06/03/28 00:38:41 3VLXOBZa
>>876
とりあえず主人公は幼少時代、「幸運をも打ち消してしまう」能力のせいで周りから迫害され、
会社が倒産したかなんかの中年男性に包丁で刺されかけたり、周りの子供たちからは「疫病神」と呼ばれて石を投げつけられるなど。
そして周りの大人たちはそれを止めるどころか笑いながらけしかけたりした。
んでもって一応のメインヒロインは、完全記憶能力のせいで一年ごとに記憶を消去しなきゃならない……
っていうウソに騙され、一年ごとに大切な人との思い出を完璧にリセットされながら生きてきた。
でもそれは、彼女が持つ危険性を封じて完璧に「道具」として扱うための「首輪」代わり。人権無視。
さらにその記憶を消しに来るのは、数年前まで家族同然の親友だった男女。
彼女を苦しめないためにいい思い出を作ろうと努力しても、一年ごとに自分たちでその記憶を消さなければならないことに絶望して、
こんな思いをするなら、と最初から自分たちを憎まれ役の「敵」だと思わせて彼女を追う。
そして、ヒロインの親友達が今まで出来なかった、「彼女を救う」事を主人公が成し遂げる。
彼女にかけられたセキュリティシステムで暴走する彼女自身と戦って、自分の命を懸けてその記憶ループから彼女を救い出す。
だが主人公はその戦いが原因で記憶を完璧に失う。けれど、敵だった男女の置手紙を通して状況を理解し、彼女を傷つけないためだけに
記憶を失っていないフリを必死に続ける。
ヒロインは、彼が記憶を失っていることも、その原因が自分であることにも気付かずに笑顔で彼と暮らし始める。