05/07/07 00:34:01 EEktfzWQ
「萌えよ剣」 ―I don't want no teen-age queen.―
ティー:「シズさま……それでは、行ってきます……」
(シズの亡骸を小屋と共に焼いて去るティー
新撰組:「いたぞ、こっちだ!!」 「一人も逃がすな!!」
(夏の夜の京、新撰組の前に立ちはだかるティー
ティー:「引け…… 引けば生命は助ける!……引かねば―」
新撰組:「仏頂面に……!」 「……白い髪!」 「……組長!!」
沖田:「…………」
(沖田、にこりと笑って佩刀の菊一文字をすらりと抜くや、ティーに向かって斬りかかる
斬り結ぶこと十余合。咳をして、とつぜん血を吐く沖田
斉藤:「沖田君、下がっていたまえ……」(肩で息をする沖田に向かって
沖田:「……斉藤さん」
斉藤:「おれは血の臭いに敏感でね……、いまの君の身体では奴を仕留められない
……いくぞ!!―」(斉藤、裂帛の気合と共に踏み出し、ティーに斬りかかる
幕末―
京都に人斬り貧乳斎と呼ばれた志士がいた。
修羅さながらに人を斬り、その血刀を以って
新時代『明治』を切り拓いたその少女は、
動乱の終結と共に人々の前から姿を消した―