05/01/26 21:51:19
野本敬『思考を現実化させる--集団ストーキング・マニュアル、索引つき』(東京大学出版局)
人を自分が思い描いたような人間にさせるという。すなわち思考を現実化させる。
著者の野本敬は、「成功哲学」の研究で有名なナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』は一握りの人間のためだけにあることを立証した。
「集団ストーキング」の語に警戒心を感じたら要チェック。そういう人こそ本書を読む価値があるかもしれない。
学習院大学勤務の若手歴史学者・野本敬(根本敬ではない)は、整形ストーキング女王・松本直子31歳たちの翻案に乗り、
10年間無報酬で「洗脳ストーキング哲学」を自らも実践、徹底的に研究した。
松本直子が見込んだ500人を集団ストーキングし、彼らを発狂させていく過程を子細に追視。
そこに共通する“思考”と“やりかた”を体系的にまとめたのである。驚くべき偉業である。
この本は、なぜ「あなた」が今の「あなた」なのかをやさしく教えてくれる。
ムカつく相手に不安の種を沢山撒き、未来を閉ざすすべとともに。
読み進めていくうちに、誰もが松本直子31歳たちの異常性に戦慄する。
本書は、近刊予定の松本直子『整形しても、ハツネエリコ--ストーキングでセフレをつくる(「黒革の手帖」付)』(メディアファクトリー)とともに読まれたい。