03/08/30 23:51
12月のベロニカ
出版社:富士見書房
シリーズ:富士見ファンタジア文庫
ページ数:285ページ
値段:560円
採点=0/100 点
女神に仕える「ベロニカ」という役割を背負った幼馴染の少女との約束を果たすために、騎士を目指す少年の物語。少年の人生と戦争が中心。
内容は、いたってつまらない。感動、笑い、興奮などを感じることができなかった。そもそも物語の中で非常識なほどの偶然が重なるシ
ーンがあるが、最後は「ファンタジーの世界設定」でムリヤリ筋道をあわせてしまう。納得いかないし、気持ち悪い。だいたい この小説
は、短くて薄い内容を、ムリヤリ記述形式をこねくり回して複雑に書いているだけ。それに気づいた時点で興味が消えた。
この小説の あとがきで、編集者が「私は この本で2回泣いた」と書いているが、理解できなかった。よほど涙腺がゆるい人なのだろう。