05/07/04 00:38:50 pOO+iH+k
<<GOSICK IV ―ゴシック・愚者を代弁せよ―>> (著:桜庭一樹/絵:武田日向/富士見ミステリー文庫)
おとぎ話と現実が錯綜してくらくらとする幻惑感を味わう中に、各キャラを立てるくすりとするエピソードが盛られており、
心地良くテンポ良く話を読み進めて行ける所が素晴らしい。ミステリとゴシックとボーイ・ミーツ・ガールの要素がバランス
良く盛り込まれた良作。武田日向のイラストも素晴らしい。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
ストーリーはごく定番。でも主人公やヒロインの台詞回しやストーリーのノリ、その他、とにかく良く料理された今期最高のラブコメディ。
次巻への期待、新人としての評価含めてイチオシにもしたい完成度の高い作品だった。
次点は
薔薇のマリアVer0 僕の蹉跌と再生の日々(著:十文字青/絵:BUNBUN/スニーカー文庫)
憐 Ren 2 錆びゆくココロと月色のナミダ(著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/スニーカー文庫)
ソウル・アンダーテイカー(著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
荒野の恋 第一部 catch the tail(著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
七姫物語 第三章 姫影交差(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
今期も良作が多く新人、定番シリーズ、シリーズ完結、新シリーズ等バラエティもあり大満足。
51:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 15:09:48 rExudxxY
●大賞・イチオシ賞
<<バルビザンデの宝冠 王の星を戴冠せよ>> (著:高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫)
○<<ミゼリコルドの聖杖 永遠はわが王のために>> (著: 高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫)
今年最高の当たり作品。
速いスピードで進む予測不可能の展開に引き付けられ、ページをめくる手が止まらなかった。
架空歴史ファンタジーとしても、主人公の成長物語としても非常に素晴らしい。ラブストーリーとしても然り。
メインの主従バカップルも萌えるが、脇の幼なじみカップルのエピソードがひたすら切なくて泣ける。
バルビザンデの宝冠を読んだ後、続きが待ち遠しくて仕方ない、なんて感覚になったのは本当に久しぶりのことだった。
文句なく傑作。
<<暗夜変 ピストル夜想曲>> (著:青目京子/絵:たかなぎ優名/ホワイトハート)
今期の掘り出し物。
新人らしくまだ堅いがあるし、欠点も多いがストーリーに引き込まれたので。
ツンデレ主人公(♀)が天然お嬢様に引かれていく前半。
それがあるからこそ、後半、ただひたすら彼女を想い行動する主人公が熱い熱い!ラストを含め、非常に恰好良かった。
正直、六月に発売された続編の方が出来はいいが、気に入ったのはこっちなので。
52:51
05/07/04 15:13:40 rExudxxY
<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫)
文章も含め、この退廃的な雰囲気を書かせたらこの人は本当に上手。
その中で、登場人物の不器用で暖かい交流が光る。
中盤のあの場面が一番の盛り上がりで、ラストはハッピーエンドといえばいいのか未だわからないが、エピローグ最後の文章が非常に良かったので。
派手な展開はないが、心に沁みる良作。
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
推定少女といい、砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けないといい、この人の青春ものは本当に外れない。
思春期の微妙な心の揺れ動きがよく表現されているのはさすが。
昔の少女小説のような話も、珍しい設定が重視される今日ではかえって新鮮。
読んでいる最中のどきどきも、読み終わった後の酩酊感もたまらない。
まだ第一部が終わったばかり。続きに激しく期待。
次点。
空鐘6巻、デュラララ!!×2、シャドウテイカー5巻、Missing13巻、キリサキ。
53:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 15:56:21 rQPR7+5t
〉41
福井晴敏をラノベとして扱うな。第一、ラノベを小説として扱う人は少数だろ?
54:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 15:58:47 Ndk6fPHu
>>53
>>1
●大賞に関連しての雑談は、下記のスレッドへ。
ライトノベル大賞等 イベント運営・感想スレ part4
スレリンク(magazin板)
55:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 16:10:29 rQPR7+5t
どちらかと言うとマンガに近いと思うぞ?第一、表紙がオタク臭いし。買うとき恥ずかしくないのかと思うよ。
56:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 16:20:56 9n0gU/6d
>>55
>>1
●大賞に関連しての雑談は、下記のスレッドへ。
ライトノベル大賞等 イベント運営・感想スレ part4
スレリンク(magazin板)
57:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 18:04:49 9iEQQUBP
●大賞・イチオシ賞
○<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
雨に煙る幻想的な新宿の街と、いつも晴天で鮮やかなバーサスタウンの
対照的な描写が印象に残る青春小説。野にあって腕を磨く剣豪の姿に
通じるストイックなテツオの姿に魅せられた。
<<公爵夫人のご商売 ~よかったり悪かったりする魔女~>> (著:野梨原花南/絵:鈴木次郎/コバルト文庫)
女の子好きなマダーも魔女ポムグラニットも自分の脚で
しっかりと大地に立っていて、男性陣が情けなくも押しまくられる
ところが楽しい。マダーの夫アザーを慕うカデットの
生き方も毅然としていて爽快。
<<夏祭りは妖狐は踊れ>> (著:飛田甲/絵:謎古ゆき/ファミ通文庫)
挿絵がかわっての第二弾。未来の確定と観測論といった
小難しい理論だけじゃなくて、恋にミステリーにと、贅沢な味付け。
しかも2つのカップルの進展度合がどうにも見ていてむずかゆくて、
それがまたたまらない。
58:57
05/07/04 18:05:36 9iEQQUBP
<<蛇と水と梔子の花>> (著:足塚鰯/絵:田久ようこ/コバルト文庫)
猫と蛇、猫と鳥など、融通無碍なカップリングが目を引く
妖怪お見合いファンタジー。姉の見合いに嫉妬する妹、
妹に頼られる自分に縛られ他人に頼れない姉など、
普遍的なテーマをうまくまとめている。
<<奇蹟の表現>> (著:結城充考/絵:KEI/電撃文庫)
表紙からは予想できない猪顔の巨体サイボーグシマのハードボイルド小説。
心をなかなか開かない少女ナツとの交流や
修道院をめぐる陰謀の解明を通じて
過去の心の傷と対峙していくストーリー展開は見事。
59:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 18:19:38 5HYLHc3C
●大賞・イチオシ賞
<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
シリーズ最高の興奮で、都市とのオーバーラップも良かった。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
高水準のラブコメ、今期最も続きが楽しみな作品。
<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
夏目の過去と裕一の現在が交差し、裕一のこれからを決定した巻だった。
<<ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?>> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫)
それほど盛り上がるわけではないが、何故か買ってしまう作品。
<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
安定して読める、これぞライトノベルと呼べる名作。
60:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 19:51:55 Q93i2XQa
●大賞・イチオシ賞
○<<乃木坂春香の秘密 2>> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫)
お願いだからはにかみトライアングルなど書かずにこちらを進めて欲しい。
<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫)
期待が大き過ぎの感もあれど、早く続きが読みたいシリーズに。
挿絵が邪魔と思えるほど展開と文章にスピードがある。ただ発行スピードはない。
<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
殺人事件を書くには編集者の許可が必要な富士見ミステリでは異色作では。
犯人の初登場の際に、他人物とはあきらかに違う詳細な説明でバレバレなのはお約束ということで。
61:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 20:15:12 RjSlQFT7
●大賞・イチオシ賞
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫)
ヒロイン達との関わり合い方が上手い。
ややダークな臭いも、恋愛を盛り上げる隠し味となっている。
一生懸命な主人公の性格が秀逸で、イヤミがない。
優秀な萌え&青春小説だった。
次の展開を考えるとガクブルだけど…。
<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
とにかくベタ。王道。直球勝負!
ツンデレヒロインが萌えツボのど真ん中。
いかにもな三角関係がちょっと辛いところだけど、こういうのもイイ。
安心して読める一作。
<<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫)
ハサミ男のパクリかもしれない。
確かにネタや読者だましの構成…ようするにミステリー部分は全てパクリだ。
ただし、ミステリーを抜いた部分が上手かった。
分かりやすいラノベ風味にした点や、萌えを入れる事が出来たという力量。
そして主人公の内面などが本家より良かったと思う。
○<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫)
久々に諸手をあげて大歓迎できる新人。
まず、話の波の作り方が上手い。 キャラの行動でストーリーが盛り上がる。
掛け合いの面白さとハードボイルドを両立している。
最近の新人では珍しく、主役が生き生きしている。
次で美女絡みの萌えがあるのを切望。というか萌えが足りないのが難点。
今後の期待を込めてイチオシ!
62:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 20:50:51 rnydMl9F
●大賞・イチオシ賞
○<<わたしたちの田村くん>>(著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫)
相馬のツンドラぶりにやられた。文章が軽妙でとても良い。ストーリー的には普通。
<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
黒陽との戦いのときのスピード感がたまらない。
<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 5〈上〉>>(著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
面白さはいつも通りだが、今回は急展開で更に楽しめた。あとブレン先輩。
<<デュラララ!!×2>>(著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫)
一見バラバラなストーリーを収束させるのが相変わらず上手い。
63:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 22:14:01 ss+9ZYeE
●大賞・イチオシ賞
○<<半分の月がのぼる空4>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
すごいね橋本紡。ここにきて物語に「凄み」が出てきたと思う。
誰かと何かを積み上げるってすげえ素敵なことなんだなと、
単純に思わせてくれる一冊。
<<NHKにようこそ!>> (著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫)
2005年上半期のカテゴリーで語るのはやや違うと思うけど、俺は最近読んだので。
これほど素敵で優しい物語も久しぶりです。
自殺を望む相手に語るべき言葉も、確かにあるんだよね。
<<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス)
戯言全快西尾維新終わりへの加速は始まったばかりだ!
崩子ちゃんの誓約の言葉がたまらない快感でした。
っていうかここまで三作品全部契約やら約束やら誓いやらが絡んでることに気づく。
なんというか、ラノベばっか読んでる気がしてたけどあんまり読んでないことに気づく。
電撃中心に回してますがシリーズ化されているのは苦手で、新人さんの一作目とかが
好きなのだが、今期はあんまり食指が動かず。でこのようなディフェンシブな内容に。
64:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 22:19:41 RY1vHhI4
○<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
久々にハマった小説。一人称小説の中で珍しく主人公に好感を持てる。
ストーリーは普通だが読み口がとてもよい。
<<七姫物語 第三章 姫影交差>>(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
この物語から伝わってくる雰囲気は素晴らしい。
キャラも良い。唯一の問題は刊行スピード……
<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
氏の終盤の盛り上げ方は素晴らしいの一言に尽きる。
イチオシではないのは9巻目にして、やや中だるみ感がしたため。
65:イラストに騙された名無しさん
05/07/04 22:46:30 exnEbT/E
●大賞・イチオシ賞
<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
序章も序章、メインヒロインが顔見せただけ、という状況ながら、
押し出される形でメインになった脇役たちに惚れた。
ベタだけど、そういうラブコメが好きな俺にはたまらない作品でした。
途中からじゃなかったら連載も読みたいんだが……。
メインヒロインの今後の活躍(VS幼なじみ)に期待する意味も込めて一票。
<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
先生! セーラー服を着てくるっと一回まわって「お待たせっ」って言ってくれる鳩は
どうしたら飼えるんですか!?
ストーリーはルイズのツンデレに特化したためにそれ以外は至って平凡ながら、
ツンデレ好きにはもはや聖典と言っても過言ではない……か?
ただ、「楽勝だ」の次のセリフには激しく燃えた。
○<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
主人公に必要なのは最強のライバルですね! こんなに萌えるライバルなかなかいませんけど!
三角関係にいろんな思惑が……という、相も変わらず燃えて萌える作品。
さりげないセリフに作家スレで議論されるような伏線張るのも相変わらず。
ただ、この後外伝的な本が2冊続くため、本編が止まるというのがうれしくもあり悲しくもあり
66:65
05/07/04 23:03:45 exnEbT/E
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
はがき。はがき。なんと言ってもはがき。
気持ち悪いくらい生々しくてリアルな鬱描写もあることはあるが、割ときれいな読後感。
テンポがいいためか割とすんなり読み終えられる。
はがきさえなければそれなりに面白かった作品として通り過ぎるところだったが、
はがきのために次の展開が楽しみで仕方がない。
<<トゥインクル☆スターシップ 8 ゴメン、きっとあたし嘘ついてた>> (著:庄司卓/絵:まりも/ファミ通文庫)
女性4999(事実上十数人だが):男性1という、ありがちパターンながらも萌える作品。
この手の作品に下手な鉄砲も数打ちゃ当たると言う意見もありますが、割と命中率がいい。
ラブ臭増強と作者自ら言うだけのこともありました。
後書きを読んで、ふと女子数人に対し男子俺一人という文化系クラブにいた高校時代を思い出したり。
次点
ネコソギラジカル上中巻、ハルヒ、GOSICK
67:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 00:25:10 di1/wJjR
○<<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫)
これは感嘆に値する作品ではない。だけど、胸の奥でこの作品を思い返すとき、本当の価値が判る。
『文学』じゃないんだね、多分。これはあくまで『ライトノベル』。だからこその『感動』。
今作は桑島由一のこの作品に向ける『愛情』が感じれた。見事です。
<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
今回は、ついに『関東大震災』が舞台。ついにというか、やはりだけど。期待は裏切らない。
富士見ミステリーにしては珍しく『殺人』を描く『平井骸惚此中ニ有リ』。『殺人』を描いていながらの、
読後の爽快感は流石の一言に尽きるのだが、それに『恋愛』要素まで加えれる田代裕彦は、やはり『本物』なのだろう。
新たな旗手の萌芽。もうすぐ最終巻が刊行されるが、それ以降も、是非とも追いかけていきたい作家である。
<<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫)
成田良吾作品で唯一読んだことのあるのが、この『デュラララ!!』シリーズ。
キャラクターが素晴らしく良い。という前評判は嘘じゃない。
次巻に期待させる構成は、商業云々抜きにして、個人的に結構な好印象。
<<蟲と眼球とテディベア>> (著:日日日/絵:三月まうす/MF文庫J)
新人、日日日。天才と呼ばれる彼の書評には何故か「荒削り」だの「未熟」といった
『天才』には似つかわしい言葉が並べられている。だが、その言葉の次には必ず「だが」が付く。
「荒削りだが」、「未熟だが」。その理由はこれを読めば分かる。やはり、日日日は『天才』だ。
<<神様家族 6 鉄棒工場>> (著:桑島由一/絵:ヤスダスズヒト/MF文庫J)
上で『大沢さんに好かれたい。』に票を入れているので書評は割愛。
兎に角、桑島由一作品には、ライトノベルだからこそ感じれるものがある。
歪んだ愛情を微笑ましく描く、だから直球勝負が生きてくる。神様家族は時代が生んだ名作なのだ。
68:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 00:30:44 oLhhkCf6
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
読みやすくて良かった。今一番続きが気になるラノベ。九月まで待ち切れねぇ。
<<半分の月がのぼる空4>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
とりあえず絵師が(・∀・)イイ!! 4巻にきてさらにハマった作品。これも続きが激しく気になる。
69:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 00:48:29 BR2qtNKL
○<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
ルイズが可愛いです、ツンデレ好きにはたまらない。今回は特にツンデレがデレデレになって可愛さ倍増!
シエスタのいじらしさと押しの強さも横綱級。この後、女王様も参加か?
<<いぬかみっ! 6>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫)
あいかわらずなノリを維持しつつ少しシリアス展開に・・・。ようこが素直になり可愛さがまし、
新登場キャラも登場し、薫の謎が深まり、なでしこの黒さも深まり・・・。女って怖い?
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
うまい、続きが気になる作品です。普通のラブストーリー物かと思ってたら、ヒロイン達が重い過去を
背負っていたりと安心して読めた作品です。スパイは誰だ?
<<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>>
(著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫)
3巻の終わりから、どんな展開で来るのかと思ってたら姉妹の関係に焦点をあてた、やや番外編な作品で
最初はがっかりしたが読んでみるとこれが面白かった。やはりタズサは偉大だった・・・?
<<GOSICK IV ―ゴシック・愚者を代弁せよ―>> (著:桜庭一樹/絵:武田日向/富士見ミステリー文庫)
だんだんヴィクトリカに関する謎が明らかになりつつあり、このあと2人はどんな荒波にもまれる事になるのか?
アブリルとヴィクトリカの会合などとてもよかった。やはり面白いのはあとがきか?
70:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 01:07:09 LMBGGS4k
○ <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫)
2巻のあとがきラストの一言、「派手にいくのでご期待ください」 Dクラも3巻で弾けていたので期待していたが
見事に答えてくれた。抑え目だった前巻に比べ出てくるキャラが敵も味方も活き活きと暴れまわり実に爽快でした。
カンパニー上層部の連中が結構ポイント高くなったのも良かった。あいつらはお飾り程度かと思っていたので。
<<武官弁護士エル・ウィン 私が望んだ私の世界>>(著:鏡貴也/絵:義仲翔子/富士見ファンタジア文庫)
第一部完結のお話なんだけど、これは思いっきり裏をかかれた作品です
スレイヤーズやオーフェンの様な引き方を予想していただけに余計ショックでした。
個人的には、続きが一番気になるシリーズになったかも。最後はひっくり返りました
<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上 稔 絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
これでもかと、濃い連中がぶつかりあって見事な爆発に繋がっている
毎回クライマックスの佐山には燃えまくりだけど、今回はさらに良かった、かっこよすぎだ。
佐山時空の方もますますヒートアップして暴走気味なのも良い
<<ヴぁんぷ! II>> (著:成田良悟 絵:エナミカツミ/電撃文庫)
馬鹿な奴らは何処まで行っても馬鹿なんだなーと改めて再認識
でもそんな馬鹿が集まると非常に楽しいからいいんだけれど。
今回燃え上がった炎が、三巻でどのように爆発するか期待してます。
以上 投票とさせていただきます
71:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 01:18:20 oePAuXF9
○<<白人萠乃と世界の危機>> (著:七月隆文/絵:しろ/電撃文庫)
まあドクロちゃんの二番煎じとか今田帰って来いとか、各々言いたいことはあるだろうけど、
俺はこの作品のブラックなパロネタといい、どうしようもない各登場人物といい、ヤケクソな今田…もとい七月のテンションといい、
もう大好きでたまらない。ただ、2巻(メイドinヘヴン)は
ヲタクの生態ネタがメインになり、少々つまらん&嫌悪感。
あのへんはエッセンス程度にとどめておいてほしかったな…。というわけで1巻に投票。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
うーん、ド直球ラヴコメ。主人公がヒロインの問題に直面し、悩みに悩みぬいた末の行動がまた痛快でかっこいい。
最近は「如何にして読者の意表をつくか」に重点を置きすぎて、
話の爽快感に欠ける作品が(個人的に)多いと思ってただけに、下記に挙げた乃木坂ともども、
こういう話はかえって安心するし、むしろ新鮮?味にも感じるようになってきたなあ。
<<乃木坂春香の秘密 2>> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫)
ストーリーいいキャラクターといい、ベタベタにさらにベタを重ねたようなある意味斬新かもしれない作品。
故に語ることは多くないけど、主人公と春香の微笑ましいやりとりには思わず頬が緩む。
同じ作者のはにトラもこれまたベッタベタな作品だけど、どっちかと言われると断然こっちだなあ。
72:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 01:18:29 oePAuXF9
<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫)
作品中の乾いた雰囲気というか、退廃的な感じが非常に上手く出ていて、すんなりと作品世界に入り込めた。
ラストシーンをどう取るかは読み手次第だけど、俺はもう完全無欠のハッピーエンドと取った。ラノベとしてなら、それも十分アリだろ。
別のキャラクターの視点からの続編も是非読んでみたい作品。
<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
遂に敵の全貌(?)もうっすらと見え始め、世界の謎も、少しずつ解き明かされようとしている。
敵味方の様々な思惑も入り乱れて、混迷を極めようとする事態…に、パンプキン!
ああもう格好よすぎますってアンタ。絶妙な引きといい、早く7巻読みてえ。
次点はリリトレ・ヴぁんぷIIあたり。ヴぁんぷは上巻だったので、下巻次第ってことで保留。
個人的には上三つは鉄板、下二つは次点との壮絶な争いだった…っていうかホント電撃ばっかだな俺。
他も読んでないわけじゃないんだが……もっと視野を広げないとイカンと思う今日この頃。
73:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 02:48:21 SUsHxblO
●大賞・イチオシ賞
○<<夏祭りに妖狐は踊れ>> (著:飛田甲/絵:謎古ゆき/ファミ通文庫)
和風オカルトと切なさと焦燥感と謎解き、実に盛りだくさんで贅沢な逸品。これ
だけの作品と作者が埋もれるのは惜しすぎる。田村くんと迷ったがあえてこち
らをイチオシにさせて頂く。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫)
派手なガジェットを使わないただのラブコメものだが、ここまで惹きつけてくれる
のは久方ぶり。テンポの良い文章と笑いも良い。続巻に期待しつつもガクガクブルブル
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
思春期の入り口の肌感覚を上手く表現している。これはこの作者にしか描けない
世界。空気感も秀逸。どーでも良いが女の子に荒野なんて名付けるなよ……最初
ウエスタンものかと思った(笑)
<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
小六ロリのヒロインが馬鹿だけど凄く「いいこ」なんだこれが。話の本筋よりもヒロイン
とその周辺の人たちが実に良い感じ。猫だの魂だのなんざどうでも良い。
<<i.d. III 滅びの王国>> (著:三雲岳斗/絵:宮村和生/電撃文庫)
基本は王道の能力バトルものだが特にこの巻は密度の高いストーリー展開を見せて
くれる。量産作家とは思えぬ詰め込みようには脱帽。
次点:きるらぶ、、シリアスレイジ、電波的な彼女2、大沢さんに好かれたい、私の優
しくない先輩、憂鬱アンドロイド、TAKEFIVE2、でぃ・えっち・えい
74:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 08:33:50 9lW7Ya4F
●大賞・イチオシ賞
<<タクティカル・ジャッジメントSS 2 はじめてのさいばん りろーでっど>>
(著:師走トオル/絵:緋呂河とも/富士見ミステリー文庫)
つーか長いって題名!例によって二枚舌なライトノベル版逆転裁判。
なによりも「さんびきのこぶた」が最高。こういう小粋で真面目なギャグ作品は読んでて楽しい。
<<かくて宿命の扉はひらく トワイライト・トパァズ 3>> (著:佐々原史緒/絵:瑚澄遊智/ファミ通文庫)
少ない巻数で物語を盛り上げるのが上手い。もっと長く書いて欲しいけど、ダレないからいいのか。
ルキウスの過去話の絡め方など、風雲急を告げるクライマックスへの持って行き方が最高だ。
○<<吉永さん家のガーゴイル 6>> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫)
傑作級だ。安心して読める看板シリーズで、この巻は動きが割り方地味目な内容。
それゆえにこそ、作者の力量がよく分かる。悲しいのにハッピーエンドというか・・・素晴らしい。
<<ぴよぴよキングダム 2>> (著:木村航/絵:竹岡美穂/MF文庫J)
誰も注目しないだろうけど今期のイロモノ大賞。大賞作品として上げるには、いろいろ欠点がありまくり。
でも後半の大暴走では、頭のネジが飛んだ。たまにはこういう変なのも(・∀・)イイ!
<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
絵買いで始めたこのシリーズも、すっかり定番になった。お母さんは許しませんよ決戦。
伏線の解消と新しい謎を全体に盛り込む手腕から、実は作者には相当な構成力あり。
次点は多すぎて書けない。
今期も激しく楽しかったでよ。
75:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 08:55:14 04sry1jO
●大賞・イチオシ賞
○<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
次世代の富士見を感じさせてくれた。低迷を続けている(と私は感じている)富士見にも希望の光が
差し込んだと思う。応援したいので一押しに選んだ。
タイトル通りプロローグであるのだが、満足感もきちんとある。これほど続編に期待している小説はない。
<<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス)
話としてはグダグダな感があるのだが、それでも読んじゃう。掛け合いがなにより面白い。そんな作品。
中巻は輪を掛けてその傾向が強いので上巻を押しておく。
どんな風に決着をつけるのか。下巻が待ち遠しい。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
個人的には、今年の大賞はこれなんじゃないかと思ってる。
オーソドックスなラブコメ風・・・でも王道故のパワーとそれだけでは語れない微妙な黒さが良いね。
続きが楽しみだ。
<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫)
あざのは三巻まで読め・・・という格言を作りたい。そしてそれを流布させたい。
Dクラもそうだったがこの巻で弾けた感がある。
疾走感あるバトルと錯綜する心情。熱いよ、あざの!
76:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 10:13:00 WfmoSy9x
○<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
そこにあるのは、「何か」を追う手段としてのゲーム。傑作。
格闘ゲームを巡るストーリーだが、日常ではない「何か」に熱中した経験があるのなら
老若男女問わず是非読んでほしい。
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
少女が成長するお話。
わからないことがわかるようになってゆく。その過程が心地良い。
成長ってのは獲得した時よりも受容した時にこそ説得力を生むのではないだろうか。
<<NHKにようこそ!>> (著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫)
迷ったが一票入れておく。
今読むとマイナス方向に気になる点もあったが今読んでも十分価値のある作品だと思う。
俺はダメだ!の先にあるものの一つの形が読める。
前回の結果を守備範囲を広める参考にさせてもらった。
今回の結果も楽しみであり、誰かの本との出会いを生む事を祈って投票。
77:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 11:04:35 MUIxncTr
●大賞・イチオシ賞(1/2)
○<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
筆力はずばぬけているが、地味さからメジャー層には受けの悪かった貴子の新
作。キャラの弱さという欠点も修正されて万人に薦められる作品になってると
思う。それほどひねりの無い設定なのにぐいぐい引き込まれるのは圧倒的な筆
力の裏づけあればこそ。改めてファンになった。迷うけどこれをイチオシで。
<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫)
2巻を前編とした後編。萌え頼りではなく燃えで読ませる、古き良きライトノ
ベルの正統。ヒロインも敵も燃え燃えです。あざのは富士見のエースになれる
存在だと思う。
<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
このシリーズは今期だけで3冊出てるが、全てノミネートしたかったくらい。
中でもこの最終巻は出色の出来。5冊で終わるなんて信じられなかったけど、
終わってみればこれ以外に考えられない見事なラストだった。未読の人には5
冊まとめ買いを薦める。後悔はさせません。特にナジミストなら必読。三上は
渡瀬と並んで電撃の隠れた名手だと思う。
<<護樹騎士団物語>> (著:水月郁見/絵:鈴木理華/徳間ノベルスEdge)
中世的な世界を舞台にした巻き込まれ系ロボモノ。ひねりは無いけどそのスト
レートさが逆に新鮮。著者は夏見正隆の変名らしいけど、言われてみればキャ
ラの言動にらしい黒さも出ている。でもそれ以上に、少年を主人公にしてるの
が良い方向に働いてるのか、夏見名義の作品には無いまっすぐさが意外。特に
傑作というわけではないが、続きがめちゃくちゃ気になる終わり方だったので
宣伝をかねて一票。空鐘1巻を読んだときの気持ちに似てる。
78:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 11:05:02 MUIxncTr
続き(2/2)
<<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge)
富士ミス第1回大賞作家にしてデビュー作たるその1作だけで地雷作家の代名詞
としてラ板にその名を刻んだ深見真の最新作。信じられないことにめちゃくちゃ
面白い。B級ガンアクションものの傑作。壊拳1巻を踏んで初めて本を床に叩き
つけるという経験をして以来、地雷の話題が出るたびにフカミの名前が頭に浮
かぶ、自分にとってはそのくらいの地雷作家だったんだが、それもここまでに
なりそう。そもそも考えてみれば1冊の地雷の償いは1冊の傑作で十分。それに
余りある出来。というわけで、めちゃくちゃ面白いから壊拳1巻を踏んでしまっ
た人にこそお勧め。いやぁ、本当にびっくりした…
次点で、電撃から空鐘6、デュラ2、カスタムチャイルド、ソウルアンダーテイ
カー。SDから現代魔法4,5、ブルーハイドレード2、銀盤4。スニーカーからディ
バフロ3、消閑3。ファミ通からトワイライト・トパァズ3、嘘つきは探偵の始
まり。MFJからイコノクラスト2。それ以外では海外ファンタジーの再刊行だけ
ど、ハヤカワのベルガリアード物語の毎月刊行は楽しかった。やっぱり名作。
HACCANの新表紙絵もいいし。良作が多い期でかなり悩んだ。そんな中、電撃は
出版数が異常に増えてるから良作もそれなりにあるものの、低調ぶりが目立つ。
特に新人のレベルが…
まだ2回しか配本されてないけど新レーベルの徳間ノベルスEdgeがいい。個人
的に凄く期待してます。今期でた本の続編も楽しみだけど、来期出るであろう
葉山透の新作も楽しみ。
79:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 17:53:47 6jftnfcz
●大賞・イチオシ賞
○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
デウス・エクス・マキナ不在の世界、登場人物それぞれの心理をくどいほど執拗に描写してみせる本作は、
痛快娯楽活劇からはほど遠く、お手軽な救いも当然、無い。
けれども、そんなどうしようもなく圧倒的に絶望的な現実の中、時にしり込みしつつ、
それでも前のめりに1歩を踏み出すための、ささやかながら確かな力を与えてくれる。
<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル4〈下〉>>(著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
どれだけ追い込まれた状況下でも、軽くまロくしたたかに。
このあたり、ツボにはまるとたまらん名人芸。
イカレポ……もとい、奇矯なキャラでいっぱいだが、いちばんアレなのはやはり―川上氏その人だよなあ。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
今回のダークホース。ラブコメには弱いねん。
つかみと落としをわきまえたテンポよいテキストに支えられたキャラクターの動きが心地よく、素直に次巻も期待。
<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
十数年前、某格闘ゲームにはまりにはまってはまり倒した経験のある身としては、コレは挙げにゃならんのです。
派手なイベントもなくダラリと転がっていく物語は、目的もなくただコインを投じ、レバーを操りとボタンを打ち続けた
“あの頃”の空気を、身近に思い出させてくれた。
<<とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5>> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫)
結構悩んだのだけれど、選出。
ツッコミどころは多々あれど、直球な熱さと勢いというのもまた貴重なものかと。
正直、前巻が……だったので継続は躊躇していたのだけれど、これでまた続巻が楽しみになってしまった。
次点:『銀盤カレイドスコープ vol.4』『蒼穹のファフナー』『ミナミノミナミノ』
80:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 21:39:21 1/c4b1Zv
<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
・゚・(つ∀`)・゚・ まずは出たことに泣く。
この巻はいつも通りの空気を残しつつ各地の政治的思惑を絡めた壮大な話になってきた。
ま、常盤姫にやられたんですがね。2巻でのイメージは壊さず大幅に高感度UPですわ。常盤。
<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
黒幕の影やら新たななぞやら重要そうな新キャラやらいろいろありますが。ウルクとリセリナが全てです。(断言)
<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫)
数多くのキャラに個性が出てきて話に広がりが出てきました。アクションも良し。
<<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>> (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫)
3巻で飽きてきた気がしたが、妹視点にすることでまた新鮮に楽しめた。
81:80
05/07/05 21:41:28 1/c4b1Zv
○<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
今期で3.4.5の3冊刊行、そして5巻が最終巻。
まさか終わるとは思わなかったが、読んでみるとこれしかないという素晴らしい〆。
ホント、3冊投票したろうかと思ったくらいだが、まあ、ここは最終巻だけにしとく。
燃える町並やら能力バトルやら幼馴染やらどこが地味作家だというくらいの盛り上がり。
幼馴染最終兵器ヒロイン葉や3巻以降激しい勢いで支持者を増やした同級生のみちる、
ツンデレの彼方タン(嘘)と萌えも激しく完備。
熱く怖く萌えて泣ける、今なら全5巻を完結まで一気読みせよ!
今回は新人、新作にこれだというのがなく、シリーズものから5作選んでしまいしました。
全体的に不作巻もあり。ただ、まだ読んでないのもあるのでボチボチ読んでみます。
82:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 22:43:15 gCdJugdx
<<12月の銃と少女 -BAD×BUDDY->> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫)
アメリカでアクション混じりの刑事物
小気味良い展開で、グイグイ引っ張ってくれました
主人公がしっかりと活躍して、しっかりと事件に関わっていきます
ラストは少し悲しげでいて優しいところが泣かせてくれます
カラッと晴れた青空のような作品でした
○<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
真っ直ぐでいてビミョウにひねくれているという合わせ技
キャラクターの一人一人が生きています
今回は伏線?が増えて増えて、それなのに面白いという素晴らしさ
これから全ての謎が絡み合うんかと思うだけで楽しいのであります
アニメ化バンザイであります
<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
全体に痛々しい空気が流れてくるが良作でありました
ヒロインの性格が類を見ない造形というのでしょうか
そのヒロインも、その家族も、彼女に接近する少年も独自の視点でつづられています
胸に迫る寂寥感にはまりました
(読後は良いものではないですが)
総評
シャナも中村作品も、癖になります
「12月の銃と少女」の作者の今後に注目したいと思います
次点は「デュラララ!!×2」でした
83:イラストに騙された名無しさん
05/07/05 23:28:42 F+9yyCN9
投票しまーす
○<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
前巻のものすごい締め方から一転、夏目さんの回想話がまったりと…
2巻から引きずっていたアンチ夏目を覆すには十分すぎる内容でした。
終盤の「裕一のバカ」と亜希子さんの夏目への説教がすべてです。
好きな人のために必死になれるってやっぱりかっこいいですね。
もはや、半月はライトノベルの域を超えようとしているのではないでしょうか…
<<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫)
でました、池袋ハチャメチャストーリー第2弾w
1巻からすると読みやすく、かつ読みごたえも十分でした。
ヤスダさんのイラストもやはり冴えてますね。
<<リリアとトレイズ II そして二人は旅行に行った〈下〉>> (著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/電撃文庫)
一応下巻を推しておきます
アリソンママかっこいいです。それにつきますね。
あとがきもやはりイイ!時雨沢板の住人に負けないで!!
<<カレとカノジョと召喚魔法 3>> (著:上月司/絵:BUNBUN/電撃文庫)
純粋に好きなんですよね、このシリーズ。
友情っていいですね…相変わらず戦闘多しですが、それもまたいいんです!
電撃厨ですいませんです、はい… 以上です。よろしくお願いします。
84:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 00:08:01 0HiXdk0o
イチオシはなし。
<<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge)
汁に汚染された。
格闘、銃、腹筋六分割レズ。帯に押井守の推薦文。最高だ。
深見はネタ作家と扱われることが多いのだが、理由もよくわかるが、しかし普通に
銃撃や格闘描写はうまいのだ。文章も標準以上だろう。そういったものが
ありながら、ストーリーがどこかぶっ飛んでるのが、やたらにニッチな層を狙ってるか
ひたすらに自分の書きたいものを書いてるだけなんじゃないかと思えてしまうのが難で、
小説としてではなく、ネタとして楽しめるという方向だった。
しかし、ヴァルキリィ、そしてこれと小説としても十分に楽しめた。
ストーリーは極言すれば深見の考える正義による勧善懲悪。その戦闘が
なかなかに魅せる。そして、ガチレズすぎて百合を感じないと言われたりもするが、
表面上の派手なガチさんのセリフに惑わされず行動から判断すると百合物件としても
かなりの上物。なにより今作での、ガチが悪にさらわれたヒロインを助け出す、しかし
ガチは立場上自身のことを明かせない。普通に(たぶん)出会っていて、会話もしていて、
友人(それ以上を狙ってる)でもあるのにそれを明かせない。そんな、どこかにありそうな
ヒーローとヒロインを女と女で書いてみましたというような展開が、もう。
<<憐 Ren 2 錆びゆくココロと月色のナミダ>> (著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/スニーカー文庫)
二巻と同時に一巻を読んだので、気持ちとしては両方合わせて。この二巻は一巻と
同じようなけりのつけ方が不満ではあるが、その後のあのラストで許せる。
SF的な穴、設定の穴が開いてないですかと、気になりだすと気になるけれど無視。
軽く深く考えず設定を受け取る。するとキャラの行動とやりとり、
特に憐の行動や心理がとてもいいのだ。それゆえにこれに。
85:84
05/07/06 00:08:35 0HiXdk0o
<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
周たん復活おめ。主人公はむかつくが、あのえぐい設定・話はこれからの方向が
とても気になる。セカイ系で典型的なキャラで骨組みとして典型的なことをやってるのに
設定が黒すぎて利きすぎて示すところが気になりすぎて、主人公へのむかつきや
狙いすぎだろと言いたくなる萌えなキャラやその行動も気にならずに話の続きが気になる。
続きが気になるだけでなくこの巻では見事なくらいに狙いにはめられた。気づく人は
途中で気づくのだろうけれど、でもちょっと信じたかったんだよ。。というのに。
そのとても続きが気になるということと、プロローグとはいえきっちり巻の中でも話を
落してきたことによりこれにいれ。バッドエンドしか思いつかないが、
バッドエンドへ直進なのか変化があるのか、話が気になって仕方がない。
<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
設定で特に目を引くところはない。話も奇をてらっているというわけではない。
しかし文章はさすがで、そして話の展開、情報の出し方、一読時には気にも留めなかった
何気ないセリフが別の意味で、後ろで明かされる設定を背負ったセリフだったりといった、
そういったことの使い方、やり方がやる。あと、あのヒロインは卑怯だ。
あんな展開されたら…。読んだ時の引き込みがすごかった。
<<少年陰陽師 羅刹の腕を振りほどけ>> (著:結城光流/絵:あさぎ桜/ビーンズ文庫)
ここで終わるのか!いや、続刊はもう読んだけれど、これを読み終わったときは
本当にもだえた。こういう引っ張り方をされるのがけっこう好きだったりするのです。
どうなるの?どうなるの?!と場面としても心情としてもきっちり盛り上げてくれて
いいところで続きへの不安と期待を抱かせて「―続く」とかやられるとなんか嬉しくなって
しまうのです。なので解決編よりもその前、直前のほうが好みだったりするのです。
BBB3より2が好みだったりするのです。それまでの話もきっちり安定して形をなして
いるというのもあり、最後の一つはこれに。
86:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 01:43:08 3vIBfrRJ
と、いうわけで1回振りに高テンション投票。
<<Missing 12 神降ろしの物語>> (著:甲田学人/絵:翠川しん/電撃文庫)
○<<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫)
君に、幻想と言う名の恐怖を贈ろう―長い物語の果てに畏ろしくも美しい現代ファンタジー堂々ここに完結!
これぞホラー、これぞ幻想。その全てが収束した結末の深い余韻は、なかなかに重く切ないが故に、この物語に相応しい。
そして迷走する(物語的にも編集的にも)の中で、書き切った作者に最高級の賞賛を。残るは夜魔の到来を待つばかり。
<<ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面>> (著:矢野俊策、F.E.A.R/絵:しのとうこ/ドラゴンブック)
やっぱり大惨事な一部PL&PCもなんのその!「矢野〝柊蓮司の中の人〟俊策」GMで贈るDXリプ新シリーズ!
きくたけとまた違った人間ドラマを描き出すマスタリングは必見!柱の解説で読み易さUP!初心者バッチリ!(ぇ?
軌道衛星なお姉さん好き君にオススメ!ぶっちゃけ二巻以降はアンケ次第!取り合えず、買って葉書き出せ!(ぉ
<<涼宮ハルヒの動揺 6>> (著:谷川流/絵:いとうのいぢ/スニーカー文庫)
まわりまわって再びSOS団団長が表紙奪取でお届けする涼宮ハルヒシリーズ第六弾!クドイ様だがやっぱ短編向け。
人気絶好調の無表情宇宙人に追撃を仕掛けるのかの如く、ハルヒ&みくる分が増量中。そして芸人化続行中のエスパーが1人。
でもなんだかんだで、長門の活躍が散りばめられてて現状維持。伏線もちらほら…続きが楽しみなシリーズ。
<<ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・わん>> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫)
なんでお前はそんなにモテるんだ!?な、部分がミステリーなLOVE垂れ流しシリーズ!(DEARまだー?
ファンの人のあれからいったいどーなった!?や、あの人はキャラは結局出番無いの!?などの質問に応えた具合。
相変わらず、キャラが立ちまくりで読んでて楽しい作品。取り合えず、最後の作品の後日談キボン(ぉ
番外編
で…百鬼夜翔最終巻は……え~と……泣いて良いですか OTL(鬱)
87:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 05:43:39 58k5Edli
●大賞・イチオシ賞(1/2)
○<<終の神話・人祇の章 封殺鬼シリーズ 28>> (著:霜島ケイ/絵:西炯子/小学館キャンバス文庫)
今期最終巻を迎えた作品には概ね満足させて貰った。中でも
長いシリーズの積み重ねを思い起こさせる場面が随所に挿入されて涙を誘いつつ、
しかしながら「らしい」終わり方で、群を抜いた大団円っぷりが印象に強いこれを。
新書の方でまだ続くようなのも嬉しい驚きだった。まぁ、平安の時代から生き続けてる
人達…いや鬼達が主人公だからネタには事欠かないだろうな
<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
前回大賞の紹介文他から興味を惹かれて読み出した。
文章地味なせいでうっかり見過ごしがちだけど、全巻通して
実は結構ちりばめられているサプライズというか工夫が好きだ。
じわじわっと滲み入るような各キャラの描写もよかった。
<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
カボチャの意外な(?)ナイトっぷりが良かった。最初の頃は「作ってる」印象が
強くて今ひとつ好きになれなかったのが、すっかり味になったなぁ。
あとフェリオ…やるな。でもウルク派としては嫌な予感がして仕方ないけど
88:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 05:44:08 58k5Edli
(2/2)87続き
<<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫)
どちらかというと希望してたエンディングとは真逆方向での完結だったのに
これはこれでと思えた、ことを評価。インテリ組の活躍が良かった。
しかし真の主人公に関しては失敗っぽかった気がする。矢張り。
<<伯爵と妖精 恋人は幽霊>> (著:谷瑞恵/絵:高星麻子/コバルト文庫)
今現在、続きが一番楽しみになっているシリーズ。
外堀を埋めるべくせっせと迫る口説き魔伯爵 vs 必死に抵抗を試みる妖精博士嬢の
掛け合いやら、時折挿入される笑い所も毎度見ていて楽しい。
今期出た2冊どちらも(というか全巻)好きなのだけど、何となく新しい方に。
今期は新規開拓してないんであんまり数読めてないかな。しかし
一部を除いて取捨選択にはかなり迷った。なるべく票少なそうな方から選んだつもり。
次点?はBBB3、流血女神伝、銃姫あたり。ラブ※好きなので護くん6も良かったな
これまでの投票見て田村くんが気になるところ…
89:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 06:46:03 W52xhnsK
●大賞・イチオシ賞
○<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫)
大賞、雰囲気代表として。
おそらく、作中に漂う空気の演出においてはトップクラスと思われる。
前半の緩いイメージが、後半の展開を引き立たせている。実験作などより、よほど貴重で新しい。
<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
エース級、アクション代表として。
青少年の読み物、ライトノベルの特徴を全て備えている。
恋愛、バトル、前向きな精神。自称玄人には受けないタイプだが、大した問題ではないだろう。
<<いぬかみっ! 6>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫)
中堅作品、コメディ代表として。
作者の筆力は、相当高いレベルにまで上がっているようだ。
シリアス展開が間に入っても自然に物語の流れとして受け入れられるのが、その証明と言える。
<<憂鬱アンドロイド>> (著:真嶋磨言/絵:珈琲/電撃文庫)
新人代表として。
企画として押し出されるより、ひょっこり現れる駒に良作がいることが多い。
青臭い青春ものの中に僅かな異常性を入れて物語にする手腕を評価したい。今後に期待する。
<<私立!三十三間堂学院>> (著:佐藤ケイ/絵:かみやまねき/電撃文庫)
怪作、掘り出し物代表として。
世に氾濫する「萌え」のイメージで本質を隠した、まさに怪作といえる。
安直なハーレム者と思わせておいて、実は謀略の駆け引きを作者特有の達観で描いている。
電撃ばかりになったのは、単なる結果。見たところ、別に勢いは落ちてなどいない。
多い発行点数の中心にある中堅の手腕、定番作品の勢いや面白さは変わらず好調で
その周辺で変な企画や目立たない新人、怪作などを、独自に淡々とリリースしている。
ダメと言う人間は評価したのではなく、食傷しただけだろう。質は総じて高いレベルにある。
90:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 08:20:50 pBHQYYGj
●大賞・イチオシ賞
<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
本を読んでいて涙を流すことは少ないのですが、この作品は泣かされてしまいました。
それだけでも投票の価値があります。
これまでの巻はとあるキャラが腹立たしくて引いてしまう部分もあったのですが、読み続けてよかったと素直に思えました。
○<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
関東大震災という重いネタを扱いつつ、ちゃんとLOVE寄せして、さらにミステリーとしても面白かったです。女の子も可愛いですし。
シリーズ最高傑作が出た直後、次巻完結という噂なのが実に残念でなりません。売れてないのかなあ。面白いのに。
もっと注目して欲しいという願いをこめてイチオシにします。
<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
万人向けを目指しているような富士見にあって潔いぐらいに「わかる人だけわかればいい」という内容の作品ですね。
ムカつく主人公、ひねりのないラブストーリー、ありがちなキャラなどなど、あら探しをしようとすればいくらでも見つかります。
それでも私は引き込まれてしまいました。人を選ぶ作品なので一押しにはしませんが、今期の五指には確実に入る作品だと思ってます。
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
砂糖菓子の方は人に勧めるのが躊躇われるけれど、こちらならまだマシかなと思えるので投票します。
思春期の揺れ動く乙女心(笑)を面白く、そして切なく描ききっています。思春期の少女を書くのもうまいですが、
実在しそうなちょっと変な人を書くのも上手ですよね。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
投票数が多いみたいなので、あまり票を入れたくなくなってしまうのですが(笑)、それでも入れてしまいます。
こういったラブコメ作品だと主人公がヘタレでムカつくことが多いです。でも、この作品はそんなことがないのがいいですね。
91:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 12:19:15 uumQbkvc
●大賞・イチオシ賞その1
○<<武官弁護士エル・ウィン 私が望んだ私の世界>>(著:鏡貴也/絵:義仲翔子/富士見ファンタジア文庫)
よく鏡氏の作品を叩くのにページ下半分が白いと言われるがそれほど悪いか?
ページいっぱいに文字が書いてあっても内容が白い作品は幾らでもある。
初期の鏡氏の作品は内容が足りないものも確かにあったが、最近の作品はそんな事無い。逆に濃すぎるくらい。
次巻のエル・ウィンはどうなるのか?期待と不安でこの一年はいっぱいでした。
その結果、今までの伏線もちゃんと回収され、とんでもないどんでん返しがあり、第一部完。
…当然第二部も出ますよね?
<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>>(著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
エンディングが良い作品というのは幾らでもあるが余韻が残る作品は稀。
しかも、この作品のように全三巻という短さで余韻を残すような作品を書けるのはやはり作者の力量の賜物か。
少ない巻数で主要登場人物全てに役割を振り、キャラ立てをしているのは見事。
最初ヘタレだった主人公がラストでかっこよかったのもポイント高し。
後はもう少しヒロインに萌えられたならより良かったが。そこんとこは次回作の百合物に期待か。
<<スラムオンライン>>(著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
格ゲー好きの人がスレで褒めている例が多かったですが、格ゲー嫌いでも楽しめる逸品(漏れも格ゲー嫌い)。
ゲーム好きの人には是非読んでもらいたいと思う。
主人公坂上悦郎が現実にも興味を持つ様になる過程が上手く書けていた。
ライバルとの対決も熱い。
個人的には All You Need Is Kill よりも上。
92:91
05/07/06 12:19:52 uumQbkvc
●大賞・イチオシ賞その2
<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>>(著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
ある意味非常に富士見らしい作品。
万人受けはしないと思うが、中高生に対しては直球ストライクなのでは?
エヴァ以降よくある作品世界だけどその救いようの無い世界を上手く萌えと繋げてる事を評価したい。
謎も多くちりばめられており、上手く伏線を回収できれば名作にもなりうる作品でしょう。
<<七姫物語 第三章 姫影交差>>(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
とにかく三巻が出た事を評価したい。
作者は後書きで今までとはこの巻の雰囲気は違うと言っていたが、そんなことは無い!
今まで通りの雰囲気でした。この雰囲気がある限り一部には評価され続けることでしょう。
93:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 15:23:27 a3Y8zLE3
●大賞・イチオシ賞
○<<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫)
何ともいえない切なさ。しかしギャグも。
この手の話では結構よかったと思う。
きれいに纏まっているような気がするのだが、二巻がある模様。しかも発売日未定。どうなる……?
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
たしかによくあるラブコメなのかもしれないけれど、この入りやすい文章は非常によかった。
話のテンポもさくさくと進む。明るいところも、暗いところも。
最後はとても壮絶なので次が気になるところ。
<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
安定していて面白い。切ない。
この調子だとあともう少し続きそうだけれど、この面白さが崩れないか心配。
<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫)
やはり「イリヤ」な感じは否めないけれども十分に楽しめた。
まず秋山瑞人の書く文はそれだけで面白いし、ボーイ・ミーツ・ガールというのには弱いもので。
期待票。早く二巻発売してくれー!
<<ちーちゃんは悠久の向こう>> (著:日日日/絵:/新風舎文庫)
日日日作品ではこれが一番好み。
この「ちーちゃん」と「先輩」しか読んでないのだけれど。
最近発売された「アンダカ」や「蟲~」はどうも微妙な気がするので読む気が起こらない。
田村くん強いな……。次点は、結城充考「奇蹟の表現」
94:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 17:11:44 4/SKYOzy
○<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4>> (著:川上 稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
狂っている。生半可ではない。狂い具合が突き抜けている。
次から次とよくまあ、不思議な人物を産み続けられるものだ。
今回はスピーディーに纏めつつ、ラストで俺の心を揺さぶりました。
<<GOSICK IV>> (著:桜庭 一樹/絵:武田 日向/富士見ミステリー文庫)
ダブルヒロイン?の動向に期待。最早、内容は鉄板である。
一弥はどちらを選ぶのかなど、これから盛り上がるのは確実。
おとぎ話でありつつ歴史っぽいでありつつの路線に乾杯。あと、あとがきな。
<<12月の銃と少女 Bad×buddy>> (著:吉田 茄矢/絵:深山 和香/富士見ミステリー文庫)
日系アメリカ人青年で刑事のホンダ、というラノベから程遠く思われそうなキャラ。
いかにもラノベな状況。昔のアメリカ映画のようなアクションストーリー。
おもろいです。カウボーイ・ビバップを思い出した。
次点でROOM NO.1301、田村くん。
田村くんは、次で評価しようかと。
95:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 20:19:09 B0jSG8Ow
よっし。今期も投票しますよ~
○<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
ウルクたん…襲われる夢ってのは反則ですよ。それだけでご飯3杯です。記憶喪失じゃなければもっと良かった。
とにかく伏線の張り方が上手い。物語に引き込む情景の描写も凝っていて、読んでいて飽きが来ません。
まだまだ終わりの見えない壮大な物語ですが、ぜひとも最終巻まで読みたい作品です。
<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
泣けるラノベ。今回は夏目の過去話で正直期待していなかったのですが、やられました。
地の文のひとつひとつが心に染みてきます。また、過去の夏目と現在の裕一がシンクロしているところがまた涙を誘います。
空鐘と逆で先が読みたくないシリーズ。いや、いい意味で。
96:95続き
05/07/06 20:19:30 B0jSG8Ow
<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
サテ、今回今回のお話はまだかまだかと待ちわびた震災の話でございまして。
普段は迂闊に粗忽にお調子者と三拍子の河上君が大活躍で。
涼嬢のツンデレにも磨きがかかりまして、ますますL・O・V・E!な平井家でございます。
<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
地味でもじもじが本来のコンセプトであったはずのこのシリーズ、最終巻は熱い熱い。どこの怪獣映画かと思いました。
そんな中でも記憶をどんどん失っていくヒロイン・葉の萌えっぷりには悶えさせられました。
「はやくきて」は「ちょんぎる」に続く名台詞ですね。幼馴染に少しでも興味を持ったら空鐘とあわせてどうぞ。
<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
さすがチャンピオン。こうまで萌えさせてくれるとは恐れ入りました。ベッタベタな展開でも全然気になりません。ツンデレの王道。
まったくノボルさんには感服させられます。読者の心をよくわかってます。いやむしろ作者が萌えているんでしょう。
また、ギーシュやモンモンやマリコルヌなどのキャラが立ってきて、いい味を出しているのもポイント。名作には名脇役ありですね。
次点は『大沢さんに好かれたい。』『わたしたちの田村くん』『Missing12』などでしょうか。
97:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 20:46:59 6ax+3JjZ
上半期は読んだ冊数が少なかったせいか、絞ったら四つになってしまった。
○<<9S〈ナインエス〉 V>> (著:葉山透/絵:山本ヤマト/電撃文庫)
予想していた展開とずいぶんと違っていたけど、面白かった。
いろんなキャラや勢力が入り乱れて織り成すストーリーやアクションが読み応えあり。
あと鏡花ちゃんが可愛すぎ。(*´д`*)
<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
葉可愛いよ葉。もじもじ。
この著者の本は安定した面白さがあるから、安心して読める。
最終巻はどうなるんだろうってどきどきした。でも締め方が綺麗で安心した。
<<太陽の簒奪者>> (著:野尻抱介/絵:撫荒武吉/ハヤカワ文庫JA)
出版されたのは何年か前らしいけど、読んだのは今年文庫化されたほう。
手あかの付いた異星人とのファーストコンタクトものだが、野尻抱介らしいうまさがそれを感じさせない。
<<グイン・サーガ 100 豹頭王の試練>> (著:栗本薫/絵:丹野忍/ハヤカワ文庫JA)
100巻ですよ、百巻。すごい!
これ以上の感想は何を書いても蛇足なので、ここまで。
98:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 20:53:15 KJF4gV1J
○<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
格闘ゲームに興味がないので不安があったが、読み進めるうちに気にならなくなった。
普通の生活を送る大学生が、ゲーム世界では非凡なプレイヤーでもある二重生活を、
静かなリアル世界と人工的なヴァーチャル世界の対比で鮮やかに描き出されている。
目に見える成長を遂げる稀有な作家であると実感した作品であった。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
テンポのよい直球のラブコメ。主人公の田村くんが3兄弟の真ん中で非モテ系の地味男という設定が気に入った。
ヒロインに対して一生懸命なところが惚れられる原因として納得ができる。
嵐が吹き荒れそうなところで終わっているので続きが気になってたまらない。一日でも早く続巻を。
<<蟲と眼球とテディベア>> (著:日日日/絵:三月まうす/MF文庫J)
眼球抉子(がんきゅうえぐりこ)というインパクトのあるキャラクターがおそらくこの話の中心人物なのであろうが、
完璧超人の高校教師の賢木が生徒の宇佐川鈴音をうさりん閣下とよび、全身全霊で溺愛する姿に魅かれた。
このカップルがどのようにして今後の試練を乗り越えるのかとても楽しみ。
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
繊細な心の動きを丁寧に描くことで、12歳の少女の初恋を等身大に感じさせてくれた作品。
ようやく恋を自覚した主人公がこれからどのように成長していくのか楽しみである。
最終巻では冒頭に出てきた大人の荒野に会えることを期待する。
<<僕らはどこにも開かない>> (著:御影瑛路/絵:-/電撃文庫)
電波を受信する先輩の存在でこの作品を推す。
主人公は自分というものを持たないし、自称魔法使いの女の子も出てくるが、
不思議ちゃんなこの先輩の能力は気持ち悪く印象的である。
違う視点から同じ場面を描いたことで多重化され深みが増している。
殺人事件もあるが意外に読後感が悪くないところも高評価。
99:イラストに騙された名無しさん
05/07/06 20:58:15 O0vzHzOY
URLリンク(www.acqua-love.com)
死んだ?
100:イラストに騙された名無しさん
05/07/07 05:10:13 /oVscQbp
●大賞・イチオシ賞
○<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫)
「香港聖戦の英雄」なジローさんですが、「闇の母」の力を使っていない
普段モードの彼だと結構下のほうってなくらい今回のパワーバランスはイカれてた。
そんな連中がバトルやらかすわけだから、面白くないわけがない。
ゼルマン、セイはすごすぎてもう何だかわからんくらい。
他にもケインの獣化とか。圧倒的な暴力感がナイスです。
あと、戦闘におけるスピード感とか。1巻のバイクとかもそうだけど、
高速で移動しながら人外バトルやらかすの好きですよね、あざの先生。「Dクラ」でもやってたし。
101:イラストに騙された名無しさん
05/07/07 22:07:39 0KW7A28V
スレリンク(magazin板:780番)
>780 :イラストに騙された名無しさん :2005/07/07(木) 21:42:16 ID:VW9LM4hT
>手作業でえー加減に集計してみたが、田村くんは得票数では二
>位グループにほとんどダブルスコアだが○の数では大したこと無
>い。
>
>つまり「ベスト5の中には入るがイチオシは別作品」という投票者
>が多いということだろう。実は俺もそのクチ。
だって
102:イラストに騙された名無しさん
05/07/07 23:30:11 4j1DbFn4
そろそろ投票させてもらいます。
●大賞・イチオシ賞
○<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫)
大学生・三嶋と謎の少女・マドカの切ない物語。キーリシリーズと似ていて、
トランスジェニックのような近未来的な設定とダウンタウンの廃退的な雰囲気を組みあせた世界観が良い。
文章と感情の描き方に磨きがかかり、読み応えあるのページ数の割りには飽きずに読み切れたと思う。
エピローグの展開にちょっと泣けた。
<<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫)
涼宮ハルヒとは全く違う異端作。多少のグロさとエロさが漂い、言葉遊びが展開される。
心理描写が少なく、「狂った世界」を表現するのに第三者的視点で描いている。
こういう捻った書き方が谷川流っぽい。読む人によって好き嫌いが分かれると思うが、個人的には秀作だと思う。
<<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫)
誰が主役?ってぐらいキャラ立ちがしっかりしてて、なんと言ってもカッコいい。
テンポも非常に小気味好い。次巻ではネタバレしたあの3人組の関係がどうなるのか。
<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
この巻は「痛快娯楽アクション小説」だったと思う。不器用なヴェルヘルミナの描き方がいい。
いよいよクライマックスに近づいてきた感じにこれからの期待が高まる。
<<放課後退魔録 る ワラキズ>> (著:岡本賢一/絵:黒星紅白/スニーカー文庫)
放課後退魔録シリーズの続編。前作の妖怪コメディ感を継承しながらの新展開を迎えている。
ド直球なラブコメストーリーだが、それもまたいいかなと思う。
なんとなく信者っぽい選択でスマソ。シリーズものを中心で読んでると結局、電撃ばっかりになりました。
でも、今期は他レーベルにも突出したものはなかったものの、そこそこの良作は数多かったです。
103:イラストに騙された名無しさん
05/07/08 01:05:04 ycZW/e7n
●大賞・イチオシ賞
○<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
格ゲーのコマンド入力のリズムと画面の躍動感が
リアルに伝わってくるゲーム(をプレイする側の)小説の名作。
ソリッドファイター思い出して泣けた。
一度でも格ゲーをやりこんだことがある人は読んで欲しい。
<<放課後ログイン 3>> (著:神代創/絵:みかきみかこ/MF文庫J)
ネトゲーの世界が実は異世界だったという話の完結編。
コントローラだけで繋がったスラムのバーチャル世界は、
意識が飛ばされるとかジャックインを頭から否定してるようにも思えて
それが新鮮だったんだが、
スラムの後に読んだらこのバカ一は異世界ファンタジーの王道なんだから
それでイイのだと思えてきた。
104:103
05/07/08 01:05:48 ycZW/e7n
<<よくわかる現代魔法 4 jini使い>> (著:桜坂洋/絵:宮下未紀/スーパーダッシュ文庫)
「おっとテレポーター」とか
「せっかくだから俺はこの赤い扉を選ぶぜ」とか
散りばめられた嘉穂の小ネタが俺的に大受け。
ネットを介してリアルタイムにチャットする時の
描写とかリアルっぽさがこの作者は群を抜いてうまいと思う。
<<とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5>> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫)
ただの嫌な奴だったアクセラレータが熱い男に変わる第一章は凄い。
敗者の美学みたいなものを感じた。
8月31日が舞台のせいもあって、暑くて熱い。
間違いなく登り調子のシリーズ。
<<薔薇のマリア Ver.0 僕の蹉跌と再生の日々>> (著:十文字青/絵:BUNBUN/スニーカー文庫)
キャラの気怠い感じとか、ユルい会話が
MMORPGっぽい世界観に良く合っている。
チャットでだべってからおもむろに経験値稼ぎする
雰囲気が身近に感じられた。
105:イラストに騙された名無しさん
05/07/08 11:35:55 ADzUwV0m
101までの集計。
上位10位までで、手集計なので誤差あり。
27 わたしたちの田村くん
13 BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼
11 AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉
荒野の恋 第一部 catch the tail
半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon
9 ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う
七姫物語 第三章 姫影交差
8 灼眼のシャナ IX
7 空ノ鐘の響く惑星で 6
ソウル・アンダーテイカー
スラムオンライン
106:イラストに騙された名無しさん
05/07/08 17:17:16 MBzNf79B
電撃ばっかりだな(汗
とりあえずありがとう。
次は、〇等も入れんといかんな
107:イラストに騙された名無しさん
05/07/08 18:49:26 GrZzqD/0
上半期のラノベ大賞は田村くんで決まりだな。
あとは何票までいくかだ。
108:イラストに騙された名無しさん
05/07/08 21:16:22 YA61aH0T
関係雑談はこちらで。
ライトノベル大賞等 イベント運営・感想スレ part4
スレリンク(magazin板)
109:イラストに騙された名無しさん
05/07/08 23:54:47 ZTBQB8UR
●大賞・イチオシ賞
○<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼 >>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア)
もう、これしかないでしょう。あのスピード感、たまりません。バトルシーンとか、まるでジローに吸血されたかのような臨場感。
ミミコの気持ちが分かる。興奮する。安っぽいコメントだけど、とにかく『良い!』
あざのんに一生ついて行きます。
BBBの良さを引き立たせる為にあえて他は投票せずで。
110:イラストに騙された名無しさん
05/07/09 15:34:35 vmqAtIgC
●大賞・イチオシ賞
○<<NHKにようこそ >>(著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫)
文庫化されただけで発表時期が当てはまらないかもしれないけれど、投じます。
主人公がばかばかしいことやるんですけどそれが楽しいのにどこか寂しさがあって、
笑えるのに泣けました。ラストシーンは主人公とヒロインにどっちにもシンクロ
しちゃって、胸に響きました。
<<サマー/タイム/トラベラー1>>(著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/ハヤカワ文庫)
SFと青春小説の融合です。主人公の男の子の一人称が少しおどけていて楽しいです。
天然の幼なじみを男の子が支えるという読んでいて暖かくなるシーンもあります。
超能力系SFで現在を舞台にしているのでSF嫌いの人にも読めると思います。
<<鏡姉妹の飛ぶ教室 <鏡家サーガ例外編>>>(著:佐藤友哉/絵:笹井一個/講談社ノベルス)
佐藤友哉カムバック! 中学生という十人の登場人物をしっかり書かれていてすごいです。
閉じ込められた学校の中で繰り広げられる戦闘と人間の「弱さ」について書かれる描写が
混合してとても楽しかったです。
111:イラストに騙された名無しさん
05/07/09 15:56:04 ExrFN0bc
>>110
ラノベか?
112:イラストに騙された名無しさん
05/07/09 18:47:54 5gWadZ/k
>>111
ラノベに入れようと思えば入れられるだろう。
わざわざこんなんばっかりに投票する意味はわからんが。
113:イラストに騙された名無しさん
05/07/09 18:56:12 dIvsjeJs
関係雑談はこちらで。
ライトノベル大賞等 イベント運営・感想スレ part4
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114:イラストに騙された名無しさん
05/07/09 21:56:22 VhFBljCU
みなさんこんばんわー
さあ、上半期のラノベ大賞も折り返しに差し掛かり、いよいよ盛り上がって参りました!
ここでみなさんの気になる中間発表でーす
自分の投票した作品は果たして何位にランクインしているのか?
ドキドキの投票結果はこうなっています
115:あぼーん
あぼーん
あぼーん
116:あぼーん
あぼーん
あぼーん
117:あぼーん
あぼーん
あぼーん
118:あぼーん
あぼーん
あぼーん
119:あぼーん
あぼーん
あぼーん
120:あぼーん
あぼーん
あぼーん
121:あぼーん
あぼーん
あぼーん
122:あぼーん
あぼーん
あぼーん
123:あぼーん
あぼーん
あぼーん
124:あぼーん
あぼーん
あぼーん
125:あぼーん
あぼーん
あぼーん
126:あぼーん
あぼーん
あぼーん
127:あぼーん
あぼーん
あぼーん
128:あぼーん
あぼーん
あぼーん
129:あぼーん
あぼーん
あぼーん
130:あぼーん
あぼーん
あぼーん
131:あぼーん
あぼーん
あぼーん
132:あぼーん
あぼーん
あぼーん
133:イラストに騙された名無しさん
05/07/09 22:22:28 VhFBljCU
中間発表(109まで)は以上です。
いやー田村くん強いですね、まだ未読の方はこれを機に一読あれ。
それではあと1週間、がんばっていきまっしょい!
134:イラストに騙された名無しさん
05/07/09 22:31:05 VBcBpIsj
デバフロってなんでこんなに票入ってるの?
信者票?
135:イラストに騙された名無しさん
05/07/09 22:34:28 L/VZerJm
生まれつき馬鹿なのは直しようがないのはわかるが、
ルールくらい守れ。
136:イラストに騙された名無しさん
05/07/09 22:44:58 VBcBpIsj
どれに投票するかは各自決めるんだし別にいいじゃん。
これで気になる作品を見付けるやつもいるかもよ。
七姫読んでみっかなー
137:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 00:17:29 7z7I9BzR
>>135
ルールを破って人を不快にする事が楽しいから馬鹿なんだよ。
IDで消しちゃえ。
138:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 00:44:06 sIVY1yis
七姫よりはデバフロ読めマジおすすめ
つーか今期の作品普通にしょぼいよな
139:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 02:09:29 DWtnW7Lh
俺は電撃文庫は『タイムリープ』(高畑京一郎)のためだけにあると思っているんだけど、
どうだろう。言い過ぎか(笑)
>>136
七姫は俺は絵と世界観が好きで愛読したけど、ストーリー的にはあんま面白くないかもよ。
>>138
デバフロか。聞いたことないけど、今度読んでみるよ。
サンクス!
140:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 02:16:27 +dUiRGe4
俺もここでディバイデッド・フロントの存在知って全部買って「うは、まじ最高wwwwwwwwwwwww」とかなった人間ですが。
141:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 02:33:03 7z7I9BzR
関係雑談はこちらで。
ライトノベル大賞等 イベント運営・感想スレ part4
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142:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 07:25:51 MquwOwXj
デバフロはイラストで八割程損をしている。
いっそイラスト無しの方がよかったかも。
143:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 08:35:33 JUnkf6TU
七姫って本当に面白いの?
なかなか新刊が出ないから
「こんな作品読んでるおれカコイイ!」って風に勘違いしてるやついないか?
いちいち泣きAA使ってるやつウザイんだけど。
144:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 09:16:04 MquwOwXj
空腹だったらどんな料理でも美味く感じるみたいなもんだろ。
あと、マイナー作家スレ住人の一体感がほしい気持ち。
145:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 10:12:32 HHZVzTJC
七姫面白いよ。雰囲気とか特に気にしない俺でもそう思うくらいには。
3巻とか謀略につぐ謀略って展開になってきてるし。
146:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 14:26:31 JUnkf6TU
「出た」っとことだけで投票してるやついないか?
147:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 16:58:03 vEf+A5Xu
関係雑談はこちらで。
ライトノベル大賞等 イベント運営・感想スレ part4
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148:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 19:02:12 MRFjk/Rk
8
<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
これ読んだことないんだけどどんな感じ?
桜坂は現代魔法は読んだだけ。
149:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 19:08:17 0MlS2/Tm
雑談すんなよ
150:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 19:11:12 MRFjk/Rk
>>149
スラムオンライン読んだ?
151:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 19:17:05 MquwOwXj
スラムはなんつーか、ネトゲやってないとピンとこない話。
桜坂ってこういうの好きだな、AYNIKもゲーム世代ターゲットだし、
現代魔法もコンピューターにうとかったらいまいちだろうし。
152:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 19:57:28 MRFjk/Rk
AYNIK?って何?
現代魔法は確かに専門用語でまくりだよなー
まあわからん用語はわからんままで読みとばしてるけど。
153:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 21:43:52 JB70i6G6
関係雑談はこちらで。 ここは投票用スレッドです。
ライトノベル大賞等 イベント運営・感想スレ part4
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154:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 21:50:37 u/aKAyl0
<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
シリーズ最終巻。
全部をまとめるには後2~3冊いるかな・・・と思ってたら、綺麗にまとまってて驚いた。
伏線もほぼ回収され、終わり方も綺麗でよかった。
この人の作品は脇を固めるキャラに魅力があって良い。
○<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
王道。この一言につきるが、筆力のある人の王道は変に凝った話よりも面白いと思う。
ヒロインがちょっと意外だったが、個人的趣味から言うとこっちでよかった。
ただ、主人公が美少年のクリスチャンで(一般人から見れば)天才的というのが
ちょっととっつきにいかもしれない。
<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
格闘シーンの描写がとてもよい。
今20代の人で、かつて各ゲーに嵌ったことがある人は読むことをオススメします。
後、主人公とヒロインのエピローグのやりとりが良い。
<<クドリャフカの順番 「十文字」事件>>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店)
青春小説としてはかなり良いでき。
劣等感という負の要因を、話が重くならずに克服していくのが良かった。
千反田の一人称が非常にコミカルで、読んでいてニヤニヤできた。
155:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 21:51:28 u/aKAyl0
すまん、上げちゃった(´・ω・`)
156:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 22:39:31 NWTM6//2
●大賞・イチオシ賞
○<<デュラララ×2!!>>(著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫)
成田作品見てていつも思うけどこの人はほんとに伏線消化するのがうまいな~。キャラもしっかり立ってるし、
それに加えてコレは暴れっぷりも飛びぬけてよかった!次巻に超期待
<<i.d. III 滅びの王国>> (著:三雲岳斗/絵:宮村和生/電撃文庫)
一応シリーズ完結
読みやすくて面白い。ただ終わり方がよくなかった・・・レベリオンの二の舞を踏んでる
キャラの関係にどろどろな雰囲気が少し漂ってた(まぁそんなにひどくは無いが)
<<我が家のお稲荷さま4>>(著:柴村仁/絵:放電映像/電撃文庫)
すばらしく面白い!笑える!!しかも最後にはちょっと感動も入っている!!!
キャラ一人一人がしっかり立ってて、それぞれ違った種類の笑いが入っていて飽きさせない
ただ表紙が1巻からあまり変わってないのが難点か・・・?
<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
馬鹿のお話です。この手の笑いは好き嫌いが分かれるかもしれないが、ハマればおもしろい
ただし・・・この作者にはグロ+シリーズ2年放置(現在進行形)の前科があるので続きorハッピーエンドは期待しないほうがいいかも・・・
157:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 22:43:36 py1gAP6n
>>155
ageていいんですよ、投票スレは。
それが宣伝になるから。
投票済みにつき、文字レスすまん。
158:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 22:56:58 MquwOwXj
>>152
前回の大賞
All You Need Is Kill
159:イラストに騙された名無しさん
05/07/10 23:07:03 P9bjJ9DX
○<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
待った甲斐があったと素直に言える出来ばえ。前巻までの主人公カラを中心とした世界から、今回は他の姫、都市の思惑とか東和全体へと広がり、興奮度もアップ。季節や自然を描く細やかな美しい描写に戦記物の緊迫感を感じさせる描写が加わり読み応え充分。
これで次巻がまた待たされようともあと3年は待てる!・・・いや、なるべく早く・・・せめて1年くらいでだしてもらえれば文句はいいません。
<<食卓にビールを3>> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫)
新人のときから注目している作家の一人、小林めぐみのシリーズ最新刊。
読んで脱力できるSF作品。女子高生が結婚してて、夕食にはビールを飲むという普通なら大問題なところを全く無視しているのもすごいが、ぶっとびなSF設定とオチも秀逸。
SFって難しそうなんて敬遠しがちな人にも是非お勧め。SFがわからなくてもなんの問題もなし。
続編が楽しみな作品のひとつ。
<<ポストガール 4>> (著:増子二郎/絵:GASHIN/電撃文庫)
一人の少女(型ロボット)の、人との出会いとそれによる心(バグ)の成長を書いた
この作品もついに完結。シルキーが出会ったさまざまな人たちとの交流がひとつひとつ
彼女の宝物になっていくのが感じられる、良作。
萌えに走らない、地味ながらも堅実なこの作者の次の小説を早く読みたい!
<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
リセリナ萌えー。自分の恋心を自覚しながらそれを抑えつつ、それでもフェリオの
一言にドキドキしたり、もう恋する乙女モード全開!って感じですごくイイ!
話も終盤大きく動き出し、この争いはどうなっていくのか全く予想できない。
今後に目が離せない。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
これが青春だ!って感じで充満してる作品。二人のヒロインと主人公田村くんのラブコメ
が実に面白おかしく、しかしいきなりホロッとさせられたりと、これはまさに王道的。
文章も変な癖がなく、一気にスッと読めるのも好印象。次巻でこの3人がどうなってしまうのか期待と不安でいまから非常に楽しみ。
160:イラストに騙された名無しさん
05/07/11 00:16:56 2Kgh/qXj
○<<私の優しくない先輩>> (著:日日日/絵:----/碧天舎)
思わず涙してしまったラストシーンで一押しに決定。
ラブレターを書いても渡すこともできない臆病な性格の主人公は、死病を患っている
こともあって私のツボにはまりまくり。
他の日日日作品と比べても感傷度は極めて高かった。
これからもこんな話をたまには書いてほしい。
<<GOTH 僕の章>> (著:乙一/絵:----/角川文庫)
人間の暗黒面に魅入られた2人の高校生が主人公だがその男子学生サイドの巻を挙げる。
グロい場面も多々あるのだが、乙一の叙情的文章で昇華され気持ち悪さは感じなかった。
特に主人公が自らを殺す側の人間として、殺される側の人間である夜に魅かれる姿は
切なく見事だと感じた。
161:続き
05/07/11 00:17:28 2Kgh/qXj
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
子供時間の終わりを告げる初恋を甘酸っぱくてほろ苦く描きあげていて、懐かしい
気分に浸ることができた。
昔、少女だった人にぜひおすすめしたい一冊。
続きが早く読みたい。
<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
ゲーム世界での辻斬り探しとリアル世界での青猫探し、の2つの謎解きを中心にした、
上質のミステリーとしてどきどきしながら楽しく読んだ。
文章が頭にすーっと入って余韻がある終わり方で、文芸作品を読んでいるようだった。
探偵モノを彼に書かせようとする出版社は現れないのかな。
<<されど罪人は竜と踊る VI 追憶の欠片>> (著:浅井ラボ/絵:宮城/スニーカー文庫)
相変わらずの鬱展開も5巻から比べるとずいぶんまし。
ガユスとギギナの毒舌っぷりも健在だし、くすりと笑えるところもありと楽しめた。
あとは怖いもの見たさでラボ節全開超鬱展開の本編待ちだけだ。
162:イラストに騙された名無しさん
05/07/11 00:55:34 os4MHXEQ
<<ゆらゆらと揺れる海の彼方 4>> (著:近藤信義/絵:えびね/電撃文庫)
クローデットにヤラレました。
<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
作者はウルクに何か恨みでもあるんでしょうかね・・・
ウルクが幸せになりますように・・・・
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
個人的に上半期最高の作品。ヒロイン二人とも薄幸で感情移入してしまうorz
163:イラストに騙された名無しさん
05/07/11 01:28:38 0C91pSIW
○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
俺が今まで読んできたラノベの中で、最高傑作となった作品の最終巻。
絶望的な世界の中、それでも前へ進もうとあがく濃密な心理描写は超圧巻。
手に汗握る(普通に本のページが汗でにじんだ)戦闘描写は超鉄板。
これだけでもうお腹いっぱい、幸せいっぱい、胸いっぱい。
本当、心の底から打ち震えた作品はこれ以外にありません。
次回作を心の底からお待ちしています!!
一個だけ投票です。
面白い、と思った作品は他にもあるんですが大賞となると……。
164:イラストに騙された名無しさん
05/07/11 16:41:32 sbSeOA9S
<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫)
前巻でようやくエンジンかかって来たかと思ったら今巻で一気にギア上げてきやがったかあざのさん。
色々と新キャラ登場しながらもキャラ立てがしっかりしててよく動くこと動くこと。
今回も銀刀の弱さとミミコの頑張りがあざの節全開ですわ。
<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
お飯事萌え。それはともかく今回は珍しく太一頑張る。
大震災と扱いにくい事柄を作者なりのスタンスできっちりと書いていらっしゃる。
しかも相変わらず至る所LOVEだらけ。
<<蒼穹のファフナー>> (著:冲方丁/絵:平井久司/電撃文庫)
アニメの方は色々と足りなかったモノがあったので、
この本で十分補えた。というかむしろ十二分。ただアニメとは多少違うけれど。
ここまで書けるなら新シリーズとしてファフナーを書いていって欲しいくらいだ。
戦いが始まる前の、島での日常感が詰まっていて期待以上の出来でした。
<<とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5>> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫)
読んでまず疑問符が浮かんだ。あれ、面白かったぞ?
4巻は読んでて(物理的に)投げそうになった記憶があるのになあ。
今回の主役たるひとかたさんの葛藤→決起のシーンは燃えた。ストレートな熱さだ。
こういうのは多少あざといくらいが丁度いいかも知れず。
<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
しばらくぶりの三巻。今まではゆったりと流れているように見えた時間が、
七姫全体の描写が多くなったせいか段々と変わってきた気がする。
いよいよって感じだが出るのか? という不安も。
他の姫サイドも書かれている反面カラとヒカの絡みが少ないのは残念。
オススメは無しの方向で。基本的にキャラありきな投票に。
その点で空鐘や田村くんも候補に上がったのだが。
ともあれ集計人様よろしくお願いしますね。
165:イラストに騙された名無しさん
05/07/11 18:27:16 Ew/9aXaN
●大賞・イチオシ賞
○<<海の底>> (著:有川浩/絵:----/単行本)
自衛隊をテーマにした空想科学小説とも言えるこの作品では、
ありきたりの怪獣物が特撮の王道展開で描かれているのであるが、
王道こそが最も難しいと言えるだろう。
隊員たちの描写に作者の愛が感じられた。
最良質のエンタテインメント作品。
<<サマー/タイム/トラベラー 1>> (著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/ハヤカワ文庫JA)
一昔前のジュブナイルを舞台に、登場人物の科学知識だけ
現代の最先端にしたアンバランスさが魅力的だ。
喫茶店の名前といい、タイムトラベル小説の列挙といい、
何から何まで詰め込まれた作者の知識量に感服。
今月発行の2巻にも期待する。
<<裏山の宇宙船>> (著:笹本祐一/絵:放電映像/ソノラマノベルス)
こちらは本当に一昔前のジュブナイルを再刊行したものなのであるが、
裏山に埋もれた異様な物体の存在感や
それを掘り出す登場人物たちの苦闘や
『宇宙へのパスポート』に通じる科学技術の造詣は
今でも十分に通用するに足る。
放電映像の挿絵も、旧版とは違った魅力がある。
166:165
05/07/11 18:28:18 Ew/9aXaN
<<パラケルススの娘 1>> (著:五代ゆう/絵:岸田メル/MF文庫J)
魔物退治の能力が開花しない主人公が、
ヴィクトリア朝時代を舞台に
外国に行って鍛えられるという王道展開ではあるのだが、
緻密に構成された世界観はさすがだ。
やはり五代ゆうの作品は安心して読める、
というのを実感した。
<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
正直SFなのかどうか分からないが、ギブスンの『ドッグファイト』の
現代日本版とも言える小説であると思う。
バーチャル世界に行くのに粘着電極を使ったりプラグを挿したりはせず、
コントローラとキーボードだけ、というのはかえって新鮮であった。
サイバーパンクに対するアンチテーゼとも言える手法を選択した
この作品のエンディングは、ガーンズバック時代のSFに回帰する何かがあった。
167:イラストに騙された名無しさん
05/07/11 19:14:22 aS22+uFu
166までの集計
田村くんに2票がプラスされて依然独走中
168:イラストに騙された名無しさん
05/07/11 19:15:09 aS22+uFu
29
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
15
<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼 >>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア)
12
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)
11
<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
10
<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
169:イラストに騙された名無しさん
05/07/11 19:16:03 aS22+uFu
9
<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
8
<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)
<<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫)
7
<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫)
<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)
6
<<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫)
<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)
<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
170:イラストに騙された名無しさん
05/07/11 19:16:23 aS22+uFu
上位に大きな変動なし
171:イラストに騙された名無しさん
05/07/11 19:41:58 lGP0zc59
お疲れさん。
もう2位争いだけだな注目は。
172:イラストに騙された名無しさん
05/07/11 19:47:43 aS22+uFu
まだわかりませんよ、今後の投票次第で。
173:イラストに騙された名無しさん
05/07/11 20:03:25 f7G+zorb
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
ツンドラ買いしたけど、むしろウサギに(;´Д`)ハァハァ
文章のテンポがいいから、ベタ&気恥ずかしい展開でもいけた。
<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
ちゃんと完結するのか心配だったけど、杞憂というか大きなお世話だった。
綺麗にまとめすぎた感じもするけど、葉たん(;´Д`)ハァハァ
○<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
安心して読める一冊。
描写は淡白だけど、展開は熱い。 アマゾンたん(;´Д`)ハァハァ
<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
どうもベタな話が好きなのかな。
展開読め読めだけど、萌えと燃えでカバー。 ルイズたん(;´Д`)ハァハァ
<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)
どうでもいいキャラの話だったけど、どうでもよくない要素大杉ww
割と重い話だけど、どう落とし前つけるのやら。 里香たん(;´Д`)ハァハァ
174:山犬。
05/07/11 20:45:50 y4FCvAdB
○<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫)
文体が良い,キャラクターが良い,ストーリーが良い,テーマが良い。
そして……雰囲気が良い。
驚くほどに心地よく,するりと心に入ってきた物語。
もし小説に「一目ぼれ」というものがあったとしたら,たぶんこんな感覚なのだろう。
主人公の設定に個人的親近感があったのも要因だと思う。
幼少の頃より転校をくり返した自分にとって,主人公の心得は懐かしかった。
価値観,身の振り方,そして出会う人々との距離感などに驚くほど思い出深い。
そんなクールさを気取った,他人との距離のとり方に自信のある(つもりの)主人公の
驚きと驚愕と冒険いっぱいの夏休み。
舞台設定も素晴らしい。
離島という閉鎖空間が生み出す,ちょっとした非日常,そして因習。
なにこれ明るい横溝正史? 最高だ。
特に気に入ったのは,P38の土産物屋の老人。
すごい,人生を一言で語ってしまっている,真理が簡潔明瞭,これぞ田舎の賢者。
唯一の欠点は「もううんざり」的この語り口では誰も説得されないこと。
爆笑しましたよ。
追伸:主人公のその後のフォローが気になりながらも,写真館の小娘と関係の方が
めっちゃ気になる。
175:山犬。
05/07/11 20:47:38 y4FCvAdB
<<蒼穹のファフナー>>(著:冲方丁/絵:平井久司/電撃文庫)
不安と期待が混在しながら購入した一作。
実力ある作家の作品,アニメで好きだった作品,でも……どう描く?
そして賽の目はよい方に転がった。良好。
瑞々しい少年少女の友情と,壊れてゆく(彼らの小)世界。
シビアな現実が「ぎりぎり」と少年少女であるための「何か」を締め付ける。
そんな哀しいお話。
感情を抑えた文体が,この「あまりにあんまり」な世界を上手く描いている。
で,続きはどうなってるのだ?
アニメと違うんだよな,すごく気になるんだけど。
追伸:メガネの優等生が哀しかったです。
176:山犬。
05/07/11 20:50:09 y4FCvAdB
<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
ひとことで言って地味,おそろしく飾り気ない。
「All You Need Is Kill」の作者じゃなかったら買うのは微妙だったと思う。
スーパーマンも超能力も,超科学もない,ヒーローなんてもちろんいない,
そんな現実世界と(ヲタク的)ゲーム世界における冒険と成長の物語。
それを上手く描いている。
この舞台設定で,こんなにきちんと「成長」を描いているのに驚いた。
等身大な主人公とヒロインに好感度が高い。
現実にいそう,1クラスに1人とは言わないが,学年に1人くらいならいそう。
そんなリアリティ。
また,映画(名)を使うことによって,ゲームヲタクを「よくぞここまで」
というレベルにかっこよさ気にスライドさせた手腕に脱帽。
ただの対人関係が苦手なオタク君が,あっという間にハードボイルド,嘘つき。
でもシンプルというか,感情を抑えた淡々とした文体が見事にマッチ,上手い。
しかしこの作家,本当にゲームが好きなんだな。
個人的にはも格闘ゲームもネットゲームやらない,つーかやれない。
そっちの才能も資材もない。
でもゲームセンターで夢中になって遊んでいた時代はあった。
その頃の甘い夢を思い出した。
追伸:北の大地へ逝ってしまった友人がアレ? リドルストーリー?
177:山犬。
05/07/11 20:52:07 y4FCvAdB
<<電波的な彼女 2 ~愚か者の選択~>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫)
今回も主人公は馬鹿です,阿呆です,間抜けです。
お前1回死んで来い,2回でもいいぞ。 だって羨ましすぎるから!
電波的な彼女も友人もまた電波でした。
しかも主人公は電波に好かれます,もうこれはギャルゲー並みの法則で。
そして猟奇的な事件も起こります,もうこれは推理小説並みの法則で。
こんな世界いやだ。
欠点はいくつもある。
1.推理小説としてはプロットも伏線も不味すぎる。
2.ぶっとんだ(性格と能力の)ヒロインに囲まれ,主人公本人はばりばりに
やる気でも,はっきりいって「水戸黄門の黄門様」並みの戦力。
いやハチベエ並み。
なんで一般人の女の子がこんなに強いのよ!
しかしこの「なんだかなー」感と,独特すぎるヒロイン群を乗りこえられたらOK。
そして私は乗り越えた,ばっちこい。バッチコーイ щ(゚Д゚щ) もう好きにして。
ラストの「泣き虫の騎士」が今回も出てきたところに,なんだかほんのり。
これって前世なのか,それとも主人公が読んでいた漫画なのか。さて?
追伸:光がイチオシのツンデレです。<深読みしすぎです
178:山犬。
05/07/11 20:55:00 y4FCvAdB
<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)
今回も主人公は漢(おとこ)でした。
惚れてくれた(のを良いことに)女の子にマイクロミニのセーラー服をお願いするのも,
べた惚れになっている女の子に,その理由(つーかそれ犯罪)ゆえに手を出さないのも,
そのヘタレ野郎と根性野郎の両立に脱帽。
そして冒険(とタズサの設定)……は今回微妙にどーでもいい。
人間ドラマとしては,前回あんなにも強かった(あろうとした)王女様のぼろぼろ感が
良かった。
そう,決意は続かない,人間そんなに強くない。決意は折れ,理想は淀む。
その人間臭さがいい,それを悔やむところがいい。
問題は,そこの微妙な心理変化の描き方。
崩れ方は良かった,でも執着の描き方は良くなかった。
ラストシーンあたりでも台詞説明が多すぎて冷めた。冗長。
あっさり描いたほうが余韻があったと思うなぁ。湖には一人で。
追伸:今回もヒロイン(たち)は魅力的でした。
個人的にはシエスタがものすごい追い込みをかけています。3馬身伸びました。
179:四十八連
05/07/12 13:02:47 KhW84boD
●大賞・イチオシ賞
○<<9S〈ナインエス〉 V>> (著:葉山透/絵:山本ヤマト/電撃文庫)
豪快なストーリー展開と堅実な文章。何度読んでも楽しい。ツンデレ度は更にUP。
「つよさわやかエロかわいい」ヒロイン由宇さんイイ。
<<ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・わん>> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫)
このシリーズも最早デフォ買いに。挿絵が良くなったのがうれしい。表紙に(;´Д`)
<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
黒陽もサンダーフェロウも佐山も、皆カコイイ。ある意味惚れる。
ギャクや、ややエロでぶっ飛ばしながらも最後はきっちり締めてくる。ネ申技です。
<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 5〈上〉>> (著:川上 稔 絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
ロリ・サンダーs…失礼、ヒオ・サンダーソンに(;´Д`) なにこのキャラ…ツボった。
今までの登場人物がほぼオールスターで出ているのが良。数は多いのにどれも過不足なく書かれている。凄い。
そしてこの分厚さ。銃弾が止まりそうだ。物理的にも作品的にも重く、濃い。中毒です。
<<NHKにようこそ!>> (著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫)
お求めやすくなった文庫版で初めて読んでみた。
たびたび吹いた。エロゲーでここまで展開するとは思わなかった。ヒッキーっうえwwwwwwwww
180:イラストに騙された名無しさん
05/07/12 18:59:32 KNGMkSdk
<<ポストガール 4>> (著:増子二郎/絵:GASHIN/電撃文庫)
完結記念。1~3巻で成長を遂げたので、今回シルキーの心の揺らぎ描写はひかえめ。
それはちょっと残念だったが、最終話が非常に良かった。彼女はこれからも悩んだり笑ったりするのだね。がんばれシルキー。
<<白人萠乃と世界の危機>> (著:七月隆文/絵:しろ/電撃文庫)
いや、フォントいじりウザイとか、百合と変態を一緒にするなとか、いいたいことはあるものの、ばかばかしくて楽しく読めたので。
ところであとがきから先に読む自分は見事に困惑しますた。
<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)
正直1、2巻は描写がいいだけと思ってましたが、各都市や宮姫が動き出してストーリーもいい感じに。
優しい空気と、複雑な陰謀・事情の同居っぷりが良いですなあ。
<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
完結記念その2。3冊できれいにまとまったのがよかった。
人物の感情や行動が納得できるものになってる。キャラはみんな魅力的でした。
<<サマー/タイム/トラベラー 1>> (著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/ハヤカワ文庫JA)
これはいい青春小説ですね。あーこういうことありそうだとか、高校の頃ってこうなんだよなあとしみじみ読みました。
どうも哀愁と郷愁が漂ってるように感じる作品。
なぜか全部一人称の作品になってしまった。
イチオシは迷うのでパス
181:1/2
05/07/12 21:04:01 RlfbiqwF
●大賞・イチオシ賞
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
分岐型ギャルゲーシナリオをライトノベルに再構築した作者の手腕に脱帽。
1冊の内容のほぼ総てが2巻以降への壮大な引きになっており、しかも、
2章の最終ページと次巻予告にこの作品の面白さを集約させている。
読者の興味を次巻以降にも引かせることに成功している稀有な作品。
<<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫)
昭和40年代後半の特撮作品にはそのヒーロ像に独特のカタルシスがあった。
それは現在の特撮物とは一線を隔した独特の物である。この作品は懐かしさと
ともにそれを書ききり、且つ印象深いものとさせている。
特に初代のキャラの描き方は主人公以上に素晴らしいものがある。
<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)
新世代SFや青春小説などとして評価があるこの作品だが、実は叙述トリックもの
としてかなり出来の良いミステリである。作品構造はもちろんのこと、
帯の惹句の部分まで読者のミスリードを誘うように、確信犯的に仕向けて
いたのであれば、この作者はたいしたもの。
182:2/2
05/07/12 21:04:49 RlfbiqwF
<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫)
新人からはこの作品を推したい。登場人物が多すぎ、それが整理されきって
いない所にやや難があるが、それでも刑事ものとしてはわかりやすいストーリー
で、話のテンポも良く、キャラの造りも比較的しっかりとしている。
次作以降への期待も込めて1票。
<<ぼくたちには野菜が足りない 畑に関するLesson1:それ絶対植えてみよう!>>
(著:淺沼広太/絵:なごやこーちん/スーパーダッシュ文庫)
おそらくこの作者の方は王道的なライトノベルというのは書けない
のだろうと思う。だがそれを理解した上で、一種の開き直りにも似た感覚で
自分なりのライトノベルを愚直なまでに追求している。いわゆる「能力者もの」
のパロディとして絶品なこの作品、前シリーズより全然面白い。
この板的には評価されないだろうことが、ちょっと不憫ではある。
183:イラストに騙された名無しさん
05/07/12 22:43:40 ObblzSLJ
<<わたしたちの田村くん>>(著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫)
このスレ見て買ってみたがすごく内容の濃い作品だった。皆さんが進めるのも納得。
ツンデレ作品ではこれが一番だと思った。9月発売の2巻では是非下半期の大賞を
狙ってほしい。
<<護くんに女神の祝福を!6>>(著:岩田洋季/絵:佐藤利幸/電撃文庫)
このシリーズもツンデレ物として確固たる地位を築き始めてきただろう。
激ピュア・ラブコメのキャッチコピーにふさわしい内容だった。
キャラクター達も学年が一つあがりさらにドタバタさを増すだろう。
<<灼眼のシャナⅨ>>(著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
2002年に発売されたこのシリーズもついに9巻目。
マンネリ化を全く感じさせない設定の深さ、燃えと萌えの融合、無駄のない伏線の数々、
それらにのいぢ氏のイラストが話のシーンにふさわしい彩を添える。
ただ本編の方も少し進めていただきたいとは思う。
184:イラストに騙された名無しさん
05/07/13 11:52:42 6+KR7OjS
●大賞・イチオシ賞
○<<海の底>> (著:有川浩/絵:----/単行本)
これぞ大賞という貫禄十分でした。
王道怪獣ものといっていい内容に、思わず拍手します。
この人の描く人物達、特に自衛官などの描写には多分にロマンや夢が入っていて
そこが嫌われる理由とも思うのですが、ここまで熱ければ文句もありません。
<<銃姫 4 Nothing or All Return>> (著:高殿円/絵:エナミカツミ/MF文庫J)
今ひとつ地味で乗り切れなかったシリーズです。
それが、ここでいきなり革変したように思いました。
信じるものの崩壊、どん底まで落ちる状況と、ドラマ性も抜群。
もうすぐクライマックスのようなので、今後も大いに期待します。
<<小説 エマ 1>> (原:森薫\著:久美沙織/絵:森薫/ファミ通文庫)
職人芸のようなノベライズでした。
原作に忠実な内容と言う点も久美氏には珍しいw
独自の解釈と消化で、原作を害さず表現する手並は流石ベテランと言えるでしょう。
文句があるとすればマハラジャ王子ですが、全体からすれば些細なことかと。
<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
正統派の少年漫画的、というのはよく言われる形容ですが
本当に評価されるべきは長期シリーズを組み上げる構成力と
巻毎の山場演出の巧みさにあるのではないでしょうか。
軟弱だった主人公が着実に成長していくのも良いですね。
<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
話としては滑り出しです。欠点もないではありません。
それでも挙げたのは、正直言って富士見Fへの応援票です。
この作者の場合は、執筆速度が売れるほどにあるのかどうかも気になりますし・・・
でも、料理次第で十分面白くなる導入だと思うので、なんとか頑張って欲しいと思います。