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メルマガエッセイ
2004/12/3
【 映画評論をやめたくないよ! / 和田秀樹 】
今年、もっともショックで落ち込むようなことが起こった。
週刊朝日の映画評を年内いっぱいでおろされてしまったのだ。
これにはかなりこたえている。
私の本をたくさん読んでくれたり、私のコアなファンなら知っているかもしれない
が、私は映画狂いである。
もともと医学部を目指したのも、映画を撮りたかったからだ。当時、助監督の採用
がなくなったので、映画の世界に入るには自主映画しかない(逆にATGなどを通じ
て、自主映画やピンク映画出身の監督がどんどん映画の世界に入っていった)と思
い、自由業で確実に金になる職業が何かと考えた結果が医者だった。
2,3年医者をやって、金ができたら映画を撮る。当たれば映画の世界に入れるし、
だめでも医者の免状があれば雇ってもらえるだろう。
そんな甘いことを考えていた。