ラテンアメリカ文学at BOOK
ラテンアメリカ文学 - 暇つぶし2ch332:吾輩は名無しである
03/08/18 01:56
マルケス読み始めたら、
結局百年の孤独に挑戦することになる。
はじめからそれに挑むのがいいかと。

333:吾輩は名無しである
03/08/18 09:57
もうね、『フリアとシナリオライター』の邦訳発売、どれだけ待ったことやら。


334:吾輩は名無しである
03/08/18 19:20
>330
このスレでは評判よくなさそうだが「愛その他の悪霊について」をお勧めしておく。
少女漫画ぽい切ない終わり方がよい。

335:吾輩は名無しである
03/08/18 20:21
リョサだ!

336:吾輩は名無しである
03/08/19 22:33
>>333

まったく、もう20年くらいなるよ(w

337:吾輩は名無しである
03/08/19 23:52
>>332
>>334
ありがとうございます。チェックしてみます。
とりあえず、ブックオフにあった「族長の秋」を買いました。

338:吾輩は名無しである
03/08/20 00:59
>>337

もう遅いかもしれんが、
だんぜん「百年の孤独」「エレンディラ」「族長の秋」の順

339:吾輩は名無しである
03/08/20 08:51
ボルヘスの「伝奇集」を読んでみたら、えらい電波な内容でびびった。
あんな妄想がなんで評価されてんの?

340:吾輩は名無しである
03/08/20 09:03
ラテンだから

341:吾輩は名無しである
03/08/20 22:55
「都会と犬たち」をなぜ新潮社は文庫にしないのか??あんなに面白い本を
絶版にしてほっとくなんて許せん!

342:吾輩は名無しである
03/08/20 23:03
1コの作品でそんなに怒ってたら体がもたないよ。新潮文庫。

343:吾輩は名無しである
03/08/20 23:45
>>341
「百年の孤独」もしとらん
なんでや!

344:吾輩は名無しである
03/08/20 23:57
東京では5月半ば以来、こちらの人格も変わるほどひどい長雨が
続いていたので、「マコンドかよ!」と毎日心の中で突っ込んでいた。

345:吾輩は名無しである
03/08/21 00:05
「百年」は文庫は出す必要がない。
この本の名声はじゅうぶん高いので
ハードカバーしかない今の状態でもじゅうぶん売れるから。

346:吾輩は名無しである
03/08/21 00:20
そういう作品こそ文庫化して、より普及させるのが
出版社の良心じゃないのかと思うが。
そういうわけにもいかんのかな。
と書いている自分は学生時代に一冊買い
行方知れずになったので最近また買い、さらに新訳も買ったアフォ

347:吾輩は名無しである
03/08/21 22:54
新潮より、集英社がもっと頑張るべきだ。
ラテンアメリカ文学の文庫版。
失われた足跡とか老いぼれグリンゴとか絶版になってるんじゃないの?


348:吾輩は名無しである
03/08/22 19:58
『夜のみだらな鳥』も絶版だよな。

349:吾輩は名無しである
03/08/25 18:56
「族長の秋」って再販予定ないの?
単行本でも文庫でも。
マルケスは好きだから新品で欲しいもんで。

350:吾輩は名無しである
03/08/26 00:03
マルケス『悪い時』っての買ったけど、これ面白いの?

351:吾輩は名無しである
03/08/26 13:04
>『悪い時』
マルケスにしては地味だけど(特に『族長の秋』と比べると)、私は面白いと思う。
短篇『最近のある日』を膨らませたような話。

352:吾輩は名無しである
03/09/10 23:48
あげ

353:吾輩は名無しである
03/09/13 18:50
tgest

354:吾輩は名無しである
03/09/13 18:51
映画「夜になるまえに」のラストで「ぼくはその子供だ・・・」っていう
詩が流れますが、これってアレナスの何ていう文章ですか?
教えてください!

355:吾輩は名無しである
03/09/15 13:40
誰かしらない?

356:林彪 ◆ZJMS.Joo8Q
03/09/15 17:57
亡き皇女のためのハバーナっておもしろいね

357:吾輩は名無しである
03/09/15 21:26
なにそれ

358:吾輩は名無しである
03/09/18 21:18
age

359:吾輩は名無しである
03/09/20 18:55
オネッティの「はかない人生」を最近読みましたが、詰まらなかったです。

360:吾輩は名無しである
03/09/22 01:34
そうかなあ。都市生活者の切ない感じが出てて、よかったけど。

361: ◆CRaxoB3keg
03/09/24 01:23
『理想の図書館』ラテンアメリカ文学のベスト10をリストアップ(順不同)

①『虐げられし人々』アスエラ
②『詩作品』ボルヘス
③『ルーベン・ダリオ読本』ダリオ
④『百年の孤独』ガルシア=マルケス
⑤『パラディソ』リマ
⑥『大いなる歌』ネルーダ
⑦『はかない人生』オネッティ
⑧『孤独の迷宮』パス
⑨『ペドロ・パラモ』ルルフォ
⑩『都会と犬ども』バルガス=リョサ

>>341
>>360
入ってるね。
>>356
『亡き王子のためのハバーナ』カブレラ=インファンテ

362:吾輩は名無しである
03/09/24 10:20
10月4日は味の素スタジアムでFC東京サンバナイトです。
対戦相手は鹿島アントラーズ。
浅草サンバカーニバルでおなじみサンバチームが盛り上げる
ブラジリアン・ナイト。

みなさん、たまには本を置いて狂熱のダンス天国を
楽しみに出かけましょう。

363:吾輩は名無しである
03/09/24 17:29
ラテンアメリカの小説は好きだけど、ラテンアメリカには絶対行きたくない。
という読者は自分以外にも居るんじゃろか。

364:吾輩は名無しである
03/09/24 18:22
メキシコとかアルゼンチンとかブラジルとか、超行きたいですけど。
まあ治安は心配だけど、でも行けるなら行きたい。

365:吾輩は名無しである
03/09/24 19:27
>>361
リョサはラ・カテドラルか世界終末戦争だしょ。
カルペンティエルやアストゥリアス、フエンテスもないのねえ。

366:吾輩は名無しである
03/09/24 21:35
最近ラテンアメリカの小説にはまりました。
読んでると風景とか風とかがふうっと香ってきてよいです。
過酷な世界だと思うけど、行ってみたいかもと思いました。
というより、みょうに懐かしさを感じるというか、既視感があった。
もしかすると自分の前世はラテン人だったりして。

367:吾輩は名無しである
03/09/25 00:47
>>361
「理想の図書館」って何?
国書あたりの新シリーズでしか?

368:吾輩は名無しである
03/09/26 03:56
もう2chの力を借りるしかないようです。

作品のタイトルを教えていただきたいのです。
英訳を読んだので和訳があるかどうかはわかりません。
多分コルタサルかマルケスかどちらかかと思ったのですが...。

有る男性がホテルで滞在したところ、隣の部屋には
気のふれた女性が長期滞在していて、子供をあやしてる
ようなことを毎日している。で、最後にその男性が
子供の泣きまねを隣の部屋に聞こえるようにしたら
女性は奇声を上げて、次の日にはいなくなってた。

という話しです。結構前に読んだので自信がないですけど、
おおむねこんな話しだったと思います。

急に思い出して急にまた読みたくなったのですが、
サーチかけてもなかなか出てきません。
俺の中では"the next door"っていうタイトルだったかと
思ったのですが、ちがうみたいです。

どなたか助けて下さい。よろしくおねがいします。

369:吾輩は名無しである
03/09/26 05:52
コルタサルが馬場で100円で売ってたがどうも買う気になれんかったなあ

370:吾輩は名無しである
03/09/26 07:00
>>368
半年くらいまえにコルタサルの短編集『遊戯の終わり』で読んだ記憶が…。

というわけで、ググってみたところ「いまいましいドア」という作品らしい。
URLリンク(www.asahi-net.or.jp)


371:吾輩は名無しである
03/09/26 12:11
>>370
あいりがとうございます。
たぶんそれで間違いないでしょう。
これで枕を高くして寝られます。

で、調べてみたところ、その本は入手困難のようですね...。
他の短編も好きなのがあるので、がんばって入手してようと思います。

ども。

372:吾輩は名無しである
03/09/26 13:41
ガルシアマルケスの「誘拐」読んでコロンビアだけは行きたくねぇと思った。
面白かったけど。ドノソの「夜のみだらな鳥」ブックオフで600円でみっけた。

373:吾輩は名無しである
03/09/26 16:33
ラテンアメリカものは、最近だとノンフィクションが結構出てるんで、
現実のラテンアメリカを知ってから出かけた方がよいと思われ。
つうか、日本人とか日系人がたくさん誘拐されてますよ。

>>369
コルタサルは買っとけ

>>371
図書館に行くとラテンアメリカものはよく置いてある。
大きい自治体なら取り寄せとか。

374:吾輩は名無しである
03/09/26 20:04
ここで読んで、コルタサルの「遊戯の終り」を禿しく読んでみたくなり、いろいろ
調べたけど、なかなか無い本なんですね。こういう絶版の本を探すのには何がいい
のか途方に暮れました・・・アマゾンにも無く、神田でも行くかな。

375:371
03/09/27 00:33
>>374
俺もがんばってしらべたんだけど、これくらいしか見つからない。
URLリンク(www.pandoras-box.jp)

ちょっと高い気もするし、状態Cですか...って感じで見送ってみる。

他の方、こってどんな感じでしょう?
あ~、安く手にはいらないかなぁ。
てか誰か売って。といってみるt

376:吾輩は名無しである
03/09/27 22:22
>>367
『理想の図書館』  ベルナール・ピヴォーほか編 パピルス
けっこういい編集。ちなみにラテアメで50選(-1)ある。
フランスで出版されている世界文学のブックガイド。

377:吾輩は名無しである
03/09/28 13:50
アレナスって読まれてないのかなぁ

378:367
03/09/28 22:07
>>376
どうもありがとう。すんげぇ読みたい。
大学の図書館においてるみたいなんで、早速借りてきます。

379:吾輩は名無しである
03/10/05 22:47
「フリアとシナリオライター」出た?

380:ごるごるもあ ◆753Z/RLFiY
03/10/06 21:24
■民主連立の7つの政権公約■
1.自衛隊は公安に統合し、軍事力を核技術へ移行します。
 海外の拉致被害者も、金正日に逮捕状を出して強制上陸します。
 (失敗したときは、迷わず核兵器を使用します。)
2.国連を再建し、日米安保の一極集中的なリスクを分散します。かつ、自衛隊を統合
 した公安がPKO活動に従事します。
3.国債赤字の解消のために、米国への依存型国家を脱却し、
 沖縄政府に非天皇制の共産経済特区を認定し、沖縄の国会議席数を4倍に増やします。
4.思想の自由競走を保護し、計画的な国民性を育てるために民放規制法案を成立し、
 有害なメディアの情報を法的に分類化し、放送時の情報危険度の明示を義務化します。
5.闇金・パチンコ等有害資本規制法案を成立し、過剰な広告や刺激から、精神的
 道徳を尊重します。
6.自国民の死刑制度を廃止し、新たな犯罪者の創出を予防する手段として、
 超法規的処置を審議する社会環境評議委員会を設置します。
7.義務教育における英語に、韓国語と中国語を加えて自由選択とし、海外で活躍する
 将来の人材の活動範囲を広げます。

旧自由党党首だった小沢一郎氏は「いかなる手段を尽くしても政権交代を成し遂げる
ことを誓う。自民政権を倒し、本物の本当の改革を断行する以外にない」と述べた。
URLリンク(darkelf.dip.jp)

381:吾輩は名無しである
03/10/07 01:51
「緑の家」ツマンネ

382:吾輩は名無しである
03/10/07 20:00
>>381
つまんなくねえよ!

次はラ・カテドラルの対話な。
その次に世界終末戦争。ちゃんと読んで報告してな。

383:吾輩は名無しである
03/10/07 22:25
「緑の家」って時系列ばらばらにして読みにくくしてるだけだろ(ワラ

384:あぼーん
あぼーん
あぼーん

385:あぼーん
あぼーん
あぼーん

386:吾輩は名無しである
03/10/12 21:50
「パンタレオン大尉」でリョサ初めて読んだんだけどおもろかった。
リョサのこれ以上のオススメ作品ありますか?
「世界終末戦争」以外で。あの分量はちと辛いんで。

387:吾輩は名無しである
03/10/13 10:19
バルガス=リョサはまずこの2作オススメ
『都会と犬ども』
『緑の家』

次にこの3作
『世界終末戦争』
『ラ・カテドラルでの対話』
『密林の語り部』

そん次この3作
『官能の夢―ドン・リゴベルトの手帖』
『誰がパロミノ・モレーロを殺したか』
『若い小説家に宛てた手紙』

ただし『フリアとシナリオライター』邦訳出たらそれを先に

388:吾輩は名無しである
03/10/14 00:06
>>387
リョサ好きですね。
今のところ、『ラ・カテドラルの対話』を投げ出している身としては
うらやましい。
スペイン語で読みたくて、目下のところ勉強中です。

389:386
03/10/14 21:01
>387
ありがと。
とりあえず「緑の家」探してきまつ。

390:吾輩は名無しである
03/10/14 21:37
世界終末戦争はかなりオススメなんだけどな。
絶対に損しないよ。読み始めさえすれば、分量のせいで
挫折することはまずないと思う。睡眠不足になるかもしれんが。

391:吾輩は名無しである
03/10/15 00:25
おれ、10年前に新潮文庫で世界終末戦争見つけて買おう買おうと思ってるうちに誰
かに買われてそれ以来どこの本屋でも見かけない。これ、絶版になってないの?
リョサ読みたいんだけど。ちなみに緑の家も売ってない。

392:吾輩は名無しである
03/10/15 01:02
>10年前に新潮文庫で世界終末戦争見つけて
文庫は出てない。絶版。

393:吾輩は名無しである
03/10/15 20:22
古書店なら7、8000円はざらにつくよ。
10000円以上でもおかしくない。
絶版になってる。大きめの図書館にならあるでしょ。

394:391
03/10/19 16:44
>>392
それなら『緑の家』の間違いかな。新潮文庫で見たのは覚えてるから。
しかし何で絶版にするのかな。ラテンアメリカ文学は日本ではマイナーで売れない
のか?

395:吾輩は名無しである
03/10/19 19:05
80年代から90年台はじめにブームがあっていっぱい出てたんだけど
いつでも買えると思って油断していたらいつの間にか軒並み絶版。


396:吾輩は名無しである
03/10/19 21:06
集英社文庫のコルタサル、カルペンティエル、ビオイ=カサーレスなども
今のうちに手に入れておいたほうが良いね

397:吾輩は名無しである
03/10/19 22:05
石蹴り遊び、失われた足跡、あとビアスものだったか?
これらは書店からすでに消えていて増版されてないし、
事実上絶版と同じじゃないか?
実際、古書店では\1,000とか定価以上の額がついてるところもある。

398:吾輩は名無しである
03/10/19 23:33
URLリンク(www.fukkan.com)
とりあえず、復刊希望。

399:吾輩は名無しである
03/10/22 22:13
『緑の家』もう絶版かぁ。早いねえ。
新潮文庫ならまだあると思ってたが‥。
『石蹴り遊び』『失われた足跡』もない?
おいおいって感じだなぁ。

『世界終末戦争』は評価高いね。
雑誌リテレールの特集でも何人かこの本を愛読書に挙げてた。

400:吾輩は名無しである
03/10/22 22:14
吾輩は名無しである

401:吾輩は名無しである
03/10/22 22:15
URLリンク(messages.yahoo.co.jp)

402:吾輩は名無しである
03/10/22 23:54
『石蹴り遊び』も絶版だ。
学生の頃は売ってたけど、絶版になるの早すぎ。

403:吾輩は名無しである
03/10/23 00:27
みんなはどういうきっかけで読み始めた?
おれは高校の頃、筒井康孝がラテンアメリカ文学のことを書いてる本を読んでから。
『百年の孤独』を読んではまって以来好きだなあ。


404:吾輩は名無しである
03/10/23 01:23
>>403
私もまったく同じパターン。
たしか筒井康隆が煮詰まっている時期に、
『海』の塙編集長(故人)に誘導されて
ラテンアメリカ文学に開眼したって話だよね。
それで突破口ができて、『虚人たち』とか書きだした。

405:吾輩は名無しである
03/10/25 20:55
それにしても絶版多すぎ。なんとかならんかな。

406:吾輩は名無しである
03/10/25 21:01
本当にどうにかしてほしい。特に集英社さん。
岩波のラテアメ物読んでさあ次は何を読もうかなとおもったらほぼ絶版だし。
しょうがないから国刊の遠い女注文しました。

407:吾輩は名無しである
03/10/26 02:54
>絶版多すぎ
英語で嫁。

408:吾輩は名無しである
03/10/26 17:22
日本語で読みてえんだよ。英語で読んで理解した気になってんのか?
全然別物。

409:吾輩は名無しである
03/10/26 18:39
でも日本語訳も英訳を参考にしてたりするからなぁ・・・。

410:吾輩は名無しである
03/10/29 01:26
ボルヘスの若い友人のビオイ=カサーレスも良いんでない?

411:吾輩は名無しである
03/10/29 21:42
それも絶版で読めないだろ

412:吾輩は名無しである
03/10/29 21:51
カサレスですか。モレルの発明は面白いですよ。僕は図書館で読みました。
ボルヘス系の哲学を援用したSFというところでしょうか。
豚の疝気もアマゾン中古で買いましたが、まだ読んでいません。
確かにラテンアメリカ文学を読みたいものにとってはつらい世の中になりましたね。

413:吾輩は名無しである
03/10/30 22:54
>409
今はかなり翻訳のレベルも上がってきたみたいで
原書から直接和訳してるそうですよ。
20年位前までは西語→英語→日本語って
感じだったらしいですけど。
そんで原書からの和訳レベルを一気に
引き上げる引き金になったのがあの会田先生だそうです。

414:梵葉豪豪豪
03/11/01 08:59
ビオイ=カサーレス『モレルの発明』はいいね。
在庫はあるから、俺みたく新刊で買って欲しいよ。後悔はさせないぜ。
(『脱獄計画』は勧めないが)

ボルヘスの『トゥレーン、ウクバール……』を読むと、彼とビオイの関係の有様
がうかがえ、微笑ましくなるな。

415:吾輩は名無しである
03/11/02 22:32
ラテアメのペーパーバックなら、ちくまとか白水Uブックスとか

416:吾輩は名無しである
03/11/03 23:16
ぼくはコルタサルが大好きなんですが、『石蹴り遊び』のなかで
何度か触れられている作家にロベルト・アルルト(Roberto Arlt)という
作家がいます。
でもこの作家の日本語訳は存在しないようで、英訳が手に入ることはAmazon
で確認できましたが、いったいどういう作家なんでしょうか?
ご存知の方がいらしたら教えてください。

417:吾輩は名無しである
03/11/12 09:32
>>416
こんなHPがありました。
URLリンク(www.literatura.org)

ロベルト・ゴッドフリード・クリストファーセン・アルルトは
移民プロシア人の父とイタリア人の母から1900年4月2日
にブエノスアイレスのバリオ・デ・フローレスに生まれた。
処女作『怒りの玩具』を1926年に出版。
それから日刊新聞『批判』と『世界』で執筆しはじめる。
日々のコラムである『ブエノスアイレス人のエッチング』は
1928年から1935年にかけて書かれ、後に同名の本が出版された。
ポン引き、ペテン師、殺し屋といった、現れてくるたくさんの
登場人物との親交を語って楽しんでいた。
『エッチング』シリーズは、時の流れとともにアルゼンチン文学の
古典の一つとなった。
同時に作家としての活動と同時に、アルルトは発明家として
成功することを常に考えていた。
ARNA(アルルトとナッカラッチにより)という会社を設立し、
俳優パスクアル・ナッカラッチが出資できた
わずかな資金でレヌスに小さな化学の実験室を作った。
商品化されなかったゴムで強化され、友人が「消防士のブーツに見える」
と言う靴下を含めた特許権を得ることになる。
1935年に『世界』誌に派遣されスペインとアフリカを訪れ,
『スペイン人のエッチング』を出版。しかし、この旅とブラジル、
チリへの幾度かの訪問以外は、ブエノスアイレスに留まり、
彼の人生はその小説、『七人の狂人』とその続編『火炎放射器』の
ようであった。
1942年7月26日、心臓発作のため、ブエノスアイレスで没した。

418:417
03/11/12 09:40
>1935年に『世界』誌に派遣されスペインとアフリカを訪れ,

「誌」じゃなくて「紙」です。

419:吾輩は名無しである
03/11/12 23:26
>>404

おいらもだよん ヽ(´ー`)ノ

(歳がばればれ)

420:416
03/11/13 02:34
>>417さんへ
ありがとうございます!
翻訳までしていただいて感謝感激です。
なにしろRoberto Arltで検索してもスペイン語のページばかり引っかかるので
閉口していたところです。
ぼくはスペイン語がほとんど解読できないので。
『石蹴り遊び』を読んだときから、また、コルタサルが愛読している作家のひとり
としてアルルトを挙げているのを読んだときから、ぼくはアルルトをカフカのよう
な作家じゃないかと勝手に想像していましたが、訳してもらった文章を見るともっと
磊落な作家のようですね。
ぼくがWEBを検索してわかったことは、アルルトの情報はほとんどスペイン語である。
英語には有益な情報はほとんど無い。
ドイツ語にはあるようだが、読めないので意味が無い。
フランス語では、10冊近く翻訳されていて、アルルトを紹介しているページも
若干あるようです。
せっかくスペイン語のページを訳してもらったので、ぼくもフランスのAmazon
に掲載されていた記事をちょっと翻訳してみました。
『七人の狂人』に関する「クロニックと視点」というレビューです。
下記のURLが元記事です。
URLリンク(www.amazon.fr)

421:416
03/11/13 02:35
『七人の狂人』に関する「クロニックと視点」

フランス語に翻訳されるまで五十年以上の歳月を要したこの小説は、
その第二部の『火炎放射器』とともに、フリオ・コルタサルが序文で
呼ぶところの「ロベルト・アルルト」の傑作を成している。
この小説は、黙示録的な、そしてしばしば預言的なトーンのうえに
1930年代のブエノスアイレスとその底辺に蠢く、暗黒の社会層を
力強く活写している。
前書きで、翻訳者はこのオーストリア系ドイツ人の移民の息子、
アルルトの現代性と、その荒々しく、性急で、せかすような文体を
翻訳する難しさとを強調している。
アルルトはボルヘスとは正反対の人物だ、いわば南米の
ジャン・ジュネである。
読者はアルルトの作品に登場する錯乱した人物たち、すなわち
腐敗した社会の犠牲者たちを長く記憶にとどめることだろう。

422:416
03/11/13 02:40
「ロベルト・アルルト」の傑作×
「ロベルト・アルルトの傑作」○

423:吾輩は名無しである
03/11/13 09:38
>416&421
えらーいっ!

424:吾輩は名無しである
03/11/13 10:00
ラテンアメリカ文学マンセーな学者って胡散臭いのが多い。
アノ人とか・・・

425:417
03/11/13 10:52
12行目で「同時に」を2回使ってしまいましたw

>>416-420-421-422
おつかれです。

以前に野谷文昭先生の論文(orエッセイ)だったかで、
アルゼンチン文学はボルヘスとプイグを対の頂点とした菱形だという、
アルゼンチンの研究者の図式を紹介して、
ボルヘスの偉大さ故に、それを乗り越えることが重要で、
その意味で反ボルヘスの頂点に位置することができた
プイグは凄いというものを読んだことがあります。
このアルルトはどこに位置するのでしょうね。

『石蹴り遊び』はラテンアメリカの今の若者たちの間でも
バイブル的なところがあって、何章目が好きかという話題はよく出てくる
ように思います。大学生ぐらいだと好きな章を暗唱できるような
人も多いです。
416さんは何章目がお好きですか?
私は好き嫌いではないですが、単語が翻訳されていない章がありますよね。
何章か忘れてしまいましたが。あそこがとても気になります。
あの単語はスペイン語ではない造語らしく、
ただ響きがとてもエロティックに感じるそうです。


426:吾輩は名無しである
03/11/13 11:01
まあどこでもそうだとは思うが、
おもろいのとつまらんのの差がありすぎて
「ラテンアメリカ文学」というブランドで
商売されると不利になる作家がいると思う。


427:吾輩は名無しである
03/11/13 19:33
ところで「フリアとr」はどうなったのだ。
また10年待たされるのか

428:吾輩は名無しである
03/11/13 20:15
「アジア文学」つって何カ国もまとめてひとくくりにされたら
たまんないからねぇ~。日本国内だってピンキリなのに。

「ラテンアメリカ文学に興味ある」と言うことはできるし
訳す人、日本での出版をチョイスする人は同じなのだろうけど
結局は「いいものもある、悪いものもある」なのだなー。

429:吾輩は名無しである
03/11/13 22:29
「ラテンアメリカ文学」というブランドは
主に「ブームの作家」の作品のことだろ

430:416
03/11/14 03:41
>>417さん
今日はちょっと余裕がないので、>>425に対するレスは今週末くらいまで待って
ください。
かわりにと言ってはなんですが、コルタサルへのインタビュー(英語)を見つけた
ので、もしまだ読んだことがなかったら、どうぞ。
ぼくもまだちょっと読んだだけですが、アルルトのこともpopulist writersの
ひとりとしてキローガとともに、ボルヘスと対比させながら語っています。
コルタサル以外にも、ドノソ、フェンテス、プイグその他世界各国の作家たちへの
インタビューが英語で読めます。
URLリンク(www.centerforbookculture.org)


431:417
03/11/15 10:33
>>430
良い情報をありがとうございます。
アルルトの本はアルゼンチンの
エディトリアル・ロサーダ(Editorial Losada, S.A)
という出版社から出てるようです。
手許に『怒りの玩具』がありますが、
135ページの緑の枠に子供の横顔が描かれた薄い本で
書き出しは、

14才の頃、私に山賊小説の喜びと熱意の手ほどきをしたのは、
アンダルシア人の靴屋の老人で・・・

とあります。
Literatura bandoleresca
でググるとアルルトの他の作家もわかるかもしれません。


432:416
03/11/16 03:54
>>425
ぼくがラテンアメリカ文学で好きなのは、コルタサルとプイグなんですよね。
もうほとんどこの二人に尽きると言ってもいいくらいです。
この二人はいわゆるラテンアメリカ文学とはちょっと傾向を異にしている感じが
ありますね。
ボルヘスもそうだと思いますが、ぼくはボルヘスはあまり好みではないので。
アルルトは読んでないけど、南米のジャン・ジュネか・・・英訳で読んでみるかな。
話を『石蹴り遊び』に戻すと、第何章が好きかという問いにすぐ思い浮かんだのが、
窓と窓との間に板を渡す場面です。
ちょっと調べてみたら、第41章ですね。
この場面が特に印象に残っているのは、ぼくが高所恐怖症であるからでもあると
思いますが、昔コルタサルへのあるインタビューを読んだところによれば、コルタサル
はまずあの場面を最初に書いたらしいですね。
そして、書いていく感触から、これは短篇じゃないぞ、っていうことで、長篇に
発展したそうです。
最初に『石蹴り遊び』を読んだときはまだ学生でしたから、文学的というより
かなりミーハー的読み方(笑 をしていて、マテ茶を買ってきて淹れたりして
楽しんでいました。
あと、パリが舞台の前半部のボヘミア的生活には憧れましたね。
ぼくは音楽が好きなんで、『石蹴り』に出てくるジェリー・ロール・モートンとか
ベッシー・スミスとか、初期のルイ・アームストロングとかもこの小説を読んで
初めて聴きました。
『石蹴り』のなかにジェリー・ロール・モートンの曲の歌詞が引用されていますけど、
とてもいいものですね。
娼婦が、街角に立ちつくしているのだけど、雨に濡れそぼって、靴の中までぐしゃぐしゃ
というような歌詞だったと思いますけど。
こう見てみると『石蹴り遊び』はぼくの生活全体に影響を与えていたような・・・って
大げさか(笑
ぼくは短篇作家としてのコルタサルに対して特に感嘆の念を惜しまないのですが、
長篇も『マヌエルの書』なんか何故邦訳が出ないのかと残念です。

433:416
03/11/16 04:08
>>431
アルルトの本お持ちなんですね。
『怒りの玩具』というと処女作ですか。
読み終わったら感想教えてください。
山賊小説というのはスペイン文学伝統のピカレスク・ロマンのようなものでしょうか。
Literatura bandolerescaでググってみましたが、全てスペイン語のページ、
フランス語からの類推でしか、スペイン語はわからないので、つまりほとんど
わからなかった(笑
でもトップに表示されるページではかなり詳細にアルルトについて書かれている
ようですね。
>>432にちょっと付け足しですが、コルタサルはジャズはもちろん大好きなんだけど、
タンゴも好きだと言っていて、やっぱりアストル・ピアソラとか聴いていたのかな
と思いました。
ぼくはピアソラはもちろん好きなんだけど、ロベルト・ゴジェネチェなんかも好き
ですね。
これも『石蹴り遊び』の影響か・・・(笑

434:416
03/11/16 04:29
超長文レス失礼。

435:417
03/11/16 06:01
>>432-434
趣味と小説がぴったり一致した感じですね。
コルタサルの翻訳は、出せば売れそうな感じがしますよね。
山賊小説というか、山賊文学はギャングやマフィアの文学に近いのでは
ないかと思います。
私もピカレスクのようなものかと思い、知人に聞いてみましたが、
ピカレスクではないと言ってました。
どちらかというとギャングの小説みたいな感じだと説明されました。
ただ彼女はアルルトのことは知らなかったので、
自分で調べなければなりませんが。
『怒りの玩具』は最初のところをちょっと見てみましたが、
そんなに難しくなさそうだし、薄い本なので、
そのうちチャレンジしてみます。

436:吾輩は名無しである
03/11/23 15:33
アジェンデは『精霊たちの家』と『パウラ』のどっちから読んだ方がいいですか?
後者は手元にあるのですが。

437:吾輩は名無しである
03/11/24 08:47
『精霊』が先じゃないでしょうか?

438:吾輩は名無しである
03/11/30 02:13
『緑の家』を手にいれた。読むのが楽しみです。
そのうち感想書きます。

439:吾輩は名無しである
03/11/30 09:43
>>438
文庫ですが?ハードカバーですか?

440:吾輩は名無しである
03/11/30 21:05
>>439
ハードカバーです。初版とかじゃないですが、定価以下で買えたので満足してます。
後は、『世界終末戦争』が欲しいので新潮社に復刊してほしい。

441:吾輩は名無しである
03/12/01 09:50
>>440
ほんとに緑の本のやつですね。
『世界終末戦争』は西武線沿線の某古本屋で1200円で売ってたのを
見ました。しばらく前ですが。
買って値段釣り上げて売ろうかとか考えましたが、止めました。


442:吾輩は名無しである
03/12/05 11:10
見つけたしはっとく。
URLリンク(www.criollismo.net)

443:吾輩は名無しである
03/12/05 16:20
>>442
物凄く感謝!
続きはまだか~

444:吾輩は名無しである
03/12/06 18:44
熱愛中の男女が、愛を交わしつつ、蒸気となって消え失せるというプロット、
誰の何という作品か分かる方がいたら、お教えください。おながいします。

445:吾輩は名無しである
03/12/09 22:08
こちらは杉山晃教授のページ
URLリンク(homepage1.nifty.com)

446:吾輩は名無しである
03/12/10 19:58
マルケスの作品でまだ翻訳されてないのって
「コレラの~」とかっていうやつだけ?

447:吾輩は名無しである
03/12/13 11:21
キューバのサルドゥイという作家の本を2冊読んだ。
わけわからんかった。それでも一応読了したおれって・・・
シュールレアリスムっぽいのかパタフィジックっぽいのか、
う~ん、このサルドゥイって人一体何なんだろ。

448:吾輩は名無しである
03/12/13 15:59
>>447
出版社とか教えて

449:吾輩は名無しである
03/12/13 19:31
>>448
セベロ・サルドゥイで読んだのは
晶文社の『コブラ』と国書刊行会の『歌手たちはどこから』だよ。

450:吾輩は名無しである
03/12/14 09:56
サルドゥイってテルケルとか言うグループの一員だったと思う。
俺も歌手達はどこから読んでみたけど
わけがわからんのですぐやめた。

451:吾輩は名無しである
03/12/14 22:08
なにテルケルって
キューバの文学者のグループ?

452:スナフキン@447
03/12/14 23:08
テルケルはソレルスらのフランスの文学グループ。
テルケルという雑誌を出していた。
サルドゥイはフランスで何人かの作家と交友があったらしい。
影響関係は不明ながら、サルドゥイの作品からは
ジャリ、ルーセルらの系列につながる雰囲気を感じなくもない。
訳者解説によるとサルドゥイは南米作家の中でも最も前衛的だとか。

453:スナフキン
03/12/14 23:09
レイナルド・アレナス、カルペンティエル、カブレラ=インファンテなど
キューバには個性的な作家が何人かいてあなどれないね。
代表作『パラディソ』の邦訳が待たれるレサマ=リマもいるし。
おーい国書刊行会さんまだかーい?
カブレラ=インファンテの『三頭の淋しい虎』も未訳だー。

454:吾輩は名無しである
03/12/14 23:58
うーん、ありがと。
そのあたり俺も心待ちしてます。


455:吾輩は名無しである
03/12/24 12:48
>>361のリストによると『パラディソ』が5位とのことで傑作なのかな。

456:吾輩は名無しである
03/12/29 09:57
「世界終末戦争」読みました。
期待して読んだんだけど、いまひとつ。
ガリレオ・ガルとか面白い登場人物はでてくるんだけど、
新聞記者が話の中心人物になったあたりからつまらなくなった。
戦場の描写も平面的で現実感がないし。メイラーの「裸者と死者」など
に比べると、劣る気がする。


リョサで一番面白かったのは「緑の家」。
これは最高。

457:吾輩は名無しである
03/12/29 17:23
源ちゃんの終末戦争評によると
「リョサは本人が元気だ」
とのこと。
物語性はあるんだけど文章や構成が緩いものね。
だから、その分スンナリと読める。

458:吾輩は名無しである
03/12/30 18:59
源ちゃんて誰?

459:吾輩は名無しである
03/12/30 19:02
なんか知らんが、マルケスが自分の生涯を回想したような本が
英語で出てて、アメリカでベストセラーになってたでしょ。
日本語訳は出ないのかな。

460:吾輩は名無しである
03/12/30 21:04
『ロサリオの鋏』ってなかなか面白い。今ちょうど半分読んだ。

461:吾輩は名無しである
04/01/01 01:07
世界終末戦争<緑の家

こう評価する人って初めて聞いたよ。
有効回答数は20くらいだけど。

そんな人もいるんだねえ。

462:吾輩は名無しである
04/01/01 08:51
そりゃーいるさ。

463:いんちき新吉
04/01/01 15:00

カヌードスに集まる人一人一人の生い立ちは分かるんだが、
新興宗教に惹かれる本当の動機はよく分からない。

ジュレーマって、そんなに魅力的か?とかいろいろ思ったりする。

なんというか、上で書いたように、描写に現実感がない。
「緑の家」は、構成がコラージュっていうか、普通の時系列に従って
進む小説ではないからあまり気にならなかったが。
なんか本読んで資料集めて書いたって気がする。
翻訳が悪いのかもしれないが。

464:吾輩は名無しである
04/01/10 15:01
アレナス読もうと思うんですけど、何読んだら良いですか

465:推定少女ファン
04/01/10 15:06
これもナス

466:吾輩は名無しである
04/01/10 15:56
>>464
めくるめく世界、でお願いします。

というか今簡単に入手できるのって限られてますよね。
俺、めくるめく世界、ハバナへの旅、夜になるまえに、3冊しか
持ってません。ほかも読みたいんですが。。。

467:吾輩は名無しである
04/01/10 16:10
>>464
「夜明け前のセレスティーノ」は必読。安藤哲行の訳もいい。浅田彰や
星野智幸が絶賛してた一冊。
「めくるめく世界」は高橋源一郎が絶賛してたね。
あと自伝「夜になる前に」も作者や背景を知る上でいいよ。
いずれにしても日本語で読めるものはごく限られてるね。

468:吾輩は名無しである
04/01/12 03:40
ユリイカのアレナス特集にも短篇が幾つか。
つーか、ペンタゴニアの続きまだぁ~?

469:吾輩は名無しである
04/01/19 21:44
みなさん、ありがとうございました。

470:吾輩は名無しである
04/01/19 21:55
>>469
いえいえ、どういたしまして。

471:吾輩は名無しである
04/01/21 20:10
カサレスの豚の戦記って面白いですか?
俺は意味わかりませんでした。

472:吾輩は名無しである
04/01/22 18:31
シルビーナ・オカンポ(Silvina Ocampo)って作家の短篇を
たぶん2つくらいはこれまでに読んだと思うんだけれど
ちょっと昔から気になっていて・・・

473:吾輩は名無しである
04/01/22 18:41
カサレスの豚の戦記つまらないってどっかで書いてあったけど
全然違う。これは面白い。恐怖とともに老人問題を考えられる小説だね。
今の日本でも老いぼれに関する問題があるだけあってよくわかる。
ぜひ読んで欲しい。

474:吾輩は名無しである
04/01/26 18:10
カサレスの小説の女の大胆さは武田泰淳の女観と通じるものがある

475:472
04/02/01 12:29
ビオイ=カサーレス『豚の戦記』は未読なので読んでみます。
シルビーナ・オカンポってビオイ=カサーレスの奥さんだったような気が・・・

476:吾輩は名無しである
04/02/01 23:03
ようやく「族長の秋」を手に入れた。1200円。

477:吾輩は名無しである
04/02/01 23:04
あっは、俺は100円でしたよ集英社文庫。

478:吾輩は名無しである
04/02/01 23:06
豚の戦記に続いて
脱獄計画読んでる。
以前読んだモレルと感じが似ていて、豚の戦記がビオイの中ではかなり
異色であることがわかった。
でも「豚」の衝撃的な着想と、それを生かして社会を切り取る手腕
またサスペンスやロマンスなど通俗性をうまくからめた話の進め方はさすが!

479:476
04/02/01 23:26
>477
いいなー。でもハードカバーだからしゃあないか。
箱もついてたし。

480:吾輩は名無しである
04/02/05 05:19
春の祭典っておもしろいですか?

481:吾輩は名無しである
04/02/15 21:15
ラテンアメリカ短編集の『航海者たち』っていうの面白いな
これってラテンアメリカ怪談集の吸血鬼書いてるのと同じ人みたいだね
このムヒカ・ライネスの王室年代記って出版されていないのかな?
なんか俺にとっては伝奇集以来の衝撃をうけそうなんだが

482:吾輩は名無しである
04/02/17 09:30
ムヒカ=ライネスの長編は『ボマルツォ公の回想』しか訳されてない。
マンディアルグも話題にしたボマルツォ庭園にまつわる話。

483:吾輩は名無しである
04/02/22 01:24
>>482
遅かった。『ボマルツォ公の回想』はもうamazonで在庫切れになってた…
過去レスをよくみたら>>84で紹介されてたね。
だけど、まだ出版されてからそんなに経ってないから探せば見つかるかな。
本当に南米文学は手に入れづらいな。

484:吾輩は名無しである
04/02/22 10:44
480と同じく『春の祭典』が気になっている。
カルペンティエールはよくわからないんで。

485:吾輩は名無しである
04/02/23 07:57
>>484
よくわからないとはどういう意味で?


486:吾輩は名無しである
04/02/28 01:19
どうもこうもないだろ

光の性器は?

487: 
04/02/29 01:48
イザベル・アジェンデの『精霊たちの家』が映画化されてるみたい。
アレナスの『夜になる前に』と同じように、国書からカバーが薄いのが出てた。
帯に映画公開のお知らせ。6月公開だったかな。細かいことは覚えてない。

春の祭典は長い。ストラヴィンスキーというか、1920年代の雰囲気が好きだったり
気になっているのなら読んでみてもいいかも知れない。

488:吾輩は名無しである
04/02/29 06:16
>487
何年前の話題かね?w>映画化

489:487
04/02/29 12:27
古かったのか・・・(恥

490:吾輩は名無しである
04/02/29 22:51
ブックオフの100円コーナーで結構あったのに、最近はないね。

491:吾輩は名無しである
04/03/03 15:23
アジェンデ『天使の運命』
だれか読んだら報告よろしく。

最近まれに見る安い本だね。

492:吾輩は名無しである
04/03/14 23:15
>>481
ここでガイシュツだけど、
>>142-146
あれは最高。超お勧めでつ。

>>483
集英社の全集の1冊だからもう10年以上昔の出版です。
amazonに出てる事自体が変(w

( ´д`)つ 入手困難な既訳の名作は多いですから
      取り敢えず図書館の利用をお勧めしまつ 

493:吾輩は名無しである
04/03/18 08:23
カルロス・フエンテスが新作出したね。

Inquieta compan~i'a
『心配な同行』、『気掛かりな仲間』、『落ち着かない交際』
っていうような題名でしょうか。

幻想的な物語集らしいです。


494:ixion ◆ySh2j8IPDg
04/03/22 13:05
『パラディソ』は本当に出るんだろうか…頼むよ国書。

アレナスの短編集(英訳)読んでたら、「ラテンアメリカ文学の
悦ばしき60年代」ってエッセイがあって(これは訳されてるの
かな?)、そこにこう書いてある:

「1966年、不朽の名作、ホセ・レサマ=リマ『パラディソ』がハバナ
で出版される。限りない解釈の可能性があり、ひとつの小説ではなく
全ての小説(また反小説)の詰め合わせである。そのテクストは
神聖なるものから官能的なものにまでわたっている。さらに言えば、
『パラディソ』はラテンアメリカの文学において、もっとも驚異的な
言語による金字塔でもある」

あと、カブレラ=インファンテ Tres tristes tigresもべた褒めしている
が、これは翻訳され(でき?)ないんだろうなぁ…(悲)

495:ixion ◆ySh2j8IPDg
04/03/22 13:34
あと、レサマ=リマがUNEAC(キューバ作家芸術家同盟)
に「パンツの前ポケットからキリスト教徒が持つどでかい銀の
クロスをぶら下げて現れた。レサマはでかすぎのメダリオンを
身に付けた特大ヒッピーって感じだった」って書いてある。

笑った。何となく抱いていたイメージにぴったりだった。

496:493
04/03/23 08:04
Inquieta compan~i'a の中で
El amante del teatro
はロンドンのメキシコ人ストーカーとハムレット・オフェ-リアの話。
「女の子を征服するため」という理由で仕事を休むための診断書を出す
スペイン人の医師はなんか魅力的。

>>494
Tres tristes tigresは翻訳大変そう。
なんか英語とスペイン語ごっちゃまぜの駄洒落みたいなのはあるし、
スペイン語の単語の表記は古典のスペイン語みたいに、
BとかVとか混ざってるし。
カブレラ=インファンテはキューバの日常の言葉を使ってる
(だったでしょうか?)と最初に説明していたような。
このテの小説は頑張って原文で読んだほうが面白いような気がします。

497:ixion ◆ySh2j8IPDg
04/03/23 08:40
>>493 さん

俺のスペイン語は、プイグを辞書ひきまくって
やっと読めるぐらいなんだけど、Tres tristes tigres
は無理かな? 

大体駄洒落の元ネタが分からないだろうしなぁ…。

498:493
04/03/23 10:06
>>497 ixion ◆ySh2j8IPDgさん

チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
結構分厚い本ですが。私は途中で挫折してしまいました。
セイクス・バラル社の本は手に入りやすいと思います。
あとプイグも充分難しいと思いますよ。
翻訳されていない演劇のシナリオなんかを読まれたのですか?

質問ですが、
ixion ◆ySh2j8IPDgさんは
海外在住ですか?

499:ixion ◆ySh2j8IPDg
04/03/23 10:15
日本在住です。ただ、仕事の時間が不定期&家で仕事
のときもあるので、こういう時間にも家に居ます。

プイグはEl beso de la mujer aran~aと、The Buenos
Aires Affairを読みましたが、一生懸命に調べた単語も
忘れてしまっていることでしょう…(もともとスペイン語を
やり始めたのはプイグが読みたかったからなのです)。

また辞典引っ張り出さなきゃ…。

500:493
04/03/23 10:24
あと読む際のヒントですが、
そのまま辞書を引いても出てこないということがあるでしょう。
動詞haberの線過去habi'aなどは
古文だとavi'aなどと表記されたりしますが、
声に出して読んだ場合の現代語の表記を考えてみると
その単語が分かるかもしれません。
この小説の場合は、音声をそのまま表記しているため、
単語の綴りもそのようになっていると思われます。
素人の読みなので、
参考までにということで。

501:ixion ◆ySh2j8IPDg
04/03/23 12:03
あーなるほど< habi'a → avi'a

El lexico americano es abundante en arcaismosなんて
こともあるらしいですが、クーバはどうなんですかね。

読んでみようかな…いつか(←弱気)

ありがとうございます。

502:493
04/03/24 04:59
>>501
がんばって下さい。w

パラディソも大変ですね。
レサマ・リマは全集2と全詩集、パラディソは手許にありますが
情けないことにまだ手をつけてません。ww

503:x_x
04/03/24 12:32
パラディソの翻訳本当に欲しい~。
カデドラ版手にして尻込み。
読んだら是非感想を。

504:493
04/03/24 13:41
>>503

カテドラ版はかなり詳しい解説や注が付いてるから、
そういうのが好みの人にはいいですよね。

505:吾輩は名無しである
04/03/24 23:47
夜のみだらな鳥対イレイザーヘッドの赤ちゃん

506:吾輩は名無しである
04/04/11 01:07
パンチラ

507:吾輩は名無しである
04/04/18 23:22
『世界終末戦争』の美本を700円で入手しました

508:吾輩は名無しである
04/04/24 06:01
>>507
よかったね。

509:ガディワッツ
04/04/26 06:49
パウロ・コエーリョの新刊でますた。
この人のセックスは11分間で終わるみたい。
ちょっと短いな。


510:吾輩は名無しである
04/04/30 01:08
>>509
それって「ちょっと短い」どころじゃないっしょ。南米の人ってせっかちなのか?
どんなに疲れてても最低30分くらいはかけないと相手がかわいそうだ。

511:吾輩は名無しである
04/04/30 11:11
>>510
知り合いのメキシコ人は「今からヤルぞ」って言って、
女つれて部屋に入ってから、15分で出てきました。
ちょっと忘れたけど、誰かの本で素早い射精云々って感じの
表現も出てきたような気がする。(フエンテスだったか?)
想像だけど、
女をイカせる男◎ではなくて、
男を早くイカせる女◎っていう風潮があるのでは。
>>510が言うような、相手が可哀想っていう発想は
恐らくあまり無いよ。

512:吾輩は名無しである
04/05/02 20:26
今日、カルペンティエールの『この世の王国』(サンリオ文庫)を
700円で買ったけど、これって珍しい本ですか?

513:吾輩は名無しである
04/05/02 20:58
相場が1500~2000円くらいかな。


514:512
04/05/02 21:43
>>513

おおっ、速レス
サンクス

515:いんちき信吉
04/05/03 13:50

カブレラ・インファンテの「平和のときも戦いの時も」という短編集を読みました。
実験的な作風の短編やら、キューバの雰囲気が伝わってくる土俗性のある短編やら、
女性の内面的な心理を追求する短編やらがあって非常に面白い。

今「亡き王子のためのハバーナ」読んでます。
「三頭の寂しい虎」っていうのは翻訳されていないのかな?

516:吾輩は名無しである
04/05/04 07:07
>>515
前のレス読みましたか?
「Tres tristes tigres」は翻訳が大変そうという
やりとりがなされてます。
「Holy smoke (Puro Humo)」のオリジナルは英語。
スペイン語版は翻訳みたいです。歴史評論?
Exorcismos de esti(l)o
は不可思議な本。これまた、完全翻訳は不可能では?
アスキーアートっぽいページもあります。
想像力を喚起させる良本。

517:吾輩は名無しである
04/05/05 22:26
プイグの本がほとんど手に入らない。

518:吾輩は名無しである
04/05/06 00:08
そう?日本の古本屋ではこんな感じ
     ↓
ラテンアメリカ文学 16 蜘蛛女のキス 詳細表示
プイグ、集英社、1冊、昭和58年
(株)オランダ屋書店 1,000円

天使の恥部(文学の冒険) 詳細表示
プイグ(M.)/安藤哲行訳、1冊、昭64
書肆 幻邑堂 1,300円

赤い唇 集英社文庫 詳細表示
プイグ、集英社、1冊、1994
洋行堂 1,500円

ベルチリヨン166/飢えの道 詳細表示
プイグ/アマード、新日本出版社、'73
あさひ書店 1,000円

ブエノスアイレス事件 詳細表示
プイグ、マヌエル 鼓 直訳、白水社、1 、昭57
ブックエンド 2,100円

リタ・ヘイワースの背信 (ラテンアメリカ文学叢書) ー函無ー 詳細表示
プイグ 内田吉彦訳、国書刊行会、1980
(有)北山書店 1,365円

519:吾輩は名無しである
04/05/06 21:50
古本では、あるのか。新品だと3冊ぐらいしか手に入らないっぽい。
レイナルド・アレナスより手に入りにくい。


520:吾輩は名無しである
04/05/07 07:16
>>519
白水社Uブックスのブエノスアイレス事件、
集英社文庫の蜘蛛女
天使の恥部と南国に日は落ちては結構すぐに
手に入りそうだが。

521:吾輩は名無しである
04/05/07 18:13
突然思いついて「百年の孤独」の新訳を買った。
旧訳、好きだったけど読んだのがあまりにも昔なので、
どこが変わっているのかもはっきりわからない。
しかし「ものすごく面白かったのは覚えているが、
正直これほどまでとは!」と思うほど面白い。
学生時代に心躍った本を今読み返してガカーリみたいなことが
最近多かったので、すごく嬉しい。

ところでみんな、この分野を読み始めたのは何がきっかけ?
自分は国書の幻想文学全集?でボルヘス「創造者」を読んでいたが
まだラテンアメリカという意識もなかった。
「百年」を読んで、ようやくこの世界を知った。
ボリス・ヴィアン「日々の泡」が好きだったので
同じシリーズのこの本は、手にしやすかったんだ。
自分語りスマソだけど、他の人の出会いの話も聞きたいです。

522:吾輩は名無しである
04/05/07 18:27
プロレスが好きなので、
つい「ブロディーの報告書」を手に取ってしまったのがきっかけだった。
恥ずかしいけどマジです。

523:吾輩は名無しである
04/05/07 18:48
きっかけは何だったんだろう?
筒井さんが南米ものにかぶれ始めた頃かな、
「大佐に手紙は来ない」(だったっけ)を読んだが何か風土的に合わないなと感じた。
知人が「蜘蛛女のキス」(原作?映画?)を絶賛したので文庫版を読んで感動した。
「緑の家」の新潮文庫版が出て、辟易しながら読み進んでいってたら、




悶絶した




で、ジャンルとしてラテアメ(翻訳のみ)を愛好して現在に至る

524:吾輩は名無しである
04/05/07 20:49
>>522
すごいな。感動した!
自分もブロディーのファンだった。今でも「移民の歌」聴くと泣けるよ。

525:吾輩は名無しである
04/05/07 21:22
当たり前過ぎてすまんけど、やっぱボルヘスからだったな。
伝奇集読んで眩暈起こしたのがきっかけ。

526:521
04/05/07 23:01
70年代あたりから翻訳で読み始めていた場合、
最初はやっぱりボルヘスっていう人がほとんどじゃないのかな。
っていうかその頃、他に訳されてる人いましたか?
そして、80年代にラテアメにハマった筒井康隆が果たした役割も
大きかったと思う。エッセイとかですごく面白そうに紹介していた。

70年代のファンタジー好き→ボルヘス
80年代のSF(中でも筒井)好き→他の作家

このルートで入った人ってけっこう多かったはず。
ガルシア・マルケスはノーベル賞っていうブランドがあったのも
日本の読者にアピールしやすかったのかな。
で、集英社やサンリオ文庫でもガーッと訳されたり
「蜘蛛女のキス」「エレンディラ」「予告された殺人の記録」が
映画化されたのもこの頃だったと記憶。(エレンディラ役の
クラウディア・オハナは、坂本龍一と時計のCMにも出てたね)
それで、別にSF好きじゃなくても普通に小説好きの人が
手にしやすくなった。
でも、この頃になるまで「暗殺のオペラ」がボルヘス原作とは知らなかった。

527:吾輩は名無しである
04/05/16 15:51
ホセ・マルティはキューバの英雄になってるね。

528:吾輩は名無しである
04/05/17 22:32
>>526
>80年代にラテアメにハマった筒井康隆が果たした役割も
>大きかったと思う。エッセイとかですごく面白そうに紹介していた。
ノシ。自分はそのエッセイから入った。工房の頃。
それまでは文学っていったら古典/おべんきょーってイメージだったのが
変わった。

こんど「緑の家」読みます。

529:吾輩は名無しである
04/05/21 14:36
リョサ「世界終末戦争」読み終わったage
すごく面白かった(´∀`)。次は何を読もうか迷う~。

530:吾輩は名無しである
04/05/22 00:18
枕もとで世界終末戦争音読してくれない?

531:吾輩は名無しである
04/05/22 10:37
>>530

エグい描写が多いから枕元って感じの本じゃないなあ。

532: 
04/05/22 11:55
とうとう本当にフリアとシナリオライターが出る!
もうちょっとで忘れるとこだったよ国書さん。

533:吾輩は名無しである
04/05/22 12:24
>>532のカキコ読んで、急いで国書のホムペ見てきた。
ホントだ!なんだかんだいって、また来年あたりの刊行になるんじゃ…と思ってたよ。
しかし、「文学の冒険シリーズの第一期ラインアップだった」って。15年たってるじゃん。
さすが、国書。

534:吾輩は名無しである
04/05/22 20:26
日本のラテンアメリカ文学にとって、筒井康隆の紹介が果たした役割が
結構大きいようですが、そういうのが読めるものってありますか?
単行本にまとまっているものがあれば読んでみたいです。

535:吾輩は名無しである
04/05/22 20:56
フリア本当に出るのか。でも書店で実際に見るまでは信じないぞ。

536:吾輩は名無しである
04/05/22 20:59
ついにか

537:x_x
04/05/23 13:07
国書の『ボルヘスを読む』。古本で1000円。
お買い得やろか?装丁ぼろぼろだったけど、、、。

538:吾輩は名無しである
04/05/23 16:45
>>522
マジ、か・・・。
>>537
装丁ぼろぼろ『ボルヘスを読む』1000円か、微妙・・・。

待ちに待ってすっかり忘れかけてた『フリア』、
おいらも書店で実際に手に取るまでは信じない。
いや、手にとっただけで信じられるかどうか・・・。
さすがに15年からの企画だったとは知らなんだ。

539:吾輩は名無しである
04/05/23 20:16
クソつまんなかったらどーするよ
なんとか面白いと思い込むしかねーぞ

540:吾輩は名無しである
04/05/25 15:38
>>534
むー、スマンが筒井がどの本で紹介していたかまでは思い出せません。
図書館で80年代初版のエッセイ集を探してみれば記述が見つかるのでは。
当時の筒井ファンって筒井の書くものは全部読むのがデフォルト。
エッセイまではどれで何書いてたって判別できないんです(自分だけか?)

筒井の長編「虚航船団」はラテアメの影響が強いと言われてました。
もっとも、当時の筒井自身の作風に、もともとラテアメ諸作家に
通じるものがあったからこそハマったんじゃないかな。
今は違うと思うし、新刊読まなくなったのでわかりませんが。

541:吾輩は名無しである
04/05/26 03:28
昨日梅田のジュンクに行ったけどまだフリア売ってなかった。
目撃速報よろしく

542:吾輩は名無しである
04/05/26 22:51
>>540
>当時の筒井ファンって筒井の書くものは全部読むのがデフォルト。
その通りですwあのころに戻って、もう一度読んでみたい。



543:吾輩は名無しである
04/05/27 01:36
>>540

ま、着想の技術ってエッセイ集かな。
虚人たちの創作ノートみたいな感じだった記憶。
URLリンク(www.o08.com)

大江健三郎→友人の文芸誌「海」の編集長→筒井康隆
の流れだったみたい

544:540
04/05/27 15:51
>>543
ありがとう。
70~80年代の筒井はアバンギャルドな作風ながら本当に“流行作家”
だったんだよね。今でも同世代の読書好きと知り合って話すと、
「あの頃好きだった」「とりあえず手当たり次第読んだ」って
意見が一致することが多い。断筆復帰以来、作風が変化した気がして
自分は憑き物が落ちたように筒井から離れた。単に、
ガキならではの熱中度で消費しきってしまったせいもあると思うが。
さらに私事ながら、勤め先が筒井家の近所なので飲食店で見かけたり
するが、中高生の頃なら夢のようなことだったのに今や感慨ゼロだ。

でも、たとえば自分はプイグ、コルタサル、ガルシア・マルケスが
好きなんだけど、エッセイとかインタビューとかテレビ出演とか
リアルタイムで全部目を通していたとしたら、
やっぱり同時代人として、どこかの時点で失望したり飽きたり
していたかもしれないと思う。大江や筒井と同じようにね。
地球を半周する距離と翻訳を待たなくては読めない飢餓感が、
彼らをより大きく感じさせてくれているのかも、と思ったりする。

545:534
04/05/27 16:20
うわ、いっぱいレスがついてる! 筒井について教えてくださった方、
ありがとうございました。今は図書館で『悪と異端者』を読んでいます。
まとまったものがないとのことなので、見かけたら読むという
感じでイイですね。

 それはそうと、フリシナ出ましたね! 嬉しい~!!

546:吾輩は名無しである
04/05/27 19:06
フリアとシナリオライター買ったよー。
京都の四条のブックファーストで山積みだったよー。
世界終末戦争は後回しにしてこっち読むよー。
次回配本はフリードリヒ・グラウザー「外人部隊」だと。
「パラディソ」はいつ出るんじゃろ。

547:吾輩は名無しである
04/05/27 20:02
>>546
おお、買われたのですか!うらやましい。つーか、ホントに出たんですねw
今金欠なので、本屋行って眺めてきます。感想ウプお願いします。

548:吾輩は名無しである
04/05/27 20:40
>>546
目撃情報サンクス!
明日買います

549:吾輩は名無しである
04/05/27 20:42
>>546
目撃情報サンクス!
明日買います

550:吾輩は名無しである
04/05/28 20:38
梅田ジュンクにてフリアget!
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡  ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
15年間の思いがやっと今... ・゚・(つД`)・゚・
週末にゆっくり読もう。
板違いだけど、これで未翻訳の (;´Д`)ハァハァは「アヴィニョン・クゥインテット」くらいかな。
英文に挫折したんで死ぬまでに誰か訳してくれないかな。

551:いんちき信吉
04/05/29 16:14
ラテンアメリカ文学を読み始めたのは、
安部公房が、マルケスのことを絶賛していて、「百年の孤独」を読み始めて
からです。それからコルターサルやボルヘスなどを読み始めました。

552:吾輩は名無しである
04/05/30 03:15
フリア刊行はめでたいけれど、リョサの既訳本でまだ読んで
ないのがいくつかあるからなぁ…
『世界終末戦争』はおもろいの?
誰か読んだ人いる?


553:吾輩は名無しである
04/05/30 09:58
>>552
>>529

554:529
04/05/30 10:58
>>552
>>553
『世界終末戦争』は、1章の終盤(第一回戦闘)まで読めば、あとは完全にジェットコースター
ノベルです。700ページが短い短い。自分はこれしかリョサを読んだことはないけど、
魅力的な登場人物が多くて感情移入しやすい。ちょっとしたユーモアやウィットも
盛り沢山で、文章や構成も難解じゃないし、訳文も読みやすいし、分厚いのを別に
すれば、もっと気軽に大勢に読まれていい小説だと思う。ブラジルの歴史に詳しければ
さらに読み甲斐があるんだろうけど、全体的に非常に親切なので、そのあたりの知識が
なくても(自分はない)、読んでいけばついていけるようになっている。
図書館にはあると思うので、興味があるなら、読んで損はない。
今日は『パンタレオン大尉と女たち』を読むつもりです。明日には『フリアと
シナリオライター』が届くので、こちらも楽しみ。

555:吾輩は名無しである
04/05/30 13:32
>>554
レスありがとうございます。
『世界終末戦争』は古書で入手してはいるんですけど、いかんせんあの厚さの
前に尻込みしていました。
『パンタレオン』は面白いですよ。
『緑の家』や『ラ・カテドラル』の生真面目な空気がリョサのものだと思っていた
ので、かなり意外でした。作家歴が長い人なので、作風もかなり変遷している
のかもしれませんね。
『フリア』はかなり初期のはずですが、どうなんでしょう。楽しみです。

556:吾輩は名無しである
04/05/30 13:34
ありゃ、メール欄にハンドルをいれてしまいした
>>555>>552
スレ汚しすんません

557:吾輩は名無しである
04/05/30 21:43
つか、最初の一文から思いっきり惹かれるけどな。
コンセリェイロの登場から。


558:吾輩は名無しである
04/06/01 06:20
フリア読了。
リョサの作品の中では軽い方だけどやっぱり濃いねえ。


559:吾輩は名無しである
04/06/03 22:24
>>555

『緑の家』や『ラ・カテドラル』 → 初期

『パンタレオン』や『フリア』 → 中期

『世界終末戦争』以降 → 後期

560:吾輩は名無しである
04/06/04 04:06
>>559
まだ現役の作家だから、そのように分けるのはちょっと早計な気が…
作風の変化ということなら頷けるけどね。
LA Fiesta Del Chivoが「晩期」などといわれることなく、これから
も健筆をふるってほしいもんだ。

561:吾輩は名無しである
04/06/06 23:39
>>540
遅れすですが、
言語姦覚という文庫にリョサの緑の家などを
紹介しているものが載っています。
登場人物をメモしながら読むとよいとか
書いてあったような。

562:吾輩は名無しである
04/06/08 22:52
丁度短編集「エロチック街道」が出たあたりが
一番筒井作品とラテンアメリカ文学がシンクロしていたのではないかな?
「ジャズ大名」を読んで、ははあこれはカルペンティエールの「バロック協奏曲」の筒井版だなと思った記憶あり。

563:吾輩は名無しである
04/06/09 06:13
>>562

「ジャズ大名」の映画も好き

564:吾輩は名無しである
04/07/05 16:05
迷宮の将軍が手にはいらん

565:名無しさん@そうだ選挙に行こう
04/07/11 10:44
フリアってまだ読んでないんだけど、
世界終末戦争よりも前に書かれた作品なの?

566:吾輩は名無しである
04/07/17 23:12
>>565
前だが長い間翻訳予告だけの状態(しかも近刊)だったので
今年待望の出版を果たし、古くからのファンが感動しているわけ。

567:吾輩は名無しである
04/07/19 18:38
フェンテスで一番の代表作ってなに?
英語で読めるのだったらなにがある?

568:おとめ
04/07/19 22:29
テラ・ノストラ、だっけ。あれじゃないの。

569:吾輩は名無しである
04/07/19 23:01
>>568

(・∀・)それだ!
「われらの大地」って邦題でどっか翻訳する予定
だったんだけど・・・

570:おとめ
04/07/19 23:51
>>どっかで翻訳

書肆風の薔薇、だっけ。あそこのアンデスの風叢書とかいうやつじゃなかった? 春の祭典で力尽きたのでは。

571:吾輩は名無しである
04/07/23 01:08
>>570
やぱ国書に期待するしかないですねん・・・・゚・(ノД`)・゚・。

572:吾輩は名無しである
04/07/31 00:09
あげます

復刊どっとコム活動をがんばりましょう

573:吾輩は名無しである
04/07/31 00:23
このまえまで図書だと思ってタ

574:吾輩は名無しである
04/07/31 14:36
>>256-257
ジャーナリスト時代に、マルケスは、
「パール・バックみたいな作家に与えられるノーベル賞って、たいしたことない賞だな。
 フォークナーのようなすばらしい作家に与えられることはないだろう」
というようなことを書いているよ。

575:吾輩は名無しである
04/07/31 14:51
あと、集英社文庫が手に入らないとお嘆きの方が多いみたいだけど、
URLリンク(books.shueisha.co.jp)
でなら買えるみたい。

576:吾輩は名無しである
04/08/02 08:38
>>575
行ってみた。
期待に満ちて「ご購入はs-book.comへ」のボタンを押す。
在庫なし。在庫なし。……
在庫ないものは購入ボタンを表示させないでほしいよ、集英社。
でも確かにまだ残ってるものもあるね。ほしい人は急げ、かな。

577:吾輩は名無しである
04/08/08 23:40
URLリンク(www.shosai.ne.jp)
ここのサイト、新潮社も参加してるみたいだし
オンデマンド本で『世界終末戦争』扱ってくんないかなー。
6000円未満なら買う。

578:おさむ ◆YST1av./UU
04/08/09 00:36
ガルケス・マルシアについて教えてkづ浅い

579:吾輩は名無しである
04/08/09 00:54
今ざっとヤフオクや日本の古本屋で調べたけど
「世界終末戦争」は無いね。
「都会と犬ども」でも2800円か…。
半年ぐらい前までは結構安かったと思うけどな。
これもフリア効果?
「世界終末戦争」はエンタメといっても良いくらい、
話が進んでいく。
ただ、難点は登場人物が多すぎること。

580:吾輩は名無しである
04/08/09 08:25
世界終末戦争はもう何年も前から古書価格1万越えてるよ
買えないっつーの

581:吾輩は名無しである
04/08/09 19:33
No.843155  世界終末戦争 帯・カバー少焼け擦れ・小口少染み数頁折れ・
蒸れ有り
バルガス・リョサ/新潮社/発行/€7,000

No.845981  世界終末戦争 初版・帯
M・バルガス・リョサ/新潮社/1988発行/€11,000

あるじゃん。確かに高いけど

582:吾輩は名無しである
04/08/09 22:38
図書館にあるだろ

583:577
04/08/09 22:59
>>582
手元に置きたいんですよね~
確かに初読は貧乏だったので図書館で借りたけど。
買っとけばよかったよ。

584:吾輩は名無しである
04/08/10 00:04
>世界終末戦争
俺、美本をネットで700円で買った。
あのときは神の存在を信じることができた瞬間だった

585:吾輩は名無しである
04/08/12 22:33
584に降臨した神がうちにも来てくんないかなあ

586:吾輩は名無しである
04/08/20 16:21
コルタサルやアレナス、マルケス、カルペンティエールなどは
すこし読んでいたんだけど、
これまでリョサはまったく読んだことがなかった。
だけど、ここへきたらリョサを好きな人が多いことに気づいて、
俺も読んでみようかなと思ったんだけど、
みんなが話題にしている『世界終末戦争』って、
行きつけの書店にあったような気がしたので今日いってみた。
果たして、『世界終末戦争』はそこにあった。
その『世界終末戦争』(初版、帯あり、状態よし、1500円!!!)と、
ついでに、『パンタレオン大尉と女たち』(500円)を買った。

これからはリョサも読んでいく。

587:吾輩は名無しである
04/08/20 18:25
エルトポはどう思う?
映画だけど

588:吾輩は名無しである
04/08/20 19:05
586いいなぁ。フリアではまって今ラカテドラルの対話読んでる。
集英社の世界の文学のなんだが「夜のみだらな鳥」と両方100円で
ブックオフで入手。とりあえず知らずに買ったので後からびびった。

589:吾輩は名無しである
04/08/28 21:23
コルタサルの『石蹴り遊び』読んでるけど、超難しい。
だれか、これ、読破した人いる?
訳の問題かな?


590:吾輩は名無しである
04/08/29 03:01
やっと迷宮の将軍手に入った。いえい。シモン・ド・ボリヴァル。

591:吾輩は名無しである
04/09/04 22:31
マルケスでは「戒厳令下チリ潜入記」も面白い。面白過ぎてチリまで行っちゃったよ。
チリの本屋ではパウロ・コエーリョとイザベル・アジェンデが人気だった。
ラテンアメリカの作家ではないし、ドロドロフワフワではないですが故ブルース・チャトウィンの「パタゴニア」も雰囲気あってよかったです。


592:吾輩は名無しである
04/09/05 00:02
>>591
>面白過ぎてチリまで行っちゃったよ。

ハマリ過ぎ。
『百年の孤独』は旧訳の方がいいと思わない?

それと、このスレには『石蹴り』を読んだ奴が一人もいないんだな。
ちょっと、がっかり。


593:吾輩は名無しである
04/09/05 00:23
『石蹴り』は10年前くらいに読んだかな。
実に難儀したし中身何も覚えとらんからレスもしなかった。
あれはページ順とは別に、章番号順に読む方法があったが
そっちは試そうとも思わなかった。

594:吾輩は名無しである
04/09/05 01:15
同じく読んだけど内容殆ど覚えてないし、番号順も試してない。
コルタサルは短編の印象の方が強いわ。

まあ、人のこととやかく言う前に自分から話題を振るんだね。

595:吾輩は名無しである
04/09/05 19:45
コルタサルのファンだが、『石蹴り遊び』はシュールレアリズムと観念小説の色が濃いから、
他の短編とは一線を画すものだと思う。
番号順と1~56までの読み方があるわけだが、実は番号順は1~56の間にエピソードを挿入
しているので、番号順が長編、1~56が中編と考えればいいんでないかな。

てな感じで話題をふってみたが、>>589はどうよ?

596:589
04/09/05 21:45
レス、サンクス。

おれも、コルタサルファンで短編は邦訳で一通り読んでるけど、
「石蹴り」は短編と毛色が違いすぎて、読むのにとても苦労してる。
番号順に読んでいるのだが、意味不明な箇所が多すぎる。
あと、訳者も訳し切れてないところがあるよね。

ともかく、コルタサルを読んでこんなにストレスが溜まったのは初めて。
英訳を買って、そっち参照しながら読んでみようかとも画策中。

原文の問題なのか、訳の問題なのか、おれの頭の問題なのか?
はたまた、書いたコルタサル本人も、実はわかっていないのか?

597:吾輩は名無しである
04/09/05 22:17
書いてるうちに文章が下手になってきたと言って喜んでたらしいからな。

598:ガディ ◆wCv9l5YJ26
04/09/08 20:20
石蹴り遊びは、番号順に読んでいったけど、苦痛だった記憶有り升。
面白いのかなぁ、コレ? って読了までずっと自問自答してた(w

アストリアス「大統領閣下」の書き出しは震えた記憶有り。
未だこれ以上の書き出しを見たことがない。
だけど、3P以降がつまらなくて積ん読……中。

599:589
04/09/08 23:36
>>598
>石蹴り遊びは、番号順に読んでいったけど、苦痛だった記憶有り升。
>面白いのかなぁ、コレ? って読了までずっと自問自答してた(w

よかった、みんなも同じみたいで。
おれの頭が良くないわけではないのね(w
英訳買う必要あるかなあ。それとも読むのやめようかな、もう。


>アストリアス「大統領閣下」の書き出しは震えた記憶有り。
>未だこれ以上の書き出しを見たことがない。

へえ~。
持ってるので、読んでみるわ。
アストゥリアスって、確か、ノーベル賞とってるよね?

600:【この板のト書き】 ◆ovlpiRHmG2
04/09/08 23:37
600


601:ガディ ◆wCv9l5YJ26
04/09/09 01:04
>>599

いま調べたらノーベル賞取ってたみたいですね。
いつの間に取ったんだろう。
漏れが持ってる本にはそんなことひと言も書いて無かったよう。

>>600
いい仕事しすぎ(w

602:589
04/09/09 01:31
>>601
「いつの間に」って、川端が取る前年だよ。


603:ガディ ◆wCv9l5YJ26
04/09/09 01:36
遙か昔なんですね……

604:吾輩は名無しである
04/09/21 18:36:57
ブクオフでリョサの『ラ・カテドラルでの対話』とドノソの『夜のみだらな鳥』
、ともに集英社の「世界の文学」シリーズで出ていたの買いました。

ちなみにそのブクオフ、コルタサルの『石蹴り遊び』もまだあります。
これは文庫を持っているので買わなかったけど探している人は急げ。
山陰地方だ。

605:589
04/09/23 01:42:09
>>604
それ、訳が古いよ。
世界の文学→ラテンアメリカシリーズ→文庫
という順番で訳を練り直してるから。
もちろん、新訳だからいいとは限らないけど。
「百年の孤独」の新訳は明らかな失敗だしな。

606:589
04/09/23 01:43:23
つーか、このスレ盛り上がらないねえ。
ラテンアメリカ文学無くして20世紀文学は語れないのに。

607:吾輩は名無しである
04/09/23 12:11:56
じゃ、ageてみるか。

608:吾輩は名無しである
04/09/23 21:44:42
「大統領閣下」いいよ!!
終盤の奈落が壮絶で、読了後取り込まれてしばらくでてこられない程の凄まじさでした。
なおアストゥリアスは「魔術的リアリズム」の先駆者として1967年にノーベル賞受賞、中南米では二人目の受賞者です。

609:吾輩は名無しである
04/09/23 21:49:02
二人目なの? 一人目は誰?
その後にガルシア=マルケスとオクタビオ・パスが
続いてるのは知ってるけど。マジで教えて。

610:吾輩は名無しである
04/09/23 22:19:09
609さんへ
チリの女性詩人ガブリエラ・ミストラルが1945年に受賞したのがラテン・アメリカ初です。
あとマルケスの前に、1971年チリのパブロ・ネルーダが受賞しています。
ネルーダは彼女が校長をしていた中学校の生徒だったそうです。
ミストラルもネルーダもアストゥリアスも外交官もやっていました。
南米って著明な作家が外交官になることがよくあるみたい。

611:589
04/09/23 23:58:59
>>610
フェンテスは外交官の息子だしね。

612:吾輩は名無しである
04/09/24 00:10:54
オクタビオ・パスはインド大使だったっけ。

613:吾輩は名無しである
04/09/24 00:35:23
>>610
そうなのかあ、ありがと。
勉強不足だった、その人の作品に触れたこともないし。

614:吾輩は名無しである
04/09/24 00:36:40
つーか、なんでバルガス=リョサがとらないんだろ。
ガルシア=マルケスよりも、ノーベル賞っぽいと思うけどなあ。
カラーがかぶってるからダメなのかな。

615:589
04/09/24 02:05:02
>>614
確かに。
作家としてはマルケスの方が好きだけど、
ノーベル賞っぽいといえば、リョサの方だね。
でも、知ってると思うけど、何度も候補になってるよ。

616:吾輩は名無しである
04/09/24 09:43:27
リョサの「フリアとシナリオライター」未読なのですが、この結婚・離婚をフリアおばさんが自分側から書いた本もペルーでは発表されているらしいんだけど・・・、日本では発売されないのかな。
「バルギータスの言いそびれたこと」(バルギータスはバルガス・リョサの愛称)という題名だそうな。


617:吾輩は名無しである
04/09/24 10:51:22
20年後には出るんじゃないかな

618:吾輩は名無しである
04/09/24 13:38:48
>616

まずは『フリア』よみなよ

619:吾輩は名無しである
04/09/24 18:21:04
オレはカルロス・フェンテスが好きだが、
メキシコはパスがとってるから、
次にラテンから出るとしたらリョサだろうな。

今日ブックオフで「都会と犬ども」105円コーナーで見つけた。
持ってるから買わなかったけど。
ウチみたいな田舎でも
近所にオレ以外に
ラテンアメリカ文学読んでる人がいる(た)のかと思うと、
感慨深い。

620:589
04/09/24 23:30:03
>>619
>今日ブックオフで「都会と犬ども」105円コーナーで見つけた。

ブックオフって相変わらず、本の値打ちわかってねえなw
それヤフオクで出したら、小遣い稼ぎになるとおもふ。
少なくとも俺は買う。

621:589
04/09/24 23:31:16
>>619
ところで、フェンテスはどの作品が好き?

622:吾輩は名無しである
04/09/24 23:37:24
>>620
というかブックオフはもともとそういうシステムなんだよ
知らないの?

623:吾輩は名無しである
04/09/25 01:09:19
ブクオフで世界終末戦争を見かけたことあったな。
俺は二冊もってるからスルーしたけど。1200円だった。

624:589
04/09/25 01:09:31
>>622
いや、店によって違うよ。
おれの近くの店は目利きがいて、いい本は高くかってくれる。

625:吾輩は名無しである
04/09/25 10:45:16
横レスですが、私もフエンテスの短編が好きです。
長篇は「老いぼれグリンゴ」「遠い家族」を読んだが理解不能でした・・・。
長篇でお勧めってありますか?

626:吾輩は名無しである
04/09/25 13:02:56
>>626
我等の大地。

627:おとめ
04/09/25 16:41:44
邦訳もないのにあんな分厚い本を薦めて……「脱皮」を読みなさい、なんて言ったりして。

628:吾輩は名無しである
04/09/25 17:30:51
原書じゃなくても、英語でもいい。
一番飛びぬけて重要なのが訳されないまま評価されるのは無念。

629:吾輩は名無しである
04/09/25 20:13:26
集英社の短編集とか、サンリオの短編集はよかったねえ。
今はやっぱり短編集てのは売れないのかねえ。

630:吾輩は名無しである
04/09/25 21:59:05
長編も売れないと思うよ。

631:589
04/09/25 23:51:29
本自体が売れないんだからな・・・・

632:吾輩は名無しである
04/09/26 11:27:31
ましてや海外の現代文学なんぞ・・・。

633:いんちき信吉
04/09/27 18:07:45
本当に盛り上がらないですね。

さて、

フエンテスの作品では、「アルテミオ・クルスの死」が良かったです。
岩波の短編集に「最後の恋」というのがあったと思うけど、それは
この長編からの抜粋です。
この短編みたいな断章が集まった形で、主にアルテミオの過去を遡って行く
形で小説は進んでいきます。そこに病床のアルテミオの意識が混ざってきます。

あと、上にも出ているけど、「脱皮」も良かったです。
分からない部分もたくさんあるけど、最後の場面は眩暈を覚えながら
読みました。

634:吾輩は名無しである
04/09/27 22:30:24
La muerte de Altemio Cruzか?邦訳あったとは知らなかった。
あんなのがどうやって日本語になるんだ?

635:589
04/09/27 23:28:27
>>634
>La muerte de Altemio Cruzか?邦訳あったとは知らなかった。

知ってろよ。
木村榮一大先生の訳だよ。


636:吾輩は名無しである
04/09/28 00:41:19
日本語にない時制や人称の破格がこの小説の命だよね。
そこら辺はどう訳せるんだろう。

637:吾輩は名無しである
04/09/28 14:02:11
フェンテスの作家像がいまいちつかめない
幻想文学でもないようだし・・・・・・リョサとかマルケスとも違うようだし

638:吾輩は名無しである
04/09/28 15:02:22
外見はURLリンク(www.themodernword.com)
ダンディ。

アウラとか初期はゴシック系幻想文学ぽいよね。
URLリンク(www.themodernword.com)をざっと見ただけだが、
当時のラテンアメリカ文学者に多い映画の影響を受けているもよう。
プイグぽいビジュアルを想起させる力もあるのかな?
あとはメキシコの土地柄アメリカへの敵対心もありそうだな。

639:吾輩は名無しである
04/09/28 15:44:10
政治的にはマルケスと同じくらい左だった

640:589
04/09/28 18:26:42
>>639
キューバ革命にはマルケスと同じでもろ手を上げて賛成したが、
後にカストロの政策を批判した。
ここが、いまだにカストロマンセーのマルケスと違うところ。

ところで、フェンテスの「我等の大地」の邦訳が出ないのは
ラテンアメリカ研究家の怠慢以外のなにものでもないと思うが、どうよ?

それから、野谷! マルケスの『コレラ時代の愛』の翻訳に
何年かかっとんねん。かれこれ10年以上たつぞ。

641:吾輩は名無しである
04/09/28 18:31:29
>>640
英語で読めばいいじゃん。

レイナルド・アレナスのガルシア・マルケス批判、
アレホ・カルペンティエル批判がなんとなく微笑ましい。

642:589
04/09/28 18:37:31
>>641
まんどくさい。
「百年の孤独」は英語でも読んだが。

>レイナルド・アレナスのガルシア・マルケス批判、
>アレホ・カルペンティエル批判がなんとなく微笑ましい。

教えて。

643:吾輩は名無しである
04/09/28 19:25:29
>>589
この本について全然知らないんだけど、
>日本語にない時制や人称の破格
これってどう訳してるの?

644:吾輩は名無しである
04/09/28 19:26:36
フエンテス、
サパティスタの有力支援者だね。

645:吾輩は名無しである
04/09/29 00:44:29
>>605
そうなんだ。自分、旧訳読んだのが20年くらい前で、
印象は強いけど細部を忘れかけてたこともあって、
新訳読んでも「明らかな失敗」には気づかんかった。
具体的にどう失敗なのか教えて下さいまし。
最近「百年の孤独を読んでみたい」という友達がいたので
「家系図載ってるから新訳にしなよ」って勧めちったよ…
あの本は家系図作りながら読むのが必須だったからねぇ。

>>638
写真かっこいいねぇ~、フェンテス

646:吾輩は名無しである
04/09/29 00:46:37
アレナスのカルペンティエール批判は「夜になる前に」に書いてある。

647:吾輩は名無しである
04/09/29 07:13:13
マルケス批判も同書に書いてるよ。

648:吾輩は名無しである
04/09/29 15:44:00
>>641が微笑ましい。


649:名称未設定たん
04/10/01 21:01:18
復刊に、リョサ特集ページができましたね。

URLリンク(www.fukkan.com)

650:吾輩は名無しである
04/10/01 21:29:43
あなたが作ったのなら、GJ!

…でも、票が入らんなあ‥‥

651:いんちき信吉
04/10/02 19:37:38
 アレナスのマルケス批判って、作品の批判なのですか?
それとも政治的な姿勢の批判?

アレナスにしてもカブレラ・インファンテにしても、キューバ文学は語り口
が軽いというか、ユーモラスで好きになれない。
カルペンティエールは少し違うけどね。

652:吾輩は名無しである
04/10/02 20:36:55
>>651
後者。

カルペンティエル批判は、どうも彼がアレナスの
作品をお気に召さなかったためらしい。
ま、カラーが違うからしょうがないだろうね。

653:ガディ ◆wCv9l5YJ26
04/10/02 22:11:40
ユーモラスだよね。
めくるめく世界なんかは
便所からロケットになってとんでいくシーンなんかトムとジェリー見てるみたいだった。

654:吾輩は名無しである
04/10/03 00:31:42
単にお気に召さないだけならまだいいんだけど。

655:吾輩は名無しである
04/10/03 09:50:11
>>645
亀レススマソ。
新訳は文章とかぶつ切りな上に、
段落も変えすぎ。読みやすさを考慮してるんだろうけど、
その分、作品が本来もっている熱さというか
迫力が無くなったと思う。

あと、家系図が載ってるのはネタバレになるからいやだ。
作りながら読むのが面白いし、発見もある。

656:吾輩は名無しである
04/10/03 09:52:31
だから、「百年の孤独」の旧訳持ってる人は売らない方がいいよ。

657:吾輩は名無しである
04/10/03 10:33:10
家系図は英訳版についてるからか?
本国版はどうなんだろ?

658:吾輩は名無しである
04/10/06 14:22:42
フェンテスかリョサが取ったら
このスレ、すごい賑わいそうだな。
単独スレが立つかもしれんが・・・・

659:吾輩は名無しである
04/10/06 14:23:16
↑あ、ノーベル賞のことね。

660:吾輩は名無しである
04/10/16 21:00:01
今年もだめだったようで。
リョサはずーーっと「ノーベル賞候補筆頭」のままなのだろうか。

661:吾輩は名無しである
04/10/17 00:58:43
>>660
大統領選挙に出たのが響いてる模様。

662:吾輩は名無しである
04/10/17 06:03:03
「緑の家」100円でget

663:吾輩は名無しである
04/10/21 20:23:15
秋はふけゆく。「パラディソ」は出ない

664:吾輩は名無しである
04/10/22 01:40:45
BBCで、マルケスの新刊が発売されたというニュースが流れてた。
題名などは確認できず。

665:吾輩は名無しである
04/10/22 02:34:23
>>664
"Memoria de Mis Putas Tristes"、英訳題は"Memories of My Melancholy Whores"
各国で計100万部を売る予定。すでに海賊版が出回っているようだ……
URLリンク(www.reuters.co.jp)
URLリンク(www.yohan.co.jp)

666:吾輩は名無しである
04/10/22 03:19:14
スペイン語版で114ページというから中篇小説だな。
川端の「眠れる美女」の一節がエピグラフに採られているとか。
URLリンク(www.ipsnews.net)

パラディソよりこっちの邦訳のほうが早く出たりして。

667:吾輩は名無しである
04/10/22 09:07:15
マルケス新作発売と同じ日にカストロ議長がこけて膝の骨骨折したらしい

668:吾輩は名無しである
04/10/22 13:23:00
>>667
世界一のファンなんだろうな、フィデロは。

669:吾輩は名無しである
04/10/22 17:53:35
ゲバラブーム(?)に乗っ取ってラテアメ文学も見直されてほしい。

「ゲバラ日記」は持っているが未読だ。

670:吾輩は名無しである
04/10/22 19:38:56
そういや、昔、三好徹『チェ・ゲバラ伝』がよく読まれたころが
ラテアメ文学ブームだったような

671:吾輩は名無しである
04/10/30 01:11:41
また止まってやがる。
おまえら、ラテンアメリカ文学読んでないなんてウソだろ?
ここを無視して20世紀文学は語れんのよ、マジで。

672:吾輩は名無しである
04/10/30 01:12:09
あげだゴラァ!

673:吾輩は名無しである
04/10/30 04:06:06
その熱意に応えてなんか書き込んでみる。

Juana Molinaっていうアルゼンチンの女性ミュージシャンをご存知の方に質問。

以前、渡辺亨という音楽評論家が彼女にインタビューをしているのを読んだんだけど、
その中で、あなたの音楽には、マルケスなどのマジック・リアリズムの影響が感じられる
って感じの質問をしていて、それはいくらなんでも乱暴なんじゃないのかと思ったのだが、
誰か彼女の音楽の中にマジック・リアリズムの匂いを感じとった人っている?



674:吾輩は名無しである
04/10/30 13:42:33
その用語はいまやあまりに幅広く使われてしまっているため、
やろうと思えばなんにでも適用できる。

675:吾輩は名無しである
04/10/30 14:23:39
>>673
ググってみた。
むむ、漏れが気に入りそうな感じの音楽かも♪
ところで、彼女の曲に、「マルティン・フィエロ」っていうのがあるね。
ボルヘスも扱ったアルゼンチンの大衆文学と同名だよ。
ひょっとして、文学作品に歌の中で言及するのが好きなミュージシャンなのかな?

幼い頃にパリに移り住み、二十歳でアルゼンチンに戻ってきたみたいだね。
そういう人が故郷を、「マジック・リアリズム」という形で再発見しても、なんらおかしくない。
「マジックリアリズム」はラテンアメリカという土壌に芽生えたわけだし。

その渡辺という評論家は、ひょっとしたら、
1.彼女の曲のなかでラテンアメリカの文学作品(マジックリアリズム)がよく言及されていることに気づき、
2.マジックリアリズムは文学の一形態にとどまらず、ラテンアメリカの精神の表現であるという認識があるため、
3.それをヨーロッパとの比較で再発見することになった彼女もまた、マジックリアリズムの一表現者である、
と思ったんじゃない。
と、、稚拙な三段論法まがいの擁護論を考えてみたわけですが。。
音楽への影響というよりも精神形成をするうえで重要な役割を果たしたという感じなら変じゃないかもね。

で、彼女はその質問にどう答えたの?







676:吾輩は名無しである
04/10/30 18:00:37
ラテンアメリカの音楽でたしかにそういうマジックリアリズム的な
テイストを感じるものはある。アメリカの黒人ジャズサックス奏者の
ウェイン・ショーターがブラジル人のミルトン・ナシメントと作った
ネイティヴ・ダンサーっていうアルバムなんかここの住人なら気に入
ると思う。同じくブラジルのエルメート・パスコアールなんかも。
スペイン語圏ではあまり思い付かないけどプエルトリカンのジェリー・
ゴンザレスのアメリカン・クラーヴェから出ているアルバムやピアソラ
のやはりアメリカン・クラーヴェから出てるのなんかはそういう感じ
がします。

677:吾輩は名無しである
04/10/30 19:15:31
フアナモリーナつながりで。
フェルナンドカブサッキという人が来日します。
URLリンク(www.katsuiyuji.com)
幻想的で地に足がつかず遠くにいる熱気って感じがラテアメっぽいかな。。。

ついでにディスクガイド。
URLリンク(homepage.mac.com)

アルゼンチン音楽はここ数年流行ってるから
この勢いで復刊も進めばいいなあとか思っているけど
そう甘くないか。。。

678:吾輩は名無しである
04/10/30 23:25:17
おい、盛り上がってるかと思ったら
音楽かよ・・・・・・・・・・・

もう、いいよ!!
帰る!!

679:吾輩は名無しである
04/10/31 01:26:54
新潮さん、「電車男」で儲けてますな。
その儲けで「世界終末戦争」復刊してくださいよ。

680:吾輩は名無しである
04/10/31 11:34:54
ラテンアメリカ文学史
ってどうですか? 買いでしょうか。

681:吾輩は名無しである
04/10/31 16:43:20
悪くないが古い。

682:吾輩は名無しである
04/10/31 22:06:49
今イザベル・アジェンデの「精霊たちの家」読んでる。おもしろい!
物語を読む快感を思い出したよ。じっくり時間かけて読むつもり。

683:吾輩は名無しである
04/11/01 07:03:27
チェ・ゲバラって数年周期でブームになってるけど、なんで
いまの若者がゲバラなんだ?
サパーリ理解できないんだが。

684:吾輩は名無しである
04/11/01 07:12:08
恋と革命はいつの時代の若者の心をとらえるのだよ。
それだけのことだと思う。

685:吾輩は名無しである
04/11/01 10:50:37
>>682
むむっ。ずっと積ん読だよ。「精霊たちの家」。
魅力を少しだけ語ってもらえまいか。

686:吾輩は名無しである
04/11/01 20:38:23
>>685
うーん、とりあえずページをめくってみてください。
読み始めればきっと分かるよ。って、私説明するの下手なんですよ、ゴメンナサイ。
でも、本当に積読はもったいない!いっしょに読みましょう。

687:吾輩は名無しである
04/11/01 21:05:21
私見ですけど精霊たちの家の魅力。
ネタバレかもしれませんが、この話は作者が亡命中に書いた手紙が止まらなくなり小説となったものです。
そのため小手先の技法とかじゃなく、作者の「書かずにはいられなかった」という力を感じるから・・・。
舌ったらずでスミマセン。ということで読んでみて~。

688:吾輩は名無しである
04/11/08 19:56:25
「精霊たちの家」読み終わりました。
なんでラテアメの小説って、こんなに力強くて魅力的なんだろう。満足。
同作者の「エバ・ルーナ」は品切れ・再販未定なのですが、続編?の「エバ・ルーナのお話」は
「エバ・ルーナ」を読んで無くても楽しめますか?ネタバレとかあるのでしょうか。
国書のスレで訊いたほうがいいのかな?読んだ方いたら教えてください。

689:吾輩は名無しである
04/11/08 21:42:04
グローバリズムというのが自国(先進国)の中に植民地としての第三世界を
作ることであるとすれば、既にその兆候が明らかな日本においてラテアメ・
ブームが再び起こることもあながち夢ではない?

690:吾輩は名無しである
04/11/09 11:01:42
チリの文壇事情調べたら、アルゼンチンの批評家が威張りまくり。
アルゼンチンに、ポーランドから「亡命」したゴンブローヴィッチも、
アルゼンチンの文壇からは徹底無視される。
さすが南米のパリ。タンゴのくに。白人至上主義。アルゼンチン。
このくにの文学だけは信用ならない。

オクタビオ・パスはいいね。もっともハイデガーの影響下だが。
ハイデガーのいう「ことばは存在の住み処である」だが、これは
国語に閉じられているということだ。エスペラント語は存在しない
ということだ。そういうわけで詩のことばをハイデガーは重視する
が、アーリア民族と古代ギリシアの親近性を前提にしている。
ハイデガー影響下のひとびとは、むろん、国語(国境)に閉じられた
思考から抜け出ようとしつつ、ハイデガーの思想にとどまっていない
ね。
 いっぽうで、論理学=エスペラント語というアホがいたり、
いっぽうで馬鹿のひとつ覚えのくせに(どうせ吉本あたりから覚えた
んだろう)、「エスペラント語」批判をして、国家、国語の肉体性
ばかり強調するバカがいるとしたら、やはりそうした観念性に囚われ
ない思考なり、ことばの在り方を成しえる土壌なりが注目に値する
んだろう。


691:吾輩は名無しである
04/11/09 11:36:52
アル・へーん・ちな、
アル・へーん・ちな、 このリズムは、
バ・ティ・ストゥータ
バ・ティ・ストゥータ になりますが、クレスポにはなりません。


692:吾輩は名無しである
04/11/09 19:11:12
>>690
あんたの文章が支離滅裂なのは、
覚えたての知識をひけらかそうとしているからか?


693:吾輩は名無しである
04/11/09 20:38:51
覚えたての日本語だから

694:吾輩は名無しである
04/11/09 20:41:39
>>690は『フリアとシナリオライター』を読むと仲間を
見つけられると思うよ。
おれはコルタサル好きだから仲間にはなれないけどさ。

695:吾輩は名無しである
04/11/10 22:22:12
>>688
アジェンテお好きですか?
私の最初に読んだ南米文学が「精霊たちの家」、次が「緑の家」で、そこからずぶりずぶりと南米文学にはまったので思い入れがあるんです。
さて、「エバ・ルーナのお話」は、エバが語った話という形式なので作品内容は「エバ・ルーナ」を読まなくても大丈夫ですよ。
「エバ・ルーナ」の登場人物も出てきますのが、話が分からないとか、重要なネタバレってほどのものはありません(まあちょっとはありますが・・・)。

なお、「パウラ-水泡なすもろき命-」では、彼女の半生、祖先や家族、そして「精霊たちの家」「エバ・ルーナ」「~のお話」を
書いていた頃の状況などに触れられています。
「精霊たちの家」に書かれた一族と、実際の彼女の家族を比べてみたりして興味深いです。

696:吾輩は名無しである
04/11/10 22:27:48
ボルヘススレが落ちてしまったみたいだ。
今日、ブクオフでボルヘス5冊見つけたのでみんな買ってきたが、
北アメリカとイギリスの文学講義が非常につまらない。
どういうわけか、ひどく月並み。
まだ読んでないが、神曲の講義はましだといいのだが・・・

697:吾輩は名無しである
04/11/10 23:05:06
>>695さん
688です。ラテアメ文学は以前のブームのときに少しかじって、それ以来ごぶさたでしたが
「精霊たちの家」を読んで、ラテアメの魅力に再び目覚めたという感じで
アジェンデ、いいですね。ぜひ他の作品も読みたい!と思いました。
さっそく「エバ・ルーナのお話」買ってこようと思います。丁寧なレス、ありがとうございました。
「緑の家」、懐かしいですね。十代に読んだので、当時はあまり理解できずに読んでいました。
「エバ」の後で再読してみたくなりました。しかしラテアメ絶版多すぎで泣けてきます。

698:吾輩は名無しである
04/11/10 23:05:11
落ちてないよ

スレリンク(book板)

699:吾輩は名無しである
04/11/10 23:28:35
>698
サンクス。そっちにかいてみる。
あげといてくれたのね、親切な方だ。

700:吾輩は名無しである
04/11/11 20:10:54
ハヤカワから出たジェイムズ・ティプトリー Jr.の新作は
メキシコが舞台のマジック・リアリズム風小説でしたよ。
アジェンデ好きな人は気に入りそう。

701:吾輩は名無しである
04/11/13 21:45:22
復刊ドットコム: URLリンク(www.fukkan.com)

久し振りに見たら「世界終末戦争」のリクエスト数が50に到達してた。
記念あげ。

702:吾輩は名無しである
04/11/15 01:59:25
まだ半分か・・・・・・

703:吾輩は名無しである
04/11/20 17:22:47
『精霊たちの家』と『百年の孤独』

704:吾輩は名無しである
04/11/20 21:44:04
『精霊たちの家』を読んでる最中です。ここで紹介してくれた人たち、ありがとう!
本当に楽しみながら、貪るように、しかし、じっくり丹念に読んでいます。
>>703
たしかに、物語の枠組みとしては同じ、というか、瓜二つかもしれませんねw
しかしながら、『精霊たちの家』を読むことによって、
『百年の孤独』がG.マルケスという作家の個性が生み出し得た作品なのではなく、
やはり、ラテンアメリカという土壌だからこそ在り得た作品なのだと、
強く再確認することができました。

作中、アジェンデ自身のラテンアメリカ文学への想いとも思えるような文章があります。
ネタバレにはならないと思うので、要望があれば、ここに書き写したいと思います。
この作品をまだ未読な方には読んでみようという気持ちを起こさせ、
読了済みの方にはこの小説の特徴をよく表現している文章だと思わせるものではないかと思います。

705:吾輩は名無しである
04/11/21 01:57:32
>>704
> 要望があれば、ここに書き写したいと思います。

まあ、お気持だけいただいておくよ。
文章そのままの抜粋は、書き込む人に何のメリットもないから。

しかしあなたの「精霊たちの家への思い」は十分に伝わってきた。
エバ・ルーナしか読んでないけど、精霊~ も読んでみます。

706:吾輩は名無しである
04/11/22 22:34:49
>>704
・・・私は興味あります・・・。
面倒でなければどの部分かしりたいです。
ネタバレが嫌な方はスルーってことじゃだめかな?

707:705
04/11/23 01:23:32
>>706
いや、俺だって書いてもらったらありがたく読むよ。非難するつもり
で書いたわけでも、やめろと言ったわけでもないです。

そもそも >>704の言っている文章がネタバレにあたるとは考え難いし。

>>705の趣旨はまったく別のところにあったわけだけど、ちょっと考え
すぎかもな。

708:吾輩は名無しである
04/11/23 08:18:47
705は「時間掛かって面倒な手動丸写しなんてしなくても良いよ。
作品について貴方の感じたところは、元文章の引用が無くても
あなたの書き込みから伝わってくるから」って言いたかったんでしょ?

自分もそうだったよ。
だから、>705は気にしないでのびのびと読んで、
のびのびとカキコしておくれ。ラテンアメリカ文学にふさわしく。

709:吾輩は名無しである
04/11/23 08:22:19
すまない。アンカー間違えた。

引用してもしなくてもいいから、のびのびと感想カキコしてほしいのは
「精霊の家」を読んでる>704です。

710:吾輩は名無しである
04/11/28 22:41:53
座頭市見ていてコルタサル落札するの忘れてたーっ orz

711:吾輩は名無しである
04/11/28 22:51:18
>>709
はぁ?
意味わかんね。

712:吾輩は名無しである
04/11/29 04:44:55
>>711
そう?
俺はふつうにわかったけど。

713:吾輩は名無しである
04/12/05 00:08:58
アジェンデのエバルーナを読んだよ。
この人、女性を描くのがうまいよね。
精霊たちの家のクラークといい、このエバといい、
すごく魅力的です。


714:吾輩は名無しである
04/12/07 16:18:37
>>710
おれはおまえの方が意味分からねえ。
掲示板はおまえの日記か?

715:吾輩は名無しである
04/12/07 19:31:40
ばかばっかり

716:吾輩は名無しである
04/12/09 17:14:53
「バカばっかり」って、ものを言う人間の多くにとっては前提であって、
殊更に言うことでもないんだよね。

717:吾輩は名無しである
04/12/09 18:59:26
と、馬鹿が申しております。

718:吾輩は名無しである
04/12/10 01:53:45
すごい、漢字で書けるんだね。

719:吾輩は名無しである
04/12/12 02:47:24
>>715-718
馬鹿でも利口でもいいが、
この手のやり取り、どこ行っても目にするよな。

お前らも読み書きのできる年なんだから、いい加減飽きろよ。

720:吾輩は名無しである
04/12/12 03:46:28
>>719
それがさー、何度やっても飽きないんだよ。
2chの醍醐味だね!

721:吾輩は名無しである
04/12/12 03:53:42
ラテンアメリカの香りがする日本の作家といえば
 

722:吾輩は名無しである
04/12/12 04:07:03
坂口安吾の一部小説

723:吾輩は名無しである
04/12/12 05:07:34
ラテンアメリカの香りがしないラテンアメリカの有名な作家は
プイグ

724:吾輩は名無しである
04/12/12 09:58:54
星野智幸と朝倉祐弥くらいしか知らない。ラテアメ臭プンプン。

725:吾輩は名無しである
04/12/12 11:26:26
大江

726:吾輩は名無しである
04/12/12 19:05:13
中上と安倍

727:吾輩は名無しである
04/12/12 19:18:07
ふるいよしきち

728:吾輩は名無しである
04/12/12 23:41:23
アジェンデの「精霊たちの家」ってそんなに良いですか?
クララ、ブランカ、アルバの女三代のせこさとみみっちさばかりが
ハナについて、ひたすら不愉快なハナシでした。
結局、エステバン・トゥルエバの権力と財力あっての家の中で
庇護されているだけですしね。
あとは、倒錯したセックス趣味がこれでもかこれでもか、と
出てくるのにもゲンナリ。
「パウラ」読むと、アジェンデのせこさがよくわかるから、
「精霊たちの家」がせこい(特にブランカの結婚以降)理由もよくわかりました。


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