処を褒めてるんだ?
680:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 09:52:09 Qsy0xBf3
あちこちで見かける、
「○○○○…、いや△△△△」
「○○○○…、もとい△△△△」
という言い回しはテンポを悪くする気がする。気持ちはわかるがw
681:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 10:01:32 OdZmfvSt
>>672
7冊も出ているのにもかかわらず、たったこれだけの説明で十分ってのが笑えるwww
俺、全巻読んでるはずなのにキャラもストーリーもほとんど覚えてないやwww
682:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 10:45:11 aWdEB9N9
つまらないつまらないと言いつつも、結構巻を重ねているものが多いね
中二病の心を楽しめる俺としては、ここの評価は新鮮。
683:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 11:29:59 43MO3OE0
ドラゴンパーティー誰か頼む。1巻読んで即座に古本屋に売った。
684:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 13:19:08 fpDDq8ND
神さまにバックドロップ! 角川スニーカー文庫
今まで何千冊という小説を買ってきた私が、ただ唯一『保存用』と『鑑賞用』に2冊購入してしまった大変貴重な小説である。
話は清純派女子高生の主人公が美形の転校生であった事から神を守る戦いに巻き込まれていく・・・という話らしい。
いや、誤解しないで欲しい。私は決して読まずに評論をするような真似をしてる訳ではない。
単に、まったく記憶に残っていないだけだ(断言
そもそもこの「神さまにバックドロップ!」というのは実に秀逸なタイトルであり、内容が想像できそうで出来ず、それでいて秘められた活力を感じさせる素晴らしい物だ。
イラストも大変キャッチーで購買意欲をそそる。
もし疑う者がいたら書店か古本屋でこの表紙を見てみた欲しい。 つい手を伸ばしたくなる不思議な魔力を感じる筈だ。
同じ本を間違えて買うという多くの先達の嘆きを『馬鹿だなぁ』と内心あざ笑ってきた私だが、この小説には乾杯だった。
限りなく透き通った無味無臭の水の様な内容に、興味をひきつけて止まないタイトル、あざといほど秀逸な表紙。
思わず私が二冊目を購入してしまった理由を少しでもわかって頂けるだろうか?
万一、この小説がベストセラーになりあらゆる書店に置かれていたら、毎日別の書店で「神さまにバックドロップ!」を買い続けるライトノベルファンが急増し、彼らの財政破綻は避けえぬ運命となりライトノベル界は終焉を迎えていたかも知れない。
ライトノベル界最強とも言える購買意欲200%のこの作品、1度手にとってみては如何だろうか。
ただし、その際には自分の本棚に既に本作品が置かれていない事を確認するほうが良いだろう。
685:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 13:32:54 F5I71d71
橋本紡ならこれを忘れちゃいけない。
『猫目狩り』、第4回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作。
合計400ページ強の分量をわざわざ上下に分冊するなど、
出版社側の並々ならぬ意欲を窺わせる販売形態もさることながら、
この作品からバシガに至るまで2年もの沈黙があったことを考えれば、
いかに作者が燃え尽きることも厭わずに全力投球したか分かることだろう。
100年ほど先の未来を舞台にしたストーリーは遺伝子や電脳といった要素を絡め、
ギブスンの「ニューロマンサー」も裸足で逃げるライトサイバーパンクSFに仕上がっている。
詳しい筋立ては「ニューロマンサー」と聞いてピンと来るような方なら自明のシナリオなので
わざわざ筆を割くことは控えるが、CK(チンピラ・キッズ)、沙羅曼銅鑼(サラマンドラ)といった
瑞々しい言語センスはSFどころかライトノベルでもそうそうお目にかかれない。
デビュー作の時点で既にすばらしき新世界、橋本ワールドの萌芽を覗かせている。
アーサー王で有名な聖杯伝説に集約していく終盤は主人公の抱える想念を直接言葉に変え、
敵と戦いながら喋って主張を押し付ける緊迫感は思想対決の趣すら漂っている。
青臭いからといって物分り良く立ち止ってごまかすことなどできない情念が迸り、
「若気の至り」という言葉程度では処理しきれないほどの力で持って作者の背を後押しする。
贋作者(フェイカー)としての自己を肯定する闘争。
某有名作の主人公が出した結論は、とっくの昔に橋本紡が通過した場所だったのだ。
686:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 13:42:12 mUUT5nl8
橋本紡マンセー祭り?w
>>685
元々は、「作品のキャラが状況に流されまくりばかりの、
サイカノインスパイヤ作風」ではなかったと?
ちょっと驚き。
687:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 13:48:33 UvrHrUv8
私のKnightになってよネ!
著:佐藤 了 ファミ通文庫
第6回『えんため大賞』東放学園特別賞
また新たな強力新人が誕生した!
一言で言うと神プロットだよ。
全く別のストーリーをパラレルに展開しつつ、ある一転で交差させメインストリームとオルタナストリームを反転させて、読者が愕然としたところにオチを持ってくるこのセンス!
近年稀にみるロジカル小説だ。
あらすじは、さえない主人公:裕也の元に、学校1の美少女:恭子が、
突然「私の(偽)彼氏になれ」と迫ってくる。
(まずは、うはっ、絵に描いたようなラノベ展開!と突っ込みを入れつつ読もう)
その裏には深刻な事情があった。
それは、彼女は予知夢を見る異能の者なのだ。
夢の中で、ペットや両親が傷つくことを知り、単なる一般人の裕也を引き連れて事件解決に乗り出す。
--で、予知夢や精神感応など駆使して彼女と主人公が敵を追い詰めた瞬間、水面かで動き続けていたストーリーが、恭子を中心としたサイコ話と入れ替わり、突如スーパーヒーローになった主人公:裕也が義経八艘跳も凌駕する大暴れ。
ストーリーを引っ張ってきたヒロインの方が、今までたすけて貰ったから今度は私がたすける番、と決意を固め脇役に徹する展開になり、読者の度肝を抜く。
全く関係ない話がシームレスに繋がるこの瞬間に愕然とすること請け合い。
後半、お互いを騙し騙されあっていた裕也と恭子が、吊り橋効果で否応なく深まっていく愛のストーリーで涙すること請け合い。
かなりお勧め。
688:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 14:02:28 p5BlcfSy
>>687
やべw
読みたくなっちまったよw
689:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 14:54:49 /vd4qYS/
買わなくて良かったぜwwwwwwwwwww
690:イラストに騙された名無しさん
06/02/08 15:40:57 waN6Vs7t
>>683
ドラゴンパーティ 電撃文庫
中里融司は歴史小説家である。歴史という言葉は積み重なる文という意味を表し、まさに彼の作法にふさわしいだろう。
無駄な文章の一切を省き、中里氏の厳選した表現によるキャラへの愛が伝わってくる形容詞には思わず感嘆せざるをえない。
それはあたかも歴史の流れを思わせ、読者は知らず知らず彼の作り出した流れのうちに取り込まれていく。これほどの筆力をもった作者はそうはいるまい。
また中里氏はそういった愛を描くために頻繁に理想的である機械の少女を描くことが多い。なぜか?
例え物語の中とはいえ歴史の流れにおいて中里氏の愛を受け取るにふさわしい造形はありえないと彼自身がわかっているためだと筆者は推測する。
冒険商人アムラフィで主人公が(メル欄1)になりかけたり、REIにおいては1作目から登場するヒロインが(メル欄2)であったりするのはそのために違いない。
さて、そんな中里氏の愛を存分に受けたと思えるのがこの作品、ドラゴンパーティである。
男性を除いて登場する女性のなんと八割以上が心を持つ機械である。
だが勘違いしてはいけない、開き直ったのではない。中里氏は宇宙戦争という舞台を描ききるためにその最中に失われる命を最小限に押しとどめるためにロボットと設定したのである。
手にとって観ればわかるだろう、彼女たちは生身以上に躍動感にあふれ、機械以上の繊細さを持っている。特にヒロインたる真魚のロボットでありながら人間を愛するがゆえに悩みこむ様など、人間以上の重みを抱えている。
これほどまでに悩むロボットを誰が人間でないといいきれるだろう。
けして中里氏が凄惨なまでに破壊される少女を描きたいというわけではないし、敵に洗脳されたり、メンテナンスのために裸を書きたいわけでもなければ、脳から何から完全粉砕される様を描きたいわけではない。
誤解しないでもらいたい。彼はそういった理不尽なまでの暴力をあえて無機質な肉体で表現することにより、戦争や人の心の醜さを描いているだけであり、これはそうした手法にそって描かれただけである。
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06/02/08 15:42:53 waN6Vs7t
また、主人公とヒロインの種族や身分を越えた愛の克服の仕方も独特である。
通常ロボットと人間の間に愛が生まれた際、その愛の結晶たる子供を諦めるか、あるいは何か偶然や神の導きがあり、子供を授かるといったものである。
だが中里はそれを愛とは認めなかった、子供なくして愛たりえるものか。なんと中里はロボットと人間双方に一つの試練(メル欄)を課すことでその障害を見事に超えたのだ。
なるほど、これは昨今の少子化に対する嘆きに違いない。
愛あるもの同士でならばどんな困難があろうとも子供を授かることをためらってはいけない。
そのためにどのような苦痛があり、たとえ人の道を外れることになり、他者と一生出会えぬような許されざる恋であろうと育んでいけば障害は乗り越えられる。
さすがは中里融司である。
特にこの小説のあとがきは是非一度拝見てもらいたいところだ。
未見の読者にも優しく、本編には一切触れず、ただただ竜とは何かを語ることによって本編で語りたいことを補足する内容となっている。
現代社会に足りないものは何かを古代の竜についての独自な解説を交えながら語る様には感涙すら覚えている。
余談だがHPを訪れた読者は息を呑むに違いない。
そこにはこれまでの積み重ねが描かれている。ワークスといえば作家になってからの単行本などを皆は想像するだろう。
だが、そこに書かれているのは小学校時代からの彼の非公式の記録であり、彼が作家になってからの単行本、アムラフィやX-MENなどには一言も触れていない。
常識を打ち破りながらも、けして知識と理性は裏切らない、それが中里融司なのだ。
スマソ、うまくまとめられなかった…