03/12/26 23:29
評判につられて3巻全部読んだが、ひどい出来だな。
文章が稚拙+誤字が多い
エロシーンが現実的にありえない、作者の妄想入りすぎ
感動するはずのシーンが狙いすぎてて泣けない
AIDS、援交、ドラッグの描写で若者たちに警鐘を鳴らしているつもりだろうが、全然説得力がない
犬がいいように使われてる、便利な小道具扱い 人語理解しすぎ 警察犬でもそんなに賢くない
援助交際、ドラッグ、AIDS、密売、ヤクザ、ヘルス、ホームレス老人、一家四人で無理心中、保健所、動物虐待、ヤミ金。
とまぁこれだけ現代の闇を描いている小説なのだが、どいつもこいつも、描写が小説染み過ぎてて訴えるものが全く無い。
更に、欲張りすぎ感もある。無理して描こうとしすぎて、全部中途半端に終わってる。
悲しいかな、これが腕の見せ所の筈が、転じて汚点になってしまった。
キャラ設定には現実感を少しは感じたが、やはり違和感は否めない。
レイナが最後に働いていた店。割と主要キャラのはずの店長、結婚しても名は「店長」のまま。
結局最後まで「店長」だった。手抜きか?
義之のEp2~3。眼力で何でもかんでも片付けすぎ。手抜きか?
喧嘩の腕を養う場所も、筋力を養う場所も機会も無かった筈が、なんだあの喧嘩の強さは。
あと、3枚目系キャラをすぐ殺しすぎ。悲劇っぽくしたかったかどうか知らないが、
後味の悪さだけが残る。いわゆる「ご都合主義」の払拭の効果が全く無い、何故ならば他所でご都合主義連発だからだ。
やっぱりこの作者、腕は世間で言われる「ヒット作品」の著者には遠く及ばないんじゃなかろうか。