04/02/09 19:59
長く続く放浪の旅に、アラゴルンは疲れきっていた。
ある日、彼は婚約者のことを想い、ついむらむらと劣情を催してしまった。
しょうがないので彼は乗っていた馬で処理しようと考え、ズボンを脱いで馬の尻にとりついた。
ところが馬は嫌がり、いざというときにトコトコと前に歩き出し、ことに及ぶことが出来ない。
アラゴルンは天を仰いでヴァラールの加護を求めた。
すると奇跡が起こり、裂け谷にいるはずのアルウェン・ウンドミエルが目の前に現れた。
「これは、エステル。いったい何が起きたのでしょう」
「おお、麗しの君よ。これこそ思し召しだ。ひとつ頼みたいことがあるのだが」
「なんでしょう、わたくしの殿?」
「あの馬を押さえててくれ」