宮城谷昌光ってどうっすか?at BOOKS
宮城谷昌光ってどうっすか? - 暇つぶし2ch2:無名草子さん
02/05/28 02:00
ダイスキです
長編はあまり読んでないけど「夏姫春秋」とかすごく良い。

講談社の未来研の催しで以前氏を招いて講演聞いたことあるけど
人物も好感度高い。すごく謙虚&努力家という印象。
人間性が文章に溢れているね。

3:無名草子さん
02/05/28 05:07
「楽毅」が俺はおもしろかったです。
あとエッセイみたいなのも面白くて
個人的にはこっちのほうが本領発揮のような気もしなくもない。

いい意味ですごい想像力の持ち主と思います。
勉強家だし。


4:R”
02/05/28 11:21
主人公が皆似たような成長の仕方をしている。
そして絶世の美女に恵まれすぎる。
タイトルを見ても内容が思い出せない。

でも面白いので大好きです。

5:無名草子さん
02/05/28 13:06
歴史的事実とはされていない夏商革命を扱った「天空の舟」が平然とラインナップに並んでいるのが凄い。
って、実は一番好きな作品。
冒頭の、伊尹の母の死と赤ん坊の伊尹救出のエピソードは、涙腺直撃モノです。

6:無名草子さん
02/05/28 13:23
オモシロイ!
「太公望」一気読みしたよ。
「重耳」と「介子推」を並べて読むのもまた一興。

7:ふくだかずや
02/05/28 13:23
構成というものをしらんのかいね、この人は

8:無名草子さん
02/05/30 00:48
>6

太公望、いいよね。

9:無名草子さん
02/05/30 03:09
今新聞小説書いてるよね

10:無名草子さん
02/05/30 22:39
>>7
構成にとらわれすぎて面白くないのもどうかと思うが。
あなたはプロの方?


11:無名草子さん
02/05/31 02:27
>>9
不勉強な厨でスマソ・・
何新聞っすか

12:無名草子さん
02/05/31 08:56
「子産」が好き。

13:5
02/05/31 09:24
>>12
鄭のクーデターで、子産の父、子国が死ぬ辺りにも泣きました。


14:age
02/05/31 11:54
「王家の風日」が一番好きです。
「天空の舟」と違って、殷周革命は、史実0%でないから、
例えば、亀甲占いも、なんだか現代のアナリストのようなリアリティが感じられました。
私だけかもしれないけど。


15:無名草子さん
02/05/31 13:44
奇貨おくべしだけはつまらなかった。他は好き。

16:無名草子さん
02/06/01 00:04
>11
9じゃないけど知らなかったのでググってみた。
5/1から毎日新聞だってさ。
ちなみに「孟嘗君」は神戸新聞、「沙中の回廊」「子産」は朝日新聞の連載小説だったらしい。
なんかすごい…。

17:11
02/06/02 10:28
>16
ありがとー

18:無名草子さん
02/06/06 00:51
子産は朝日新聞の朝刊ですか?みなかったので。
沙中の回廊は毎日、新聞をきりぬきしていた。
毎日新聞の連載も原田さんが版画してますね。

沙中の回廊の最終回の文章がよかった。
またレスします。

あっさりしていてよい。


19:  
02/06/06 01:06
文芸春秋の三国志はあと10年は続くであろう

20:無名草子さん
02/06/06 01:20
sage それ以上。


21:無名草子さん
02/06/08 09:42
今、晏子読んでる。文庫版だと4巻なんだな

22:無名草子さん
02/06/08 18:46
好きだけど、最近説教臭くなってきたような気がする。

23:無名草子さん
02/06/13 06:42
どれを読んでも大抵面白い
ただ、主人公が良い人過ぎるような気がする
そのためか、司馬遼太郎のような深みがない

24:無名草子さん
02/06/21 20:35
アマゾンコムでつい太公望を衝動買いしちまったい。
届くのが楽しみー。


25:無名草子さん
02/06/29 05:19
保全。

26:無名草子さん
02/07/05 01:00
美人多すぎないか?

27:無名草子さん
02/07/05 17:59
自分は「楽毅」以外は全て読んだと思う。
一番面白かったのは「晏子」だったように思う。
たった今「奇貨居くべし」読み終わったけど、
明らかに読者をサラリーマンと想定し会社における「自分」の保ち方を
大っぴらに出しているので臭かった。
この人の作品は面白く読めるモノもあるけど、「これ!」という作品がない。
なんでかなーと考えると、どの主人公にも特徴がないからかな。
みんながみんな、賢くてさわやか。
これまでは本を購入して読んでたけど今後は借りて読むようになると思う。
好きな人ごめちゃいね。

28:無名草子さん
02/07/06 15:25
太公望と楽毅を読んだ。
太公望は鬼公がアボーンしたとき思わず泣いてしまった。

29:大抵、主人公と別れてどっかの偉いサンに囲われる
02/07/12 14:06
ミ,,゚Д゚彡y━~~ つーか、ヒロインの境遇がはげしくエロいです。

30:無名草子さん
02/07/18 07:25
「夏姫春秋」あたりは楽しめるんだけど、「太公望」などで超常的な説明が
入るところについていけないんですけど。
歴史小説なんだし、地の文は現実的な解釈中心に進めてもらいたかったな。
ファンの皆さんはどうお考えですか?

31:無名草子さん
02/07/18 21:52
私は「太公望」結構好きなんですが…
「沙中の回廊」も面白かったですよ。

32:無名草子さん
02/07/18 23:37
沈黙の王も面白い

33:無名草子さん
02/07/19 00:53
この人の作品はエンターテイメントでしょ。それが好きなんだけど。
漫画向きな気もする。つーか主人公より脇役のほうがいい


34:唐挙出過ぎ。
02/07/19 00:55
やっぱり晏子(晏嬰)が一番特徴あるかな。
彼だけはスーパーマンな活躍がなくてただの頑固者。
ただし信じられないくらいなスーパー頑固者。それがなぜか好きなんだな。

35:無名草子さん
02/07/19 01:03
晏弱とサイチョのやり取りはゾクゾクするもんがあった

36:晏子でもそうだが
02/07/19 06:58
ミ,,゚Д゚彡y━~~ 重耳で、一番面白いのは上巻だと言う罠。

37:ぽ
02/07/19 15:46
宮城谷はエロいわ。


38:沈黙の王と王家の風日がすき
02/07/19 18:48
ミ,,゚Д゚彡y━~~ 最近のより昔の方が好きだな。

39:無名草子さん
02/07/19 21:29
>36
同感。
武公称と狐突将軍は惚れ惚れするほどかっこいい。
これを最初に読んだおかげで勢いに乗って集めてしまったし。

>37
確かに「夏姫春秋」や「青雲はるかに」をよく読むと意外ときわどい表現が多いかも。
この人の作品は文庫化された長編はほとんど持ってるけど、他にもえちぃ所がちらほらと。

40:無名草子さん
02/07/19 21:31
沈黙の王が面白い。

41:鳳凰の冠が面白い
02/07/20 15:35
今のところ「沈黙の王」が大人気だな。

42:無名草子さん
02/07/20 20:59
短編が面白い。

43:俺は仇にかこわれる田声に一票
02/07/21 01:42
ミ,,゚Д゚彡y━~~ ところで皆さんが一番エロイと思ったシチュエーションは?

44:無名草子さん
02/07/21 03:03
親父(主人公の)がいつもいちばんカコイイ。

45:無名草子さん
02/07/21 09:24
あげ。

46:無名草子さん
02/07/21 11:53
先生はどこにすんでいるんですか?
沙中の回廊を連載していたときは名古屋にいたそうですが。
母の実家が蒲郡なんです。いまでも蒲郡にいるのかな?

47:無名草子さん
02/07/21 14:18
>44
そうかな?「孟嘗君」「晏子」は良かったと思うけど、
「重耳」では祖父がかっこよくて父はダメ、
「楽毅」もちょっと・・・「奇貨居くべし」では存在感無し、
「士会」は微妙なところか?
「子産」は今読んでる最中なので保留。

48:無名草子さん
02/07/22 14:25
直木賞を受賞した頃から読んでいたけど、最近はなんか
マンネリ気味で読んでない。


49:無名草子さん
02/07/22 15:04
静岡県三ヶ日町だと聞いてますが……
先生のすみか

50:しかも本当にやな奴だと思えるところが
02/07/25 02:02
ミ,,゚Д゚彡y━~~ 自分の小説の主人公が、他の小説では悪役になったりするところがいい。

51:無名草子さん
02/07/25 21:28
夏姫タン (;´Д`)…ハァハァ

52:無名草子さん
02/07/25 23:34
>>36>>39
やっぱりそういう方がいましたか、ちょっとホッとした
上巻のこの二方は本当に恰好良かったので

因みに本編の前に介子推を読んでしまった大馬鹿者です



53:無名草子さん
02/07/29 22:18
天空の舟がよかった。

54:それなりに楽しめると
02/07/29 22:39
>>52
ミ,,゚Д゚彡y━~~ 別にどっちから読んでもいいと思うよ。

55:無名草子さん
02/07/30 22:26
三国志はいつ本になるんかな・・

この人の書く三国志って興味あるんだけど。

56:無名草子さん
02/07/31 15:06
夏姫春秋 が良かったです。荘王旅萌え。巫臣萌え-。
他に好きなのは、長城のかげ の中の 石径の果て かな。

57:無名草子さん
02/08/10 22:51

すみません、もうとっくにおなくなりに
なっているのかと。。。



58:無名草子さん
02/08/11 05:43
氏はどうやら孟嘗君が好きなようですね。
「孟嘗君」はもとより、「楽毅」や「奇貨居くべし」でも重要な役割を果たしていますし。
信陵君や平原君がぜんぜん目立たない。
あの春申君ですら、「奇貨居くべし」で目立ったのに(笑)

59:無名草子さん
02/08/16 12:22
>>57
死んでないですよ~

60:無名草子さん
02/08/19 00:07
 この人の本を読む年代はどのくらいなんでしょう…
 高校ではマイナーなんですが…

61:無名草子さん
02/08/19 17:50
>60
私が氏の作品を初めて読んだのは中学生のときでした。
まわりに布教してみましたが、やはりマイナーで...
高校に入ってようやく他の宮城谷ファンを発見しました。
が、定年間近の先生でした。

62:2チャンねるで超有名サイト
02/08/19 18:02
URLリンク(book-i.net)

  ヌキヌキ部屋へ

女子高生とHな出会い
今女子高生が!!!

2チャンネルで超有名サイト
が復活パワ-アップして
帰ってきたサイト




63:あさは
02/08/19 18:12
もう大好きですvvv

「花の歳月」「雨」「歳月」「沈黙の王」「地中の火」「王家の風日」
などが好きです。

あと「太公望」も。まだ読んでない作品も多いので 読まなくては!

64:あさは
02/08/19 22:40
>>60
私は もともと学生の時 小説は読まなかったので宮城谷先生の本は
25・6歳のときからです。マンガの人だったので。(笑)

一応 周りの人に薦めるんだけど、「厚いし 内容難しい」って返された
ことあって やっぱり私しか読んでいません。
歴史に興味ある人じゃないと 面白くないのかなあ。

65:広
02/08/19 23:34
私は「花の歳月」で布教しています。字大きいし薄いし。
読めない漢字があってもだいたい意味わかるでしょ~、
漢字自体は少ないでしょ~、ってことを先ずわからせなくてはならぬ。
「花の歳月」は今までに5冊買いました。

66:あさは
02/08/20 01:33
>>65
確かに「花の歳月」は 字が大きいし薄いですね。
ラストは感動だし♪

なるほど 参考になりました。ありがとうございますvvv

67:そして大学の図書館に重子と介子推が有ったのが決定的
02/08/20 10:33
ミ,,゚Д゚彡y━~~ 俺は大学受験の帰りの飛行機で「沈黙の王」を読んで以来のファンだな。

68:無名草子さん
02/08/20 12:32
聖人君子の多いなか、『奇貨居くべし』の魏冄は、悪くないと思う。

69:無名草子さん
02/08/21 01:21
>>67
!!
あんた、少年漫画板の某解説さんでは?!
ジャンプ発売されたら戻ってきてね☆

かくいう俺は、モーショークンを親父に薦められて
読んだらハマッた口です。
三巻の白圭と文のやりとりには涙、涙・・・

70:単にネタが無いから書き込んでないだけなので心配しないでね
02/08/22 00:44
>>69
ミ,,゚Д゚彡y━~~ なんかあのスレも最近廃れてるね。

71:無名草子さん
02/08/22 22:13
>>65 >>66
あ、成る程、「花の歳月」ですか
確かに字が大きいし薄いし、お話として綺麗に纏まってるし
そういう使い道がありましたか

「鳳凰の冠」を読んでから
無性に「晏子」と「子産」が読みたくなってしまいました

短編でいいから春秋時代、もっと書いてくれないかなぁ~


72:69
02/08/23 02:54
三国志、はやく本になってホスィ
久しぶりに図書館で文藝春秋読んでみるかな

73:無名草子さん
02/08/27 23:13
三国志、ちゃんと終わるんですかね?
連載16回目にしてようやく曹操が誕生。
この調子だと本の完結が先か作者の寿命が先か、ってなりそう。

74:無名草子さん
02/08/28 00:26
初心者ですみません。
この人が書くの中国とかの時代物ばかりですか?
現代の日本を舞台にした、海辺の町の話ってありませんでしたっけ?
読みかけでなくしてしまったんでわからないんです。

75:読んだ事ないけど
02/08/28 00:34
>>74
ミ,,゚Д゚彡y━~~ 「春の潮」じゃないの?

76:無名草子さん
02/08/29 20:52
>>73
吉川先生の水滸伝と同じ運命か・・・


77:まあ、それまでが面白いからいいけど
02/08/29 21:23
>>73
ミ,,゚Д゚彡y━~~ しかしこの人の作品は主人公の活躍は最期にさらっとやって終わる事多いし。

78:無名草子さん
02/08/30 09:19
>>74
そのものズバリ「海辺の小さな町」ではないかと

79:無名草子さん
02/08/30 23:23
主役の描写がみんな似ている。ワンパターン。
面白い。

80:無名草子さん
02/08/30 23:37
初めて読んだ宮城谷作品が「孟嘗君」
で、感じたことは、孟嘗君出てこねー!
実際には、最初に盗まれる赤ちゃん役で出てきたけどね!
イメージでいうと、なかなか出てこないんだよね

次に読んだ「晏子」でも、
本人が書きたいのは、晏嬰だと思うのだが、やっぱりなかなか出てこない。

でも、おもしろいから何でも許す。
それでも晏子にでてくる、牛を降らす攻撃はやっぱり納得いかない!



81:名無し●ん ◆IbizaGTs
02/08/31 16:15
横山光輝の史記を全部読んでストーリー把握した後くらいにこの人を知って
文庫で出たばかりの孟嘗君を読んでみたらアフォみたいに面白くて一気に5巻読んで







それから村上春樹を読み始めてハルーキばっか読んでました。すいません。
あっと、新潮文庫で宮部が解説書いてた短編のも読みましたが上品でしたね。好きです。

82:無名草子さん
02/09/04 23:54
「奇貨居くべし」の順番教えてけろ!
どれから読んでいいのか分からないんだよね!

83:既刊のところ見ればすぐわかる
02/09/05 01:51
>>82
ミ,,゚Д゚彡y━~~ 春風→火雲→黄河→飛翔→天命

84:82
02/09/06 06:03
>>83
産休

司馬の「竜馬が逝く」で最初に痛い目に遭い、
池波の「健脚商売」でもしくじっちゃったので尋ねてみた。

85:無名草子さん
02/09/06 20:41
文庫版くらいは
数字振っといてもいいのにな>奇貨

86:無名草子さん
02/09/07 14:46
「楽毅」3巻まで来て田単、名前だけしか出てない....
また、孟賞くんがブイブイゆわしてるし。

つまらん。

87:無名草子さん
02/09/09 12:23
>>86
小説の読み方っていろいろだなあ。
漏れはおもしろかったから別に気にならんかったよ?でんたん。

88:無名草子さん
02/09/09 22:19
>>87
ですねぇ私の場合は武霊王がいなくなってからは
テンションが落ちちゃって4巻は読み流したようなもんです・・・


89:無名草子さん
02/09/16 23:13
孟嘗君の後に「田成子の簒奪」(作者:沢周一郎(ウロオボエ))ってのも面白いよ。

90:無名草子さん
02/09/18 20:21
age

91:無名草子さん
02/09/26 00:22
「玉人」はエロイな~と思った。
「花の歳月」は、泣いた!ラスト近くになるにつれ感動!
展開とか書き方が上手い人だなーって思った。
司馬の小説も好きだけど、この人のも好き。
読みやすいよね。

92:無名草子さん
02/09/27 10:03
華栄の丘はどうよ?

93:無名草子さん
02/09/30 05:19
「晏子」と「沙中の回廊」で使い回しの表現があって
他にも結構こういうことやってるんじゃないかと思った。

94:無名草子さん
02/10/01 01:29
>>93
あるある。なんぼでもある。

95:吾輩は名無しである
02/10/01 01:41
彼は中国歴史小説で有名だが、日本が舞台の初期の短編に珠玉揃い。
川端を髣髴とさせられたよ。

96:無名草子さん
02/10/11 04:15
主人公が君主に忠義を尽くすんだけど次の君主が暗愚で(´・ω・`)ショボーン
お決まりのパターンなんだけど毎回切なくなってしまう。
ていうか暗愚(・∀・)イイ!!

97:無名草子さん
02/10/12 14:23
...あのさぁ、田単て楽毅と矛を交えていないの?
小説じゃ、風の便りで名前伝わってくるだけだし。



98:無名草子さん
02/10/12 18:47
短い作品のほうが面白いと思う。最近の長編はちょっと…。

>>96で思い出したけど、「晏子」のラストは切なかった。
崔杼も魅力的だったし、長編では「晏子」が一番好き。
「重耳」は序盤は好きだけど、話が話なだけに読み進めるのが
辛くなっちゃってだめだった。

短編で好きなのは「鳳凰の冠」「指」。

99:無名草子さん
02/10/12 23:31
>98 短編がいい に 禿同。

長編も、好きなんだけどね。

中国史嫌いでしたが、この人の作品で、めざめました。

100:無名草子さん
02/10/12 23:40
楽毅読んだんだけど、序盤の複線が未消化だよ。
それに小説に徹してない。
その時代になりきって読みきりたいのに、突然、歴史上の評価は云々などと、作者の妄想が始まって萎えた。
主観の混ざった教科書みたいでとても読めないよ。読んだけど。
全体の印象は、「ジャンプで連載打ち切りが決定した漫画」ってな感じでした。
他の作品もあんなんなの??

101:無名草子さん
02/10/12 23:54
この人は名古屋にあった海越出版社に育てられたんだな。


102:無名草子さん
02/10/13 03:01
>>97
田単と直接交戦する前に暗愚な君主に事実上追放されますた

103:無名草子さん
02/10/13 03:08
>>100
どのへん?>伏線
歴史小説でも宮城谷の小説なんかはなりきって読むタイプじゃないと思うけどね。
そもそも春秋・戦国なんて普通の人知らないし(三国志がせいぜいでしょ)、
説明的になるのは無理もないかと。


104:漢字の解説とか
02/10/13 20:33
ミ,,゚Д゚彡y━~~ 俺としては、説明的なところが魅力なんだけどなぁ。

105:無名草子さん
02/10/13 21:39
田単のエピソードとかも前半あんだけ田単のとーちゃんと絡ませといて最後はちょびっとしか語られてない。
小説として書くならもっとドラマチックに書けるだろうに。
もうしょう君もなんかえらく良い人に書きすぎ。
つまらん

106:無名草子さん
02/10/13 21:52
ちょっと夢枕縛のように、余白が多くなりすぎw
いかんよなあ

107:無名草子さん
02/10/13 22:50
孟嘗君の名を借りた「白圭」

重耳の名を借りた「介子推」

108:無名草子さん
02/10/15 03:24
でも楽毅と田単が絡まないからねえ。
まあ宮城谷の小説がどれもこれも何か淡々とした終わり方をしてる感は
否めないが。

でも俺、春秋戦国全然知らないから宮城谷はいい入門書になったーよ。

109:無名草子さん
02/10/15 12:54
孟嘗君ハードカバーも文庫も買っちゃった。
俺は馬鹿だから。
最初読んだのは楽毅の1巻。
孔明が、「管仲、楽毅なんちゃらかんちゃら」って言ってたきがしたから。
全部買って読んだけど、「天空の舟」「太公望」「重耳」「介子推」以外は読み返しまくり。

学問的に正しくなくってもいーんじゃ無いのかな?
面白けりゃいい。
一山田風太郎フアンヨリ。

110:無名草子さん
02/10/15 17:42
>108
「花の歳月」の落とし所は見事すぎると思うぞ

111:花の歳月は珍しいハッピーエンドだし
02/10/17 16:40
ミ,,゚Д゚彡y━~~ まあ、基本的に大抵の奴は最後に悲惨な状況になるから淡々となるのは仕方ないかと。

112:無名草子さん
02/10/20 23:51
>>109
自分を管仲、楽毅と比べるってやつね

113:無名草子さん
02/10/21 09:03
俺の三国志から前史への拡がり方
曹操スキー→わが張子房→項羽と劉邦→秦、前漢→始皇帝&韓非子スキー
法家つながり→商日央スキー→4君スキー(本来ならここで宮城谷分岐があったはずなのだが)
→何故か越王光線にやられる→范蠡マンセー→っていうか春秋戦国マンセー
→どうでもいいけど夏姫エロい→父が読んでたエロ小説(宮城谷の夏姫春秋)→(再び交差するはずだった)
→妲己妹喜西施傾城マンセー→(藤崎竜の封神演義を読む)→ちげーー
→(何となく本屋で「太公望」を手に取る)→宮城谷キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!

114:U-名無しさん
02/10/25 05:26
いま「長城のかげ」読んでるんだけど。
宮城谷版「項羽と劉邦」は書いてくれないのかな?

115:ぎょ
02/10/25 17:10
みんな「孟夏の太陽」よんでないのかなー
「重耳」を読んだ後に読むとかなりハマると思うんだが。

程嬰が趙武を20年間守り抜いて自殺するところなんて涙モノだよ。

116:無名草子さん
02/10/25 21:15
100は宮城谷に向いてないと思われ

117:無名草子さん
02/10/25 21:17
>>115
公孫杵臼萌え~

118:無名草子さん
02/10/25 21:49
さ、全集はじまるですよ

119:それよりザッピングシステム導入の「重耳」と「介子推」のセットが
02/10/26 00:44
>>115
ミ,,゚Д゚彡y━~~ いまいち、趙一族は好きになれないんだよな。

120:ぎょ
02/10/26 07:27
>>117
お~!うれしいねぇ

>>119
う~ん、残念ですねぇ。
私はこの本読むまでは戦国時代の趙が嫌いだったけど、この本読んで考えが
変わりました。

121:無名草子さん
02/10/26 07:31
メモっときます。


122:無名草子さん
02/10/26 10:13
>>114
現在、朝日新聞で『香乱記』を連載中。
主人公が田横で、劉邦や項羽と同時代。
現在は項梁が決起した頃で、田横は項羽の死後まで存命しているから、
漢楚攻防の梗概も並行して描かれるんではないかな。

123:無名草子さん
02/10/26 19:34
あの、太公望はいくらなんでもと、思ってしましました。
重耳は大好きです。

124:視点が変わると、同じ出来事でも評価が変わるのが宮城谷作品の魅力だ
02/10/27 02:00
>>122
ミ,,゚Д゚彡y━~~ でもそれとは別に「項羽と劉邦」も書いて欲しいな。

125:U-名無しさん
02/10/27 07:04
>>122
毎日新聞だぞ。
まぁ俺も
>>124
と同じで「項羽と劉邦」も別で書いてほしいな。

126:122
02/10/27 18:25
>>125
う…「毎日」ね。

『管仲』の方は、次回で、いよいよ宰相かな。


127:無名草子さん
02/10/29 00:17
なんだ、チミ達は太公望はきらいか

128:青面獣
02/10/29 15:47
孟嘗君が良かった。かなり創ってるけど
ツジツマがあってるから凄い!


129:無名草子さん
02/10/29 17:53
孟嘗君っつーか、白圭だけどね

130:無名草子さん
02/10/30 10:36
『孟嘗君』『太公望』『奇貨居くべし』は、あまりいただけなかった。
時代小説っぽいのが、なんだか…。

131:青面獣
02/10/31 04:00
娯楽性が良いんじゃない?
ドップリ中国史文学なら陳舜臣をお勧めする

132:無名草子さん
02/10/31 06:12
陳舜臣はいいけど、宗教関係者とか王の側近が根回しとか
のパターンが苗。
秘本三国誌=チンジスハーンの一族

133:無名草子さん
02/11/02 00:22
>123
じゃ~、封神演義か?
宮城谷の太公望=太閤記で好き

134:無名草子さん
02/11/02 10:28
>>133
言い得て妙。そっか、太閤記か。
確かに話はスゴイ(w けど、望カコイイ

135:無名草子さん
02/11/09 13:28
「花の歳月」は史記の外戚世家を読んでも泣ける罠。
ほとんど翻訳しただけだったりして

136:無名草子さん
02/11/09 17:59
>>135
でも竇皇后の後半生は、知らない方が幸せといえる。

137:無名草子さん
02/11/09 22:36
この方の本は小説とは言えない。思想書という感じだね。
まあ、いい教訓にはなっているけど。


138:無名草子さん
02/11/10 01:52
URLリンク(bookweb.kinokuniya.co.jp)

139:BOBBY1846
02/11/14 22:59
 今まで楽殻・太公望ときて孟嘗君読んだけどさすがに今回は萎えたよ。
タイトルを「白圭」にしたらいいと思う。
最後、(ふうけん)にあの短剣持たすのはいくらなんでも
ちょっとやりすぎでは??


 とかいいながら、次は伊イン読もうと決めてる罠。

140:無名草子さん
02/12/03 15:04
age

141:無名草子さん
02/12/03 16:19
太公望は長すぎて萎え。王家の風日ぐらいがちょうどいい。

142:無名草子さん
02/12/06 17:38
異色作「海辺の小さな町」を読んだ。
思わず押入の奥にしまっていた一眼レフカメラをひっぱり出しちゃった。
現代物も結構いけるんでないの。

143:無名草子さん
02/12/06 18:16
>>142
何気にアレが一番おもろいと思う

144:無名草子さん
02/12/08 15:46
『重耳』冒頭で武公が息子をムチでひっぱたくシーンって、
三島の『春の雪』のパクリで内科医?

145:無名草子さん
02/12/12 12:11
私も「花の歳月」では泣いたクチです。
皇后が幼き日に生き別れとなった、実弟との再会シーンは
涙なしには読めない…。

146:無名草子さん
02/12/13 01:22
>>142
>>143
朝から仕事だと言うのに仕事が終わってから
読み初めて一気に読んでしまいました
このスレ見て無ければ存在も知らなかったので、(著者の歴史物は読んでます)
面白い本を教えてくれて有り難う。


147:無名草子さん
02/12/16 00:44
司馬遼太郎の“項羽と劉邦”が好きだったので、短編集“長城の影”が好き。

148:無名草子さん
02/12/21 12:23
>>147
では、『香乱記』もお薦めする。

149:147
02/12/22 02:04
>>148 サンクス!

”香乱記”は毎日新聞連載のやつね。
田横が主役ってことで、興味あります。
新聞読まんので、単行本まで待ちます。

150:無名草子さん
02/12/22 23:32
オリジナルの’史記’読んだ?
宮城谷見たいに構成力のない作家を読むより
1700年読み継がれた名著 史記を読め(もちろん日本語訳)
ホント面白いから


151:無名草子さん
02/12/23 02:29
>>150
えらそうなことは、せめて原典をそのまま読めるようになってから言ってください。

152:無名草子さん
02/12/23 10:51
主人公が立身出世するまでの経過には時間をかけるけど、その地に関しては
ほんと浅い。まぁーそーいうもんだ、でもいいんだけど。

>>105
>田単のエピソードとかも前半あんだけ田単のとーちゃんと絡ませといて最後はちょびっとしか語られてない。
おれもあれだけ書くんだからなんかあるんかとおもったけど、軽い扱いで驚いた。

153:無名草子さん
02/12/23 19:35
どうも背景が鮮やかすぎるきらいがあります。
孟嘗君の時代が何か日本の戦国・江戸期のような気さえします。どの作品でも
そうなのですが、「王家の風日」などあまりにも現代的な感があります。

154:無名草子さん
02/12/23 20:21
楽毅はすでに単行本になっていたかな?

155:無名草子さん
02/12/24 13:47
>>154
新潮だったか1~4巻、文庫本でてまつ

156:無名草子さん
02/12/24 15:24
宮城谷氏の本に地図を付けてほすいのはオデだけですか?

157:無名草子さん
02/12/24 15:49
孟嘗君の文庫本には地図付いてたよ

158:無名草子さん
02/12/24 16:44
>>156
文庫版にはたいてい、地図と登場人物一覧がついてたようなきが。

159:156
02/12/24 18:06
>>157>>158
そうですたか。
図書館で借りて読んでるもんだから…。
すんずれいすますた。


160:無名草子さん
02/12/24 22:08
「王家の風日」と「太公望」ってどっち先に読んだらいいの?
「孟嘗君」と「楽毅」で「楽毅」の方を先に読んで失敗したから今度は失敗したくないんで…


161:基本的に発表順
02/12/25 17:53
>>160
ミ,,゚Д゚彡y━~~ やっぱ、「王家の風日」からの方がいいと。

162:無名草子さん
02/12/26 09:19
>>155
ありがとー。おそくなったけど。

163:無名草子さん
02/12/27 18:19
>>161
ありがとーございます。
おすすめにしたがって「王家の風日」から読んでみます。

164:無名草子さん
03/01/07 16:22
何故、日本人を書かないのだろうか。書けないのかな。なんでだろ。

……とふと思ってから、結構好きだったのに新刊に手がでなくなってしまった。

同じパターンで、津本陽が「自分は楽しみながら本を書いたことがない」とインタビューで言ってから、やはり新刊に……。

165:無名草子さん
03/01/07 17:26
「海辺の小さな町」に出てきたのは、確か日本人だと思った。

166:無名草子さん
03/01/07 23:40
>>165
って優香、宮城谷さん自身の様な


167:山崎渉
03/01/12 18:35
(^^)

168:無名草子さん
03/01/14 11:58
『沙中の回廊』文庫版発売hosyu

169:無名草子さん
03/01/14 21:23
>>168うぉマジですかい
本屋拠ってみっか、
この前買った天空の船すら未読だけど・・・

170:無名草子さん
03/01/14 21:46
>何故、日本人を書かないのだろうか。書けないのかな。なんでだろ。

書いてますよ。「小説新潮」に、『風は山河より』という作品を連載中です。
現時点での主人公は、徳川家康の祖父・松平清康(世良田次郎三郎)に帰服した、野田菅沼家当主・菅沼新八郎定則。今後、子、孫と三代にわたって話は進む予定です。

171:無名草子さん
03/01/14 21:59
売って無かった・・・

172:無名草子さん
03/01/14 22:18
>>168
早速購入。

登場人物は今までの書籍を読んでいれば登場している人なので新鮮さにちょっと
かけるところありかも。ぼちぼちよみます。

この辺の歴史をざっくり読んでみたいけど適当な本ってないかな?

173:無名草子さん
03/01/14 22:25
あぁ、『沙中の回廊』が読みたい。
でも『海辺の―』は未読のまま本棚に放置されている。

どうするべきか・・。
「よし、『海辺の―』を読んでからにしよう!」





とは言わなかった。

明日本屋に行ってきます。

174:無名草子さん
03/01/15 11:27
>>172
海音寺潮五郎の『中国英傑伝‐下』を薦める。
春秋五覇を軸に書かれており、入門としても、かなり読みやすい。
慣れたら、『春秋左氏伝』と『史記世家』を読めばいい。
あと、『国語』も。

175:無名草子さん
03/01/15 11:28
ageちまった…ごめんよ。

176:無名草子さん
03/01/16 17:40
二時間位新幹線に乗らなければいけないので、駅そばの本屋で
文庫本「春秋の名君」を試読せずに薄いので買った。
‘あとがき’のオンパレードだった。少々ガカーリすた。

177:無名草子さん
03/01/16 19:48
そう?たしか司馬先生の話とかも載ってたよね
結構好きな本なんだけどなぁ

178:無名草子さん
03/01/17 16:01
>>174
サンクス。
一度登場人物を整理して歴史どおりに流して読みたいんでね。

179:無名草子さん
03/01/17 17:49
「沙中の回廊」(・∀・)イイ!!

180:無名草子さん
03/01/18 12:57
『沙中の回廊』って、かなりの部分が『春秋左氏伝』『史記』『国語』でカバー
されてる。
だけど、さすがにかなり史料は読み込んでいるというか、なんというか…。
少々、壮年期以降の士会を万能にしすぎな感があるけど。

181:無名草子さん
03/01/18 14:48
上巻を読み終えた。さぁ下巻を会にいこう。

>>180
>少々、壮年期以降の士会を万能にしすぎな感があるけど。
そうですな。あと文公が主役でないこともあるんだろうけど、
英雄から少し引きずり落としたところがあるかも。

時代は「重耳」の後の話なんで非常に面白く読めますな。

182:無名草子さん
03/01/18 15:39
狼鐔なんて『春秋左氏伝』では彭衙の戦いの記述に僅かに登場する(その折に、[肴殳]
の戦いでの捕虜の処分や、箕の戦いでの車右更迭の件などが記されている)だけなのに、
士会と武技に託けて絡ませたり、なかなかに面白い発送と展開ではある。
襄王の女の叔姫の登場には無理も感じたけど、普通に読む分には全く支障ないし。

183:無名草子さん
03/01/18 17:15
氏は直木賞選考委員なんだねっ!

184:無名草子さん
03/01/20 03:24
「奇貨置くべし」読み終えた感想。

1巻…「和氏の璧」事件を知らなかったので楽しめた。つかみはOK
2~4巻…呂不葦の人生観、人物評が延々と続いて疲れる。挫折寸前。
4巻「奇貨」との出会い後~5巻…普通に歴史小説として楽しめた。
                     最後の淡々とした感じも良い。



185:無名草子さん
03/01/20 03:25
間違えた「居くべし」だね

186:同志募る!応戦求む!
03/01/20 06:33
【祭り】***田代まさしの道徳読本***【祭り】
神の本を2ちゃんねらーの力で復刊させましょう!
URLリンク(www.fukkan.com)

いまこそ聖書の普及を!
  

187:山崎渉
03/01/23 04:10
(^^)

188:無名草子さん
03/01/27 09:40
『香乱記』魏豹登場保守age

189:無名草子さん
03/01/27 09:41
って、sageてるし…

190:無名草子さん
03/01/27 09:52
『管仲』完結記念age

191:無名草子さん
03/02/03 22:41
保守さげ

192:無名草子さん
03/02/08 11:20
田?死亡間近age

193:無名草子さん
03/02/08 11:21
?(タン)、出ないのか?…

194:無名草子さん
03/02/08 11:39
>>193
風邪で、のどの奥の方から出てきましぇん。

早く兆治を読まなきゃ。(まさかり伝説)

195:無名草子さん
03/02/08 21:12
海辺の小さな町を読んだよ
・・かなりよかった。
風景描写がうまいよな

196:無名草子さん
03/02/08 21:31
>194
まさかりワロタ

初期の短かめののほうが好きだったなあ・・・
「王家の風日」「花の歳月」「夏姫春秋」。
「鳳凰の冠」とか「指」とか、地味なのも好きだ。

長いのは構成がイマイチに感じてしまう。


197:無名草子さん
03/02/09 01:52
「子産」ってどうですか?
文庫本でてなくて高いからちょっとためらってます。
ここでも話にあんまり出てないし・・・。
ちなみに個人的には晏子と楽毅がかなりお気に入りなのですが・・・。
すみませんが読んだ方感想をお願いします。


198:無名草子さん
03/02/09 04:41
沙中の回廊
いいっ!このスレでまたききます


199:無名草子さん
03/02/09 15:35
>>197
『子産』は、春秋期でも最も史料等が充実している時代でもあり、『孟嘗君』のような
歴史小説というよりは時代小説めいた活劇調を期待しているなら、避けてもいいかも。

「あとがき」にあるのだが、『晏子』同様に、創作した人物が一切登場しない作品。
…とあれこれ書いたが、自分の中では上位三位にはいる。

200:無名草子さん
03/02/11 04:09
>>199さん
わかりやすい説明本当にありがとうございます。
とりあえずまだ読んでない本が何冊かあるので、それを読み終わってから
買いに行って来たいと思います。

>>198さん
沙中の回廊これから読もうと思ってたり…。
すごく楽しみです。

201:無名草子さん
03/02/11 12:06
「子産」を最初に読んで思ったこと。

「子」姓ばっかりで誰が誰だか・・・

202:無名草子さん
03/02/12 11:45
>>201
「子」を冠した名は、正確には「字(あざな)」であって姓ではないよ。

子産でいえば、姫が姓で、公孫が氏、産が字になり、貴族は字に「子」をかぶせた
いうなれば尊称ではないかと。
あと、氏からわかるように、公族でも二代目以降は姓を用いないため、姓に姫は
用いず、かわりに領邑名を氏にする場合もある。
(士会であれば、随と范という邑(氏名)があることを考えればいい)
鄭の場合、各公子の字で氏をもったようだけど。
(子産の家は、父の子国(名は発)からとって「国氏」となる)

春秋期の貴族は、字に子をかぶせた呼称が専らなため、読み手には錯覚や混乱が
おきやすいのだと思われ。
時代が下って戦国期にうつると、貴族のみでもなくなったらしいけど。

『礼記』かなにかでもあれば、詳しくわかると思う。   長々とゴメン。

203:無名草子さん
03/02/13 23:37
司馬遼太郎さん、ごめんなさい。

「項羽と劉邦」と「孟嘗君」があって、
「項羽と…」ははじめの10ページだけ読んで眠くなりましたが
「孟嘗君」は気付けばもう3巻です・・。(文庫本)

宮城谷先生 おもろいまじで。

204:無名草子さん
03/02/16 16:53
>202

いえ、私が言いたいのはそういうことではなく、
「子○」という人物が多くて区別するのが大変だな~というだけの事です。

子産、子国、子駟、子罕、子耳、子孔、子キョウ、子展、子西、子晳、子皮、子羽・・・・

「主な登場人物」に書かれた鄭の人間だけでもこれだけいるんだし、
ちょい役も含めると、それはもう混乱してしまいます。

205:無名草子さん
03/02/16 21:36
>>204
仰りたい事は、わかる。

ただ、「子」”姓”ばっかり…ってあるから、レスしただけ。

206:無名草子さん
03/02/17 05:21
「沙中の回廊」新聞で読んだ。
本に挿絵も入れてくれないかな(w

207:無名草子さん
03/02/17 05:35
新聞の挿絵ってどんなのだった?
よかった?

208:206
03/02/17 17:20
>>207
原田惟夫氏の版画。

知ってるかもしれないけど
URLリンク(www.k-hosan.co.jp)
URLリンク(www.dnp.co.jp)
URLリンク(www.post.yusei.go.jp)
URLリンク(www.artone.co.jp)

209:207
03/02/18 05:30
>>206
マリガトー

この人の絵っていろいろな宮城谷作品で使われてるよね。
なんか雰囲気が好き。

個人的な宮城谷作品TOP3

①孟嘗君
初めて夜通しで読んだ。どんどん面白くなっていって、止まらなかった。
沢山の個性ある食客が光ってた。

②晏子
初めて読んだ宮城谷作品。はまった。いろんな人がいるけど
個人的には後半の晏嬰の活躍の方が面白かった。
これを読んで妙に自分の生活を振り返ってみたり。

③楽毅
↑の晏子の前半部分(晏弱)が好きな人には絶対おすすめ。
戦略眼とか世を見渡す眼とか、とにかくすごい。
孟嘗君より先に読んでしまったけど、別にどちらが先でもいいと思う。


まだ沙中の回廊や太公望、奇貨居くべしを読んでないけど、ざっとこんな感じ。
他のも早く読みたい。

皆さんの宮城谷作品ベスト3はどうですか?

210:無名草子さん
03/02/18 07:33
1、花の歳月
2、天空の舟
3、重耳

211:無名草子さん
03/02/18 19:07
未だ読んでいない長編が多いのですが
(孟嘗君、晏子、奇貨居くべし)

1.花の歳月
2.重耳
3.華栄の丘

3に関しては『おいおい・・・』という人が多数かもしれませんが
初めて読んだ宮城谷さんの本ですし趙盾とか楚の荘王とか
出ていて興味の幅を広げてくれたのが大きいです
まぁ無理やりつけた順番ですが

212:無名草子さん
03/02/18 23:12
「晏子」で一つだけ気になるのは
最初に出てくる頃公の母親の消防叔子

自分で種まいといて偉そうに息子に説教するDQN母
まあ宰相ぐらい森でも小泉でもつとまるけどさ。

213:無名草子さん
03/02/23 18:50
『華栄の丘』来月文庫化age

214:無名草子さん
03/02/25 10:35
『管仲』来月単行本化age

215:無名草子さん
03/02/26 01:12
やべぇ 絶対両方買うなこりゃ

216:無名草子さん
03/02/27 14:15
出版ラッシュだ!うれしいけど単行本とはいえ金がかかる・・・

217:無名草子さん
03/02/27 17:41
今まで「みやぎたに あきみつ」だと読んでいました

218:無名草子さん
03/02/28 04:52
>>217 不遜の輩め『ハムサンドにしてくれるわぁ!!!』

219:無名草子さん
03/03/01 03:43
─これは、すぐに知らさねば。
 そう思った213と214は、なんのためらいも覚えず、書き込みを行った。
 「やべぇ 絶対両方買うなこりゃ」
 215はすみやかに二人の厚意を容(い)れた。
 
 「出版ラッシュだ!」
 喜んだ216は言葉を続けた。
 「うれしいけど単行本とはいえ金がかかる・・・」

─不可解な…。
 と215が思ったのは、216の言葉ではなくその考え方であった。
 確かに金がかかるのは事実である。金が無くなる。ましてやこの不景気である。
 一円たりとも無駄にはできない。それゆえためらうのは仕方の無いことである。

─しかしそれを言葉にしていうべきではないのではないか。
 215は216の顔を見た。よくよくみると肌のつやはよく、眼光は少年のような輝きをもっていた。

─これは、相当な人物だな。
 と215は一目でみぬいた。
 人を家にたとえると、眼は窓にあたる。窓は外光や外気を室内にとりいれるが、
室内の明暗をもうつす。そのように眼は心の清濁や明暗をうつす。



220:無名草子さん
03/03/01 03:44
(219の続き)

 216の眼が少年のようだ、と215が感じたのは、216という人間が少年の純粋さを
持ちつづけてきたということであろうが、216の心が2ちゃんねるという腥風の吹きすさぶ
道を歩いてきたにも関わらず、汚れなかったということであり、さらにいえば、かれを
襲った不幸をはね返し、かれを浸した幸福におぼれなかったということでもあり、
そのことはとりもなおさず、常人ばなれのした新年があるということである。

 215はそう考えた。その意中が215の眼にあらわれたのか、216は眼を細めた。

 さて、217である。
 217はまったく動かず、このスレを見つづけていた。寂しいといえば、
それほど寂しい影はない。レスとレスのあいだにあって、孤立している個である。不動の個である。

─このままでは、だめだ。
 217は勇気を振り絞って思うさまを書きこんでみた。



 217は死んだ。その晩年はさだかではない。

221:無名草子さん
03/03/01 07:46
ワラタ

222:無名草子さん
03/03/02 03:51
>>220
わはは。
おもろいね。宮城谷タンの三段論法。

223:無名草子さん
03/03/02 05:19
沙中の回廊の文庫
挿絵も入ってるんだな(w

224:無名草子さん
03/03/05 03:45
「沙中の回廊」、解説ひどくない?
ストーリー羅列してどーするよ。

225:無名草子さん
03/03/05 10:24
>>224
しかも、拙文だよね。

226:216
03/03/05 21:27
>>219-220
まさか自分が登場人物になろうとは(笑)。

>そのことはとりもなおさず、常人ばなれのした新年があるということである。
新年だけはありますが、かなわずです。

227:無名草子さん
03/03/07 12:01
「玉人」を読んで思ったこと
前々からわかっていたことだが宮城谷タンはエロイ       以上

228:無名草子さん
03/03/07 16:13
>>227
司馬遼太郎もエロイからね(w

229:無名草子さん
03/03/08 11:17
『華栄の丘』文庫発売age

230:山崎渉
03/03/13 16:41
(^^)

231:無名草子さん
03/03/14 16:02
お気に入り
1 楽毅
2 重耳
3 あんし

かな。みんな「三国志」読んでる?

232:無名草子さん
03/03/14 16:43
読んでるけど、あれのどこが三国志なのかと小一時間(w

233:無名草子さん
03/03/14 20:57
>>232 読んで無いけどやっぱ関羽マンセーなの?

234:無名草子さん
03/03/14 21:06
>233

いや、関羽どころか黄布の乱すら起きてないの。
最近はちょっと読んでないけど、曹操は成人したかな?

つまり、一般にいう「三国志」の時代に入っていない状態。

235:無名草子さん
03/03/15 00:03
1.「玉人」の「指」
2.孟嘗君
3.海辺の小さな町

236:無名草子さん
03/03/15 16:14
>>235
「指」ってかなりエロイと思うが・・・

237:無名草子さん
03/03/17 12:17
『華栄の丘』の文庫版、「文庫版あとがき」が無い…楽しみだったのに…。

238:無名草子さん
03/03/17 12:27
231
曹操生まれた?

239:無名草子さん
03/03/17 14:53
>>238
生まれたどころか、既に諸葛亮も生まれている時代にさしかかってるよ。
そろそろ、黄色の巾で知られる有名な人物も登場する。

240:無名草子さん
03/03/18 21:24
>>239 宮城谷さんが70半ば迄生きると仮定して
完結するのか不安になって来たよ・・・
吉川版水滸伝の二の舞は勘弁

241:無名草子さん
03/03/19 03:41
まだ一巻分まとまってないのかなぁ?
はよ出して欲しいYP

242:無名草子さん
03/03/20 17:54
>>240
でも宮城谷作品って後半あっさりと終わっちゃうのが多いからね(笑)

243:無名草子さん
03/03/20 23:31
>>242
そのとーり(遠野のかっぱじいさん風)

244:無名草子さん
03/03/23 11:50
全集買ってる人いる?

245:無名草子さん
03/03/23 13:40
>>244
知り合いの何人かは。
余裕無いわけじゃないけど、自分は見送った。
巻末に春秋時代の名臣伝があるから、そこだけ読んでる。
一人目は、「大義親を滅す」で有名な、衛の石[石昔]だね。

246:無名草子さん
03/03/24 02:17
>>245
何人か…
買ってる人いるんだねぇ。
今日、ジュンク堂の全集コーナーに置いてないから心配したよ。

漏れも図書館でその巻末の奴を読んでみる

247:無名草子さん
03/03/24 21:51
>>245
漏れはその巻末の奴と第1巻の「宋門の雨」だけ
図書館で借りて読みますた。

248:無名草子さん
03/03/26 23:45
太公望を読んだ感想

太公望の配下の数が多すぎるうえに
似たような名前(虎とか熊とか)の奴がいて
途中で何がなんだか分けがわからなくなった・・・

                             鬱

249:無名草子さん
03/03/30 17:42
花の歳月を読んで涙を流してしまった。
フランダースの犬以来だ。
年をとって、ただ単に涙腺が緩くなっただけかなー

250:無名草子さん
03/03/30 18:40
>>249
まあ人によってそれぞれ弱いシチュエーションが(w

「晏子」のラスト、走る景公がイイ

251:無名草子さん
03/03/30 23:17
えろいーーーというと
夏姫なんとかもほんのり思った。
桃色の乳房みたいな。

252:無名草子さん
03/03/30 23:24
なんども言われていると思うけど、人物描写がワンパターンなんだよなあ。

253:無名草子さん
03/03/31 05:37
>>251
エロが入ってないと
疲れ切ったリーマンが買ってくれない。

254:無名草子さん
03/03/31 14:11
>>250
こんな感じだったな。

。   ∧_∧。゚
 ゚  (゚ ´Д`゚ )っ゚うわぁあぁぁ~ん
   (つ  /
  ( |  (⌒) ⌒`)   ←景公  
(  し⌒^ ミ  )`)





255:無名草子さん
03/03/31 16:16
「三国志」どこまでやるんだろう?
曹操の死まで?劉備の死まで?晋の統一まで?
どー思う?

256:無名草子さん
03/03/31 18:23
作者の死まで

257:無名草子さん
03/03/31 19:39
ひらがなが多くて歴史の重厚さがない。
歴史家としての顔が作中に度々出てきてイヤダ。

258:無名草子さん
03/04/01 06:44
>>257
ひらがなが多いのは出版社の方針と思われ。

259:無名草子さん
03/04/01 15:51
>>257
本来、文字のもつ意味を重視しようという表れでは?

甲骨文字とか金文とか、あの作者はよく勉強してるよ。

260:無名草子さん
03/04/01 21:07
>>259
甲骨文字とか金文とかはひらがなにした方が伝えやすいということ?
どうして?
納得できたら、もう一冊読んでみるから、おせーて。


261:無名草子さん
03/04/02 11:39
>>260
ん~…自分でもうまくいえんけど、たとえば、「”投”げる」、と書く場合、
この「投」という文字のなりたちを思えば理解しやすい。
この場合、左側が人で、右側の「殳」はつえ や古代の長柄の武器をあらわす。
だから、物理的な意味での「投げる」になるのであって、「この懸案を投げる」や、
「任務を投げる」というような場合には用いない、という具合なのではないかと。

…分り難かったら、もうしわけない。
でも、漢字を多用すればいいというわけでも、重厚さがでるわけでもない。
”鉤章棘句”という言葉がある様に、読み手にはつっかかりやすかったりという
弊害も生むわけだし…、って、説教地味てるな…ゴメン。

ついでに、早い地域は昨日で遅くとも明日、『管仲』発売age

262:無名草子さん
03/04/02 16:10
この人がまだ書いていない春秋・戦国あたりの偉人?てあと誰だろう。


263:無名草子さん
03/04/02 16:26
2億円
URLリンク(zoetakami.fc2web.com)

264:無名草子さん
03/04/02 18:57
>>262
田単は両親が楽毅にちょこっと出てくるけどどういう育てられ方をしたか
読んでみたい気はする。
まだ書いてない大物と言えば始皇帝やその周辺かな。
青雲はるかにの続編で蔡沢とか。

265:無名草子さん
03/04/02 23:02
>262

そりゃまだ沢山いますよ。
例えば伍子胥と孫武、向戌に王翦、呉の寿夢や趙鞅、
変わったところでは楚の武王、文王親子なんかもいいかな?
あと孔子や老子といった連中も面白そう。

他の作中に名前が出てきたキャラは省いたつもりだけど、重なってたらゴメン。
そういえば鄭の荘公って出てたっけ?

266:無名草子さん
03/04/03 00:17
伍子胥が主人公ならタイトルは

「日暮れて道遠し」

以外にないな。

267:無名草子さん
03/04/03 10:45
>>265
鄭の荘公は、『管仲』の序盤で繻葛の戦いがあるから、登場する。
趙鞅は、短編だけど『孟夏の太陽』にあるのでは?

魏の文侯、武侯の時代、韓の申不害、趙の李牧あたりは、ほとんどふれられていないはず。
春秋時代なら、子産歿後から晋分裂の少し前あたりをかいてもらいたい。
『孟夏の太陽』にあるのはわかるけど、この時代、大物は少ないけど、六卿~三卿時代に
至る時期でもあり、なかなか面白い。

268:無名草子さん
03/04/03 12:00
まだ誰も書いていないような人物を書いてほしいよ。
始皇帝やごししょ、孫武は他のヒトが書いてるし。

269:無名草子さん
03/04/03 15:59
信陵君なんてどう?

270:無名草子さん
03/04/04 04:57
>>269
陳舜臣が書いてる・・・のは知ってると思うが・・・

271:無名草子さん
03/04/04 22:33
孔子

272:747です
03/04/07 11:59
「管仲」読んだ?

273:無名草子さん
03/04/07 13:51
>>272
747って、何?
まぁ、それはいいとして…、連載時におおかた読んでた。
で、感想として、王子城父が登場しないのがどうにも残念。

274:無名草子さん
03/04/08 13:54
age

275:無名草子さん
03/04/08 22:30
かく去病は? 屈原は?



276:無名草子さん
03/04/08 22:51
>275

霍去病?春秋戦国時代じゃないでしょうに・・・
それに塚本青史が既に書いていますね。

屈原は主人公としてはまだ誰も書いてないと思う。
ただ、死の直前が一番輝いていたともいえるキャラですから書きにくいでしょうね。
そういえば彼の詩って漁父辞以外は見たこと無いんだけど、どっかにある?

277:無名草子さん
03/04/08 23:09
廉頗とリン相如は?題して『刎頸の交わり』

>>276
スレ違いの話題になるけど、宮城谷ファンから見て塚本青史ってどうなの?漏れは今一つハマれなかった。

278:無名草子さん
03/04/09 10:27
>>276
屈原が主人公の小説は、自分が知ってる限りでは、ひとつ存在する。
宮城谷氏の短編も収録されてる『異色中国短編傑作集』内に、真樹 操という著者の
『屈原鎮魂』という短編がある。
詩に関しては、素直に『楚辞』を買われた方がいいかと。

>>277
廉頗と藺相如を主人公に吸えた小説なら、伴野 朗の『邯鄲盛衰』がある。
が、この著者、安易に外来単語(サバイバル、パフォーマンス、ファン等々)を連発
するし、話の流れが単純なうえに、話に関連させた自分の身の上話を長々と載せて
流れを折るので、とてもではないが好きになれない。

塚本靑史に関しては、いちおう自分は、歴史小説は全作品を購入して読了してる。
もともとが現代推理小説を書いていたようで、そのためか複雑なプロットを構築し、
多数の複線を絡め合わせた展開になっていて、自分は気に入った。
ヘタな架空人物なんかをあまり登場させないし、登場していても、くどさや鬱陶しさ
があまり無いと思う。
長々と書いて、たいへんにすまんす。

279:無名草子さん
03/04/10 14:31
「もうしょうくん」では父さんが良かったね(名前忘れた。)
生みの親じゃなく育ての方のさ。色々旅して人を惹きつけたり主役を食ってたね。

280:無名草子さん
03/04/10 17:10
あの漫画は「白圭」

281:無名草子さん
03/04/10 20:37
>>279
陳舜臣のほうが良かった。

282:無名草子さん
03/04/10 22:27
>277

塚本青史は私もあまり好きになれませんね。
なんというか、イベントを中心にしてその周りに人物を配置したという感じがします。

例えるならば宮城谷氏がドキュメンタリー的な作りを感じさせるのに対して、
塚本氏はドラマ的な刺激を求めているように思えます。
「次の瞬間、信じられない出来事が!!」とか出てきそうだと思ったことがあります(笑)

廉頗、藺相如コンビは「奇貨居くべし」で結構出ていたので>265では特にあげませんでした。

「管仲」ようやく上巻を読み終わり下巻に入ったところ。
相変わらずというか、実際の歴史に登場する場面までが長いこと長いこと(笑)

283:無名草子さん
03/04/11 22:26
「宋門の雨」は全集以外に収録されてますか?

284:無名草子さん
03/04/11 23:29
孟嘗君つまんねー

285:無名草子さん
03/04/14 12:22
「孟嘗君」は実は白圭(風洪)が主人公、
って気がします。まあ誰でもそう思えるか。

286:無名草子さん
03/04/14 13:31
新刊「管仲」、面白いですか?
管仲と鮑叔牙の話は春秋戦国の中では定番なので、
展開と顛末は殆どわかっちゃってるんですが、それでも
小説として面白ければ買おうと思うのですが(ハードカバー高いし・・・

287:山崎渉
03/04/17 11:44
(^^)

288:無名草子さん
03/04/17 12:14
奇貨おくべしだけはどうにもつまらなかったなあ。

289:無名草子さん
03/04/17 13:29
各人のスタンスにもよると思うが俺は宮城谷氏は典型的な「文庫待ち」作家。早いし(w

>286
てなわけで俺は文庫待ちをオススメする。

290:286
03/04/17 19:25
晏子、楽毅、孟嘗君、青雲はるかに、はハードカバーで全部揃ってて。
重耳、沙中の回廊、子産、太公望、奇貨居くべし、は一巻のみハードカバーで続きは文庫本。
本棚に並べると、収まりが悪いし格好悪い・・・
宮城谷氏の小説は好きなんだけど、展開が遅くて飽きちゃうことが・・・( ´Д⊂
>289 ですね!私も待つことにします。サンクシ

291:無名草子さん
03/04/18 19:37
宮城谷さんはうちのご近所さんです。
静岡県引佐郡三ヶ日町(いなさぐんみっかびちょう)の
東急リゾートタウン内に2区画所有。
いつも雨戸がしまっています。
田舎なので高くないけど、メルセデスとか標準仕様の環境ぽい。


292:山崎渉
03/04/20 05:48
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

293:無名草子さん
03/04/21 05:46
孟嘗君だけのスレがある板ってありますか?

294:無名草子さん
03/04/21 16:37
>>293
無い。
ここで語ればよろしい。

295:無名草子さん
03/04/21 19:57
連載26回目にしてようやく黄巾の乱が起き、ようやく「らしく」なってきた三国志。
さて、このままのペースで行くとどうなるか。
せめて官渡の戦いまでは続けて欲しいな~

296:無名草子さん
03/04/21 21:31
宮城谷の文体に慣れてしまい、歴史小説に
「!」や「?」マークがあると違和感を感じてしまう俺

297:無名草子さん
03/04/21 22:33
それよ。

298:無名草子さん
03/04/22 01:40
>>295
え、まだ26回目なの?
もう一年ぐらい経つのに?

299:無名草子さん
03/04/22 06:18
三国志は、宦官や后妃の能力や立場をよく書いていて、異民族にも公平で
いい感じだよね。

でも「王家の風日」が最初におもしろかったのがひいていて、
神話時代にかかるような、夏とか商とかの話が好き。
異質な思考を字や挿話から再構築しつつ、物語るという二重性
がよいな。

300:無名草子さん
03/04/22 20:10
>>296
だよな。
あの文体は優しい感じで好きだ

301:無名草子さん
03/04/26 02:09
毎日新聞で連載している香乱記ってよんでますか?
項羽と劉邦の話です。
段落の題で
地上の星ってあったけど中島みゆきのファンなのかしらん。

302:無名草子さん
03/04/30 22:02
保守

303:無名草子さん
03/04/30 23:53
三国志のお話の所悪いんだけど、
自分は夏姫春秋を読んで二度とこの人の作品は読むまいと思った…。
あのラストなによ!?と一人で憤っちゃったよ。
知り合い二人に読ませたけど全く同じ意見だった。

304:無名草子さん
03/05/01 05:26
>>303
うん・・・俺もあれを最初に読んでたら
他は読まなかったかもしれないね(w

しょうがないだろ
くたびれたリーマン向けなんだから!

305:無名草子さん
03/05/01 07:45
>>303
君はあのラストに風を感じなかったのか? (w

306:無名草子さん
03/05/02 03:18
>>305
別の意味で風を感じた。

307:無名草子さん
03/05/02 15:29
>>305
それは、海辺の・・・

308:無名草子さん
03/05/02 15:29
URLリンク(yahooo.s2.x-beat.com)

309:無名草子さん
03/05/03 20:21
続編っぽい「鳳凰の冠」の方が面白かったかも。

310:無名草子さん
03/05/03 20:54
ホントにおもしろいの?
福田和也にボロクソに批判されてたけど。

311:303
03/05/03 21:41
>>304
やっぱり。
リーマン向けか、合わないわけだ。

>>305
無理だったみたいれす。

312:無名草子さん
03/05/04 15:12
>>310
福田がなんと言おうが面白いものは面白い。つまらないのもある。奇貨おくべしとか。

313:無名草子さん
03/05/04 15:39
三国志の単行本はまだ出ないの?

314:無名草子さん
03/05/05 15:49
>>310
具体的になんて言ってたの?

315:無名草子さん
03/05/07 16:33
>>310
福田ごときの評価などどうでもいい。
それよりもお前はどう思ってんの?他人の評価じゃなくってさ。

316:無名草子さん
03/05/07 17:06
>314
文章が稚拙だ。だらだらと話が長いとかって、
作家に点数つける本で書かれてたような、点数は忘れちゃったけど。
まぁ、漏れは田中芳樹の中国ものより宮城谷の中国ものの方が遙かに好きだ。

317:無名草子さん
03/05/08 03:48
>>316
稚拙ってのは意味不明までいかないとな(w
田中芳樹のように奇をてらってはいないと思うし
司馬遼太郎と同程度ではないかと。

318:無名草子さん
03/05/10 21:10
昔はよく読んでいたんだけど、最近つまらなくなってきた。
三国志は読むつもり・・・だが。

319:無名草子さん
03/05/10 21:39
「沙中の回廊」は、どこから文庫本でてますか?
「花の歳月」は文庫本化してないの?何年も前に図書館で借りて、
泣いたよ。・゚・(ノД`)・゚・ !!
またあの感動を味わいたいよ・・・

320:無名草子さん
03/05/10 23:55
>>319
地味な表紙の朝日文庫

321:無名草子さん
03/05/12 11:14
>>319
とっくに文庫化されてるぞ。

322:無名草子さん
03/05/13 02:00
宮城谷氏はほんとに三国志なんて書きたかったのかな。
残りの人生を考えて、最後の大作を仕上げたいとか思ってるのかな。
井上靖の孔子ばりの遺作をば、頑張ってちょーらい。

323:無名草子さん
03/05/13 15:00
ガイシュツかもしれないけどこの人の作品の主人公はすべてサワヤカなんで
そうでなかったとおもわれるような人物が主人公のとき(奇貨とか青雲など)は
作品としてイマイチになるんじゃないかな?



324:無名草子さん
03/05/14 11:33
>>318
ワンパターンに感じるようになった。作風といわれればそれまでだけど。

325:無名草子さん
03/05/14 21:02
頭ん中で想像する主人公の顔がみーんな一緒になってる罠

326:無名草子さん
03/05/15 01:34
>>324
お説教がワンパターンなのは確か

327:無名草子さん
03/05/17 17:58
三国志はやりつくされているから
死ぬまでの大作はほかのがいい。
まだやってない時代のやつ。
歴史作家なら三国志はでもやってみたいだろうなあ。

328:山崎渉
03/05/22 02:00
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

329:無名草子さん
03/05/26 18:45
春の潮が一番









ってのはどーよ?

330:無名草子さん
03/05/28 22:17
>329

いいのでは?
上のレスでも何度か出ているが、あの作品は意外と評価高いみたいだね。
文字が大きくて読みやすいってのもけっこうあるし(笑)

331:無名草子さん
03/05/30 15:37
ageておく。

332:無名草子さん
03/06/01 15:23
さて楽毅でも読むか

333:無名草子さん
03/06/01 22:25
おお、こんなスレがあったのか。
孟嘗君は、宮城谷作品のはじめの一本にちょうどいいんでないかい?
オールスターキャストみたいに登場人物が豪華だし(w
ところで子産ってまだ文庫化されていないの? 文庫本制覇を目論んで
いるのだが。

334:無名草子さん
03/06/01 22:25
すまぬ。ageてもた

335:無名草子さん
03/06/01 22:37
数多の英雄やら軍師の中でも范蠡が一番好きな俺的には氏の彼に対する評価はあまり高くないようで悲しい

336:無名草子さん
03/06/02 16:09
そうでもないと思うけど?

俺は呉王夫差や越王勾践を取り上げてほしい

337:無名草子さん
03/06/02 23:10
そういえば高校時代の漢文の授業で陶朱公やったなぁ
もっとまじめにやっとけば良かったと後悔。

338:無名草子さん
03/06/04 11:13
奇貨よみおわた。
結構のめりこんでいたんだが、最終巻の展開でちょっと萎えた。
さらっと終わりすぎだよー


339:無名草子さん
03/06/04 11:36
呂布ゐ晩年がアレだもんなあ…

340:無名草子さん
03/06/04 22:30
管仲の文庫っていつ出るんだろう

341:無名草子さん
03/06/05 02:00
奇貨読むと、孟嘗君読むより孟嘗君が偉大に思えるよねW

342:無名草子さん
03/06/05 02:06
管仲はさすがに先だろう。
そう思って買って読んじまった。ネタばれしてー(w

343:無名草子さん
03/06/05 20:01
ageてみる

344:無名草子さん
03/06/05 21:37
河出書房新社の新十八史略を十年ぶりに読んでいる。
中学の時に読んだけど、これで一発で中国史の虜になってしまった。
やっぱり、中国史は面白いなぁ。

345:無名草子さん
03/06/07 16:39
中国ものはいいね

346:無名草子さん
03/06/07 18:59
孟子最強

347:無名草子さん
03/06/07 21:37
タイトル忘れたけど趙氏の家系を辿ったのが意外に好きだ。
重耳以降の春秋のおおまかな流れもわかるし。

348:無名草子さん
03/06/08 00:23
中国の歴史小説が好きなんだがこの人の語りくちが俺には合わないみたいだ
「楽毅」「重耳」をなんとか無理して読破したがあまり記憶に残らず
みんながお薦めしている二冊がダメなんだからきっと他もダメなんだろうなあ
「管仲」「太公望」「孟嘗君」など読みたいと思うんだが・・・苦痛が先にたってしまう(;´д`)トホホ
他に春秋戦国時代やそれ以前の歴史小説を書いてる人は殆どいないしなあ・・・
おかしいのかな?俺

349:無名草子さん
03/06/08 04:07
>>348
俺はウザイところ飛ばし読みしてるよ(w

>春秋戦国時代やそれ以前の歴史小説を書いてる人
陳舜臣なんかどう?

350:無名草子さん
03/06/09 22:00
>>348
「天空の舟」は面白かったよ。
といっても俺は「重耳」が良かったクチなんだけど。

あ、あとは「長城のかげ」なんかは説教臭さがないからいいかも。

351:無名草子さん
03/06/10 00:33
>>350
アゲてもいい?
漏れも長城のかげ好き。
「石径の果て」が特にイイ

352:350
03/06/11 00:03
>>351
ですな。漏れも一番好きなんだ。
「長城のかげ」。
漏れは「風の消長」が好き。

でもその後を調べてみて劉肥の息子が皇帝になれなかったのは
シキンが外戚になるのを嫌がられたからなんだと知って、
すげー悔しかった。

「わたしとふたりで、天下を平定しよう」というシーンが
宮城谷昌光の小説のなかで一番イイ。

353:無名草子さん
03/06/11 00:18
俺は妖異記が好き

354:無名草子さん
03/06/11 15:04
国を傾けるのって、大抵が外戚か宦官だからね。
漢は両方だけど…。

355:無名草子さん
03/06/11 22:25
>354

両方というが、宦官が政治の舞台に出てくる国って中国以外にどっかある?

356:無名草子さん
03/06/12 15:46
>>354
中国以外にもあちこちで採用していたんじゃなかったっけ?
日本には入ってこなかったけど。

357:無名草子さん
03/06/13 10:04
>>356
仰るとおりかと。

358:無名草子さん
03/06/13 16:00
今、重耳読んでるよ。本読むのがなかなか進まないタチなんだけど
けっこうハマってどんどん読んでる。
この前、ブックオフの100円コーナーでどっさり買いそろえたけど
奇貨と夏姫はトホホなのか?
花の歳月は感動した。

359:無名草子さん
03/06/13 22:27
奇貨は未だ読んで無いけど
夏姫春秋は結構おもしろかったよ俺は

360:無名草子さん
03/06/13 22:50
夏姫はちびっとだけエロい。おもろいと言えばおもろいが、荘王周辺
の予備知識があればなお楽しめそう。
奇貨はできれば孟嘗君読んでからの方がいいかも。

361:358
03/06/14 01:31
>>359,360
夏姫はそんなにトホホじゃないんですね。ちょっと安心しました。
主人も夏姫と奇貨はつまらないって言ってたもんで。。
重耳のつぎは天空の舟か介子推あたりを読もうと考えてたところでした。
孟嘗君はまだ読むつもりないので奇貨はその後に読むことにします。

362:無名草子さん
03/06/14 01:34
ごめん、sage進行だったのね
以後気をつけます

363:無名草子さん
03/06/14 02:28
うぶなご主人ですな

364:無名草子さん
03/06/14 02:34
天空は甲骨文字もなかった大昔の話だからねぇ...
それでもやっぱり時代小説..なんだろうな、やっぱり。
すげぇなぁ。

365:無名草子さん
03/06/15 15:41
ブックオフで買い揃えたんならトホホでも文句言うな(w
そんなに分量ないでしょうが(w

366:無名草子さん
03/06/15 18:50
『孟嘗君』は歴史小説というより時代小説って感じだな。
いちばんなじめなかった。

367:無名草子さん
03/06/15 20:25
孟嘗君は一番派手な冒険活劇っちゅう感じで、漏れは嫌いではない。
むしろ好き。鶏鳴狗盗程度のエピソードしか知らなかった漏れに
とっては、そんなのをテーマになんであんな長編書けるのか、それ
だけで関心してしまった。孫氏も出てくるし。

368:無名草子さん
03/06/15 20:34
でもあれは「孟嘗君」ではなく「白圭」

?子も??x5b34;:?弱=7:3くらいだったし

369:無名草子さん
03/06/15 20:35
スマソ2行目超意味不明

アン子もアンエイ:アン弱=7:3くらいだったし、ってことね。

370:無名草子さん
03/06/15 23:08
>368-369

晏子 晏嬰:晏弱

出るかな?

371:無名草子さん
03/06/16 00:23
>370お見事。

しかも比率が逆だし。槍田詩嚢

372:無名草子さん
03/06/16 00:27
比率逆やろ
ぶぇつにいーじゃん、面白ければ。
ただ、晏氏は二度目に読んだ時は晏エイの部分もかなり楽しめたよ。
宮城谷さんの作風が解ってきたからかもしれないけど。

373:無名草子さん
03/06/16 00:45
30になってから宮城谷氏の小説読むのって恥ずかしいかな

374:無名草子さん
03/06/16 08:58
>>373
全然

>30になってから宮城谷氏の小説読むのって恥ずかしいかな

むしろ、こういった考えの方が恥ずかしい


375:無名草子さん
03/06/16 16:13
「孟嘗君」は都合よく人と人が出会いすぎ
ここは100人の小さな村かよって言いたくなった


376:無名草子さん
03/06/16 22:06
>>375
都合よく出会う、基本だろ。宮本武蔵なんか50人くらいの村だぞ(w

377:無名草子さん
03/06/17 16:27
375,376
ドラマとかでもよくある設定、不倫中のふたりがこっそり会ってるところに
偶然?知り合いが通りがかって見つかる、ってのと同じですか?

脱線しすぎました、スマソ。


378:無名草子さん
03/06/18 17:47
今日宮城谷氏の「孟嘗君」全巻読み終えました
宮城谷氏の作品を読んだのは初めてだったけど
おもしろかった!
宮城谷氏の作品の中で孟嘗君の次に読むなら
どの作品がいいですか?
宮城谷ファンの方、ビギナーは
どんな順番で読んでステップアップ
して行ったらいいか指導下さい。
情報キボン!
教えて厨、マルチ、本当にごめんなさい;
三国志・戦国板の宮城谷スレ、先に見つけたんで
向こうにも同じレスしちゃいました;

379:無名草子さん
03/06/18 23:07
強くてかっこいい人が出てきて、躍動感があるのが好きだったら
「楽毅」「沙中の回廊」あたりがお勧めかな?
「重耳」から「介子推」もありかもしれない。
「太公望」も有名人だけにありかな。「王家の風日」とどっちが先
がいいんだろう? 先に太公望読んで、王家に行ったほうが面白い
かもしれない。
慣れてきたら「晏子」を読んでみて、晏弱だけじゃなく、晏嬰部分
も楽しめるようになってたら、もう何を読んでも楽しめるでしょう。
「夏姫春秋」を試しに読んでみてください。
歴史の古さに思いを馳せるのだったら、「天空の船」を早めに読んで
みるのもいいかも。
他にもいっぱいありますよ。史記をある程度頭においておくと、より
楽しめますので、横山漫画でもいいから先に読んでみるのも手だと思
います。

380:378
03/06/19 01:10
>>379
ご丁寧なレスありがとうございます!
歴史の順番通りに読んでいった方が
いいかと思っていたんですけど、
そんな事はないんですね。
歴史物を読むのは孟嘗君が初めて
だったんですけど本当に面白かったので歴史物に
はまりそうです!お薦めして頂いた物を
明日にでも書店で何冊かまとめ買いして、
どれから読んでいくか決めようと思います。
躍動感のある話は大好きなんで「楽毅」から
入った方がいいでしょうか?「重耳」とどちらが
読みやすいですか?質問ばかりですいません;

381:無名草子さん
03/06/19 04:33
自分はやっぱり歴史の順番どおりに読んでいった方がいいと思うよ
孟嘗君を読んだんだったら「孟嘗君→楽毅→奇貨居くべし」の順で読むと
時代の流れとかも解っていいと思う。
3作品とも孟嘗君がでてくるから感情移入しやすいしね。
ちなみに自分は「楽毅→孟嘗君」の順番で読んではげしく後悔・゚・(ノД`)・゚・
もっともそれぞれ単独で読んでも面白いし強制はしませんが・・・

あとどういう作品を躍動感のある話っていうのかわかりませんが
宮城谷作品の中で冒険小説風なのは「孟嘗君」「奇貨居くべし」「太公望」あたりですかね

382:無名草子さん
03/06/19 07:18
本も薄いし字も大きいし
更にお話もおもしろい「花の歳月」
前漢の話しだけどいいよ

383:無名草子さん
03/06/21 10:38
あえて、「海辺の小さな町」を読んでみる

384:無名草子さん
03/06/22 00:18
私は親が買い揃えていたので天空の舟から歴史を下っていきますた。
よく故事を引用する作家だから、この読み方を私は勧めます。

385:無名草子さん
03/06/27 00:20
>>384
そう、それあるよね。故事をひいて語る部分なんて、
「あ、これって漏れ読んだなー」みたいな感じになって楽しい。
ちなみに漏れは「太公望」がロストバージンの一冊デスタ

386:無名草子さん
03/06/27 14:59
ただねぇ、逆に、あのとき語られていたあの話がコレか、という
楽しみもあるよなぁ。
伝説モノを読むのに近い感覚で楽しめるよ。

387:無名草子さん
03/06/27 16:41
俺は重耳を読んで介子推に惚れたが
いざ「介子推」を読んでみるとアレ?だった。

388:無名草子さん
03/06/28 01:57
それがまたいいと思う。
さんざん既出だが、『奇貨居くべし』と『青雲はるかに』では登場人物の
扱い方が全然違っておもしろかったよ。

389:無名草子さん
03/06/29 15:46
つまり都合よすぎ



390:無名草子さん
03/06/30 10:16
歴史小説とか伝記なんて立場が変われば扱い変わって当たり前。
だって、自分達が絶体絶命のときの相手チームのエラーは
オールスター級の好プレーに感じられるだろ?
それが相手チームにすればA級戦犯。


それに、都合良くならないと、一般受けしにくい。
商業ベースに乗せてるんだから、受けを意識して書くものだ。
受けるよう意識しつつその計算を感じさせないものが名作と呼ばれるのだが。

391:無名草子さん
03/06/30 17:52
そう思う。
『青雲はるかに』と『奇貨居くべし』の魏冉や白起なんか、扱いが百八十度も
違うんだし。

392:無名草子さん
03/06/30 22:36
んなん、ご都合主義と混同するなんて、厨房や消防の見識やん。
ついでにageとく

393:無名草子さん
03/07/01 01:00
定見がないわけね

394:無名草子さん
03/07/01 19:11
>>393
背伸びはやめなさいね。

395:無名草子さん
03/07/01 21:25
>>393
大人ぶるのはやめてください。

396:無名草子さん
03/07/01 21:31
宮城谷昌光>>北方謙三>>>>越えられない壁>酒見賢一>>>司馬遼太郎>田中芳樹

397:無名草子さん
03/07/01 23:01
ご都合主義=歴史家の冷眼

398:無名草子さん
03/07/02 00:51
ご都合主義の話が出てますが、俺はむしろ好意的に受け取ってます。
歴史書というのは多かれ少なかれ、著者の価値観が現れているものだと思います。
かの孔子サマも春秋の筆法を使っているわけですし。
我々だって、ある人の性格や癖をどう受け取るかは人それぞれでしょう。
宮城谷先生の作品をいろいろ読ませてもらったことで、この考えが俺の中にできて、
歴史ってやっぱ生きているんだなと改めて思うようになり、もっと好きになりました。
まぁ、どう受け取るかは、上で申したとおり、個人個人の問題ですが、
俺は宮城谷先生の作品が大好きです。

学がないのに、口をはさんでしまって申し訳ありません。

399:無名草子さん
03/07/02 12:19
この人の書く人物には幅と深みがある。完全な悪人も善人も少ない。
ある人物にとっては悪人でも別の立場からすれば善人、ごく当たり前のことだが
小説世界ではこれをすると節操がないと非難する向きもあるだろう。
司馬遼太郎はその点、作者がコイツは悪人と定めたら徹頭徹尾悪人としか描かない。
坂の上の雲で悪人として書かれた某参謀の子孫からはクレームが付いたともいう。


400:無名草子さん
03/07/02 12:34
>>399
まあそうかもしれんが、しかし宮城谷昌光の小説が売れなくて
司馬遼太郎の作品が大ヒットしたの理由はなんだったんだろうねー

401:無名草子さん
03/07/02 13:00
マンネリ気味

402:無名草子さん
03/07/02 15:27
ジャンプが売れて他が売れないのと全く同じ理由

403:無名草子さん
03/07/02 22:17
高校辺りの古文の苦い経験から春秋という単語だけで
倦厭してしまうむきが実は多い?

404:無名草子さん
03/07/02 23:17
俺は古文は嫌いだったが漢文は大好きだったぞ
漫画とゲームのおかげだが

405:無名草子さん
03/07/03 06:55
>>400
宮崎駿が売れてるのと同じ理由

それから性交の場面なんかは司馬のほうが
リーマン向け。

宮城谷昌光って売れてないのかな
マシなほうだと思うんだが(w

406:無名草子さん
03/07/03 09:29
宮城谷が売れない(司馬遼太郎などにくらべ)理由

主人公が全部同じような性格なので一冊読めば十分だから

407:無名草子さん
03/07/03 10:36
>>406
ということが解るのは何冊か読んでからだ。
それに主人公がメインの作品は殆ど無い。
時代背景やら情勢がメインだよ。

408:無名草子さん
03/07/03 15:02
司馬あたりまではいく作家だと思ってたんだが
やっぱ題材がマイナーすぎるのか

409:無名草子さん
03/07/03 15:36
んな過大評価を...

と思ったけど、柴-竜馬くらいは言ってもいいかな?

410:無名草子さん
03/07/03 15:40
>時代背景やら情勢

もほとんど中国古代じゃん

411:無名草子さん
03/07/03 21:19
作家として活動していた時期が違う司馬と宮城谷の売れている比較なんて
出来ないとおもうのだが……
400の基準が知りたいところだ。

412:無名草子さん
03/07/03 21:28
司馬遼太郎の作品は映像化されている。
宮城谷昌光はされていない。
これだろ

413:無名草子さん
03/07/03 23:04
管仲とか売れてるんじゃないの?



414:無名草子さん
03/07/04 19:32
太公望中巻読み中です。
がっき、きか、せいうん、とよんできたけど一番面白いよいまんとこ

415:無名草子さん
03/07/04 19:42
管仲読んだあとに孟夏の太陽読むと生ぬるい笑みが浮かんでしかたがない。

416:無名草子さん
03/07/04 23:34
>>410
これってマジレス? ウケ狙い?

417:無名草子さん
03/07/05 00:27
いや、単にアフォでしょ。

418:無名草子さん
03/07/05 07:00
集英社新書で「クラシック千夜一曲」なんての出してたね。
自信たっぷりに解説してたが志の低さを感じる。

419: ◆bIAbZWsnMM
03/07/05 10:00
テス

420:無名草子さん
03/07/06 00:33
確かに、特に春秋なんかの人物を通しての中国情勢なんかは
楽しいし、役に立たない知識の蓄積ができた気分になって、
その点でも面白いけど、言ってしまえばそれが宮城谷さんの
作品の限界なのかもね。
魅力的な人物設定をしなくても面白いからイイ、のかもしれ
ないけど、やっぱりなんだかんだ言って坂本竜馬のような
魅力的な人物像を設定できていないのが、司馬遼太郎との
決定的な差なのかもしれないなぁ、と。
超有名なのに、さして先人の手垢がついていないネタとして、
太公望がチャンスだったかもしれないけど、復讐心を持った
策士として描いちゃったからね。中国人としてはそれで正しい
のかもしれないけど、日本人には絶賛されるタイプの人物像で
はない。太公望に、せめて白圭くらいの魅力を持たせていれば、
もう少し広い層の支持を集められていたかも。

421:無名草子さん
03/07/06 10:38
別に広い支持集めなくともいいと思うけど。
日本人受けするキャラクターに改変されたらそれはそれで萎える。
まあ俺が司馬嫌いのせいかもしれないが。


422:無名草子さん
03/07/06 10:39
某盗作作家に比べれば遙かにましでしょう、って
比べるのが失礼か。

423:無名草子さん
03/07/07 02:43
たまに人物の評価なんかで
言ってることが矛盾してたり(w

突っこんで意味を考えると曖昧で
英訳しづらい文章だね。

424:無名草子さん
03/07/08 21:51
>>422
いや、その程度だろ

425:無名草子さん
03/07/08 23:29
↑( ´,_ゝ`)プッ

426:無名草子さん
03/07/09 01:15
>>425
これってマジレス? ウケ狙い?

427:無名草子さん
03/07/09 01:32
いや、単にアフォでしょ。

428:無名草子さん
03/07/09 01:33
>>424
背伸びはやめなさいね。

429:無名草子さん
03/07/09 01:34
>>424
大人ぶるのはやめてください。

430:無名草子さん
03/07/09 01:42
宮城谷昌光>>北方謙三>>>>越えられない壁>酒見賢一>>>司馬遼太郎>田中芳樹

431:無名草子さん
03/07/09 01:44
↑( ´,_ゝ`)プッ

432:無名草子さん
03/07/09 01:50
↑( ´,_ゝ`)プッ

433:無名草子さん
03/07/09 02:50
奇貨2巻火雲篇まで読みました。なんかここでの評価あんま良くない
みたいですが、私としては1,2を争う面白さなんですが。
ただ、このままいくと小環チャンが始皇帝の母親になるんですよね?
なんか鬱になりそうです。

434:無名草子さん
03/07/09 10:21
奇貨はある意味宮城谷さんの典型的なスタイルなんじゃないかな。
いつものことながら終盤が問題なんだよね。
あとがきなんかを見ても、書き出しには拘りを見せているようだけど、
終わり方にももっと拘ってくれればなぁ。

435:無名草子さん
03/07/09 13:20
>>433
ネタばれになるからあまり多くは書かないけど、運命の皮肉さというものを
感じさせてくれる結果になるよ。
個人的に奇貨はそれほど好きじゃないんだけど、この小環の使い方は
うまかったと思う。

436:山崎 渉
03/07/15 11:34

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

437:無名草子さん
03/07/19 12:26
そして誰もいなくなった・・・

438:無名草子さん
03/07/19 12:30
漢字が読めない。

439:無名草子さん
03/07/21 06:26
魏寿余が士会の「足を踏んだ」ってのは誤訳に近いな。

440:無名草子さん
03/07/23 21:54
>439

ではあなたならどう訳します?
あまりにもまったりしすぎなのでネタをお願い・・・

ちなみに私は原文(史記?)を読んだこと無いのでパス。

441:無名草子さん
03/07/25 15:44
上の方見てやっと理解できた!
DQNがくだらねぇチャチャ入れして、それをバカにされたもんだから、
コピペしてバカに仕返したつもりになったけどスルーされて恥の上塗り
をした、ってことだな。


事実はどうなのかな?

442:無名草子さん
03/07/27 00:49
>438
読めない漢字探すのが小説家だと思ってるみたいだよ、本人は。
白川静との対談で、そんなこと言ってますた。

443:無名草子さん
03/08/01 11:39
>>442
あんたって、かわいそうな香具師だな。

444:無名草子さん
03/08/01 15:50
宮城谷さんのクラシック1001曲とやらを読んだ方いらっしゃいますか?

445:無名草子さん
03/08/01 16:10
>>444
クラシックの趣味として自分と正反対に位置する人だと分りますたw

446:無名草子さん
03/08/01 17:50
確かに、宮城谷さんの作品は司馬遼太郎さんに比べて主人公の個性が薄いと思う。

447:無名草子さん
03/08/01 18:06
宮城谷がきっかけで左伝にはまった。
ちょっと恥ずかしい。

448:無名草子さん
03/08/02 01:46
ここ見て逆に竜馬がゆくを久しぶりに読みだしちゃったよ。
やっぱり面白いや。

449:ぼるじょあ ◆yBEncckFOU
03/08/02 05:05
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎―――◎                      山崎渉&ぼるじょあ

450:無名草子さん
03/08/06 18:14
あげ

451:無名草子さん
03/08/06 19:54
「玉人」や「孟夏の太陽」みたいな短編がまた読みたいなあ…
「指」とか「鳳凰の冠」とかが好き。

「夏姫春秋」は夏姫のキティな兄やヤケクソ息子がかわいそうで泣いた
「王家の風日」はラストで友情って感じがして泣いた
「晏子」はラストの景公がけなげで泣いた >254 可愛い(´Д`*)

…最近の本では泣いてません

452:無名草子さん
03/08/06 21:54
>>451
漏れも「指」好きだな
なんかとてもユーモラスだった。
「管仲」も文庫化したら早く読みたいもんだ

453:無名草子さん
03/08/12 10:41
いま「晏子」読んでいます

454:無名草子さん
03/08/12 22:28
僕、モウショウクン を読みましたけれど、僕はモウショウクンがどのように活躍してくれるか?期待してたけれども、白圭のことばかりで、しかも、最後のほうはチャチャットおわらせ茶手。なんか、欲求不満がのこりました。ガッキもカンチュウもタイコウボウも。

455:無名草子さん
03/08/12 22:33
アンシは楽しいですか? 
俺、10ページくらいでやめちゃった。
でも、陳瞬しんの「小説十八史略」よんでるぞ!


456:無名草子さん
03/08/15 12:45
>>455
・゚・( ノД`)・゚・。

ま、確かに冒頭の部分、
斉は厨房の集まりだねw

457:山崎 渉
03/08/15 22:17
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

458:山崎 渉
03/08/15 22:34
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

459:無名草子さん
03/08/17 19:10
陳舜臣の小説十八史略より、河出書房新社の新十八史略の方が遙かに面白いよん。
宮城谷氏の小説は全体としてだらだらしてるよね。
ただ、この時代を書く小説家はこの人だけだし、呼んでいて知識はたまる。
途中で読む手が止まることがあるなぁ、俺、、、
重耳とか、、、有名な話だけにだらだらされると余計に、、、
でも、好きだなぁ雰囲気が、、、
でも、最近読んでないなぁ、、、
そういえば、中学の時の読書感想文が晏子だったなぁ、、、

460:無名草子さん
03/08/17 20:44
|||||/( ̄ロ ̄;)\||||||| まじ~~?
 おれ、「新小説十八史略」よもー。
    ☆ъ( ゜ー^)> バチッ サンキュー
読書感想文でどんなこと書きました。 459さん

461:459
03/08/17 21:47
うおっ、、即レスにびっくりっ
河出書房新社の新十八史略は、かなり古い本だけど、要所要所しっかり押さえていて、無駄がない感じだけど、小説を読んでいる気分になる。
私の場合、陳舜臣のも、これも、二年に一回くらい最初から読み始めるけど、大体王莽が出てきたあたりで飽き始めちゃうんだよなぁ、、、
読書感想文は10年近く?も昔のことなので、もうさっぱり忘れてます、、、
社稷の臣という考え方に感銘を受けたとか、そんな感じだったかなぁ


462:無名草子さん
03/08/19 09:30
二年に一回くらい最初から読み始めるというのはすごいですね!
 自分もみならはなきゃ。 御返答どうもありがとうございます。
  アリガト♪(*'-^)‐☆パチン キラキラ~~~コツン゛☆(°_° )~°ポケー

463:無名草子さん
03/08/19 09:43
その顔文字と効果音・・・イタイ

464:無名草子さん
03/08/20 00:50
>460 >462
秀峰さんですか?

↓参考
スレリンク(hp板)l50

465:無名草子さん
03/08/20 23:00
おい、464の人、スレリンク(hp板)l50から
 ウィルス検出されたぞ 怒怒怒 (`´)怒怒怒
悪質ないたずらはやめてよ。(○`ε´○) プンプン!!
Nortonやっといてよかった。

466:無名草子さん
03/08/22 10:00
太公望一番最初に読んだんだけど、一番好きかもしれない。
この人長編の方がおもしろいと思うのだが。
ちなみに知らない漢字は新字源で探しつつ読んでる。
たいていの漢字は載ってるよ。

467:無名草子さん
03/08/22 20:31
>>451
確かに子南は哀れだよな。なんか周囲と運命とに押し潰されたって感じで。

468:無名草子さん ってなんて読むの?
03/08/22 22:05
太公望は楽しいけど、当時あまり歴史の表舞台にでれなく、「影の人」
      みたいな感想を思ったんですけど。

469:無名草子さん
03/08/23 04:18
>468
「むめいそうしさん」じゃねの?
本文は言ってる意味がよくわからないが。

470:無名草子さん
03/08/23 13:15
↑( ´,_ゝ`)プッ
分かれよ。

471:無名草子さん
03/08/27 21:35
宮城谷作品ってトりビアみたいなもんだよな。 役にたつ知識ってわけでもないけど「へー」と関心できる。

472:無名草子さん
03/08/27 21:35
宮城谷作品ってトりビアみたいなもんだよな。
役にたつ知識ってわけでもないけど「へー」と関心できる。

473:無名草子さん
03/08/28 11:28
韓信嫌いなんでつね。

474:無名草子さん
03/09/06 01:46
宮城谷作品ってトりビアみたいなもんだよな。
役にたつ知識ってわけでもないけど「へー」と関心できる。


475:無名草子さん
03/09/08 07:45
>>470
( ´,_ゝ`)プッ

476:無名草子さん
03/09/21 18:22
age

477:無名草子さん
03/09/24 18:34
俺的に宮城谷さんの本は、
中国歴史に興味持つ第一歩って感じ。
で、面白いからその後も初心忘れることなく読んでしまう。

歴史背景とかを知るのには適してるかもしれないけど、
登場人物になりきって読むタイプじゃないなぁ。

歴史背景に関しても、○王の何年とかって書き方だから、
いつの頃なのかがわかりにくい。

でも、全体的な雰囲気が好き。読み易い。

478:無名草子さん
03/09/26 19:56
宮城谷、面白い。
中国の歴史について知識がなくてもすんなり読めた。
感覚としては、どことなく司馬遼太郎に似てると思った。
私的には「重耳」がお薦めかなぁ。
主人公の重耳が「三国志」の劉備とダブってしまう。

479:無名草子さん
03/09/27 01:56
文体にハマる

480:無名草子さん
03/09/30 08:55
時間を忘れるほど夢中になれたのは孟夏の太陽と楽毅だけかな
孟嘗君や青雲はるかには肌に合わず読破するのが辛かった…
あと沙中の回廊は未読だけど、このスレ見ると期待できそうだ

481:無名草子さん
03/10/02 10:45
>>480
>夢中になれたのは孟夏の太陽
>沙中の回廊は未読だけど、このスレ見ると期待できそうだ

未読ですかそうですか……

482:無名草子さん
03/10/02 20:02
「孟夏の太陽」好きだと「沙中の回廊」はある意味でつらい。
小説としては面白いけど、登場人物に対しての視点が正反対な書き方だからなあ(w

483:無名草子さん
03/10/02 23:08
漏れは「孟夏の太陽」は好きだが「沙中の回廊」はいまいち好じゃない
でも同じ書き手であれだけ正反対に書けるってのもおもしろいよな

484:480
03/10/02 23:20
>>379見て自分には合ってるかな、と感じたんだが

「夏姫春秋」と「孟夏の太陽」でも趙盾の扱いが多少違ってたけど
もしかして「沙中の回廊」では更に小物扱いとか?
小説ごとに感情移入の拠り所を切り替える俺には無用の心配かも

485:無名草子さん
03/10/03 22:14
孟夏の太陽を先に読むと趙盾の苦悩や心遣いっていうのがわかるんだけど
沙中の回廊では嫌な専横政治家って感じなんだよね
言いたい放題で少しも理解してくれない士会にちょっとむかついた

486:無名草子さん
03/10/05 08:57
>沙中の回廊では嫌な専横政治家って感じなんだよね
ワラタw
是非読んでみたくなったよ。ありがとう。

487:無名草子さん
03/10/08 00:38
子産はいつ文庫化するんだよ
もうハードカバーでて3年はたつのに
はやく出してくださいおながいします。

488:無名草子さん
03/10/10 16:09
香乱記もそろそろ終わりかな・・・

489:無名草子さん
03/10/14 21:30
どうやら子産の文庫は明日発売のようだぞ

490:無名草子さん
03/10/16 23:32
マジですか?
待ちに待ったよ

491:無名草子さん
03/10/17 12:28
文庫あったよ。あれ、よんでみようと思うけど、全然無知なもので。初めての人も楽しく読めるかな?因みに宮城谷さんの作品は好きです(^^

492:無名草子さん
03/10/17 22:02
予備知識がないと魯の三桓氏がでてくるあたりがわかりにくいと思うけど
充分楽しめるんでないかな
エン陵の戦いなんかは、いかにも春秋期の戦いらしくてなかなか面白いかと

493:491です
03/10/17 23:43
そうですか。いろいろ調べながら読むことにしよう。漢字辞典は今回も常備…っと。492さん、レスありがトン(^^)早速読んでみるよ。

494:無名草子さん
03/10/18 17:11
「子産」購入記念age

495:無名草子さん
03/10/19 17:50
子産読み終わった。
前に図書館で借りて読んだことがあったから、2度目だけどやっぱ面白い。
下巻は戦争が少ないから物足りない人もいるだろうけど、
漏れ的には宮城谷さんの本の中でも好きな本の一つだな

496:無名草子さん
03/10/20 01:48
子産購入記念sage

497:無名草子さん
03/10/21 12:50
宮城谷作品はそれぞれ伝わってくる熱というか温度の差が
ある気がしてるんだけど、その点、『子産』は実に絶妙な感じ。
単行本で出た当時のことだけど、読了後にすぐ再読したのは
後にも先にもこれだけ。
それくらい『子産』は自分の肌にあう作品だな。

不満点を言えば、終盤は鄭にばかり焦点をあてていて、世界
状勢というか、そのあたりが等閑な感じがした。
『春秋左氏伝』なんかを見ればはやいけど、子産が執政の就いて
から死ぬまでってけっこう長い。
ま、終盤が駆け足なのは、どの作品も一緒かな……

498:無名草子さん
03/10/22 01:36
上巻と下巻の初めは子産がまだ執政についてない話だから
どうしても鄭の話中心になっちゃうね
晋と楚に挟まれて苦心してるっていう話を出さないと
当時の状況がわからないだろうから、後の子産の活躍が引き立たないしね

後半はその分子産の実績みたいなのが中心となるからどうしても
世界情勢みたいなとこまでいかないのはしょうがないかとも思うね
でもあの短い後半で子産の活躍がすごく良く表されてると思う

499:無名草子さん
03/10/23 01:48
-○○を見よ
と、□□は思う。(以下薀蓄)


このパターン何回見たっけ・・・ちょっと冷める。

500:無名草子さん
03/10/23 11:51
いま孟嘗君呼んでるんですが、文庫版第5巻のP199で
淳于コンが斉王に魏への出兵を中止させた件で
魏から(つまり田文から)賄賂を受け取ったことを
斉王に問いつめらわれて曰く、
「魏を伐つことが不利になるなら、魏を伐つなという私を魏が刺殺しても、王には利益になりません。
魏を伐つことが真に不利になるなら、魏が私に領地をくれても、出陣なさらなかった王には
利益があるとお思いになりなりませんか。」
と切り返すのですが、この文章、後段はともかく前段の文章の意味がよくわからんのですが、
どうして魏を伐つなという淳于コンを魏が刺殺するということになるのでしょうか?



頭悪いのかなあ・・・・おれ。

501:無名草子さん
03/10/23 15:31
賄賂の有無に関わらず、俺はどっちにしろギを叩くのはよくねー
と思ってたし、あんたも俺の話で納得したんべ。
それを俺がさぁ、「賄賂は良くねぇ」とばかりにギの使者を邪険
にしてみ? 俺、殺されたかもしんねーべ?
ほしたら、あんたにとってもよくねーべよ。
したら、俺がありがたく賄賂もらって、ちゃ~んと正しい方向に
あんたを導いてやったほうが、あんたにとっても結局は良かった
ってことだっぺよ。

程度だんべ。

502:無名草子さん
03/10/23 17:58
香乱記 連載終わったよ。

503:無名草子さん
03/10/23 20:46
香乱記終わったのか。初めの3ヶ月くらいは図書館で読んでたんだけど
新聞とってないと読み続けられないね。早く文庫本でてほしい

504:ターミネーター3
03/10/23 23:23
俺も毎日「香乱記」を楽しみにしていた。途中、読み損ねた時期があったけど。
連載終了、残念。

今は、「奇貨~」の第3巻を読書中。また、最近、「子産」文庫本を買った。
これも読まなきゃ。
あと、「太公望」「夏姫春秋」を購入しているが、未読。楽しみ。

505:無名草子さん
03/10/24 13:36
曹参で締めるとは思わなかったよ。
ここは許負を出すべきじゃなかったかな。

506:無名草子さん
03/10/24 17:01
最後急ぎ足でなんだかなぁ・・・

507:無名草子さん
03/10/25 15:29
子産(・∀・)イイ!!
エロイシーンが無いのが(・∀・)イイ!!

508:無名草子さん
03/11/01 21:03
夏姫春秋(あとこの続編みたいな羊舌氏の話)、沈黙の王、妖異記(漢字?西周末鄭国の話)。
このへんが好きなんだが。
なんと言っても、最初に読んだ、重耳。
これの上巻が一番良かったなあ。



509:無名草子さん
03/11/04 16:35
宮城谷作品を年代順で並べたらどうなるかな?
持ってる本で並べてみたけど途中でわかんなくなったよ。
誰か分かる人いる?

510:無名草子さん
03/11/04 23:20
太公望が一番古い、位しかわかんな~~い(ノ^▽^)ノ

511:無名草子さん
03/11/05 00:22
奇貨~のが古くないのか?

512:無名草子さん
03/11/05 00:26
子産読んでたら晏弱が出てきたから「晏子」も読まないと…

こういう読み方も出来るから宮城谷作品を読むのがなかなか途切れないw

513:無名草子さん
03/11/05 01:40
子産読み終わった。
読後の爽快感は、いつもの通り。

514:無名草子さん
03/11/05 07:31
>>510
長編では「天空の舟」が一番古いんじゃないですか
短編だともっと古いのもありました

515:無名草子さん
03/11/05 12:04
>514
夏→商の時代より前の時代の作品があるの?
ギョウ、舜、ウのころ?

516:無名草子さん
03/11/05 17:36
兎の話があったと思う。封神演義で言うとこの申公豹(本名忘れた
がでてきて耳を洗うってシーンがあった。封神演義で出てきた農夫
って兎の事だったのかな。

俺の中で二つの作品がリンクした瞬間でした。

517:無名草子さん
03/11/06 09:01
俺が持ってる本の限りではこんな感じかな。
できるだけ年代順に並べたつもりだけど、小説間で時代が入り乱れてるところも多いから
厳密に「どっちが古い」っていうのは難しいなー(晋を書いた本は特に) 。
間違ってるところのツッコミとか、俺が持ってない本についてはどなたか補完よろしく。

●夏→商(殷)
天空の舟

●商(殷)
沈黙の王

●商(殷)→周
王家の風日
太公望

●春秋時代
管仲
重耳
介子推
孟夏の太陽
沙中の回廊
子産
夏姫春秋
晏子

●戦国時代
孟嘗君
楽毅
奇貨居くべし

●秦以降
長城のかげ

518:無名草子さん
03/11/06 12:05
作ってみた。

【 五帝・尭~舜 】
 『布衣の人』 (『侠骨記』収録)

【 夏初期 】
 『地中の火』 (『沈黙の王』収録)

【 夏末~商初期 】
 『天空の船』

【 商中期 】
 『沈黙の王』 (同名作品短編)

【 商末~周初期 】
 『王家の風日』
 『太公望』
 『甘棠の人』

【 周末~春秋初期 】
 『妖異記』   (『沈黙の王』収録)
 『豊饒の門』 (同上)


519:無名草子さん
03/11/06 12:06

【 春秋期 】
 『管仲』
 『侠骨記』 (同名作品短編)
 『買われた宰相』 (『侠骨記』収録)
 『重耳』
 『介子推』
 『孟夏の太陽』 (同名作品短編)
 『沙中の回廊』
 『夏姫春秋』
 『月下の彦士』 (『孟夏の太陽』収録)
 『華栄の丘』
 『晏子』
 『雨』 (『玉人』収録)
 『指』 (同上)
 『鳳凰の冠』 (『沈黙の王』収録)
 『子産』
 『老桃残記』 (『孟夏の太陽』収録)
 『隼の城』   (同上)

【 戦国期 】
 『孟嘗君』
 『風と白猿』 (『玉人』収録)
 『楽毅』
 『青雲はるかに』
 『奇貨居くべし』


520:無名草子さん
03/11/06 12:07

【 秦初~末~漢初期 】
 『香乱記』 ※未刊
 『長城のかげ』
 『花の歳月』


おおまかだが、こんなあたり?。
どちらかといえば、作品間の繋がりよりは時系列を優先させているので、
短編を各時代の最後に置き換える方が無難な場合を了承されたい。
どなたか修正よろ。

521:無名草子さん
03/11/06 12:10
>516
耳を洗う、というと許由?がギョウから王を譲られそうになった時に
「けがらわしい」といってそんな話を聞いてしまった耳を洗う、
という伝説があったけどそのことですか?
ちなみにある老人が牛に水を飲ませに川へいったところ、耳を洗った川の水を牛に
飲ませるのをやめて(牛に飲ませるのも汚らわしいから)引き返した。
というハナシもありますが。


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