06/02/03 20:51:57 OB+Mj3qU
トウヤのホムラ 小泉八束
この小説を五文字で表すならこうである。
炎の聖痕。
この文字を読んだだけで、もうアマゾンの注文ページを開いてしまった方もいるかもしれないが
もう少し待ってほしい。
この小説はそんなに簡単に語れるものでもない。
確かに多数の心無い読者は劣化精根と呼ぶかもしれない。
違う、それは違う、むしろこの作者は堂々と精根に喧嘩を売っているのである。
なにしろ、精霊王と契約を結んだだけのカスマに対し、この本の主人公トウヤは炎の神そのものである。
格が違いすぎる。
これはカスマが
「おい、おめえブラッ○エンペラーのトモさん知ってっか?俺、あの人の知り合いだぜ?」
と言ってきたのに対し
「あぁ?俺はロー○スペクタァに入ってんだぞ?」
と返しているようなものである。
今や富士見の堂々たる看板DQNに育った精根に真っ向から対峙しているこの態度は、
むしろ清清しさすら覚える。
そしてこれは富士見編集部による、作者を越えた四大元素DQN小説クロスオーバーの
始まりに過ぎないのだ。
近いうち富士見による、地と水の属性最強DQNが主人公の小説の誕生を感じさせる、
それがトウヤのホムラである。