2chライトノベル大賞2005上半期at MAGAZIN
2chライトノベル大賞2005上半期 - 暇つぶし2ch200:イラストに騙された名無しさん
05/07/15 23:26:43 /P5eVYnw
○<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
里香、生きててよかったよ….゜・(ノД`)・゜.。
裕一の今後の行方をきめる大事な巻になりましたね。
夏目と裕一がダブったあたりは泣けました。今後への期待も込めてイチオシ。

すいません、今回は一作だけ。

201:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 00:56:06 wXGZXWS9
集計人様乙です。

○<<さよならトロイメライ 4 追想の和音>> (著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫)
「おはようからおやすみまで、暮らしを見詰めるやっちん♪」
と、いうわけで八千代ちゃんフィーバーです。
そしてなおかつ和服ぱんつ邪道宣言ですよ。
まさしくこれが壱乗寺クオリティ。

<<ルナティック・ムーン V>> (著:藤原祐/絵:椋本夏夜/電撃文庫)
やはり前巻より熱量は落ちると言わざるを得ないが、
締めと言う意味では投票するに値すると思う。
そして熱が落ちた分、凄惨さが増してるのが良い。
エロイーズ・タイラーの最期なんかは鳥肌立ちました。

<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫)
こっから三つは新人攻勢で。つーかシリーズモノは定番な気がして印象薄い。
まずは富士ミス。なんつーか富士ミスの新人って面白いベクトルがあるよなぁ、と。
地に足がついた情けなくて惨めでおじさんなりかけな主人公なんてアリかと思ったが、読んでみるとアリだなぁ、と。
こういうオトナにはなりたくは無いけど、なっちゃったらしょうがない。
そう思える情けなさが素敵。

<<カエルと殿下と森の魔女 緑竜亭繁盛記>> (著:橘柑子/絵:堤利一郎/ファミ通文庫)
<<魔法鍵師カルナの冒険>> (著:月見草平/絵:銀八/MF文庫J)
方向性が似ているので纏めての感想になりますが御容赦を。
派手さは無いが今後が面白そうな新人で2票。次点は尼野ゆたかのムーンスペル!です。
カエル~は世界観の設定に、魔法鍵師~はギミックの設定にそれぞれ凝ったところがあるが、
充分に生かして、なおかつ目だったアラもない。初心者が安心して特攻できる新人というか。
レーベルの安定感を底上げできる存在として(電撃なら渡瀬・三上・伊都あたり)
バランスよく育って欲しいと思う。

次点:タマラセ・憐・電波な彼女・彼女はミサイル・されど6・ROOM・他
最近電撃についていけなくなってきた。

202:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 01:50:07 iJuQWWsd
●大賞・イチオシ賞

○<<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge)

深見の復活に全米が泣いた。
俺も泣いた、もう漢泣き。
ガチレズ格闘ガンアクションに結ばれない愛という
大衆受けするテーマの投入に成功した深見怖いものなし。
屍も拾うものなし。
昔クラスで気になってた娘がどんどん落ちぶれていく姿を
見る感じで深見作品を追っていた俺のド肝を抜いた
揺るぎないイチオシに決定。
なんの後悔もない。

<<ブルー・ハイドレード 2 転移>> (著:海原零/絵:遠藤将之/スーパーダッシュ文庫)

銀盤を書いた海原と思えないキャラのとっちらかり。
跳び回って鬼強のヨーダと同じ違和感。
性格の悪い幼女が馬鹿共引き連れて熱すぎな潜水艦戦を繰り広げる
ことに焦点を絞ってこの作品は評価される。
他オマケ。
微妙と思ってたイラストも極悪幼女艦長をきっちり描いたから全て許す。


203:2
05/07/16 01:51:10 iJuQWWsd
<<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫)

実験作?衝撃作?それって電撃村の中だけの話じゃねーの?
色々思うとこありまくり。
その後出た黒い本もな!
この作品で谷川は萌えを見せつつも萌えの魅力に逃げない。
漢だ。
狂気の世界を緻密に作り上げたとこに、
他のどのシリーズより谷川の谷川らしさが出ていたと思うがどーよ?

<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)

いつになったらヴァーチャルの辻斬りがリアル世界に現れるの?と
思いながら読んで最後のページまで捲っちまった。
ありえねー。
床に本叩きつけようとしてふと考えた俺。
これってすげーんじゃん?
読み直した。
ネトゲー中毒者のタルイ日常を自虐ギャグに逃げず初めて小説で
言語化してくださるとは、桜坂、やっぱりお前は只者じゃなかった。
ベニ松以来の神認定。

204:3
05/07/16 01:51:38 iJuQWWsd
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)

これだよこれなんだよ。
今年の電撃の新人はカーブやシュートやシンカーばっか、
変化球俺は嫌いじゃないけど、ないけど!むしろ好きだけど!
お前等ルーキーのうちはストレート投げろよ!と全米が思った。
そこに来たのがこれ。
萌えラブコメはもう古いよと思ってた奴は、オビ煎じて飲めよ。
ツンドラ最高。

次点はデュラララ!!×2、NHKにようこそ!、殺×愛0、ロクメンダイス、
本気ですよ。

205:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 04:26:14 3c5rgxhr
○<<カスタム・チャイルド>>(著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫)
前半のゆるい日常と、怒涛の後半の対比、特に8章の喪失感にやられた。
二人の関係が曖昧で宙ぶらりんなのがいい。これがたとえば恋人だったり兄妹だったりしたら、きっとここまでの話にはなってなかっただろう。
あくまで二人が名前のない間柄だったから、その交流がはかなく感じ、あの背中越しの未来予想図が遠く遠く思えた。
だからこそ深い余韻と感動を残すエピローグに胸をしめつけられる。
今期のイチオシ。

206:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 04:27:09 3c5rgxhr
<<大沢さんに好かれたい。>>(著:桑島由一/絵:放電映像/角川スニーカー文庫)
伝え合う言葉も行為も、すれ違い離れてしまう二人の距離の機微がせつない。
最後の交換日記のところで泣いた。
汚いどろどろした部分も、ずれてるのにどこか芯を通す部分も、別に混じりあわなくたっていい。キャラクターは書き割りの一枚絵じゃない。
無茶な設定を力業で押しきった作者の力強さを感じた。
一人称のためか桑島節も薄めで、苦手な人も読んでみていいと思う。
ただ、続編は勘弁。そのくらい1冊で完結している。

207:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 04:28:11 3c5rgxhr
<<半分の月がのぼる空4 grabbing at the half-moon>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
1~3巻に比べると、1冊の完成度としては劣るかもしれない(構成がちぐはぐだし)
が、心に響く心理描写とストーリーテイリングはさすがの一言。内容なんてあってないようなものなのに、それでも読ませてしま
ラストの亜希子さんの独白はインターミッション的なこの巻を話の終着点を示唆するものだったと思う。
それが信者としては辛くもあるんだが……
夏目の過去と現在の裕一・里香の対比が切ない。じゃあこの先にある未来は?


208:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 04:28:58 3c5rgxhr
<<君が居た昨日、僕の見る明日2―FAKE HEART―>>(著:榊一郎/絵:狐印/富士見ファンタジア文庫)
今最も榊らしい、と言えば反論あるかもしれんが、この巻読んでてふとそう思った。
ドラゴンズ・ウィルでみせた英雄代行の少女と菜食主義の竜のあやうい、間違った関係は、
鈴乃宮学園という特異な学園生活の中に通じていると思う。
ヲタ設定やぬるいコメディなんてただの飾りです。根底にある閉じた世界と時間は偽りだけど、たまらなくやさしくて、だから居心地がいい。
逃避もひとつの選択肢として認めてくれてもいいように思う。

209:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 04:30:01 3c5rgxhr
<<名探偵症候群>>(著:船越七恵/絵:新間大悟&佐伯経多/カッパノベルズ)
ライトノベルといえるかわからんし、ミステリとしても普通に落第なんだが、頭の悪くしゃべくる語り口が気に入ったのであげておく。
名探偵宣言のくだりなんて最高に笑わせてもらった。
この作者にはなにか新しいことができる可能性を感じる。デビュー2作目らしいので、今後に注目。
昨今のライトノベルをめぐる言説ついてここでは言わないが、「ジャンルは限定するものでなく、むしろ広げるものだ」ということをもうちょい配慮してくれていいのではないかと思う。

210:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 07:38:20 1Tev2glW
○<<BLACK BLOOD BROTHERS3>>(著:/あざの耕平 絵:/草河遊也)
 とにかく熱い。萌え抜きの超人バトルものとしては出色の出来。
 

211:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 11:20:39 wXz6aU1y
<<白人萠乃と世界の危機>> (著:七月隆文/絵:しろ/電撃文庫)
こんなに笑えたライトノベルは初めてかも
ところどころギャグをはさむならわかるけど、まさか全てギャグなんて・・・。
斬新過ぎると思ったのは自分だけだろうか。
ほんと笑いすぎて、腹が痛くなったw

<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
正直ツンドラの意味がわかってないけど、あのヒロインはいいツンドラだw
さらに、主人公は誠実なナイスガイ。これは期待できそう
あまり修羅場は読みたくないけど、この主人公なら大丈夫だと信じたい。

<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
これは主人公の語り方(地の文?)がすき。
昨今では見ないやわらかい言いまわしが心地いい
そのおかげで、作品全体が心地よく感じられ、癒される。

<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫)
主人公はイリヤ(同著者の作品)の浅羽と同様ヘタレだけど、
あいかわらず、物事の描写がうまいというか魅せられる。
夏真っ只中に二巻でてほしいんだけど・・・

<<ウィザーズ・ブレイン V 賢人の庭〈上〉>> (著:三枝零一/絵:純珪一/電撃文庫)
今回は自分の中ではディーとセラしか見えていない・・・
ほんと幸せになって、笑いあえたらいいのに。
著者頼みます。クソハッピーエンドでひとつよろしく

電撃に偏ってしまった・・・ここで評判のゼロの使い魔、キリサキ、きるらぶもおもしろかった。

212:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 12:27:34 KLJ2u7IN
大賞の投票は今日までなので、未投票の方はお早めに。

では211までの中間集計です。

213:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 12:27:57 KLJ2u7IN
39
わたしたちの田村くん (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
18
BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼 (著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア)
16
半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
15
スラムオンライン (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
14
荒野の恋 第一部 catch the tail (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
七姫物語 第三章 姫影交差 (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
13
灼眼のシャナ IX (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
12
AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉 (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
11
空ノ鐘の響く惑星で 6 (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)

214:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 12:39:30 G1Y6mM14
●大賞・イチオシ賞
○<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
ミーハーでスマン。でも、ライトノベルにとっては一つのお手本だと思うんだよね。
0巻のザコまで、無駄キャラがいないキャラの立ちようは、ちょっと類がない。
この巻数で退屈した巻がない。それどころか盛り上がるってのも大したものだと思う。

<<いぬかみっ! 6>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫)
これほど面白くなるとは思わなかった(失礼)。明るいドタバタコメディは読んでて楽しい。
全体の伏線もそろそろまとめに入ってるので、次が楽しみ。

<<ゆらゆらと揺れる海の彼方 4>> (著:近藤信義/絵:えびね/電撃文庫)
三上や渡瀬だけが地味じゃない。地味な良作はここにも一つある。
初期の設定の甘さなんかの悪いところが、少しずつ治ってきている。期待票として入れる。

<<食卓にビールを3>> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫)
どう考えても基本設定自体が破綻(女子高生が既婚でビール飲む)してるんだけど
それ自体がネタでもあるような、変なSF。「喧嘩篇」とか、思わずビール吹く。

<<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge)
ネタとしてあまりに面白すぎる。普通に読んでもガンアクションとしてなかなか。
深見ファンの誰もが待っていた本当の「深見作品」と言える。いいぞ深見、もっとやれ!

今期も良い作品が多くて満足だけど、富士見Fが少し物足りなかったかな。

215:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 13:19:26 jSCzH6G6
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
最初に荒野に共感して、それから一気読み。完全にツボだった。
桜庭一樹の独特の雰囲気の中で、荒野と一緒に様々な感情を持つことができる。
ガツンとくるようなものはないけれど、いま一番続編が楽しみな作品。

<<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>> (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫)
前回低調気味だった銀盤カレイドスコープは、視点を変えてまたおもしろくなった。
スポ根の王道をずーっといく、それでいて熱くなれるから、このシリーズは好き。
この臨場感、やっぱりたまらない。

<<私の優しくない先輩>> (著:日日日/絵:/碧天舎)
少しのことでも妙に嬉しくなったり悲しくなったりできる作品。
とくに最初の「前転」の成功シーンは、たったそれだけのことなのに嬉しくなった。
鬱入ってるけど前向きな主人公のためか、ラストは切ないのに爽快。奇妙な味わいだった。

<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
其参でライトノベルとミステリが見事にカチッとはまって、今回はそこに大震災が加わる。
それも見事に融合させた非常に稀有な傑作。愛ってなんだ。
そしてなにより、待ってましたよ、骸惚先生! 小生、感激です。

<<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫)
迷いに迷って最後は「大沢さんに好かれたい。」にいれることにした。ヒーローモノ。
この作品の欠点は読み終わったあとどんどん色あせてしまうことだと思う。それが残念。
しかしそれでも、最初に読んだときの強烈な印象は覚えている。本当に、切なかった。

イチオシは、飛びぬけたものがないと判断したので。次点はたくんさん横一列。
電撃、あまり読まなかったな……。

216:キャラ賞集計人 ◆waPfo.dphA
05/07/16 13:31:00 GC3DAP0L
投票終了まで残り12時間を既に切っていますが、
これから駆け込みで大賞へ投票しようという方、
もし余裕がありましたら他の各賞についてもよろしくお願いしますね。

●キャラクター賞 ●イラスト賞
【ロリっ娘】ラノベキャラ萌え総合スレッド【猫耳】
スレリンク(magazin板:75番)n-
●地雷賞
ラノベは屑です。
スレリンク(magazin板:334番)n-
●中賞・小賞
隠れ小説   発   掘
スレリンク(magazin板:185番)n-

217:1/2
05/07/16 13:36:09 5RyVw2OS
○<<吉永さん家のガーゴイル 6>> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫)
 ちょっといい話。いや、かなりいい話。ストレートに描いたら
 臭くて失神しそうな話だが、それをコメディで上手く包んで気持ちよく
 読ませるのがガーゴイルクォリティ。シリーズを通して高水準で
 安定しているが、中でもこの6巻は別格。

 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
 夏目の過去話は最高だったんだが・・・。後半の裕一の話はじっくり
 1冊かけてやって欲しかった。展開速すぎ。覆面レスラーで笑いを取った後は
 一拍おいてくれないと、感動シーンも白けてしまう。

 <<乃木坂春香の秘密 2>> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫)
 ぶっちゃけ、春香萌え以外の何も無い作品だが、それで
 きっちり勝負できているのだから問題無し。何気に文章は上手く、
 春香の体温まで伝わってきそうな描写はモエビアン。
 しばしば対象年齢を間違えたかのような幼稚なギャグを挟んでしまうセンスと、
 『はにトラ』ネタがあまりにクドいと言う二点は気になったが、これはもう
 気にしたら負けなんだろう。
 

 <<タクティカル・ジャッジメントSS 2 はじめてのさいばん りろーでっど>> (著:師走トオル/絵:緋呂河とも/富士見ミステリー文庫)
 電気ネズミ糞ワロタwww
 後ろの2話が似た雰囲気だったのが少し気になったが、マイナスはそれぐらい。
 かまつか(←やはり変換できない)が山鹿色に染まっていく様子が面白い。

218:2/2
05/07/16 13:36:50 5RyVw2OS
 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
 良質のツンデレ娘(ツンドラとは言い難い)と、良質の不思議ちゃんの魅力を
 上手く引き出してはいるが、悪く言えばそれ以上ではない。中賞か小賞かと
 いったところ。が、最後の手紙で続巻への期待が一気に高まったこともあり、
 大賞に挙げておく。

次点

 《シャドウテイカー 5 ドッグヘッド》 (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
 田村くんの感想の直後に言うのもなんだが、ツンデレの時代は終わった。
 これからはモジデレ。裕生&葉のもどかしいまでのもじもじっぷりは、
 葉が積極的になったときの破壊力を最大限に引き出すためであったと断言する。
 彼方たんではなく、あくまで葉が迫ったと言う点も評価したい。
 前作『ダーク・バイオレッツ』の、堅実さと派手さを兼ね備えたラストには
 及ばなかったものの、無理の無い展開で綺麗に風呂敷を畳む手腕は見事としか
 言いようが無い。この作者の本なら安心して買える。でもアンチメモニクスは勘弁な。
 
 《銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister》 (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫)
 ヨーコ視点でも主役はあくまでタズサ。タズサの一人称では描けないタズサの魅力が、
 妹視点によって存分に描かれたように思う。ヨーコの話も良かったんだが、
 それも姉あってこそ。姉は偉大なり。

219:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 13:41:43 st3AaIdS
●大賞・イチオシ賞
○<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)

相変わらず燃え萌えでまロい作品でした。
巻が進む毎に色々と張られた複線が出て来るのも見逃せない。
しかしこの作品って相変わらず佐山以外の男キャラの扱いが酷いなw

<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 5〈上〉>>(著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)

前巻から一転しての急展開に目が離せなかった。
長く読んでいたが風見にあんなに萌えるとは思っても見なかった。

<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
巻が進む毎に切なくなってくなあこのシリーズ。
夏目はああなってしまったけど、裕一達はどんな結末を迎えるのだろう。
楽しみでもあり怖くもあり。

<<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス)
<<ネコソギラジカル 中 赤き制裁.VS橙なる種>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス)

お待ちかねの最終巻。
相変わらず予想を良くも悪くもあっさり外してくれるな西尾。
実は戯言シリーズっていーちゃんの成長物語なのかも。

次点に麒麟3、最後の夏2、ガンズ5、りすか2

220:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 14:44:36 efeinonC
○<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
 地味作家と言われつつも2シリーズ目の完結作品。
 この最終巻は派手に展開も2転3転、そしてヒロイン達の魅力全開と素晴らしい出来でした。
 躊躇無く1押しにさせていただきます。

<<食卓にビールを3>> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫)
 とぼけた感じのSFギャグ。3巻となりこの不思議空間に慣れたせいもあるのか非常に心地よく読めた。
 女子高生主婦設定ってなんじゃーと最初思っていたが、女子高生の友人との会話部分がなくなると困るのでこの設定はありです。
 このまま突き抜けた感じで進んでください。

<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
 常盤姫外伝マダー。と言いたくなるほど魅力的な常盤姫物語でした。
 相変わらずの心地よい文体でマターリと読ませつつ、政治・戦争の話がすすんでいくさまは見事。
 刊行ペースがせめて年1冊以内ならば・・・。

<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫)
 刑事ものの映画を見てるかのような話。
 こういうのを富士ミスが出すのがというのがもう。
 まさに存在自体がミステリー、富士見ミステリー文庫の面目躍如の1冊でした。

<<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge)
 地雷作家と噂の耐えない深見氏が面白い本を出したという話が気になり手に取った一冊。
 LOVEあり、アクションあり、ミステリーあり・・・おい、なんでこれを富士ミスで出さなかったんだよ?
 とりあえず、本当に面白かったです。普通のガンアクションLOVE小説でした。

221:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 15:00:05 fdhzSO9e
○<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
このシリーズは2、3巻もいい出来だったんだけど、1巻がかなり
綺麗に纏まってたから、最終的には1巻だけで終わってた方が
よかった作品になってしまうんじゃないかとずっと不安に思ってた。
この巻がその懸念を一掃してくれた。
夏目の過去話もグッときたんだが、なぜかそれよりもその後の
亜希子さんのモノローグの方が琴線に触れた。
フィクションでマジ泣きしたのは多分初めてだったと思う。
そして何度読み返しても泣ける。

<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
対戦格ゲーにハマってゲーセンで膨大なコインと時間を費やした
経験がある人には何を措いても読んで欲しい。
一人称で描写は淡々としてるんだけど、それが逆に何ごとにも醒めた
主人公の世界に対する見方を追体験させてくれる。
それでいて要所では情景が目に浮かんでくるようなパワーもある。
格ゲーをやったことがなくても、他人から見れば何の価値もない
何かに、それに価値がないことを自覚しながら執着したことが
ある人ならある程度は共感できると思う。
格ゲー独特のコンボ描写なんかは呪文か何かだと思って読めばOK。

222:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 15:00:55 fdhzSO9e
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫)
文体がかなり完成されていてギャグのセンスもよかった。
バカだけど前向きな主人公にも好感が持てる。
これまでいそうでいなかったヒロイン2人もそれぞれに魅力的。
そしてラストの手紙が最高の引き。次の巻が本当に待ち遠しい。
ちなみに相馬派。

<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延/絵:純 珪一/電撃文庫)
電撃スレで評判が良かったので買ってみて一週間でシリーズ読破。
4巻とどっちに投票するか迷ったが最終巻のこっちで。
いいキャラが揃ってたしシリーズ通しても巻毎に見ても
展開がしっかりしていた。もっと注目されていい作家だと思う。

<<ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?>> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫)
ホタルがフェードアウトしなかったというそれだけで一票。
ええ、僕はホタルスキーです。
本編でも1301での会話やツバメの暴走など笑い方面は絶好調。
本題というか冴子関連の話があまり進んでないのが不満ではあるけど。

次点はよくわかる現代魔法4、5巻、シャドウテイカー4巻、
ROOM短編集、禁書5巻と言ったあたり。
未読で気になってるのはゼロヨンイチナナとデバフロ。

昨季は個人的に大豊作で5作品におさめるのが大変だったんだけど、
何か今季は5番目か次点にするかで迷うような作品が多かった。

223:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 15:41:51 FgKP4W7b
電撃信者なので。どこが不調なのかさっぱり分からない。

●大賞・イチオシ賞
○<<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫)
完結記念の投票。
思えばこれがライトノベルを読むきっかけだった。
終わったのにどこかのど越しが悪いってのは、いかにもMissingらしい。
まあ70%くらいの納得度かな・・・キャラの評価は上がったり下がったり。

<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
順当に面白い、って評価を維持し続けるのは大変だろうなあ。
最強主婦に最強夫まで現れて大変なことに。日常が非日常を圧倒?

<<9S〈ナインエス〉 V>> (著:葉山透/絵:山本ヤマト/電撃文庫)
絵が露骨な萌え系じゃないのが、かえっていい所かもしれない。
お話は例によってドタバタバトル。敵さんにもう一味あれば大賞行けるか。

<<じーちゃん・ぢぇっと!>> (著:ハセガワケイスケ/絵:オカアサハ/電撃文庫)
しにバラよりも面白い。作者の意外な面を発見した気分。
じーちゃんの性格付けはどっちが良かったのか、判断難しいなあ。

<<ガンパレード・マーチ もうひとつ撤退戦>> (著:榊涼介/絵:きむらじゅんこ/電撃ゲーム文庫)
個人的にはディバフロよりもこっちの方が戦争ものとしてシビアで好き。
キャラに馴染みがあるせいか、追い込まれてゆく状況がこたえるこたえる。

224:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 15:56:00 OZA8YtPm
●大賞・イチオシ賞
○<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
繊細な描写で描かれる様々な色を感じることができる物語です。
今回は他の勢力も動き出して、いよいよ面白くなってきました。
キャラクターもそれぞれがいい味を出していて、特に絵描きさんがいいです。
そして何より続きが出ることが一番嬉しいです。・゚・(ノ∀`)・゚・

<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
正直、前半は大して惹かれませんでした。
しかし、終盤、青春ドラマからの流れに、不覚にも引き込まれてしまいました。
これからどう話が展開していくのか分かりませんが、巷に溢れかえっているような
展開にはなってほしくないです。

<<パラケルススの娘 1>> (著:五代ゆう/絵:岸田メル/MF文庫J)
アナタハココデナニヲシテイルノデスカ?
この人の作品は、本当に久しぶりに読みましたが、
全く不安なく読むことができました。
ありがちな設定ですが、飽きることなく最後まで読むことができる良作です。

225:224
05/07/16 15:57:46 OZA8YtPm
<<食卓にビールを 3>> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫)
相変わらずの不条理な世界です。でもそれがいい。
ちりばめられた子ネタにも笑わせてもらいました。
何だか、女子高生って設定以外は作者の実生活のノンフィクションなのではないか
と思うようになってきた今日この頃です。

<<奇蹟の表現>> (著:結城充考/絵:KEI/電撃文庫)
今年の電撃の新人さんは色々いますね。
その中で圧倒的に地味な印象を受ける作品です。
しかしながら、しっかりと読ませてくれる作品です。
へたな癖がない分、これからに期待ができそうです。

今回は一応4レーベルに投票してるけど、
よく考えたら、電撃2作に富士見F3作と数えることもできますね。
一応は富士見厨らしい投票かな。
後、今期は中、小賞クラスの作品がかなり多かったような気がします。
時間は無いけど、できれば中、小賞にも投票しようと思います。

226:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 16:03:37 eieqAZAz
○<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
セカイ系に対する批評的な状況設定と文系SFのいいとこどり
世界の終わりを「カーテンコール」なんて言われるだけで反応しちゃうような人にオススメ
ポストエヴァな、間違うためだけに恋をする人間のための新世紀の耽美文学



227:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 16:27:21 Tb/UJucY
●大賞・イチオシ賞
<<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫)
落ち着くべきところに落ち着いたようで、どこかやりきれなさが残る。
これこそが怪異に魅せられたものの終わりかと思うと、これでよかったんだと思えたラスト。
最後の一文にうっかり涙ぐんでしまったのは秘密だ。
完結お疲れ様でした。

<<ヴぁんぷ! II>> (著:成田良悟 絵:エナミカツミ/電撃文庫)
デュラと悩んだのだけれどこちらに。
とにかくミヒャエルが熱い、熱すぎる!
これほど真摯に誰かを想えるのはいいなあと純粋に思う。ピントがずれてるのは成田仕様。
どう落とし前をつけてくれるのかIIIが大変楽しみ。

<<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>> (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫)
このシリーズはここでの評判が良かったんで手を出したんだが、まっとうなスポ根物で良い。
タズサ視点では描けないタズサの魅力を、ヨーコの目を通して綺麗に見せてくれた。
ヨーコの悩みも丁寧に書けていて好感が持てる。
あとがきが非常に気になりますが、そこまで書いてくださいね?

<<新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦>> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック)
TRPGは予定調和ではないというのをまざまざと見せつけられた一冊。
燃え(物理的に)と萌えと燃え(精神的に)が入り乱れる壮絶な展開。
読み終わって燃え尽きたのは久しぶりだ。早く続きを! と絶叫したのも良い思い出。
最終巻(もう出てるらしいがまだ未読)も半年後にここで紹介できればいいな。

○<<ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面>> (著:矢野俊策、F.E.A.R/絵:しのとうこ/ドラゴンブック)
この半期ではこれが一押し。
非日常に侵食される恐怖と、日常を守る足掻きが非常に綺麗に描けていたと思う。
複数人でドラマを作り上げていくTRPGリプレイの良い所がぎゅっと濃縮された一冊。
新しいジュヴナイルの形だと個人的には思っている。

ここの評判が良いヤングガン・カルナバルとスラムオンラインも読んでみたいところ。

228:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 16:40:19 K06Zfmum
○<<BLACK BLOOD BROTHERS3>>(著:/あざの耕平 絵:/草河遊也)
腹に信念抱えた奴らの思惑が絡み合う、熱くて厚い物語。
さすがはあざの。見事にやってくれた。一生ついていくぜ。
こういう作品にもっと増えてもらいたい、という意味を込めて一票。

<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
中村らしい、相変わらずの痛さあり、愛あり、の作品。
とんでもなく馬鹿で優しい小学生・比呂緒が愛しくてたまらない。
気分はお父さんですよw娘が心配でたまらないw

<<奇蹟の表現>> (著:結城充考/絵:KEI/電撃文庫)
臓器売買とか教会ネタとか、ライトノベルというより洋画みたいな作品。
地味ではあるが、それゆえに安心して読めた。
今期の受賞作では一番好きなんだな。


今回はあまり読んでないので、これだけ。
読んでいたら、デュラ×2やNHKにも投票していただろう(まだ読み途中)

229:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 17:10:35 KLJ2u7IN
投票終了まで残り7時間余り。
228までの集計です。

230:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 17:11:02 KLJ2u7IN
41
わたしたちの田村くん (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
20
BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼 (著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア)
19
半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
16
スラムオンライン (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
七姫物語 第三章 姫影交差 (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
15
ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
荒野の恋 第一部 catch the tail (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 灼眼のシャナ IX (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
13
AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉 (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
11
空ノ鐘の響く惑星で 6 (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
10
シャドウテイカー 5 ドッグヘッド(著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
ソウル・アンダーテイカー (著:中村恵里加/絵:酒乃渉/電撃文庫)

231:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 18:05:29 OWOqoLs+
>>198
それよりも、一作品毎に改行して欲しいです。

232:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 18:15:18 b1OHCHOJ
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
子どもと大人の中間にいる少女の青春小説書かせたら、桜庭一樹の右に出る者がいるだろうか。いや、いまい。
絶対にいるわけないんだけど、妙にリアルな人たちが描き出すドラマ。リアルな胸の痛み。うまいなと素直にうなった。

○<<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫)
巻を追ってどんどん面白くなってくる。これほど燃える作品は少ないんじゃないか。
萌え偏重の小説が増える中で、あざのは燃えをつきつめていって欲しい。

<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
富士見には珍しいセカイ系ド真ん中の作品。
歪みまくった主人公。退廃的な世界観。危うい萌えキャラ。賛否あるとは思うが好き。

<<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫)
富士見LOVE文庫から出たちゃんとしたミステリー作品。気持ちよく騙される快感を味あわせてくれた。
いろいろと疑惑も噴出しているようだがそんなもん関係ない。楽しんだもん勝ちだ。

<<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス)
最終巻に期待して投票。グダグダっぽい感じだが・・・それでもキャラの掛け合いが面白いな。
どうやって話を終わらせるのか楽しみだ。

233:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 18:25:36 CRBqpBsk
○<<公爵夫人のご商売 ~よかったり悪かったりする魔女~>> (著:野梨原花南/絵:鈴木次郎/コバルト文庫)
「ときめき」をぜひ私にも売ってほしい。あったら買うでしょう。
マダーは性格がよくて美人なのでポイント高い。
元々テンポの良い文体の作家だが、今作はまさに冴えわたりすごくいいカンジだった。
少女小説を読まない方でも楽しめると思えるシリーズなので是非一度お試しを。

<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
田村くんがクラスにいたら絶対に好きになっていたと思わせる。
これほど優しくて一生懸命な男子になぜ彼女がいなかったのか不思議でならない。
しかも遠距離恋愛中ってところも健気でよい。
ツンドラに取られないように、がんばれウサギ。

<<銃姫 4 >> (著:高殿 円/絵:エナミカツミ/MF文庫J)
予想を超える壮絶な展開で引きずられるように読んだ。
お気に入りだったキトリの選択があまりにも苛烈で鬱に。
心理描写が細やかな作家なので、つい主役でないキャラに同調してしまい、
悲惨な過去があり性格が歪んでいるプルートが気になる存在になってきた。
エルもこれから姉として女としてどんなアプローチをするのかとても楽しみ。

<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
何かに秀でた人は独特の雰囲気を醸し出しているような気がする。
それが自分に理解できない事柄だと更に格好よく見える。
負けず嫌いで意地っ張りなヒロインがほんの少し自分に似てる気がしたので、
悦郎を好きになってしまったのが分かる気がする。
文句も言わずに新宿の町をさまよい歩くのに付き合ってくれる男は貴重だと思う。

<<ヴぁんぷ! II>> (著:成田良悟 絵:エナミカツミ/電撃文庫)
今回は吸血鬼の町内会に尽きた。
町内会があるってこと自体がヘンだし、メンバーも濃くて自分勝手で楽しすぎ。
特に青い人と黒い人がお茶目さんなのでまだ出番があることを願う。

234:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 18:32:01 cgqsOLjo
 <<ポストガール 4>> (著:増子二郎/絵:GASHIN/電撃文庫)
雰囲気の大好きなポストガールもついに完結してしまった。
旅を題材にした作品でもキノの旅とは違った意味で楽しめた作品。
がんばるシルキーがとても良かったです。

○<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
主人公が頭がちょっと弱いけど心の優しい女の子というのは目新しく感じた。
真っ先にこのキャラが気に入って話にのめりこんでしまった。
続きがとても楽しみ。

 <<禁涙境事件 some tragedies of no-tear land>> (著:上遠野浩平/絵:金子一馬/講談社ノベルス)
同じ上遠野作品でもブギーは近頃あまり面白く感じなくなってきていて
個人的には今続いている上遠野シリーズの中では事件シリーズが一番のお気に入りです。
ミステリーという単純に物語として楽しむべき作品です。

 <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
やっと出た第三巻。中華と和が合わさった世界観がとても好きです。
今回の作品では各勢力間の状況が良く書かれていてとても楽しめました。
続きがでるのをのんびりと待つつもりですw

今回は前回までと比べると読んだ冊数があまり多くないので4作品にだけ投票させていただきます。
次点としては成田作品やブギー、ルカなどでした。

235:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 18:33:11 a1/2g3TJ
○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
キャラクターのそれぞれが一生懸命なのが伝わってくる作品。
それだけに理解しあえないですれ違うのがもどかしい。
完結編にふさわしく、派手に展開が転がって、この厚さでも尺が足りなく感じるくらい。
いや面白かった。

<<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge)
銃レズ猫と揃った紛れもない深見作品なんだが面白かった。
変に趣味に走らずにB級アクション路線を貫けば面白いものが書けるじゃないか。
レズカップルの距離感が絶妙。

<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫)
海外刑事ドラマ風味の作品。
主人公のホンダさんがからかわれるコミカルな描写を入れつつも、
ストーリー展開はなかなかのサスペンス。
これで相棒と爆弾小娘がもっと派手に暴れてくれりゃ申し分なしなんだが。

<<GOSICK IV ―ゴシック・愚者を代弁せよ―>> (著:桜庭一樹/絵:武田日向/富士見ミステリー文庫)
ヴィクトリカとアブリルの初顔合わせとかキャラ的にも見所があるが、
時計塔とかリヴァイアサンの存在感とかアフリカの歌とかの雰囲気作りが上手い。
ミステリー?なにそれ?

今回やや低調で5作選ぶには至らず

236:1/3
05/07/16 19:09:27 ZXmnSOdk
では投票を。

○<<クドリャフカの順番 「十文字」事件>>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店)
 人の死なないミステリーの人、米澤穂信。今度は一冊1600円だ!
 そして待望の文化祭が始まった。
しかしわれらが古典部には、過去最大の問題が立ちはだかる。
その問題を解決するために、
クイズ研究会主催クイズ大会に参加したり
コスプレしたり
お料理研究会主催野外料理大会にエントリーしたり
漫研で実力派先輩とコスプレしながら真の名作について熱く論を闘わせたり
わらしべ長者方式で小麦粉を手に入れたり
する傍ら、全校を揺るがす盗難事件の謎を追うのだ!
 うん。いいですよ。人が死なないミステリ。でもしっかりミステリ。
そのまま見逃せばなんでもないようなことでも、気になってしまえば世界の謎なのです。
千反田嬢の一人称は読んでるあいだ中ずっと顔が緩みっぱなしです。
 
 「わたし、気になりません」

237:2/3
05/07/16 19:09:50 ZXmnSOdk
<<サマー/タイム/トラベラー 1>> (著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/ハヤカワ文庫JA)
 あの夏、
放火事件が町を揺るがし、
隣市との合併問題が議会を揺るがし、
兄は精神病院の病室で頭の中だけ並行世界に住み続け、
友人は住基ネットにハッキングをしかけて、
BGMはシカゴのSaturdayInTheParkで、
そして僕らはただいつもの「夏の扉」で本を読んでいた、
あの夏。

 マラソン大会のただ中3秒間だけ未来へ時間旅行をした
幼馴染を巡って、僕らがSFを読み漁り実験を繰り返して
「時空間跳躍少女開発プロジェクト」に夢中になったあの夏。

 ジャンル:「頭のいい高校生が額つき合わせてうだうだ」系衒学小説。

 小難しい理屈と、大量のSF本を元ネタに一説ぶちまけるのがメインであるかのような
この本の元ネタについていくのはちょっとムリだけど、やってることのSFくささに対して
のんびりお話してるだけの登場人物たちを見てるのは楽しい。

 「時間旅行なんて、そもそもあんまり健全じゃないさ」

238:3/3
05/07/16 19:11:29 ZXmnSOdk
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
 12歳。
制服を手に入れたときから
子供であることから抜け出そうとし始めて、
しかしいまだ足元のその殻を捨てられずにいる、そんな時間。
荒野は、一人の少年と出会う。
「遠くへ行きたい」
と、彼が言う。
荒野は、その感情が何かさえ、まだ知らなかったのだ。

 うーん。まごうことなき少女小説だ。
そしてこの内容でここまで読ませる本だということに賛美。
平行してGOSICKを読み始めたので急速に桜庭一樹に惚れつつあるこのごろ。
GOSICKのⅡが対象だったら入れたのに。
主人公の女の子の名前が荒野ってのはどうなんだ。
おかげでハードボイルドな話かと思って表紙をめくってしまったじゃないか。
かつて少女だった君に、読んで欲しい。

 「恋って。つまりは所有欲、だと思う」

239:4/3
05/07/16 19:12:05 ZXmnSOdk
<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫)
 夏。
姉にだまされてたどり着いた島は、カニが嫌いで回転様を祭っていて
変な苗字で女医はもちろん、机の中に拳銃を隠している。多分締留島。
与えられた使命は、無口少女とオトモダチになる。
 そして嵐の海で、彼が見たものは。

 たしかに期待を寄せすぎたのかも知れない。
続きがいつ出るかが分からないのがいけないのかも知れない。
絵師がこつえーだったのが、逆効果だったということもある。
たぶんそう、例えば鶴田謙二のような絵師だったらもっと良かったかもしれない。
読み終わってからしばらくは、ちょっと不満だった。
 しかしこの、夏の風景は、確かに心を揺り動かす空気をまとっているのだ。
確かに秋山瑞人が書いたのだ。だって瑞っ子だもの。

 「わたしは、正時の友達に、なれましたか?」

<<七姫物語 第三章 姫影交差>>(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
 姫たちが、動き出す。
 交錯する三宮ナツメ常盤姫と七宮カセン空澄姫。
櫻帰から緑渡へ。緑成す、桜の木の下で彼女たちは未来を見据える。
そして二人を巡る姫たち。
 
 淡く静かな空気をそのままに、物語の語り部がそれぞれの姫たちに移って
世界が広がりました。
この作品の空気は、大好きだ。月の詠み名のセンスあたりは惚れる。
カラ話が少なくなっちゃったのはちょっと残念。
願わくば早く4巻を。4巻を。待ってます。泣きながら。

 「道化なのは私だったのだよ」

240:5/3
05/07/16 19:13:35 ZXmnSOdk
改行が多すぎますと、怒られまくり。
すまん。

次点に
いぬかみっ!ゼロの使い魔 先輩と僕
の萌え群を。一つくらいは入れたかった。

241:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 19:16:14 2WcjPUYj
投票させていただきます。

<<シャドウテイカー 3 フェイクアウト>> (著:三上延/絵:純珪一/電撃文庫)
特殊能力無し主人公が知恵と勇気を振りしぼって必死に人外の化け物と渡り合う一般人バトルのシリーズ第3巻。
葉を救わんがために、葉にも嘘をつかなければならない裕生の苦しい心情と、
黒の彼方の讒言に揺さぶられながらも一心に裕生への信頼を貫こうとする葉の態度が実にいじらしいのです。

<<シャドウテイカー 4 リグル・リグル>> (著:三上延/絵:純珪一/電撃文庫)
堅実な文章で綴られる幼馴染みもじもじラブストーリーにしてホラーアクションの第4巻。
前巻で示唆されていたみちるフラグ復活の兆しがここへきて一気に鮮明な物に。
さらに押し倒されてキモイ蟲を飲まされたり、敵に操られて裕生を誘惑したりと大活躍。
つーかあのシチュエーションは痛すぎです三上先生。
しかし必死に抵抗するみちるが痛々しくも魅力的だったりすることも否めない。
裕生の書いた「くろのかなた」の続きで葉の父親の心情を描写するくだりは秀逸。

○<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
清冽な文章で(r幼馴染みもじもじラブ(rの第5巻にして完結編。
正直、5巻で完結と聞いてえー短すぎと思ったのですが、実際に読んでみたらこの上なく美しいエンディングでした。
つー感想を書くために読み直したのですがダメです、異常に高揚してしまい筋の通る感想が書けません。
2005年上半期で最もオレの心に重大に作用した作品です。
儲とキモがられてもいい、この作品を世の人々に知って頂きたい。

242:241
05/07/16 19:16:52 2WcjPUYj
続きです。

<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
このシリーズは毎回、いろいろな遣り取りの末にようやく手打ちにできそうなところを
ラスト付近で思いっきりひっくり返してくれるので油断がなりません。
でもその大逆転はしばしば周到に伏線が張られており、また解決の余地を残しているため
毎度続きが楽しみで仕方なくなってしまう渡瀬マジック。
フェリオ王子の「二人とも」発言も飛び出し、実に頼もしいのであります。
あとカボチャがファインプレイ。

<<アリアンロッド・リプレイ 3 金色の鍵の英雄>> (著: 菊池たけし、F.E.A.R/絵:爆天童/ドラゴンブック)
気がつけば世界の危機がそこまで迫っているきくたけリプレイ第3弾。
PC1の中の人、かわたなこと田中信二氏の勇者プレイは最高です。
P265の、GMに敵の誉め言葉を要求しておきながら「そんなことは関係ない!」と
切り返す遣り取りに爆笑させて頂きました。

半期の間にシャドウテイカーが集中してしまい困ってしまいました。
5巻が下半期に回ってくれたら2回に分けて投票できたんだが、まぁ仕方ないか。
シャナ、Missing、リリトレなども好きですが、これらの支持は他の方がしてくれるに違いない。

243:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 19:17:30 Mx7/wK/a
●大賞・イチオシ賞
○<<半分の月がのぼる空4>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
夏目の過去回想シーンと交わるように進む裕一の挑戦がとてよい。
なぜ夏目がそこまで里香を気にするのかという謎がとけたような気がする
文章が巻を重ねるごとに洗練されて、透明な質感を強めてきた


244:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 19:42:17 /Y0Ur5x8
<<半分の月がのぼる空4>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
正直谷巻かと思ったけど、そこはやはり橋本氏。
脇役までしっかり作りこんであるのが好印象。
次巻が待ち遠しいけど、次は違う作品か‥‥

○<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
堅実な文章に堅実な展開に堅実なキャラ。
アメコミのようなインパクトはないけど、堅実故の地に足の着いた展開に安心できる。
期待は裏切らず、予想は裏切りますよを体で表す良作。
問題は売上だけど‥‥ 今のところは大丈夫の様子。

<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
これも危なげない文体。
幼馴染に萌えさせつつ、モンスター(語弊?w)同士の燃えるバトルが展開される。
ラストはまさにページをめくる手が止まらなかったww

245:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 19:53:12 IKhHsK2C
○<<12月の銃と少女 BAD×BUDDY>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫)
口当たりのいい小説でした。
女難なw主人公が格好いいです。惚れちゃいます。
少年向けって、主人公の男の子がバカみたいだったり、モテそうにないムサ男だったりしますが、
これはその系とは無縁でした。男もちゃんと格好いいです。これって必須項目です。
あと、無意味な萌えシーンがありません。
エッチな絵じゃなくて、表紙が買いやすかったのも高評価に結びついてます。

<<伯爵と妖精 恋人は幽霊>> (著:谷瑞恵/絵:高星麻子/コバルト文庫)
ポイントは伯爵です。悪党なのか善人なのか、意地悪なのか優しいのか、まったく分かりません。
でも、そこが魅力です。リディアといい雰囲気になってくれるといいなって思いながら読んでいます。
今回、微妙ですが二人の関係に進展がありました。

<<少年陰陽師 羅刹の腕を振りほどけ>> (著:結城光流/絵:あさぎ桜/ビーンズ文庫)
続きを早く!!と願った巻で、またしても続きを早く!!!と願っています。
急展開につぐ急展開です。
昌浩という晴明の孫が主人公なのですが、陰陽術のバトルより仄かな恋愛が主軸でしょう。
あと天狐という血のしがらみが、今回はよく出ていると思います。
長いシリーズなのに飽きさせないのが素晴らしい。

<<Missing13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:なし/電撃文庫)
大好きだったのですが、終わりです・・・
面白かった。でも、なんとなく心残りっていうか、納得できない部分が残ってしまいました。
お気に入りが死んじゃったのもあって、気分が救われない・・・
ハッピーエンドではないと覚悟はしていたので。思ったよりもダメージ少ないかも。終わって残念でした。

○つけるの、どれにしようかって悩みました。
新人さんで、女性でも楽しめたという点で、12月の銃と少女選びました。
この文庫では『マルタ・サギー』だけ読んでいましたが、これは当たり。
男性向けの萌えやエロとか苦手な私でも安心して読めました。
キノ、Missingに続いて、この作品も追いかけます。

246:245
05/07/16 19:55:29 IKhHsK2C
<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> でした。
前後逆を直すの忘れていました。ごめんなさい。

247:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 20:08:58 x6S2jp/k
<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
ナジミストにとって、幼馴染と記憶喪失という組み合わせは「鬼に金棒」みたいなものだ。
気がついたら買っている。無条件降伏といってもいい。病的とか言うなそこ。あと斬らないで撲滅委員。
……まあ、もう少しじっくり構えて、親父とツネ子さんを巧く使ってほしかったと思わないでもないが、
この尺でそこまで期待するのは酷かも。愉しみなシリーズが売れて長寿路線を辿れるとは限らない。

○<<シャドウテイカー 3 フェイクアウト>> (著:三上延/絵:純珪一/電撃文庫)
俺の「心のラノベ」は、たいてい3巻でその魅力を爆発させる。
Dクラ然り、空鐘然り。そういえば東京タブロイドもそうだった。
んで、今期推すべきはこれしかないだろと、俺のナジミゴッドはそう告げたんだ。
おれも読み耽りつつ思ったよ。「葉たんとみちるたんで世界を萌やし尽くす気か?」と―
いや、皇輝山の怪人物っぷりも素敵でしたよ? 挿絵込みで。

<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
話のスケールでこそ都市シリーズ・新伯林には劣るが、疾走感では優っている。
縦スクロールのシューティングゲームを彷彿とさせるこの勢いは、
年に何度も味わえるものじゃないと思った。間口が狭いからイチオシはしないけど。


248:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 20:10:06 x6S2jp/k
つづき。

<<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫)
8巻以降の流れが個人的に低調に思えて、投げっぱなしか興醒めな結末になるのではと危惧していた。
だが、ギリギリのところで踏みとどまってくれた。完結してもまだ大切なシリーズのままでいてくれた。
それだけで充分だ。「あんたが書くんだから新作も買うよ」と、一方通行めいた約束をここで結ぼう。

<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
三上が「幼馴染」に目覚めたのだとすれば、渡瀬は「追い詰め」をマスターしたのだと思う。
入念な伏線を巡らせた上で、なおかつ急展開の大ピンチだと感じさせる技量は並々ではない。
勢い任せではありえない「凄み」というか「ねちっこさ」というか、そういうものを感じた。


次点はディバフロとBBB。
あざの・高瀬は渡瀬と並ぶ信仰対象なのだが、それゆえ期待が熱暴走気味。
投票をみてて気になったのは「ヤングガン・カルナバル」かな。
今度読んでみようと思いますが深見汁全壊ですか。ううむ(怖いもの見たさ)。

249:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 20:10:44 clgwVwrx
○<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
5巻で完結してしまったわけだが、惜しいような、これでいいような・・・・・・
なんとも複雑な心境です。主人公とヒロインの関係がとても良いですよ。
この作者はいい話を書いていると思うのでぜひ読んでもらいたいものです。

<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
アーケードの格闘ゲームに熱中し、オンラインゲームも多少やったことのある
身としてはとてもよくわかり、そして面白かった作品です。淡々とした話だが、
何か心にしっくりと収まるような、不思議な感覚でした。

<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
相変わらず面白いと思います、この作品は。身体的には「成長できない」
主人公達が「成長していく」姿はとても、なんとも、読んでいてうれしいものです。
過去話が続くようなのですが、先も早く読みたいものです。ああ、あとA/Bの続編も切に希望!!

<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
キャラクターの中ではカボチャ頭がダントツにイカしてます。まるで主人公のようだw
毎回山場はあるけれど安心して面白く読める作品だと思います。もっと人気が出てもいいと思いますよ。

<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
ギャグ要素が多く腹抱えて笑える作品ですが、それだけでは済まさないのが川上稔か。
真剣勝負、かかわる人物の過去、想い、全部ひっくるめて素晴らしい作品になっていると思います。


今回は投票したい作品が多くて困りました。
次点として、ゼロの使い魔、リリアとトレイズ、ウィザーズブレイン、デュラララ、ヴぁんぷ、BBB

250:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 20:12:37 g00xaZ8f
●大賞・イチオシ賞
○<<吉永さん家のガーゴイル 6>> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫)
  代表的なライトノベルを挙げろと言われたら、このシリーズを挙げる。
  世間的に広めるべきは、このような作品であるはずだと言いたい。
  無駄に気負わず、お高く気取らず、マッタリとしている。これぞ名作。

 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
  典型的なライトノベルを挙げろと言われたら、このシリーズを挙げる。
  本来ライトノベルが誰に向けて書かれているのかを、明確に示す快作。

 <<ミゼリコルドの聖杖 永遠はわが王のために>> (著: 高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫)
  格調高いライトノベルを挙げろと言われたら、このシリーズを挙げる。
  架空歴史ファンタジーに求められる、あらゆる要素を十全に盛り込んだ傑作。

 <<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
  ライトノベルの多様性を示せと言われたら、このシリーズを挙げる。
  どの方面からでも読める内容と、それらをしっかり融合させ物語とした秀作。

 <<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge)
  ライトノベルの奇妙さを示せと言われたら、この本を上げる。
  普通に読めば普通に読める。しかし作者の何かが根本的に間違っている怪作。


 周囲の雑音もようやく過ぎて、いい感じに面白い作品が揃っている。
 この良い意味での混沌をもち続けて欲しい。図らずもレーベルが分かれたようだ。

251:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 20:17:49 1KyyZgpI
●大賞・イチオシ賞
<<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge)
深見なのに・・・深見なのに面白いんだ!全編深見汁まみれなのに面白いんだ!深見丼特盛り一丁つゆだくで!
そろそろ「深見」というジャンルを作るべきだと思う。その代表作がこれw

<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
完結ご祝儀。
この作者は地味に良作を書く作家だと思うのだが、今回も良作だった。
派手なことしなくていいんで、これかも地味に良作を書いてくれ。

<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
毎度のことながら読了後きれいさっぱりなにも残らない内容だが、萌えられればそれでいいんだ。
ずいぶんデレになってしまったのが不満といえば不満だがかわいいよルイズかわいいよ。

<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
これは期待票。表紙含めて富士見が勝負に来たって感じがするな。
作品としてのデキはかなり微妙なところもあったが、あのラストを読んだら期待せずにはいられない。

<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
アニメ化記念。
もはや鉄板の面白さ。途中で中だるみを感じたこともあったが、盛り返してきてるんじゃないかね。ずいぶん謎も増えたし。
続きが素直に楽しみだ。


252:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 20:22:16 gD7g95HY
●大賞・イチオシ賞
<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
やはり一人一人が自分の行動に確たる信念と理由をもっているのだと再確認させられた。
いつもながらしっかりとした文体と構成で伏線を張ったり解かれたり
最新刊も出てとりあえずその次の発売も決定したので、
出来るならば今作者が思い描いているすべての物語がかけますようにと切に願う。

○<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫)
あまり期待しないで購入した一冊。しかしここまでクリーンヒットするとは思わなかった。
「心臓の記憶」などのSFチックな設定を入れつつ、退廃感溢れる世界とその雰囲気、
やる気のない二人の距離感を十二分に表した良作。
今回空鐘とどちらを一押しにするか悩んだが、一巻完結と言う点でこちらを選んだ。

<<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫)
正直終わらせ方がこれかよ、と言うのもあった。
学校の後輩には「オカルトの知識だけしか見るところがなかった」などと酷評されもした
(ひでー後輩……)。しかしいい意味で読前の期待を裏切ってくれたと思う。
予想したとおりのラストなど甲田には似合わない。

<<マリア様がみてる 妹オーディション>> (著:今野緒雪/絵:ひびき怜音/コバルト文庫)
大賞に入れんなと言う声も聞こえそうだがあえて入れる。
進展したようでいて進展していないようで実は1mmぐらい前進した祐巳の妹問題や
突如進展したっ由乃の(略)、しかしこの巻の真の主役は写真部姉妹(いやまだ姉妹じゃないか)だと思うのですよ

<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
相変わらず切ないだがそれがいい。さすが橋本俺たちに(ry
夏目(の友達)の過去話で真剣に目に涙ためてた俺がいますよ。
ひとつアレだったのはせっかくのシーンでプロレス話ってどうよ、と。笑っちまったじゃないか。

次点 リリトレI,II 皇国9 私の優しくない先輩 フェンネル大陸偽王伝3
野望円舞曲6 りすか2 エマ1 護くん6 七姫3

253:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 20:23:07 mCZ8yTzu
<<クロスカディア 6 星メグル地ノ訪問者タチ>> (著:神坂一/絵:谷口ヨシタカ/富士見ファンタジア文庫)
完結記念ってことで一票。
最後が駆け足気味だったのが残念だけど全体的にはよかった。
派手さとか目新しさはないけど安定した楽しさがある。

<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫)
巻が進むごとに楽しさが増す作品。
先が気になるストーリー、魅力的なキャラ、燃えるバトルで文句なし。
登場人物が出揃った感じなのでこれから更に楽しみ。

<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
他の人も書いてるけど、ありがちなストーリーと設定なのに面白いからすごい。
そんなベタな中でキャラがやたら濃いのもいい感じ。
これからの期待も込めて一票。

<<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫)
いつものことながら物語が収束していくのが面白い。
予想を裏切る展開と個性的なキャラも健在。

<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
現代魔法もそうだが、そっちの趣味や知識のある人にはたまらない作品。
格ゲーもネトゲもしたことないが十分に楽しめた。


飛びぬけた作品がなかったのでイチオシはなし。

254:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 21:12:33 dg5thhB0
<<新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦>> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック)
ストーリーが最後に大破綻し、まさに書いてあった通り「だからリプレイはおもしろい」
次巻で一体どういう展開に持っていくか期待。

O<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
都市との符合や飽きさせないキャラクター、そして個人として一番印象に残ったのは
「名前を思い出せない黒陽」と「名前を忘れないために自己に名前を刻み付けたオドー」の対比。

<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 5〈上〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
4上にしてもそうだが、面白い分それだけ分厚い。この夏は「あつさ」との戦いになってしまった。
下巻への伏線がきっちりしており上下通して読んだ後にまた読むと面白い。

<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫)
あいも変わらなく作りのよい文章。ストーリー、キャラクター共にイリヤを彷彿させる。
次巻に期待。

255:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 21:18:57 ztzpNSzh
投票は残り3時間以内に済ませてください。
253までの集計です。

256:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 21:19:38 ztzpNSzh
42
わたしたちの田村くん (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
22
BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼 (著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア)
半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
スラムオンライン (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
18
七姫物語 第三章 姫影交差 (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
灼眼のシャナ IX (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
17
荒野の恋 第一部 catch the tail (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
16
ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
空ノ鐘の響く惑星で 6 (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
15
AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉 (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
14
シャドウテイカー 5 ドッグヘッド(著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
11
ソウル・アンダーテイカー (著:中村恵里加/絵:酒乃渉/電撃文庫)
10
ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊 (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
平井骸惚此中ニ有リ 其四 (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO― (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
カスタム・チャイルド (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫)

257:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 21:31:04 2RbKdLL3
○<<わたしたちの田村くん >> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
テンポよく読めた。次回は修羅場なので期待。
<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊 >>(著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
ルイズかわいいよ、ルイズ。ということで入れます。
<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
Loveありミステリーありでかなり好きな作品。次で最終回ってのが残念。

258:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 21:37:24 FvrX5fmM
○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
完結記念。3巻で終わって綺麗にまとまった。久しぶりに読書で熱くなった。
こんな小説にまた巡り会いたいものだ

<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
この本は凄い。うまくいえないが好み。この主人公でラブコメする気なのか。
キャラに萌えた時点で漏れの負けだな

今回は二冊だけ
ぜんぜん本が読めなかったな…
投票参考に読んでみるつもり


259:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 21:46:39 4+X0veCf
○<<半分の月がのぼる空4 grabbing at the half-moon>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
本当に橋本は上手い!下手すれば悲しさだけで終わる題材を本当に上手く料理して楽しめる文章にしてくれてる。
夏目の過去が中心でどちらかというと番外編っぽい展開だったけど、相変わらず胸を締め付けながらも先を読まないではいられない。
出来ることなら、全ての登場人物達にとって幸福な終わり方を望みます…

<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
ああ、これが桜庭小説なのかも。
切ない少女を書かせたらこの人は無敵だな。等身大の主人公を、こうも見事に書ききる文章が素晴らしい。
もー最後まで付いていくの確定ですよ…

<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
またラブコメか…などと侮るなかれ、ヒロイン二人の設定と、なにより正直に走り抜ける主人公にとにかく好感が持てる。
なによりテンポよい文章でサクサク読ませる文章力も好評価。
書き下ろしは微妙だという反応も多そうだが、「うわーんお兄ちゃんのばかー!」にやられました。

<<食卓にビールを 3>> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫)
SF?物理?いえいえ、一番の読み所は楽しくもゆる~い夫婦漫才なやりとりでしょう。
のんべんだらりとすすむ小林節の、世にも微妙な世界感は、人を選ぶが嵌まると抜けられない。
さり気なく変わり者ばかりの友人達も必見かも。

<<新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦>> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック)
とうとうソードワールリプレイ最長編となったヘッポコーズともお別れか…などと考えながら読んでいくと、ふと違和感が。
あれ?残りのページこれしかないのにまだここにいる?今回最終回じゃないの?
………サイコロの神様が見せる、ある意味最後までドタバタ続きのヘッポコーズらしい展開がなんとも心地よい。

次点はあまり期待してなかったのにあまりにも熱い展開を見せつけてくれたヴぁんぷ!II。
おお、今回は結構レーベル分かれて投票できた。



260:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 22:04:06 pj75SV3d
<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
感動した。

261:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 22:12:59 8GlIve3P
●大賞・イチオシ賞
○<<わたしたちの田村くん>>(著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫)
いったいこれを挙げなくて他になにを挙げるんだっ!という事でイチオシはこれ。
テンポの良さと相まってとにかく読んでいて楽しいと言える一作。
ダブルヒロインももちろんいいのだが、それ以上に主人公の良さが光る。

<<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big sister but sister>>(著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫)
丸々一冊妹のヨーコからの視点なのだが、結果的に本来の主人公であるタズサの魅力が引き出されている。
この構成には素直に感心した。何気にこの作者地力があるな。

<<空ノ鐘の響く惑星で 6>>(著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
かぼちゃが良いキャラになったなぁ。芝居がかった演技も中々宜しい。
今んとこ4巻以外はハズレなしの高値安定株。
堅実と言えば聞こえはいいけど、もう一皮剥けて欲しい気も。

<<さよならトロイメライ 4 追想の和音>>(著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫)
八千代分補給というか、ありえない萌えっぷりなのだがw
基本的にトロメラは血みどろとかない方がいいな。
シリアス方面に走りそうな気配をちらほらと匂わせてる辺りが心配だ……。

<<ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?>>(著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫)
なんだかよく分からない不思議な魅力は健在。
会話の流れが楽しいんだよな、これ。高値安定株その2。

262:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 22:18:10 t+4LhYlj
<<憐 Ren 2 錆びゆくココロと月色のナミダ>> (著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/スニーカー文庫)
SF設定なんて飾りです。エロい人なんでそんなのはわからんのですよ。
とにかく、憐のツンデレぷりに身悶えしまくりな一冊。この青臭さがたまらんね。
正直、2巻も出るのが怪しいと思ってただけに(靴だけに)、3巻もでるのは楽しみだ。

<<てのひらのエネミー 4 魔王咆哮>> (著:杉原智則/絵:桐原いづみ/スニーカー文庫)
中身は「僕たちの戦いはこれ(ry) なんだが、魔王になることを決心した少年と、
作り上げられた『英雄』がそれぞれの道を選んでいくという意味で、いい意味での終わり方が余韻に浸れた。
問題はその直後にも同作者の別シリーズも終了。作者の作家生命も打ち切りの危機なきがするのだが。

<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
さて、どうすれば中村恵里加の生産性を元に戻せるだろうか……。
馬鹿な主人公の周囲から滲んでくる黒さがたまらんのです。
……はやく、ダブりとコレの新刊が読みたいです……



263:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 22:18:42 t+4LhYlj
<<NHKにようこそ!>> (著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫)
読了後思ったことは、作品とは関係ないがコレが勝ったNHKマイルカップは『日本ひきこもり協会参るカップ』ではなかったのでは。
    ∧  ∧
   / ヽ‐‐ ヽ
  彡      ヽ
  彡   ●  ●     
  彡  (      l     
 彡   ヽ     |  
 彡    ヽ    l  
/ `     ( o o)\      
/ __    /´>  )
(___|_(   /<ヽ/
 |       /
 |  /\ \
 | /    )  )
  ヒl    ( \
       \二)
 ウインガー (コレ)

なんていうか、作品そのものの自虐な面が笑えて、そして耳に痛い。でもだから心に残る。


○<<わたしたちの田村くん>>(著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫)
久々に脳天クリーンヒットな一冊、「生」な感じがするラブ米(生々しいにあらず)。
ヒロインの痛みが「現実的」な範疇で、それにぶつかってく田村の漢ぶりがいい。
コレ読んだ当時に某鋸なエロГをやってたせいで、氷点下エクソダスのキスシーンで某曲を流した阿呆だが。
ま、田村ならそうヘタレにもなるまい。とはいえうさぎvsツンドラの修羅場展開も楽しみにしてる。

264:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 22:19:00 wzDGcU7C
●大賞・イチオシ賞
○<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
シューティングゲームを下敷きにした描写や台詞回しが、作者の文体と相まって非常に冴えている。
物語自体もきちんと纏められ、とても痛快かつ斬新な一品になっています。

<<蒼穹のファフナー>> (著:冲方丁/絵:平井久司/電撃文庫)
典型的なロボットモノのはずなのですが、非日常に叩き込まれたキャラの心情を丁寧に綴っているのが印象的。
読んでいるこちらまで作品世界に引き込まれました。これが文字媒体の強さか。ぜひ続巻を。

<<グイン・サーガ 100 豹頭王の試練>> (著:栗本薫/絵:丹野忍/ハヤカワ文庫JA)
100巻おめでとうございます。内容はまあいつも通りですが、100巻ですよ100巻。
この偉業を称えて一票です。いいのかしら。

<<パラケルススの娘 1>> (著:五代ゆう/絵:岸田メル/MF文庫J)
伏線いっぱい萌えいっぱい。なよなよした男の子に強気な女性が絡む構成は強い。むしろ正義。
物語も人物関係もこれからどうなるのかとても気になります。

<<新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦>> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック)
長年リプレイを読んできましたが、ラストの展開には唖然となりました。なぜそこで!情けないぞ!
純粋な小説とは違う、サイコロに振り回されるお話をお楽しみください。今回はサイコロの気まぐれさが全開です。

265:ロゴ作
05/07/16 22:20:27 TidgS7On
●大賞・イチオシ賞
○<<ご愁傷さま二ノ宮くん 2>> (著:鈴木大輔/絵:高苗京鈴/富士見ファンタジア文庫)
ただのありがちな量産型ラブコメかと思いきや、2巻が妙に評判になっているので読んでみた。
……なんじゃこりゃー!(笑)
正直ツンデレとかの流行物は好きでないのだが、これは実に強力だ。
強力すぎて主役もヒロインも完全に喰ってしまっている。
やはりラブコメで重要なのはシチュエーション+心理描写だということを再認識。
3巻でもそれを着実に守っているけどインパクトの強さで2巻に1票。

<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
王道ど真ん中の超能力アクションノベル。
魅力的なキャラに~(以下ありがちな誉め言葉なので略)。
純粋に完成度の高い逸品。

<<スターシップ・オペーレータズ 6>> (著:水野良/絵:内藤隆/電撃文庫)
えー、これ読まずに嫌いな人とかそもそも興味ないとか色々あると思いますが、
真面目に良作なので是非とも読んでもらいたい。
今回は陰謀劇と作品内世界の政情激変、母星への帰還と意外な展開目白押しで
続きが気になってしょうがないんだが、連載はなぜか読む気にならないんだなぁ……

<<新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦>> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック)
衝撃(笑劇?)の展開に目が点になった。
まさにダイスの神が織り成す現実の悲喜劇。
これは出版するのをためらうのも納得。

<<クドリャフカの順番 「十文字」事件>>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店)
富士ミスは本当はこういうのを目指してたんだよね・・・
古典部シリーズがスニーカーで出たときにも書いた気がするけど。
クラブパートは明るく楽しく、スペードパートで謎解きを楽しみ、
殺伐としたダイヤパートにハラハラしながらも、ハートパートが和ませてくれる構成が実にいい。

正直今回は『これぞ大賞』といいたいほどの作品がないので中賞とかとあわせて投票。

266:名無しさんだよもん
05/07/16 22:21:58 4vCkw9Bt
○<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
それは、とても哀しい物語。話は始まったばかりなのに、既に文庫数十巻にわたる
物語を読んだかのような奥深さを感じさせる。作者が寡作なのがあまりに惜しまれる。
個人的にはこれ1冊で十分な完成度を持っていると思いますけどね。

<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
あれほどの憎まれ役だった某夏目の見方を一変させた技を賞賛(夏目ファンだったんです)
そしてマスカラス兄弟に爆笑。
最後に里香の台詞で涙…‥素晴らしい。

<<いぬかみっ! 5>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫)
やっぱ栄沢はシリアス書かせた方が上手いよな…‥つーことで死神話のこっち。
本編も緊迫度増してて善きかな善きかな。

<<食卓にビールを 3 >> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫)
書き下ろしの廃墟の話が最高。どうして長編1冊書けるネタを惜しげも無くコメディに
投入しますかね小林さんは。
こーゆーバカでちょっとレトロなSF大好きです。

<<トリニティ・ブラッド CANON 神学大全>> (著:吉田直/絵:THORES柴本/スニーカー文庫)
若くして散った詩人と、書かれることなく失われた物語たちに心から黙祷。

267:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 22:22:48 U7HkkF9J
●大賞・イチオシ賞
○<<ムシウタ 05.夢さまよう蛹>> (著:岩井恭平/絵:るろお/スニーカー文庫)
まじで誰も投票していない(パッと見だけど)のが不思議・・・。
感想とか書くの得意じゃないけど、とても面白いのでみんなにもオススメ。


268:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 22:40:24 X8UVCFsT
●大賞・イチオシ賞
○<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫)
作品世界の空気を書かせたら
ライトノベルでも屈指の人ではないだろうか。
ちょっともたついた感のある
前半を考慮しても、十分大賞に推せる。


<<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫)
完結を記念して一票。
すっきりしなーい、でもそれでこそのミッシング。
結局魔王陛下はアレだったわけだけど
まあいいか、と思わされたり。あー。

<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
痛快娯楽アクションって看板を
張るだけのことはある。読んでて爽快。
誰も彼もキャラが立ってて
作者に動かされている感がまったくない。すげー。

269:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 22:40:48 X8UVCFsT
<<いぬかみっ! 5>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫)
順当に筆力がレベルアップしていく良い作家。
6とどっちにするか迷った。
で、他の投票を見て結局こっちに。
コメディの奥に黒い部分が見え隠れして恐い。

<<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫)
ぶっちゃけ、悪趣味の一言。
でもハルヒよりは読み応えがあった。
本当の谷川はこっちなんじゃないだろか。
でも他人に勧められないね・・・。

電撃ばっかだなあ。
でもま、いいものはいいんだからしようがない。
次点はいっぱいあるので書かない。

270:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 22:49:02 JMwv/noS
<<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫)
本当は好き合っているのに、ちょっとした行き違いで
どんどんと思いが離れていって、心が壊れていくヒロインの姿が切ない。
ハッピーエンドも悪くないけどトゥルーエンドだったら飛び抜けたイチオシ作品だった。

<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
自分の役目を十分自覚して覚悟を決めているヒロイン。
ただのわがまま娘として遊園地で遊ぶ休日の姿が、心に残った。

<<フォルマント・ブルー カラっぽの僕に、君はうたう。>> (著:木ノ歌詠/絵:ミヤスリサ/富士見ミステリー文庫)
自分のことを電子楽器と思い込む、というメンヘル系ヒロインの設定は絶妙にツボ。
主人公が死ぬ日まであと○○日っていうストーリーの、
鉄板になるべきところが、ラストだけ残念。

<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
コミュニケーション不全な二人の諍いのシーンがリアルっぽくて心にしみた。
ヒロインは最後まで主人公のことを考えていて、
その思いによって、彼はリアルワールドに帰ってこれたんだと思う。

<<ポストガール 4>> (著:増子二郎/絵:GASHIN/電撃文庫)
人の姿をしているだけで、機械にも心を見い出してしまう人間と
バグか新機能か、「心」の動きにとまどう自律機械のすれ違いがよかった。

イチオシはなし。半分の月がのぼる空は里香メインじゃなかったので次点で。

271:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 22:51:51 2gspCYK+
●大賞・イチオシ賞
○ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
ダブブリみたいに手首飛んだり顔がぐしゃぐしゃになったりしないけどじっとりとした湿気のような欝グロさがよい。この主人公きっとボロ布みたいになって死にそうだけどきっと自分がひどい目にあってると気づかず死にそう・・・・
<<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫)
奇人変人のオンパレードを抜群の構成力で描く成田作品。ヴァンプⅡよりもこっちのが好みなので
<<銃姫 4 Nothing or All Return>> (著:高殿円/絵:エナミカツミ/MF文庫J)
ああああああああああ!ビヴァ欝展開!
<<されど罪人は竜と踊る VI 追憶の欠片>> (著:浅井ラボ/絵:宮城/スニーカー文庫)
欝!欝!欝!でもって最後の書き下ろしでさわやかにぶッ飛び

272:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:09:23 QZKVNrZb
●大賞・イチオシ賞
○<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
笑って泣かせてまた笑う。田村くんとヒロインたちとの心の距離などが巧に描けていて
非常に楽しい時間をすごせた。1巻のヒキからの2巻も楽しみ。

<<吉永さん家のガーゴイル 6>> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫)
シリーズは読んでいないが、高評価を目にしたので読んでみたら単品でも面白かった。

<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
正直、まったく期待せずに手をつけたら引き込まれた。主人公の内面に変に作ったところがなく、
それでいて心理描写が緻密でゴーストハンター系の話としてはほとんど進んでいないが楽しめた。

<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
シリーズとしても楽しんでいたが、あの設定としては最高地点に着地してくれた。
上半期だけで3冊出ているが、有終の美を飾ってくれたので、最終巻に投票。

<<地獄変>>(著:中島望/絵:林田球/講談社ノベルス)
リストにはなかったけど。前作を期待するとかなりな勢いでアレだけど、笑える小説としては最高。

273:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:10:27 5sloscdy
●大賞・イチオシ賞
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
普通に上手い。現実的な設定、テンポ良い文章、好感の持てるキャラ。
こういうジャンルによく有る不自然さが無いのが良い。
次巻からどうなるのかが激しく気になる作品。買うけど。

○<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
ライトノベルらしい作品。しっかりと伏線を消化しつつ、キャラを生かしてる。
まさに「痛快娯楽アクション小説」ですね。読んでいて爽快な作品。
この作者の作品は安心して読めるな。

<<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫)
ライトノベルには珍しい不条理な作品。
問題点は多いが終わり方が好きなので投票。

<<ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面>> (著:矢野俊策、F.E.A.R/絵:しのとうこ/ドラゴンブック)
ライトノベル…だよね? 矢野さんの味が出てる作品。
面白くしつつも、要所ではきっちりシリアスに。良作です。

とりあえず四つ。時間ぎりぎりですまん。

274:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:19:56 APvKOJO9
●大賞
<<ムーンスペル!!>> (著:尼野ゆたか/絵:ひじりるか/富士見ファンタジア文庫)
冴えない魔法塾講師がツンデレ格闘少女や古代の魔法少女にモてる。
っていうと避ける人もいるかもしれないが、詠唱の設定やら塾のほのぼの感はいい味だしてる。

<<真実の扉、黎明の女王>> (著:いわなぎ一葉 /絵:AKIRA/富士見ファンタジア文庫)
<<平和の鐘、永遠の女王>> (著:いわなぎ一葉 /絵:AKIRA/富士見ファンタジア文庫)
なんか綺麗に終わった前作が犠牲になった感もあるが、
平和の鐘、永遠の女王とあわせて一作と考えれば良作。
主人公がスーパーマンだがピンチもあって起伏あり。

<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
安定した面白さの戦記もの。 ヒロインの運命にハラハラしっぱなし。
好感度高い主人公と個性ある脇役達。 まさにライトノベル。

<<皇国の守護者 9 皇旗はためくもとで>> (著:佐藤大介/絵:獅子漠/C・NOVELS FANTASIA)
でてくれた事に感謝で投票。
予定通りのストーリーなんだろうが、実際起きると衝撃だ。
次巻はいつだろ…

デイバイデッドフロント読もうと思ったが、時間切れ。
1,2巻は面白かった。
今回は時間がなくて新規開拓はほとんどせず。
で突出したのもないのでイチオシはなし。

275:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:22:16 0cNwxM+i
●大賞・イチオシ賞
<<ポストガール 4>> (著:増子二郎/絵:GASHIN/電撃文庫)

とにかく地味。
全ったき地味。
いや、地味とは、本来悪い意味じゃない。
地に根ざした、足が地に着いた良い話だ。 しかもエンターテイメントだ。
作者のストーリテリングの力(のひとつ)ってのは、こういう短編を書けるか
どうかで判断できると思う。

現在のところ、次が読みたい作家の筆頭。


尚、今回はこれ以外に語りたくなるような本とは巡り合えなかった。
残念。 地雷も踏まなかった替わりに良作も少なかったナヤ。

276:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:23:11 vxDsPIsr
●大賞・イチオシ賞
○<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
主人公の馬鹿らしさがかえって痛々しく感じる。
悪く言えばどうでもいい描写をここまで面白く書けるのは作者の技量ならではだと思う。


<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫)
秋山節は健在。
あの引きで終わらせるのはどうかと思い投票を迷ったけど、次巻に期待を込めて一票。

277:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:27:06 1iDCIHGl
●大賞・イチオシ章
○<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
堅実な作りながら、遠方からの客人の来訪で展開が広がってきた一巻。
単品だとイチオシとまで言いづらいが、最近発売された7巻効果ということで。

せっかくなんで投票。今年はほとんど小説買ってないなぁ…。

278:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:28:58 Oz7xO80i
●大賞・イチオシ賞
○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
内容の面白さも然る事ながら、ラストになって作品のバランスを崩しかねないキャラを登場させた上
そのキャラを使って暗く沈んだ話を、明るく激しくそして燃え萌えな展開にしてしまった作者のセンスに感動

<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
すっげぇ萌え、思わず読みながら赤面してしまった、なんかこれ以上やると引いちゃう萌えの極地って感じ
ブックカバー付けたって人前では読めません、だってきっとニヤケてしまうから

<<お・り・が・み 3 外の姫>> (著:林トモアキ/絵:2C=がろあ~/スニーカー文庫)
鈴蘭とリップルラップルのボケ具合が相変わらず楽しい、全体の構成など色々と惜しい感じだが
鈴蘭が覚醒の際に感じた憤りなどは素で共感したので一票

<ちーちゃんは悠久の向こう>> (著:日日日/絵:/新風舎文庫)
色々な読み方があるがこれって基本的に恋愛小説なんだろうな、そう考えると話が解りやすい
ラストも愛のなせる業なんですよ 

<<ゼロヨンイチナナ>> (著:清水マリコ/絵:toi8/MF文庫J)
前作よりかなり面白くなってる、とくに心理描写がすばらしくめぐみの意地らしい所など
可愛くてよかった、イラストも雰囲気をよく描いていて素晴らしい

以上、遅れ馳せながらよろしくお願いします

279:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:34:06 6elTFNxf
●大賞・イチオシ賞
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
砂糖菓子でも思ったことだけど、この人の作品はまさに、中高生のためにあるのだと思う。
もちろん、今の年で読んでも十分に素晴らしいのだけど、
もし自分が中学生だった時にこの人と出会えてたならなぁ、と思うのです。
羨ましいぞオイ。

<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
ヒロイン2人を差し置いて主人公・田村くんが一番魅力的なのは作者が女性だからだろうか?
設定は普通。ヒロインもよくいる。展開もありがち。そして主人公のキャラも、
まぁ、「嫌味じゃないラブコメ主人公」のキャラとしてはありがち……なのだけど、
その「嫌味(略)主人公」の思考(≒存在)に違和感を感じさせない筆力こそがこの作品のキモ。
決して傑作ではないのだが、普通の良作。

<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
巻を重ねても、一巻で一人の少女の視点から、たった数人の世界を描いていた頃と、
空気感があまり変わらないのに、世界は着実に広がっている、広げることが出来ているのが好評価。
展開が気になってどうにかなってしまうタイプの作品ではないので
数年後にまた会えたらいいな、と思いつつ夏を待ちます。

とりあえず確定したのだけ投票(;´Д`)
今期難しい・・・

280:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:36:33 7hnZhhTN
○<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
ちょっと変わったヒロイン達の、キャラが立っていて、
すごく良く練り込まれたコメディーだと思う。
一見取り柄がなさそうだけど、女の子のためなら一生懸命で前向きな
田村くんの姿勢が良かった。
弱気になったときの、彼の姿に強い共感を覚えました。

<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
バーチャル世界でもリアルワールドでも、
何かを極めるってことは難しくて、その途中で挫折して、
色々な誘惑もあって、回り道もあって、でも先に進むしかない、
自分で選んだ道だから。
最終的に悦郎が選んだ道が、バーチャルを切り捨ててリアルに戻るのでも、
バーチャルに漬かってしまうのでもなくその中間なのが良かった。

<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
もし、少女小説っていうのがこういう物なら、もう少し読んでもいいか
と思った。
恋愛をトリックに見立てて作者は書いたそうだけれど、
作戦は功を奏していて、中学生の荒野の初々しさが、
平凡なはずの物語に透明感のある起伏をつくりだしていました。


281:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:37:30 DXZXto7v
●大賞・イチオシ賞
<<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫)
ストーリー性なんか皆無、少しエログロの面ありと万人受けの要素を極力排除した作品。
それでも気に入ったのは、人間の創造性の深遠さを謳っているところ。
天使も悪魔も死神も幽霊も動かすことのできる人間って凄い。
そして、小説の登場人物はどうあがいても物語りの紡ぎ手になれないのだと思い知らされた。
……とりあえず、「物語に入り込みたい」と一度でも思った人、「ストーリー性のある
小説が読みたい」と思っている人、ならびに「メタ・フィクションは大嫌いだ」という人は
絶対にこの小説を読んではいけません。

<<吉永さん家のガーゴイル 6>> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫)
正直、勧善懲悪一辺倒のストーリーに辟易してもう見切りをつけようか、と思っていた。
ただ、5巻で少し作風を変えてから少し評価を上方修正し、今巻で見事に
カウンターパンチを喰らってしまった。というかちょっとジンときた。
この作者、こういうミステリチックな作品もちゃんと書けるんじゃん。やられたよ。

<<最後の夏に見上げた空は 2>> (著:住本優/絵:おおきぼん太/電撃文庫)
遺伝子強化兵という戦後の遺物となった少年少女たちの残された夏を描く、
ちょっと切ない青春小説。心理描写が主体の小説だが、蝉の声が聞こえてきそうな
抜群の空気感。自分達の未来は希望が残されていないはずなのに、
恋愛で悩む主人公に感情移入できた。あと、脇役の過去話にもへこまされた。

282:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:38:15 DXZXto7v
<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫)
相変わらず、人間の個性を捉えた描写が面白いですよ、この作者。
机の中を開けたら拳銃が入っていて、とか、カニに関するへんてこな
風習を持つ島の独特の雰囲気がホラーめいていて面白い。
ラストで明かされる新たな設定。イリヤを前提にしたストーリーながらも、
続きが気になるつくりになっているのが困りもの。ていうか2巻マダー? 

<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
完結おめ。地味地味といわれている本作品ですが、スピード感溢れる派手な展開の前半と、
後半の運命に翻弄される幼馴染カップル……
もよかったが、みちるタンのあの一枚絵にやられた。積み上げた思いをあそこまで
はっきりと大胆に表明したみちるタンに幸あれ……ってキャラ賞みたいな感想になってしまった。
まあ時間が足りないのでご愛嬌。

ディバフロ、田村君、BBB、半月、きるらぶの感想は他の人に任せた。
イチオシは無しの方向で。


283:イラストに騙された名無しくん
05/07/16 23:38:42 ZXmnSOdk
<<先輩とぼく5>>(沖田雅/絵:日柳こより/電撃文庫)
背表紙のタッキーに燃えます
ていうかあれは何ですか?嫌がらせですか?
俺の脳みそにアレを許せるキャパは残されていません。
でもいい。
はじめちゃん可愛いよはじめちゃん。

<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
萌える!萌える!萌える~!
シエスタ!
最高!
やっぱり二人で巻けるマフラーさいこうですよ!
絶対に
絶対に!
シエスタに勝って欲しいですよ!

<<いぬかみっ! 5>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫)
ようこ可愛いよようこ。
ともはね可愛いよともはね。
死神の話に燃えます。

この三作品があまりにも良かったので他に入れることは出来ません。

284:280
05/07/16 23:39:07 7hnZhhTN
<<ちーちゃんは悠久の向こう>> (著:日日日/絵:/新風舎文庫)
どれか一作入れようと思っていた、期待の多重新人賞受賞新人日日日。
結局、最初に出たこの作品に。
前半と後半の、話の進み方の緩急のつけ方は十代の新人とは思えず、
社会性もちょっとあり、
主人公の淡々とした語り口とラストのギャップも良かった。

<<乃木坂春香の秘密 2>> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫)
ぎこちないけど、ベタベタな会話がたまらないのです。
才色兼備の彼女の秘密を知ってしまった主人公が、
彼女に妙に気に入られてしまうラブ・コメディー。
二人が協力してがんばっていく姿が、清々しくていい。
この巻では、脇役もいい味を出していた。



285:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:40:59 ZXmnSOdk
えーっと友人がうちのPCで投票したので
IDがかぶりました。
すまん。

しかも次点に挙げた作品ばっかで言い訳するのも苦しいが、
でも信じてほしい。
別人です。うう・・・。

286:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:41:59 LHTtj+9K
●大賞・イチオシ賞
○<<さよならトロイメライ 4 追想の和音>>(著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫)
何この萌え小説。
こんなの書けるの?短編集は読みづらかったなと思っていたが、いきなりこれ。
何故か一押しに入れてしまうほど、ヒロインズがかわいかった。

<<ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?>>(著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫)
やっぱり短編集は苦手。でも、本編はおすすめ。
作者には頑張って欲しい。シーナが好き。

<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
世界観がこっちにちゃんと伝わってきた。
完結させるつもりらしい意志が見れて良かった。
だって、2巻のときはもう終わらないかも知らんな、っておもったもん。

<<よくわかる現代魔法 4 jini使い>> (著:桜坂洋/絵:宮下未紀/スーパーダッシュ文庫)
たまによく分からなくなるけど、アニメにしたら面白そう。
なんとなくRODと被る女の子が戦う超能力?魔法ものの決定段
というか、くだらないネタを伏線にするところが無駄にすげえ。「ぱんつはいてない」で引っ張った前巻同様

<<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス)
戦闘は結構ありふれてるかもしれない
けど、独自のギャグもうまい、キャラの掛け合いもうまい作家は少ない
ただし、まだ完結してない話なので、このあとの展開次第だが。読み物として最高に楽しい

10分で書いた。添削なし。あえて、トライメライに○を。
うえおや学校へ行こうが無くなったのが寂しい俺。

287:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:43:33 XrYFH/tF
<<電波的な彼女 2 ~愚か者の選択~>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫)
今一番期待している新人の二作目。
悪ぶっているけど、まっすぐで他人のために一生懸命になれる主人公がいい。
「正義の味方かね、君は?」
「そんなものはいない。いないから、俺が怒ってるんだ!」
というセリフがお気に入り。

<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
6月で一番よかったのがこれ。タイトルはhp掲載時の方がよかったな。
主人公の気持ちにすんなり同調して二人のヒロインを応援したくなった。
懸命に生きる彼女たちに、そして田村くんに幸あれ。

<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
なにはなくともゲームをやりながら生きてきた20代後半にはたまらない一冊。
ネトゲにはまったことのある人にはさらに来るものがあると思う。
ヴァーチャルな世界とリアルな世界は地続きでどっちの僕もホンモノなんだと。
ネットが一般的になってようやく出てきた2000年代のリアルな青春小説。

288:287続き
05/07/16 23:44:11 XrYFH/tF
<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
一人のお馬鹿な少女とその家族とそれを囲む下心ありありの人々の物語。
愛されるべき、主人公の少女のキャラが気に入ってすらすら読めた。
彼女を利用すると決めたのにどうにも気が引けている微妙な偽善者達がイタい。

○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
絶望的な世界で、死が常にともにある世界で戦って生きる少年少女を描いた物語。
それぞれの一人称での心理描写が心にぐさぐさと刺さってくる。
皆が皆強い心を持っているわけじゃない。暗澹たる未来に絶望して、おびえて、死を感じて
それでも力を振り絞って、努力して、戦って、生き延びていく。
すべての登場人物の葛藤が心に感じられて引き込まれる。
ぜひとも1巻から通して読むことをお勧めする。

次点は小説エマ、荒野の恋。クドリャフカの順番とシフトは次回に持ち越し。

289:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:45:12 u3EolBwB
○<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
熱い。この人の描く終盤は本当に熱い。
それ以上に5-下で完膚なきまでにやられたんだけれどこれ単体でも出来がいいので投票。
どこまでもついていく。

<<半分の月がのぼる空4 grabbing at the half-moon>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
出てから結構経っているけどいまだに内容を忘れないほどの衝撃。
メインが嫌なキャラだと知ったときはどうなるかと思ったけれど、
ふたを開けてみれば既刊をこえる展開。これも続きが楽しみだ。

<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
うんにゃ。応援票。富士見も作者もがんばってくれ。始めは表紙のせいで見過ごしかけたけどなー。
まあ本当に「シリーズの始めの巻」って感じがするけれどこれはこれで。

<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫)
こっちの富士見のほうではこれ。後から出てきた某ダイスはあれだったけれど、ね。
新人らしからぬ手堅さ、それでいてまだ伸びそうな荒さを併せ持った作品。
確かそろそろ次も出るんだっけ?期待。

<<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス)
正直ぐだぐだだが、だが、萌えて燃えたあの時は本物だっただろう。たぶん。
どこへ行くかわからんが、それを見届けるのもまた一興。戯言ですね。

なんだかんだいっても電撃はシリーズものは強いんだよなあ
かといって次点の田村くんみたいなのも出るという罠

290:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:48:02 Lj1+pQZz
<<七姫物語 第三章 姫影交差>>(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
ひたすら地味なお話。
続け方が難しいのを微妙なところでやりくり。
絵描きのお莫迦さんぶりが好きです。

<<白人萠乃と世界の危機>> (著:七月隆文/絵:しろ/電撃文庫)
よくやるなぁと。
リリカルからアッパーなコメディまで幅広い作家さん。
後書きにはにやりと笑いました。

今期は身体の具合が悪くて最新のシリーズはあまり読んでいません。
古い本ばかり読んでいたので、今期内のは二作だけになってしまいました。

291:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:50:22 Lmo02d9S
●大賞・イチオシ賞
○<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
正直、5(下)を読んでしまった今では、それに見劣りしていると言わざるをえない。。
しかし、常に前へ進み続ける川上作品として、これは終わクロの頂点に達していたと思う。
都市・AHEADの集大成であり、そして通過点でもある名作。

<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
少女小説の原点回帰とか言われてるようだが、
過去のコバルト等に触れていない世代である俺にとってはそんなこと気にならない。
あやふやな感覚が文章になって、何とも表現しにくい面白さがある。

<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
大団円じゃなくても、一つの理想形に落ち着いたであろう最終巻。
絶望も希望もない交ぜの戦いに感動し、涙した。

<<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス)
上と中のどちらに入れるか悩んだがこちらに。
結末に向けて、用意された最後の大舞台を走る感触がたまらない。
焦らされた甲斐があったというか。

<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
何だかんだ言っても面白いんだよなあ……。
ギャルゲーだのエロゲーだの言われてるが、ちゃちなノベライズとは一線を画している。
ヒロインの魅力に対して、微妙に変ででもどこかにいそうな主人公が噛み合ってるのだろうか。

次点はネコソギ中や終わクロ5上、ヤングガン~やデュラララ×2かな。
ホーンテッドの失速がどうにも惜しかった。

292:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:56:08 ChBqEZd8
<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
あの頃、スポットやカニスポに通いつめた身としてこれは入れねばならないだろう。
ノスタルジーを刺激されまくりだった。ゲーオタにここまで尽くす女の子いないよとか
主人公がすかしすぎとかキャラクターに疑問はあるが冷静に読めない作品

<<護樹騎士団物語>> (著:水月郁見/絵:鈴木理華/徳間ノベルスEdge)
シリーズの一巻ものとしてはほぼパーフェクト。ほぼというのは
二巻への引きが上手いのだが同時に主人公の煮え切らなさに胸焼けがしてくるから。
早く二巻が読みたい作品。

<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
今一番期待できる新人・・・とは言えないけどホントに面白い。筋もガジェットもキャラクターも
文句なし。こいつらがどうなるのか早く知りたい。二巻に期待。
ただこの作者の本を読んだことのない人には既刊の短編集「眠り姫」を先に薦める。

<<双色の瞳3>> (著:霜越かほる/絵:寺田克也/スーパーダッシュ文庫)
長い沈黙をやぶって遂に出たマイナー傑作の三巻。まさか戦争が終わるところから
始まるとは思わなかった。筋もガジェットもキャラクターも文句なし。
こいつらがどうなるのか早く知りたい。再来月に出る四巻に期待。
ただ主人公が性転換したのはマイナス。

以上、四作品に投票。

293:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:56:10 0ChLmd9h
●大賞・イチオシ賞
○<<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫)
殊能将之の『ハサミ男』のような語り口で
時間を超えて巻き起こる殺人事件を複雑精妙に構成した傑作。
物語の流れ全体がうまくトリックになっていて、
誰が何やらこちらの頭が凄く混乱するところが面白かった。

<<禁涙境事件 some tragedies of no-tear land>> (著:上遠野浩平/絵:金子一馬/講談社ノベルス)
禁涙境の誕生、発展、衰退、新しい誕生を描いた連作短篇で、
各短編を少しずつリンクさせ最後にすべて結節させる技は
『ブギーポップは笑わない』以来の得意技。
だからこそ不条理なトリックの解決がするりと心地よい。
魔法世界なのに魔法が使えない非武装地帯の栄枯盛衰や
それぞれの事件の共通点が、次回作への期待をふくらませる。

<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
ゲームにのめり込む主人公の悦郎とそれに反発するヒロイン布美子の
話が淡々と進む様は滝本竜彦の『NHKにようこそ!』に似ているようでいて、
ラストでゲーム漬け人生をさらりと肯定してみせたテーマ構成力が光った。
ゲーム世界で辻斬りをするジャックの正体を探るミステリーっぽい
作品として読んでも秀逸。


294:イラストに騙された名無しさん
05/07/16 23:56:12 DZ4Yn2SM
●大賞・イチオシ賞
○<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
前作ではとにかく地味といわれた作者だが、今作は燃えに萌えた展開だった。
伏線を上手く回収してのラストは圧巻の一言でした。
一皮むけた作者の次作が待ちどうしい限り。

<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
夏目の思い出から最後の裕一と里香の会話への流れは涙無しには読めなかった。
後二冊。がんばってください。

<<憐 Ren 2 錆びゆくココロと月色のナミダ>> (著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/スニーカー文庫)
青春の青臭さがたまらなく良い作品。
SFの設定は、あまいけれど憐と周りの人々とのやりとりはこれで二作目とは思えなっかった。

今回はこの三作で。わたしたちの田村くんは次作で判断したいと思います。


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