06/01/31 23:25:12 aSEb5kbA
内容を語る前に、五十嵐自身の著作について語らなければなるまい。
乃木坂春香の秘密でデビューし、 この板でも即スレが立つほどの人気作家になった。 そして、その作中で語られるのが『はにトラ』である。
その劇中劇の続編として誕生したのが、この『はにかみトライアングル』に他ならない。
そう、編集部、そして乃木坂ファンが五体投地しつつ待ち望んだ本である。
ちなみに、乃木坂の絵師によるキョウハクDOGSも、五十嵐マルチプラットフォームと連動しており、 シナジー効果を生み出している。
登場人物は、主として5人。
おい、トライアングルちゃうやん!と言う無粋な突っ込みは無用!
幼なじみの白瀬(縞パンツJK)
化け猫の美亜(縞パンツwith絶対領域)
鶴の恩返しな千鶴(オパーイ担当)
桜の神様さくら(ロリ巫女)
と、気弱で前項が趣味の主人公弘司が、織りなす恋の駆け引きである。
まず、筆者(書いてる俺)がこの設定で夢想するのは、
オイオイ、よく考えたら、日本の法律で一夫一婦制度ときまってても 幼なじみ以外人外じゃん。
全員(幼なじみ含む)と結婚しても無問題。 グヘヘヘヘヘ、と言う感じである。
そして、頁をめくっていくと、上の人外の三人は、なんと、つきあってくれとかそう言う駆け引きをすっ飛ばして、結婚しろと迫ってくるのだ。
電撃文庫は、基本的にラノベ(旧来のジュブナイルの魔改造版)であるため、
多くはボーイミーツガールがテーマで、
本作もその形態をとっている、と思わさせておいて、実は、これなんてエロゲ?。
複雑な人物構成と、多彩な舞台設定を持ち、凡百作家なら破綻しそうな内容であるが、新人とは思えない文才ほとばしる文章で、そつなく纏めている。
あと、帯を読むに、大変(て~へん)*多感さ(たかん)/2=トリプル赤面ラブコメディ、だそうだ。(ここテストに出ます)
確かに、5角関係の泥沼ぽい展開でなんでトライアングル?とおもうが
上の公式を思い出すと確かにトライアングルである。
イヤ全く、奥の深さに恐れ入る。