05/12/06 22:19:54 xqw8/CdT
今度の新刊はどうなるんでしょうねぇ、どうやら新たな敵の出現のようですけど。
第1シリーズでは3巻で大ムカデを登場させて第2シリーズ(風音編)への伏線にし、第2シリーズでも第3シリーズ(天狐編)へと継ぐためかラストを苦いものにしていますが、第3シリーズでは次のシリーズの鍵となるようなものが見られず予測が難しいです。
しかし、強いて挙げるとすれば「九尾」ですかね。風音編では一旦見られなくなったものの窮奇編・天狐編でその名が現れた大妖「九尾」。もしかしたら、今度の敵は「九尾」の刺客かもしれないと自分では予想しています。
ちょっと薀蓄なんですが、九尾の狐は鳥羽上皇(昌浩の時代から下がって100年くらいの人)に一時寵愛を受けたのですが、上皇が病に倒れた際に安倍の陰陽師(名前不明)に正体を見破られ、那須野が原で討たれて殺生石に変じたとされています。
殺生石が地元にあり、九尾の狐には昔から親しみを感じているのですが、少年陰陽師の記述を見て一層強くなりました。そして、もしかしたら正体を見破ったのが昌浩の先祖だったらと、昌浩からその先祖までの壮大な叙事詩を妄想しました。
ところで、ドラマCDの話になるんですけど、風音編では原作通りの苦い終わり方になっているので個人的には、天狐編でハッピーな方向に軌道修正して欲しいです。