04/02/20 02:18
>>625
>鏡地獄で球の鏡に入った男の人が何で発狂したのか未だに
なぞなんだけど・・・・
わたしも謎だったけど、そのまんまにしてた。
でも先日買った『影男』の最後に、土方洋一という人の解説が載ってて
それによると、、、
「乱歩の場合に特徴的なのは、主人公が『見ること』による所有という
間接性の枠組を踏み越えて、最後には対象との直接的な
一体化を求めることによって破滅するという構造が見られるという点」
らしい。。。
『鏡地獄』→レンズ・鏡好きの男が、自ら鏡の内部に入り破滅。
『屋根裏の散歩者』→他人の私生活を覗くのに飽き足らず、人殺して破滅。
『押絵と旅する男』→押絵の女に夢中になるあまり、自ら絵の中に入って破滅。
こんなようなことが書いてありました。わけわかんないかも、すまん。