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ヘルマン・ヘッセを語る。 - 暇つぶし2ch63:高橋健二訳は?
01/11/18 07:55
高橋健二訳ではあまりヘッセの瑞々しい叙情性が感じられなかった。
例えば、有名な霧の中の高橋健二訳は:

不思議だ、霧の中を歩くのは!
どの茂みも石も孤独だ。
どの木にも他の木は見えない。
みんなひとりぼっちだ。

私の生活がまだ明るかったころ、
私にとって世界は友だちにあふれていた。
いま、霧がおりると、
だれももう見えない。

ほんとうに、自分をすべてのものから、
さからいようもなく、そっとへだてる、
暗さを知らないものは、
賢くはないのだ。

不思議だ、霧の中を歩くのは!
人生とは孤独であることだ。
だれも他の人を知らない。
みんなひとりぼっちだ。
              


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