06/05/22 02:05:08
>吉屋信子 生誕110年展
これにいった人いる?
自分は最終日に行くつもりなんだけど、人の入りとかはどうですか
186:無名草子さん
06/05/22 14:10:25
>185
>吉屋信子 生誕110年展
自分はゴールデンウィーク中に関西から上京して行った。
行ったのは5日でしかも天気も良い日で、横浜は人が多かったが、会場の神奈川
近代文学館の中はそれほど混んでなかった。
客は中高年の女性が多かったが、それ以外の年齢層の人や男性もちらほらと。
吉屋信子さんに関する品々が数多く出品されていて、生い立ちを語る展示では小学校の
時の成績表や、吉屋さんが裁縫の時間に作った財布も展示されていた。
吉屋さんの作った財布は、「世にもへたかすな作品」と現在その財布の持ち主の姪の
えい子さんにもエッセイで書かれたのも無理はないと思えるほど、刺繍の下手なのが
ガラスケース越しから見ても分かるような品だったが、まあ吉屋さんは裁縫は「大の
苦手」だったそうだからその点は差し引いて見て、また一方でそんな財布をえい子さん
の前で、祖母で吉屋さんの母親のマサさんが「大切そうに取り出し、もったいぶって」
えい子さんの母親に渡した、という話も思いあわせると、実物を見れたのは何よりだった。
この他吉屋さんの自筆原稿はもちろん、作品の掲載誌や連載されていた新聞、単行本、
小説のドラマ化・舞台化の際の写真やポスターなどが展示されており、さらに吉屋さん
に縁の深い女性たちに関しても展示で紹介されていた。
おそらく初公開と思われる資料や、めったに展示されない貴重な資料も数多く展示されて
いて非常にファンには興味深い内容の展覧会だったので、可能なら何回でも足を運んで損は
無いと思う。
187:吾輩は名無しである
06/05/22 21:04:45
>>186
レポート乙。
吉屋えい子さんの著書「風を見ていたひと」は私も読んだから
貴重なお財布の展示もなるほどと思いましたわ。
「吉屋信子展―女たちをめぐる物語」は、6月4日まで。月曜休館。
嶽本野ばら氏は、5/3の講演で「吉屋信子がいなかったら、ナナの隣にハチはいなかったんですよ」と語ったとのこと。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
188:185
06/05/22 22:52:25
>>186
レポありがとう。
遠方のため一日しか行けないんだけど、俄然楽しみになってきた。
「風を見ていたひと」は未読なんで読んでいきます。
>>187
嶽本さん、うまいこと言うな~
「飛ぶ教室」での吉屋信子に関するインタビューにも感心しきりだった。
189:吾輩は名無しである
06/06/26 01:45:42
ageておく。
190:吾輩は名無しである
06/07/11 00:31:38
吉屋先生の命日であるな。
191:吾輩は名無しである
06/07/18 23:50:17
そうであったか
192:吾輩は名無しである
06/08/12 10:14:12
hoshu
193:吾輩は名無しである
06/08/26 23:29:24
ユーミンのアルバム「紅雀」は吉屋信子の小説からとったらしい。
ユーミンもおんな同士の友情の歌が結構あるね。
194:吾輩は名無しである
06/09/05 15:41:09
「小さき花々」所載の「天国と舞妓」・・・うわぁぁぁーん・・・
それにくらべて「田舎の親類」、駄作とまでは言えないまでもベタベタの教訓小説。
戦前の女学生の教育のために作ったのだろうか。
195:吾輩は名無しである
06/09/21 07:27:12
hoshu
196:吾輩は名無しである
06/09/21 08:02:38
197:吾輩は名無しである
06/09/23 08:02:42
ちくま文庫からなんか出た
198:吾輩は名無しである
06/09/26 22:00:40
これか。
「吉屋信子集 文豪怪談傑作選」吉屋信子 著 東雅夫編
>【作品紹介】
>少女小説の大家は怪奇幻想短篇小説の名手でもあった。闇に翻弄される人の
>心理を鮮やかに美しく描きだす異色の怪談集。文庫未収録を多数収録。
…「少女小説の大家」と説明はどうかと思わないでもないが、これまで文庫
には収録されなかった作品もあるなら読んでみたい。
「闇に翻弄される人の心理を鮮やかに美しく描きだす異色の怪談集」とある
所を見ると『鬼火』や『海潮音』等が収録されてそうだが、他にはどんな小説
が入っているだろうか。
199:吾輩は名無しである
06/10/02 04:30:58
hoshu
200:吾輩は名無しである
06/10/15 18:05:46
>>198
「生霊」
「生死」
「誰かが私に似ている」
「茶碗」
「宴会」
「井戸の底」
「黄梅院様」
「憑かれる」
「かくれんぼ」
「鶴」
「夏鶯」
「冬雁」
「海潮音」
以下エッセイ
「私の泉鏡花」
「梅雨」
「霊魂」
「鍾乳洞のなか」
201:198
06/10/16 20:38:22
㌧クス。
『鬼火』が入っていないのは意外だが、別の出版社の文庫にも収録されている
から、重複しないでよいかも。
エッセイも収録されているのも予想外だが、そちらもこれまでの全集等で未収録
だったら是非読んでみたい。(「鍾乳洞のなか」は秋芳洞に行った時、林芙美子が
亡くなった知らせを受けた時の話だろうか)
202:吾輩は名無しである
06/11/04 23:59:14
保守
203:吾輩は名無しである
06/11/10 05:29:48
hoshu
204:吾輩は名無しである
06/12/27 21:41:55
補修
205:吾輩は名無しである
07/01/05 23:15:03
15日まで大阪の心斎橋そごうで開催の「田辺聖子の世界展」で、田辺聖子さん
が吉屋さんに著書(『私の大阪八景』)を進呈した際の、吉屋さんからの
お礼のハガキが展示されていた。
吉屋さんの作品も愛読している自分にとっては嬉しい展示だった。